説明

アッセイ、合成、および保存用の器具、ならびに、その作製、使用、および操作の方法

【課題】高密度の貫通孔アレイを有する器具または「プラテン」を作製する方法、ならびにプラテンの表面を洗浄および再研磨(refurbishing)する方法を提供する。
【解決手段】種々の態様において、試薬は、毛管現象によって貫通孔の中に入れてもよく、または貫通孔の壁面に付着させてもよい。多孔質材料は、例えばゲル、ビーズ、焼結ガラス、もしくは粒子状物質であってもよく、または、化学的にエッチングを施した貫通孔の内壁であってもよい。特定の態様において、アレイは、個々の分子、分子の複合体、ウイルス、細胞、細胞群、組織片、または小粒子もしくはビーズを含んでいてもよい。アレイの構成要素もまた、例えば分析物の存在を報告するトランスデューサーとして作用してもよく、または関心対象の分析物を保持するための選択的結合剤として機能してもよい。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の貫通孔を有する所望の厚さのプラテンを作製する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)上面と下面とを有する複数のプレートを提供する段階であって、該複数のプレートのうち少なくともいくつかにおいて上面および下面のうち一方または両方が、該面の全長にわたる連続的で且つ実質的に平行な溝を有する段階;
b)該複数のプレートのうち1つを除く全てのプレートの上面を他のプレートの下面に結合させる段階;および
c)所望の厚さにすることが必要な場合は、該貫通孔に対して実質的に垂直に該プラテンをスライスし、これによって複数の貫通孔を有する所望の厚さのプラテンを作製する段階。
【請求項2】
複数のプラテンを作製するために段階c)を繰り返す段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
1つのプレートの溝が他の各プレートの溝と実質的に平行になるような構成でプレートが結合される、請求項1記載の方法。
【請求項4】
複数の貫通孔を有するプラテンを含む、プローブ、細胞、または溶媒を固定するための器具であって、該貫通孔の少なくともいくつかがプローブ、細胞、または溶媒を固定するための多孔質材料を中に有するような器具。
【請求項5】
対面する疎水性の表面と複数の親水性の貫通孔とを有するプラテンを作製する方法であって、以下の段階を含む方法:
(a)両親媒性分子と反応する物質でプレートをコーティングする段階;
(b)貫通孔を形成する段階;および
(c)表面に疎水性コーティングを有するが該貫通孔の壁面には有さないプラテンを提供するために両親媒性分子の溶液または蒸気で該プレートを処理する段階。
【請求項6】
請求項5記載の方法で作製されるプラテン。
【請求項7】
請求項6記載のプラテンの疎水性コーティングを使用後に再生する方法であって、以下の段階を含む方法:
(a)疎水性コーティングが残っている場合はこれを除去する段階;および
(b)疎水性コーティングを再生するために両親媒性分子の溶液または蒸気で該プラテンを処理する段階。
【請求項8】
複数の貫通孔を有するプラテンの表面に選択的にコーティングを施す方法であって、以下の段階を含む方法:
(a)両親媒性分子と反応する物質で該プラテンの表面を選択的にコーティングする段階;および
(b)疎水性コーティングを再生するために両親媒性分子の溶液または蒸気で該プラテンを処理する段階。
【請求項9】
以下を含む器具:
対面する2つの表面と該表面間にわたる複数の貫通孔とを有するプラテンであって、該貫通孔が壁面を有し、且つ、外壁面と該表面とにそれぞれ独立に機能を付与できるよう該表面と該壁面とが異なる化学特性を有するプラテン。
【請求項10】
貫通孔を有する所望の厚さのプラスチック製プラテンを作製する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)貫通孔を有するプラテンを少なくとも2つ含むプラテンスタックの貫通孔に複数の毛管をポッティングする段階;
b)隣接するプラテンを、所望の厚さに等しい距離に分離する段階;
c)該分離したプラテン間の空間にプラスチック形成材料を注入する段階;
d)該プラスチックを形成する段階;および
e)チップを形成するため該プラテンと該プラスチックとの境界面でスライスする段階。
【請求項11】
貫通孔を有する所望の厚さのプラスチック製プラテンを作製する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)貫通孔を有するプラテンを少なくとも2つ含むプラテンスタックの貫通孔に複数のファイバーまたはワイヤーをポッティングする段階;
b)隣接するプラテンを、所望の厚さに等しい距離に分離する段階;
c)該分離したプラテン間の空間にプラスチック形成材料を注入する段階;
d)該プラスチックを形成する段階;
e)貫通孔を形成するため該ファイバーまたはワイヤーを該プラスチックから引き抜く段階;および
f)チップを形成するため該プラテンと該プラスチックとの境界面でスライスする段階。
【請求項12】
化学アレイを作製する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)対面する2つの表面と複数の貫通孔とを有するプラテンを提供する段階;
b)該貫通孔の少なくともいくつかを閉鎖し且つ他の貫通孔を開放状態のまま残すため、該プラテンの一方または両方の表面にマスクを施す段階;
c)該開放状態の貫通孔の少なくとも1つに試薬が入るよう、該プラテンの表面を該試薬に曝露する段階;ならびに
d)化学アレイを作製するため、少なくとも1つの異なるマスクと少なくとも1つの異なる試薬とを用いて段階b)およびc)を繰り返す段階。
【請求項13】
マスクがポリマー、エラストマー、紙、ガラス、または半導体材料で構成される、請求項12記載の方法。
【請求項14】
マスクが機械弁、ピンアレイ、または気体ジェットを含む、請求項12記載の方法。
【請求項15】
マスクを施す段階においてマスクとプラテンとの間に気密シールが形成される、請求項12記載の方法。
【請求項16】
試薬が液体、気体、固体、粉末、ゲル、溶液、懸濁液、細胞培養物、ウイルス調製物、または電磁放射線である、請求項12記載の方法。
【請求項17】
異なる貫通孔を曝露するためにマスクが移動される、請求項12記載の方法。
【請求項18】
マスクのピンおよび孔のアラインメントとプラテンの貫通孔とが位置合わせされるような位置合わせ用のピンおよび孔をマスクが有する、請求項12記載の方法。
【請求項19】
マスクが軟質の材料を含む、請求項12記載の方法。
【請求項20】
複数のマスクが軟質のテープの一部であり、且つ、該テープを進めることによって該複数のマスクとプラテンの貫通孔とが位置合わせされる、請求項19記載の方法。
【請求項21】
請求項12記載の方法により作製されるアレイ。
【請求項22】
化学アレイを作製する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)対面する2つの表面と複数の貫通孔とを有するプラテンを提供する段階;
b)1つまたは複数の試薬を表面に有するマスクを該プラテンの表面の一方または両方に施し、これにより該マスクから該貫通孔の少なくともいくつかへと該試薬を移送させる段階;および
c)少なくとも1つの異なるマスクと少なくとも1つの異なる試薬とを用いて段階b)を繰り返し、これにより化学アレイを作製する段階。
【請求項23】
プラテン中の化学アレイ内の試料を分離する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)対面する2つの表面と複数の貫通孔とを有するプラテンを提供する段階;
b)帯電した試薬の入った電気泳動装置に該プラテンを入れ且つ該貫通孔に平行な電場をかけることによって、該貫通孔の少なくともいくつかの中に該試薬を電気泳動的に移動させる段階;および
c)少なくとも1つの異なる試薬を用いて段階b)を繰り返し、これにより化学アレイを作製する段階。
【請求項24】
空間アドレス指定可能なアレイを作製する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)空間アドレス指定が可能で且つ各々が内壁をもつ複数の不連続な貫通孔を有するプラテンを提供する段階であって、該プラテンが、対面する疎水性の表面を有するプラテンである段階;および
b)該貫通孔の少なくともいくつかの内壁上または該貫通孔の少なくとも1つの中に入れられたビーズ上に少なくとも1つの試薬またはプローブを共有結合的または非共有結合的に固定し、これによって空間アドレス指定可能なアレイを形成する段階。
【請求項25】
貫通孔が非交通性の貫通孔である、請求項24記載の方法。
【請求項26】
貫通孔が選択的に交通性の貫通孔である、請求項24記載の方法。
【請求項27】
以下の段階をさらに含む、請求項24記載の方法:
c)あらかじめ定められた貫通孔の部分集合の中にまたはこれを通過させて試薬を流す段階。
【請求項28】
確率アレイを作製する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)複数の貫通孔を有するプラテンを提供する段階;および
b)確率アレイを作製するため、複数の試薬の各々を無作為的または半無作為的に該貫通孔に適用する段階。
【請求項29】
試薬を適用する段階が、貫通孔の少なくともいくつかに対応させた複数の分注器具を提供する段階、異なる組合せの試薬溶液を各貫通孔に分注する段階、および該分注器具を異なる貫通孔のセットに対応させるため少なくとも1回再位置決めする段階を含む、請求項28記載の方法。
【請求項30】
試薬溶液に対して不混和性である液体を貫通孔の少なくとも1つに分注する段階をさらに含む、請求項29記載の方法。
【請求項31】
関心対象の生物学的特性、化学特性、または物理特性をもつ試薬の組合せを同定する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)請求項28記載の方法を用いて確立アレイを作製する段階;
b)関心対象の特性をもつ組合せについて該確率アレイのアッセイを行う段階;および
c)該関心対象の特性をもつ試薬を同定する段階。
【請求項32】
対面する表面と複数の貫通孔とを有するプラテンを装填する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)該貫通孔に装填するための試料を含む液体試料に該プラテンを浸漬し、これによって該貫通孔の少なくともいくつかに該試料を装填する段階;および
b)該プラテンの該表面に対して親和性を有するが該液体試料に対して不混和性である液体に該プラテンを通過させ、これによって該プラテンの該表面の余剰の試料混合液を洗浄除去する段階。
【請求項33】
対面する表面と複数の貫通孔とを有するプラテンを装填する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)該貫通孔に装填するための試料を含む液体試料に該プラテンを浸漬し、これによって該貫通孔の少なくともいくつかに該試料を装填する段階;および
b)該プラテンの該表面に対して親和性を有するが該液体試料に対して不混和性である液体に該プラテンを接触させ、これによって該プラテンの該表面の余剰の試料混合液を洗浄除去する段階。
【請求項34】
複数の貫通孔を有するプラテンにおいて、蒸発を軽減し、かつ有機体の生存度を維持する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)前記プラテンの貫通孔に該有機体および増殖培地を装填する段階;および
b)気体透過性の液体に該プラテンを浸漬する段階であって、ここで該気体透過性の液体は、前記増殖培地に対して不混和性であり、これにより蒸発を軽減し、かつ有機体の生存度を維持する段階。
【請求項35】
有機体の1つまたは複数の物理特性についてアッセイを行う段階をさらに含む、請求項34記載の方法。
【請求項36】
有機体が細胞である、請求項34記載の方法。
【請求項37】
有機体が胚である、請求項34記載の方法。
【請求項38】
気体透過性の液体がフルオロカーボン、シリコーンポリマー、または単分子層である、請求項34記載の方法。
【請求項39】
揮発性の試料を他の試料と混合する方法であって、
a)複数の貫通孔を有するプラテンを提供する段階;
b)選択的に、1つまたは複数の不揮発性試料を該貫通孔のいくつかまたは全部に装填する段階;
c)該プラテンの該貫通孔の少なくともいくつかに1つまたは複数の揮発性試料を装填し、これにより、各貫通孔内の試料を同じ貫通孔内の他の試料と混合させる段階;および
d)該揮発性試料に対して不混和性の液体に該プラテンを浸漬する段階
を含み、且つ、段階b)、c)、およびd)が任意の順序で行われてよい方法。
【請求項40】
混合される試料が、混合させるため不混和性の液体へ浸漬される間に接触する2つの別々のプラテン中にまず提供される、請求項39記載の方法。
【請求項41】
段階c)とd)とが逆の順序で実施される、請求項39記載の方法。
【請求項42】
不混和性の液体がフルオロカーボン、シリコーンポリマー、鉱油、またはアルカンである、請求項39記載の方法。
【請求項43】
試料のアレイを混合する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)複数の貫通孔を有するプラテンを提供する段階であって、該貫通孔の少なくともいくつかに第一の試料または試料のセットが装填されている段階;
b)第二の試料または試料のセットのアレイを含む実質的に平らな表面を提供する段階であって、該平らな表面上の該第二の試料または試料のセットが該プラテン中の該試料に対して位置合わせされうるような段階;
c)該プラテンを、該平らな表面上の該第二の試料または試料のセットの該アレイに対して位置合わせする段階;ならびに
d)該プラテンを該平らな表面に接触させる段階であって、該プラテン中の該試料が該平らな表面上の該試料に対してアラインメントされる段階。
【請求項44】
第一の試料または試料のセットが1つまたは複数のプローブを含む、請求項43記載の方法。
【請求項45】
第二の試料または試料のセットが1つまたは複数のプローブを含む、請求項43記載の方法。
【請求項46】
プラテン中に含まれる試料の物理特性を解析する段階をさらに含む、請求項43記載の方法。
【請求項47】
平らな表面が、プラテンアレイのパターンとマッチする疎水性パターンを有する、請求項43記載の方法。
【請求項48】
複数の貫通孔を有するプラテンの特定の貫通孔から試薬またはプローブをレセプタクルに移送する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)該レセプタクルの上方に該プラテンを置く段階;および
b)気体、液体、もしくは固体のバースト、またはピンを該特定の貫通孔に適用し、これにより該試薬またはプローブを該レセプタクルに移送する段階。
【請求項49】
気体、液体、または固体のバーストがシリンジで生成される、請求項48記載の方法。
【請求項50】
光力学材料または光熱材料を貫通孔の内部または上部に付着させ、次に該光力学材料または光熱材料の活性化に適した周波数および強度を有するレーザービームを該光力学材料または光熱材料に照射することによって気体のバーストが生成される、請求項48記載の方法。
【請求項51】
複数の貫通孔を有するプラテンの貫通孔を充填またはドレーンするための器具であって、
a)該プラテンを受け取るよう適応化されたホルダー;
b)該プラテンの1つの貫通孔に試料を注入するのに適した大きさの開口部を有するノズル;および
c)該ノズルを通過する試料の流量を制御する弁
を具備し、且つ、該ホルダーと該ノズルとが互いに動きうるような器具。
【請求項52】
ノズルが、プラテンに接触するように位置決めされる、請求項51記載の器具。
【請求項53】
プラテンから試料を受け取るように位置決めされたマイクロプレートをさらに具備する、請求項51記載の器具。
【請求項54】
弁の制御とホルダーおよびノズルの互いに対する位置の制御とを行うコンピューターをさらに具備する、請求項51記載の器具。
【請求項55】
弁の制御とマイクロプレートおよびホルダーの互いに対する位置の制御とを行うコンピューターをさらに具備する、請求項53記載の器具。
【請求項56】
マイクロプレート、ホルダー、およびノズルが、少なくとも二次元で互いに独立に動かされうる、請求項53記載の器具。
【請求項57】
ノズルが1つの位置に保持され、且つホルダーおよびノズルが少なくとも二次元で互いに独立に動かされうる、請求項51記載の器具。
【請求項58】
プラテンの貫通孔のうち少なくとも1つの中で生じる1つ以上の反応の動態を解析する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)複数の貫通孔を有する第一のプラテンを提供する段階であって、該貫通孔に第一の試料または試料のセットが装填されている段階;
b)該プラテンを検出装置に導入する段階;
c)複数の貫通孔を有する第二のプラテンを該検出装置に導入する段階であって、該貫通孔に試料または試薬が装填されている段階;
d)該第一のプラテンの貫通孔の内容物が該第二のプラテンの対応する貫通孔の内容物と混合されうるよう、該プラテンを位置合わせし且つ接触させる段階;ならびに
e)貫通孔のうち少なくともいくつかの内容物の物理特性の経時変化を検出する段階。
【請求項59】
アレイ中の試料の物理特性を解析する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)複数の貫通孔を有するプラテンを提供する段階であって、該貫通孔に試料が装填されている段階;
b)2つの部分透過ミラーの間に該プラテンを置く段階;
c)該ミラーのうち1つを介して該試料を照明する段階;および
d)該試料の光学出力を検出する段階。
【請求項60】
撮像の段階が、アレイから発せられる光を測定する段階を含む、請求項59記載の方法。
【請求項61】
プラテンがレーザーキャビティ内に置かれ、且つ2つのミラーの間に光学利得媒質が配置される、請求項59記載の方法。
【請求項62】
撮像の段階が、照射源側と反対側のミラーから出る光を測定する段階を含む、請求項59記載の方法。
【請求項63】
アレイからの試料の出力を測定する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)複数の貫通孔を有するプラテンを提供する段階であって、該貫通孔に試料が装填されている段階;
b)該試料を毛管のアレイに導入する段階;
c)パルス圧を用いることにより、不連続流を作りながら毛管を通して試料を溶離する段階;
d)溶離された試料を該毛管に対して動いている表面上にスポッティングする段階であって、該スポットが不連続であり且つ試料の混合が生じないような段階;および
e)該スポットの物理特性を解析する段階。
【請求項64】
アッセイにそのまま利用できる高密度形式で複数の試料を保存する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)複数の貫通孔を有するプラテンを提供する段階;
b)2つの溶媒を含む混合液に溶解した該試料を該貫通孔に装填する段階であって、第一の溶媒は蒸気圧が低い溶媒であり、且つ第二の溶媒は蒸気圧がより高い溶媒である段階;および
c)該第二の溶媒を蒸発させ、その結果該第一の溶媒中の複数の試料を提供する段階。
【請求項65】
各溶液中の第一の溶媒の体積が約25 nl未満である、請求項64記載の方法。
【請求項66】
高スループットアッセイを形成する方法であって、以下の段階を含む方法:
a)複数の貫通孔を有するプラテンを提供する段階であって、該貫通孔の少なくともいくつかが蒸気圧の低い溶媒に溶解された試料を含む段階;
b)該溶解された試料を凍結させるのに十分な温度まで該プラテンを冷却する段階;
c)試薬を含む溶液に該プラテンを浸漬する段階であって、該溶液の温度が該試料の凝固点よりは低いが該試薬溶液の凝固点よりは高い温度である段階;
d)該プラテンを該試薬溶液から取り出す段階;および
e)該試料の凝固点より高い温度まで該プラテンを加温する段階。
【請求項67】
プラテンを提供する段階が以下の段階を含む、請求項66記載の方法:
a)複数の貫通孔を有するプラテンを提供する段階;
b)2つの溶媒を含む混合液に溶解した試料を該貫通孔に装填する段階であって、第一の溶媒は蒸気圧が低い溶媒であり、且つ第二の溶媒は蒸気圧がより高い溶媒である段階;および
c)該第一の溶媒を蒸発させる段階。
【請求項68】
試料溶液が水溶液である、請求項66記載の方法。
【請求項69】
それぞれが複数の貫通孔を有する第一および第二のプラテンと半透膜とを具備する濾過器具であって、該第一のプラテンの貫通孔が該第二のプラテンの貫通孔と実質的にアラインメントするように該プラテンがアラインメントされ、且つ該半透膜が該2つのプラテンの間に挟まれている濾過器具。
【請求項70】
半透膜がニトロセルロース膜である、請求項69記載の器具。
【請求項71】
半透膜が細胞の層を含む、請求項69記載の器具。
【請求項72】
プラテンが疎水性の表面を有する、請求項69記載の器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24A】
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【図24B】
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【公開番号】特開2009−80106(P2009−80106A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−222576(P2008−222576)
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【分割の表示】特願2002−533997(P2002−533997)の分割
【原出願日】平成13年10月10日(2001.10.10)
【出願人】(502301067)バイオトローブ・インコーポレイテツド (1)
【Fターム(参考)】