あり侵入防止装置
【課題】甘味料及びその容器、その食べかすなどの欠片にありがたかることを、美観、機能性、作業性を損なうことなく防止する。
【解決手段】ありが水を越えられない、或いは水を越えて侵入しない性質を利用し、砂糖など甘味料及び、その容器の周囲に、水の障壁を設けることにより、接近及び侵入することを防止する。水の障壁を装置自体に設けたタイプ、テーブルなどの脚部に設けたタイプ、テーブルの上面に溝を設けたタイプ、床面の溝に設けたタイプ、障壁を線上に設けたタイプがある。
【解決手段】ありが水を越えられない、或いは水を越えて侵入しない性質を利用し、砂糖など甘味料及び、その容器の周囲に、水の障壁を設けることにより、接近及び侵入することを防止する。水の障壁を装置自体に設けたタイプ、テーブルなどの脚部に設けたタイプ、テーブルの上面に溝を設けたタイプ、床面の溝に設けたタイプ、障壁を線上に設けたタイプがある。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質の収納容器、及び砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質がこぼれた欠片などにありが侵入することを防止する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
砂糖など甘味料及び、一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質には、ありがその存在を探索し、一匹のありがその存在を確認すると、その情報により何匹もに膨れ上がり、群がることとなる。通常はこれを防止するために、密閉容器などを利用するが、すきまをすり抜けてありが内部に侵入することもまれではない。
【0003】
同時に食事時、或いは菓子類など甘味料を使用する食品の作成時など、テーブル上に甘味料が含まれた食品の一部が残存し、或いは放置され、これにありが群がることも良く見られる光景である。
【0004】
また、床面に甘味料が含まれた食品の一部が残存し、或いは放置され、これにありが群がることも十分考えられることである。
【0005】
この改善策として、ありが水を越えられない、或いは水を越えて侵入しない性質を利用し、対策する方法がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、ありはほぼ正確に砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質のありかを探りあて、通常の残存している、あるいはおおきなすきまのある容器、あるいは密閉容器でさえもすきまをくぐりぬけて侵入し、これに群がってくることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ありが水を越えられない、或いは水を越えて侵入しない性質を利用し、水 或いは、水に防腐剤などの添加物を加えたもの、また、水以外の油なども全む、ありが活動する温度において液体であり、ありが食用としない、またはありが好まない物質の障壁を設置することにより、ありが砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが食用とする物質に、接近及び侵入することを防止することを最も主要な特徴とする
【発明の効果】
【0008】
本発明は、一定の範囲の周囲に、水、或いは、水に防腐剤などの添加物を加えたもの、また、水以外の油なども全む、ありが活動する温度において液体であり、ありが食用としない、またはありが好まない物質の障壁を設置するという簡易な方法で、ありの接近、侵入を防止出来るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【図2】図2はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【図3】図3はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【図4】図4はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
【図5】図5はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
【図6】図6はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
【図7】図7はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
【図8】図8はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図9】図9はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図10】図10はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図11】図11はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図12】図12はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図13】図13はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図14】図14はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図15】図15はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図16】図16はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図17】図17はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図18】図18はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図19】図19はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図20】図20はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図21】図21はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図22】図22はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図23】図23はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図24】図24はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図25】図25はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例5)
【図26】図26はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例5)
【図27】図27はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例5)
【図28】図28はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例5)
【図29】図29はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
【図30】図30はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2、実施例3)
【図31】図31はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2、実施例3)
【図32】図32はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2、実施例3)
【図33】図33はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例6)
【図34】図34はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例6)
【図35】図35はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例6)
【図36】図36はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例6)
【図37】図37はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例7)
【図38】図38はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例7)
【図39】図39はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例7)
【図40】図40はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例7)
【発明を実施するための形態】
【0010】
水、水に防腐剤などの添加物を加えたもの、水に酸、アルカリなどを混ぜたもの、水以外の物質で、ありが活動する温度において液体であり、ありが食用としない、またはありが好まない物質の障壁を設置することにより、ありが砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが食用とする物質に、接近及び侵入防止を効果的に実現した。
【実施例1】
【0011】
図1は本発明装置のテーブル上などのありが食用とする物質或いはその収納容器にありが接近・侵入することを防止する説明図であって、ありは、本発明装置に設置された水 或いは、水に防腐剤などの添加物を加えたもの、また、水以外の例えば機械油なども全て含む、ありが活動する温度において液体であり、ありが食用としない物質を障壁とすることにより、ありの接近及び侵入を防止する。中央の1砂糖など甘味料、またはその収納容器置き部、2水など障壁となる液体、3「1 砂糖など甘味料、またはその収納容器置き部」と「2 水など障壁 となる液体」をつなぐ部分、及び4縁部より、構成される。
【0012】
図2は、本発明装置の実施例1の平面図である。図3は本発明装置の実施例1の図2におけるA−A’の断面図である。
【実施例2】
【0013】
図4は5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体にありが侵入することを防止する説明図であって、ありが5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体にたどりつくためには、6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置された2 水など障壁となる液体を越えなくてはならない。2 水など障壁となる液体は図4に示すように、7 水など障壁となる液体を入れる容器内側、及び8 水など障壁となる液体を入れる容器外側より構成される本発明の装置により、6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置される。図4では6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部は4本で示しており、4本全てに本装置を設置する。このように、6 テーブルまたは作業台などのありが侵入することを防止するためには、本発明の装置が設置される設備の脚部の本数は未定だが、全ての脚部に本装置を設置する必要がある。
【0014】
図4の実施例は、ありが5 テーブルまたは作業台など、本発明が設置される設備の本体から離れた方向、すなわち床面など、下部の方向から、テーブル又は作業台上面の方向に移動するためには、水の障壁を越えなくてはならない。ありは一般的に水の障壁を越えて探索したり、また、あえて、水がある方向に近づくことはなく、、テーブル又は作業台上面にたどりつくことが出来ない。
【0015】
図5は、図4に示した本発明装置の拡大図である。図6は図5の平面図である。図7は図6のB−B’の断面図である。
【実施例3】
【0016】
図8は本発明装置の特定の室内に、床面経由でありが侵入することを防止する説明図であって、ありは11 ありの接近、及び侵入を防止すべき対象の部分にたどりつくためには、9 対象となる室内床の境界方向より10 水など障壁となる液体を貯める溝部を越えなくてはならない。ありは、この10 水など障壁となる液体を貯める溝部を越えられず、侵入が防止される。10 水など障壁となる液体を貯める溝部を、人間或いは、人間及び車両などが横断する箇所を、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分、及び14 人間もありも通行可能な橋の部分により設置している。実施例3の発明対象は、10 水など障壁となる液体を貯める溝部、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分、及び14 人間もありも通行可能な橋の部分である。
【0017】
図9は、図8の平面図である。図10は図9のC−C’断面図である。図11は図9のD−D’断面図である。図12は図11の拡大図である。
【0018】
図13は、図8の、10 水など障壁となる液体を貯める溝部、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分、14 人間もありも通行可能な橋の部分の拡大図である。10 水など障壁となる液体を貯める溝部を横切る形で、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分が設置され、11 ありの接近、及び侵入を防止すべき対象の部分に、ありが接近、及び侵入することを防止している。
【0019】
13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分には、15 通常の橋の脚、及び16 ありが登れない構造の橋の脚が設置される。 15 通常の橋の脚は、11 ありの接近、及び侵入を防止すべき対象の部分側に設置され、16 ありが登れない構造の橋の脚は、10 水など障壁となる液体を貯める溝部を挟んでその反対側に設置される。また、図13に示すように、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分の16 ありが登れない構造の橋の脚が付いている側に、ありが渡れないだけの隙間を空け、隣接して、14 人間もありも通行可能な橋の部分が設置される。14 人間もありも通行可能な橋の部分はなくても、ありの11 ありの接近、及び侵入を防止すべき対象の部分への侵入に影響はないが、人間或いは、人間及び車両などが横断するとき、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分の16 ありが登れない構造の橋の脚の側に出来る、通行する際の段差を防止するために設置するものである。
【0020】
図14は図13の平面図である。図15は図14のE−E’断面図である。図16は13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分の16 ありが登れない構造の橋の脚に設置される、2 水など障壁となる液体、7 水など障壁となる液体を入れる容器内側、8 水など障壁となる液体を入れる容器外側の拡大図である。図17は図16の平面図である。図18は図17のF−F’断面である。
【実施例4】
【0021】
図19は本発明装置のテーブル、作業台、床上などに置かれた砂糖収納容器などにありが侵入することを防止する説明図であって、ありは砂糖収納容器などの周囲に設置された、本発明装置の水の障壁を越えることが出来ず、本発明装置の内側に置かれた砂糖収納容器などにたどりつくことが出来ない。本図は、本発明装置が円形の場合の説明図である。
【0022】
図20は、本発明装置の実施例4の平面図である。図21は、図20のG−G’断面図である。
【0023】
図22は本発明装置のテーブル、作業台、床上などに置かれた砂糖収納容器などにありが侵入することを防止する説明図であって、ありは砂糖収納容器などの周囲に設置された、本発明装置の水の障壁を越えることが出来ず、本発明装置の内側に置かれた砂糖収納容器などにたどりつくことが出来ない。本図は、本発明装置が方形の場合の説明図である。なお、本発明装置は円形、方形以外のどのような形でも構わない。
【0024】
図23は、本発明装置の図22の平面図である。図24は図23のH−H’断面図である。
【実施例5】
【0025】
図25は本発明装置のテーブル又は作業台などの作業範囲にありが侵入することを防止する説明図であって、ありが17 溝を掘ってあるテーブル又は作業台の縁にたどりついたとしても、10 水など障壁となる液体を貯める溝部に囲まれた内部には、10 水など障壁となる液体を貯める溝部に貯められた、2 水など障壁となる液体を越えることは出来ず、10 水など障壁となる液体を貯める溝部に囲まれた内部には、たどりつけない。
【0026】
図26は、図25の平面図である。図27は図26のI−I断面図である。図28は図26のJ−J’断面図である。
【実施例6】
【0027】
図33は5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体にありが侵入することを防止する説明図であって、ありが5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体にたどりつくためには、6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置された2 水など障壁となる液体を越えなくてはならない。2 水など障壁となる液体は図33に示すように、7 水など障壁となる液体を入れる容器内側、及び8 水など障壁となる液体を入れる容器外側より構成される本発明の装置により、6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置される。図33では6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部は4本で示しており、4本全てに本装置を設置する。
図33では、図4で示す本装置が、6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部の最下端に設置される、18 滑り易くする、或いは逆に滑りにくくする、或いは、床などテーブルの設置場所を傷つけないようにする、或いは美観をよくするなどのためのカバーに、結合させ、一体型とすることにより、より機能的に設置可能としている。なお、18 滑り易くする、或いは逆に滑りにくくする、或いは、床などテーブルの設置場所を傷つけないようにする、或いは美観をよくするなどのためのカバーは、本発明装置には含まない。本発明装置が付け加えられる、対象の装置である。このように、6 テーブルまたは作業台などのありが侵入することを防止するためには、本発明の装置が設置される設備の脚部の本数は未定だが、全ての脚部に本装置を設置する必要がある。
【0028】
図33の実施例は、ありが5 テーブルまたは作業台など、本発明が設置される設備の本体から離れた方向、すなわち床面など、下部の方向から、テーブル又は作業台上面の方向に移動するためには、水の障壁を越えなくてはならない。ありは一般的に水の障壁を越えて探索したり、また、あえて、水がある方向に近づくことはなく、、テーブル又は作業台上面にたどりつくことが出来ない。
【0029】
図34は、図33に示した本発明装置の拡大図である。図35は図34の平面図である。図36は図35のL−L’の断面図である。
【実施例7】
【0030】
図37は、図4に示す、5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体に代わり、19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体にありが侵入することを防止する説明図であって、ありが19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体にたどりつくためには、20 ベッドなど、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置された21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体を越えなくてはならない。
ベッドは就寝用に使用されるとともに、病気患者及び高齢者の介護用、幼児、乳幼児の育児用に使用され、ありの侵入防止の必要度はより高くなる。同時にあり以外の危害を加える、あるいは傷病の原因となる害虫の侵入を防止する必要度も高くなる。このため、図37では障壁として、21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体を使用し、あり及びその他の害虫の侵入を防止する。
21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体は、図37に示すように、7 水など障壁となる液体を入れる容器内側、及び8 水など障壁となる液体を入れる容器外側より構成される本発明の装置により、20 ベッドなど、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置される。図37では20 ベッドなど、本発明の装置が設置される設備の脚部は4本で示しており、4本全てに本装置を設置する。このように、20 ベッドなど、本発明の装置が設置される設備の脚部の本数は未定だが、全ての脚部に本装置を設置する必要がある。
【0031】
図37の実施例は、あり及びその他の害虫が19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体に侵入することを防止する説明図であって、あり及びその他の害虫が19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体から離れた方向、すなわち床面など、下部の方向から、ベッド上面の方向に移動するためには、21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体を越えなくてはならない。あり及びその他の害虫は一般的に水の障壁を越えて探索したり、また、あえて、水がある方向に近づくことはなく、また、21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体の効果により、ベッド上面にたどりつくことが出来ない。
【0032】
図38は、図37に示した本発明装置の拡大図である。図39は図38の平面図である。図40は図39のM−M’の断面図である。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明装置はありの近接・侵入を防止することを目的としているが、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7に示したように、様々な状況において、ありの近接及び侵入、及びあり以外の害虫の近接及び侵入を防止する効果があり、大変有用である。
【符号の説明】
【0034】
1 砂糖など甘味料、またはその収納容器置き部
2 水など障壁となる液体
3 「1 砂糖など甘味料、またはその収納容器置き部」と「2 水など障壁 となる液体」をつなぐ部分
4 縁部
5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体
6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部
7 水など障壁となる液体を入れる容器内側
8 水など障壁となる液体を入れる容器外側
9 対象となる室内床など、本発明の装置が設置される場所の境界
10 水など障壁となる液体を貯める溝部
11 ありの接近、及び侵入を防止すべき対象の部分
12 対象となる室内床など、本発明の装置が設置される場所の基礎部
13 人間は通行可能だが、ありは通行出来ない橋の部分
14 人間もありも通行可能な橋の部分
15 通常の橋の脚
16 ありが登れない構造の橋の脚
17 溝を掘ってあるテーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体
18 滑り易くする、或いは逆に滑りにくくする、或いは、床などテーブルの設置場所を傷つけないようにする、或いは美観をよくするなどのためのカバー
19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体
20 ベッドなど、本発明の装置が設置される設備の脚部
21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体
【技術分野】
【0001】
本発明は、砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質の収納容器、及び砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質がこぼれた欠片などにありが侵入することを防止する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
砂糖など甘味料及び、一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質には、ありがその存在を探索し、一匹のありがその存在を確認すると、その情報により何匹もに膨れ上がり、群がることとなる。通常はこれを防止するために、密閉容器などを利用するが、すきまをすり抜けてありが内部に侵入することもまれではない。
【0003】
同時に食事時、或いは菓子類など甘味料を使用する食品の作成時など、テーブル上に甘味料が含まれた食品の一部が残存し、或いは放置され、これにありが群がることも良く見られる光景である。
【0004】
また、床面に甘味料が含まれた食品の一部が残存し、或いは放置され、これにありが群がることも十分考えられることである。
【0005】
この改善策として、ありが水を越えられない、或いは水を越えて侵入しない性質を利用し、対策する方法がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、ありはほぼ正確に砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質のありかを探りあて、通常の残存している、あるいはおおきなすきまのある容器、あるいは密閉容器でさえもすきまをくぐりぬけて侵入し、これに群がってくることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ありが水を越えられない、或いは水を越えて侵入しない性質を利用し、水 或いは、水に防腐剤などの添加物を加えたもの、また、水以外の油なども全む、ありが活動する温度において液体であり、ありが食用としない、またはありが好まない物質の障壁を設置することにより、ありが砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが食用とする物質に、接近及び侵入することを防止することを最も主要な特徴とする
【発明の効果】
【0008】
本発明は、一定の範囲の周囲に、水、或いは、水に防腐剤などの添加物を加えたもの、また、水以外の油なども全む、ありが活動する温度において液体であり、ありが食用としない、またはありが好まない物質の障壁を設置するという簡易な方法で、ありの接近、侵入を防止出来るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【図2】図2はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【図3】図3はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【図4】図4はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
【図5】図5はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
【図6】図6はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
【図7】図7はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
【図8】図8はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図9】図9はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図10】図10はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図11】図11はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図12】図12はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図13】図13はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図14】図14はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図15】図15はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図16】図16はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図17】図17はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図18】図18はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
【図19】図19はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図20】図20はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図21】図21はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図22】図22はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図23】図23はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図24】図24はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
【図25】図25はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例5)
【図26】図26はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例5)
【図27】図27はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例5)
【図28】図28はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例5)
【図29】図29はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
【図30】図30はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2、実施例3)
【図31】図31はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2、実施例3)
【図32】図32はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例2、実施例3)
【図33】図33はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例6)
【図34】図34はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例6)
【図35】図35はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例6)
【図36】図36はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例6)
【図37】図37はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例7)
【図38】図38はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例7)
【図39】図39はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例7)
【図40】図40はあり侵入防止装置の実施方法を示した説明図である。(実施例7)
【発明を実施するための形態】
【0010】
水、水に防腐剤などの添加物を加えたもの、水に酸、アルカリなどを混ぜたもの、水以外の物質で、ありが活動する温度において液体であり、ありが食用としない、またはありが好まない物質の障壁を設置することにより、ありが砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが食用とする物質に、接近及び侵入防止を効果的に実現した。
【実施例1】
【0011】
図1は本発明装置のテーブル上などのありが食用とする物質或いはその収納容器にありが接近・侵入することを防止する説明図であって、ありは、本発明装置に設置された水 或いは、水に防腐剤などの添加物を加えたもの、また、水以外の例えば機械油なども全て含む、ありが活動する温度において液体であり、ありが食用としない物質を障壁とすることにより、ありの接近及び侵入を防止する。中央の1砂糖など甘味料、またはその収納容器置き部、2水など障壁となる液体、3「1 砂糖など甘味料、またはその収納容器置き部」と「2 水など障壁 となる液体」をつなぐ部分、及び4縁部より、構成される。
【0012】
図2は、本発明装置の実施例1の平面図である。図3は本発明装置の実施例1の図2におけるA−A’の断面図である。
【実施例2】
【0013】
図4は5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体にありが侵入することを防止する説明図であって、ありが5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体にたどりつくためには、6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置された2 水など障壁となる液体を越えなくてはならない。2 水など障壁となる液体は図4に示すように、7 水など障壁となる液体を入れる容器内側、及び8 水など障壁となる液体を入れる容器外側より構成される本発明の装置により、6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置される。図4では6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部は4本で示しており、4本全てに本装置を設置する。このように、6 テーブルまたは作業台などのありが侵入することを防止するためには、本発明の装置が設置される設備の脚部の本数は未定だが、全ての脚部に本装置を設置する必要がある。
【0014】
図4の実施例は、ありが5 テーブルまたは作業台など、本発明が設置される設備の本体から離れた方向、すなわち床面など、下部の方向から、テーブル又は作業台上面の方向に移動するためには、水の障壁を越えなくてはならない。ありは一般的に水の障壁を越えて探索したり、また、あえて、水がある方向に近づくことはなく、、テーブル又は作業台上面にたどりつくことが出来ない。
【0015】
図5は、図4に示した本発明装置の拡大図である。図6は図5の平面図である。図7は図6のB−B’の断面図である。
【実施例3】
【0016】
図8は本発明装置の特定の室内に、床面経由でありが侵入することを防止する説明図であって、ありは11 ありの接近、及び侵入を防止すべき対象の部分にたどりつくためには、9 対象となる室内床の境界方向より10 水など障壁となる液体を貯める溝部を越えなくてはならない。ありは、この10 水など障壁となる液体を貯める溝部を越えられず、侵入が防止される。10 水など障壁となる液体を貯める溝部を、人間或いは、人間及び車両などが横断する箇所を、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分、及び14 人間もありも通行可能な橋の部分により設置している。実施例3の発明対象は、10 水など障壁となる液体を貯める溝部、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分、及び14 人間もありも通行可能な橋の部分である。
【0017】
図9は、図8の平面図である。図10は図9のC−C’断面図である。図11は図9のD−D’断面図である。図12は図11の拡大図である。
【0018】
図13は、図8の、10 水など障壁となる液体を貯める溝部、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分、14 人間もありも通行可能な橋の部分の拡大図である。10 水など障壁となる液体を貯める溝部を横切る形で、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分が設置され、11 ありの接近、及び侵入を防止すべき対象の部分に、ありが接近、及び侵入することを防止している。
【0019】
13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分には、15 通常の橋の脚、及び16 ありが登れない構造の橋の脚が設置される。 15 通常の橋の脚は、11 ありの接近、及び侵入を防止すべき対象の部分側に設置され、16 ありが登れない構造の橋の脚は、10 水など障壁となる液体を貯める溝部を挟んでその反対側に設置される。また、図13に示すように、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分の16 ありが登れない構造の橋の脚が付いている側に、ありが渡れないだけの隙間を空け、隣接して、14 人間もありも通行可能な橋の部分が設置される。14 人間もありも通行可能な橋の部分はなくても、ありの11 ありの接近、及び侵入を防止すべき対象の部分への侵入に影響はないが、人間或いは、人間及び車両などが横断するとき、13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分の16 ありが登れない構造の橋の脚の側に出来る、通行する際の段差を防止するために設置するものである。
【0020】
図14は図13の平面図である。図15は図14のE−E’断面図である。図16は13 人間は通行可能だがありは通行出来ない橋の部分の16 ありが登れない構造の橋の脚に設置される、2 水など障壁となる液体、7 水など障壁となる液体を入れる容器内側、8 水など障壁となる液体を入れる容器外側の拡大図である。図17は図16の平面図である。図18は図17のF−F’断面である。
【実施例4】
【0021】
図19は本発明装置のテーブル、作業台、床上などに置かれた砂糖収納容器などにありが侵入することを防止する説明図であって、ありは砂糖収納容器などの周囲に設置された、本発明装置の水の障壁を越えることが出来ず、本発明装置の内側に置かれた砂糖収納容器などにたどりつくことが出来ない。本図は、本発明装置が円形の場合の説明図である。
【0022】
図20は、本発明装置の実施例4の平面図である。図21は、図20のG−G’断面図である。
【0023】
図22は本発明装置のテーブル、作業台、床上などに置かれた砂糖収納容器などにありが侵入することを防止する説明図であって、ありは砂糖収納容器などの周囲に設置された、本発明装置の水の障壁を越えることが出来ず、本発明装置の内側に置かれた砂糖収納容器などにたどりつくことが出来ない。本図は、本発明装置が方形の場合の説明図である。なお、本発明装置は円形、方形以外のどのような形でも構わない。
【0024】
図23は、本発明装置の図22の平面図である。図24は図23のH−H’断面図である。
【実施例5】
【0025】
図25は本発明装置のテーブル又は作業台などの作業範囲にありが侵入することを防止する説明図であって、ありが17 溝を掘ってあるテーブル又は作業台の縁にたどりついたとしても、10 水など障壁となる液体を貯める溝部に囲まれた内部には、10 水など障壁となる液体を貯める溝部に貯められた、2 水など障壁となる液体を越えることは出来ず、10 水など障壁となる液体を貯める溝部に囲まれた内部には、たどりつけない。
【0026】
図26は、図25の平面図である。図27は図26のI−I断面図である。図28は図26のJ−J’断面図である。
【実施例6】
【0027】
図33は5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体にありが侵入することを防止する説明図であって、ありが5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体にたどりつくためには、6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置された2 水など障壁となる液体を越えなくてはならない。2 水など障壁となる液体は図33に示すように、7 水など障壁となる液体を入れる容器内側、及び8 水など障壁となる液体を入れる容器外側より構成される本発明の装置により、6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置される。図33では6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部は4本で示しており、4本全てに本装置を設置する。
図33では、図4で示す本装置が、6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部の最下端に設置される、18 滑り易くする、或いは逆に滑りにくくする、或いは、床などテーブルの設置場所を傷つけないようにする、或いは美観をよくするなどのためのカバーに、結合させ、一体型とすることにより、より機能的に設置可能としている。なお、18 滑り易くする、或いは逆に滑りにくくする、或いは、床などテーブルの設置場所を傷つけないようにする、或いは美観をよくするなどのためのカバーは、本発明装置には含まない。本発明装置が付け加えられる、対象の装置である。このように、6 テーブルまたは作業台などのありが侵入することを防止するためには、本発明の装置が設置される設備の脚部の本数は未定だが、全ての脚部に本装置を設置する必要がある。
【0028】
図33の実施例は、ありが5 テーブルまたは作業台など、本発明が設置される設備の本体から離れた方向、すなわち床面など、下部の方向から、テーブル又は作業台上面の方向に移動するためには、水の障壁を越えなくてはならない。ありは一般的に水の障壁を越えて探索したり、また、あえて、水がある方向に近づくことはなく、、テーブル又は作業台上面にたどりつくことが出来ない。
【0029】
図34は、図33に示した本発明装置の拡大図である。図35は図34の平面図である。図36は図35のL−L’の断面図である。
【実施例7】
【0030】
図37は、図4に示す、5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体に代わり、19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体にありが侵入することを防止する説明図であって、ありが19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体にたどりつくためには、20 ベッドなど、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置された21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体を越えなくてはならない。
ベッドは就寝用に使用されるとともに、病気患者及び高齢者の介護用、幼児、乳幼児の育児用に使用され、ありの侵入防止の必要度はより高くなる。同時にあり以外の危害を加える、あるいは傷病の原因となる害虫の侵入を防止する必要度も高くなる。このため、図37では障壁として、21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体を使用し、あり及びその他の害虫の侵入を防止する。
21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体は、図37に示すように、7 水など障壁となる液体を入れる容器内側、及び8 水など障壁となる液体を入れる容器外側より構成される本発明の装置により、20 ベッドなど、本発明の装置が設置される設備の脚部に設置される。図37では20 ベッドなど、本発明の装置が設置される設備の脚部は4本で示しており、4本全てに本装置を設置する。このように、20 ベッドなど、本発明の装置が設置される設備の脚部の本数は未定だが、全ての脚部に本装置を設置する必要がある。
【0031】
図37の実施例は、あり及びその他の害虫が19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体に侵入することを防止する説明図であって、あり及びその他の害虫が19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体から離れた方向、すなわち床面など、下部の方向から、ベッド上面の方向に移動するためには、21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体を越えなくてはならない。あり及びその他の害虫は一般的に水の障壁を越えて探索したり、また、あえて、水がある方向に近づくことはなく、また、21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体の効果により、ベッド上面にたどりつくことが出来ない。
【0032】
図38は、図37に示した本発明装置の拡大図である。図39は図38の平面図である。図40は図39のM−M’の断面図である。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明装置はありの近接・侵入を防止することを目的としているが、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7に示したように、様々な状況において、ありの近接及び侵入、及びあり以外の害虫の近接及び侵入を防止する効果があり、大変有用である。
【符号の説明】
【0034】
1 砂糖など甘味料、またはその収納容器置き部
2 水など障壁となる液体
3 「1 砂糖など甘味料、またはその収納容器置き部」と「2 水など障壁 となる液体」をつなぐ部分
4 縁部
5 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体
6 テーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の脚部
7 水など障壁となる液体を入れる容器内側
8 水など障壁となる液体を入れる容器外側
9 対象となる室内床など、本発明の装置が設置される場所の境界
10 水など障壁となる液体を貯める溝部
11 ありの接近、及び侵入を防止すべき対象の部分
12 対象となる室内床など、本発明の装置が設置される場所の基礎部
13 人間は通行可能だが、ありは通行出来ない橋の部分
14 人間もありも通行可能な橋の部分
15 通常の橋の脚
16 ありが登れない構造の橋の脚
17 溝を掘ってあるテーブルまたは作業台など、本発明の装置が設置される設備の本体
18 滑り易くする、或いは逆に滑りにくくする、或いは、床などテーブルの設置場所を傷つけないようにする、或いは美観をよくするなどのためのカバー
19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体
20 ベッドなど、本発明の装置が設置される設備の脚部
21 水あるいは、侵入防止効果のある薬品を含んだ、障壁となる液体
【特許請求の範囲】
【請求項1】
砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質の収納容器、及び砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質の欠片などにありが近接及び侵入することを、水 或いは、水に防腐剤などの添加物を加えたもの、また、水以外の機械油なども全て含む、ありが食用とせず、ありが活動する温度において液体状である物質を、ありが侵入することを防止する対象範囲の周囲、または経路に巡らし、障壁とすることにより、防止する装置。
【請求項2】
請求項1の障壁を図1、図2、図3のように設置することにより、ありの接近・侵入を防止する装置。図1、図2、図3では周囲及び内部を円形のもので示したが、本発明装置の形状は円形に限らない。
【請求項3】
請求項1の障壁を図4、図5、図6、図7のように、テーブルなどの脚部に設置することにより、ありの接近・侵入を防止する装置。テーブルなどの脚部はその本数に関わらず全てに本装置を設置し、経路を遮断する。
【請求項4】
請求項1の障壁を図8、図9、図10、図11、図12のように、床部などに設置することにより、ありの接近・侵入を防止する装置。床部の形や方形以外に円形、またはそのほかどのような形でも適用する。
【請求項5】
請求項1の障壁を、請求項4のように設置した部分の横断用の橋を図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18のように設置することにより、請求項4のありの接近・侵入防止を補助する装置。なお、橋は13 人間は通行可能だが、ありは通行出来ない橋の部分、及び14 人間もありも通行可能な橋の部分に分離出来るが、14 人間もありも通行可能な橋の部分は省略が可能とする。
【請求項6】
請求項1の障壁を図19、図20、図21、図22、図23、図24のように、堤の形で設置することにより、ありの接近・侵入を防止する装置。
【請求項7】
請求項1の障壁を図25、図26、図27、図28のように、テーブルまたは作業台などに取り付けることにより、ありの接近・侵入を防止する装置。テーブルまたは作業台などの形は方形以外に円形、またはそのほかどのような形でも適用する。
【請求項8】
請求項1の障壁を請求項3に示す図4の部分を図29に、図5の部分を図30に、図6の部分を図31に、図7の部分を図32のように変更することにより、本装置の「7 水など障壁となる液体を入れる容器内側」の上方、及び下方の部分を伸張したものであって、伸張した部分を、ひもその他により緊縛する、或いは締め付けることを可能にし、テーブルなどの脚部の中間地点への取り付けを、より効率的に実施可能としたものである。なお、図30は図29に示す本装置の拡大図である。図31は図30の平面図である。図32は図31のK−K’の断面図である。
【請求項9】
請求項1の障壁を、請求項5に示す、図16の部分を図30に、図17の部分を図31に、図18の部分を図32のように変更することにより、本装置の「7 水など障壁となる液体を入れる容器内側」の上方、及び下方の部分を伸張したものであって、伸張した部分を、ひもその他により緊縛する、或いは締め付けることにより、「16 ありが登れない構造の橋の脚」の中間地点への取り付けを、より効率的に実施可能としたものである。
【請求項10】
請求項1の障壁を、請求項3の図4、図5、図6、図7に示すような方法で実施するものだが、これに以下の内容を加える。本発明品が図33、図34、図35、図36に示すような状態で、「18 滑り易くする、或いは逆に滑りにくくする、或いは、床などテーブルの設置場所を傷つけないようにする、或いは美観をよくするなどのためのカバー」と一体となるように、設置された装置。
【請求項11】
請求項1の障壁の液体の能力に以下の内容を追加することにより、あり以外の害虫に対しても侵入防止の効果を得る。追加する内容は、液体中に、あり及びその他の害虫の侵入を防止可能な薬品を添加することにより、あり及びその他の害虫の侵入を防止する。添加する薬品の内容については、本発明に含まない。
【請求項12】
請求項11の障壁を、図37、図38、図39、図40に示すような方法で実施するように、設置された装置。19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体を方形のもので示したが、本発明装置の形状は方形に限らない。円形を含む全ての形状に対応可能である。
【請求項13】
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10における「請求項1の障壁を」の内容を、「請求項11の障壁を」と置き換えることにより、あり以外の害虫に対しても侵入防止の効果を得る。
【請求項14】
請求項1、請求項11の液体の表面に油類或いはこれに類する比重の軽い物質を添加することにより、請求項1、請求項11の液体の表面に薄膜を生じ、蚊のボーフラの生育を防止する効果を得る。
【請求項15】
請求項1、請求項11の液体に塩を添加し、塩水とすることにより、ナメクジの侵入及び近接を防止する効果を得る。
【請求項1】
砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質の収納容器、及び砂糖など甘味料及び一部の食用油など甘味料以外にもありが好む物質の欠片などにありが近接及び侵入することを、水 或いは、水に防腐剤などの添加物を加えたもの、また、水以外の機械油なども全て含む、ありが食用とせず、ありが活動する温度において液体状である物質を、ありが侵入することを防止する対象範囲の周囲、または経路に巡らし、障壁とすることにより、防止する装置。
【請求項2】
請求項1の障壁を図1、図2、図3のように設置することにより、ありの接近・侵入を防止する装置。図1、図2、図3では周囲及び内部を円形のもので示したが、本発明装置の形状は円形に限らない。
【請求項3】
請求項1の障壁を図4、図5、図6、図7のように、テーブルなどの脚部に設置することにより、ありの接近・侵入を防止する装置。テーブルなどの脚部はその本数に関わらず全てに本装置を設置し、経路を遮断する。
【請求項4】
請求項1の障壁を図8、図9、図10、図11、図12のように、床部などに設置することにより、ありの接近・侵入を防止する装置。床部の形や方形以外に円形、またはそのほかどのような形でも適用する。
【請求項5】
請求項1の障壁を、請求項4のように設置した部分の横断用の橋を図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18のように設置することにより、請求項4のありの接近・侵入防止を補助する装置。なお、橋は13 人間は通行可能だが、ありは通行出来ない橋の部分、及び14 人間もありも通行可能な橋の部分に分離出来るが、14 人間もありも通行可能な橋の部分は省略が可能とする。
【請求項6】
請求項1の障壁を図19、図20、図21、図22、図23、図24のように、堤の形で設置することにより、ありの接近・侵入を防止する装置。
【請求項7】
請求項1の障壁を図25、図26、図27、図28のように、テーブルまたは作業台などに取り付けることにより、ありの接近・侵入を防止する装置。テーブルまたは作業台などの形は方形以外に円形、またはそのほかどのような形でも適用する。
【請求項8】
請求項1の障壁を請求項3に示す図4の部分を図29に、図5の部分を図30に、図6の部分を図31に、図7の部分を図32のように変更することにより、本装置の「7 水など障壁となる液体を入れる容器内側」の上方、及び下方の部分を伸張したものであって、伸張した部分を、ひもその他により緊縛する、或いは締め付けることを可能にし、テーブルなどの脚部の中間地点への取り付けを、より効率的に実施可能としたものである。なお、図30は図29に示す本装置の拡大図である。図31は図30の平面図である。図32は図31のK−K’の断面図である。
【請求項9】
請求項1の障壁を、請求項5に示す、図16の部分を図30に、図17の部分を図31に、図18の部分を図32のように変更することにより、本装置の「7 水など障壁となる液体を入れる容器内側」の上方、及び下方の部分を伸張したものであって、伸張した部分を、ひもその他により緊縛する、或いは締め付けることにより、「16 ありが登れない構造の橋の脚」の中間地点への取り付けを、より効率的に実施可能としたものである。
【請求項10】
請求項1の障壁を、請求項3の図4、図5、図6、図7に示すような方法で実施するものだが、これに以下の内容を加える。本発明品が図33、図34、図35、図36に示すような状態で、「18 滑り易くする、或いは逆に滑りにくくする、或いは、床などテーブルの設置場所を傷つけないようにする、或いは美観をよくするなどのためのカバー」と一体となるように、設置された装置。
【請求項11】
請求項1の障壁の液体の能力に以下の内容を追加することにより、あり以外の害虫に対しても侵入防止の効果を得る。追加する内容は、液体中に、あり及びその他の害虫の侵入を防止可能な薬品を添加することにより、あり及びその他の害虫の侵入を防止する。添加する薬品の内容については、本発明に含まない。
【請求項12】
請求項11の障壁を、図37、図38、図39、図40に示すような方法で実施するように、設置された装置。19 ベッドなど、本発明の装置が設置される本体を方形のもので示したが、本発明装置の形状は方形に限らない。円形を含む全ての形状に対応可能である。
【請求項13】
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10における「請求項1の障壁を」の内容を、「請求項11の障壁を」と置き換えることにより、あり以外の害虫に対しても侵入防止の効果を得る。
【請求項14】
請求項1、請求項11の液体の表面に油類或いはこれに類する比重の軽い物質を添加することにより、請求項1、請求項11の液体の表面に薄膜を生じ、蚊のボーフラの生育を防止する効果を得る。
【請求項15】
請求項1、請求項11の液体に塩を添加し、塩水とすることにより、ナメクジの侵入及び近接を防止する効果を得る。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【公開番号】特開2011−78321(P2011−78321A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−231069(P2009−231069)
【出願日】平成21年10月4日(2009.10.4)
【出願人】(593109805)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年10月4日(2009.10.4)
【出願人】(593109805)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]