β2アドレナリン作動性レセプターアゴニスト活性およびムスカリン性レセプターアンタゴニスト活性を有するビフェニル誘導体
【課題】β2アドレナリンレセプターアゴニスト活性およびムスカリンレセプターアンタゴニスト活性の両方を有し、例えば、慢性閉塞性肺疾患および喘息のような肺障害を治療するのに有用な新規ビフェニル誘導体を提供すること。
【解決手段】式Iの化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物または立体異性体であって、ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、W、a、bおよびcは、本明細書中で定義されるとおりである、化合物。
【解決手段】式Iの化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物または立体異性体であって、ここで、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、W、a、bおよびcは、本明細書中で定義されるとおりである、化合物。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物または立体異性体:
【化1】
ここで:
aは、0、または1〜3の整数である;
各R1は、別個に、(1〜4C)アルキル、(2〜4C)アルケニル、(2〜4C)アルキニル、(3〜6C)シクロアルキル、シアノ、ハロ、−OR1a、−C(O)OR1b、−SR1c、−S(O)R1d、−S(O)2R1eおよび−NR1fR1gから選択される;
R1a、R1b、R1c、R1d、R1e、R1fおよびR1gの各々は、別個に、水素、(1〜4C)アルキルまたはフェニル−(1〜4C)アルキルである;
bは、0、または1〜3の整数である;
各R2は、別個に、(1〜4C)アルキル、(2〜4C)アルケニル、(2〜4C)アルキニル、(3〜6C)シクロアルキル、シアノ、ハロ、−OR2a、−C(O)OR2b、−SR2c、−S(O)R2d、−S(O)2R2eおよび−NR2fR2gから選択される;
R2a、R2b、R2c、R2d、R2e、R2fおよびR2gの各々は、別個に、水素、(1〜4C)アルキルまたはフェニル−(1〜4C)アルキルである;
Wは、該ピペリジン環内の窒素原子に関して3位または4位に結合され、そしてOまたはNWaを表わす;
Waは、水素または(1〜4C)アルキルである;
cは、0、または1〜4の整数である;
各R3は、別個に、(1〜4C)アルキル、(2〜4C)アルケニル、(2〜4C)アルキニル、(3〜6C)シクロアルキル、シアノ、ハロ、−OR3a、−C(O)OR3b、−SR3c、−S(O)R3d、−S(O)2R3eおよび−NR3fR3gから選択される;または2個のR3基は、結合して、(1〜3C)アルキレン、(2〜3C)アルケニレンまたはオキシラン−2,3−ジイルを形成する;
R3a、R3b、R3c、R3d、R3e、R3fおよびR3gの各々は、別個に、水素または(1〜4C)アルキルである;
R4は、以下の式:
−(R4a)d−(A1)e−(R4b)f−Q−(R4c)g−(A2)h−(R4d)i−
の二価基であり、
ここで、
d、e、f、g、hおよびiは、それぞれ別個に、0および1から選択される;
R4a、R4b、R4cおよびR4dは、それぞれ別個に、(1〜10C)アルキレン、(2〜10C)アルケニレンおよび(2〜10C)アルキニレンから選択され、ここで、各アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレン基は、非置換であるか、または1個〜5個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、(1〜4C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシ、フェニルおよびフェニル−(1〜4C)アルキルから選択される;
A1およびA2は、それぞれ別個に、(3〜7C)シクロアルキレン、(6〜10C)アリーレン、−O−(6〜10C)アリーレン、(6〜10C)アリーレン−O−、(2〜9C)ヘテロアリーレン、−O−(2〜9C)ヘテロアリーレン、(2〜9C)ヘテロアリーレン−O−および(3〜6C)ヘテロシクレンから選択され、ここで、各シクロアルキレンは、非置換であるか、または1個〜4個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、(1〜4C)アルキルから選択され、そして各アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクレン基は、非置換であるか、または1個〜4個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、ハロ、(1〜4C)アルキル、(1〜4C)アルコキシ、−S−(1〜4C)アルキル、−S(O)−(1〜4C)アルキル、−S(O)2−(1〜4C)アルキル、−C(O)O(1〜4C)アルキル、カルボキシ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメトキシから選択される;
Qは、結合、−O−、−C(O)O−、−OC(O)−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−N(Qa)C(O)−、−C(O)N(Qb)−、−N(Qc)S(O)2−、−S(O)2N(Qd)−、−N(Qe)C(O)N(Qf)−、−N(Qg)S(O)2N(Qh)−、−OC(O)N(Qi)−、−N(Qj)C(O)O−および−N(Qk)から選択される;
Qa、Qb、Qc、Qd、Qe、Qf、Qg、Qh、Qi、QjおよびQkは、それぞれ別個に、水素、(1〜6C)アルキル、A3および(1〜4C)アルキレン−A4から選択され、ここで、該アルキル基は、非置換であるか、または1個〜3個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、フルオロ、ヒドロキシおよび(1〜4C)アルコキシから選択される;またはそれらが結合する窒素原子およびR4bまたはR4c基と一緒になって、4員〜6員アザシクロアルキレン基を形成する;
A3およびA4は、それぞれ別個に、(3〜6C)シクロアルキル、(6〜10C)アリール、(2〜9C)ヘテロアリールおよび(3〜6C)ヘテロシクリルから選択され、ここで、各シクロアルキルは、非置換であるか、または1個〜4個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、(1〜4C)アルキルから選択され、そして各アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル基は、非置換であるか、または1個〜4個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、ハロ、(1〜4C)アルキルおよび(1〜4C)アルコキシから選択される;
但し、R4が結合する2個の窒素原子間の最短鎖内の連続する原子の数は、4〜16の範囲である;
R5は、水素または(1〜4C)アルキルを表わす;
R6は、−NR6aCR6b(O)または−CR6cR6dOR6eであり、そしてR7は、水素である;またはR6およびR7は、一緒になって、−NR7aC(O)−CR7b=CR7c−、−CR7d=CR7e−C(O)−NR7f−、−NR7gC(O)−CR7hR7i−CR7jR7k−または−CR7lR7m−CR7nR7o−C(O)−NR7p−を形成する;
R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eの各々は、別個に、水素または(1〜4C)アルキルである;そして
R7a、R7b、R7c、R7d、R7e、R7f、R7g、R7h、R7i、R7j、R7k、R7l、R7m、R7n、R7oおよびR7pの各々は、別個に、水素または(1〜4C)アルキルである、
化合物。
【請求項1】
式Iの化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物または立体異性体:
【化1】
ここで:
aは、0、または1〜3の整数である;
各R1は、別個に、(1〜4C)アルキル、(2〜4C)アルケニル、(2〜4C)アルキニル、(3〜6C)シクロアルキル、シアノ、ハロ、−OR1a、−C(O)OR1b、−SR1c、−S(O)R1d、−S(O)2R1eおよび−NR1fR1gから選択される;
R1a、R1b、R1c、R1d、R1e、R1fおよびR1gの各々は、別個に、水素、(1〜4C)アルキルまたはフェニル−(1〜4C)アルキルである;
bは、0、または1〜3の整数である;
各R2は、別個に、(1〜4C)アルキル、(2〜4C)アルケニル、(2〜4C)アルキニル、(3〜6C)シクロアルキル、シアノ、ハロ、−OR2a、−C(O)OR2b、−SR2c、−S(O)R2d、−S(O)2R2eおよび−NR2fR2gから選択される;
R2a、R2b、R2c、R2d、R2e、R2fおよびR2gの各々は、別個に、水素、(1〜4C)アルキルまたはフェニル−(1〜4C)アルキルである;
Wは、該ピペリジン環内の窒素原子に関して3位または4位に結合され、そしてOまたはNWaを表わす;
Waは、水素または(1〜4C)アルキルである;
cは、0、または1〜4の整数である;
各R3は、別個に、(1〜4C)アルキル、(2〜4C)アルケニル、(2〜4C)アルキニル、(3〜6C)シクロアルキル、シアノ、ハロ、−OR3a、−C(O)OR3b、−SR3c、−S(O)R3d、−S(O)2R3eおよび−NR3fR3gから選択される;または2個のR3基は、結合して、(1〜3C)アルキレン、(2〜3C)アルケニレンまたはオキシラン−2,3−ジイルを形成する;
R3a、R3b、R3c、R3d、R3e、R3fおよびR3gの各々は、別個に、水素または(1〜4C)アルキルである;
R4は、以下の式:
−(R4a)d−(A1)e−(R4b)f−Q−(R4c)g−(A2)h−(R4d)i−
の二価基であり、
ここで、
d、e、f、g、hおよびiは、それぞれ別個に、0および1から選択される;
R4a、R4b、R4cおよびR4dは、それぞれ別個に、(1〜10C)アルキレン、(2〜10C)アルケニレンおよび(2〜10C)アルキニレンから選択され、ここで、各アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレン基は、非置換であるか、または1個〜5個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、(1〜4C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシ、フェニルおよびフェニル−(1〜4C)アルキルから選択される;
A1およびA2は、それぞれ別個に、(3〜7C)シクロアルキレン、(6〜10C)アリーレン、−O−(6〜10C)アリーレン、(6〜10C)アリーレン−O−、(2〜9C)ヘテロアリーレン、−O−(2〜9C)ヘテロアリーレン、(2〜9C)ヘテロアリーレン−O−および(3〜6C)ヘテロシクレンから選択され、ここで、各シクロアルキレンは、非置換であるか、または1個〜4個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、(1〜4C)アルキルから選択され、そして各アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクレン基は、非置換であるか、または1個〜4個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、ハロ、(1〜4C)アルキル、(1〜4C)アルコキシ、−S−(1〜4C)アルキル、−S(O)−(1〜4C)アルキル、−S(O)2−(1〜4C)アルキル、−C(O)O(1〜4C)アルキル、カルボキシ、シアノ、ヒドロキシ、ニトロ、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメトキシから選択される;
Qは、結合、−O−、−C(O)O−、−OC(O)−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−N(Qa)C(O)−、−C(O)N(Qb)−、−N(Qc)S(O)2−、−S(O)2N(Qd)−、−N(Qe)C(O)N(Qf)−、−N(Qg)S(O)2N(Qh)−、−OC(O)N(Qi)−、−N(Qj)C(O)O−および−N(Qk)から選択される;
Qa、Qb、Qc、Qd、Qe、Qf、Qg、Qh、Qi、QjおよびQkは、それぞれ別個に、水素、(1〜6C)アルキル、A3および(1〜4C)アルキレン−A4から選択され、ここで、該アルキル基は、非置換であるか、または1個〜3個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、フルオロ、ヒドロキシおよび(1〜4C)アルコキシから選択される;またはそれらが結合する窒素原子およびR4bまたはR4c基と一緒になって、4員〜6員アザシクロアルキレン基を形成する;
A3およびA4は、それぞれ別個に、(3〜6C)シクロアルキル、(6〜10C)アリール、(2〜9C)ヘテロアリールおよび(3〜6C)ヘテロシクリルから選択され、ここで、各シクロアルキルは、非置換であるか、または1個〜4個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、(1〜4C)アルキルから選択され、そして各アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル基は、非置換であるか、または1個〜4個の置換基で置換されており、該置換基は、別個に、ハロ、(1〜4C)アルキルおよび(1〜4C)アルコキシから選択される;
但し、R4が結合する2個の窒素原子間の最短鎖内の連続する原子の数は、4〜16の範囲である;
R5は、水素または(1〜4C)アルキルを表わす;
R6は、−NR6aCR6b(O)または−CR6cR6dOR6eであり、そしてR7は、水素である;またはR6およびR7は、一緒になって、−NR7aC(O)−CR7b=CR7c−、−CR7d=CR7e−C(O)−NR7f−、−NR7gC(O)−CR7hR7i−CR7jR7k−または−CR7lR7m−CR7nR7o−C(O)−NR7p−を形成する;
R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eの各々は、別個に、水素または(1〜4C)アルキルである;そして
R7a、R7b、R7c、R7d、R7e、R7f、R7g、R7h、R7i、R7j、R7k、R7l、R7m、R7n、R7oおよびR7pの各々は、別個に、水素または(1〜4C)アルキルである、
化合物。
【公開番号】特開2007−119496(P2007−119496A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−31325(P2007−31325)
【出願日】平成19年2月9日(2007.2.9)
【分割の表示】特願2006−503604(P2006−503604)の分割
【原出願日】平成16年2月13日(2004.2.13)
【出願人】(500154711)セラヴァンス, インコーポレーテッド (129)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月9日(2007.2.9)
【分割の表示】特願2006−503604(P2006−503604)の分割
【原出願日】平成16年2月13日(2004.2.13)
【出願人】(500154711)セラヴァンス, インコーポレーテッド (129)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]