アテローム性動脈硬化症を改善する経口投与ペプチド
【課題】本発明はアテローム性動脈硬化症(アテローム性硬化症)の分野に関する。特に本発明は、経口投与が可能で、1つまたは2つ以上のアテローム性硬化症の症状を改善するペプチド類の特定に関する。本発明は、アテローム性硬化症の1つまたは2つ以上の症状を改善する新規なペプチドを提供する。
【解決手段】前記ペプチドは少なくとも1つのクラスA両親媒性らせんおよび少なくとも
1つのD−アミノ酸を含む。前記ペプチドは高度に安定であり、経口ルートにより容易に
投与することができる。
【解決手段】前記ペプチドは少なくとも1つのクラスA両親媒性らせんおよび少なくとも
1つのD−アミノ酸を含む。前記ペプチドは高度に安定であり、経口ルートにより容易に
投与することができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アテローム性動脈硬化症の症状を改善するペプチドであって、前記ペプチドのアミノ酸配列が、配列D−W−L−K−A−F−Y−D−K−F−F−E−K−F−K−E−F−F(配列番号7)を含む、前記アテローム性動脈硬化症の症状を改善するペプチド。
【請求項2】
前記ペプチドのアミノ酸配列が配列D−W−L−K−A−F−Y−D−K−F−F−E−K−F−K−E−F−F(配列番号7)からなる請求項1に記載のペプチド。
【請求項3】
前記ペプチドが全て「L」アミノ酸から構成される請求項1〜2のいずれか1項に記載のペプチド。
【請求項4】
前記ペプチドが全て「D」アミノ酸から構成される請求項1〜2のいずれか1項に記載のペプチド。
【請求項5】
前記ペプチドがさらに少なくとも1つの保護基を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のペプチド。
【請求項6】
前記少なくとも1つの保護基がアミノ末端および/またはカルボキシル末端に結合している請求項5に記載のペプチド。
【請求項7】
第一の保護基がアミノ末端に結合しており、第二の保護基がカルボキシル末端に結合している請求項6に記載のペプチド。
【請求項8】
前記第一の保護基および前記第二の保護基が、存在する場合、それぞれ別個に
アセチル、アミド、3から20個の炭素のアルキル基、Fmoc、t−boc、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレノン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルホニル(Mtr)、メシチレン−2−スルホニル(Mts),4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメンチル−2,6−ジアキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、アセチル(Ac)、ベンゾイル基、カルボベンゾキシ基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基およびトリフルオロアセチル(TFA)
から成る群から選択される請求項7に記載のペプチド。
【請求項9】
前記第一の保護基が、ベンゾイル基、アセチル、プロペオニル、カルボベンゾキシ、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルおよび3から20個の炭素のアルキルから成る群から選択される保護基である請求項7に記載のペプチド。
【請求項10】
前記第二の保護基がアミドである請求項7に記載のペプチド。
【請求項11】
前記第一の保護基がアセチルであり、前記第二の保護基がアミドである請求項7に記載のペプチド。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか1項に記載のペプチドを含む医薬製剤であって、前記ペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤と混合される前記医薬製剤。
【請求項13】
前記薬理学的に許容できる賦形剤が、非経口投与、局所投与、経口投与、経鼻投与、吸入投与、直腸投与、および末梢投与から成る群から選択される経路での投与に適している請求項12に記載の医薬製剤。
【請求項14】
前記薬理学的に許容できる賦形剤が経口投与に適している請求項12に記載の医薬製剤。
【請求項15】
前記薬理学的に許容できる賦形剤が哺乳類への非経口投与に適している請求項12に記載の医薬製剤。
【請求項16】
哺乳類におけるアテローム性動脈硬化症の予防または治療のための組成物であって、前記組成物は治療的に有効な量の請求項1〜11のいずれか1項に記載のペプチドまたは請求項12〜15のいずれか1項に記載の医薬製剤を含む前記組成物。
【請求項17】
前記哺乳類がヒトである請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
前記哺乳類がヒト以外の哺乳類である請求項16に記載の組成物。
【請求項1】
アテローム性動脈硬化症の症状を改善するペプチドであって、前記ペプチドのアミノ酸配列が、配列D−W−L−K−A−F−Y−D−K−F−F−E−K−F−K−E−F−F(配列番号7)を含む、前記アテローム性動脈硬化症の症状を改善するペプチド。
【請求項2】
前記ペプチドのアミノ酸配列が配列D−W−L−K−A−F−Y−D−K−F−F−E−K−F−K−E−F−F(配列番号7)からなる請求項1に記載のペプチド。
【請求項3】
前記ペプチドが全て「L」アミノ酸から構成される請求項1〜2のいずれか1項に記載のペプチド。
【請求項4】
前記ペプチドが全て「D」アミノ酸から構成される請求項1〜2のいずれか1項に記載のペプチド。
【請求項5】
前記ペプチドがさらに少なくとも1つの保護基を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のペプチド。
【請求項6】
前記少なくとも1つの保護基がアミノ末端および/またはカルボキシル末端に結合している請求項5に記載のペプチド。
【請求項7】
第一の保護基がアミノ末端に結合しており、第二の保護基がカルボキシル末端に結合している請求項6に記載のペプチド。
【請求項8】
前記第一の保護基および前記第二の保護基が、存在する場合、それぞれ別個に
アセチル、アミド、3から20個の炭素のアルキル基、Fmoc、t−boc、9−フルオレンアセチル基、1−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレンカルボン酸基、9−フルオレノン−1−カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4−メチルトリチル(Mtt)、4−メトキシトリチル(Mmt)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチル−ベンゼンスルホニル(Mtr)、メシチレン−2−スルホニル(Mts),4,4−ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホニル(Pmc)、4−メチルベンジル(MeBzl)、4−メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニル(Npys)、1−(4,4−ジメンチル−2,6−ジアキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6−ジクロロベンジル(2,6−DiCl−Bzl)、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2−Cl−Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2−Br−Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t−ブトキシメチル(Bum)、t−ブトキシ(tBuO)、t−ブチル(tBu)、アセチル(Ac)、ベンゾイル基、カルボベンゾキシ基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基およびトリフルオロアセチル(TFA)
から成る群から選択される請求項7に記載のペプチド。
【請求項9】
前記第一の保護基が、ベンゾイル基、アセチル、プロペオニル、カルボベンゾキシ、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルおよび3から20個の炭素のアルキルから成る群から選択される保護基である請求項7に記載のペプチド。
【請求項10】
前記第二の保護基がアミドである請求項7に記載のペプチド。
【請求項11】
前記第一の保護基がアセチルであり、前記第二の保護基がアミドである請求項7に記載のペプチド。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか1項に記載のペプチドを含む医薬製剤であって、前記ペプチドが薬理学的に許容できる賦形剤と混合される前記医薬製剤。
【請求項13】
前記薬理学的に許容できる賦形剤が、非経口投与、局所投与、経口投与、経鼻投与、吸入投与、直腸投与、および末梢投与から成る群から選択される経路での投与に適している請求項12に記載の医薬製剤。
【請求項14】
前記薬理学的に許容できる賦形剤が経口投与に適している請求項12に記載の医薬製剤。
【請求項15】
前記薬理学的に許容できる賦形剤が哺乳類への非経口投与に適している請求項12に記載の医薬製剤。
【請求項16】
哺乳類におけるアテローム性動脈硬化症の予防または治療のための組成物であって、前記組成物は治療的に有効な量の請求項1〜11のいずれか1項に記載のペプチドまたは請求項12〜15のいずれか1項に記載の医薬製剤を含む前記組成物。
【請求項17】
前記哺乳類がヒトである請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
前記哺乳類がヒト以外の哺乳類である請求項16に記載の組成物。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22A】
【図22B】
【図22C】
【図23】
【図24】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2A】
【図2B】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22A】
【図22B】
【図22C】
【図23】
【図24】
【公開番号】特開2010−280718(P2010−280718A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−203789(P2010−203789)
【出願日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【分割の表示】特願2007−118451(P2007−118451)の分割
【原出願日】平成13年8月23日(2001.8.23)
【出願人】(592130699)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア (364)
【氏名又は名称原語表記】The Regents of The University of California
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【分割の表示】特願2007−118451(P2007−118451)の分割
【原出願日】平成13年8月23日(2001.8.23)
【出願人】(592130699)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア (364)
【氏名又は名称原語表記】The Regents of The University of California
【Fターム(参考)】
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