説明

まつ毛カーラー及びまつ毛カーラー用アタッチメント。

【課題】 鏡を見ながら、成形板3の際をまつ毛の根元にあてがうことができるようにする。
【解決手段】
円弧状にした成形板3と、この成形板3に対して相対的に移動可能にした移動体4とを備え、これら成形板3と移動体4との間にまつ毛を挟んでカールするまつ毛カーラーにおいて、鏡に対向させる上記成形板3の一方の側面であって、まつ毛の根元に沿わせる際(きわ)の部分に、その際(きわ)に沿った視認部7を表示している。そして、上記成形板3の上記一方の側面であって、上記視認部7と対向する側に、その視認部と間隔を保った回動支点を示す目印8を表示している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、まつ毛をカールするためのまつ毛カーラー及びまつ毛カーラー用アタッチメントに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されたまつ毛カーラーが従来から知られているが、この従来から知られているまつ毛カーラーは、円弧状にした成形板と、この成形板に対して相対的に移動可能にした移動体とを備えている。そして、これら成形板と移動体との間にまつ毛を挟んでカールするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−178629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
まつ毛カーラーは、その使い方が単純なので、使い方を示唆するような要素を、当該カーラーに設ける必要はないと一般に考えられていた。
しかし、まつ毛カーラーはまつ毛という細部に使用するので手元が狂い易く、実際には、成形板と移動体との間にまつ毛の根元を正確に挟み込むことが難しいのが現実であった。そのために、まつ毛の根元を正確に挟み込めずに、まつ毛の先端に近いところを挟んで巻き上げてしまって、十分にカールできないという問題があった。
【0005】
また、まつ毛の根元を挟むつもりが、手元が狂ってまぶたを挟んでしまい、まぶたを痛めることもあった。特に、まぶたを挟んでそれを痛める経験をすると、それがトラウマになってしまって、まつ毛カールがますます上手くできなくなるという問題もあった。
【0006】
また、成形板をまつ毛の根元に正確にあてがって、成形板と移動体でまつ毛の根元を挟めたとしても、その巻き上げ方によって、まつ毛のカールの状態がさまざまになってしまう。例えば、挟んだまつ毛を前方に引っ張りながら巻き上げてしまえば、十分にカールされなくなるなどである。
このように成形板をまつ毛の根元に正確にあてがって、成形板と移動体でまつ毛の根元を挟めたとしても、使用者がいつも満足できる仕上がりになるとは限らないという問題があった。
【0007】
そして、上記した問題は、150人のモニターテストの結果を100%積み上げ棒グラフで示した図5にも端的に示されている。この図5については後で詳しく説明するが、上段の棒グラフに示した比率が、使い方を示唆する要素が全くない従来のまつ毛カーラーを使用したときのものである。
従来のまつ毛カーラーを用いて「非常に満足」あるいは「満足」と感じている人はたったの40%しかいない。これは、簡単そうに見えるまつ毛カールも、実際には、多くの人が自身のテクニックに満足していないという現実を示している。
この発明の目的は、ほとんどの人が、自身のまつ毛カールに満足できるまつ毛カーラー及びそのアタッチメントを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明は、円弧状にした成形板と、この成形板に対して相対的に移動可能にした移動体とを備え、これら成形板と移動体との間にまつ毛を挟んでカールするまつ毛カーラーにおいて、鏡に対向させる上記成形板の一方の側面であって、まつ毛の根元に沿わせる際(きわ)の部分に、その際に沿った視認部を表示したものである。
【0009】
なお、この発明における視認部は、上記際を認識できるものであれば、その形態を問わない。例えば、連続線や破線はもちろん、成形板を複数の材質で構成し、その材質の色や質感の違いなどによって視認部を表現してもよい。さらには、成形板の上記際に、テープやシールを貼り付けるようにしてもよい。
【0010】
第2の発明は、成形板の上記一方の側面であって、視認部と対向する側に、その視認部と間隔を保った回動支点を示す目印を表示したものである。
上記第2の発明において、回動支点を示す目印は、視認部と同様に、連続線や破線はもちろん、成形板を複数の材質で構成し、その材質の色や質感の違いなどによって目印を表現してもよいし、テープやシールを貼り付けて目印にしてもよい。
【0011】
第3の発明は、視認部と回動支点を示す目印とは、それらを成形板の幅方向全長にわたって平行に表示したものである。
【0012】
第4の発明は、視認部と回動支点を示す上記目印とは異なる色で表示したものである。
上記第4の発明において、異なる色とは、色相、彩度、明度、輝度のいずれかが相違するものも含むものである。
【0013】
第5の発明は、視認部と回動支点を示す目印とを異なる形態で表示したものである。
上記異なる形態とは、例えば視認部を直線にしたら、目印は例えば小さな模様の連続にするなどで、それらの両者の違いをはっきりと認識できるものであれば、どのような形態差でもよい。
【0014】
第6の発明は、円弧状にした成形板と、この成形板に対して相対的に移動可能にした移動体とを備え、これら成形板と移動体との間にまつ毛を挟んでカールするまつ毛カーラーに用いるアタッチメントに関する。
そして、上記成形板の少なくとも鏡に対向する面を覆う覆い体を備え、この覆い体には、成形板を覆った状態でまつ毛の根元に沿う際(きわ)に沿った視認部を表示するとともに、この視認部と対向する側に、視認部と間隔を保った回動支点を示す目印を表示したものである。
【発明の効果】
【0015】
第1の発明によれば、鏡に対向させる上記成形板の一方の側面であって、まつ毛の根元に沿わせる際(きわ)の部分に、その際(きわ)に沿った視認部を表示したので、当該カーラーの使用者は、鏡を見ながら視認部の位置を確認しやすくなり、視認部をまつ毛の根元に正確にあてがうことができる。
【0016】
そして、視認部をまつ毛の根元にあてがった状態で、移動体を移動させれば、これら成形板と移動体とで、まつ毛の根元を確実に挟むことができるとともに、その状態で成形板と移動体とを巻き上げれば、まつ毛を根元からきれいにカールできる。
また、上記のように鏡を見ながら視認部の位置を確認しやすくなり、視認部をまつ毛の根元に正確にあてがうことができるので、従来のように手元が狂ってまぶたを挟んだりしなくなる。
【0017】
第2の発明によれば、視認部と対向する位置に、成形板の回動支点を示す目印を表示したので、当該カーラーの使用者は、まつ毛の根元を挟んだ成形板を、上記目印を意識しながら回動することができる。このように目印を意識して回動しようとすれば、当然のように目印の部分を、少し強めにまぶたに押し付けることになるので、成形板の回動支点がしっかり固定された状態で成形板を回動し、まつ毛をその根元からカールすることができる。
【0018】
上記のように成形板の回動支点を固定してまつ毛をその根元からカールしたら、
上記回動支点を固定したまま、成形板と移動板とによるはさみ力を一度開放し、今度はまつ毛の根元から少し先を成形板と移動板とで挟むとともに、上記のように固定している回動支点を中心に再び成形板を回動する。このようにしてまつ毛の根元よりも先を順次カールするとともに、必要に応じてまつ毛の根元からのカールを繰り返す。
これによってまつ毛をその根元から先端にいたるまで理想的な円弧を描いてカールすることができる。
【0019】
また、第1の発明と相まって、このまつ毛カーラーの使い方を教えることも簡単になる。例えば、視認部をまつ毛の根元にあてがって、成形板と移動体との間にまつ毛を挟み、その状態で回動支点を示す目印の部分を少しまぶたに押し付けて、その目印を中心に回動させれば、まつ毛のカールを簡単にできることを、口頭でも教えることができる。
【0020】
第3の発明によれば、視認部と回動支点を示す目印とを、それらを成形板の幅方向全長にわたって平行に表示したので、成形板の視認部と回動支点を示す目印とが、鏡にはっきりと線として写し出され、当該カーラーの使用者が、手元を狂わせたりしなくなる。
【0021】
第4及び第5の発明によれば、視認部と回動支点を示す目印とを、はっきりと区別でき、その分、操作がやりやすくなる。
第6の発明によれば、既存のまつ毛カーラーに、この発明のアタッチメントを被せれば、第1及び第2の発明と同様の効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】第1実施形態を示す側面図である。
【図2】第1実施形態の要部の正面図である。
【図3】まつ毛の根元のラインを示した写真である。
【図4】本発明の効果を比較対照するためのモニターテスト対象者の内訳を示した表である。
【図5】本発明と従来のまつ毛カーラーとに対する使用者の満足度を示す100%積み上げ棒グラフである。
【図6】まつ毛のカールの状況に対する視感評価結果を示す円グラフで、図6(a)はまつ毛の根元からカールされたかどうかの視感評価結果の円グラフ、図6(b)はまつげのカールの状態に対する視感評価結果の円グラである。
【図7】本発明の使い易さを示す100%積み上げ棒グラフである。
【図8】本発明の使い方を指導する立場の人の使い易さを示す円グラフである。
【図9】第2実施形態の要部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1,2に示した第1実施形態は、第1アーム1の先端に2本の支持棒2,2を設けるとともに、これら支持棒2,2間に成形板3を固定している。この成形板3は、使用時に鏡に対向させる面を凸面とし、まぶたに対応させる面を凹面とする湾曲形状にしている。
また、上記支持棒2,2には移動体4を設けるとともに、この移動体4は支持棒2,2に対して移動可能に設けている。
【0024】
上記移動体4には可動連結軸5の一端を固定するとともに、この可動連結軸5の他端は、第1アーム1に対して回動自在にした第2アーム6の先端に連結している。
そして、上記第1,2アーム1,6を、ハサミのように開閉すると、移動体4が支持棒2,2に沿って移動して成形板3に接近し、それらが接触した状態でまつ毛を挟むようにする。
【0025】
さらに、上記成形板の凸面側であって、まつ毛の根元に沿わせる際(きわ)の部分に視認部7を表示しているが、この視認部7は、成形板3の幅方向全長にわたって表示した朱色の線からなる。
また、成形板3の凸面側であって、上記視認部7と対向する側に、その視認部7と間隔を保った回動支点を示す目印8を表示しているが、この目印8は、成形板3の幅方向全長にわたって表示した青色の線からなる。
【0026】
上記のようにしたまつ毛カーラーを使用するときには、図3に示したまつ毛の根元を示す仮想線9に、朱色の線で示した視認部7を沿わせる。このときには、鏡に朱色の視認部7がはっきりと写されるので、使用者は鏡に写った視認部7を意識しながらそれを、鏡に写った自らのまつ毛の根元に、正確にあてがうことができる。
【0027】
上記のように視認部7をまつ毛の根元にあてがったら、第1アーム1に対して第2アーム6を回動して移動体4を移動し、移動体4と成形板3との間にまつ毛を挟む。このときには、成形板3の視認部7に相当する際(きわ)の部分がまつ毛の根元にあてがわれているので、その根元が成形板3と移動体4との間に挟まれることになる。
【0028】
成形板3と移動体4との間にまつ毛の根元をしっかりと挟んだら、今度は、回動支点を示す目印8を意識しながら、その目印8部分をまぶたに軽く押さえつけながら、まつ毛カーラー全体をまつ毛の巻き上げ方向に回動させる。
上記のように成形板3の回動支点を固定してまつ毛をその根元からカールしたら、上記回動支点を示す目印8を固定したまま、成形板3と移動板4とによるはさみ力を一度開放し、今度はまつ毛の根元から少し先を成形板3と移動板4とで挟むとともに、上記のように固定している回動支点を示す目印8を中心に再び成形板3を回動する。このようにしてまつ毛の根元よりも先を順次カールするとともに、必要に応じてまつ毛の根元からのカールを繰り返す。
これによって、まつ毛は根元から理想的な状態でカールされることになる。
【0029】
この第1実施形態の最大の特徴は、成形板3に視認部7と目印8とを表示したことであるが、その開発の背景には次のようなことがあった。
本発明者らは、近年、まつ毛ブームによりマスカラの使用者が急増している点に着目し、モニターを対象にして、まつ毛の仕上がり具合の満足度について調査をした。そのときのモニターテストの対象者は、図4に示すとおりである。
【0030】
この図4からも明らかなように、20代から60代の女性を対象にするとともに、マスカラに関心が強いかどうかに応じて層分けをした。マスカラに対する関心度を層分けの基準にしたのは、マスカラをする人はアイメイクに関心が高く、アイメイクに関心が高い人ほどまつ毛カールにも関心度が高いと考えたからである。
なお、60代の女性の数が少ないのは、年齢を重ねるにしたがって、アイメイクに対する関心度が薄くなるからである。
【0031】
そして、図4に示すモニターテスト対象者からランダムに150人を抽出して、まつ毛カールの満足度を調査したところ、図5の従来の表示から分かるように、非常に満足あるいは満足と答えた人は40%しかいなかった。
【0032】
そこで、原因を追究したところ、特に注目すべきだったのは、成形板3の際を、鏡を見ながらまつ毛の根元にあてがおうとしても、手元が狂ってなかなか正確にあてがえないということであった。
また、中には、まつ毛の根元を正確に挟めたとしても、まつ毛カーラーをどのように巻き上げたらよいかの知識がほとんどなく、極端なケースでは、まつ毛を挟んでから、それを前方に引っ張るようにして巻き上げている人もいた。
【0033】
このような状況の中で、本発明者らは、いろいろと対策を検討した結果、まつ毛の根元にあてがう成形板3の際(きわ)の部分が、鏡にしっかりと写しだされれば、使用者もその際(きわ)を視認しながらはっきりと意識できるとともに、際が意識できれば、まつ毛の根元にその際をあてがうのはそれほど難しいことではないであろうと考えた。
【0034】
このような考えの下に、鏡に写る成形板3の凸面側であって、まつ毛の根元に沿わせる際(きわ)の部分に、第1実施形態として示した成形板3の幅方向全長にわたって朱色の視認部7を表示してみた。
また、成形板3の凸面側であって、上記視認部7と対向する側に、第1実施形態として示した成形板3の幅方向全長にわたって表示した青色の線からなる回動支点を示す目印8を表示してみた。
【0035】
そして、図4に示したモニターテスト対象者からランダムに66人を抽出し、それらの人に、視認部7はまつ毛の根元に合わせるものであり、目印8は回動支点を示すものであることを伝えて、実際に使ってもらったが、その結果が図5の本願発明として示したもので、95,5%の人が非常に満足あるいは満足という結果を示した。
【0036】
また、モニターテスト対象者の中からランダムに55人を抽出して、視認部7と目印8がない従来のまつ毛カーラーについて、実際にまつ毛の根元からカールができているかどうかを調査したところ、図6(a)に示すように、「できていない」が52,7%であった。
一方、モニターテスト対象者の中から65人をランダムに抽出して、視認部7と目印8を示した本発明のまつ毛カーラーに関して調査したが、その結果は、「できていない」が15,4%と激減しており、カールができているかどうかという観点でも驚異的な結果を発揮している。
【0037】
さらに、カールがどのようにできているかというカールの状態に関しても、図6(b)に示すように同様の調査をしたが、視認部7と目印8がない従来のまつ毛カーラーについは、「カーブ」ができているのは25.5%に過ぎないが、本発明では「カーブ」ができているのは53.8%に増えている。
【0038】
また、カールのやりやすさに関しても、モニターテスト対象者の中からランダムに66人を抽出して調査したが、その結果、「非常にやりやすい」あるいは「やりやすい」が89.4%にも及んでいる(図7参照)。
また、まつ毛カーラーは、化粧品販売店における化粧の指導をするいわゆる専門家がお客さまに対して実演することもあるが、模擬的な実演状況の中でも、専門家から「非常にやりやすい」「やりやすい」及び「非常にきれいにできる」「きれいにできる」との感想が得られている(図8(a)(b)参照)。
以上の結果は、いずれも驚異的なものであるが、視認部7と回動支点を示す目印8について本発明者らの考えが適切であったことを示している。
【0039】
なお、上記第1実施形態において、視認部7及び回動支点を示す目印8を、成形板3の幅方向全長に渡って表示したが、使用者がそれらをはっきりと認識できれば、必ずしも全長にわたって表示しなくてもよい。
また、視認部7及び回動支点を示す目印8は、例えば、連続線や破線はもちろん、成形板3を複数の材質で構成し、その材質の色や質感の違いなどによって視認部7や目印8を表現してもよい。さらには、成形板3の際(きわ)に、テープやシールを貼り付けて、それらを視認部7あるいは目印8としてもよい。
【0040】
さらに、視認部7と回動支点を示す目印8とを色分けしたのは、鏡に写されたときに、それらの違いをはっきりと認識できるようにするためである。したがって、使用者がそれらの違いを認識できれば、どのような色分けであってもよい。また、成形板3を複数の材質で構成し、それら材質の色の差を利用してもよい。
さらに、視認部7と目印8との違いを認識できればよいという意味では、それらの形態を相違させるようにしてもよい。例えば、視認部7を直線にしたら、目印8は小さな模様の連続にするなどで、それらの両者の違いをはっきりと認識できるものであれば、どのような形態差でもよい。
【0041】
また、上記第1実施形態では、成形板3に視認部7と目印8との両方を表示したが、この発明において、視認部7は絶対的な必須事項であるが、回動支点を示す目印8はよりよい効果を得るために必要であるが、絶対的な必須事項とはいえない。なぜなら、実験結果で、多くの人が成形板3の際をまつ毛の根元にあてがえないことが原因で、上手くカールができないことが判明しているからである。
【0042】
図9に示した第2実施形態は、成形板3をキャップ上の覆い体10で覆うようにしたのもので、この覆い体10には視認部7と回動支点を示す目印8とを表示している。
そして、この第2実施形態は、上記のように覆い体10を用いた点が第1実施形態と異なるが、この覆い体10に表示した視認部7と目印8とは、第1実施形態と同じである。
【符号の説明】
【0043】
3 成形板
4 移動体
7 視認部
8 回動支点を示す目印
10 覆い体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円弧状にした成形板と、この成形板に対して相対的に移動可能にした移動体とを備え、これら成形板と移動体との間にまつ毛を挟んでカールするまつ毛カーラーにおいて、鏡に対向させる上記成形板の一方の側面であって、まつ毛の根元に沿わせる際(きわ)の部分に、その際(きわ)に沿った視認部を表示したまつ毛カーラー。
【請求項2】
上記成形板の上記一方の側面であって、上記視認部と対向する側に、その視認部と間隔を保った回動支点を示す目印を表示した請求項1記載のまつ毛カーラー。
【請求項3】
上記視認部と回動支点を示す上記目印とは、それらを成形板の幅方向全長にわたって平行に表示した請求項2記載のまつ毛カーラー。
【請求項4】
上記視認部と回動支点を示す上記目印とは異なる色で表示した請求項2又は3記載のまつ毛カーラー。
【請求項5】
上記視認部と回動支点を示す上記目印とは異なる形態で表示した請求項2〜4のいずれか1に記載のまつ毛カーラー。
【請求項6】
円弧状にした成形板と、この成形板に対して相対的に移動可能にした移動体とを備え、これら成形板と移動体との間にまつ毛を挟んでカールするまつ毛カーラーに用いるアタッチメントであって、上記成形板の少なくとも鏡に対向する面を覆う覆い体を備え、この覆い体には、上記成形板を覆った状態でまつ毛の根元に沿う際(きわ)に沿った視認部を表示するとともに、この視認部と対向する側に、視認部と間隔を保った回動支点を示す目印を表示したまつ毛カーラー用アタッチメント。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−228411(P2012−228411A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−99271(P2011−99271)
【出願日】平成23年4月27日(2011.4.27)
【出願人】(000001959)株式会社 資生堂 (1,748)