説明

アクリルゴム組成物及びそれを用いて加硫成形されたシール部品

【課題】加硫時にオルトトルイジンを発生せず、かつ加硫促進剤としてDOTGを用いたものと同等の物性を有するアクリルゴム組成物及びそれを用いて加硫成形されたOリング、ガスケット又はパッキンなどのようなシール部品を提供すること。
【解決手段】カルボキシル基を架橋点モノマーとして有するACMポリマー又はAEMポリマーからなるアクリルゴムポリマー100重量部に対し、架橋剤としてアルキレンジアミン類を0.1〜10重量部、加硫促進剤としてジアルキル2級アミンを0.1〜10重量部含有アクリルゴム組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクリルゴム組成物及びそれを用いて加硫成形されたシール部品に関し、詳しくは加硫時にo−toluidineを発生せず、加硫速度が早く、耐熱性、圧縮永久歪特性が良好なアクリルゴム組成物及びそれを用いて加硫成形されたOリング、ガスケット又はパッキンなどのようなシール部品に関する。
【背景技術】
【0002】
アクリルゴム組成物は、シリコーンゴム、フッ素ゴムに次ぐ耐熱性と、フッ素ゴム、ニトリルゴム、ヒドリンゴムに次ぐ耐油性を有し、特に高温化での耐油性は、ニトリルゴムやヒドリンゴムより優れている。耐熱性・耐油性が優れ、さらに比較的廉価であるため、Oリング、ガスケット又はパッキンなどのようなシール部品として使用されている。
【0003】
特許文献1、2に記載のカルボキシル基を架橋点モノマーとして有する架橋タイプのアクリルゴム組成物は、加硫速度が早く、耐熱性、圧縮永久歪特性が非常に良好な材料である。
【0004】
しかし、加硫促進剤として実施例では、DOTG(Di-o-tolyl guanidine:ジ−o−トリルグアニジン)を使用している。このDOTGは、加硫時の熱で分解し、o-toluidine(オルトトルイジン)を発生する。現在、このオルトトルイジンの人間に対する毒性(発ガン性)が懸念されており、EUを中心にDOTGを代替、廃止による削減が進められている。
【0005】
DOTGの代替には、現在のところ1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)等が検討されているが、加硫速度が遅い、圧縮永久歪特性がDOTG配合と比較して悪い等の不具合がある。
【特許文献1】WO2007/145337
【特許文献2】WO2007/145338
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明の課題は、加硫時にオルトトルイジンを発生せず、かつ加硫促進剤としてDOTGを用いたものと同等の物性を有するアクリルゴム組成物及びそれを用いて加硫成形されたOリング、ガスケット又はパッキンなどのようなシール部品を提供することにある。
【0007】
本発明の他の課題は以下の記載によって明らかになる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は以下の各発明によって解決される。
【0009】
(請求項1)
カルボキシル基を架橋点モノマーとして有するACMポリマー又はAEMポリマーからなるアクリルゴムポリマー100重量部に対し、架橋剤としてアルキレンジアミン類を0.1〜10重量部、加硫促進剤としてジアルキル2級アミンを0.1〜10重量部含有することを特徴とするアクリルゴム組成物。
【0010】
(請求項2)
アクリルゴムポリマー100重量部に対し、架橋剤としてアルキレンジアミン類を1〜3重量部含有することを特徴とする請求項1記載のアクリルゴム組成物。
【0011】
(請求項3)
アクリルゴムポリマー100重量部に対し、加硫促進剤としてジアルキル2級アミンを2〜5重量部含有することを特徴とする請求項1又は2記載のアクリルゴム組成物。
【0012】
(請求項4)
請求項1、2又は3記載のアクリルゴム組成物を用いて、加硫成形されたOリング、ガスケット又はパッキンから選ばれるシール部品。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、加硫時にオルトトルイジンを発生せず、かつ加硫促進剤としてDOTGを用いたものと同等の物性を有するアクリルゴム組成物及びそれを用いて加硫成形されたOリング、ガスケット又はパッキンなどのようなシール部品を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
<アクリルゴムポリマー>
本発明のアクリルゴム組成物に用いられるアクリルゴムポリマーは、カルボキシル基を架橋点モノマーとして有するACMポリマー又はAEMポリマーからなる。
【0016】
ACMポリマーは、アクリル酸アルキル又はアクリル酸アルコキシアルキルとアクリル酸ブチルとカルボキシル基を有する架橋点モノマーからなり、カルボキシル基を架橋点モノマーとして有する特殊架橋タイプのアクリルゴム(ACM)材料である。
【0017】
AEMポリマーは、エチレンとアクリル酸エステルとカルボキシル基を有する架橋点モノマーの3元共重合体で、特殊架橋タイプのAEM材料である。
【0018】
本発明では、ACMポリマー又はAEMポリマーを単独で、あるいは併用して使用できる。
【0019】
ACMポリマーのモノマー成分であるアクリル酸アルキルとしては、アクリル酸エチル(EA)等が挙げられ、アクリル酸アルコキシアルキルとしては、アクリル酸メトキシエチル(MEA)、アクリル酸メトキシブチル、アクリル酸エトキシブチル等が挙げられる。カルボキシル基を有する架橋点モノマーとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、2−ペンテン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、マレイン酸モノアルキルエステル、フマル酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル等が挙げられる。
【0020】
AEMに用いられるアクリル酸エステルとしては、アクリル酸エチル(EA)、アクリル酸ブチル(BA)、アクリル酸メトキシエチル(MEA)等が挙げられる。カルボキシル基を有する架橋点モノマーとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、2−ペンテン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、マレイン酸モノアルキルエステル、フマル酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル等が挙げられる。
【0021】
本発明のアクリルゴム組成物は、上述のモノマー成分(架橋点モノマーを含む)やその他の必要な共重合可能なモノマー成分を、乳化重合、懸濁重合、溶液重合、塊状重合等の公知の方法で共重合させて得ることができる。
【0022】
本発明のアクリルゴムポリマーは市販品として入手することができ、ACMポリマー(ACM材料)としては、日本ゼオン社製「AR14」、「AR12」等が挙げられ、AEMポリマー(AEM材料)としては、デュポン・ダウ・エラストマー社製「Vamac G」、「Vamac GLS」等が挙げられる。
【0023】
<加硫剤>
本発明では、加硫剤(架橋剤)として、ACMポリマーやAEMポリマー中のカルボキシル基(架橋点モノマー成分)と容易に架橋構造を形成し得るアルキレンジアミン類が用いられる。
【0024】
かかるアルキレンジアミン類としては、脂肪族であっても芳香族であってもよく、例えば、ヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンカルバメート、N,N’−ジシンナミリデン−1,6−ヘキサンジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)カルバメート、4,4’−メチレンジアニリン、4,4’−オキシフェニルジフェニルアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、4,4’−メチレンビス(o−クロロアニリン)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジアニリン、4,4’−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジアニリン、2,2’−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、4,4’−ジアミノベンズアニリド、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン−シンナムアルデヒド付加物及びヘキサメチレンジアミン−ジベンゾエート塩などを例示できる。
【0025】
本発明では、中でも、ヘキサメチレンジアミンカルバメート、N,N’−ジシンナミリデン−1,6−ヘキサンジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)カルバメート、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルが好ましく、これらは市販品をそのまま使用できる。例えばヘキサメチレンジアミンカルバメートの市販品は、Diak No.1(デュポン・ダウ・エラストマー社製)が挙げられ、、N,N’−ジシンナミリデン−1,6−ヘキサンジアミンの市販品はDiak No.3(デュポン・ダウ・エラストマー社製)が挙げられ、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)カルバメートの市販品は、Diak No.4(デュポン・ダウ・エラストマー社製)が挙げられ、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルの市販品はDADPE(サンケミカル社製)が挙げられる。
【0026】
<加硫促進剤>
本発明において、加硫促進剤としては、ジアルキル2級アミンを用いる。ジアルキル2級アミンとしては、ジココアルキルアミン、ジ硬化牛脂アルキルアミンなどが挙げられ、中でもジココアルキルアミンが、加硫促進効果の点で好ましい。
【0027】
<配合>
本発明において、加硫剤としてアルキレンジアミン類、加硫促進剤としてジアルキル2級アミンを用いた場合に、加硫促進剤としてDOTGを用いた場合と同等の特性を持つ架橋体を得ることができ、オルトトルイジンを発生しない。
【0028】
モノアルキル1級アミン類、トリアルキル3級アミン類を使用した場合は、加硫促進効果が十分でなく、加硫生地のスコーチ安定性に問題があり十分とは言えない。
【0029】
本発明においては、加硫剤として用いるアルキレンジアミン類は、アクリルゴムポリマー100重量部に対し、0.1〜10重量部、好ましくは1〜3重量部、加硫促進剤として用いるジアルキル2級アミンは0.1〜10重量部、好ましくは2〜5重量部配合する。加硫剤のアルキレンジアミンの配合量がこれより多いと発泡不具合等が発生する。また、加硫促進剤のジアルキル2級アミンの配合量がこれより多いと、発泡不具合、CS特性の悪化などが発生し好ましくない。
【0030】
<その他の配合剤>
本発明のアクリルゴム組成物には、上記以外に、カーボンブラックを配合することが好ましい。本発明において、カーボンブラックの配合量は、ポリマー100重量部に対し、40〜100重量部の範囲が好ましく、より好ましくは50〜90重量部の範囲である。
【0031】
本発明で用いられるカーボンブラックの一次粒子径は、40〜100nmの範囲であることが好ましい。ここで一次粒子径とは、カーボンブラック凝集体を構成する小さな球状(微結晶による輪郭を有し、分離できない)成分を電子顕微鏡写真により測定、算出した平均直径であり、これはカーボンブラック協会発行カーボンブラック年鑑1998、NO.48に、粒子径の定義として記載してあるものと同一である。また、本発明での一次粒子径を算出する際には、算術平均が用いられる。
【0032】
本発明において好ましく使用することができるカーボンブラックとしては、例えば、東海カーボン社製「FEFカーボン/シースト G−SO」(一次粒子径:40〜48nm)が挙げられる。
【0033】
以上の成分以外に、ゴム配合剤としてステアリン酸、パルチミン酸等の加工助剤、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等の受酸剤、老化防止剤、可塑剤等のゴム工業で一般的に使用されている配合剤が、必要に応じて適宜添加されて用いられる。
【0034】
<ゴム組成物の調製、架橋及び成形>
本発明のゴム組成物の調製においては、インターミックス、ニーダー、バンバリーミキサー等の混練機または、オープンロール等を用いて混練するなどの適宜の混合方法が採用できる。
【0035】
架橋の際には、本発明のアクリルゴム組成物を加熱する。加熱温度は、好ましくは130〜220℃、より好ましくは140〜200℃、更に好ましくは150〜200℃であり、架橋時間は好ましくは30秒〜5時間、より好ましくは3分〜60分加熱である。
【0036】
加熱方法としては、プレス加熱、蒸気加熱、オーブン加熱、熱風加熱などのゴムの架橋に用いられる方法を適宜選択すればよい。
【0037】
また、一次架橋した後に、架橋物の内部まで確実に架橋させるために、二次架橋を行ってもよい。二次架橋は、加熱方法、架橋温度、形状などにより異なるが、加熱温度は好ましくは150〜250℃で、加熱時間は好ましくは0.5時間〜24時間行う。加熱方法はオーブン加熱等を適宜選択すればよい。
【0038】
本発明のゴム組成物の成形方法は、特に限定されない。圧縮成形、射出成形、トランスファー成形あるいは押出成形などのいずれの方法を用いることも可能である。
【0039】
本発明では、射出成形機、圧縮成形機、加硫プレスなどを用いて、成形と架橋を同時に行う方法、成形後に架橋を行う方法のいずれでもよい。
【0040】
本発明のシール部品は、上述のアクリルゴム組成物を加硫・成形して得られ、Oリング、ガスケット又はパッキンから選ばれるシール部品が挙げられる。
【実施例】
【0041】
以下、実施例により本発明の効果を例証する。
実施例1
AR12
(日本ゼオン社製ACMポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・100重量部
FEFカーボン
(東海カーボン社製「シースト G-SO」;一次粒子径:40〜48nm)・・・ 60重量部
加硫促進剤;ジココアルキルアミン
(ジアルキル2級アミン ライオンアクゾ社製「アーミン2C」)・・・2.0重量部
加硫剤;ヘキサメチレンジアミンカルバメート
(デュポン・ダウ・エラストマー社製「Diak No.1」)・・・・・・・・ 2.0重量部
【0042】
これらの配合物(加硫剤及び加硫促進剤を除く)をニーダーで混練し、次いで加硫剤及び加硫促進剤を配合してオープンロールにて混練した。
【0043】
このゴム組成物の成形は、加硫プレスにより、180℃ 10分の一次加硫、及び加熱オーブンによる150℃24時間の二次加硫により行い、150mm×150mm×2mmの加硫シートとG25サイズ(内径24.4mm、線径3.1mm)のOリングを得た。
【0044】
得られた加硫シートについて、常態物性を測定すると共に、Oリングの圧縮永久歪試験を行った。
【0045】
また、加硫特性、スコーチ特性、及びオルトトルイジン(o-toluidine)の発生の有無について評価した。
【0046】
組成物の配合および、各評価の結果を表1に示す。
【0047】
<評価方法>
【0048】
(常態物性)
1.ゴム硬度Hs;JIS K6253に準拠しタイプAデュロメーターで測定した。
2.引張強さTB(MPa);JIS K6251に準拠。
3.伸びEB(%);JIS K6251に準拠。
【0049】
(圧縮永久歪CS)
上記のG25サイズ(内径24.4mm、線径3.1mm)のOリングについて、JIS K 6262に準拠して175℃×70時間(25%圧縮)の耐熱老化後の圧縮永久歪(%)を評価した。
【0050】
(加硫特性)
JIS K6300−2に準拠して、ロータレスレオメーターを用いて180℃の加硫速度を測定し、加硫曲線から最低トルクMLおよび最高トルクMHを求め、T10(最大トルク値の10%トルク値に到達する迄の時間(分))及びT90(最大トルク値の90%トルク値に到達する迄の時間(分))を求めた。
【0051】
(ムーニースコーチ)
JIS K6300に準拠して、125℃でムーニー粘度計(Lローター)を用いてムーニー粘度計の最低値から5ポイント(T5)増加するまでの時間(分)を測定した。
【0052】
(o−toluidineの発生の有無)
ゴム組成物に基づく事実を示す。
【0053】
実施例2
実施例1において、ポリマーをAR14(日本ゼオン社製ACMポリマー)に代えて、同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0054】
比較例1
実施例1において、加硫促進剤を1,3−ジ−o−トリルグアニジン(DOTG)(大内新興化学工業社製「ノクセラーDT」)2.0重量部に代えて、同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0055】
比較例2
実施例1において、加硫促進剤を配合せず、同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0056】
比較例3
実施例1において、加硫促進剤をステアリルアミン(モノアルキル1級アミン)(ライオンアクゾ社製「アーミン18D」)2.0重量部に代えて、同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0057】
比較例4
実施例1において、加硫促進剤をN,N−ジメチルステアリルアミン(トリアルキル3級アミン)(ライオンアクゾ社製「アーミンDM18D」)2.0重量部に代えて、同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0058】
比較例5
実施例1において、加硫促進剤を1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)(ランクセス社製「XLA−60」)1.0重量部に代えて、同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0059】
【表1】

【0060】
表1より、実施例1、2では、従来のグアニジン配合と同等の物性であり、o−toluidineの発生もないことがわかる。これに対して、比較例1では、従来のグアニジン配合であるので、物性に問題ないが、o−toluidineが発生することがわかる。比較例2では、グアニジン配合と比較して、加硫が遅く、TBも悪いことがわかる。なおo−toluidineの発生はない。比較例3では、グアニジン配合と比較して、加硫が遅く、TBとCSも悪いことがわかる。なおo−toluidineの発生はない。比較例4では、グアニジン配合と比較して、スコーチが早いことがわかる。なおo−toluidineの発生はない。比較例5では、グアニジン配合と比較して、スコーチが早く、CSも悪いことがわかる。なおo−toluidineの発生はない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カルボキシル基を架橋点モノマーとして有するACMポリマー又はAEMポリマーからなるアクリルゴムポリマー100重量部に対し、架橋剤としてアルキレンジアミン類を0.1〜10重量部、加硫促進剤としてジアルキル2級アミンを0.1〜10重量部含有することを特徴とするアクリルゴム組成物。
【請求項2】
アクリルゴムポリマー100重量部に対し、架橋剤としてアルキレンジアミン類を1〜3重量部含有することを特徴とする請求項1記載のアクリルゴム組成物。
【請求項3】
アクリルゴムポリマー100重量部に対し、加硫促進剤としてジアルキル2級アミンを2〜5重量部含有することを特徴とする請求項1又は2記載のアクリルゴム組成物。
【請求項4】
請求項1、2又は3記載のアクリルゴム組成物を用いて、加硫成形されたOリング、ガスケット又はパッキンから選ばれるシール部品。

【公開番号】特開2010−90351(P2010−90351A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−264692(P2008−264692)
【出願日】平成20年10月11日(2008.10.11)
【出願人】(000004385)NOK株式会社 (1,527)
【Fターム(参考)】