説明

アゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体

【課題】自己免疫障害および/または炎症性疾患、心臓血管性疾患、神経変性疾患、細菌またはウィルス感染症、腎臓疾患、血小板凝集、癌、移植片拒絶または肺外傷の治療および/または予防のための医薬品の提供。
【解決手段】式(I)、


(式中、A、X、Y、Z、R1、R2、およびnは、明細書に記載したとおりである。)のアゾリジンジオン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体を含有する医薬品を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)、
【化1】

(式中、
Aは5〜8員環の複素環または炭素環基であり、前記炭素環基はアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルと縮合していても良く、
XはS、OまたはNHであり、
1およびY2は独立してS、Oまたは−NHであり、
ZはSまたはOであり、
1はH、CN、カルボキシ、アシル、C1〜C6−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アシルオキシ、C1〜C6−アルキルカルボキシ、C1〜C6−アルキルアシルオキシ、C1〜C6−アルキルアルコキシ、アルコキシカルボニル、C1〜C6−アルキルアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1〜C6−アルキルアミノカルボニル、アシルアミノ、C1〜C6−アルキルアシルアミノ、ウレイド、C1〜C6−アルキルウレイド、アミノ、C1〜C6−アルキルアミノ、アンモニウム、スルホニルオキシ、C1〜C6−アルキルスルホニルオキシ、スルホニル、C1〜C6−アルキルスルホニル、スルフィニル、C1〜C6−アルキルスルフィニル、スルファニル、C1〜C6−アルキルスルファニル、スルホニルアミノ、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノまたはカルバメートであり、
2はH、ハロゲン、アシル、アミノ、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニル、C2〜C6−アルキニル、C1〜C6−アルキルカルボキシ、C1〜C6−アルキルアシル、C1〜C6−アルキルアルコキシカルボニル、C1〜C6−アルキルアミノカルボニル、C1〜C6−アルキルアシルオキシ、C1〜C6−アルキルアシルアミノ、C1〜C6−アルキルウレイド、C1〜C6−アルキルアミノ、C1〜C6−アルキルアルコキシ、C1〜C6−アルキルスルファニル、C1〜C6−アルキルスルフィニル、C1〜C6−アルキルスルホニル、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノアリール、アリール、C3〜C8−シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル、C1〜C6−アルキルアリール、C2〜C6−アルケニル−アリール、C2〜C6−アルキニルアリール、カルボキシ、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C6−アルコキシ、ニトロ、アシルアミノ、ウレイド、C1〜C6−アルキルカルバメート、スルホニルアミノ、スルファニル、またはスルホニルを含むまたはそれらから成る群より選択され、nは0、1または2である。)に従った化合物、ならびにその幾何異性体、鏡像異性体、ジアステレオマーとしてのその光学活性形態、およびそのラセミ化合物形態、ならびにその薬学的に許容可能な塩および薬学的に活性の誘導体の使用であるが、ただし
【化2】

(式中、R1は低級アルキルまたはアラルキルであり、R2はHまたはハロゲンである。)の化合物を除くものの自己免疫障害および/または炎症性疾患、心臓血管性疾患、神経変性疾患、細菌またはウィルス感染症、腎臓疾患、血小板凝集、癌、移植片拒絶または肺外傷の予防および/または治療のための医薬品調製のための使用。
【請求項2】
前記疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、炎症性腸疾患、肺炎症、血栓症、あるいは髄膜炎または脳炎などの脳感染症/炎症を含む群の中から選択される、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項3】
前記疾患が、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、CNS外傷、脳卒中または虚血性容態を含む群において選択される、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項4】
前記疾患が、アテローム硬化、心肥大、心筋細胞機能不全、血圧上昇または血管収縮を含む群において選択される、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項5】
前記疾患が、慢性閉塞性肺疾患、アナフィラキシーショック線維症、乾癬、アレルギー疾患、喘息、脳卒中または虚血性容態、虚血−再灌流、血小板凝集/活性化、骨格筋萎縮/肥大、癌組織における白血球動員、膵炎、多臓器不全、血管形成、浸潤転移、特に黒色腫、カポジ肉腫、急性および慢性細菌およびウィルス感染症、敗血症、移植片拒絶、糸球体硬化症、糸球体腎炎、進行性腎線維症、肺または一般の肺気道炎症における内皮および上皮傷害を含む群の中から選択される、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項6】
1およびY2がどちらも酸素である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
【請求項7】
nが1または2で、R1およびR2がどちらもHである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用。
【請求項8】
XがSであり、Y1およびY2がどちらもOであり、R1およびR2が上で定義されたとおりであり、nが0である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項9】
チアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体が、
式(Ia)、
【化3】

(式中、Y1、R1、R2、Z、およびnは上で定義されたとおりであり、
VおよびWはそれぞれ互いに独立してO、Sまたは−NR3(式中、R3はHまたはC1〜C6アルキルである。)であり、
GはC1〜C5アルキレンまたはC1〜C5アルケニレン基であり、
oおよびmはそれぞれ互いに独立して0または1であり、
qは0〜4の整数である。)を有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の使用。
【請求項10】
チアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体が、
式(Ib)、
【化4】

(式中、Y1、R1、R2、V、Z、W、m、n、o、qは上で定義されたとおりであり、pは1〜4の整数である。)を有する、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
チアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体が、
式(Ic)、
【化5】

(式中、WならびにR1およびY1は上で定義されたとおりである。)を有する、請求項9または10のいずれか1項に記載の使用。
【請求項12】
チアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体が、
式(Id)、
【化6】

(R1、R2、Z、およびnは上で定義されたとおりであり、oは0または1であり、
pは1〜4の整数であり、qは0〜4の整数である。)を有する、請求項9または10のいずれか1項に記載の使用。
【請求項13】
ZがOであり、mが0であり、nが1であり、pが1または2であり、qが1であり、R1およびR2がそれぞれ上で定義されたとおりである、請求項9、10または12のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項14】
mが1であり、nが0であり、pが1または2であり、qが0であり、R1およびR2がそれぞれ上で定義されたとおりである、請求項9、10または12のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項15】
mが0であり、nが1であり、pが1または2であり、qが0であり、R1およびR2がそれぞれ請求項1で定義されたとおりである、請求項9、10または12〜14のいずれか1項に記載の使用。
【請求項16】
1がハロゲンまたは水素である、請求項9、10または12〜14のいずれか1項に記載の使用。
【請求項17】
PI3キナーゼ活性の調整、特に阻害のための請求項1〜16のいずれか1項に記載の使用。
【請求項18】
前記PI3キナーゼがPI3キナーゼγである、請求項17に記載の使用。
【請求項19】
式(II−a)、
【化7】

(式中、
Aはジオキソール、ジオキシン、ジヒドロフラン、(ジヒドロ)フラニル、(ジヒドロ)オキサジニル、ピリジニル、イソオキサゾリル、オキサゾリル(ジヒドロ)ナプタレニル、ピリミジニル、トリアゾリル、イミダゾリル、ピラジニル、チアゾリジニル、チアジアゾリル、オキサジアゾリルから成る群より選択され、
2はH、ハロゲン、アシル、アミノ、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニル、C2〜C6−アルキニル、C1〜C6−アルキルカルボキシ、C1〜C6−アルキルアシル、C1〜C6−アルキルアルコキシカルボニル、C1〜C6−アルキルアミノカルボニル、C1〜C6−アルキルアシルオキシ、C1〜C6−アルキルアシルアミノ、C1〜C6−アルキルウレイド、C1〜C6−アルキルカルバメート、C1〜C6−アルキルアミノ、C1〜C6−アルキルアルコキシ、C1〜C6−アルキルスルファニル、C1〜C6−アルキルスルフィニル、C1〜C6−アルキルスルホニル、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノアリール、アリール、C3〜C8−シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル、C1〜C6−アルキルアリール、C2〜C6−アルケニル−アリール、C2〜C6−アルキニルアリール、カルボキシ、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C6−アルコキシ、ニトロ、アシルアミノ、ウレイド、スルホニルアミノ、スルファニル、またはスルホニルを含むまたはそれらから成る群より選択される。)に従った、チアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体。
【請求項20】
式(II)、
【化8】

(式中、Z、Y1、R1、R2は上で定義されたとおりであり、nは0または1である。)に従ったチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体、ならびにその幾何異性体、鏡像異性体、ジアステレオマーとしてのその光学活性形態、そのラセミ化合物形態、ならびにその薬学的に許容可能な塩および薬学的に活性の誘導体。
【請求項21】
1がOである、請求項20に従ったチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体。
【請求項22】
1がC1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキルアリール、アリール、C3〜C8−シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル、C1〜C6−アルキルアリール、C2〜C6−アルケニル−アリールまたはC2〜C6−アルキニルアリールから成る群において選択される、請求項20または21のいずれか1項に記載のチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体。
【請求項23】
式(III)、
【化9】

(式中、R1およびR2は上で定義されたとおりである。)に従ったチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体、ならびにその幾何異性体、鏡像異性体、ジアステレオマーとしてのその光学活性形態、そのラセミ化合物形態、ならびにその薬学的に許容可能な塩および薬学的に活性の誘導体。
【請求項24】
式(IV)、(V)、および(VI)
【化10】

(式中、R1は水素、ハロゲン、シアノ、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、アシル、アルコキシカボニルから成る群より選択され、R2は上で定義されたとおりである。)のいずれか1つに従ったチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体。
【請求項25】
5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメチレン)−2−チオキソ−1,3−チアゾリジン−4−オン
5−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルメチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イルメチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−[(7−メトキシ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−[(9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアントラセン−2−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
(5−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
(5Z)−5−(1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−5−イルメチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(1−ベンゾフラン−5−イルメチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン5−[(4−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメチレン)−2−イミノ−1,3−チアゾリジン−4−オン
5−キノリン−6−イルメチレン−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−キノリン−6−イルメチレン−2−チオキソ−チアゾリジン−4−オン
2−イミノ−5−キノリン−6−イルメチレン−チアゾリジン−4−オン
5−(3−メチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(4−フェニル−キナゾリン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン5−(4−ジメチルアミノ−キナゾリン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−[(4−アミノキナゾリン−6−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−[(4−ピペリジン−1−イルキナゾリン−6−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−[(4−モルフォリン−4−イルキナゾリン−6−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−{[4−(ベンジルアミノ)キナゾリン−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−{[4−(ジエチルアミノ)キナゾリン−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({4−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]キナゾリン−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({4−[(ピリジン−3−イルメチル)アミノ]キナゾリン−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
エチル1−{6−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]キナゾリン−4−イル}ピペリジン−3−カルボキシレート
エチル1−{6−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]キナゾリン−4−イル}ピペリジン−4−カルボキシレート
tert−ブチル1−{6−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]キナゾリン−4−イル}−L−プロリナート
5−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)キナゾリン−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−{[4−(4−ピリミジン−2−イルピペラジン−1−イル)キナゾリン−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({4−[4−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−{[4−(4−ベンジルピペリジン−1−イル)キナゾリン−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({4−[4−(2−フェニルエチル)ピペリジン−1−イル]キナゾリン−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−{[4−(4−メチルピペリジン−1−イル)キナゾリン−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−{[4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)キナゾリン−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
1−[6−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−キナゾリン−4−イル]−ピペリジン−4−カルボン酸
1−[6−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−キナゾリン−4−イル]−ピペリジン−3−カルボン酸
1−[6−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−キナゾリン−4−イル]−ピロリジン−2−カルボン酸
5−(4−メチルアミノ−キナゾリン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(4−メトキシ−キナゾリン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン2−イミノ−5−(4−メチルアミノ−キナゾリン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−4−オン
2−イミノ−5−(4−ピペリジン−キナゾリン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−4−オン
2−イミノ−5−(4−ジメチルアミノ−キナゾリン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−4−オン
5−(2−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−5−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(3−メチル−3H−ベンゾトリアゾール−5−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(3−エチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−{[1−(4−フェニルブチル)−1H−ベンズイミダゾール−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−[(1−プロプ−2−イニ−1−イル−1H−ベンズイミダゾール−6−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−[(1−{2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−1H−ベンズイミダゾール−6−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({1−[2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
メチル4−{6−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}シクロヘキサンカルボキシレート
5−({1−[2−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)エチル]−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({1−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({1−[2−(4−フェノキシフェニル)エチル]−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({1−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
4−{6−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1H−ベンズイミダゾール−1−イル}シクロヘキサンカルボン酸
5−[(1−イソブチル−1H−ベンズイミダゾール−6−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({1−[2−(1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)エチル]−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({1−[2−(2−フェノキシフェニル)エチル]−1H−ベンズイミダゾール−6−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−{[1−(3,3−ジフェニルプロピル)−1H−ベンズイミダゾール−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−{[1−(2−メトキシベンジル)−1H−ベンズイミダゾール−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−{[1−(3−フリルメチル)−1H−ベンズイミダゾール−6−イル]メチレン}−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−[(1−プロピル−1H−ベンズイミダゾール−6−イル)メチレン]−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−キノキサリン−6−イルメチレン−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−キノキサリン−6−イルメチレン−2−チオキソ−チアゾリジン−4−オン
2−イミノ−5−キノキサリン−6−イルメチレン−チアゾリジン−4−オン
5−ベンゾチアゾール−6−イルメチレン−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(3−メチル−ベンゾフラン−5−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン5−(2−ブロモ−3−メチル−ベンゾフラン−5−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(3−ブロモ−ベンゾフラン−5−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン3−[5−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−ベンゾフラン−3−イル]−アクリル酸エチルエステル
3−[5−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−ベンゾフラン−3−イル]−アクリル酸
5−[3−(3−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−プロペニル)−ベンゾフラン−5−イルメチレン]−チアゾリ−ジン−2,4−ジオン
メチル1−((3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン
)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}プロプ−2−エノイル)プロリナート
メチル1−((3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}プロプ−2−エノイル)−D−プロリナート(5−({3−[(3−オキソ−3−ピロリジン−1−イルプロプ−1−エン−1−イル]−1−ベンゾフラン−5−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン5−({3−[3−モルフォリン−4−イル−3−オキソプロプ−1−エン−1−イル]−1−ベンゾフラン−5−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
メチル1−(3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}プロプ−2−エノイル)−L−プロリナート
N−シクロヘキシル−3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}−N−メチルアクリルアミド
3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}−N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド
N−シクロブチル−3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}アクリルアミド
5−({3−[3−アゼチジン−1−イル−3−オキソプロプ−1−エン−1−イル]−1−ベンゾフラン−5−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({3−[3−(1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)−3−オキソプロプ−1−エン−1−イル]−1−ベンゾフラン−5−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−({3−[3−アゼパン−1−イル−3−オキソプロプ−1−エン−1−イル]−1
−ベンゾフラン−5−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}−N−ピペリジン−1−イルアクリルアミド
3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}−N−(ピリジン−3−イルメチル)アクリルアミド
N−シクロヘキシル−3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}アクリルアミド
5−({3−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロプ−1−エン−1−イル]−1−ベンゾフラン−5−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
N−シクロヘプチル−3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}アクリルアミド
5−({3−[3−(2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)−3−オキソプロプ−1−エン−1−イル]−1−ベンゾフラン−5−イル}メチレン)−1,3−チアゾリジン−2,4−ジオン
N−シクロペンチル−3−{5−[(2,4−ジオキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン)メチル]−1−ベンゾフラン−3−イル}アクリルアミド
3−[5−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−ベンゾフラン−3−イル]−プロピオン酸エチルエステル
3−[5−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−ベンゾフラン−3−イル]−プロピオン酸
5−[3−(3−オキソ−3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンゾフラン−5−イルメチレン]−チアゾール−イジン−2,4−ジオン
6−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]オキサジン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル
5−(3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(4−ベンゾイル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(4−アセチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
6−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−ベンゾ[1,4]オキサジン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル
[6−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]−オキサジン−4−イル]−酢酸メチルエステル
N−ベンジル−2−[6−(2,4−ジオキソ−チアゾリジン−5−イリデンメチル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル]−アセトアミド
5−(4−ブチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチレン)−チアゾリ−ジン−2,4−ジオン
5−(4−ベンジル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチレン)−チア−ゾリジン−2,4−ジオン
5−(2−クロロ−ベンゾフラン−5−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン5−(3−アミノ−ベンゾ[d]イソオキサゾール−5−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(3−フェニルエチニル−ベンゾフラン−5−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イルメチレン−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾール−5−イルメチレン−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(2−メチル−ベンゾフラン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン5−(2−カルボキシメチル−ベンゾフラン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(3−ブロモ−2−フルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
5−(2−フルオロ−ベンゾフラン−6−イルメチレン)−チアゾリジン−2,4−ジオン
から成る群より選択される、請求項19〜24のいずれか1項に記載のチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体。
【請求項26】
医薬品として使用するための請求項19〜25のいずれか1項に記載のチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体。
【請求項27】
請求項19〜25のいずれか1項に記載の少なくとも1つのチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体を含有する、医薬品組成物およびその薬学的に許容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤。
【請求項28】
請求項19〜25のいずれか1項に記載のチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体の自己免疫障害および/または炎症性疾患、心臓血管性疾患、神経変性疾患、細菌またはウィルス感染症、腎臓疾患、血小板凝集、癌、移植片拒絶または肺外傷の予防および/または治療のための医薬品調製のための使用。
【請求項29】
前記疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、炎症性腸疾患、肺炎症、血栓症、あるいは髄膜炎または脳炎などの脳感染症/炎症を含む群において選択される、請求項28に記載のチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体の使用。
【請求項30】
前記疾患が、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、CNS外傷、脳卒中または虚血性容態を含む群において選択される、請求項28に記載のチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体の使用。
【請求項31】
前記疾患が、アテローム硬化、心肥大、心筋細胞機能不全、血圧上昇または血管収縮を含む群において選択される、請求項28に記載のチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体の使用。
【請求項32】
前記疾患が、慢性閉塞性肺疾患、アナフィラキシーショック線維症、乾癬、アレルギー疾患、喘息、脳卒中または虚血性容態、虚血−再灌流、血小板凝集/活性化、骨格筋萎縮/肥大、癌組織における白血球動員、血管形成、浸潤転移、特に黒色腫、カポジ肉腫、急性および慢性細菌およびウィルス感染症、敗血症、移植、移植片拒絶、膵炎、多臓器不全、糸球体硬化症、糸球体腎炎、進行性腎線維症、肺または一般的肺気道炎症における内皮および上皮傷害を含む群において選択される、請求項28に記載のチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体の使用。
【請求項33】
PI3キナーゼ活性の調整、特に阻害のための請求項28〜32のいずれか1項に記載の使用。
【請求項34】
前記PI3キナーゼがPI3キナーゼ−γである、請求項33に記載の使用。
【請求項35】
【化11】

(式中、R1、R2、Y1、Z、およびnは上で定義されたとおりである。)のステップを含む、請求項20に記載の式(I)のチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体を調製する方法。
【請求項36】
【化12】

(式中、R1、R2、およびY1は上で定義されたとおりである。)のステップを含む、請求項23に記載の式(III)のチアゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体を調製する方法。

【公開番号】特開2011−116762(P2011−116762A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−22894(P2011−22894)
【出願日】平成23年2月4日(2011.2.4)
【分割の表示】特願2005−505076(P2005−505076)の分割
【原出願日】平成15年7月10日(2003.7.10)
【出願人】(309025524)メルク セローノ ソシエテ アノニム (49)
【Fターム(参考)】