説明

ほうれい線マッサージ補助具

【課題】ほうれい線の表裏から同時に刺激を与え、効果的にマッサージを行なうための補助具を提供する。
【解決手段】材質は一例としてTPRを使用し、本体は球形を呈し、表面に多数の小さな突起を設け、中心部には縦に割線を入れる。その反対側には手に持ち、口にくわえる支持部を設け、支持部と球部の境には裂け防止リングを設ける。
未使用時は閉じた状態で球体であるが、口腔内に入れる際には割線から二分され、左右の頬の内側に半球体の本体が留置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ほうれい線のマッサージを行なう際に、顔の皮膚表裏両面から同時に刺激を与えるための補助具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ほうれい線のマッサージを行なう際、十分な刺激を与えることが出来なかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)ほうれい線の下には骨などの土台がないので、ほうれい線をマッサージする際、上 からの摩擦(圧力)で口腔内側に押されてしまい(引っ込んでしまい)、シワに十分 な刺激を与えることが出来なかった。
(ロ)ほうれい線の裏側からも同時に刺激することは出来なかった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本体は球体で、表面には多数の小さい突起を設け、中心部には縦方向に割線を設け、その割線の反対側には手に持ち、口にくわえる支持部を設ける。
そして支持部と球部との境には、割線による裂けを防止するストッパーとなるリングを 設ける。
以上の構成よりなる、ほうれい線マッサージ補助具である。
【発明の効果】
【0005】
両頬内に挿入、留置することにより、ほうれい線が下からしっかり浮きあがり、また土台となり安定する。そのためマッサージする際に、十分なアイロン効果(しわのばし効果)を与えることが出来る。
また、球面の表面の多数の小さな突起が、ほうれい線の裏面からも刺激し、血行促進効果を与えることが出来る。
つまり本発明を留置し、マッサージすることにより、ほうれい線の表裏両面からの同時刺激効果で、ほうれい線を改善出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】 本発明を口腔内に留置しての使用状態を示す正面図。
【図2】 本発明の使用時(開いた状態)の正面図。
【図3】 本発明の使用時(開いた状態)の側面図。
【図4】 本発明の未使用時(閉じた状態)の正面図。
【図5】 本発明の未使用時(閉じた状態)の側面図。
【図6】 本発明の未使用時(閉じた状態)の上部図。
【図7】 本発明を手に持ち前歯に当てた時の側面図。
【図8】 本発明を手に持ち口腔内に留置した時の側面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)未使用時は閉じた状態(以下図4〜6を参照)となっている。
(ロ)球部(1)と支持部(2)とで構成されている。
(ハ)球部(1)と支持部(2)との境に、割線からの裂けを防止するリング(3)を設 置。女性が使用するため、デザイン面で花形とした。
(ニ)球部(1)の表面には無数の小さな突起(6)がある。
(ホ)球部(1)の中心部に先端部(4)から縦方向に割線(5)が入っている。
(ヘ)使用時は先端部(4)から割線(5)に沿って開き(図1〜3を参照)半球体に二 分される。
(ト)したがって球面側には突起(6)があり、割線(5)側は平面である。
(チ)材質は一例としてTPR(ゴム系樹脂で、ソフトで安全、柔軟性がある)を使用す る。
本発明は以上の構成よりなる。
本発明は未使用時は閉じた状態で球体(図5)であるが、使用する時は支持部(2)を持ち、先端部(4)を前歯に押しつける。先端部(4)は中心部に割線(5)が入っているため、球部(1)は半球体に二分され、両頬内にそれぞれ滑り込んで留置され、支持部をくわえながらマッサージを行なう。
マッサージする際には、両手にクリームが付いているため、頬内側に指を入れたり、本体に触ると口の中にクリームが入ってしまう。そのためTPRの柔軟性を利用し、中心部に割線を入れ、支持部で一本化することにより、片手で支持部を持ち、押したり引いたりするだけで出し入れができるため、クリームが口に入ることはない。また一回の操作で済み、左右一個ずつ出し入れする煩わしさもない。
【符号の説明】
【0008】
1 球部(本体)
2 支持部
3 裂け防止リング
4 先端部
5 割線
6 突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右に分かれた球部から構成され、合わせると球体状に成し、その表面には多数の小さな突起を設け、中心部には縦方向に割線を設け、その反対方向に支持部を設けたほうれい線マッサージ補助具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−52201(P2013−52201A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−203765(P2011−203765)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(511226775)
【Fターム(参考)】