説明

アバタを作成するためのシステムおよび方法

【課題】データを視覚化するためのアバタまたはアバタ環境を、例えばインターネットの一部などとして、ソーシャル・ネットワーキング・システムまたはサービス内において、かつ/またはデスクトップウィジェット、パネル、ガジェットなどにおいて提供する。
【解決手段】アバタは、対応するユーザによって行われる運動活動などのデータまたはその他の入力に応答して、その外観、動画、またはその他の視覚的もしくは聴覚的特徴を進化または変化させる。特に、一態様のアバタは、運動または競技の成績データに応答し、その視覚化を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその内容全体が本明細書に組み入れられる、「SYSTEM AND METHOD FOR CREATING AN AVATAR」という名称の、2008年6月2日に出願された米国仮出願第61/058,174号の非仮出願であり、その優先権の恩典を主張するものである。
【背景技術】
【0002】
背景
ソーシャル・ネットワーク・システムまたはサービスとは、関心事および活動を共有する、または他者の関心事および活動を探ろうとする人々のコミュニティのためのオンライン・ソーシャル・ネットワークを構築し検証することを主眼とするものであり、必然的にソフトウェアの使用を伴う。大部分のソーシャル・ネットワーク・サービスは、主としてウェブベースのものであり、チャット、メッセージング、電子メール、ビデオ、音声チャット、ファイル共有、ブログ、ディスカッショングループなどの、ユーザが対話するための様々な手だてが集まったものを提供する。主な種類のソーシャル・ネットワーキング・サービスは、(かつてのクラスメートなどの)いくつかのカテゴリのディレクトリ、(普通は自己記述ページを伴う)友人と接続するための手段、および信用にリンクされた推薦システムを含むものである。例えば、ソーシャル・ネットワーキング・サービス、またはそのアプリケーションは、無数の関心事の中から、運動選手および運動競技に焦点を当てることもでき、そのメンバは、各メンバの運動競技についての関心事および活動に関して対話することができる。ソーシャル・ネットワーキング・サービスはさらに、アプリケーション作成のための枠組みを含み、または記述することもできる。そのようなアプリケーションは、基本的なソーシャル・ネットワーキング・サービス機能または他のアプリケーションと対話して、ソーシャル・ネットワーキング・サービスをカスタマイズすることもできる。例えば、ソーシャル・ネットワーキング・サービス・ユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの機能をカスタマイズし、または拡張するための一つまたは複数のアプリケーションを含んでもよい。
【0003】
ソーシャル・ネットワーキング・サービス内では、ユーザはアバタによって表されてもよい。一般的にアバタは、ユーザを表し得るグラフィカルな二次元アイコンまたは三次元モデルとすることができる。アバタは、ユーザの写真のような単純なものとすることもでき、またはユーザの行動、信念、関心事、外観、識別情報、人格などを表し得るグラフィカルなオブジェクトとすることもできる。アバタはさらに動画化される場合もある。前述の各個性を表すことに加えて、ユーザは、アバタ、詳細にはグラフィカルなアイコンまたはモデルを利用して、ソーシャル・ネットワーキング・サービスに参加し、そのメンバーと対話している間の各ユーザの匿名性を保持しようとする場合もある。
【発明の概要】
【0004】
ソーシャル・ネットワーキング・サービスに加えて、アバタは、デスクトップウィジェット、パネル、ガジェットなどの一部としても有用となり得る。一般に、ウィジェット、パネル、ガジェットなどは、例えば、時計、カレンダー、ニュースサービスなど、よく使用される機能および/または情報へのデスクトップからのアクセスを提供する物理的なものにヒントを得た(physically inspired)アプリケーションまたはアプレットとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】一態様のシステムを示す図である。
【図2】一態様のソーシャル・ネットワーク・サービス・ノードを示す図である。
【図3】一態様のアプリケーションのスクリーンショットを示す図である。
【図4】一態様のアプリケーションの別のスクリーンショットを示す図である。
【図5】ユーザがアバタを作成することを選択し得る導入画面の例を示す図である。
【図6】最初のアバタ選択画面の例を示す図である。
【図7A】アバタ・カスタマイズ・インターフェースの例を示す図である。
【図7B】アバタ・カスタマイズ・インターフェースの例を示す図である。
【図8】2つのアバタの例を示す図である。
【図9A】ユーザのアバタを公開するための共有インターフェースおよび公開インターフェースの例を示す図である。
【図9B】ユーザのアバタを公開するための共有インターフェースおよび公開インターフェースの例を示す図である。
【図10】アバタをフィーチャーしたスクリーンセーバーを示す図である。
【図11】異なるエネルギーレベルでのアバタ動画の例を示す図である。
【図12】異なるエネルギーレベルでのアバタ動画の例を示す図である。
【図13】異なるエネルギーレベルでのアバタ動画の例を示す図である。
【図14】アバタを作成するためのオプションを含む運動成績インターフェースを示す図である。
【図15】アバタを作成するためのオプションを含む運動成績インターフェースを示す図である。
【図16】運動成績アバタを統合することのできるソーシャル・ネットワーキング・サイトを示す図である。
【図17】運動成績アバタを統合することのできるソーシャル・ネットワーキング・サイトを示す図である。
【図18】引き換えまたは購入することのできるアバタ関連の褒賞を示すユーザインターフェースを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
詳細な説明
アバタを作成するためのシステムおよび方法の各態様を説明する。以下では、図面に示されているこれらの態様の説明を詳細に参照する。各態様はこれらの図面と関連付けて説明されるが、各態様を本明細書において開示する図面だけに限定することは意図されていない。意図されているのは、そうではなく、本明細書において示す各態様の精神および範囲のうちに含まれるあらゆる代替形態、改変形態、および均等物を包含することである。
【0007】
簡単に述べると、一態様は、本明細書において使用する場合には、例えばインターネットの一部などとしてのソーシャル・ネットワーク・システムまたはサービス内において、および/またはデスクトップウィジェット、パネル、ガジェットなどの内において、データを視覚化するのに使用され得るアバタまたはアバタ環境である。アバタはさらに、データまたはその他の入力に応答して、これの外観、動画、またはその他の視覚的もしくは聴覚的特色を発展または変更し得る。特に、一態様のアバタは、競技またはスポーツの成績データに応答し、その視覚化を提供することができる。
【0008】
図1に、システム100の一態様を示す。一態様において、システム100は、ソーシャル・ネットワーキング・システムである。様々な態様において、システム100は、複数のノードを備える。ノードは一般に、システム100において情報をやりとりするための任意の物理エンティティまたは論理エンティティを備え、所与の設計パラメータまたは性能制約条件のセットのために求められるハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの任意の組み合わせとして組み込まれ得る。図1には例示のために限られた数のノードしか示されていないが、必要に応じてより多数またはより少数のノードが所定の実施のために用いられてもよいことが理解され得る。
【0009】
様々な態様において、ノードは、コンピュータシステム、コンピュータサブシステム、コンピュータ、電気器具、ワークステーション、端末、サーバ、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップ、ウルトララップトップ、ハンドヘルドコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、セット・トップ・ボックス(STB)、電話機、移動電話機、セルラ電話機、ハンドセット、無線アクセスポイント、基地局(BS)、加入者局(SS)、モバイル加入者センタ(MSC)、無線ネットワーク制御装置(RNC)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)などの集積回路、プログラマブル論理デバイス(PLD)、汎用プロセッサなどのプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)および/もしくはネットワークプロセッサ、インターフェース、入力/出力(I/O)装置(キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタなど)、ルータ、ハブ、ゲートウェイ、ブリッジ、スイッチ、回路、論理ゲート、レジスタ、半導体デバイス、チップ、トランジスタ、または他の任意の機器、機械、ツール、装置、コンポーネント、もしくはこれらの組み合わせを備え、あるいはこれらのものとして実施され得る。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0010】
様々な態様においてノードは、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令セット、コンピューティングコード、ワード、値、記号もしくはこれらの組み合わせを備え、またはこれらのものとして実施され得る。ノードは、プロセッサにある機能を果たすよう命令する既定義のコンピュータ言語、様式または構文に従って実施され得る。コンピュータ言語の例には、C、C++、Java、BASIC、Perl、Matlab、Pascal、Visual BASIC、アセンブリ言語、機械コード、ネットワークプロセッサ用マイクロコードなどが含まれ得る。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0011】
システム100の各ノードは、メディア情報や制御情報などの一つまたは複数の種類の情報をやりとりするように構成され得る。メディア情報は一般に、画像情報、ビデオ情報、グラフィカル情報、オーディオ情報、音声情報、テキスト情報、数値情報、英数字記号、文字記号などの、ユーザのためのコンテンツを表す任意のデータを指し得る。制御情報は一般に、自動化システムのためのコマンド、命令または制御ワードを表す任意のデータを指し得る。例えば制御情報は、メディア情報をシステムに送り、またはノードにある一定の様式でメディア情報を処理するよう命令するのに使用される。メディア情報および制御情報は、いくつかの異なる機器またはネットワークの間でやりとりされ得る。
【0012】
システム100は、一つまたは複数の有線および/または無線の通信媒体を介して情報をやりとりするように構成された一つまたは複数のノード(ノード110〜130など)を含み得る。有線通信媒体の例には、電線、ケーブル、プリント回路基板(PCB)、バックプレーン(backplane)、スイッチファブリック(switch fabric)、半導体材料、より対線、同軸ケーブル、光ファイバなどが含まれ得る。無線通信媒体の一例は、無線周波数(RF)スペクトルなどの無線スペクトルの部分を含み得る。このような実装形態において、システム100の各ノードは、一つまたは複数の送信機、受信機、送受信機、増幅器、フィルタ、制御論理、アンテナなどの、指定の無線スペクトルを介して情報信号をやりとりするのに適したコンポーネントおよびインターフェースを含み得る。
【0013】
通信媒体は、入力/出力(I/O)アダプタを使用してノードに接続され得る。I/Oアダプタは、所望の通信プロトコル、サービスまたは動作手順のセットを使用してノード間の情報信号を制御するのに適した任意の技法を用いて動作するように構成され得る。またI/Oアダプタは、I/Oアダプタと対応する通信媒体とを接続するのに適した物理的コネクタも含み得る。I/Oアダプタの例には、ネットワークインターフェース、ネットワーク・インターフェース・カード(NIC)、ラインカード、ディスクコントローラ、ビデオコントローラ、オーディオコントローラなどが含まれ得る。
【0014】
様々な態様において、通信システム100は、WiMAXネットワーク、広帯域無線アクセス(BWA)ネットワーク、WLAN、WMAN、無線広帯域ネットワーク(WWAN)、無線パーソナル・エリア・ネットワーク(WPAN)、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、広帯域CDMA(WCDMA)ネットワーク、時分割同期CDMA(TD-SCDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、拡張時分割多元接続(E-TDMA)ネットワーク、汎欧州ディジタル移動電話方式(GSM)ネットワーク、直交周波数分割多重(OFDM)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、北米ディジタルセルラ方式(NADC)ネットワーク、ユニバーサル移動電話システム(UMTS)ネットワーク、第三世代(3G)ネットワーク、第四世代(4G)ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、インターネット、ワールド・ワイド・ウェブ、セルラネットワーク、ラジオ放送網、衛星ネットワーク、および/またはデータを搬送するように構成された他の任意の通信ネットワークなどのネットワークを備え、またはこのようなネットワークの一部を形成し得る。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0015】
一態様において、システム100はノード130を含み得る。ノード130は、例えば、モバイル機器または無線機能を有する固定式機器を備え得る。モバイル機器は、他のモバイル機器や固定式機器などの、別の無線機器への接続を提供する汎用装置セットを備え得る。ノード130の例には、コンピュータ、サーバ、ワークステーション、ノート型コンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、電話機、セルラ電話機、携帯情報端末(PDA)、セルラ電話機とPDAの組み合わさったものなどが含まれ得る。
【0016】
ノード110〜130は、一つまたは複数の無線送受信機および無線アンテナを有し得る。例えば一態様では、ノード110〜130はそれぞれ、無線共用媒体160を介して情報信号をやりとりする複数の送受信機および複数のアンテナを有し得る。例えば、パケット164を送信および受信するために、無線共用媒体160の一つまたは複数の周波数帯域を使用して、チャネル162、リンク、または接続が形成され得る。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0017】
図2に、通信システム100のノード110をより具体的に示す。図2に示すように、ノードは、無線共用媒体160を介してパケット164をやりとりするために、コンポーネント140、モジュール150、プロセッサ210、メモリ260、スイッチ220、送信機230、受信機240、およびアンテナ250などの複数の要素を備え得る。また、送信機230および受信機240をまとめて送受信機と呼ぶこともできる。要素の中には、例えば、一つまたは複数の回路、コンポーネント、レジスタ、プロセッサ、ソフトウェアサブルーチン、またはこれらの任意の組み合わせなどを使用して実施されるものもある。図2には限られた数の要素しか図示されていないが、ノード110においては、所与の実装形態に必要とされる追加の、またはより少数の要素が使用されていてもよいことが理解され得る。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0018】
前述のように、一態様において、ノード110はプロセッサ210を含み得る。プロセッサ210は、スイッチ220および/または送受信機(すなわち送信機230および受信機240)に接続され得る。プロセッサ210は、複合命令セットコンピュータ(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)マイクロプロセッサ、超長命令語(VLIW)マイクロプロセッサ、命令セットの組み合わせを実施するプロセッサ、または他のプロセッサ装置などの、任意のプロセッサまたは論理回路を使用して実施され得る。例えば一態様では、プロセッサ210は汎用プロセッサとして実施され得る。またプロセッサ210は、コントローラ、マイクロコントローラ、埋め込みプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサ、メディアプロセッサ、入力/出力(I/O)プロセッサ、媒体アクセス制御(MAC)プロセッサ、無線ベースバンドプロセッサ、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラマブル論理回路(PLD)などの専用プロセッサとしても実施され得る。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0019】
一態様において、プロセッサ210はメモリ260を含み、またはメモリ260にアクセスし得る。メモリ260は任意の機械可読媒体を備え得る。メモリ260は、揮発性と不揮発性両方のメモリを含む、データを記憶することのできる、任意の機械可読またはコンピュータ可読の媒体を使用して実施され得る。例えばメモリ260は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブルデータレートDRAM(DDRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、強誘電性高分子メモリやオボニックメモリや相変化もしくは強誘電性メモリなどの高分子メモリ、シリコン-酸化物-窒化物-酸化物-シリコン型(SONOS)メモリ、磁気カードもしくは光カード、または情報を記憶するのに適した他の任意の種類の媒体を含み得る。メモリ260の一部または全部が、プロセッサ210と同じ集積回路上に含まれていてもよく、あるいは、メモリ260の一部または全部が、プロセッサ210の集積回路の外部にある集積回路、または例えばハード・ディスク・ドライブなどの他の媒体上に配置されてもよいことは注目に値する。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0020】
システム100のノードにおいて実施されるとき、ノード110は、ノード120やノード130などの様々なノード間で有線または無線の通信媒体を介して情報をやりとりするように構成され得る。情報は、無線共用媒体160を介し、それぞれメディア情報および/または制御情報を備えるパケット164としてやりとりされ得る。この文脈におけるパケット164は、ユニット、フレーム、セル、セグメント、フラグメント(fragment)などを含む、あらゆる離散的情報セットを指し得る。パケットは、所与の実装形態に適した任意のサイズのものとすることができる。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0021】
システム100がそのソーシャル・ネットワーキング・システムである一態様において、モジュール150はアバタモジュールを含み得る。前述のように、アバタは、それだけに限らないが、ユーザの静的な、または動画化された画像を含む任意の表現または顕現とすることもでき、あるいはアバタは、ユーザがソーシャルネットワークに参加し、これと対話するときのユーザの行動、信念、関心事、外観、識別情報、人格などを表し得るグラフィカルオブジェクトとすることもできる。一態様のアバタモジュールは、ユーザに、ソーシャル・ネットワーキング・システムまたはサービスで使用するために、各ユーザを表すデザイン済みのアバタを選択させることができる。ユーザはさらに、デザイン済みのアバタ(配色など)をカスタマイズし、あるいは変更して、各ユーザのより望ましい表現を生成してもよい。別の態様のアバタモジュールは、ユーザに、実質的に、または完全に特注設計のアバタをアップロードさせ、あるいは作成させることができる。
【0022】
ユーザは、適切なアバタを選択または生成すると、ソーシャル・ネットワーキング・システムまたはサービスに参加し、これと対話し得る。アバタは、ソーシャル・ネットワーキング・システムまたはサービスの構成または目的に応じて、ユーザを無数のやり方で表し得る。例えば一態様において、ソーシャル・ネットワーキング・システムまたはサービスは、ユーザに、別のユーザのためにメッセージを送らせ、またはコメントを書き込ませることができる。メッセージまたはコメントには、送信側のアバタが添付され、送信者の識別情報を表す場合も表さない場合もある。アバタはさらに、ウェブログ(すなわちブログ)または他の類似の自己コメントにおいてユーザを表すこともできる。さらにアバタは、ユーザの競技成績もしくは能力、または他のユーザもしくはベンチマークに対する競技成績もしくは能力の比較を表すこともできる。
【0023】
例えば、一構成において、ソーシャル・ネットワーキング・システムまたはサービスは、一ユーザまたは複数のユーザの競技またはスポーツの成績データを追跡し、モニタし、かつ/または視覚的に表示するためのアプリケーション、プラグインなどを含み得る。このようなアプリケーション、プラグインなどの一つは、ソーシャル・ネットワーキング・システム・ユーザの競技成績を、ベンチマークと、または他のソーシャル・ネットワーキング・システムもしくはサービスのメンバの競技成績と比較することに関連し得る。このアプリケーションと対話する複数のユーザは、各ユーザの競技成績に基づいてしかるべく競い合うことができる。ベンチマーク比較および/または複数ユーザの競争は、特に各ユーザのアバタを用いて視覚的に表され得る。
【0024】
例えば各ユーザは、デザイン済みのアバタを選択し、デザイン済みのアバタをカスタマイズし、または前述のようにアバタをアップロードし、もしくは作成することができる。その後各ユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・システムまたはサービスと対話し、これに参加している間、各ユーザ個々のアバタによって表され得る。複数のユーザが各ユーザの競技成績に基づいて競争する一態様において、競争は、各ユーザのアバタによって視覚的に表示され、または表現され得る。例えば一態様において、この競争は、複数の(すなわち複数のソーシャル・ネットワーク・ユーザの)アバタを同じ画面、フレーム、ウィンドウなどに表示することによって表現される。さらに、フレーム内のアバタ位置は、対応するユーザの、競争に参加している他のユーザと比べた相対的競技成績を表し得る。
【0025】
一態様において、競争は、共通出発点後に各ユーザが歩いたり、ジョギングしたり、走ったりした総距離を表し得る。競争による他の成績メトリック(挙げた重量、消費したカロリ、有酸素トレーニングの持続期間、有酸素トレーニングの頻度など)が表されてもよいことを理解すべきである。歩いたり、ジョギングしたり、または走ったりした総距離(または他の成績メトリック)は、画面、フレーム、ウィンドウなどの内部における各アバタの水平または垂直の位置によって表され得る。例えば、ユーザが移動した総距離は、画面、フレーム、またはウィンドウ内の水平位置によって表され、移動した総距離は、画面、フレーム、またはウィンドウを左から右へ(すなわち、デカルト座標系で表される競争の起点または出発点からの距離の増加として)増加する。したがって、別のアバタの右側に表示されるアバタは、競争において右側のユーザが左側のユーザよりリードしていることを視覚的に表示する。
【0026】
さらに、画面、フレーム、またはウィンドウは、競争の部分的な、または変倍されたビューを表し得る。特に、相当数の参加者を伴う競争では、画面、フレーム、またはウィンドウは、各アバタの相対的位置を視覚的に解決するために、各参加者の一部分の進捗だけしか同時に表示し得ない場合もある。例えば競争は、100マイルの目標に向けた各ユーザのウォーキング、ジョギング、またはランニングの進捗を表し得る。各ユーザのアバタを表示する各ユーザの画面、フレーム、またはウィンドウは、100マイル未満の距離を表し得る。より具体的には、50マイル移動したユーザの画面、フレーム、またはウィンドウは、50マイルのうちの規定の一部分、例えば45〜55マイル移動した各ユーザのアバタだけしか含み得ない。したがって、各ユーザは、そのユーザに最も近い競争相手の視覚表現を有し得る。一態様において、ユーザの画面、フレーム、またはウィンドウのドメイン(すなわち、この例では、画面、フレーム、またはウィンドウのマイル単位の幅)は、所定数のアバタだけを表示するように調整され得る。代替的にまたは追加的に、ユーザは競争のうちの特定の一部分(例えば、レーストラックの最後の50メートル)を視覚的に表示させ得る。
【0027】
しかし一態様では、あるいは、またはこれに加えて、ユーザが競争全体を視覚的に表現しようとする場合もある。このような態様では、ユーザの画面、フレーム、またはウィンドウの一部分が、競争全体の表現と、競争全体中での各ユーザの特定の場所とを含み得る。例えば、ユーザの画面、フレーム、またはウィンドウの上部もしくは下部は、ユーザが、表示される競争の部分を(マウスクリックやロールオーバなどを用いて)調節することを可能にするスクロールバーなどを含み得る。さらにスクロールバーは、競争に参加している各ユーザの一部または全部の進捗のチェックマークまたはその他の印を含み得る。したがってユーザは、競争における他のユーザと比較した自分の進捗を知ると同時に、画面、フレーム、またはウィンドウ内の各アバタの相対的位置に基づく少なくとも各ユーザに最も近い競争相手の視覚表現も有することができる。一態様において、画面、フレーム、またはウィンドウは、ユーザが、他のユーザの表示名またはその他の識別子を伴うチェックマークまたは印の上にカーソルを合わせたことに視覚的に応答することができる。この視覚的応答はさらに、他のユーザの表示名またはその他の識別子に加えて、またはこれの代わりに、他のユーザの進捗(一態様では移動した距離)も含み得る。最後に、スクロールバーは、競争における各ユーザの進捗を確定するために、競争スクロールバー内の、またはこれに隣接する画面、フレーム、またはウィンドウを見ている個々のユーザの場所を指し示す矢印、色分け、または他の類似のポインタを含んでいてもよい。
【0028】
図3に、上記説明による例示的態様のスクリーンショットを示す。三ユーザを表す三つのアバタ301がアプリケーションウィンドウ内の様々な場所に表示されている。より具体的には、三つのアバタ301は、前景において背景に対して様々な深さのところに表示されている。一態様において、背景は、ランニングトラック、街頭マラソンコース、トレイル(trail)、またはウォーキング、ジョギング、もしくはランニングに関連する他の任意の背景とすることができる。背景はさらに、ユーザの競技成績がウェイトトレーニング、有酸素トレーニングなどに関連する場合には、ウェイトルーム、体育館、または他の任意の適切な関連する背景を表していてもよい。あるいは背景は、アバタ環境全体が現実からかけ離れたものとなるように、完全に恣意的な、または風変わりなものとすることもできる。図示されるように、中央のアバタ301bは、アバタアプリケーションを実行し、表示しているユーザを表す。右側のアバタ301cは、競争または競走においてすぐ前にいるユーザを表し、左側のアバタ301aは、競争または競走においてすぐ後ろにいるユーザを表す。
【0029】
アプリケーションの上部は、競争または競走の少なくとも一部分を表すスクロールバー303を含む。一態様において、スクロールバー303は、先頭から最後尾までの競走全体を表し、ウィンドウの残りの部分305(すなわち、各アバタを含むアプリケーションウィンドウの部分)は、競走全体の一部分のグラフィカルな表現だけを表示し得る。競争または競走に参加しているユーザの一部または全部の場所は、チェックマーク、ドット、または他の類似の印(チェック307など)としてスクロールバー内に表示され得る。さらに、アバタアプリケーションを実行し、表示しているユーザの場所は、矢印309またはその他のポインタによって強調表示され得る。チェックマーク307a、ドット、または他の類似の印はさらに、これを他と差別化する色、サイズ、または形状を有していてもよい。前述のように、ユーザは、チェックマーク、ドット、もしくは他の印の上にカーソルを合わせ、またはこれを選択して、競争もしくは競走内の対応するユーザ名、識別情報、および/または進捗を表示させることもできる。
【0030】
一態様では、背景と各アバタ301の一方または両方が動画化され得る。例えば背景は、各アバタ301が、競走または競争における各ユーザのウォーキング、ジョギング、またはランニングの進捗を表すものであることの視覚的合図として(図示の例では右から左に)スクロールし得る。さらに各アバタ301は、歩いたり、ジョギングしたり、走ったり、または別の運動を行っているように表示され得る。より具体的には、アバタ動画は、アバタで表されるユーザの運動能力に関連し得る。例えば、頻繁に、相当な持続時間で、かつ/または相当な距離を走っているユーザは、速いペースのランニングを模すかまたは示唆するアバタによってその動画が表され得る。反対に、あまり頻繁には歩いておらず、持続時間および/または距離もごく少ないユーザは、遅いペースのウォーキングを模すかまたは示唆するアバタによってその動画が表され得る。一態様では、不活発なユーザは、座っているアバタで表される場合もあり、または動画がない場合さえある。アバタの動画は、ユーザの最新の(例えば特定の期間内の)競技成績を反映していてもよく、競走または競争全体の期間におよぶ(移動平均を含む)平均値を反映していてもよい。したがってアバタ動画は、対応するユーザの競走全般における位置に加えて、またはこれの代わりに、このユーザの競技成績の傾向を反映することもできる。
【0031】
競走または競争に参加している間、ユーザは、コメント入力ボックスにテキストおよび/または記号を入力することによってコメントを生成してもよい。図3に示すように、コメント入力ボックス311(一態様では「What are you thinking?(何を考えているの?)」というプロンプトを含む)は、背景および背景に重ね合わされた各アバタ301によって定義される競走または競争領域に隣接して、この領域の下に位置する。ユーザが入力ボックス311にコメントを入力すると、コメントを開始したユーザを表すアプリケーション内のアバタに隣接してダイアログボックス、吹き出しなどがポップアップし、または別の方法で表示される。一態様では、コメントは、そのアバタ301がレースまたは競技の同じウィンドウまたはフレーム内にいる他のユーザから見ることができる。さらに、そのアバタがレースまたは競技の同じウィンドウまたはフレーム内にいないユーザがコメントを投稿した場合に、スクロールバーに表示を行うこともできる。その場合には、任意のユーザが、コメントしているユーザ/アバタのチェックマーク、ドット、または他の類似の印(マーク307aなど)にカーソルを合わせ、または選択してコメントを確認することができる。別の態様では、プロの運動者を表す、または動機付けメッセージもしくは他の解説を提供し得る「アバタトレーナー」としての追加アバタ(不図示)をレースまたは競技に導入することができる。
【0032】
現在の位置または地位に加えて、アバタアプリケーションは、競走または競争の結果に応じた地位、順位提示ボード、トロフィなども表示し得る。さらに、アバタアプリケーションは、競走または競争には参加しておらず、別の方法で個人実績ベンチマークを確立しているユーザのための中間目標、達成された目標なども表示し得る。
【0033】
図4に、アバタ301cと関連付けられるユーザによって発せられたコメント(すなわち「wild(最高)」)が入力され次第、アバタ301cから現れて延びる吹き出し402を示す。一態様では、コメントは、そのアバタが競走または競争の同じウィンドウまたはフレーム内にある他のユーザから見える。さらに、そのアバタが競走または競争の同じウィンドウまたはフレーム内にないユーザがコメントを書き込んだ場合には、スクロールバーに表示(不図示)が現れ得る。その場合任意のユーザは、コメントを閲覧するために、コメントしているユーザ/アバタのチェックマーク、ドット、または他の類似の印にカーソルを合わせ、またはこれを選択し得る。別の態様では、競走または競争に、プロの運動選手を表す、または動機付けメッセージもしくは他の解説を提供し得る「アバタトレーナ」としての追加アバタが導入され得る。
【0034】
前述のように、アバタの位置、外観、および/または動画は、ユーザの競技成績を反映し得る。さらにユーザの競技成績は、様々に発生し得る。一態様においてユーザは、その競技成績を入力し得る。例えばユーザは、有酸素活動の各インスタンスごとに、個々の時間に走った個々の距離を入力し得る。あるいは、これに加えてユーザは、競走、競争、またはベンチマークもしくは目標への比較の種類に応じて、持ち上げたポンド数、プレーした試合数なども入力し得る。
【0035】
あるいは、アバタモジュールは、一つもしくは複数の競技成績データベースまたは他の競技成績データ収集モジュールもしくはユーティリティとやりとりし得る。例えば、多数のインターネットベースのまたはオンラインのサービスが、ユーザから競技成績データを収集する。特に、いくつかのインターネットベースのまたはオンラインのサービスは、ユーザが練習、ウォーキング、ジョギング、ランニングなどを行っている間に装着し、または携帯し得るセンサまたはその他の記録装置と相互作用し得る。一態様において、競技成績データは、当技術分野において広く公知の、歩数計、心拍数モニタ、カロリモニタなどを用いて収集され得る。
【0036】
また、競走または競争内のアバタによって表されない非運動選手またはユーザも、このアプリケーションを実行し、競走または競争内のアバタによって表される運動選手またはユーザと対話し得る。例えば、競走または競争内のアバタによって表されない非運動選手またはユーザは、メッセージまたはコメントを送り、または書込み、贈与物を届け、あるいは競走または競争内のアバタによって表される一人または複数の運動選手またはユーザと別の方法でやりとりする。さらに競走または競争内のアバタによって表されない非運動選手またはユーザは、ある運動選手の目標または中間目標を設定してもよい。
【0037】
図5〜18に、別のアバタモジュールおよび/またはこれと関連付けられたユーザインターフェースを示す。より具体的には、図5〜18には、ユーザまたは運動者がアバタデザインを選択またはデザインすることを可能にし得るユーザインターフェース500が示されている。例えば、図5には、ユーザがオプション503を使用してアバタを作成することを可能にする導入画面501が示されている。例示的なアバタの画像を画面の背景501に表示することができる。また、ユーザの運動成績統計を情報バー505に表示することもできる。インターフェース500の部分507には、用具および音楽にアクセスする、またはサポートに連絡するなどの他のオプションを提供することができる。
【0038】
アバタを作成するためのオプション503が選択されると、ユーザに最初の作成インターフェースを提示することができる。図6には、例えば、ユーザまたは運動者が最初にその中から選択することのできる例示的なアバタ原型セット、および/または作成されている例示的なアバタセットが示されている。一態様において、ユーザまたは運動者はその後、自分が選択しているアバタを変更し、カスタマイズし、または他の方法で自分用とすることができる。
【0039】
図7Aには、(このコンテキストだけに限定されるものではないが、例えば、図6で示すような)特定のアバタ原型が選択された後で、ユーザまたは運動者が自分のアバタをカスタマイズし得るいくつかの方法が示されている。例えば、ユーザまたは運動者は、顔の表情、髪の型と色、目の形と色(眼鏡およびサングラスならびにそのスタイルと色を含む)、眉の形と色、体形、口の形および/または表情、シャツまたは他の上半身用衣類のスタイルと色、短パンまたは他の下半身用衣類のスタイルと色、シューズのスタイルと色、ならびにアバタに関連する音楽を選択することができる。例えば、曲の再生リストのうちの特定の曲をアバタと関連付けることができる。さらにアバタは、イヤホンなどを装着させて表示することもできる。一態様では、ユーザまたは運動者が自分のアバタと曲および/または曲の再生リストを関連付けている場合にだけ、ヘッドホンを装着したアバタを表示することができる。場合によっては、アバタの様々な特徴のいくつかの選択肢がすぐに利用できないこともある。その代わりに、ユーザには、それらの選択肢へのアクセス権を獲得する前にいくつかの目標を達成することが要求され得る。
【0040】
より具体的には、図7Aには、ユーザまたは運動者が自分のアバタを変更し、カスタマイズし、または他の方法で自分用とするための一態様のユーザインターフェース500が示されている。ユーザまたは運動者は、前述のカスタマイズ可能な品目に付随するアイコンを選択することができる。ここでは、ユーザまたは運動者は、アバタが着用する上半身用衣類を変更し、カスタマイズし、または他の方法で自分用とすることを選択している。例えば、ユーザは、Tシャツ、(フード付きまたはフードなしの)プルオーバースウェットシャツ、(フード付きまたはフードなしの)ファスナー付きスウェットシャツまたはジャケット、タンクトップ、スポーツ/運動用サポートブラ、または着用され得る他の任意の上半身用衣類を含む様々な上半身用衣類の中から選択することができる。一態様では、上半身用衣類(または他の任意のカスタマイズ可能な品目)の選択は、例えば、アバタ原型が性別を有する場合などには、性別特有のものとすることができる。あるいは、アバタ原型に男女の区別のない一態様では、ユーザまたは運動者は任意の利用できるカスタマイズ可能な品目構成の中から選択することができる。ユーザまたは運動者は、上半身用衣類の種類(この場合には、Tシャツ)を選択すると、その後にそのTシャツのための色および/または色の組み合わせ/パターンを選択することができる。ユーザまたは運動者は、自分のアバタの外観に満足するまで自分のアバタを引き続き変更し、カスタマイズし、または他の方法で自分用とすることができる。別の態様では、ユーザまたは運動者は、(例えば、ユーザインターフェース500の「任意抽出」ボタンなどによって)自分のアバタの外観を任意抽出することができる。望む場合には、ユーザまたは運動者はその後に、無作為に生成されたアバタを変更し、カスタマイズし、または他の方法で自分用とすることができる。
【0041】
図7Bには、アバタをカスタマイズするための別のインターフェースの例が示されている。インターフェース700は、最初に、デフォルトアバタ701、特徴カテゴリ703、具体的特徴705、任意抽出オプション707、公表オプション709および取り消しオプション711を表示することができる。デフォルトアバタ701から始めて、ユーザは、髪の型と色、顔の表情、唇、眉、目、鼻、シャツ、パンツ、シューズ、アクセサリなどの様々な特徴を変更することができる。図示されていないが、他の特徴を変更可能とすることもできる。例えば、態様によっては、アバタの体形、耳、手をカスタマイズすることもできる。カテゴリ703を使用して、前述の特徴のそれぞれを、ユーザの好みに従ってカスタマイズすることができる。一例では、図示のように、ユーザはアバタ701が着用しているシューズを変更することができる。詳細には、具体的特徴705は、ユーザが自分のアバタに利用することのできる様々なシューズを含む。場合によっては、新しいシューズまたは他の特徴が、あるチャレンジ、行為、目標などを達成して初めて利用できることもある。また、アバタに利用できるシューズは、シューズメーカーが提供する最新の実際のシューズモデルまたは現在ユーザの間で流行っている他の何らかのシューズデザインに対応するものとすることもできる。利用できないシューズ715または他の特徴は、達成する必要のある目標717と一緒に黒い輪郭で(すなわち、顕著な詳細なしで)示すこともできる。例えば、シューズの中には、ユーザが指定の距離を走破するまで選択することができないものもある。ユーザはさらに、ユーザがアバタ701のシューズを脱がせたい場合に、「X」オプション713を選択することもできる。さらに、ユーザは、カラーパレット719を使用して、カスタマイズされているシューズまたは他の特徴の色を選択することもできる。選択可能な特徴の隣の、あるいは別の方法でこれと関連付けられている解除された錠のしるし721は、その選択可能な特徴がユーザに新たに提供されるものであることを表すことができる。
【0042】
一態様では、ユーザまたは運動者が自分のアバタを作り上げている間に、アバタを動画化することができる。例えば、動画は、ユーザまたは運動者が自分のアバタを変更し、カスタマイズし、または別の方法で自分用とするのに用いる品目に関連するものとすることができる。したがって、動画は、ユーザまたは運動者がそれらの品目をカスタマイズしている場合には、シューズのひもを結ぶことや、フード付きスウェットシャツのファスナーを閉じることを含むことができる。あるいは、またはこれに加えて、動画は、ユーザまたは運動者が選択しているアバタ原型、および/またはアバタによって着用され、かつ/もしくはアバタと共に含まれる品目の組み合わせに関連するものとすることもできる。また動画は、アバタと関連付けられる顔の表情に関連するものとすることもできる。さらに、動画の少なくとも一つの構成部分を、気まぐれなもの、無作為なもの、またはそれ以外の任意のものとすることもできる。ユーザまたは運動者による作成中のアバタの動画は、ユーザまたは運動者がそのアバタになりきることに寄与し、かつ/またはユーザまたは運動者に高いアバタ擬人化感覚を与えることができる。
【0043】
ユーザまたは運動者は、アバタを作成した後で、(オプション309を使用するなどにより)そのアバタを公開することができる。そうして、ユーザまたは運動者は、その後で、前述のような一つまたは複数のソーシャル・ネットワーキング・サービス内において、かつ/またはソーシャル・ネットワーキング・サービス内もしくはデスクトップウィジェット、パネル、ガジェットなどにおいて、各自のアバタで自分を表現することができる。図8には、2つのそのような例示的なアバタが示されている。より具体的には、図9Aには、ユーザまたは運動者が各自のアバタを様々な方法で共有し得る一態様が示されている。例えば、ユーザまたは運動者は各自のアバタを、ソーシャル・ネットワーキング・サービス内のスクリーンセーバーとして、かつ/またはウィジェットとして共有することができる。図9Bには、ユーザが、オプション903によってユーザのアバタをフィーチャーするスクリーンセーバーを公表し、ダウンロードすること、またはオプション905を使用して様々なサイトに含めることのできるウィジェットを生成することを選択するための公表インターフェース900の別の例が示されている。例えば、ユーザは、オプション909を使用して指定の、または事前定義のコミュニティサイトに、あるいはオプション911を使用して別のサイトにアバタを追加することができる。
【0044】
前述のように、一態様のアバタは、一つもしくは複数の運動能力センサによって収集され、ユーザもしくは運動者によって入力され、またはこれらの組み合わせとして提供されるユーザまたは運動者の運動成績を反映することができる。例えば、図10には、デスクトップスクリーンセーバー1001の一部としての一態様のアバタが示されている。アバタ1003は、ユーザまたは運動者の最近の運動成績を示すメッセージ1005などを(例えば、ダイアログボックスや吹き出しなどとして)表示することができる。メッセージ1005は、(例えば、運動ベンチマーク、マイルストーン、チャレンジ成績、競技/レース成績、ならびに/またはユーザもしくは運動者および/もしくはそのトレーニングプログラムによって提供された個人目標などと比べた)ユーザもしくは運動者の運動成績に応じた補足や動機づけのためのものとすることができ、コンピューティング機器によって自動的に決定され、かつ/または生成されてもよい。
【0045】
ユーザまたは運動者の運動成績に関する口頭での、かつ/または書かれたメッセージを提供すること以外に、アバタの動画は、あるいは、またはこれに加えて、ユーザまたは運動者の運動成績を反映することもできる。一つまたは複数の構成において、アバタアプリケーションおよび/または運動成績追跡サイトもしくはアプリケーションは、ユーザによって行われた運動の量に基づいてアバタの動画を決定することができる。例えば、図11には、ユーザまたは運動者が(最近のワークアウトの頻度、持続期間、および/または強さなどに基づいて)低エネルギーレベルの運動成績を示している場合、アバタは低エネルギーに対応する活動を行っているものとして動画化することができることが示されている(パドルボールをプレーする、ウォーキング/ストレッチング、ビデオゲームをプレーする、座っているなど)。図12には、ユーザまたは運動者が中程度のエネルギーレベルの運動成績を示している場合のアバタの動画が示されている(一輪車に乗っている、ジョギング/ウェービング、「ランニングマン」、「スプリンクラー」、「ショッピングカート」、「キャベッジパッチ」、「ロジャーラビット」、「ロボット」、または他の類似の中程度のエネルギーのダンスを行うなど)。図13には、ユーザまたは運動者が高エネルギーレベルの運動成績を示している場合のアバタの動画が示されている(ランニング/ハードリング、シャドウボクシング/武術、ブレーク/フリースタイル、ヒップホップ、サルサ、アーバン、「モッシング」などの高エネルギーダンス、および他の高エネルギー運動など)。よって、アバタが描画された後には、集められたデータがアバタの活動を決定する。前述のように、動画はアバタの顔の表情に関連するものとすることができる。
【0046】
アバタの動画に加えて、(アバタがスクリーンセーバーの一部である場合などに)アバタの背景を選択し、かつ/または(競技成績モニタリングサイトもしくはアプリケーションまたはアバタアプリケーションなどによって)生成して、ユーザまたは運動者の運動成績のエネルギーレベルをさらに反映させることもできる。例えば、低エネルギーの背景は、ソファー、ベッド、クッションなどを含むことができる。中程度のエネルギーの背景は、街路、小道、ダンスフロアなどを含むことができる。高エネルギーの背景は、体育館、走路、ボクシング用リング、武道場、ダンスクラブなどを含むことができる。また背景は、ユーザまたは運動者が指定することもでき、各自の好みによる空間、エリア、会場などの画像、写真、またはその他の表現を含むことができる。また背景色でエネルギーまたは活動のレベルを示すこともできる。例えば、青で穏やかなまたは低エネルギーの状況を、黄色で中程度のエネルギーレベルを、赤で高レベルのエネルギーまたは運動を表すことができる。
【0047】
図14および図15には、運動成績ベースのソーシャル・ネットワーキング・システムのためのユーザインターフェース1400が示されている。図示のように、運動成績ベースのソーシャル・ネットワーキング・システムのためにランニング、トレーニング、目標および決意、地図、チャレンジ、用具および音楽、サポートなどを管理することに加えて、ユーザインターフェース1400はさらに、ユーザまたは運動者に、前述のような一態様のアバタを作成させ、変更させ、カスタマイズさせ、または他の方法で自分用とさせることもできる。その後アバタは、運動成績ベースのソーシャル・ネットワーキング・システム内でユーザまたは運動者を表現することができる。一態様ではさらに、アバタが表現するユーザまたは運動者の運動成績または運動成績エネルギーレベルを表示するために、前述のようにアバタを動画化することができる。アバタはさらに、例えば、少なくとも一部はユーザまたは運動者の運動成績とは無関係な顔の表情および/または他の気まぐれな動き、無作為な動き、あるいはそれ以外の任意の動きをするように動画化することもできる。一つまたは複数の構成では、ユーザがアバタを作成すると、ランニングする個人の一般的な画像1403を、作成したアバタ(例えば、ランニングの格好をしたアバタ)で置き換えることができる。
【0048】
図16および図17には、ソーシャル・ネットワーキング・サービスに含まれるアバタアプリケーションが示されている。例えば、アバタアプリケーションは、ユーザまたは運動者に、前述のような一態様のアバタを作成させ、変更させ、カスタマイズさせ、または他の方法で自分用とさせることができる。その後アバタは、ソーシャル・ネットワーキング・システム内でユーザまたは運動者を表現することができる。一態様ではさらに、アバタが表現するユーザまたは運動者の運動成績または運動成績エネルギーレベルを表示するために、前述のようにアバタを動画化することができる。アバタはさらに、例えば、少なくとも一部はユーザまたは運動者の運動成績とは無関係な顔の表情および/または他の気まぐれな動き、無作為な動き、もしくはそれ以外の任意の動きをするように動画化することもできる。
【0049】
図18には、一態様のユーザインターフェース500および/または1400が、ユーザもしくは運動者のためのポイントまたはその他の褒賞システムに役立ち得ることが示されている。例えば、ユーザまたは運動者は、各自の運動成績に応じてポイントを貯めることができる(1マイルまたは1キロメートルの走行ごとに10ポイントなど)。所定数のポイントが貯まると、ユーザまたは運動者は自分のアバタのための衣服および/または品目を仮想的に購入することができる。例えば、特定のシャツまたはその他の衣料品は、そのユーザまたは運動者が各自の運動成績に基づくポイント数を貯めているアバタにだけ供与することができる。したがって、アバタは、その個人化および動画化に加えてさらに、ある一定のベンチマーク、マイルストーン、チャレンジ成績、競技/レース成績、および/または個人目標を達成しているユーザまたは運動者に選択的に供与される特定の衣料品または品目を着用してユーザまたは運動者を表現することもできる。さらに、衣料品または品目は、それが表現するベンチマーク、マイルストーン、チャレンジ成績、競技/レース成績、または個人目標(「10K最速」、「500マイル走者」など)を表示することもできる。
【0050】
図18にはさらに、ポイントまたはその他の褒賞を、ユーザまたは運動者のための類似の衣料品または品目と引き換えることができることが示されている。ユーザまたは運動者がある一定のベンチマーク、マイルストーン、チャレンジ成績、競技/レース成績、および/または個人目標を達成したことを表示することに加えて、衣料品または品目はさらに、ユーザもしくは運動者が作成した、変更され、カスタマイズされ、または他の方法で自分用とされたアバタを含むこともできる。あるいは、またはこれに加えて、変更され、カスタマイズされ、または他の方法で自分用とされたユーザまたは運動者のアバタを表示する衣料品または品目を、ユーザまたは運動者が購入できるようにしてもよい。目標、マイルストーン、チャレンジなどの達成に対する褒賞については、どちらも参照によりその内容全体が本明細書に組み入れられる、2008年11月26日に出願された、「INTERACTIVE AVATAR FOR SOCIAL NETWORK SERVICES」という名称の米国特許出願第12/324,140号、および2008年2月14日に出願された、「COLLECTION AND DISPLAY OF ATHLETIC INFORMATION」という名称の米国特許出願第12/031,380号にさらに記載されている。
【0051】
本明細書においては、各態様の十分な理解を提供するために多数の具体的詳細が示されている。しかし、各態様はこれらの具体的詳細なしでも実施され得ることが当業者には理解される。場合によっては、各態様を不明確にすることのないように、周知の動作およびコンポーネントが詳細に記載されていないこともある。本明細書において開示される特定の構造的、機能的詳細は代表的なものであり、必ずしも各態様の範囲を限定するものであるとは限らないことが理解できる。
【0052】
また、「一態様」または「ある態様」という場合、これは、この態様に関連して示す個々の特徴、構造、または特性が少なくとも一つの態様に含まれることを意味するものであることも注目に値する。本明細書の様々な箇所において「一態様における」という句が使用されている場合、これは必ずしもすべてが同じ態様を指すものであるとは限らない。
【0053】
態様の中には、所望の計算速度、電力レベル、耐熱性、処理サイクルバジェット、入力データ速度、出力データ速度、メモリリソース、データバス速度およびその他の性能制約条件などの任意の数の要因に従って変動し得るアーキテクチャ(architecture)を使用して実施されるものもある。例えば一態様は、汎用または専用プロセッサによって実行されるソフトウェアを使用して実施され得る。別の例では、一態様が、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス(PLD)またはディジタル信号プロセッサ(DSP)などの、専用ハードウェアとして実施され得る。別の例では一態様が、プログラム式汎用コンピュータコンポーネントとカスタム・ハードウェア・コンポーネントの任意の組み合わせによって実施され得る。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0054】
態様によっては、「結合された(coupled)」および「接続された(connected)」という表現、ならびにこれらの派生語を使用して説明されるものもある。これらの用語は相互に同義語であることが意図されるものではないことを理解すべきである。例えば、態様の中には、「接続された」という用語を使用して二つ以上の要素が相互に直接物理的にまたは電気的に接していることを示すものもある。別の例では、態様の中には、「結合された」という用語を使用して二つ以上の要素が直接物理的にまたは電気的に接していることを示すものもある。しかし、「結合された」という用語は、二つ以上の要素が相互に直接接しておらず、しかも相互に協働し、または相互作用することを意味する場合もある。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0055】
態様の中には、例えば、機械によって実行される場合、その機械に、各態様による方法および/または動作を行わせ得る命令または命令セットを記憶し得る機械可読媒体または製品を使用して実施され得るものもある。このような機械には、例えば、任意の適切な処理プラットフォーム、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティング機器、処理装置、コンピューティングシステム、処理システム、コンピュータ、プロセッサなどが含まれ、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組み合わせを使用して実施され得る。機械可読媒体または製品には、例えば、図2を参照して示した例などの、任意の適切な種類のメモリユニットなどが含まれ得る。例えばこのメモリユニットは、任意のメモリデバイス、メモリ製品、メモリ媒体、記憶装置、記憶製品、記憶媒体および/または記憶ユニット、メモリ、取り外し可能または取り外し不能媒体、消去可能または消去不能媒体、書込み可能または書換え可能媒体、ディジタルまたはアナログ媒体、ハードディスク、フロッピーディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、追記型コンパクトディスク(CD-R)、書換え可能コンパクトディスク(CD-RW)、光ディスク、磁気ディスク、様々な種類のディジタル多用途ディスク(DVD)、テープ、カセットなどを含み得る。命令は、ソースコード、コンパイル済みコード、解釈済みコード、実行可能コード、静的コード、動的コードなどの任意の適切な種類のコードを含み得る。命令は、C、C++、Java、BASIC、Perl、Matlab、Pascal、Visual BASIC、アセンブリ言語、機械コードなどの、任意の適切な、高水準、低水準、オブジェクト指向、ビジュアル、コンパイル済みおよび/または解釈済みのプログラミング言語を使用して実施され得る。各態様はこの記載に限定されるものではない。
【0056】
本明細書において各態様のいくつかの特徴が示されているが、当業者には、多くの改変、置換、変更および均等物が想起される。したがって、添付の特許請求の範囲は、各態様の真の精神に含まれるそのようなあらゆる改変および変更を包含するものであることを理解すべきである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0057】
【特許文献1】特表2007-503966
【特許文献2】特表2009-541017
【特許文献3】特開2008-33521
【特許文献4】特開2008-67882

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の工程を含む、ユーザの運動活動のレベルを表現するアバタを作成するための方法:
コンピューティング機器において、ユーザによって行われた運動活動の量を表現するアバタを作成するためのユーザ仕様を受け取る工程;
コンピューティング機器が、ユーザによって行われた運動活動の量に基づいて一つまたは複数の選択可能なアバタ・カスタマイズ・オプションのセットを決定する工程;および
ユーザに前記一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットを提供する工程。
【請求項2】
一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションが、アバタによって着用される衣料品を含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
衣料品が履物を含む、請求項2記載の方法。
【請求項4】
衣料品がシャツを含む、請求項2記載の方法。
【請求項5】
一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションが、アバタの身体的特徴を含む、請求項1記載の方法。
【請求項6】
身体的特徴が顔の特徴を含む、請求項5記載の方法。
【請求項7】
一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットの中からのアバタ特徴のユーザ選択を受け取る工程;および
ユーザ仕様と前記ユーザ選択に基づいてアバタを生成する工程
をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項8】
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいてアバタの顔の表情を決定する工程;および
アバタに前記顔の表情を適用する工程
をさらに含む、請求項7記載の方法。
【請求項9】
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいてアバタ動画を決定する工程;および
決定されたアバタ動画に従ってアバタを動画化する工程
をさらに含む、請求項7記載の方法。
【請求項10】
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいてインターフェース背景を決定する工程;および
前記インターフェース背景を背にしてアバタを表示する工程
をさらに含む、請求項7記載の方法。
【請求項11】
ユーザ仕様が、アバタの動画化された顔の表情を含む、請求項1記載の方法。
【請求項12】
プロセッサと;
コンピュータ可読命令を記憶するメモリであって、実行されると装置に
ユーザによって行われた運動活動の量を表現するアバタを作成するためのユーザ仕様を受け取らせ、
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいて一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットを決定させ、かつ
ユーザに前記一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットを提供させる
コンピュータ可読命令を記憶するメモリと
を備える、装置。
【請求項13】
一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションが、アバタによって着用される衣料品を含む、請求項12記載の装置。
【請求項14】
衣料品が履物を含む、請求項13記載の装置。
【請求項15】
衣料品がシャツを含む、請求項13記載の装置。
【請求項16】
一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションが、アバタの身体的特徴を含む、請求項12記載の装置。
【請求項17】
身体的特徴が顔の特徴を含む、請求項16記載の装置。
【請求項18】
コンピュータ可読命令が、実行されると装置にさらに
一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットの中からのアバタ特徴のユーザ選択を受け取らせ、かつ
ユーザ仕様と前記ユーザ選択に基づいてアバタを生成させる、
請求項12記載の装置。
【請求項19】
コンピュータ可読命令が、実行されると装置にさらに
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいてアバタの顔の表情を決定させ、かつ
アバタの前記顔の表情を適用させる、
請求項18記載の装置。
【請求項20】
コンピュータ可読命令が、実行されると装置にさらに
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいてアバタ動画を決定させ、かつ
決定されたアバタ動画に従ってアバタを動画化させる、
請求項18記載の装置。
【請求項21】
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいてインターフェース背景を決定すること;および
前記インターフェース背景を背にしてアバタを表示すること
をさらに含む、請求項18記載の装置。
【請求項22】
ユーザ仕様が、アバタの動画化された顔の表情を含む、請求項12記載の装置。
【請求項23】
実行されると装置に
ユーザによって行われた運動活動の量を表現するアバタを作成するためのユーザ仕様を受け取らせ、
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいて一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットを決定させ、かつ
ユーザに前記一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットを提供させる、
コンピュータ可読命令を記憶する一つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項24】
一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションが、アバタによって着用される衣料品を含む、請求項23記載の一つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項25】
一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションが、アバタの身体的特徴を含む、請求項23記載の一つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項26】
身体的特徴が顔の特徴を含む、請求項25記載の一つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項27】
コンピュータ可読命令が、実行されると装置にさらに
一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットの中からのアバタ特徴のユーザ選択を受け取らせ、かつ
ユーザ仕様と前記ユーザ選択に基づいてアバタを生成させる、
請求項23記載の一つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項28】
コンピュータ可読命令が、実行されると装置にさらに
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいてアバタの顔の表情を決定させ、かつ
アバタの前記顔の表情を適用させる、
請求項27記載の一つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項29】
コンピュータ可読命令が、実行されると装置にさらに
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいてアバタ動画を決定させ、かつ
決定されたアバタ動画に従ってアバタを動画化させる、
請求項27記載の一つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項30】
コンピュータ可読命令が、実行されると装置にさらに
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいてインターフェース背景を決定させ、かつ
前記インターフェース背景を背にしてアバタを表示させる、
請求項27記載の一つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項31】
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいて一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットを決定する工程が、
ユーザが運動活動目標を果たしているかどうか判定する工程;および
ユーザが運動活動目標を果たしていると判定した工程に応答して、前記一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットにアバタ・カスタマイズ・オプションを一つ追加する工程
を含む、請求項23記載の一つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項32】
プロセッサと;
コンピュータ可読命令を記憶するメモリであって、実行されると装置に
ユーザによって行われた運動活動の量を表現するアバタを作成するためのユーザ仕様を受け取らせ、
ユーザによって行われた運動活動の量に基づいて複数のアバタ・カスタマイズ・オプションの中から、履物製品および動画を含み、かつ該複数のアバタ・カスタマイズ・オプション全部よりは含むものが少ない一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットを決定させ、
ユーザに、前記複数のアバタ・カスタマイズ・オプションの残りの部分を該ユーザが選択することのできない、前記一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットを提供させ、
前記一つまたは複数のアバタ・カスタマイズ・オプションのセットの中からの履物製品および動画の選択を受け取らせ、
前記履物製品を着用したアバタを生成させ、かつ
選択された動画に従ってアバタを動画化させる
コンピュータ可読命令を記憶するメモリと
を備える、装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2013−46811(P2013−46811A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−241586(P2012−241586)
【出願日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【分割の表示】特願2011−511902(P2011−511902)の分割
【原出願日】平成21年6月2日(2009.6.2)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
2.WCDMA
3.GSM
4.フロッピー
【出願人】(505424859)ナイキ インターナショナル リミテッド (249)