説明

p38阻害剤及びその使用法

【課題】本発明は、p38アルファ及び関連するp38介在性イベントを阻害する、例えばサイトカイン産生を阻害する化合物、これらの化合物の製造法、及びこれらを含む医薬組成物を提供する。そのような化合物は一般に2−アザ−[4.3.0]二環式複素芳香環と呼ばれ、p38シグナル伝達経路の阻害により治療できる疾患の治療剤として有用である。
【解決手段】次式で示される化合物


(式中、Y、A、W、B、U、V、X及びArは明細書で定義される通りの意味を有する)であって、p38阻害剤として治療に有用である、上記化合物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
分割されたエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物及びその薬学的に許容可能な塩を包含する化合物であって、下記式を有する化合物:
【化1】


[式中、
YはNであり、
WはCであり、
UはCH又はNであり、
VはC−E又はNであり、
XはO、S、SO、SO、NR、C=O、CHR、−C=NOR、−C=CHR、又はCHORであり、
はH、PO、SO、アルキル、アリル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアリル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アルコキシ、ヘテロアルコキシ、Z−シクロアルキル、Z−ヘテロシクロアルキル、又はZ−Arであり、前記アルキル、アリル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアリル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アルコキシ、ヘテロアルコキシ、Z−シクロアルキル、Z−ヘテロシクロアルキル、又はZ−Arは置換されていても置換されていなくてもよく、
Zは1から4個の炭素を有するアルキレン、又はそれぞれ2から4個の炭素を有するアルケニレン若しくはアルキニレンであり、前記アルキレン、アルケニレン、又はアルキニレンは置換されていても置換されていなくてもよく、
はH又は置換若しくは非置換メチルであり、
Arはそれぞれ置換されていても置換されていなくてもよいアリール又はヘテロアリールであり、
AはH、OH、アミン保護基、Z−NR、Z−NR(C=O)R、Z−SO、Z−SOR、Z−SR、Z−OR、Z−(C=O)R、Z−(C=O)OR、Z−O−(C=O)R、アルキル、アリル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアリル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アルコキシ、ヘテロアルコキシ、Z−シクロアルキル、Z−ヘテロシクロアルキル、又はZ−Arであり、前記アルキル、アリル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアリル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アルコキシ、ヘテロアルコキシ、Z−シクロアルキル、Z−ヘテロシクロアルキル、又はZ−Arは置換されていても置換されていなくてもよく、
及びRは独立にH、OH、アミン保護基、アルコール保護基、酸保護基、硫黄保護基、アルキル、アリル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアリル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アルコキシ、ヘテロアルコキシ、Z−シクロアルキル、Z−ヘテロシクロアルキル、又はZ−Arであり、前記アルキル、アリル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアリル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アルコキシ、ヘテロアルコキシ、Z−シクロアルキル、Z−ヘテロシクロアルキル、又はZ−Arは置換されていても置換されていなくてもよく、
或いはRはR及びNと一緒になって、環内に1つ又は複数のヘテロ原子を有する飽和又は部分不飽和複素環を形成し、前記複素環は置換されていても置換されていなくてもよく、前記複素環は芳香環に縮合していてもよく、
BはH、又はNHであり、
EはZ−NR、Z−(C=O)R、Z−(C=O)R、Z−NR(C=O)R、Z−O(C=O)R、Z−OR、Z−SO、Z−SO、Z−SOR、Z−SR、Z−NH(C=O)NHR、又はRであり、
は置換又は非置換の天然又は非天然アミノ酸、保護された天然又は非天然アミノ酸、NH(CHR)(CHOR(式中、mは1から4の整数である)、又はNRであり、
はOH、アミン保護基、アルコール保護基、酸保護基、硫黄保護基、アルキル、アリル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアリル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アルコキシ、ヘテロアルコキシ、Z−シクロアルキル、Z−ヘテロシクロアルキル、又はZ−Arであり、前記アルキル、アリル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアリル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アルコキシ、ヘテロアルコキシ、Z−シクロアルキル、Z−ヘテロシクロアルキル、又はZ−Arは置換されていても置換されていなくてもよく、
は天然アミノ酸側鎖、Z−NR、Z−OR、Z−SO、Z−SOR、又はZ−SRであり、及び
nは0又は1である。]
【請求項2】
次式で示される化合物であって、
【化2】


式中、EはZ−NR、Z−(C=O)R、Z−O(C=O)R、Z−OR、Z−SO、Z−SOR、Z−SR、又はRであり、Z、n、R、R及びRは請求項1で定義される、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
EはZ−NR、Zn−O(C=O)RはZn−ORである請求項2記載の化合物。
【請求項4】
5−(4−フルオロフェノキシ)−1−イソブチル−1H−インダゾール−6−カルボン酸(2−ジメチルアミノエチル)アミン;
N−(2−ジメチルアミノ)エチル)−N−((5−(4−フルオロフェノキシ)−1−イソブチル−1H−インダゾール−6−イル)メチル)メタンスルホンアミド;
N−(2−ジメチルアミノ)エチル)−N−((5−(4−フルオロフェノキシ)−1−イソブチル−1H−インダゾール−6−イル)メチル)アセトアミド;
N’−[5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−イソブチル−1H−インダゾール−6−イル]−N,N−ジメチルプロパン−1,3−ジアミン;
5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−イソブチル−1H−インダゾール−6―イル]−ピペリジン−4−イル−アミン;
5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−イソブチル−1H−インダゾール−6―イル]−ピペリジン−3−イルメチルアミン;
5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−イソブチル−1H−インダゾール−6―カルボン酸;
{3−[5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−イソブチル−1H−インダゾール−6−イルオキシ]−プロピル}−ジメチルアミン;
5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−イソブチル−6−(ピペリジン−4−イルメトキシ)−1H−インダゾール;
5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−イソブチル−6−(3−ピペラジン−1−イル−プロポキシ)−1H−インダゾール;
5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−イソブチル−6−(モルホリン−2−イルメトキシ)−1H−インダゾール;及び
1−[5−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−1−イソブチル−1H−インダゾール−6イルオキシ]−3−ピロリジン−1−イル−プロパン−2−オール
から選択される、請求項3記載の化合物。
【請求項5】
薬学的に許容可能な担体とともに、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項6】
p38によって調節される炎症性サイトカインの過剰産生によって引き起こされる状態の治療のための薬剤の製造における請求項1〜4のいずれか一項に定義される化合物の使用。
【請求項7】
前記状態が、炎症性疾患、自己免疫病、骨破壊障害、増殖障害、感染症、ウイルス性疾患、神経変性疾患又は疼痛である、請求項6に記載の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24A】
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【図24B】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30A】
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【図30B】
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【図30C】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41A】
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【図41B】
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【図42】
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【図43A】
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【図43B】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【公開番号】特開2012−251003(P2012−251003A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−212497(P2012−212497)
【出願日】平成24年9月26日(2012.9.26)
【分割の表示】特願2009−12496(P2009−12496)の分割
【原出願日】平成16年2月25日(2004.2.25)
【出願人】(504344509)アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド (87)
【Fターム(参考)】