説明

たもぎたけなどのきのこ保存方法

【課題】たもぎたけ、ひらたけ、しいたけなどのきのこ類の品質が変化を抑制できる、きのこ類の保存方法を提供する。
【解決手段】きのこを収穫して洗浄、乾燥などの操作の過程において、還元水素水を使用することにより、還元水素水が、きのこ保有成分の保持に有効に作用し、生育時には美麗なきのこの、採取後のはやい品質の変化による商品価値減少を抑制する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
たもぎたけなどのひらたけ科やしいたけなどのきのこ類は、一般的な洗浄、乾燥方法で行われ市販されている、本発明は、その改良技術である。
【背景技術】
【0002】
本発明は、添付する非特許文献1に示す還元水素水をきのこ類の洗浄に使用すると、その品質の保存に有効であることを背景技術とする。
【先行技術文献】
【0003】
【非特許文献1】 還元水素水の抗酸化力とその臨床評価 5、6、7、8頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
たもぎたけ、ひらたけ、しいたけなどの品質の保持
【課題を解決するための手段】
【0005】
たもぎたけ、ひらたけ、しいたけなどのきのこを洗浄する洗浄液に還元水素水を使用すること
【発明の効果】
【0006】
たもぎたけは生育時には黄色・黄金色の美麗な傘状のきのこであるが、採取すると品質の変化がはやく商品価値が減少し、ひらたけ、しいたけなどたのきのこでも、その傾向は多い。
本発明は、還元水素水がきのこの保有成分に作用し、グルカン、多糖類などの成分保持に有効であり、市場価値を高める効果を有する。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0007】
たもぎたけ1000gを容器に入れ、添付する非特許文献1に示す還元水素水5000gを注入し洗浄、浸漬する。1分乃至10分程度浸漬すると、たもぎたけは美麗な色彩を保ち、或いは一時変色して洗浄される。
この洗浄されたたもぎたけを気密性の高い容器、袋に収容する。この際還元鉄、アスコルビン酸などのアクテイブバリア材を同封しても良く、たもぎたけに限らずひらたけ、しいたけなど他のきのこでも有効である。
【産業上の利用可能性】
【0008】
本発明は、最近開発された還元水素水の抗酸化力などを、きのこ類の成分保持に利用したもので、その効果はきのこが保持する抗酸化力を補助するもので、農林産業上の利用価値は大きい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
たもぎたけ、ひらたけ、しいたけなどのきのこを収穫したあとの洗浄、乾燥などの処理に還元水素水の適量を使用、処理するたもぎたけなどのきのこ保存方法。

【公開番号】特開2011−239767(P2011−239767A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−129376(P2010−129376)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(502287750)
【出願人】(510157214)株式会社日本造型 (1)
【Fターム(参考)】