説明

つまみ付き表面麻酔シール

【課題】手間がかからず、穿刺予定部の血管や皮膚の状態確認が容易であり、注射に伴う痛み及び恐怖心を軽減させるつまみ付き表面麻酔シールを提供する。
【解決手段】キャラクターシールではなく透明な表面麻酔シール1を、注射時に必要な無駄のない大きさ(穿刺予定部の中心から、せいぜい10mm以内)に形成し、表面麻酔シールの貼り剥がしが容易にできるように、シールにつまみ部2を設け、つまみ部を様々なモチーフで模構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注射に伴う痛み及び恐怖心を軽減させるつまみ付き麻酔シールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
注射を刺す時にはどうしても穿刺痛や恐怖感がつきものである。
なお、注射による穿刺痛を和らげるリドカイン剤を裏面に塗布した表面麻酔用キャラクターシール等が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開平8−81362号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の表面麻酔テープは注射専用ではないため、注射の前に使用する場合は必要以上にテープの無駄な部分が多かった。もしくは適度な大きさに切る場合には手間がかかることから、既存しながらも注射時での使用率は低かった。
なお、従来の表面麻酔用キャラクターシールのように表面がキャラクター絵図で覆われてしまうと、シールを貼った穿刺予定部の血管や皮膚の状態確認が困難になる。
キャラクターが描かれている点については幼児以外の患者への使用が躊躇される。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【問題を解決するための手段】
【0005】
キャラクターシールではなく透明な表面麻酔シールを、注射時に必要な無駄の無い大きさ(穿刺予定部の中心から、せいぜい10mm以内)に形成し、表面麻酔シールの貼り剥がしが容易にできるように、シールにつまみ部を設ける。
つまみ部は様々なモチーフを模ったものにする。
以上の構成よりなるつまみ付き表面麻酔シール。
【発明の効果】
【0006】
表面麻酔シールを注射の際に必要とされる大きさにすることにより、従来の表面麻酔テープのようなシール部分の無駄がなくなる。もしくは、使用時毎に適度な大きさに切る手間が省かれる。
つまみ部を取り付けることによって、小さなシールの貼り剥がしが簡単にできるようになる。
キャラクターシールと違って、シール貼付後に穿刺予定部の血管の状態や皮膚への刺激状態を目視できる。
つまみ部が可愛らしいモチーフに模ってあるので、キャラクターシールでなくても注射のよる恐怖心や緊張感が和らげられ、治療時の苦痛を軽減する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明のイメージを示す平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の形態を説明する。
(イ)キャラクターシールではなく透明な表面麻酔シール(1)を、注射時に必要な無駄のない大きさ(穿刺予定部の中心から、せいぜい10mm以内)に形成する。
(ロ)貼り剥がしが容易にできるように、表面麻酔シール(1)につまみ部(2)を設ける。
(ハ)つまみ部(2)は様々なモチーフを模ったものにする。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、つまみ部(2)を持ち表面麻酔シール(1)を注射穿刺予定部に貼付する。
【符号の説明】
【0009】
1表面麻酔シール、2つまみ部

【特許請求の範囲】
キャラクターシールではなく透明な表面麻酔シールを、注射時に必要な無駄のない大きさ(穿刺予定部の中心から、せいぜい10mm以内)に形成し、表面麻酔シールの貼り剥がしが容易にできるように、シールにつまみ部を設け、つまみ部を様々なモチーフで模ったものにしたことを特徴とするつまみ付き表面麻酔シール。

【図1】
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【公開番号】特開2012−130637(P2012−130637A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−294773(P2010−294773)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【出願人】(511011931)
【Fターム(参考)】