説明

アジノン置換アゼピノ[B]インドールおよびピリド−ピロロ−アゼピンMCH−1拮抗薬、ならびにその作製方法および使用

新規のMCH−1受容体拮抗薬が開示される。これらの化合物は、肥満、不安症、うつ病、非アルコール性脂肪性肝疾患、および精神疾患を含む、種々の疾患の治療において使用される。これらの化合物を作製する方法もまた、本発明において説明される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、またはその酸化物、その薬学的に許容される塩、その溶媒、もしくはそのプロドラッグ:

式中、
は、H、−S(O)14、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールから成る群から選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR16、もしくは−NR1617で1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
〜RおよびR〜R12は、それぞれ独立して、H、ハロゲン、−OR13、−NR1314、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)14、−NR15C(O)NR1415、−S(O)14、−CN、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールから成る群から選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR16、もしくは−NR1617で1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよいか;あるいはRおよびRまたはRおよびRは、結合して、オキソ基、チオ基、イミン基、シクロアルキル基、または、酸素、窒素、および硫黄から成る群から選択される1〜5個のヘテロ原子を含有する複素環基を形成することができ;
は、各位置において、H、ハロゲン、−OR13、−NR1314、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)14、−NR15C(O)NR1415、−S(O)14、−CN、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールから成る群から独立して選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR16、もしくは−NR1617で1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
は、任意で存在し、存在する場合、H、ハロゲン、−OR13、−NR1314、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)14、−NR15C(O)NR1415、−S(O)14、−CN、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールから成る群から選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR16、もしくは−NR1617で1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよいか;あるいはRおよびRまたはRおよびRは、結合して、オキソ基、チオ基、イミン基、シクロアルキル基、または、酸素、窒素、および硫黄から成る群から選択される1〜5個のヘテロ原子を含有する複素環基を形成することができ;
は、H、−S(O)14、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールから成る群から選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR16、もしくは−NR1617で1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
13は、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、−C(O)R15、フェニル、またはベンジルであり、フェニルまたはベンジルは、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、またはC−Cアルコキシで1〜3回置換されていてもよく;
14は、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、フェニル、またはベンジルであり、フェニルまたはベンジルは、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、またはC−Cアルコキシで1〜3回置換されていてもよく;
15は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、またはフェニルであり;
16およびR17は、それぞれ独立して、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、−C(O)R15、フェニル、またはベンジルであり、フェニルまたはベンジルは、その各出現時にハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cアルコキシから成る群から独立して選択される置換基で、1〜3回置換されていてもよく;
18は、H、ハロゲン、−OR13、−NR1314、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)14、−NR14C(O)NR1415、−S(O)14、−CN、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールから成る群から選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR、もしくは−NRで1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
Gは、−NR−CR10−CR1112−、−CR10−NR−CR1112−、または−CR10−CR1112−NR−であるが、但し、Gが−CR10−NR−CR1112−である場合、RおよびRは、−C(O)NR1314ではなく;
Xは、CR18、C(R18、N、またはNR18であり;
Yは、CR18、C、またはNであり;
Zは、CH、C、またはNであり;
Lは、−(CH−O−、−(CH−、−CH=CH−、または結合であり;
Aは、CH、C、またはNであり;
Bは、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、またはシクロアルキルであり、前記アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、またはシクロアルキルのそれぞれは、H、アルコキシ、−S−アルキル、置換されていてもよいC−Cアルキル、ハロゲン、−CF、および−CNから成る群から選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
nは、0、1、2、または3であり;
pは、1〜4であり;
qは、0、1、または2であり;かつ

は、任意の二重結合を表す。
【請求項2】
Gが、−NR−CR10−CR1112−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、HまたはC−Cアルキルであり、R〜R12が、Hである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Gが、−CR10−NR−CR1112−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が、HまたはC−Cアルキルであり、R〜R12が、Hである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
Gが、−CR10−CR1112−NR−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、HまたはC−Cアルキルであり、R〜R12が、Hである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
が、Hである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が、C−Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が、H、−S(O)14、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、およびC−Cアルキニルから成る群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
が、HまたはC−Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
およびRが、結合して、オキソ基を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
Xが、N、CH、またはCHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
Yが、N、C、またはCHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
Lが、結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
Lが、−CH−O−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
Lが、−CH−CH−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
Bが、フェニル、ピリジニル、ピリダジニル、またはピリミジニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
Bが、非置換である、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
Bが、トリフルオロメチル、クロロ、フルオロ、メチル、およびメタンチオから選択される少なくとも1個の置換基で置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
Bが、フェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、4−(メチルチオ)−フェニル、5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル、2−(トリフルオロメチル)−ピリミジン−5−イル、6−(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル、5−フルオロ−ピリジン−2−イル、6−メチルピリジン−3−イル、6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル、5−クロロ−ピリジン−2−イル、2,4−ジクロロ−フェニル、2,4−ジフルオロ−フェニル、4−クロロ−フェニル、4−クロロ−2−フルオロ−フェニル、3,5−ジクロロ−ピリジン−2−イル、4−フルオロ−フェニル、ピリジン−2−イル、および3,5−ジフルオロ−ピリジン−2−イルから成る群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
構造

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】





から成る群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】




から成る群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】


から成る群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
HCl塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
請求項1に記載の化合物の治療有効量および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
【請求項28】
MCH−1受容体拮抗薬による治療の影響を受けやすい疾患または状態を治療する方法であって、
MCH−1拮抗薬による治療の影響を受けやすい疾患または状態を有する患者を選択する工程と、
請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療有効量を、該患者に投与する工程
を含む、方法。
【請求項29】
前記疾患または状態が、肥満、全般性不安障害、社会恐怖症、眩暈、強迫性障害、パニック障害、心的外傷後ストレス障害、パーキンソン病精神病、統合失調症、統合失調症における認識低下および障害、初老期認知症、アルツハイマー病、心理的障害、うつ病、物質乱用障害、神経変性疾患に関連する認知症、認知欠損、およびてんかんから成る群から選択される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
治療有効量の治療補助薬を、前記患者に投与する工程をさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記治療補助薬が、フェニルプロパノールアミン、エフェドリン、偽エフェドリン、フェンテルミン、コレシストキニン−A作動薬、モノアミン再取り込み阻害薬、交感神経様作用薬、セロトニン作用薬、ドーパミン作動薬、メラニン細胞刺激ホルモン受容体作動薬もしくは模倣薬、メラニン細胞刺激ホルモン類似体、カンナビノイド受容体拮抗薬もしくは逆作動薬、メラニン凝集ホルモン受容体拮抗薬、セロトニン5−HT受容体拮抗薬、セロトニン5−HT2C受容体作動薬、レプチン、レプチン類似体、レプチン受容体作動薬、アミリンペプチド、アミリン類似体、アミリン受容体作動薬、神経ペプチドY受容体モジュレーター、ガラニン拮抗薬、GIリパーゼ阻害剤もしくは減少剤(decreaser)、ボンベシン作動薬、デヒドロエピアンドロステロンもしくはその類似体、グルココルチコイド受容体作動薬、グルココルチコイド受容体拮抗薬、オレキシン受容体拮抗薬、ウロコルチン結合タンパク質拮抗薬、グルカゴン様ペプチド−1受容体の作動薬、毛様体神経栄養因子、GABA受容体のアロステリックモジュレーター、セロトニン5−HT1A受容体部分的作動薬、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン−ノルエピネフリン再取り込み阻害薬、三環系抗うつ薬クラスのモノアミン神経伝達物質再取り込み阻害薬、複合のセロトニン再取り込み阻害薬かつ5−HT2C拮抗薬、H受容体拮抗薬、ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬、ノルエピネフリン再取り込み阻害薬、ノルエピネフリン−ドーパミン再取り込み阻害薬、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、AMP活性化タンパク質キナーゼ作動薬、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体ガンマ活性化剤、HMG−CoA還元酵素阻害薬、PDE4阻害薬、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
減量を必要とする対象において、肥満を治療する方法であって、
減量を必要とする患者を選択する工程と、
請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療有効量を、該患者に投与する工程
を含む、方法。
【請求項33】
治療有効量の抗肥満補助薬を、前記患者に投与する工程をさらに含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記抗肥満補助薬が、フェニルプロパノールアミン、エフェドリン、偽エフェドリン、フェンテルミン、コレシストキニン−A作動薬、モノアミン再取り込み阻害薬、交感神経様作用薬、セロトニン作用薬、ドーパミン作動薬、メラニン細胞刺激ホルモン受容体作動薬もしくは模倣薬、メラニン細胞刺激ホルモン類似体、カンナビノイド受容体拮抗薬もしくは逆作動薬、メラニン凝集ホルモン受容体拮抗薬、セロトニン5−HT受容体拮抗薬、セロトニン5−HT2C受容体作動薬、レプチン、レプチン類似体、レプチン受容体作動薬、アミリンペプチド、アミリン類似体、アミリン受容体作動薬、神経ペプチドY受容体モジュレーター、ガラニン拮抗薬、GIリパーゼ阻害剤もしくは減少剤、ボンベシン作動薬、デヒドロエピアンドロステロンもしくはその類似体、グルココルチコイド受容体作動薬、グルココルチコイド受容体拮抗薬、オレキシン受容体拮抗薬、ウロコルチン結合タンパク質拮抗薬、グルカゴン様ペプチド−1受容体の作動薬、毛様体神経栄養因子、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
減量を経験している対象において、肥満を治療する方法であって、
減量を経験している患者を選択する工程と、
請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療有効量を、該患者に投与する工程
を含む、方法。
【請求項36】
不安症を治療する方法であって、
不安症を有する患者を選択する工程と、
請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療有効量を、該患者に投与する工程
を含む、方法。
【請求項37】
治療有効量の抗不安症補助薬を、前記患者に投与する工程をさらに含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記抗不安症補助薬が、GABA受容体のアロステリックモジュレーター、セロトニン5−HT1A受容体部分的作動薬、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン−ノルエピネフリン再取り込み阻害薬、三環系抗うつ薬クラスのモノアミン神経伝達物質再取り込み阻害薬、複合のセロトニン再取り込み阻害薬かつ5−HT2C拮抗薬、H受容体拮抗薬、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
うつ病を治療する方法であって、
うつ病を有する患者を選択する工程と、
請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療有効量を、該患者に投与する工程
を含む、方法。
【請求項40】
治療有効量の抗うつ病補助薬を、前記患者に投与する工程をさらに含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記抗うつ病補助薬が、セロトニン5−HT1A受容体部分的作動薬、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン−ノルエピネフリン再取り込み阻害薬、三環系抗うつ薬クラスのモノアミン神経伝達物質再取り込み阻害薬、複合のセロトニン再取り込み阻害薬かつ5−HT2C拮抗薬、ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬、ノルエピネフリン再取り込み阻害薬、ノルエピネフリン−ドーパミン再取り込み阻害薬、モノアミンオキシダーゼ阻害薬、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
非アルコール性脂肪性肝疾患を治療する方法であって、
非アルコール性脂肪性肝疾患を有する患者を選択する工程と、
請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療有効量を、該患者に投与する工程
を含む、方法。
【請求項43】
治療有効量の抗非アルコール性脂肪性肝疾患補助薬を、前記患者に投与する工程をさらに含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記抗非アルコール性脂肪性肝疾患補助薬が、AMP活性化タンパク質キナーゼ作動薬、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体ガンマ活性化剤、HMG−CoA還元酵素阻害薬、PDE4阻害薬、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
式(I)の生成化合物の調製のためのプロセスであって、

式中、
は、H、−S(O)14、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールから成る群から選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR16、もしくは−NR1617で1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
〜RおよびR〜R12は、それぞれ独立して、H、ハロゲン、−OR13、−NR1314、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)14、−NR15C(O)NR1415、−S(O)14、−CN、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールから成る群から選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR16、もしくは−NR1617で1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよいか;あるいはRおよびRまたはRおよびRは、結合して、オキソ基、チオ基、イミン基、シクロアルキル基、または、酸素、窒素、および硫黄から成る群から選択される1〜5個のヘテロ原子を含有する複素環基を形成することができ;
は、各位置において、H、ハロゲン、−OR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)14、−NR15C(O)NR1415、−S(O)14、−CN、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールから成る群から独立して選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR16、もしくは−NR1617で1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
は、任意で存在し、存在する場合、H、ハロゲン、−OR13、−NR1314、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)14、−NR15C(O)NR1415、−S(O)14、−CN、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールから成る群から選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR16、もしくは−NR1617で1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよいか;あるいはRおよびRまたはRおよびRは、結合して、オキソ基、チオ基、イミン基、シクロアルキル基、または、酸素、窒素、および硫黄から成る群から選択される1〜5個のヘテロ原子を含有する複素環基を形成することができ;
は、H、−S(O)14、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールから成る群から選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR16、もしくは−NR1617で1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
13は、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、−C(O)R15、フェニル、またはベンジルであり、フェニルまたはベンジルは、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、またはC−Cアルコキシで1〜3回置換されていてもよく;
14は、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、フェニル、またはベンジルであり、フェニルまたはベンジルは、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、またはC−Cアルコキシで1〜3回置換されていてもよく;
15は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、またはフェニルであり;
16およびR17は、それぞれ独立して、H、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、−C(O)R15、フェニル、またはベンジルであり、フェニルまたはベンジルは、その各出現時にハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、およびC−Cアルコキシから成る群から独立して選択される置換基で、1〜3回置換されていてもよく;
18は、H、ハロゲン、−OR13、−NR1314、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)14、−NR14C(O)NR1415、−S(O)14、−CN、−C(O)R14、−C(O)NR1314、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールから成る群から選択され、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールのそれぞれは、その各出現時にC−Cアルキル、ハロゲン、−CN、−OR16、−NR1617、ならびに、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、−CN、−OR、もしくは−NRで1〜3回置換されていてもよいフェニルから独立して選択される、1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
Gは、−NR−CR10−CR1112−、−CR10−NR−CR1112−、または−CR10−CR1112−NR−であるが、但し、Gが−CR10−NR−CR1112−である場合、RおよびRは、−C(O)NR1314ではなく;
Xは、CR18、C(R18、N、またはNR18であり;
Yは、CR18、C、またはNであり;
Zは、C、CH、またはNであり;
Lは、−(CH−O−、−(CH−、−CH=CH−、または結合であり;
Aは、C、CH、またはNであり;
Bは、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、またはシクロアルキルであり、前記アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、またはシクロアルキルのそれぞれは、H、アルコキシ、−S−アルキル、置換されていてもよいC−Cアルキル、ハロゲン、−CF、および−CNから成る群から選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
nは、0、1、2、または3であり;
pは、1〜4であり;
qは、0、1、または2であり;かつ

は、任意の二重結合を表し、
該プロセスは、式(I)の化合物を形成するために有効な条件下で、式(II)の第1の中間体を処理する工程を含み、

式中、Qは、ハロゲンである、プロセス。

【公表番号】特表2012−532144(P2012−532144A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−518609(P2012−518609)
【出願日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/040800
【国際公開番号】WO2011/003005
【国際公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(509002589)アルバニー モレキュラー リサーチ, インコーポレイテッド (14)
【Fターム(参考)】