説明

アトポビウム種により生じる感染を治療するためのニフラテルの使用

本発明は、アトポビウム(Atopobium)種により生じる感染を治療するための、ニフラテルまたはその生理学的に許容される塩の使用に関する。本発明は、アトポビウム属の1つまたは複数の種がそれら感染症の原因病原体中にある際に、女性の細菌性膣炎または複合膣感染に加えて、細菌尿症、尿路感染、両性における外生殖器の感染を治療するためのニフラテルの使用をさらに指向する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アトポビウム(Atopobium)種により生じる感染を治療するための、ニフラテルまたはその生理学的に許容される塩の使用に関する。本発明は、アトポビウム属の1つまたは複数の種により生じる、女性の細菌性膣炎または複合膣感染に加えて、細菌尿症、尿路感染、両性における外生殖器の感染を治療するためのニフラテルの使用をさらに指向する。
【背景技術】
【0002】
細菌性膣炎は、生殖可能年齢の女性における一般的な膣の病気である。通常の膣内フロラは、乳酸菌、特にL. crispatusからなる。しかし、過去においては、撹乱された膣内ミクロフロラは、主として、Gardnerella varinalis(以前は、Haemophilus caginalisとして知られていた)、およびMobiluncus spp.、Mycoplasma hominisおよびPrevotella spp.のような嫌気性細菌の過剰繁殖によって特徴づけられていた。より最近では、早期産児(非特許文献1参照)、骨盤内炎症性疾患(非特許文献2参照)、および分娩後子宮内膜炎(非特許文献3参照)のような細菌性膣炎の有害な続発症の報告のために、細菌性膣炎に対する興味が増大している。
【0003】
これらの続発症の結果の重大さが、細菌性膣炎の妥当な治療を求めている。当該技術において、細菌性膣炎の治療のために選択される薬剤は、経口または局所のメトロニダゾールであり、それは、非真菌性の膣感染のマネージメントにおける最高の標準とみなされているニトロイミダゾール誘導体である。メトロニダゾールは、トリコモナス症のような両性における生殖器の原生動物による感染、および、同様にGiardia lambliaによる腸管アメーバ症のような消化管の原生動物による感染における治療効果を有すると考えられる抗原虫薬である。メトロニダゾールは、Gardnerella vaginalisまたは他の細菌の成長の抑制効果を有するものとして提供されている。しかしながら、乳酸菌の通常のフローラに影響を与えないことから、メトロニダゾールは抗生物質とは考えられていない。ニフラテルは、ニトロフラン誘導体であり、メトロニダゾールの代替品と考えられており、乳酸菌に対する影響なしに原生動物(トリコモナス属(Trichomonas)およびGiardia lamblia)およびガードネレラ属(Gardnerella)に対する同様の効果を有する。よって、メトロニダゾールおよびニフラテルは、ともに、ガードネレラ属に対する抑制効果を有する抗原虫薬である。
【0004】
最近、Atopobium vaginaeと命名された新たな微生物が細菌性膣炎に強く関連していること、およびメトロニダゾールによる治療の失敗および再発の原因である可能性があることの証拠が提出された(非特許文献4参照)。アトポビウム属(Atopobium)は、以前に記載されていなかった嫌気性細菌であり、メトロニダゾール抵抗性微生物であり、メトロニダゾールによる細菌性膣炎の治療に関連する抗菌抵抗性(30%まで)の原因である可能性がある(非特許文献5参照)。Atopobium vaginaeは、メトロニダゾールによる標準的治療の後においてさえ、膣上皮上の接着性バイオフィルムを形成する細菌の安定した部分を構成すると記載され(非特許文献6参照)、細菌性膣炎の女性の男性パートナーの尿および尿路上皮においても発見された。
【0005】
驚くべきことには、メトロニダゾールの抗菌スペクトルと同様の抗菌スペクトルを有する薬剤であるニフラテルが、メトロニダゾールに抵抗性であるAtopobium属の菌株の成長を抑制する効果を有するものとして提供されることが今や見いだされた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第5,120,530号明細書
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】Hay PE et al. Brit Med J 1994, 308:295-298
【非特許文献2】Haggerty CL et al. Clin Infect Dis 2004, 39:990-995
【非特許文献3】Watts DH et al. Obstet Gynecol 1990, 75:52-58
【非特許文献4】Verstraelen H et al. Am J Obstet Gynecol 2004, 191:1130-1132
【非特許文献5】Larsson PG et al. APMIS 2005, 113:305-316
【非特許文献6】Swindsinski A, Mendling W et al. Am J Obstet Gynecol 2008; 198:97.e1-97.e6
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の目的は、Atopobium種により生じる任意の感染の治療におけるニフラテルまたはその生理学的に許容される塩の使用によって象徴される。より具体的には、アトポビウム属の1つまたは複数の種がそれら感染症の原因病原体中にある際に、女性の細菌性膣炎または複合膣感染に加えて、細菌尿症、尿路感染、両性における外生殖器の感染を治療するためのニフラテルまたはその生理学的に許容される塩の使用によって象徴される。
【0009】
ニフラテルまたはその生理学的に許容される塩の固体、半固体または液体配合物がAtopobium属による感染を治療するのに適当である。該配合物は、経口用のタブレット、カプセル、糖衣錠またはシロップ;または、膣中に深くまたは外性器、膣前庭、膣前庭周囲の区域(perivulvar area)または陰茎上に付着される、局所用のクリーム、軟膏、ゲル、ローション、泡剤;膣中に深く挿入される膣タブレット、カプセルまたはペッサリー、ものの形態を有する。該配合物は、1回の投与量あたり1〜1000mg、より好ましくは1回の投与量あたり10〜500mg、もっとも好ましくは1回の投与量あたり50〜400mgのニフラテル中の含有量を有する。当該配合物は、慣用の技術にしたがって感染された患者に対して投与されてもよく、好ましい実施形態において、それら製剤は、定常的に、好ましくは毎日投与される。
【0010】
薬剤組成物は、慣用の技術にしたがって製造してもよく、薬学的に許容可能な賦形剤、補助薬および/またはキャリアーを含有してもよく、および同様に、組み合わせにおいて、相補的な活性またはいくつかの場合においては有用な活性を有する1つまたは複数の活性成分を含有してもよい。
【0011】
本発明のニフラテルと組み合わせて使用することができる活性薬剤は、抗生物質、抗真菌剤、防腐剤、pH調整剤、プロバイオテックスなどを含むがそれらに限定されるものではない。前述の活性成分は、ニフラテルとともに投与されてもよく(すなわち、たとえば、ニフラテルと同一の組成物中に含有されてもよく)、あるいは、それら活性成分をニフラテルとは別に投与してもよく、またはニフラテルと時間的に接近して投与してもよい。
【0012】
抗生物質の例は、クリンダマイシン;エリトロマイシン、オレアンドマイシン、フルリスロマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシンおよびそれらの塩のようなマクロリド抗生物質;ペニシリン、アンピシリン、アモキシリンおよびそれらの塩のようなβ−ラクタム抗生物質;オフロキサシン、ノルフロキサシン、シプロフロキサシンおよびそれらの塩のようなフルオロキノロン類;ゲンタマイシン、アミカシン、カナマイシン、ネオマイシン、およびそれらの塩のようなアミノグリコシド類を含む。
【0013】
抗真菌剤の例は:1−ヒドロキシ−2−ピリドン化合物およびそれらの塩(たとえばシクロピロックス、リロピロックス、ピロクトン、シクロピロックスオラミン);イミダゾール誘導体およびそれらの塩(たとえば、クロトリマゾール、エコナゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ミコナゾール、チオコナゾール、ビホナゾール、フェンチコナゾールおよびオキシコナゾール);ポリエン誘導体およびそれらの塩(たとえば、ナイスタチン、ナタマイシンおよびアンフォテリシン);アリルアミン誘導体およびそれらの塩(たとえばナフチフィンおよびテルビナフィン);トリアゾール誘導体およびそれらの塩(たとえば、フルコナゾール、イトラコナゾール、テルコナゾールおよびボリコナゾール);モルホリン誘導体およびそれらの塩(たとえば、アモロルフィン、および参照により本明細書の一部をなすものとする米国特許第5、120,530号明細書に開示されるモルホリン類);グリセオフルビンおよび関連する化合物(たとえばグリセオフルビン);ウンデシレン酸およびその塩、特にウンデシレン酸の亜鉛塩およびカルシウム塩;トルナフテートおよびその塩;およびフルシトシンおよびその塩を含む(特許文献1参照)。
【0014】
また、抗真菌剤は、天然源、特に植物抽出物から選択されてもよい。これらの植物抽出物の例は、チャノキ(tea tree)油(Melaleuca alternifolia)、ラベンダー油(Lavandula officinalis chaix)、およびニームの木(Azadirachta indica)の葉の抽出物を含む。
【0015】
防腐剤の例は、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、臭化セトリモニウム、クロロヘキシジン、塩化デクアリニウム、トリクロカルバン、トリクロサン、サリチル酸、安息香酸およびそれらの塩、p−ヒドロキシ安息香酸およびそのエステル類を含む。
【0016】
pH調整剤の例は、アスコルビン酸、酢酸、乳酸およびそれらの塩を含む。
【0017】
プロバイオテックスの例は、ラクトバシラス属(Lactobacillus)の種を含む。
【0018】
本発明にしたがって調製される組成物の例は、経口投与に適当なタブレット、カプセル、糖衣錠、またはシロップ;膣中に深くまたは外性器、膣前庭、膣前庭周囲の区域(perivulvar area)または陰茎、亀頭、または亀頭包皮の皮膚のひだ上に付着される、局所用のクリーム、軟膏、ゲル、ローション、泡剤;膣中に深く挿入される、膣タブレット、カプセルまたはペッサリーを含む。
【0019】
本発明の薬剤組成物およびその使用を、以下の実施例によってより完全に記載する。しかしながら、それら実施例は例示の目的において提供され、何らの限定も意図しないことに注意されたい。
【実施例】
【0020】
(実施例1)
以下の、定性的かつ定量的な式にしたがって、経口用タブレットを製造する。
【0021】
【表1】

【0022】
その方法は、連続撹拌の下で45℃に加熱して水およびポリエチレングリコールを有するバインダー溶液を(光から保護しながら)調製すること;次いで、ニフラテルおよびデンプンを塊が均質になるまで混合することにより、Glatt流動床バスケット中で造粒すること;60℃の注入空気温度において乾燥させること;次いでタルクおよびステアリン酸マグネシウムを添加することからなる。タブレット成形は、適当なパンチを有する回転式タブレット成形機において実施される。得られたタブレットは黄色の平滑な表面を有する。
【0023】
(実施例2)
インビトロ研究を実施して、メトロニダゾールに比較して、ニフラテルに対するAtopobium vaginaeの感受性を調査した。10株のAtopobium vaginae(Culture Collection Center, University of Goteborg, Sweden)を、嫌気性条件下、36±1℃において、3日間にわたって、コロンビア血液寒天プレート(5%(v/v)羊血液)中で培養した。最小抑制濃度(MIC)測定のために、1mlあたり5μgのヘミンおよび1μgのビタミンK1、ならびに5%(v/v)の羊血液を補ったBrucella寒天を用いた。ニフラテルおよびメトロニダゾール(ジメチルスルホキシド中に予め溶解させた)を媒体に添加した。試験した濃度の範囲は、ニフラテルおよびメトロニダゾールの両方について0.125〜256μg/mlであった。
【0024】
結果は以下のようなものであった。第1表にて報告するように、ニフラテルは、0.15μg/mlと1μg/mlとの間のMICを有し、全ての株の成長を抑制した。一方、メトロニダゾールは、高い濃度/非常に高い濃度(8〜256μg/ml)においてのみ、その病原体に有効であった。MICの値は、抗菌剤に対する微生物の感受性の指標と一般的に考えられているため、アトポビウム属は、ニフラテルにたいして感受性であるが、メトロニダゾールに対して抵抗性であると結論づけられる。
【0025】
【表2】

【0026】
(実施例3)
以下の組成(重量/重量%)を有するシロップを調製する。
【0027】
【表3】

【0028】
(調製)
以下に示すように(光から保護しながら)配合物を調製する。
1) 脱イオン水およびカルボキシメチルセルロース(3.75%水溶液)を用いてゲルを調製する。ゲルを、終夜にわたって吸収するままにする。
2) 別途、水、スクロース(50%)および塩化ナトリウム(0.5%)の溶液を調製する。
3) ニフラテル(0.4%)およびポリソルベート80(1%)の混合物を水中で調製する。混合物が均質になるまで、撹拌する。
4) スターラを有する閉止された容器中に、脱イオン水、ソルビトール、グリセロール、溶液2)、およびスクロースを添加する。混合物を連続的撹拌の下に維持する。次いで、パラヒドロキシ安息香酸メチル、パラヒドロキシ安息香酸プロピルおよび二酸化ケイ素を添加する。撹拌下、30分間にわたって100℃に加熱する。80℃に冷却し、クエン酸を添加する。次いで、40℃に冷却し、連続的撹拌下においてゲル1)および調製物3)を添加する。
【0029】
得られるシロップは、均質な懸濁液である。
【0030】
(実施例4)
以下の組成を有する膣用タブレットを調製する。
【0031】
【表4】

【0032】
(調製)
以下に示すように(光から保護しながら)配合物を調製する。
【0033】
ニフラテル、ラクトースおよびトウモロコシデンプンの混合物を流動床造粒/乾燥機中に入れ、トウモロコシデンプン、ポリエチレングリコール6000および水を用いて調製したバインダー溶液を用いて造粒する。適当な時間の乾燥の後に、粒状物をステアリン酸マグネシウム、酒石酸および重炭酸ナトリウムと混合し、次いでタブレット成形機へと移動させ、平滑な表面を有する黄色タブレットを得る。
【0034】
(実施例5)
以下の組成を有するクリーム配合物を調製する。
【0035】
【表5】

【0036】
(調製)
スターラを有する閉止された容器中に、水、Carbomer、グリセロール、およびプロピレングリコールを添加する。得られた溶液に対して、ニフラテル、ナイスタチン、2つの保存料、Xalifin15、および他の成分を添加する。
【0037】
得られるエマルジョンは、黄色を有する均質なクリームである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アトポビウム属の1つまたは複数の種により生じる感染の治療に用いるための、ニフラテルまたはその生理学的に許容される塩。
【請求項2】
前記種がAtopobium vaginaeであることを特徴とする請求項1に記載のニフラテル。
【請求項3】
前記感染が、細菌尿症、尿道炎、尿路感染、または男性および/または女性の外性器の感染であることを特徴とする請求項1または2に記載のニフラテル。
【請求項4】
前記感染が、女性の細菌性膣炎または複合膣感染から選択されることを特徴とする請求項1または2に記載のニフラテル。
【請求項5】
薬剤配合物の形態において投与され、該薬剤配合物は、好ましくは、経口投与に適当なタブレット、カプセル、糖衣錠またはシロップ;膣中に深くまたは外性器、膣前庭膣前庭周囲の区域、または陰茎、亀頭、または亀頭包皮の皮膚のひだ上に付着される、局所用のクリーム、軟膏、ゲル、ローション、泡剤;膣中に深く挿入される、膣タブレット、カプセルまたはペッサリーから選択されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のニフラテル。
【請求項6】
前記配合物は、1回の用量あたり1〜1000mgのニフラテルまたはその塩の含有量を有することを特徴とする請求項5に記載のニフラテル。
【請求項7】
前記配合物は、1回の用量あたり10〜500mgのニフラテルまたはその塩の含有量を有することを特徴とする請求項5に記載のニフラテル。
【請求項8】
前記配合物は、1回の用量あたり50〜400mgのニフラテルまたはその塩の含有量を有することを特徴とする請求項5に記載のニフラテル。
【請求項9】
抗生物質、抗真菌剤、防腐剤、pH調整剤、プロバイオテックスから選択される少なくとも1つの薬剤との組み合わせにおいて、または該薬剤と時間的に接近して投与されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のニフラテル。
【請求項10】
前記少なくとも1つの抗生物質は、クリンダマイシン、エリトロマイシン、オレアンドマイシン、フルリスロマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシンおよびそれらの塩のようなマクロリド抗生物質、ペニシリン、アンピシリン、アモキシリンおよびそれらの塩のようなβ−ラクタム抗生物質、オフロキサシン、ノルフロキサシン、シプロフロキサシンおよびそれらの塩のようなフルオロキノロン類、ゲンタマイシン、アミカシン、カナマイシン、ネオマイシン、およびそれらの塩のようなアミノグリコシド類から選択されることを特徴とする請求項9に記載のニフラテル。
【請求項11】
前記少なくとも1つの抗真菌剤は、1−ヒドロキシ−2−ピリドン化合物およびそれらの塩(たとえばシクロピロックス、リロピロックス、ピロクトン、シクロピロックスオラミン);イミダゾール誘導体およびそれらの塩(たとえば、クロトリマゾール、エコナゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ミコナゾール、チオコナゾール、ビホナゾール、フェンチコナゾールおよびオキシコナゾール);ポリエン誘導体およびそれらの塩(たとえば、ナイスタチン、ナタマイシンおよびアンフォテリシン);アリルアミン誘導体およびそれらの塩(たとえばナフチフィンおよびテルビナフィン);トリアゾール誘導体およびそれらの塩(たとえば、フルコナゾール、イトラコナゾール、テルコナゾールおよびボリコナゾール);モルホリン誘導体およびそれらの塩(たとえば、アモロルフィン、およびモルホリン類);グリセオフルビンおよび関連する化合物(たとえばグリセオフルビン);ウンデシレン酸およびその塩、特にウンデシレン酸の亜鉛塩およびカルシウム塩;トルナフテートおよびその塩;およびフルシトシンおよびその塩から選択されることを特徴とする請求項9に記載のニフラテル。
【請求項12】
前記少なくとも1つの抗真菌剤は、チャノキ油(Melaleuca alternifolia)、ラベンダー油(Lavandula officinalis chaix)、およびニームの木(Azadirachta indica)の葉の抽出物のような植物抽出物から選択されることを特徴とする請求項9に記載のニフラテル。
【請求項13】
前記少なくとも1つの防腐剤は、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、臭化セトリモニウム、クロロヘキシジン、塩化デクアリニウム、トリクロカルバン、トリクロサン、サリチル酸、安息香酸およびそれらの塩、p−ヒドロキシ安息香酸およびそのエステル類から選択されることを特徴とする請求項9に記載のニフラテル。
【請求項14】
前記少なくとも1つのpH調整剤は、アスコルビン酸、酢酸、乳酸およびそれらの塩から選択されることを特徴とする請求項9に記載のニフラテル。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロバイオテックスは、ラクトバシラス属の種から選択されることを特徴とする請求項9に記載のニフラテル。

【公表番号】特表2012−524117(P2012−524117A)
【公表日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−506454(P2012−506454)
【出願日】平成22年4月19日(2010.4.19)
【国際出願番号】PCT/EP2010/055090
【国際公開番号】WO2010/121980
【国際公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【出願人】(503459992)ポリケム・エスエイ (16)
【Fターム(参考)】