説明

CD44抗体

本発明は、CD44に結合し、そしてCD44を阻害する機能を果たす、ヒト抗体及びその抗原結合部分を含む抗体に関する。本発明は、また、ヒトCD44抗体に由来する重鎖及び軽鎖免疫グロブリン、及びそのような免疫グロブリンをコードする核酸分子に関する。本発明は、また、ヒトCD44抗体を作製する方法、これらの抗体を含む組成物、及び治療のために抗体及び組成物又は薬剤を使用する方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)配列番号17に示されるVHCDR1、配列番号19に示されるVHCDR2、そして配列番号21に示されるVHCDR3;
b)配列番号53に示されるVHCDR1、配列番号55に示されるVHCDR2、そして配列番号57に示されるVHCDR3;
c)配列番号89に示されるVHCDR1、配列番号91に示されるVHCDR2、そして配列番号93に示されるVHCDR3;及び
d)配列番号125に示されるVHCDR1、配列番号127に示されるVHCDR2、そして配列番号129に示されるVHCDR3;
から成る群から選択される、CDR1、CDR2、及びCDR3領域を含む重鎖可変(VH)ドメインアミノ酸配列を含む、ヒトCD44に特異的に結合する単離されたヒト抗体又はその抗原結合部分。
【請求項2】
a)配列番号23に示されるVLCDR1、配列番号25に示されるVLCDR2、そして配列番号27に示されるVLCDR3;
b)配列番号59に示されるVLCDR1、配列番号61に示されるVLCDR2、そして配列番号63に示されるVLCDR3;
c)配列番号95に示されるVLCDR1、配列番号97に示されるVLCDR2、そして配列番号99に示されるVLCDR3;及び
d)配列番号131に示されるVLCDR1、配列番号133に示されるVLCDR2、そして配列番号135に示されるVLCDR3;
から成る群から選択される、CDR1、CDR2、及びCDR3領域を含む軽鎖可変(VL)ドメインアミノ酸配列を更に含む、請求項1に記載の単離されたヒト抗体又はその抗原結合部分。
【請求項3】
配列番号17に示されるVHCDR1、配列番号19に示されるVHCDR2、配列番号21に示されるVHCDR3、配列番号23に示されるVLCDR1、配列番号25に示されるVLCDR2、及び配列番号27に示されるVLCDR3を含む、請求項2に記載の単離された抗体又はその抗原結合部分。
【請求項4】
配列番号89に示されるVHCDR1、配列番号91に示されるVHCDR2、配列番号93に示されるVHCDR3、配列番号95に示されるVLCDR1、配列番号97に示されるVLCDR2、及び配列番号99に示されるVLCDR3を含む、請求項2に記載の単離された抗体又はその抗原結合部分。
【請求項5】
Hドメインアミノ酸配列が、配列番号11、47、83及び119から成る群から選択され、又は保存的アミノ酸置換を有することにより配列番号11、47、83及び119のうちのいずれか1つと異なる、請求項1に記載の抗体又はその抗原結合部分。
【請求項6】
アミノ酸配列において、配列番号11、47、83及び119のうちのいずれか1つに少なくとも95%同一であるVHドメインを含む、請求項1に記載の抗体又はその抗原結合部分。
【請求項7】
Lドメインアミノ酸配列が、配列番号15、51、87及び123から成る群から選択され、又は保存的アミノ酸置換を有することにより配列番号15、51、87及び123のうちのいずれか1つと異なる、請求項2に記載の抗体又はその抗原結合部分。
【請求項8】
アミノ酸配列において、配列番号15、51、87及び123のうちのいずれか1つに少なくとも95%同一であるVLドメインを含む、請求項2に記載の抗体又はその抗原結
合部分。
【請求項9】
(VH)ドメインアミノ酸配列及び(VL)ドメインアミノ酸配列が、
a)配列番号11に示されるVHドメイン及び配列番号15に示されるVLドメイン;
b)配列番号47に示されるVHドメイン及び配列番号51に示されるVLドメイン;
c)配列番号83に示されるVHドメイン及び配列番号87に示されるVLドメイン;及び
d)配列番号119に示されるVHドメイン及び配列番号123に示されるVLドメイン;
から成る群から選択される、請求項7に記載の抗体又はその抗原結合部分。
【請求項10】
配列番号11に示されるVHドメイン及び配列番号15に示されるVLドメインを含む、請求項9に記載の抗体又はその抗原結合部分。
【請求項11】
配列番号83に示されるVHドメイン及び配列番号87に示されるVLドメインを含む、請求項9に記載の抗体又はその抗原結合部分。
【請求項12】
a)配列番号9に示される重鎖、及び配列番号13に示される軽鎖;
b)配列番号45に示される重鎖、及び配列番号49に示される軽鎖;
c)配列番号81に示される重鎖、及び配列番号85に示される軽鎖;及び
d)配列番号117に示される重鎖、及び配列番号121に示される軽鎖;
から成る群から選択される重鎖アミノ酸配列及び軽鎖アミノ酸配列を含む、CD44に特異的に結合する単離されたヒト抗体。
【請求項13】
配列番号9に示される重鎖及び配列番号13に示される軽鎖を含む、請求項12に記載の単離されたヒト抗体又はその抗原結合部分。
【請求項14】
配列番号9に示される重鎖及び配列番号13に示される軽鎖を含む、請求項12に記載の単離されたヒト抗体又はその抗原結合部分。
【請求項15】
IgGである、請求項9に記載の抗体。
【請求項16】
IgGがIgG2である、請求項15に記載の抗体。
【請求項17】
請求項1に記載の抗体又はその抗原結合部分、及び場合により薬学的に許容される担体を含む薬剤組成物。
【請求項18】
請求項1に記載の抗体又はその抗原結合部分の有効量を対象に投与する工程を含む、抗CD44抗体又はその抗原結合部分を用いて、それを必要とする対象のCD44媒介疾患の症状を治療、予防又は軽減する方法。
【請求項19】
CD44媒介疾患が炎症性又は自己免疫疾病である、請求項17に記載の治療方法。
【請求項20】
疾患が関節リウマチ、若年性関節リウマチ、アテローム性動脈硬化症、肉芽腫性疾患、多発性硬化症、喘息、クローン病、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、尋常性乾癬及びがんから成る群から選択される、請求項18に記載の治療方法。
【請求項21】
請求項1に記載の抗体の重鎖又はその抗原結合部分及び/又は軽鎖又はその抗原結合部分をコードするヌクレオチド配列を含む、単離された核酸分子。
【請求項22】
ベクターが場合により核酸分子に機能可能に連結した発現制御配列を含む、請求項21に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項23】
請求項22に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項24】
ハイブリドーマが、2D1.A3.D12.(ATCC No.PTA−6929)(LN15920)、1A9.A6.B9(ATCC No.PTA−6927)(LN15922)及び14G9.B8.B4.(ATCC No.PTA−6928)(LN15921)から成る群から選択される、請求項1に記載のヒト抗体を産生するハイブリドーマ細胞系。
【請求項25】
ハイブリドーマが、1A9.A6.B9(ATCC No.PTA−6927)(LN15922)である、請求項24に記載のハイブリドーマ細胞系。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図2c】
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【図2d】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11a】
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【図11b】
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【図11c】
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【図12a】
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【図12b】
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【図12c】
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【公表番号】特表2010−512790(P2010−512790A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−542902(P2009−542902)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際出願番号】PCT/US2007/025975
【国際公開番号】WO2008/079246
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(502066649)メダレックス, インコーポレイテッド (13)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】