説明

アスファルト混合物の納品管理方法

【課題】 アスファルトプラントにて製造・出荷される製品を出荷先の舗装現場に納品する際の納品管理に伴う作業を簡略化して手間を軽減できるように図る。
【解決手段】 製品の出荷時に発行される納品伝票を電子化してWebサーバ機能を有するコンピュータ本体5に記憶格納すると共に、このコンピュータ本体5へのURL情報が記録された第一、第二のQRコード13、14を発行する。搬送車両10の運転手は携帯端末20にて第一のQRコード13を読み取って第二のQRコード14を取得し、舗装現場9の現場管理者19が携帯端末21にて運転手の携帯端末20に表示される第二のQRコード14を読み取ることにより、電子納品伝票11と納品確認用の認証コード15´とを取得する。そして、この認証コード15´を運転手の携帯端末19に入力・記憶させ、帰着した運転手は前記コンピュータ本体5に認証コード15´を入力・照合して納品確認を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト混合物を製造するアスファルトプラントにて製造・出荷した製品を出荷先の舗装現場に納品する際の納品管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、アスファルト混合物製造工場では、購入者からの注文を基に製品であるアスファルト混合物の製造・出荷スケジュールを立て、このスケジュールに基づいて工場内のアスファルトプラントにて製品を製造した後、トラック等の搬送車両に順次払い出して出荷先の各舗装現場へ向けて出荷を行っている。このとき、出荷した製品に関する骨材配合値等の諸データが記載された納品伝票がその都度発行され、搬送車両の運転手はこの納品伝票を携えて出荷先の舗装現場まで製品を搬送して納品を行うと共に、前記納品伝票を舗装現場の現場管理者に提出し、現場管理者の受領印やサインの記された控え伝票等を受理して工場へ持ち帰ることで納品確認を行っている。
【0003】
ところで、このような納品管理に伴う一連の作業はそれなりに手間を要して煩わしいだけでなく、製品の製造・出荷の度に発行される納品伝票や控え伝票等の保管・管理も面倒である。一方、このような納品管理に伴う作業を簡略化するにあたり、例えば、特許文献1(特開2011−22638号公報)にて開示されているように、QRコード(登録商標)を利用する方法が考えられる。
【0004】
上記特許文献1に示される生コンクリートの品質管理方法にあっては、生コンクリート製造プラントにて製品である生コンクリートを製造・出荷する際に発行される納入書に、製品に関する計量記録や単位量等の諸データを記憶格納したWebサーバへのURL情報が記録されたQRコードを印字しておき、製品の出荷先である打設現場において現場管理者が携帯端末にて前記納品書のQRコードを読み取ることにより、Webサーバ内の諸データをごく簡単に手元の端末画面に表示させて参照・確認可能としており、簡単な構成ながらも生コンクリートの品質管理を好適に行えるように図っている。なお、前記QRコードは、従来のバーコード(一次元コード)などと比較してより多くの情報量を記録可能な二次元コードの一種であり、最近では携帯電話やノートパソコン等の携帯端末の多くがこれの読み取り機能を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−22638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように、QRコードとその読み取り機能を有した携帯端末とを上手く利用することにより、プラントにて製造・出荷される生コンクリートの品質管理を容易にかつ好適に行うことを可能としている。そこで、本発明者は、アスファルトプラントにて製造・出荷されるアスファルト混合物を舗装現場に納品する際の納品管理においても、上記のようにQRコードとその読み取り機能を有した携帯端末とを上手く利用できれば納品管理が比較的容易になり、納品伝票等の保管・管理も容易になると考えた。
【0007】
本発明は上記の点に鑑み、アスファルトプラントにて製造・出荷されるアスファルト混合物を出荷先の舗装現場に納品する際の納品管理に伴う作業を簡略化して手間を軽減できるように図ったアスファルト混合物の納品管理方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明に係る請求項1記載のアスファルト混合物の納品管理方法では、アスファルトプラントにてアスファルト混合物を製造・出荷したときに発行される納品伝票を電子化してWebサーバに記憶格納すると共に、該WebサーバへのURL情報が記録された第一のQRコードを発行し、アスファルト混合物を出荷先の舗装現場へ搬送する搬送車両の運転手は携帯端末にて前記第一のQRコードを読み取ってWebサーバ内の電子納品伝票とWebサーバへのURL情報が記録された第二のQRコードとを取得する一方、出荷先の舗装現場では現場管理者は携帯端末にて運転手の携帯端末に表示される第二のQRコードを読み取ってWebサーバ内の電子納品伝票と納品確認用の認証コードとを取得し、かつ該認証コードを運転手の携帯端末に入力して記憶させると共に、出荷を終えてプラントに帰着した運転手が携帯端末に記憶させた前記認証コードをWebサーバに入力すると、Webサーバでは認証コードの照合を行って納品確認をするようにしたことを特徴としている。
【0009】
また、請求項2記載のアスファルト混合物の納品管理方法では、アスファルト混合物を製造・出荷したときに材料の計量実績データも併せてWebサーバに記憶格納しておき、出荷先の舗装現場にて現場管理者が運転手の携帯端末に表示される第二のQRコードを読み取ると、Webサーバ内の計量実績データを参照可能なようにしたことを特徴としている。
【0010】
また、請求項3記載のアスファルト混合物の納品管理方法では、運転手が携帯端末にて第一のQRコードを読み取ると、出荷先の舗装現場への案内用地図データも併せて取得するようにしたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る請求項1記載のアスファルト混合物の納品管理方法によれば、アスファルトプラントにてアスファルト混合物を製造・出荷したときに発行される納品伝票を電子化してWebサーバに記憶格納すると共に、該WebサーバへのURL情報が記録された第一のQRコードを発行し、アスファルト混合物を出荷先の舗装現場へ搬送する搬送車両の運転手は携帯端末にて前記第一のQRコードを読み取ってWebサーバ内の電子納品伝票とWebサーバへのURL情報が記録された第二のQRコードとを取得する一方、出荷先の舗装現場では現場管理者は携帯端末にて運転手の携帯端末に表示される第二のQRコードを読み取ってWebサーバ内の電子納品伝票と納品確認用の認証コードとを取得し、かつ該認証コードを運転手の携帯端末に入力して記憶させると共に、出荷を終えてプラントに帰着した運転手が携帯端末に記憶させた前記認証コードをWebサーバに入力すると、Webサーバでは認証コードの照合を行って納品確認をするようにしたので、アスファルト混合物の納品管理に伴う作業を簡略化でき、プラントの製造・出荷管理者や搬送車両の運転手等の手間や負担を軽減することができる。また、納品伝票を電子データとして取り扱えて保管・管理が容易なものとなる。
【0012】
また、請求項2記載のアスファルト混合物の納品管理方法によれば、アスファルト混合物を製造・出荷したときに材料の計量実績データも併せてWebサーバに記憶格納しておき、出荷先の舗装現場にて現場管理者が運転手の携帯端末に表示される第二のQRコードを読み取ると、Webサーバ内の計量実績データを参照可能なようにしたので、舗装現場の現場管理者は納品されるアスファルト混合物に関する計量実績データをその場で参照・確認でき、好適に製品の品質管理を行える。
【0013】
また、請求項3記載のアスファルト混合物の納品管理方法によれば、運転手が携帯端末にて第一のQRコードを読み取ると、出荷先の舗装現場への案内用地図データも併せて取得するようにしたので、アスファルト混合物を出荷先の舗装現場へ迅速かつ確実に納品することが可能となり、製品の温度低下に伴う品質の低下を極力防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係るアスファルト混合物の納品管理方法の概略説明図1である。
【図2】本発明に係るアスファルト混合物の納品管理方法の概略説明図2である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明に係るアスファルト混合物の納品管理方法にあっては、アスファルト混合物製造工場に設置されるアスファルトプラントにて各種材料を計量・混合してアスファルト混合物を製造・出荷した際に、プラントの出荷管理装置では、従来の紙の納品伝票に代えて電子化した電子納品伝票を発行してWebサーバに記憶格納させると共に、該Webサーバへインターネット回線を介してアクセスするためのURL情報が記録された第一のQRコード、及び納品確認用の認証コードを発行する。また、この製造・出荷される製品に関する各種材料の計量実績データも併せて前記Webサーバに記憶格納させておく。
【0016】
そして、この製造したアスファルト混合物を出荷先の舗装現場へ向けて出荷するときには、搬送車両の運転手は、少なくともQRコード読み取り機能とインターネット通信機能とを有する適宜の携帯端末にて前記第一のQRコードを読み取り、前記Webサーバ内の電子納品伝票と、WebサーバへのURL情報が記録された第二のQRコードとを取得し、共に携帯端末に記憶させる。
【0017】
一方、製品の出荷先である舗装現場では、現場管理者は前記同様に各種携帯端末にて運転手の携帯端末の表示画面上に表示される第二のQRコードを読み取り、遠隔のWebサーバ内に記憶格納されている電子納品伝票と納品確認用の認証コード、及びこの製品に関する計量実績データ等を取得し、現場管理者の携帯端末に記憶させる。そして、必要に応じて前記計量実績データを携帯端末の表示画面上に表示させて参照するなどして、納品される製品の品質確認を行う。そして、舗装現場への製品の納品作業が完了すると、現場管理者は先程取得した前記認証コードを運転手の携帯端末に入力し、該携帯端末に納品確認用の認証コードを記憶させる。そして、納品を終えてプラントに帰着した運転手が携帯端末に記憶させた前記認証コードを出荷管理装置のWebサーバに入力操作すると、Webサーバでは記憶格納している認証コードと照合して納品完了の確認を行う。
【0018】
なお、製品の出荷時に搬送車両の運転手が携帯端末にて読み込む第一のQRコードに、前記情報に加えて、出荷先の舗装現場までの案内用地図データ情報も記録させておけば、誤納防止となるだけでなく、出荷先の舗装現場まで極力迅速に納品可能となり、製品温度が品質や施工性等に大きく影響を及ぼすアスファルト混合物の納品において好適なものとなる。
【0019】
このように、本発明に係るアスファルト混合物の納品管理方法によれば、アスファルトプラントにて製造・出荷されるアスファルト混合物を出荷先の舗装現場に納品する際に要する一連の作業を簡略化でき、製品の納品に携わる各作業者の手間や負担を軽減できると共に、納品伝票を電子化できて保管・管理が容易となって納品管理に係る業務効率の向上が期待できる。
【実施例】
【0020】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、図1では、アスファルト混合物製造工場から出荷先の舗装現場へ製品を納品するまでの一連の流れを示しており、また図2では、製品納品後に納品確認を完了するまでの一連の流れを示している。
【0021】
図中の1は道路舗装用に用いられるアスファルト混合物を製造・出荷するアスファルト混合物製造工場であって、各種粒径の骨材を所定温度にて加熱乾燥処理するドライヤ、該ドライヤにて加熱乾燥処理した骨材や石粉、溶融アスファルト等の各種材料を貯蔵する貯蔵槽、該貯蔵槽より排出される各種材料を計量する計量器、該計量器にて計量した各種材料を混合処理するミキサ等を備えたアスファルトプラント本体2と、該プラント本体2のドライヤや貯蔵槽、計量槽、ミキサ等の各機器を操作・制御する操作盤3と、該操作盤3を介してプラント本体2に製品であるアスファルト混合物の製造・出荷を指示する出荷管理装置4等から構成している。
【0022】
前記出荷管理装置4は、Webサーバ機能を有したコンピュータ本体5と、各種情報表示用の表示モニター6と、各種設定項目や情報等を入力するキーボード7、及び各種情報を印字出力するプリンタ8等から成り、前記コンピュータ本体5に内蔵される記憶部には、製品の出荷先である各アスファルト舗装現場9に対する製品の製造量や出荷時間等の製造・出荷スケジュールを設定登録し、操作盤3ではこの製造・出荷スケジュールに基づいてプラント本体2の各機器を操作・制御して製品であるアスファルト混合物を製造し、トラック等の搬送車両10に順次払い出して各舗装現場9に向けて出荷するようにしている。
【0023】
また、出荷管理装置4では、製品の製造・出荷時に、骨材配合値等の諸データが記載された電子納品伝票11(例えば、JPG形式等の画像データや、PDFファイル形式等の電子化した納品伝票)や、コンピュータ本体5にインターネット回線12を介してアクセスするためのURL情報が記録された第一のQRコード13及び第二のQRコード14、また納品確認用の、例えば数桁の英数字等からなる認証コード15等を発行し、このうち電子納品伝票11と、第二のQRコード14、及び認証コード15を前記コンピュータ本体5の記憶部に記憶格納するようにしている。また、製造・出荷される製品に関する各種材料の計量実績データ16や、出荷先の舗装現場9までの案内用の地図データ17も併せて前記コンピュータ本体5に記憶格納させるようにしている。なお、前記第一のQRコード13については、前記搬送車両10の運転手が参照できるように別途配設したモニター(図示せず)画面等に表示させるようにしておく。
【0024】
一方、遠隔の各舗装現場9にはロードローラ等の転圧機18を待機させるなどして、前記搬送車両10より搬入されて払い出されるアスファルト混合物を順次敷き均して転圧させて舗装処理するようにしている。また、搬送車両10の運転手、及び各舗装現場9の現場管理者19には、少なくともQRコード読み取り機能とインターネット通信機能とを有する、例えば、スマートフォンやノートパソコン、タブレットパソコン等、適宜の携帯端末20、21をそれぞれ所持・携帯させておく。
【0025】
なお、前記第一のQRコード13を適宜の携帯端末にて読み取り操作すると、自動的にインターネット回線12を介して出荷管理装置4のコンピュータ本体5にアクセスを行い、記憶部に記憶格納されている電子納品伝票11と、第二のQRコード14、及び出荷先の舗装現場9までの案内用の地図データ17とを取得するように、また前記第二のQRコード14を適宜の携帯端末にて読み取り操作すると、出荷管理装置4から電子納品伝票11と、認証コード15、及び計量実績データ16とを取得するように、各QRコード13、14にそれぞれプログラムを記録している。
【0026】
次に、上記システムによるアスファルト混合物製造工場から出荷先の舗装現場へ製品を納品する際の納品管理方法を説明する。
【0027】
先ず、図1に示されるように、アスファルト混合物製造工場1の出荷管理装置4には、各舗装現場9への製品の製造・出荷スケジュールを予め設定登録しておき、プラント本体2ではこの製造・出荷スケジュールに基づいて製品であるアスファルト混合物を製造し、搬送車両10に順次払い出して出荷先の各舗装現場9に向けて出荷していくと共に、出荷管理装置4では製造・出荷した製品に関する電子納品伝票11、コンピュータ本体5へのURL情報が記録された第一のQRコード13及び第二のQRコード14、納品確認用の認証コード15を発行し、計量実績データ16や、出荷先の舗装現場9までの地図データ17等と併せてコンピュータ本体5に記憶格納する一方、第一のQRコード13は搬送車両10の運転手が参照可能な適宜のモニターに表示させる。
【0028】
次いで、製品を積み込んだ搬送車両10の運転手は、携帯する携帯端末20にて前記第一のQRコード13を読み取り、QRコードに記録されたプログラムによって、インターネット回線12を介して出荷管理装置4のコンピュータ本体5にアクセスして記憶部に記憶格納されている電子納品伝票11と、第二のQRコード14、及び出荷先の舗装現場9までの地図データ17を取得して携帯端末20に記憶させ、運転手は前記地図データ17を参照しながら出荷先の舗装現場9へ製品を出荷していく。
【0029】
一方、搬送車両10が出荷先の舗装現場9に到着すると、積載した製品を払い出して現場に敷き均し、待機中の転圧機18等にて転圧して舗装処理していく。このとき、舗装現場9の現場管理者19は、搬送車両10の運転手が所持する携帯端末20の表示画面上に表示される第二のQRコード14を、自身が携帯する携帯端末21にて読み取り、インターネット回線12を介して遠隔の出荷管理装置4に記憶格納されている電子納品伝票11と、納品確認用の認証コード15´、及び納品した製品に関する計量実績データ16を取得して携帯端末21に記憶させ、必要に応じて携帯端末21の表示画面上に電子納品伝票11や、計量実績データ16等を表示させて参照し、納品された製品の品質確認を行う。
【0030】
そして、舗装現場9への製品の納品作業が完了すると、図2に示されるように、現場管理者19は取得した認証コード15´を、例えば、運転手の携帯端末20の表示画面上に表示される認証コード入力欄等に入力操作し、運転手の携帯端末20に認証コード15´を記憶させる。そして、納品を終えてアスファルト混合物製造工場1に帰着した搬送車両10の運転手が、携帯端末20に記憶させた前記認証コード15´を出荷管理装置4のキーボード7等から入力操作すると、出荷管理装置4では製造・出荷時にコンピュータ本体5に記憶格納していたオリジナルの認証コード15と照合し、もし一致していれば誤納等もなく確実に出荷先の舗装現場9に納品を行えたものと判断するなどして納品の完了確認を行う。
【0031】
このように、本発明によれば、アスファルト混合物製造工場にて製造・出荷した製品の納品管理に伴う一連の作業を、QRコードと携帯端末を利用することにより、誤納等の間違いも少なく簡略化することもできて人的負荷を軽減でき、作業能率の向上が期待できる。
【符号の説明】
【0032】
1…アスファルト混合物製造工場 2…アスファルトプラント本体
4…出荷管理装置
5…コンピュータ本体(Webサーバ)
9…舗装現場 10…搬送車両
11…電子納品伝票 12…インターネット回線
13…第一のQRコード 14…第二のQRコード
15、15´…認証コード(納品確認用)
16…計量実績データ 17…地図データ
19…現場管理者 20、21…携帯端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アスファルトプラントにてアスファルト混合物を製造・出荷したときに発行される納品伝票を電子化してWebサーバに記憶格納すると共に、該WebサーバへのURL情報が記録された第一のQRコードを発行し、アスファルト混合物を出荷先の舗装現場へ搬送する搬送車両の運転手は携帯端末にて前記第一のQRコードを読み取ってWebサーバ内の電子納品伝票とWebサーバへのURL情報が記録された第二のQRコードとを取得する一方、出荷先の舗装現場では現場管理者は携帯端末にて運転手の携帯端末に表示される第二のQRコードを読み取ってWebサーバ内の電子納品伝票と納品確認用の認証コードとを取得し、かつ該認証コードを運転手の携帯端末に入力して記憶させると共に、出荷を終えてプラントに帰着した運転手が携帯端末に記憶させた前記認証コードをWebサーバに入力すると、Webサーバでは認証コードの照合を行って納品確認をするようにしたことを特徴とするアスファルト混合物の納品管理方法。
【請求項2】
請求項1記載のアスファルト混合物の納品管理方法において、アスファルト混合物を製造・出荷したときに材料の計量実績データも併せてWebサーバに記憶格納しておき、出荷先の舗装現場にて現場管理者が運転手の携帯端末に表示される第二のQRコードを読み取ると、Webサーバ内の計量実績データを参照可能なようにしたことを特徴とするアスファルト混合物の納品管理方法。
【請求項3】
請求項1または2記載のアスファルト混合物の納品管理方法において、運転手が携帯端末にて第一のQRコードを読み取ると、出荷先の舗装現場への案内用地図データも併せて取得するようにしたことを特徴とするアスファルト混合物の納品管理方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−45171(P2013−45171A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−180688(P2011−180688)
【出願日】平成23年8月22日(2011.8.22)
【出願人】(000226482)日工株式会社 (177)
【出願人】(000226493)日工電子工業株式会社 (3)
【Fターム(参考)】