説明

おむつを開いて取り出すシステム及び方法

本発明は、おむつを開いて取り出す方法及びシステムに関する。システムはディスペンサー及びディスペンサー内にある折り畳まれたおむつを含む。おむつがディスペンサーから取り出される際に開かれるように、ディスペンサーはおむつに係合する。本方法は、少なくとも一部がディスペンサー内にある折り畳まれたおむつを握持し、ディスペンサーがおむつを開くようにディスペンサーから折り畳みおむつを取り出すことを含む。本システム及び方法は介護者が一日当たり複数回のおむつ交換を行うことを容易にすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の幾つかの実施形態は、おむつを取り出す方法及びシステム、特におむつを開いて取り出す方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
育児従事者は通常、一日当たり何度もおむつを取り替えることが求められる。度重なるおむつ交換のために、育児従事者は数多くのおむつを蓄えておく必要がある。
【0003】
通常おむつは、折り畳まれて上下に積み重ねられたパッケージとして介護人に供給される。パッケージ内におむつを折り畳んだ状態にしておくことの難点のひとつは、おむつを子供にあてる前に開かなくてはならないので、介護者は、典型的にはおむつ交換中に効率よくおむつに触れることができないことである。さらに、おむつ交換の前におむつを開くということは、介護者がおむつを使用可能状態にするための余分な段階を踏むことを要求する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、おむつを開いて取り出すシステム及び方法に関する。このシステム及び方法によって、介護者は、一日あたり多数回のおむつ交換を、より都合よく行うことができるようになる。このシステム及び方法はまた、おむつ交換の度に必要に応じておむつを一度に一枚ずつ取り出すことができるようにする。このシステム及び方法はまた、おむつがディスペンサーから取り出される際に開かれるので、介護者がおむつを交換するときに必要とされる段階の数を減らすことができる。
【0005】
一つの態様において、おむつを開いて取り出すシステムは、ディスペンサーと該ディスペンサー内の折り畳みおむつを含む。ディスペンサーからおむつが取り出される際におむつを開くように、ディスペンサーはおむつと係合する。幾つかの実施形態では、おむつは、該おむつがディスペンサーから取り出される際に開かれる一又はそれ以上の横方向の折り目、及び/又は、おむつがディスペンサーから取り出される際に開かれる一又はそれ以上の縦方向の折り目を含む。
【0006】
このシステムはさらに、ディスペンサー内に複数個の折り畳みおむつを含むことができる。ディスペンサーは、各おむつがディスペンサーから取り出される際に、おむつの各々に係合しておむつを開くことができる。複数個のおむつは、前記ディスペンサー内において上下に積み重ねることができ、或いは、おむつのロールの一部とすることができる。
【0007】
別の態様においては、本発明は、おむつを開いて取り出す方法に関する。この方法は、少なくとも部分的にディスペンサー内に配置された折り畳みおむつを握持し、ディスペンサーがおむつを開くようにディスペンサーから折り畳みおむつを取り出すことを含む。おむつがディスペンサーから取り出される際に該おむつが開かれることによって、育児従事者は簡単におむつを交換することができるようになる。
【0008】
幾つかの実施形態においては、折り畳みおむつを握持することが、折り畳みおむつを手により握持することからなるものとすることができ、他方、他の実施形態においては、ディスペンサーの一部として設けられるある種の機構によっておむつが握持されるようにすることもできる。さらに、ディスペンサーから折り畳みおむつを取り出すことは、該おむつをディスペンサー内にある少なくとも一枚の別のおむつと連結する穿孔部を切り離すことからなるものとすることができる。
【0009】
本発明の目的及び特徴は、以下の説明において示される。本発明のさらなる特徴は、書面による説明において具体的に指摘された製品及び工程、並びにそれに伴う特許請求の範囲と添付図によって認識され、理解されるであろう。
【0010】
前述の一般的な説明と後述の詳細な説明は、いずれも例示的なものであり、特許請求される本発明をさらに説明することを意図するものであると理解されたい。本明細書の中に組み込まれその一部を成す添付の図面は、本発明を図解し、さらなる理解を提供するために含まれるものである。
以下の詳細な説明及び添付の図面を参照することによって、本発明を一層完全にでき、さらに別の特徴も明らかになるであろう。図面は単に代表的なものに過ぎず、特許請求の範囲を限定するように意図されるものではない。図面に示された同様の部品は同じ符号で示される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下の詳細な説明においては、本発明を実施することができる具体的な実施例を示す添付の図面が参照される。当業者が本発明を実施できるように、これらの実施例は、十分に詳細に記述される。他の実施形態を利用すること、及び構造的な変更を行うことができ、したがって、後述の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきものではないことを理解されたい。
【0012】
図1及び2は、おむつを開いて取り出す例示的なシステム100を示す。システム100は、ディスペンサー10と、該ディスペンサー10内にある折り畳みおむつ12とを含む。ディスペンサー10は、おむつ12がディスペンサー10から取り出される際におむつ12を開くように、前記折り畳みおむつ12と係合する。本明細書で使用されるディスペンサー10「内」にあるおむつ12とは、どんな方法によってでも、ディスペンサー10内に、及び/又は、その上に、及び/又は、それに対して、おむつ12を収容し、拘束し、包み込み、保持し、圧縮し、接触又は支持することを意味する。
【0013】
図1では、箱はディスペンサー10として使用できるものとして示されているが、システム100においては、あらゆる形式の格納装置、使い捨てパッケージ又は再利用可能な容器を使用することができることに留意されたい。他の幾つかの例示的なディスペンサー10は、缶、瓶、ラック、袋、ポーチ、収納箱、棚、引き出し、食器棚、押入れ、キャビネット、籠、トランク、トート及び/又は桶(他にもあるが)を含む。
【0014】
ディスペンサー10は、使い捨て又は再利用可能とすることができ、無地または何らかの手法で装飾されていてもよい。さらに、ディスペンサー10は、輸送容器として使用することができ、或いは、別の機能を果たすものとすることもできる。ディスペンサー10は、どのような寸法、形状又は材質でもよいことに留意されたい。
【0015】
どんな形式のおむつ12も、システム100に使用することができ、或いは、ここで説明されるシステムのいずれにも使用することができる。おむつの実施例の中には、新生児用おむつ、未熟児用おむつ、夜用おむつ、及びその他様々な寸法のおむつが含まれる。その他の例示的なおむつとしては、特殊用途のおむつ、例えば、尿吸収用、糞便吸収用、血液吸収用、汗吸収用、月経血吸収用のもの、及び化粧水又は薬剤を塗布するおむつが含まれる。おむつはまた、水泳パンツ、トレーニングパンツ、パンツ型おむつ(PULLUPS(登録商標)、EASY UPS(登録商標)、GOODNIGHT(登録商標))及び吸収性下着(他にもあるが)であってもよい。
【0016】
図3及び4にも示されているように、おむつ12は、おむつ12がディスペンサー10から取り出される際に開かれる横方向の折り目22を含むことができる。おむつ12はさらに、横方向の折り目22によって分けられた第一及び第二部分23、24を含むことができる。おむつ12がディスペンサー10から取り出される際に横方向の折り目22を開くために、前記ディスペンサーは第一及び第二部分23、24の一方と係合する。ディスペンサー10は、おむつ12を開く際に第一部分23とディスペンサー10の内部で係合するので、該第一部分23は図1には示されていない。
【0017】
図1及び図2に示される実施例においては、ディスペンサー10は上壁30と底壁(図1及び2には示されていない)を含む。上壁30と底壁は、複数個の側壁32により接続される。ディスペンサー10はまた、側壁32の一方に開口部33を含むことができ、おむつ12は開口部33を通ってディスペンサー10から取り出される。
【0018】
上述したように、ディスペンサー10は、折り畳みおむつ12を保持することができる限り、どのような種類の形状でもよい。開口部33は、おむつ12を開いて取り出すことを促進するものであれば、どのような寸法又は形状であってもよいことに留意されたい。さらに、開口部33は、ディスペンサー10のどの位置にあってもよい。開口部33の形状は、主におむつ12における折り目の寸法、形状及び折り畳みの形式に依存する。
【0019】
システム100はさらに、ディスペンサー10内に複数個の折り畳みおむつ12を含むことができる(例えば図5−7を見よ)。ディスペンサー10は、各おむつ12がディスペンサー10から取り出される際におむつ12を開くために、各々のおむつ12と係合する。
【0020】
システム100をどこに使用するか、という用途に応じて、おむつ12は、ロール40(図5)から、又は積み重ね体41(図6)から取り出されるようにすることができる。一例として、おむつ12は、おむつ12の胴回りが開口部33と向かい合うように積み重ねることができる。さらに、おむつ12のうち一枚がディスペンサー10から取り出される際に、次の折り畳みおむつ12が開口部33から「飛び出してくる」ように、おむつ12を互いに折り込むことができる。折り畳みおむつ12は、開口部33を通して取り出しやすいように、ディスペンサー10内で様々な手法で積み重ねることができる。
【0021】
ディスペンサー10及び/又は開口部33は、おむつ12がディスペンサー10から取り出されるときに開かれるものであれば、どのような構造に設計してもよいことに留意されたい。幾つかの実施形態では、ディスペンサー10は、おむつ12がディスペンサー10から取り出される際におむつ12を開く展開機構(示されていない)を含むことができる。ここで使用する「展開機構」とは、現在既知の又は将来発見されるあらゆる展開機構を含む。
【0022】
幾つかの実施例では、ディスペンサー10内においてばね負荷された台(示されていない)の上におむつ12を積み重ねることができる。ディスペンサー10からおむつ12のうちの一枚が取り出されるごとに、残りのおむつ12を持ち上げるように、ばね負荷された台を設計することができる。
【0023】
ディスペンサー10はまた、開口部33とは別の取り出し点(図示せず)を含むこともできる。これらの取り出し点は、介護者が、開口部33を通して折り畳みおむつ12を引き出すことなく、ディスペンサー10から折り畳みおむつ12を何枚か取り出すことができるようにする。したがって、介護者が何枚かの折り畳みおむつ12を別の場所へ移そうとするときに、おむつを広げる操作を回避することができる。
【0024】
図7に示されるように、折り畳みおむつ12は、穿孔部43を含むウェブ42の一部とすることができる。折り畳みおむつ12をディスペンサー10から取り出すとき、穿孔部43の少なくとも一つを切り離すことによって、おむつ12を残りのウェブ42から切り離すことができる。おむつ12をウェブ42として供給できるようにすることは、おむつの大量生産中に折り畳みおむつ12を切り離す必要性をなくす。
【0025】
ディスペンサー10からおむつ12のうち一枚が取り出されるときに、穿孔部43は、次のおむつ12の一部が開口部33を通して引き出されるのを可能にする。ディスペンサー10は、おむつ12がディスペンサー10から取り出される際にウェブ42の穿孔部43を切り離しやすくするために、開口部33に鋸歯状部(示されていない)を含むことができることに留意されたい。
【0026】
図8及び9は、システム100で使用できる折り畳みおむつ12の別の実施例を示す。折り畳みおむつ12の実施例は、各おむつ12がディスペンサー10から取り出される際に開かれる、ひとつ以上の縦方向の折り目を含む。
【0027】
図8及び9に図解された実施例において、折り畳みおむつ12は、第一側方部分52と第二側方部分53の間にある主部分51を含む。第一の縦方向の折り目50Aは主部分51と第一側方部分52の間にあり、第二の縦方向の折り目50Bは主部分51と第二側方部分53の間にある。図3及び4と図8及び9との比較は、おむつの横方向の折り目と縦方向の折り目の違いを示すものである。
【0028】
図10及び11は、システム100が図8及び9に示される折り畳みおむつ12に類似する折り畳みおむつ12を含む実施形態を示す。ディスペンサー10は、開口部33に第一突起34を含む。おむつ12がディスペンサー10から取り出される際に、第一突起34が第一の縦方向の折り目50Aを開く。
【0029】
ディスペンサー10はさらに、開口部33に第二突起35を含む。おむつ12がディスペンサー10から取り出される際に、第二突起35が第二の縦方向の折り目50Bを開く。
【0030】
ディスペンサー10は、どんな数、寸法又は形状の突起を開口部33に含むようにしてもよいことに留意されたい。突起の数、寸法及び形状は、主として、おむつ12にある折り目の寸法、形状及び形式に依存する。
【0031】
いくつかの実施形態では、一枚以上のおむつ12は、おむつ12がディスペンサー10の内部にあるときには折り畳まれているファスナー(示されていない)を含むことができる。ディスペンサー10は、おむつ12がディスペンサー10から取り出される際に、おむつ12の一部であるあらゆるファスナー(例:フック・ループ型ファスナー)を開くように作用することができる。
【0032】
おむつを開いて取り出す方法70は、ここでは図12を参照に説明されている。この方法70は、少なくとも一部がディスペンサー72内にある折り畳みおむつを握持することを含む(例えば、図1−2及び図10−11に示される手を参照)。この方法はさらに、ディスペンサーがおむつ74を開くように、折り畳みおむつをディスペンサーから取り出すことを含む。おむつが取り出されるときにおむつが開くことで、おむつは、おむつ交換のための「使用準備完了」状態に置かれる。
【0033】
少なくとも一部がディスペンサー72内にある折り畳みおむつを握持するということは、折り畳みおむつが完全にディスペンサー内にある状態で折り畳みおむつを握持する場合も含み得ることに留意されたい。さらに、少なくとも一部がディスペンサー72内にある折り畳みおむつを握持するということは、手又はディスペンサーの一部となっている他の機構によって折り畳みおむつを握持する場合を含むことができる。
【0034】
幾つかの実施形態では、ディスペンサーがおむつ74を開くように折り畳みおむつをディスペンサーから取り出すということは、ディスペンサー内にあるおむつの積み重ね体(図5を見よ)からおむつを取り出すこと、又はディスペンサー内にあるおむつのロール(図6を見よ)からおむつを取り出すことを含むことができる。さらに、ディスペンサー72から折り畳みおむつを取り出すということは、折り畳みおむつと少なくともディスペンサー内の他の一枚のおむつを連結している穿孔部を切り離す場合を含むことができる(例えば図7中の穿孔部43を見よ)。穿孔部は、おむつがディスペンサーから取り出された後、次の折り畳みおむつの一部がディスペンサーから出てくることを可能にする。
【0035】
本発明の方法70においては、あらゆる様式の折り畳みおむつを使用することができる。一実施例として、おむつは、第一部と第二部の間にある横方向の折り目(例えば図3及び4のおむつ12を見よ)を含むことができ、折り畳みおむつ72を握持するということは、第一及び第二部の一方を握持することを含むものとすることができる。さらに、折り畳みおむつをディスペンサー74から取り出すということは、ディスペンサーと第一及び第二部のもう一方を係合させることによって、横方向の折り目を開くことを含むものとすることができる(例えば図1及び2を見よ)。
【0036】
その他の実施例として、折り畳みおむつは、主部分と第一側方部分の間にある第一の縦方向の折り目及び、主部分と第二側方部分の間にある第二の縦方向の折り目(例えば図8及び9のおむつ12を見よ)を含むことができ、折り畳みおむつ72を握持するということは、おむつの主部分を握持することを含むものとすることができる(例えば図10及び11を見よ)。さらに、折り畳みおむつをディスペンサー74から取り出すということは(i)第一の縦方向の折り目を開くために、ディスペンサーの第一突起と折り畳みおむつを係合させること、(ii)第二の縦方向の折り目を開くために、ディスペンサーの第二突起と折り畳みおむつを係合させることを含むものとすることができる。
【0037】
上述した方法に関する上記の作動は、ここで説明された方法とは異なる順序で遂行されてもよい。このシステム及び方法におけるおむつの数量及び形式は、介護者の要求が考慮される限り様々であってよいことに留意されたい。
【0038】
ここに記述されたシステム及び方法は、一日当たり複数回のおむつ交換を容易にすることができる。本システム及び方法はまた、おむつを交換するために必要な段階の数を減らすこともできる。ディスペンサー内におけるおむつの保管を容易にするために、ディスペンサー内にあるおむつは、横方向、縦方向、又はどんな形態にも折り畳むことができることに留意されたい。
【0039】
図1−12は代表的なものであり、必ずしも実際の縮尺に基づいたものではない。そのうちのある割合は拡大されている可能性があり、その他は縮小されている可能性がある。
【0040】
本発明は、その特有の態様に関して詳細にわたり説明されてきたが、当業者は、前述部分を理解したうえで容易に、本発明の思想及び範囲に入るこれらの態様の代替物、改変物、同等物を想い付くであろうから、それらは添付の特許請求範囲の思想及び範囲に応じて評価されるべきであることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1はおむつを開いて供給するシステムの実施例を図解する概略斜視図である。
【図2】図2は図1で示されたシステムの一部を図解する拡大図である。
【図3】図3は図1で示されたシステムで使用することができる折り畳みおむつの例を示す。
【図4】図4は図3の折り畳みおむつ例のおむつが開かれたところを示す。
【図5】図5は図1で示されたシステムで使用することができる複数個の折り畳みおむつの例を示す。
【図6】図6は図1で示されたシステムで使用することができる複数個の折り畳みおむつの別の例を示す。
【図7】図7は図1で示されたシステムで使用することができる複数個の折り畳みおむつのさらに別の例を示す。
【図8】図8は図1で示されたシステムで使用することができる折り畳みおむつの別の例を示す。
【図9】図9は図8の折り畳みおむつ例のおむつが開かれたところを示す。
【図10】図10はおむつを開いて供給するシステムの別の実施例を図解する概略斜視図である。
【図11】図11は図10で示されたシステムの一部を図解する拡大図である。
【図12】図12はおむつを開いて供給する方法を図解するフロー線図である。
【符号の説明】
【0042】
10 ディスペンサー
12 おむつ
22 横方向の折り目
23 第一部
24 第二部
30 上壁
32 側壁
33 開口部
34 第一突起
35 第二突起
40 ロール
41 おむつの積み重ね
42 ウェブ
43 穿孔部
50A 第一の縦方向の折り目
50B 第二の縦方向の折り目
51 主部分
52 第一側方部分
53 第二側方部分
100 システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスペンサーと、
前記ディスペンサー内の折り畳みおむつと、
からなり、おむつが前記ディスペンサーから取り出される際に前記ディスペンサーが該おむつに係合しておむつを開くようにされた、
ことを特徴とする、おむつを開いて取り出すシステム。
【請求項2】
前記ディスペンサーが、使い捨てパッケージであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ディスペンサーが、再利用可能な容器であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記折り畳みおむつは、前記おむつが前記ディスペンサーから取り出される際に開かれる横方向の折り目を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記折り畳みおむつは、前記おむつが前記ディスペンサーから取り出される際に開かれる縦方向の折り目を含むことを特徴とする請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記ディスペンサー内に複数個の折り畳みおむつを含み、前記おむつの各々が取り出される際に前記ディスペンサーが該オムツに係合しておむつを開くようにされた畳み、請求項1のシステム。
【請求項7】
各々の折り畳みおむつが穿孔部分によって他の折り畳みおむつに連結されており、各々のおむつが前記ディスペンサーから取り出される際に前記穿孔部が引き裂かれることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記複数個の折り畳みおむつの各々が、前記ディスペンサー内で上下に積み重ねられていることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項9】
前記複数個の折り畳みおむつが、折り畳みおむつのロールの一部であることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項10】
前記ディスペンサーが開口部を含み、前記折り畳みおむつが該開口部を通して前記ディスペンサーから取り出されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記折り畳みおむつが、間に横方向の折り目を持つ第一部分と第二部分とを含み、前記おむつが前記ディスペンサーから取り出される際に、前記ディスペンサーが第一及び第二部分の一方に係合して前記横方向の折り目を開くことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記折り畳みおむつが、第一側方部分と第二側方部分との間にある主部分を含み、前記折り畳みおむつが、前記主部分と前記第一側方部分との間にある第一の縦方向の折り目と、前記主部分と前記第二側方部分との間にある第二の縦方向の折り目とを含むことを特徴とする請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記ディスペンサーは、前記おむつが前記ディスペンサーから取り出される際に前記第一の縦方向の折り目を開く第一突起と、前記おむつが前記ディスペンサーから取り出される際に前記第二の縦方向の折り目を開く第二突起とを含むことを特徴とする請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
少なくとも部分的にディスペンサーの内部に置かれた折り畳みおむつを握持し、
前記ディスペンサーが前記おむつを開くように、前記折り畳みおむつを前記ディスペンサーから取り出す、
ことを特徴とする、おむつを開いて取り出す方法。
【請求項15】
少なくとも部分的にディスペンサー内に置かれた折り畳みおむつを握持することが、前記折り畳みおむつが完全に前記ディスペンサーの内部にあるときに、前記折り畳みおむつを握持することを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記折り畳みおむつを握持することが、手により前記折り畳みおむつを握持するものである請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記折り畳みおむつが、間に横方向の折り目をもつ第一部分と第二部分とを含み、前記折り畳みおむつを握持することが第一部分及び第二部分の一方を握持することである請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記折り畳みおむつを前記ディスペンサーから取り出すことが、前記ディスペンサーと第一部分及び第二部分の他方とを係合させることによって、前記横方向の折り目を開くことである請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記折り畳みおむつが、主部分と第一側方部分との間にある第一の縦方向の折り目及び前記主部分と第二側方部分との間にある第二の縦方向の折り目を含み、前記折り畳みおむつを握持することが、前記折り畳みおむつの前記主部分を握持することである請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ディスペンサーから前記折り畳みおむつを取り出すことが、前記ディスペンサーの第一突起を前記折り畳みおむつに係合させて前記第一の縦方向の折り目を開くこと、及び、前記ディスペンサーの第二突起を前記折り畳みおむつに係合させて前記第二の縦方向の折り目を開くことからなる請求項19に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2008−525284(P2008−525284A)
【公表日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−548199(P2007−548199)
【出願日】平成17年9月30日(2005.9.30)
【国際出願番号】PCT/US2005/035639
【国際公開番号】WO2006/071320
【国際公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【出願人】(504460441)キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド (396)
【Fターム(参考)】