ZPAポリペプチドに関連する方法および組成物
本発明は、ZPAポリペプチド、ZPAポリペプチドに関する抗体、核酸分子、アンタゴニスト、アゴニスト、増強剤および組成物を提供し、そして、疾患の処置および予防ならびに医学的診断および研究に有用な上記のものを同定し、作製し、使用する方法を提供する。本発明はまた、内因性アポトーシス経路についてのモデル系も提供する。ある特定の実施形態において、本発明は、ゼブラフィッシュアポトーシス促進性(「ZPA」)ポリペプチドおよびポリヌクレオチドを提供する。1つの実施形態において、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチドが提供され、ここで、このポリペプチドは、ゼブラフィッシュBcl−2関連(「B2R」)アポトーシス促進性ポリペプチドである。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゼブラフィッシュBcl−2関連(B2R)マルチドメインアポトーシス促進性ポリペプチドまたはゼブラフィッシュB2R BH3のみのアポトーシス促進性ポリペプチドである、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチド、またはその改変体。
【請求項2】
ゼブラフィッシュB2R BH3のみのアポトーシス促進性ポリペプチドをコードする、配列番号2、6、8および10から選択されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチド、またはその改変体。
【請求項3】
配列番号2、6、8および10から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる1つ以上のポリヌクレオチドを欠失している、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項4】
配列番号2、6、8および10から選択される1つ以上のポリヌクレオチドの発現が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のポリヌクレオチドの発現と比べて調節されている、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項5】
前記発現が増加している、請求項4に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項6】
前記発現が減少している、請求項4に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項7】
配列番号1、5、7および9から選択される1つ以上のポリペプチドが、発現されない、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項8】
配列番号1、5、7および9から選択される1つ以上のポリペプチドの発現が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のポリペプチドの発現と比べて調節されている、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項9】
前記発現が増加している、請求項8に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項10】
前記発現が減少している、請求項8に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項11】
1つ以上の内在性ゼブラフィッシュアポトーシス促進性(ZPA)遺伝子が、改変体ZPA遺伝子または別の生物由来のZPA遺伝子対応物で置換されている、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項12】
前記対応物が、哺乳動物のものである、請求項11に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項13】
前記対応物が、ヒトのものである、請求項11に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項14】
前記内在性ZPA遺伝子のすべてが、別の生物由来のZPA遺伝子対応物で置換されている、請求項11に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項15】
1つ以上の内在性内因性アポトーシス経路遺伝子が、内因性アポトーシス経路遺伝子改変体または別の生物由来の内因性アポトーシス経路遺伝子対応物で置換されている、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項16】
前記対応物が、哺乳動物のものである、請求項15に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項17】
前記対応物が、ヒトのものである、請求項15に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項18】
前記内在性内因性アポトーシス経路遺伝子のすべてが、別の生物由来の内因性アポトーシス経路遺伝子対応物で置換されている、請求項15に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項19】
前記1つ以上の内在性ZPA遺伝子が、配列番号2、6、8および10から選択される、請求項11または請求項15に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項20】
請求項3〜19のいずれかに記載のゼブラフィッシュを含む、アポトーシスについてのモデル系。
【請求項21】
配列番号2、6、8および10から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む、アポトーシスについてのインビトロモデル系。
【請求項22】
アポトーシスについての前記モデル系が、内因性アポトーシス経路についてのモデル系である、請求項20または請求項21に記載のモデル系。
【請求項23】
配列番号1、5、7および9から選択される1つ以上のポリペプチドを含む、インビトロアポトーシスモデル系。
【請求項24】
前記モデル系が、内因性アポトーシス経路についてのモデル系である、請求項23に記載のアポトーシスモデル系。
【請求項25】
前記モデル系が、外因性アポトーシス経路についてのモデル系である、請求項23に記載のアポトーシスモデル系。
【請求項26】
ZPAポリペプチドに結合する化合物を同定する方法であって、ZPAポリペプチドを化合物と接触させる工程および該化合物が該ZPAポリペプチドに結合するか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項27】
ZPAポリペプチドの活性を調節する化合物を同定するための方法であって、ZPAポリペプチドを化合物と接触させる工程および該化合物が該ZPAポリペプチドの活性を調節するか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項28】
アポトーシスを減少させるかまたは妨害するための薬剤を同定するための方法であって、少なくとも1つの薬剤をゼブラフィッシュに投与する工程およびアポトーシスが減少するかまたは妨害されるか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項29】
前記少なくとも1つの薬剤を投与する前に、前記ゼブラフィッシュにおいてアポトーシスの存在または量を測定する工程をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記少なくとも1つの薬剤を投与する前に、前記ゼブラフィッシュにおいてアポトーシスを刺激する工程をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記薬剤が、内因性アポトーシス経路を介してアポトーシスを減少させるかまたは妨害する、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記薬剤が、外因性アポトーシス経路を介してアポトーシスを減少させるかまたは妨害する、請求項28に記載の方法。
【請求項33】
前記ゼブラフィッシュにおける1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のZPAタンパク質の発現または活性と比べて増加する、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
1つ以上のZPAタンパク質が、前記ゼブラフィッシュにおいて発現されない、請求項28に記載の方法。
【請求項35】
前記ゼブラフィッシュにおいて1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性と比べて減少する、請求項28に記載の方法。
【請求項36】
前記薬剤が、抗体、抗体フラグメント、アプタマーおよび低分子から選択される、請求項28に記載の方法。
【請求項37】
前記ゼブラフィッシュが、幼生ゼブラフィッシュである、請求項28に記載の方法。
【請求項38】
前記判定工程が、細胞生存率の顕微鏡検査を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項39】
前記判定工程が、カスパーゼ活性化を測定する工程を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項40】
アポトーシスを開始および/または刺激するための薬剤を同定するための方法であって、少なくとも1つの薬剤をゼブラフィッシュに投与する工程およびアポトーシスが開始または増加するか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項41】
前記少なくとも1つの薬剤を投与する前に、前記ゼブラフィッシュにおいてアポトーシスの存在または量を測定する工程をさらに含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記少なくとも1つの薬剤を投与する前に、前記ゼブラフィッシュにおいてアポトーシスを妨害する工程および/または減少させる工程をさらに含む、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記薬剤が、内因性アポトーシス経路を介してアポトーシスを開始および/または刺激する、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
前記薬剤が、外因性アポトーシス経路を介してアポトーシスを開始および/または刺激する、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
前記ゼブラフィッシュにおける1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のZPAタンパク質の発現または活性と比べて増加する、請求項40に記載の方法。
【請求項46】
1つ以上のZPAタンパク質が、前記ゼブラフィッシュにおいて発現されない、請求項40に記載の方法。
【請求項47】
前記ゼブラフィッシュにおいて1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性と比べて減少する、請求項40に記載の方法。
【請求項48】
前記薬剤が、抗体、抗原に結合する抗体フラグメント、アプタマーおよび低分子から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項49】
前記ゼブラフィッシュが、幼生ゼブラフィッシュである、請求項40に記載の方法。
【請求項50】
前記判定工程が、細胞生存率の顕微鏡検査を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項51】
前記判定工程が、カスパーゼ活性化を測定する工程を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項52】
アポトーシス関連障害を処置する方法であって、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされる少なくとも1つのポリペプチドを患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項53】
アポトーシス関連障害を処置する方法であって、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされる少なくとも1つのポリペプチドのアンタゴニストを患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項54】
前記アンタゴニストが、アプタマー、抗体、抗原に結合する抗体フラグメントおよび低分子から選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
アポトーシス関連障害を処置する方法であって、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされる少なくとも1つのポリペプチドのアゴニストを患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項56】
アポトーシス関連障害を処置する方法であって、配列番号2、6、8および10のポリヌクレオチド配列によってコードされるポリペプチドの群から選択される少なくとも1つのポリペプチドを患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項57】
前記アポトーシス関連障害が、細胞増殖性障害、ウイルス性アポトーシス障害、自己免疫障害、血液学的障害および神経障害から選択される、請求項52〜56のいずれかに記載の方法。
【請求項58】
アポトーシスを妨害するかまたは減少させるための薬剤を同定するための方法であって、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされる少なくとも1つのポリペプチドを該薬剤と接触させる工程および該薬剤が該少なくとも1つのポリペプチドの活性を阻止するかまたは低下させる能力を測定する工程を含む、方法。
【請求項59】
アポトーシスを開始または刺激するための薬剤を同定するための方法であって、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされる少なくとも1つのポリペプチドを該薬剤と接触させる工程および該薬剤が該少なくとも1つのポリペプチドの活性を刺激するかまたは増加させる能力を測定する工程を含む、方法。
【請求項60】
アポトーシスを妨害するかまたは減少させるための薬剤を同定するための方法であって、配列番号2、6、8および10から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む細胞を該薬剤と接触させる工程および該薬剤が該少なくとも1つのポリペプチドの発現を妨害するかまたは低下させる能力を測定する工程を含む、方法。
【請求項61】
アポトーシスを開始または刺激するための薬剤を同定するための方法であって、配列番号2、6、8および10から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む細胞を該薬剤と接触させる工程および該薬剤が該少なくとも1つのポリペプチドの発現を刺激するかまたは増加させる能力を測定する工程を含む、方法。
【請求項62】
配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされるポリペプチドまたはそれらに対するアゴニストを含む、アポトーシスを増加させるための組成物。
【請求項63】
配列番号1、5、7および9のうちの1つ以上のアンタゴニストを含む、アポトーシスを減少させるかまたは妨害するための組成物。
【請求項64】
前記アンタゴニストが、抗体、抗原に結合する抗体フラグメント、アプタマーおよび低分子から選択される、請求項63に記載の組成物。
【請求項65】
配列番号2、6、8および10のうちの1つ以上の発現を減少させるかまたは阻害する薬剤を含む、アポトーシスを減少させるかまたは妨害するための組成物。
【請求項66】
薬学的に許容可能なキャリアをさらに含む、請求項62〜65のいずれかに記載の組成物。
【請求項67】
処置を必要とする被験体においてアポトーシス関連障害を処置する方法であって、該被験体に請求項62〜65のいずれかに記載の組成物を投与する工程を含む、方法。
【請求項68】
前記アポトーシス関連障害が、細胞増殖性障害、ウイルス性アポトーシス障害、自己免疫障害、血液学的障害および神経障害から選択される、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
アポトーシス関連障害またはアポトーシス関連障害に対する素因の存在または重症度を検出する方法であって、該アポトーシス関連障害を発症する危険性のある被験体においてZPAポリペプチドホモログの存在または量を検出する工程を含む、方法。
【請求項70】
アポトーシス関連障害またはアポトーシス関連障害に対する素因の存在または重症度を検出する方法であって、該アポトーシス関連障害を発症する危険性のある被験体においてZPAポリヌクレオチドホモログの発現の存在または量を検出する工程を含む、方法。
【請求項71】
請求項62〜65のいずれかに記載の組成物および使用についての指示を備えた、キット。
【請求項72】
請求項21〜25のいずれかに記載のインビトロアポトーシスモデル系および使用についての指示を備えた、キット。
【請求項73】
(a)請求項62〜65のいずれかに記載の組成物、(b)前記組成物を含んでいる容器;および(c)アポトーシス関連障害の処置における該組成物の使用について言及している、該容器に固定されたラベルまたは該容器内に含められた添付文書を備えた、製品。
【請求項1】
ゼブラフィッシュBcl−2関連(B2R)マルチドメインアポトーシス促進性ポリペプチドまたはゼブラフィッシュB2R BH3のみのアポトーシス促進性ポリペプチドである、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチド、またはその改変体。
【請求項2】
ゼブラフィッシュB2R BH3のみのアポトーシス促進性ポリペプチドをコードする、配列番号2、6、8および10から選択されるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチド、またはその改変体。
【請求項3】
配列番号2、6、8および10から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる1つ以上のポリヌクレオチドを欠失している、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項4】
配列番号2、6、8および10から選択される1つ以上のポリヌクレオチドの発現が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のポリヌクレオチドの発現と比べて調節されている、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項5】
前記発現が増加している、請求項4に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項6】
前記発現が減少している、請求項4に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項7】
配列番号1、5、7および9から選択される1つ以上のポリペプチドが、発現されない、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項8】
配列番号1、5、7および9から選択される1つ以上のポリペプチドの発現が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のポリペプチドの発現と比べて調節されている、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項9】
前記発現が増加している、請求項8に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項10】
前記発現が減少している、請求項8に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項11】
1つ以上の内在性ゼブラフィッシュアポトーシス促進性(ZPA)遺伝子が、改変体ZPA遺伝子または別の生物由来のZPA遺伝子対応物で置換されている、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項12】
前記対応物が、哺乳動物のものである、請求項11に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項13】
前記対応物が、ヒトのものである、請求項11に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項14】
前記内在性ZPA遺伝子のすべてが、別の生物由来のZPA遺伝子対応物で置換されている、請求項11に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項15】
1つ以上の内在性内因性アポトーシス経路遺伝子が、内因性アポトーシス経路遺伝子改変体または別の生物由来の内因性アポトーシス経路遺伝子対応物で置換されている、トランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項16】
前記対応物が、哺乳動物のものである、請求項15に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項17】
前記対応物が、ヒトのものである、請求項15に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項18】
前記内在性内因性アポトーシス経路遺伝子のすべてが、別の生物由来の内因性アポトーシス経路遺伝子対応物で置換されている、請求項15に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項19】
前記1つ以上の内在性ZPA遺伝子が、配列番号2、6、8および10から選択される、請求項11または請求項15に記載のトランスジェニックゼブラフィッシュ。
【請求項20】
請求項3〜19のいずれかに記載のゼブラフィッシュを含む、アポトーシスについてのモデル系。
【請求項21】
配列番号2、6、8および10から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む、アポトーシスについてのインビトロモデル系。
【請求項22】
アポトーシスについての前記モデル系が、内因性アポトーシス経路についてのモデル系である、請求項20または請求項21に記載のモデル系。
【請求項23】
配列番号1、5、7および9から選択される1つ以上のポリペプチドを含む、インビトロアポトーシスモデル系。
【請求項24】
前記モデル系が、内因性アポトーシス経路についてのモデル系である、請求項23に記載のアポトーシスモデル系。
【請求項25】
前記モデル系が、外因性アポトーシス経路についてのモデル系である、請求項23に記載のアポトーシスモデル系。
【請求項26】
ZPAポリペプチドに結合する化合物を同定する方法であって、ZPAポリペプチドを化合物と接触させる工程および該化合物が該ZPAポリペプチドに結合するか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項27】
ZPAポリペプチドの活性を調節する化合物を同定するための方法であって、ZPAポリペプチドを化合物と接触させる工程および該化合物が該ZPAポリペプチドの活性を調節するか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項28】
アポトーシスを減少させるかまたは妨害するための薬剤を同定するための方法であって、少なくとも1つの薬剤をゼブラフィッシュに投与する工程およびアポトーシスが減少するかまたは妨害されるか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項29】
前記少なくとも1つの薬剤を投与する前に、前記ゼブラフィッシュにおいてアポトーシスの存在または量を測定する工程をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記少なくとも1つの薬剤を投与する前に、前記ゼブラフィッシュにおいてアポトーシスを刺激する工程をさらに含む、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記薬剤が、内因性アポトーシス経路を介してアポトーシスを減少させるかまたは妨害する、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記薬剤が、外因性アポトーシス経路を介してアポトーシスを減少させるかまたは妨害する、請求項28に記載の方法。
【請求項33】
前記ゼブラフィッシュにおける1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のZPAタンパク質の発現または活性と比べて増加する、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
1つ以上のZPAタンパク質が、前記ゼブラフィッシュにおいて発現されない、請求項28に記載の方法。
【請求項35】
前記ゼブラフィッシュにおいて1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性と比べて減少する、請求項28に記載の方法。
【請求項36】
前記薬剤が、抗体、抗体フラグメント、アプタマーおよび低分子から選択される、請求項28に記載の方法。
【請求項37】
前記ゼブラフィッシュが、幼生ゼブラフィッシュである、請求項28に記載の方法。
【請求項38】
前記判定工程が、細胞生存率の顕微鏡検査を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項39】
前記判定工程が、カスパーゼ活性化を測定する工程を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項40】
アポトーシスを開始および/または刺激するための薬剤を同定するための方法であって、少なくとも1つの薬剤をゼブラフィッシュに投与する工程およびアポトーシスが開始または増加するか否かを判定する工程を含む、方法。
【請求項41】
前記少なくとも1つの薬剤を投与する前に、前記ゼブラフィッシュにおいてアポトーシスの存在または量を測定する工程をさらに含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記少なくとも1つの薬剤を投与する前に、前記ゼブラフィッシュにおいてアポトーシスを妨害する工程および/または減少させる工程をさらに含む、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記薬剤が、内因性アポトーシス経路を介してアポトーシスを開始および/または刺激する、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
前記薬剤が、外因性アポトーシス経路を介してアポトーシスを開始および/または刺激する、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
前記ゼブラフィッシュにおける1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のZPAタンパク質の発現または活性と比べて増加する、請求項40に記載の方法。
【請求項46】
1つ以上のZPAタンパク質が、前記ゼブラフィッシュにおいて発現されない、請求項40に記載の方法。
【請求項47】
前記ゼブラフィッシュにおいて1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性が、野生型ゼブラフィッシュにおける該1つ以上のZPAタンパク質の発現および/または活性と比べて減少する、請求項40に記載の方法。
【請求項48】
前記薬剤が、抗体、抗原に結合する抗体フラグメント、アプタマーおよび低分子から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項49】
前記ゼブラフィッシュが、幼生ゼブラフィッシュである、請求項40に記載の方法。
【請求項50】
前記判定工程が、細胞生存率の顕微鏡検査を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項51】
前記判定工程が、カスパーゼ活性化を測定する工程を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項52】
アポトーシス関連障害を処置する方法であって、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされる少なくとも1つのポリペプチドを患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項53】
アポトーシス関連障害を処置する方法であって、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされる少なくとも1つのポリペプチドのアンタゴニストを患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項54】
前記アンタゴニストが、アプタマー、抗体、抗原に結合する抗体フラグメントおよび低分子から選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
アポトーシス関連障害を処置する方法であって、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされる少なくとも1つのポリペプチドのアゴニストを患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項56】
アポトーシス関連障害を処置する方法であって、配列番号2、6、8および10のポリヌクレオチド配列によってコードされるポリペプチドの群から選択される少なくとも1つのポリペプチドを患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項57】
前記アポトーシス関連障害が、細胞増殖性障害、ウイルス性アポトーシス障害、自己免疫障害、血液学的障害および神経障害から選択される、請求項52〜56のいずれかに記載の方法。
【請求項58】
アポトーシスを妨害するかまたは減少させるための薬剤を同定するための方法であって、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされる少なくとも1つのポリペプチドを該薬剤と接触させる工程および該薬剤が該少なくとも1つのポリペプチドの活性を阻止するかまたは低下させる能力を測定する工程を含む、方法。
【請求項59】
アポトーシスを開始または刺激するための薬剤を同定するための方法であって、配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされる少なくとも1つのポリペプチドを該薬剤と接触させる工程および該薬剤が該少なくとも1つのポリペプチドの活性を刺激するかまたは増加させる能力を測定する工程を含む、方法。
【請求項60】
アポトーシスを妨害するかまたは減少させるための薬剤を同定するための方法であって、配列番号2、6、8および10から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む細胞を該薬剤と接触させる工程および該薬剤が該少なくとも1つのポリペプチドの発現を妨害するかまたは低下させる能力を測定する工程を含む、方法。
【請求項61】
アポトーシスを開始または刺激するための薬剤を同定するための方法であって、配列番号2、6、8および10から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む細胞を該薬剤と接触させる工程および該薬剤が該少なくとも1つのポリペプチドの発現を刺激するかまたは増加させる能力を測定する工程を含む、方法。
【請求項62】
配列番号1、5、7および9から選択されるアミノ酸配列によってコードされるポリペプチドまたはそれらに対するアゴニストを含む、アポトーシスを増加させるための組成物。
【請求項63】
配列番号1、5、7および9のうちの1つ以上のアンタゴニストを含む、アポトーシスを減少させるかまたは妨害するための組成物。
【請求項64】
前記アンタゴニストが、抗体、抗原に結合する抗体フラグメント、アプタマーおよび低分子から選択される、請求項63に記載の組成物。
【請求項65】
配列番号2、6、8および10のうちの1つ以上の発現を減少させるかまたは阻害する薬剤を含む、アポトーシスを減少させるかまたは妨害するための組成物。
【請求項66】
薬学的に許容可能なキャリアをさらに含む、請求項62〜65のいずれかに記載の組成物。
【請求項67】
処置を必要とする被験体においてアポトーシス関連障害を処置する方法であって、該被験体に請求項62〜65のいずれかに記載の組成物を投与する工程を含む、方法。
【請求項68】
前記アポトーシス関連障害が、細胞増殖性障害、ウイルス性アポトーシス障害、自己免疫障害、血液学的障害および神経障害から選択される、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
アポトーシス関連障害またはアポトーシス関連障害に対する素因の存在または重症度を検出する方法であって、該アポトーシス関連障害を発症する危険性のある被験体においてZPAポリペプチドホモログの存在または量を検出する工程を含む、方法。
【請求項70】
アポトーシス関連障害またはアポトーシス関連障害に対する素因の存在または重症度を検出する方法であって、該アポトーシス関連障害を発症する危険性のある被験体においてZPAポリヌクレオチドホモログの発現の存在または量を検出する工程を含む、方法。
【請求項71】
請求項62〜65のいずれかに記載の組成物および使用についての指示を備えた、キット。
【請求項72】
請求項21〜25のいずれかに記載のインビトロアポトーシスモデル系および使用についての指示を備えた、キット。
【請求項73】
(a)請求項62〜65のいずれかに記載の組成物、(b)前記組成物を含んでいる容器;および(c)アポトーシス関連障害の処置における該組成物の使用について言及している、該容器に固定されたラベルまたは該容器内に含められた添付文書を備えた、製品。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【公表番号】特表2009−536526(P2009−536526A)
【公表日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−510083(P2009−510083)
【出願日】平成19年5月3日(2007.5.3)
【国際出願番号】PCT/US2007/068180
【国際公開番号】WO2007/131133
【国際公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年5月3日(2007.5.3)
【国際出願番号】PCT/US2007/068180
【国際公開番号】WO2007/131133
【国際公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
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