説明

アフィリエイトシステム及びアフィリエイト方法並びにサーバ

【課題】店を探したいユーザは、実際に店を使用した知り合い等による信憑性の高い口コミ情報を参照して所望の店を見つけることができ、他方、口コミ情報提供者はアフィリエイト報酬を得ることができるアフィリエイトシステム及びアフィリエイト方法並びにサーバの提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、サーバが、ユーザ用リーダライタ、第一携帯端末、第二携帯端末及び店用リーダライタがそれぞれ有する個体識別情報を相互に関連付けて記録することにより、来店者に対する口コミ情報提供者を特定し、この口コミ情報提供者に対してアフィリエイト報酬を支払うアフィリエイトシステム及びアフィリエイト方法並びにサーバである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アフィリエイトシステム及びアフィリエイト方法並びにサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
今日、ショッピングや飲食等を行う店を探すにあたり、インターネット上で紹介される店情報を参考にすることがある。
【0003】
このような店紹介システムとしては、例えば、来店誘導機能付き動画配信専門インターネット広告サイト等が発案されている(特開2004−109958号公報参照)。
【0004】
このインターネット広告サイトによれば、ユーザは、独力で入手できない情報等を、有人コールセンターを介して入手することができる。従って、このインターネット広告サイトを使用することで、ユーザは、店情報等をより幅広く参照することができる。
【0005】
しかし、このようなシステムは、既存の情報をより多くユーザに提供することができるにとどまり、信憑性の高い情報を効率的にユーザに提供することはできない。すなわち、現在普及しているシステムは、店側から提供される情報をそのまま店情報としてユーザに提供するものが一般的である。それ故、このような情報には店側の思惑が絡んでいるのが普通であり、かかる情報を参照しても、ユーザが、この店の接客や提供される商品、飲食物等がどのようなものであるかを客観的に判断することはできない。また、このような弊害を解消するために、来店者のコメントを掲載しているようなサイトも存在するが、かかるコメントは、店関係者が来店者を装って記載する場合も考えられるので、情報源が定かとはいえず、信憑性に乏しい。
【0006】
その結果、このような店紹介サイトが多数存在する現状においても、ユーザは、特に初めて訪れる土地等では、どの店に入るべきかなかなか決められないのが通常である。
【0007】
従って、このような問題を解決するためには、情報源を実際に店で飲食等をした人に限定し、かかる情報源から得られた口コミ情報に基づいてユーザが所望の店を探すことができるのが好ましい。そして、このような情報源自体が、ユーザにとって信頼のおける人であることがさらに好ましい。
【0008】
一方、このような口コミ情報を提供する者としては、口コミ情報を提供した相手が店で飲食等をすることによってアフィリエイト報酬を獲得することができるのであれば、口コミ情報を提供するためのインセンティブを得ることができる。
【0009】
しかし、このようなアフィリエイトシステム及びアフィリエイト方法並びにサーバは現在のところ存在していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2004−109958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、店を探したいユーザは、実際に店を使用した知り合い等による信憑性の高い口コミ情報を参照して所望の店を見つけることができ、他方、この口コミ情報を提供した者はアフィリエイト報酬を得ることができるアフィリエイトシステム及びアフィリエイト方法並びにサーバの提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するためになされた発明は、
携帯可能なユーザ用リーダライタと、
上記ユーザ用リーダライタと無線により通信可能な第一携帯端末と、
上記ユーザ用リーダライタと無線により通信可能な第二携帯端末と、
店に設置され、上記第二携帯端末と無線により通信可能な店用リーダライタと、
上記第一携帯端末及び第二携帯端末と無線により通信可能なサーバと
を備えるアフィリエイトシステムであって、
上記サーバが、
上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第一の個体識別情報記録手段と、
上記第一の個体識別情報記録手段によって記録された上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記ユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報と、上記店に対する口コミ情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報、上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報及び上記口コミ情報を相互に関連付けて記録する第一の口コミ情報記録手段と、
上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記第一の口コミ情報記録手段によって個体識別情報を記録されたユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第二の個体識別情報記録手段と、
上記第二の個体識別情報記録手段によって個体識別情報を記録された上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセス履歴を上記第二携帯端末の個体識別情報を用いて管理することにより、上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセスの有無を判断するアクセス判断手段と、
上記第二の個体識別情報記録手段によって記録された上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する来店情報記録手段と、
上記来店情報記録手段によって記録された上記第二携帯端末からの上記口コミ情報に対するアクセスが確認された場合に、上記第一の口コミ情報記録手段により記録された上記第一携帯端末の個体識別情報により特定されるユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行う報酬支払手段と
を有するアフィリエイトシステムである。
【0013】
当該アフィリエイトシステムは、第二携帯端末のユーザが、第二携帯端末とユーザ用リーダライタとの無線通信に基づいて第一携帯端末のユーザの口コミ情報を得ることができる。従って、当該アフィリエイトシステムは、第二携帯端末のユーザが、情報源の特定された口コミ情報を容易に取得することができる。また、当該アフィリエイトシステムは、実際に店を利用した第一携帯端末のユーザが口コミ情報の情報源となるので、信憑性の高い情報を得ることができる。当該アフィリエイトシステムは、実際に店を訪れた第二携帯端末のユーザに対して口コミ情報を提供した第一携帯端末のユーザにアフィリエイト報酬を支払うので、第一携帯端末のユーザに対して口コミ情報を提供するためのインセンティブを与えることができる。
【0014】
上記第一の個体識別情報記録手段が、上記店用リーダライタの個体識別情報及び上記第一携帯端末の個体識別情報とともに、店に対して口コミ情報を入力するための入力画面情報を相互に関連付けて記録し、上記第一の口コミ情報記録手段が、上記入力画面情報をもとに上記第一携帯端末に生成される入力画面に対する上記第一携帯端末からの入力情報に基づいた口コミ情報を受信するとよい。これにより、第一携帯端末のユーザは、店に対する口コミ情報を容易に作成及び提供することができる。
【0015】
上記サーバが、店情報を記録する店情報記録手段と、上記店情報と、上記第一の口コミ情報記録手段によって記録された一又は複数の口コミ情報とを相互に関連付けて記録する第二の口コミ情報記録手段と、上記第二の口コミ情報記録手段によって記録された上記店情報及び上記一又は複数の口コミ情報を上記第一携帯端末及び上記第二携帯端末に送信する店情報送信手段とを有するとよい。これにより、ユーザ用リーダライタと無線通信を行った第二携帯端末のユーザ以外でも、店情報及びこの店に関する第一携帯端末のユーザの口コミ情報を閲覧することができる。その結果、当該アフィリエイトシステムは、店側において、さらに効率的な店アピールを行うことができる。また、当該アフィリエイトシステムは、第一携帯端末又は第二携帯端末のユーザにとっても、信憑性の高い口コミ情報を容易かつ広範に参照することができる。
【0016】
上記第一の個体識別情報記録手段が、上記店情報を上記第一携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報と相互に関連付けて記録するとよい。これにより、第一携帯端末のユーザは、自分が訪れた店に関する店情報を容易に確認することができる。また、当該アフィリエイトシステムは、第一携帯端末のユーザが容易に店情報を参照しながら口コミ情報を作成することができるので、精度の高い口コミ情報を作成することができる。
【0017】
上記サーバが、クーポン情報を記録するクーポン情報記録手段を有し、上記第一の個体識別情報記録手段が、上記クーポン情報を上記第一携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報と相互に関連付けて記録するとよい。これにより、店に来店した第一携帯端末のユーザに固有のクーポン券を発券することができる。その結果、当該アフィリエイトシステムは、第一携帯端末のユーザの来店意識を高めることができるとともに、リピータの獲得率を向上させることができる。
【0018】
上記来店情報記録手段が、上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を受信した上記第二携帯端末に対して上記店での清算金額情報を送信し、上記清算金額の認証情報を上記第二携帯端末から受信してこの認証情報を上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報と相互に関連付けて記録し、上記報酬支払手段が、上記来店情報記録手段によって記録された認証情報に対応したアフィリエイト報酬額を定めるとよい。これにより、清算金額に対応して容易にアフィリエイト報酬額を決定することができる。
【0019】
また、上記課題を解決するためになされた別の発明は、
携帯可能なユーザ用リーダライタと、
上記ユーザ用リーダライタと無線により通信可能な第一携帯端末と、
上記ユーザ用リーダライタと無線により通信可能な第二携帯端末と、
店に設置され、上記第二携帯端末と無線により通信可能な店用リーダライタと、
上記第一携帯端末及び第二携帯端末と無線により通信可能なサーバと
を備えるアフィリエイト方法であって、
上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第一の個体識別情報記録ステップと、
上記第一の個体識別情報記録ステップによって記録された上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記ユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報と、上記店に対する口コミ情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報、上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報及び上記口コミ情報を相互に関連付けて記録する第一の口コミ情報記録ステップと、
上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記第一の口コミ情報記録ステップによって個体識別情報を記録されたユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第二の個体識別情報記録ステップと、
上記第二の個体識別情報記録ステップによって個体識別情報を記録された上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセス履歴を上記第二携帯端末の個体識別情報を用いて管理することにより、上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセスの有無を判断するアクセス判断ステップと、
上記第二の個体識別情報記録ステップによって記録された上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する来店情報記録ステップと、
上記来店情報記録ステップによって記録された上記第二携帯端末からの上記口コミ情報に対するアクセスが確認された場合に、上記第一の口コミ情報記録ステップにより記録された上記第一携帯端末の個体識別情報により特定されるユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行う報酬支払ステップと
を有するアフィリエイト方法である。
【0020】
当該アフィリエイト方法は、第二携帯端末のユーザが、第二携帯端末とユーザ用リーダライタとの無線通信に基づいて第一携帯端末のユーザの口コミ情報を得ることができる。従って、当該アフィリエイト方法は、第二携帯端末のユーザが、情報源の特定された口コミ情報を容易に取得することができる。また、当該アフィリエイト方法は、実際に店を利用した第一携帯端末のユーザが口コミ情報の情報源となるので、信憑性の高い情報を得ることができる。当該アフィリエイト方法は、実際に店を訪れた第二携帯端末のユーザに対して口コミ情報を提供した第一携帯端末のユーザにアフィリエイト報酬を支払うので、第一携帯端末のユーザに対して口コミ情報を提供するためのインセンティブを与えることができる。
【0021】
さらに、上記課題を解決するためになされた別の発明は、
携帯可能なユーザ用リーダライタと無線により通信可能な第一携帯端末と無線により通信することができるとともに、上記ユーザ用リーダライタ及び店用リーダライタと無線により通信可能な第二携帯端末と無線により通信することができるサーバであって、
上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第一の個体識別情報記録手段と、
上記第一の個体識別情報記録手段によって記録された上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記ユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報と、上記店に対する口コミ情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報、上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報及び上記口コミ情報を相互に関連付けて記録する第一の口コミ情報記録手段と、
上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記第一の口コミ情報記録手段によって個体識別情報を記録されたユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第二の個体識別情報記録手段と、
上記第二の個体識別情報記録手段によって個体識別情報を記録された上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセス履歴を上記第二携帯端末の個体識別情報を用いて管理することにより、上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセスの有無を判断するアクセス判断手段と、
上記第二の個体識別情報記録手段によって記録された上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する来店情報記録手段と、
上記来店情報記録手段によって記録された上記第二携帯端末からの上記口コミ情報に対するアクセスが確認された場合に、上記第一の口コミ情報記録手段により記録された上記第一携帯端末の個体識別情報により特定されるユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行う報酬支払手段と
を有するサーバである。
【0022】
当該サーバは、第二携帯端末とユーザ用リーダライタとの無線通信に基づいて、第一携帯端末のユーザの口コミ情報を第二携帯端末のユーザに提供することができる。従って、当該サーバは、第二携帯端末のユーザに対して、情報源の特定された口コミ情報を容易に提供することができる。また、当該サーバは、実際に店を利用した第一携帯端末のユーザを口コミ情報の情報源とするので、第二携帯端末のユーザに信憑性の高い情報を提供することができる。当該サーバは、実際に店を訪れた第二携帯端末のユーザに対して口コミ情報を提供した第一携帯端末のユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行うので、第一携帯端末のユーザに対して口コミ情報を提供するためのインセンティブを与えることができる。
【発明の効果】
【0023】
以上説明したように、本発明のアフィリエイトシステム及びアフィリエイト方法並びにサーバは、店を探したいユーザに対して、実際に店を使用した知り合い等による信憑性の高い口コミ情報を提供することができるとともに、このユーザに口コミ情報を提供した者に対してアフィリエイト報酬を支払うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施形態に係るアフィリエイトシステムを示す概略ブロック図である。
【図2】図1のアフィリエイトシステムにおける動作手順を示すフロー図である。
【図3】図1のアフィリエイトシステムの第一の個体識別情報記録ステップにおけるリーダライタID及び非接触ICチップIDの関連づけの構成例を示す図である。
【図4】図1のアフィリエイトシステムの第二の個体識別情報記録ステップにおけるリーダライタID及び非接触ICチップIDの関連づけの構成例を示す図である。
【図5】図1のアフィリエイトシステムとは異なる形態に係るアフィリエイトシステムを示す概略ブロック図である。
【図6】図5のアフィリエイトシステムにおける店ユーザに関する処理手順を示すフロー図である。
【図7】図5のアフィリエイトシステムのメニュー画面(店ユーザ用)の一例を示す図である。
【図8】図5のアフィリエイトシステムにおける画像登録及び削除画面の一例を示す図である。
【図9】図5のアフィリエイトシステムにおける店情報登録画面の一例を示す図である。
【図10】図5のアフィリエイトシステムにおける店紹介画面の一例を示す図である。
【図11】図5のアフィリエイトシステムにおけるクーポン紹介画面の一例を示す図である。
【図12】図5のアフィリエイトシステムにおける第一ユーザ及び第二ユーザに関する処理手順を示すフロー図である。
【図13】図5のアフィリエイトシステムにおけるメニュー画面(第一ユーザ及び第二ユーザ用)の一例を示す図である。
【図14】図5のアフィリエイトシステムにおける来店店舗一覧画面及び口コミ情報登録画面の一例を示す図である。
【図15】図5のアフィリエイトシステムにおける店検索画面の一例を示す図である。
【図16】図5のアフィリエイトシステムにおけるプロフィール画面の一例を示す図である。
【図17】図5のアフィリエイトシステムにおける行きつけの店一覧画面の一例を示す図である。
【図18】図5のアフィリエイトシステムにおける行きつけの店画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、適宜図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳説する。
【0026】
図1のアフィリエイトシステム1は、ネットワーク2と、第一ユーザ用リーダライタ3と、第二ユーザ用リーダライタ4と、店用リーダライタ5と、第一携帯端末6と、第二携帯端末7と、店用端末8と、サーバ9とを有している。アフィリエイトシステム1において、第一ユーザ用リーダライタ3及び第一携帯端末6は、来店後この店に対する口コミ情報を作成し、この口コミ情報を他のユーザに提供するユーザ(第一ユーザ)が保有するものである。第二ユーザ用リーダライタ4及び第二携帯端末7は、第一ユーザの口コミ情報を取得し、この口コミ情報に基づいて来店するユーザ(第二ユーザ)が保有するものである。また、店用リーダライタ5及び店用端末8は、店ユーザが保有するものである。店用リーダライタ5は、通常、店内に設置される。アフィリエイトシステム1では、実際には、第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4、店用リーダライタ5、第一携帯端末6、第二携帯端末7及び店用端末8は、複数存在している。しかし、図1では、煩雑さ回避のため、各1つについてのみ図示する。
【0027】
ネットワーク2は、典型的にはインターネットである。ネットワーク2は、第一携帯端末6、第二携帯端末7、店用端末8とサーバ9とを接続可能に構成されている。ネットワーク2は、第一携帯端末6、第二携帯端末7、店用端末8及びサーバ9と直接接続されてもよく、通信基地局を介して接続されてもよい。第一携帯端末6、第二携帯端末7及び店用端末8は、ネットワーク2を介して、各々、サーバ9と無線通信を行うことができる。
【0028】
第一ユーザ用リーダライタ3は、通信部10と、通信制御部11と、記憶部12とを有している。第一ユーザ用リーダライタ3は、持ち運び容易な携帯用リーダライタであって、一般的には、扁平な直方体状に形成されている。第一ユーザ用リーダライタ3の大きさとしては、例えば、奥行及び幅が2.5cm〜4cm程度、高さが0.5cm〜2cm程度とされている。
【0029】
通信部10は、アンテナ(図示せず)を有している。通信部10は、アンテナを介して第一携帯端末6、第二携帯端末7及び店用端末8との間で近距離無線通信を行う。通信部10は、近距離無線通信を行った第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8から非接触ICチップIDを受信する。また、通信部10は、暗号化された非接触ICチップID及びリーダライタID、並びにサーバ9の所定のページに接続するための固有のURL情報を、近距離無線通信を行った第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8に送信する。
【0030】
通信制御部11は、第一携帯端末6、第二携帯端末7及び店用端末8との近距離無線通信を制御する。通信制御部11は、第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8から非接触ICチップIDを受信すると、この非接触ICチップIDと記憶部12に格納されているリーダライタIDとを記憶部12に格納されている乱数表に基づいて暗号化する。通信制御部11は、暗号化された非接触ICチップID、暗号化されたリーダライタID及び記憶部12に格納されているサーバ9の所定のページに接続するための固有のURL情報を近距離無線通信を行った第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8側に送信する。第一ユーザ用リーダライタ3と、第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8との近距離無線通信は、第一ユーザ用リーダライタ3が備える送信スイッチ(図示せず)が押されることにより実行される。当該アフィリエイトシステム1は、第一ユーザ用リーダライタ3と、第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8とが無意識のうちに近接された場合でも、第一ユーザ用リーダライタ3の送信スイッチが押されない限り近距離無線通信が行われないので、セキュリティー性を向上させることができる。ただし、第一ユーザ用リーダライタ3と、第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8との近距離無線通信は、必ずしも第一ユーザ用リーダライタ3が有する送信スイッチが押されることにより行われる必要はない。例えば、第一ユーザ用リーダライタ3が送信スイッチを有していない場合は、第一ユーザ用リーダライタ3と、第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8とが近接されることにより、自動的に近距離無線通信が行われてもよい。
【0031】
記憶部12は、通信制御部11が実行する動作プログラムや、この動作プログラムの処理に必要となるデータ等を記憶する。記憶部12には、リーダライタID、乱数表及びこの乱数表に基づいてリーダライタIDと非接触ICチップIDとを暗号化する暗号化プログラムが格納されている。また、記憶部12には、サーバ9の所定のページに接続するための固有のURL情報が格納されている。
【0032】
第二ユーザ用リーダライタ4は、通信部10と、通信制御部11と、記憶部12とを有している。通信部10、通信制御部11及び記憶部12は、第一ユーザ用リーダライタ3と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。第二ユーザ用リーダライタ4の大きさは、特に限定されないが、一般的には第一ユーザ用リーダライタ3と同様の大きさとされている。
【0033】
店用リーダライタ5は、通信部10と、通信制御部11と、記憶部12とを有している。通信部10、通信制御部11及び記憶部12は第一ユーザ用リーダライタ3及び第二ユーザ用リーダライタ4と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。店用リーダライタ5の大きさは、特に限定されないが、一般的には、第一ユーザ用リーダライタ3及び第二ユーザ用リーダライタ4と同様か又はそれ以上の大きさとされている。
【0034】
第一携帯端末6は、通信部13と、入力部14と、表示部15と、制御部16と、記憶部17とを有している。第一携帯端末6としては、市販の携帯電話機等を使用することができる。
【0035】
通信部13は、アンテナ(図示せず)を有している。通信部13は、このアンテナを介して第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4及び店用リーダライタ5との間の近距離無線通信を行う。また、通信部13は、アンテナを介してサーバ9とのネットワーク通信を行う。通信部13は、第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4、店用リーダライタ5又はサーバ9から受信した信号を制御部16に渡す。通信部13は、制御部16から受信した信号を第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4、店用リーダライタ5又はサーバ9に送信する。
【0036】
入力部14は、プッシュボタンやカーソルキー等の各種ボタンを有している。入力部14は、第一ユーザからの入力によって、その入力内容に応じた操作信号を制御部16に通知する。
【0037】
表示部15は、液晶その他の表示素子によって構成されている。表示部15は、文字情報や映像・画像情報、操作・動作に係る種々の情報の表示を行う。
【0038】
制御部16は、通信制御手段18と、非接触ICチップ19とを有している。
【0039】
通信制御手段18は、第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4及び店用リーダライタ5との近距離無線通信の制御を行う。通信制御手段18は、非接触ICチップ19に格納されている非接触ICチップIDを、近距離無線通信を行った第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4又は店用リーダライタ5に送信する。さらに、通信制御手段18は、第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4又は店用リーダライタ5から送られる暗号化されたリーダライタID、暗号化された非接触ICチップID及び所定のURL情報を非接触ICチップ19に送信する。また、通信制御部21は、サーバ9とのネットワーク通信を制御する。
【0040】
非接触ICチップ19は、第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4又は店用リーダライタ5から所定の電磁波を受信することによって起動する。非接触ICチップ19は、固有の非接触ICチップIDを有している。非接触ICチップ19は、第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4又は店用リーダライタ5との近距離無線通信により、非接触ICチップIDを、この近距離無線通信を行った第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4又は店用リーダライタ5に送信する。非接触ICチップ19は、第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4又は店用リーダライタ5から、暗号化されたリーダライタID及び暗号化された非接触ICチップID、並びにサーバ9の所定のページに接続するためのURL情報を受け取ると、第一携帯端末6のブラウザを立ち上げる。非接触ICチップ19は、これらの暗号化されたリーダライタID及び暗号化された非接触ICチップID、並びにサーバ9の所定のページへの接続URL情報を表示してサーバ9に接続する。非接触ICチップ19としては、例えば、フェリカ(登録商標)チップを挙げることができる。
【0041】
記憶部17は、制御部16が実行する動作プログラムや、この動作プログラムの処理に必要となるデータ等を記憶する。
【0042】
第二携帯端末7は、通信部13と、入力部14と、表示部15と、制御部16と、記憶部17とを有している。通信部13、入力部14、表示部15、制御部16及び記憶部17は、第一携帯端末6と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。
【0043】
店用端末8は、通信部13と、入力部14と、表示部15と、制御部16と、記憶部17とを有している。通信部13、入力部14、表示部15、制御部16及び記憶部17は、第一携帯端末6及び第二携帯端末7と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。
【0044】
サーバ9は、通信部20と、制御部21と、記憶部22とを有している。サーバ9は、一つのコンピュータから構成されてもよく、複数のコンピュータから構成されてもよい。サーバ9は所定の入力装置等を備えていてもよい。
【0045】
通信部20は、ネットワーク2を介して、第一携帯端末6、第二携帯端末7及び店用端末8とのネットワーク通信を行う。通信部20は、第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8から送信される暗号化されたリーダライタID、暗号化された非接触ICチップID及び所定のページへの接続URL情報等を受信する。通信部20は、第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8から受信した暗号化されたリーダライタID、暗号化された非接触ICチップID、所定のページへの接続URL情報等を制御部21に渡す。また、通信部20は、制御部21から受け取った信号を第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8に送信する。
【0046】
制御部21は、通信制御手段23と、個体識別情報記録手段24と、口コミ情報記録手段25と、アクセス判断手段26と、来店情報記録手段27と、報酬支払手段28とを有している。
【0047】
通信制御手段23は、第一携帯端末6、第二携帯端末7及び店用端末8とサーバ9とのネットワーク通信を制御する。通信制御手段23は、第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8から送信される暗号化されたリーダライタIDと暗号化された非接触ICチップIDとを復号化する。通信制御手段23は、これらの復号化したIDと、事前に記憶部22に記憶されているリーダライタID及び非接触ICチップIDとを照合する。通信制御手段23は、この照合結果を、近距離無線通信を行った第一携帯端末6、第二携帯端末7又は店用端末8に送信する。
【0048】
個体識別情報記録手段24は、第一携帯端末6の個体識別情報(本実施形態では、第一携帯端末6の非接触ICチップID)と、第一携帯端末6が店用リーダライタ5との近距離無線通信によって受信する店用リーダライタ5の個体識別情報(本実施形態では、店用リーダライタ5のリーダライタID)とを第一携帯端末6から受信する。個体識別情報記録手段24は、第一携帯端末6から受信した第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する(第一の個体識別情報記録手段)。
【0049】
また、個体識別情報記録手段24は、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDとともに、店に対して口コミ情報を入力するための入力画面情報を相互に関連付けて記憶部22に格納する。この口コミ情報を入力するための入力画面情報としては、予め記憶部22に格納されているものが使用される。
【0050】
個体識別情報記録手段24は、第二携帯端末7の個体識別情報(本実施形態では、第二携帯端末7の非接触ICチップID)と、第二携帯端末7が第一ユーザ用リーダライタ3との近距離無線通信によって受信する第一ユーザ用リーダライタ3の個体識別情報(本実施形態では、第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタID)とを第二携帯端末7から受信する。個体識別情報記録手段24は、第二携帯端末7から受信した第二携帯端末7の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。個体識別情報記録手段24は、第二携帯端末7の非接触ICチップIDと、口コミ情報記録手段25により口コミ情報と相互に関連付けられた第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDを第二携帯端末7から受信し、相互に関連付けて記憶部22に格納することで(第二の個体識別情報記録手段)、第二携帯端末7の非接触ICチップID、第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタID及び口コミ情報を相互に関連付けることができる。
【0051】
また、個体識別情報記録手段24は、必要に応じて、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。同様に、個体識別情報記録手段24は、必要に応じて、第二携帯端末7の非接触ICチップID及び第二ユーザ用リーダライタ4のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。さらに、個体識別情報記録手段24は、必要に応じて、店用端末8の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0052】
口コミ情報記録手段25は、個体識別情報記録手段24(第一の個体識別情報記録手段)によって記録された第一携帯端末6の非接触ICチップIDと、第一携帯端末6が第一ユーザ用リーダライタ3と近距離無線通信することにより受信する第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDと、店に対する口コミ情報とを第一携帯端末6から受信する。口コミ情報記録手段は25は、第一携帯端末6から受信した第一携帯端末6の非接触ICチップID、第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタID及び口コミ情報を相互に関連付けて記憶部22に格納する(第一の口コミ情報記録手段)。
【0053】
口コミ情報記録手段25によって記憶部22に格納される口コミ情報は、個体識別情報記録手段24により第一携帯端末6の非接触ICチップIDと相互に関連付けられた入力画面情報をもとに作成することができる。具体的には、まず、第一ユーザは、第一携帯端末6と第一ユーザ用リーダライタ3との近距離無線通信に基づいて第一携帯端末6の表示部15に口コミ情報を入力するための入力画面(図示せず)を表示させる。この入力画面は、個体識別情報記録手段24により第一携帯端末6の非接触ICチップIDと相互に関連付けられた入力画面情報に基づいて表示される。第一ユーザは、この入力画面に、プッシュボタン等を用いて所望の口コミ情報を入力する。第一ユーザは、この口コミ情報を無線通信によりサーバ9に送信する。サーバ9は、通信部20によりこの口コミ情報を受信して、制御部21(口コミ情報記録手段25)に渡す。口コミ情報記録手段25は、この口コミ情報を第一携帯端末6の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0054】
アクセス判断手段26は、個体識別情報記録手段24(第二の個体識別情報記録手段)によって非接触ICチップIDを記録された第二携帯端末7から口コミ情報へのアクセス有無を判断する。具体的には、アクセス判断手段26は、口コミ情報に対するアクセス履歴を、口コミ情報にアクセスした非接触ICチップを記録することによって管理する。アクセス判断手段26は、口コミ情報に対してアクセスした非接触ICチップIDとして第二携帯端末7の非接触ICチップIDが存在しているか否かを調べ、第二携帯端末7の非接触ICチップIDが存在していた場合、第二携帯端末7からアクセスがあったものと判断する。
【0055】
来店情報記録手段27は、個体識別情報記録手段24(第二の個体識別情報記録手段)によって記録された第二携帯端末7の非接触ICチップIDと、第二携帯端末7が店用リーダライタ5と近距離無線通信することにより受信する店用リーダライタ5のリーダライタIDとを第二携帯端末7から受信する。来店情報記録手段27は、第二携帯端末7から受信した第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0056】
報酬支払手段28は、来店情報記録手段27によって記録された第二携帯端末7から口コミ情報に対するアクセスが確認された場合に、口コミ情報記録手段25(第一の口コミ情報記録手段)により記録された第一携帯端末6の非接触ICチップIDにより特定される第一ユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行う。具体的には、報酬支払手段28は、アクセス判断手段26によって、来店情報記録手段27により記録された第二携帯端末7から口コミ情報へのアクセスが確認されると、第一の口コミ情報記録手段によってこの口コミ情報と相互に関連付けて記録されている非接触ICチップIDを有する第一携帯端末6を特定する。報酬支払手段28は、第一携帯端末6の非接触ICチップIDにより特定される第一ユーザを、店に来店した第二ユーザに対する口コミ情報提供者であると判断し、第一ユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行う。
【0057】
記憶部22は、制御部21が実行する動作プログラムや、この動作プログラムの処理に必要となるデータ等を記憶する。記憶部22には、リーダライタID、非接触ICチップID、入力画面情報、口コミ情報等が格納される。また、記憶部22には、暗号化されたリーダライタID及び暗号化された非接触ICチップIDを復号化するための復号鍵が格納される。
【0058】
次に、図2〜図4を参照して、当該アフィリエイトシステム1の動作手順について説明する。
【0059】
第一の個体識別情報記録ステップ(STP1)は、第一携帯端末6の非接触ICチップIDと、第一携帯端末6が店用リーダライタ5と近距離無線通信することにより受信する店用リーダライタ5のリーダライタIDとを第一携帯端末6から受信し、受信した第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。STP1は、個体識別情報記録手段24により行われる。STP1は、第一携帯端末6と店用リーダライタ5との近距離無線通信を起点として行われる。第一携帯端末6と店用リーダライタ5との近距離無線通得信は、第一ユーザが店に訪れた際に行われる。第一携帯端末6と店用リーダライタ5との近距離無線通信は、第一ユーザが店で飲食や買い物等を行った後に行われることが好ましい。第一ユーザは、店で飲食や買い物等を行った後に、この店に設置されている店用リーダライタ5と自身が保有する第一携帯端末6とを近接させ、店用リーダライタ5の送信スイッチを押す。店用リーダライタ5は、これを受けて所定の電磁波を輻射する。第一携帯端末6は、非接触ICチップ19によってこの電磁波を受信すると、店用リーダライタ5に対して非接触ICチップIDを送信する。店用リーダライタ5は、第一携帯端末6から非接触ICチップIDを受信すると、記憶部12に格納されているリーダライタID及び受信した非接触ICチップIDを、記憶部12に格納されている乱数表に基づき暗号化したうえで、第一携帯端末6の非接触ICチップ19に送信する。また、店用リーダライタ5は、暗号化された非接触ICチップID及び暗号化されたリーダライタIDとともに、所定のページへの接続URL情報を第一携帯端末6の非接触ICチップ19に送信する。第一携帯端末6の非接触ICチップ19は、暗号化された非接触ICチップID、暗号化されたリーダライタID及び所定のページへの接続URL情報を受信すると、第一携帯端末6のブラウザを立ち上げる。第一携帯端末6の非接触ICチップ19は、暗号化されたリーダライタID及び暗号化された非接触ICチップID、並びにサーバ9の所定のページへの接続URL情報を表示してサーバ9に接続する。サーバ9は、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを受信すると、これらのIDを復号化したうえ、個体識別情報記録手段23により、これらのIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。さらに、個体識別情報記録手段23は、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDとともに、店に対して口コミ情報を入力するための入力画面情報を相互に関連付けて記憶部22に格納する。なお、この入力画面情報は、予め記憶部22に格納されているものが使用される。
【0060】
図3は、STP1に関し、左側の列に店用リーダライラタ5のリーダライタIDが格納され、中央の列に第一携帯端末6の非接触ICチップIDが格納され、右側の列に入力画面情報が格納された構成例を示している。図3では、店用リーダライタ5のリーダライタID、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び入力画面情報が、各行毎に関連付けられて記憶部22に格納されている。
【0061】
第一の口コミ情報記録ステップ(STP2)は、STP1によって記録された第一携帯端末6の非接触ICチップIDと、第一携帯端末6が第一ユーザ用リーダライタ3と近距離無線通信することにより受信する第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDと、店に対する口コミ情報とを第一携帯端末6から受信し、受信した第一携帯端末6の非接触ICチップID、第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタID及び口コミ情報を相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。STP2は、口コミ情報記録手段25により行われる。STP2は、第一携帯端末6と第一ユーザ用リーダライタ3との近距離無線通信を起点として行われる。第一携帯端末6及び第一ユーザ用リーダライタ3の近距離無線通信は、STP1で行われる第一携帯端末6と店用リーダライタ5との近距離無線通信と同様の手順で行われる。また、STP2で記憶部22に格納される口コミ情報は、STP1により第一携帯端末6の非接触ICチップIDと相互に関連付けられた入力画面情報をもとに以下の手順で作成される。まず、第一ユーザは、STP1で第一携帯端末6の非接触ICチップIDと相互に関連付けられた入力画面情報に基づき、第一携帯端末6の表示部15に口コミ情報を入力するための入力画面を表示させる。この入力画面は、第一携帯端末6と第一ユーザ用リーダライタ3との近距離無線通信に基づいて接続される所定のページを介して表示部15に表示させることができる他、所定のブックマークを使用することで表示させることもできる。第一ユーザは、この入力画面に、プッシュボタン等を用いて所望の口コミ情報を入力しする。第一ユーザは、この入力画面に入力された口コミ情報をサーバ9に送信する。サーバ9は、この口コミ情報を通信部20によって受信し、制御部21(口コミ情報記録手段25)に渡す。口コミ情報記録手段25は、この口コミ情報を受け取ると、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0062】
第二の個体識別情報記録ステップ(STP3)は、第二携帯端末7の非接触ICチップIDと、第二携帯端末7がSTP2によりリーダライタIDを記録された第一ユーザ用リーダライタ3と近距離無線通信を行うことによって受信する第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDとを第二携帯端末得7から受信し、受信した第二携帯端末7の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。STP3は、個体識別情報記録手段23により行われる。STP3は、第二携帯端末7と第一ユーザ用リーダライタ3との近距離無線通信を起点として行われる。第二携帯端末7及び第一ユーザ用リーダライタ3の近距離無線通信は、STP1で行われる第一携帯端末6と店用リーダライタ5との近距離無線通信と同様の手順で行われる。個体識別情報記録手段23は、第二携帯端末7から、第二携帯端末7の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDを受信すると、受信した第二携帯端末7の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0063】
図4は、STP3に関して、左側の列に第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDが格納され、右側の列に第二携帯端末7の非接触ICチップIDが格納された構成例を示している。図4では、第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDと第二携帯端末7の非接触ICチップIDとが、各行毎に関連付けられて記憶部22に格納されている。 なお、STP2では第一携帯端末6の非接触ICチップID、第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタID及び口コミ情報が相互に関連付けられて記録部22に格納されている。従って、STP3により、第二携帯端末7の非接触ICチップIDは、第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDとともに、このリーダライタIDと相互に関連付けられている店用リーダライタ5のリーダライタID及びこの店に対する口コミ情報とも相互に関連付けられることになる。
【0064】
アクセス判断ステップ(STP4)は、STP3によって記録された第二携帯端末7から口コミ情報へのアクセス履歴を第二携帯端末7の非接触ICチップIDを用いて管理することにより、第二携帯端末7から口コミ情報へのアクセスの有無を判断するステップである。STP4は、アクセス判断手段26によって行われる。アクセス判断手段26は、口コミ情報にアクセスした非接触ICチップIDを記録することによって口コミ情報に対するアクセス履歴を管理する。アクセス判断手段26は、口コミ情報に対してアクセスした非接触ICチップIDとして第二携帯端末7の非接触ICチップIDが存在しているか否かを調べ、第二携帯端末7の非接触ICチップIDが存在していた場合、第二携帯端末7からアクセスがあったものと判断する。
【0065】
来店情報記録ステップ(STP5)は、STP3によって記録された第二携帯端末7の非接触ICチップIDと、第二携帯端末7が店用リーダライタ5と近距離無線通信することにより受信する店用リーダライタ5のリーダライタIDとを第二携帯端末7から受信し、受信した第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。STP5は、来店情報記録手段27によって行われる。STP5は、第二携帯端末7と店用リーダライタ5との近距離無線通信を起点として行われる。第二携帯端末7と店用リーダライタ5との近距離無線通信は、STP1で行われる第一携帯端末6と店用リーダライタ5との近距離無線通信と同様の手順で行われる。来店情報記録手段27は、第二携帯端末7から、STP3によって記録された第二携帯端末7の非接触ICチップIDと、店用リーダライタ5のリーダライタIDとを受信すると、受信した第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0066】
なお、当該アフィリエイトシステム1では、通常、STP5とSTP1とが同時に行われる。すなわち、当該アフィリエイトシステム1は、店に訪れた第二ユーザが、自ら保有する第二携帯端末4と店用リーダライタ5とを近距離無線通信させることにより、サーバ9に来店情報を記録するとともに、口コミ情報を入力するための入力画面情報を第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記録する。従って、当該アフィリエイトシステム1によると、第二ユーザは、第二携帯端末7と店用リーダライタ3とを近距離無線通信させることにより、第一ユーザと同様、アフィリエイタとして振る舞うことができる。
【0067】
報酬支払ステップ(STP6)は、STP5によって記録された第二携帯端末7から口コミ情報に対するアクセスが確認された場合に、STP2により記録された第一携帯端末6の非接触ICチップIDにより特定される第一ユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行うステップである。STP6は、報酬支払手段28により行われる。報酬支払手段28は、アクセス判断手段26によって、来店情報記録手段27により記録された第二携帯端末7から口コミ情報へのアクセスが確認されると、第一の口コミ情報記録手段によってこの口コミ情報と相互に関連付けて記録されている非接触ICチップIDを有する第一携帯端末6を特定する。報酬支払手段28は、第一携帯端末6の非接触ICチップIDにより特定される第一ユーザを、店に来店した第二ユーザに対する口コミ情報提供者であると判断し、第一ユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行う。なお、第二携帯端末7から口コミ情報に対するアクセスは、STP5より前の段階で行われている必要がある。第二携帯端末7から口コミ情報に対するアクセス時期を特定するため、STP4及びSTP5では、必要に応じてアクセス時期を特定するための時間情報が記録される。
【0068】
STP6は、通常、定期的(例えば、1回/月)に行われる。報酬支払手段28は、第二ユーザに対して口コミ情報を提供した第一ユーザを割り出すと、店ユーザに対して予め決められた金額の徴収手続を行うとともに、第一ユーザに対して予め決められたレートに基づいたアフィリエイト報酬支払手続を行う。第二ユーザに対して複数の第一ユーザが口コミ情報を提供していた場合、報酬支払手段28は、これらの第一ユーザ全員に対してアフィリエイト報酬支払手続を行ってもよく、例えば直近の口コミ情報提供者等、所定の第一ユーザにのみ報酬支払手続を行ってもよい。また、報酬支払手段28は、第二ユーザが複数回店に訪れていた場合、第一ユーザに対し、第二ユーザの来店回数に対応したアフィリエイト報酬支払手続を行ってもよい。当該アフィリエイトシステム1は、第二ユーザの来店回数に応じたアフィリエイト報酬支払手続を行うようにすれば、口コミ情報提供に対する第一ユーザのインセンティブを向上させることができる。
【0069】
当該アフィリエイトシステム1は、第二ユーザが、第二携帯端末7と第一ユーザ用リーダライタ3との無線通信に基づいて第一ユーザの口コミ情報を得ることができる。従って、当該アフィリエイトシステム1は、第二ユーザが、情報源の特定された口コミ情報を容易に取得することができる。また、当該アフィリエイトシステム1は、実際に店を利用した第一ユーザが口コミ情報の情報源となるので、信憑性の高い情報を得ることができる。当該アフィリエイトシステム1は、実際に店を訪れた第二ユーザに対して口コミ情報を提供した第一ユーザにアフィリエイト報酬を支払うので、第一ユーザに対して口コミ情報を提供するためのインセンティブを与えることができる。
【0070】
当該アフィリエイトシステム1は、店ユーザが広告効果を向上させるためには、第一ユーザの評価を高める必要があるので、店ユーザの自助努力を向上させることができる。
【0071】
当該アフィリエイトシステム1は、個体識別情報記録手段23が、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDとともに、店に対して口コミ情報を入力するための入力画面情報を相互に関連付けて記憶部22に格納することにより、第一ユーザによる店に対する口コミ情報作成作業を容易化することができる。また、当該アフィリエイトシステム1は、口コミ情報記録手段25が、入力画面情報をもとに第一携帯端末6に生成される入力画面に対する第一携帯端末6からの入力情報に基づいた口コミ情報を記憶部22に格納することにより、第一ユーザによる口コミ情報提供作業を容易化することができる。
【0072】
なお、当該アフィリエイトシステム1は、必ずしもSTP2において、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと、店に対して口コミ情報を入力するための入力画面情報とを相互に関連付けて記憶部22に格納する必要はない。当該アフィリエイトシステム1は、例えば、第一携帯端末6から接続可能な所定のページに口コミ情報を入力するための入力画面を作成しておき、この入力画面を介してSTP1により記録された第一携帯端末6からサーバ9に送信される口コミ情報のみを受け付けるようにしてもよい。
【0073】
また、当該アフィリエイトシステム1は、個体識別情報として必ずしも非接触ICチップID及びリーダライタIDを使用する必要はなく、例えば、IPアドレスや、任意に設定した固有のID等、種々の識別情報を用いることができる。
【0074】
図5のアフィリエイトシステム31は、ネットワーク2と、第一ユーザ用リーダライタ3と、第二ユーザ用リーダライタ4と、店用リーダライタ5と、第一携帯端末6と、第二携帯端末7と、店用端末8と、サーバ32とを有している。アフィリエイトシステム31では、実際には、第一ユーザ用リーダライタ3、第二ユーザ用リーダライタ4、店用リーダライタ5、第一携帯端末6、第二携帯端末7及び店用端末8は、複数存在している。しかし、図5では、煩雑さ回避のため、各1つについてのみ図示する。また、アフィリエイトシステム31に関し、図1のアフィリエイトシステム1と同様の構成については、同一番号を付して適宜説明を省略する。
【0075】
サーバ32は、通信部20と、制御部33と、記憶部22とを有している。制御部33は、通信制御手段23と、個体識別情報記録手段34と、口コミ情報記録手段35と、アクセス判断手段26と、来店情報記録手段36と、報酬支払手段37と、店情報記録手段38と、クーポン情報記録手段39とを有している。
【0076】
個体識別情報記録手段34は、個体識別情報記録手段24が行う処理に加え、店情報記録手段38により記憶部22に格納される店情報を、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納する。また、個体識別情報記録手段34は、クーポン情報記録手段39により記憶部22に格納されるクーポン情報を、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納する。具体的には、個体識別情報記録手段34は、第一携帯端末6の非接触ICチップIDと、第一携帯端末6が店用リーダライタ5と近距離無線通信することにより受信する店用リーダライタ5のリーダライタIDとを第一携帯端末6から受信する。個体識別情報記録手段34は、受信した第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを、店情報記録手段38によって記憶部22に格納される店情報、並びにクーポン情報記録手段39によって記憶部22に格納されるクーポン情報と相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0077】
また、個体識別情報記録手段34は、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。個体識別情報記録手段34は、第二携帯端末7の非接触ICチップID及び第二ユーザ用リーダライタ4のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。個体識別情報記録手段34は、店用端末8の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0078】
口コミ情報記録手段35は、口コミ情報記録手段25が行う処理に加え、店情報記録手段38によって記憶部22に格納される店情報と、第一の口コミ情報記録手段によって記憶部22に格納された一又は複数の口コミ情報とを相互に関連付けて記憶部22に格納する。具体的には、まず、口コミ情報記録手段35は、第一の口コミ情報記録手段によって記憶部22に格納されている一又は複数の口コミ情報を店毎に整理する。続いて、口コミ情報記録手段35は、店毎に整理されたこれらの口コミ情報を、店情報記録手段38によって記憶部22に格納されている、これらの口コミ情報に対応する店情報と相互に関連付けて記憶部22に格納する(第二の口コミ情報記録手段)。
【0079】
また、口コミ情報記録手段35は、第二の口コミ情報記録手段により相互に関連付けて記録された店情報及び口コミ情報を、第一携帯端末6又は第二携帯端末7からの要求に応じて、要求を行った第一携帯端末6又は第二携帯端末7に送信する(店情報送信手段)。
【0080】
来店情報記録手段36は、来店情報記録手段27が行う処理に加え、第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを受信した第二携帯端末7に対し、第二ユーザが店で飲食や買い物等を行った清算金額情報を送信する。また、来店情報記録手段36は、かかる清算金額に対する認証情報を第二携帯端末7から受信し、この認証情報を第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納する。具体的には、まず、第二ユーザが、店での飲食や買い物の後、店ユーザに対して店での精算要求を行う。これを受けて、店ユーザは、ポスレジ等の精算装置(図示せず)に清算金額を打ち込む。続いて、第二ユーザは、第二携帯端末7及び店用リーダライタ5の近距離無線通信を行う。来店情報記録手段36は、第二携帯端末7及び店用リーダライタ5の近距離無線通信に基づき、第二携帯端末7から第二携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを受信すると、精算装置で入力された清算金額を第二携帯端末7に送信する。さらに、来店情報記録手段36は、第二携帯端末7からこの清算金額に対する認証情報を受信すると、この認証情報(清算金額情報)を第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0081】
報酬支払手段37は、報酬支払手段28が行う処理に加え、来店情報記録手段36によって記録された認証情報に対応したアフィリエイト報酬額を定める。まず、報酬支払手段37は、来店情報記録手段36によって関連付けられた携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを店毎に整理する。続いて、報酬支払手段37は、店毎に所定期間内に飲食や買い物等を行った第二ユーザの清算金額をまとめる。さらに、報酬支払手段37は、第二ユーザの清算金額に応じて予め定められたアフィリエイト報酬の支払手続を、第二ユーザに口コミ情報を提供した第一ユーザに対して行う。加えて、報酬支払手段37は、店ユーザに対して、第二ユーザの清算金額に応じて予め決められた額の徴収手続を行う。
【0082】
店情報記録手段38は、店情報を記憶部22に格納する。かかる店情報は、店用端末8からサーバ32に送信されたものであってもよく、サーバ32により直接入力されたものであってもよい。店情報は、通常、店用端末8の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納される。
【0083】
クーポン情報記録部39は、クーポン情報を記憶部22に格納する。かかるクーポン情報は、店用端末8からサーバ32に送信されたものであってもよく、サーバ32によって直接入力されたものであってもよい。クーポン情報は、店用端末8の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納される。
【0084】
図6〜図11を参照して、第一携帯端末6、第二携帯端末7及び店用端末8に表示される画面を例示しつつ、当該アフィリエイトシステム31の店ユーザ側からの動作手順を説明する。
【0085】
店ID記録ステップ(STP11)は、店用リーダライタ5が有するリーダライタIDと、店用端末8が有する非接触ICチップIDとを相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。STP11は、個体識別情報記録手段34によって行われる。STP11は、個体識別情報記録手段34が、店用端末8からの入力、送信操作等を介して、店用端末8の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを受信して行われてもよく、また、店用端末8と店用リーダライタ5との通信を介さず、サーバ32に入力されて行われてもよい。なお、STP11は、当該アフィリエイトシステム31における必須のステップでない。当該アフィリエイトシステム31は、店用端末8の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを相互に関連付けて記録しておくことにより、店用端末8及び店用リーダライタ5の近距離無線通信に基づき、店用端末8に図7のメニュー画面41を容易に表示させることができる。
【0086】
店情報記録ステップ(STP12)は、サーバ32に店情報を記録するステップである。STP12は、店ユーザが店用端末8を用いて店情報を入力してサーバ32に送信する他、その他所定の入力装置から店情報を入力してサーバ32に送信することによっても行うことができる。
【0087】
クーポン情報記録ステップ(STP13)は、サーバ32にクーポン情報を記録するステップである。STP13は、STP12同様、店ユーザが店用端末8を用いて店情報を入力してサーバ32に送信する他、その他所定の入力装置から店情報を入力してサーバ32に送信することによっても行うことができる。
【0088】
STP12及びSTP13の動作手順を詳説する。以下の説明では、STP11で店用端末8の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDが相互に関連付けて記憶部22に格納されていることを前提とし、店用端末8及び店用リーダライタ5の近距離無線通信に基づいて店情報及びクーポン情報を記録する手順について説明する。
【0089】
STP12及びSTP13は、店用端末8と店用リーダライタ5との近距離無線通信を起点として行われる。店ユーザは、店用端末8と店用リーダライタ5とを近接させて店用リーダライタ5の送信スイッチを押す。これを受けて店用リーダライタ5は所定の電磁波を輻射する。店用端末8は、非接触ICチップ19によってこの電磁波を受信し、店用リーダライタ5に対して非接触ICチップIDを送信する。店用リーダライタ5は、店用端末8から非接触ICチップIDを受信すると、記憶部12に格納されている店用リーダライタ5のリーダライタID及び受信した非接触ICチップIDを、記憶部12に格納されている乱数表に基づき暗号化したうえ店用端末8に送信する。また、店用リーダライタ5は、これらの暗号化されたIDとともに、記憶部12に格納されている、サーバ32の所定のページに接続するためのURLを店用端末8に送信する。店用端末8は、非接触ICチップ19により、暗号化されたリーダライタID、暗号化された非接触ICチップID及びサーバ32の所定のページに接続するためのURLを受信すると、店用端末8のブラウザを立ち上げる。さらに、店用端末8は、サーバ32の所定のページに接続するためのURL並びに暗号化されたリーダライタID及び暗号化された非接触ICチップIDを表示しサーバ32に接続する。
【0090】
サーバ32は、これらの暗号化されたリーダライタID及び暗号化された非接触ICチップIDを受信したうえで復号化し、所定の認証処理を行い店用端末8の表示部15にメニュー画面41を表示する。
【0091】
図7のメニュー画面41は、店紹介画面プレビュー部42と、クーポン画面プレビュー部43と、店紹介画面登録部44と、画像登録・削除部45とを有している。
【0092】
店紹介画面プレビュー部42は、作成済み店紹介画面71を表示するためのリンクが貼られている。
【0093】
クーポン画面プレビュー部43は、作成済みクーポン紹介画面81を表示するためのリンクが貼られている。
【0094】
店紹介画面登録部44は、店情報登録画面61を表示ためのリンクが貼られている。
【0095】
画像登録・削除部45は、画像登録画面51を表示するためのリンクが貼られている。
【0096】
メニュー画面41を介して行われる店情報記録手順及びクーポン情報記録手順について説明する。なお、この店情報記録手順を経て作成される店情報は、店紹介画面プレビュー部42を選択することによって、図10の店紹介画面71として確認することができる。また、クーポン情報記録手順を経て作成されるクーポン情報は、クーポン画面プレビュー部43を選択することによって、図11のクーポン紹介画面81として確認することができる。
【0097】
図8(1)の画像登録画面51は、画像登録・削除部45を選択することで表示される画面である。画像登録画面51は、画像登録部52と、画像削除部53とを有している。
【0098】
画像登録部52には、所定のURLへ接続するためのリンクが貼られている。店ユーザは、このURLに対してメールの添付資料として画像を送信することにより、所望の画像をサーバ32の記憶部22に格納する。
【0099】
画像削除部53は、店ユーザの選択により、サーバ32に保存した画像を削除するための画像削除画面54を表示する。
【0100】
図8(2)の画像削除画面54は、削除画像表示部55と、削除画像選択部56と、削除ボタン57とを有している。
【0101】
削除画像表示部55には、画像登録を経てサーバ32に保存されている画像が表示される。
【0102】
削除画像選択部56は、削除する画像を選択するためのチェック欄である。
【0103】
削除ボタン57は、削除選択されている画像を削除するためのボタンである。
【0104】
図9の店情報登録画面61は、店画像選択部62と、文言設定部63と、クーポン画像選択部64と、クーポン文言設定部65と、登録ボタン66とを有している。
【0105】
店画像選択部62は、店紹介画面71において店画像表示部72に表示される画像を選択するためのものである。店ユーザは、画像登録によってサーバ32に保存されている所望の画像を選択して店画像選択部62に入力することで店画像表示部72に表示される画像を選択する。
【0106】
文言設定部63は、店紹介画面71において文言表示部73に表示される内容を入力するためのものである。店ユーザは、文言設定部63において店情報を入力又は選択することによって店の紹介、アピール等を行う。
【0107】
クーポン画像選択部64は、クーポン紹介画面81においてクーポン画像表示部82に表示される画像を選択するためのものである。店ユーザは、画像登録によってサーバ32に保存されている所望の画像を選択してクーポン画像選択部64に入力することでクーポン画像表示部82に表示される画像を選択する。
【0108】
クーポン文言設定部65は、クーポン紹介画面81においてクーポン文言表示部83に表示される内容を入力するためのものである。店ユーザは、クーポン文言設定部65においてクーポン情報を入力又は選択することによってクーポン内容の設定を行う。
【0109】
登録ボタン66は、登録する店情報及びクーポン情報を確定し、サーバ32の記憶部22に格納するためのボタンである。登録ボタン66により確定された店情報は、店情報記録手段38により、店用端末8の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けられて記憶部22に格納される。また、登録ボタン66により確定されたクーポン情報は、クーポン情報記録手段39により、店用端末8の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けられて記憶部22に格納される。
【0110】
なお、当該アフィリエイトシステム31は、一旦登録した店情報又はクーポン情報の変更についても、店紹介画面登録部44を介して表示される店情報登録画面61における入力、送信操作に基づいて行うことができる。
【0111】
口コミ情報記録ステップ(第二の口コミ情報記録ステップ)(STP14)は、店情報と、第一の口コミ情報記録手段によって記録された一又は複数の口コミ情報とを相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。STP14は、口コミ情報記録手段35によって行われる。口コミ情報記録手段35は、第一の口コミ情報記録手段によって記憶部22に格納されている一又は複数の口コミ情報を店毎に整理する。続いて、口コミ情報記録手段35は、店毎に整理されたこれらの口コミ情報を、店情報記録手段38によって記憶部22に格納されている、これらの口コミ情報に対応する店情報と相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0112】
店情報送信ステップ(STP15)は、STP14によって相互に関連付けられた店情報及び口コミ情報を、第一携帯端末6又は第二携帯端末7からの要求に応じて、要求を行った第一携帯端末6又は第二携帯端末7に送信するステップである。STP15は、口コミ情報記録手段35によって行われる。第一携帯端末6又は第二携帯端末7が、店情報及この店に対する口コミ情報の送信要求を行う手順については後述する。
【0113】
続いて、図12〜図18を参照して、当該アフィリエイトシステム31の第一ユーザ及び第二ユーザ側からの動作手順を説明する。
【0114】
ユーザID記録ステップ(STP21)は、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納し、第二携帯端末7の非接触ICチップID及び第二ユーザ用リーダライタ4のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。STP21は、個体識別情報記録手段34によって行われる。STP21は、当該アフィリエイトシステム31における必須のステップでない。当該アフィリエイトシステム31は、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納しておくことにより、第一携帯端末6及び第一ユーザ用リーダライタ3の近距離無線通信に基づき、第一携帯端末6に図13のメニュー画面91を容易に表示させることができる。また同様に、当該アフィリエイトシステム31は、第二携帯端末7及び第二ユーザ用リーダライタ4のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納しておくことにより、第二携帯端末7及び第二ユーザ用リーダライタ4の近距離無線通信に基づき、第二携帯端末7に図13のメニュー画面を容易に表示させることができる。STP21の動作手順は、STP11と同様に行うことができるため説明を省略する。
【0115】
第一の個体識別情報記録ステップ(STP22)は、第一携帯端末6の非接触ICチップIDと、第一携帯端末6が店用リーダライタ5と近距離無線通信することにより受信する店用リーダライタ5のリーダライタIDとを第一携帯端末6から受信し、受信した第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。また、STP22は、受信した第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDとともに、店に対して口コミ情報を入力するための入力画面情報を相互に関連付けて記憶部22に格納する。さらに、STP22では、STP12によって記録された店情報及びSTP13によって記録されたクーポン情報を、受信した第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納する。STP22は、個体識別情報記録手段34により行われる。STP22において、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタID並びに口コミ情報を入力するための入力画面情報を相互に関連付けて記憶部22に格納する手順はSTP1と同様であるため説明を省略する。また、STP22において、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと、店情報並びにクーポン情報を相互に関連付けて記憶部22に格納する手順も、第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDに口コミ情報を入力するための入力画面を相互に関連付けて記録する場合と同様に行うことができるため、説明を省略する。
【0116】
第一の口コミ情報記録ステップ(STP23)は、STP22によって記録された第一携帯端末6の非接触ICチップIDと、第一携帯端末6が第一ユーザ用リーダライタ3と近距離無線通信することにより受信する第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDと、店に対する口コミ情報とを第一携帯端末6から受信し、受信した第一携帯端末6の非接触ICチップID、第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタID及び口コミ情報を相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。STP23は、口コミ情報記録手段35により行われる。
【0117】
STP23に関し、第一携帯端末6から口コミ情報を入力する手順及びこの口コミ情報をサーバ32に記録する手順について説明する。なお、以下の説明では、第一携帯端末6及び第一ユーザ用リーダライタ3の近距離無線通信に基づいて口コミ情報を記録する手順について説明する。
【0118】
第一ユーザは、第一携帯端末6と第一ユーザ用リーダライタ3とを近接させて第一ユーザ用リーダライタ3の送信スイッチを押す。これを受けて、第一携帯端末6と第一ユーザ用リーダライタ3とは近距離無線通信を行う。この近距離無線通信の結果、第一携帯端末6には、メニュー画面91が表示される。なお、第一携帯端末6と第一ユーザ用リーダライタ3との近距離無線通信を起点としてメニュー画面91が表示されるまでの手順は、STP12及びSTP13で説明した手順と同様である。
【0119】
図13のメニュー画面91は、口コミ情報登録部92と、店検索部93と、プロフィール交換部94とを有している。
【0120】
口コミ情報登録部92は、図14の来店店舗一覧画面101を表示するためのリンクが貼られている。来店店舗一覧画面101は、STP22により第一携帯端末6の非接触ICチップIDと相互に関連付けられたリーダライタIDを有する店用リーダライタ5に関する店舗の名称が一覧として表示される。
【0121】
店検索部93は、図15の店検索画面111を表示するためのリンクが貼られている。
【0122】
プロフィール交換部94は、プロフィール送信者表示部94aと、プロフィール受信者表示部94bとを有している。
【0123】
プロフィール送信者表示部94aには、第二ユーザ用リーダライタ4によって第一携帯端末6と近距離無線通信を行った第二ユーザのニックネームが表示される。サーバ32は、第一ユーザにより所望のニックネームが選択されることで、図16のプロフィール画面121を表示する。
【0124】
プロフィール受信者表示部94bには、第二携帯端末7によって第一ユーザ用リーダライタ3と近距離無線通信を行った第二ユーザのニックネームが表示される。
【0125】
図14を参照して、口コミ情報の作成方法の一例について説明する。
【0126】
図14(1)の来店店舗一覧画面101は、店舗名表示部102を有している。
【0127】
店舗名表示部102は、STP22によって第一携帯端末6の非接触ICチップIDと相互に関連付けられたリーダライタIDを有する店用リーダライタ5に関する店舗名が表示される。サーバ32は、第一ユーザにより所望の店舗名が選択されると、選択された店に対応する図14(2)の口コミ情報登録画面103を表示する。
【0128】
口コミ情報登録画面103は、店情報表示部104と、クーポン情報表示部105と、行きつけの店登録部106と、口コミ情報入力部107と、登録ボタン108と、来店履歴表示部109とを有している。
【0129】
店情報表示部104には、STP22により第一携帯端末6の非接触ICチップIDと関連付けられた店用リーダライタ5のリーダライタIDに対しSTP12で相互に関連付けられた店情報が表示される。店情報表示部104には、図10の店紹介画面71に対応した画面が表示される。
【0130】
クーポン情報表示部105は、STP22により第一携帯端末6の非接触ICチップIDと関連付けられたクーポン情報が表示される。クーポン情報表示部105には、図11のクーポン紹介画面81に対応した画面が表示される。
【0131】
行きつけの店登録部106は、第一ユーザの選択に基づいて、店情報表示部104に表示されている店を行きつけの店としてサーバ32に記録する。第一ユーザは、店情報表示部105に表示されている店を行きつけの店として登録したい場合、行きつけの店表示部106のうち「表示する」の欄をチェックして登録ボタン108を押す。これを受けて、口コミ情報記録手段36は、互いに関連付けて記憶部22に格納されている店用リーダライタ5のリーダライタID及び第一携帯端末6の非接触ICチップIDに対応させてこの店が「行きつけの店」である旨を記録する。
【0132】
口コミ情報入力部107は、第一ユーザの入力内容に応じて、この店についての口コミ情報を作成する。口コミ情報記録手段35は、第一ユーザにより口コミ情報入力部107に口コミ情報が入力され登録ボタン108が押されると、この口コミ情報を第一携帯端末6の非接触ICチップIDと相互に関連付けて記憶部22に格納する。また、口コミ情報記録手段35は、第一ユーザにより、口コミ情報が作成され登録ボタン108が押されると、この口コミ情報を店ユーザによって作成された店情報と関連付けて記憶部22に格納する。
【0133】
登録ボタン108は、第一ユーザに選択されることにより、行きつけの店登録部106及び口コミ情報入力部107に入力された情報をサーバ32に送信する。
【0134】
来店履歴表示部109は、第一ユーザに選択されることで、第一ユーザがこの店に来店した履歴を表示する。この来店履歴は、第一携帯端末6と店用リーダライタ5とが近距離無線通信を行った履歴情報に基づいて表示される。
【0135】
なお、当該アフィリエイトシステム31は、口コミ情報を一旦登録した後であっても、この口コミ情報を、口コミ情報登録画面103における入力又は選択を介して上書更新することができる。それ故、当該アフィリエイトシステム31は、店ユーザの努力等に対応した最新の評価を提供することができる。また、当該アフィリエイトシステム31は、同一店であっても、来店の都度新たな口コミ情報を作成できるように構成することで、この店ユーザ対する評価の変遷を提供することもできる。
【0136】
第二の個体識別情報記録ステップ(STP24)は、第二携帯端末7の非接触ICチップIDと、第二携帯端末7がSTP23によりリーダライタIDを記録された第一ユーザ用リーダライタ3と近距離無線通信を行うことによって受信する第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDとを第二携帯端末得7から受信し、受信した第二携帯端末7の非接触ICチップID及び第一ユーザ用リーダライタ3のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。STP24は、個体識別情報記録手段34により行われる。STP24の動作手順はSTP3と同様であるため説明を省略する。
【0137】
アクセス判断ステップ(STP25)は、STP3で記録された第二携帯端末7から口コミ情報へのアクセス履歴を第二携帯端末7の非接触ICチップIDを用いて管理することで、第二携帯端末7から口コミ情報へのアクセスの有無を判断するステップである。STP25は、アクセス判断手段26によって行われる。
【0138】
STP25について詳説する。なお、当該アフィリエイトシステム31において、第一携帯端末6に表示される画面と第二携帯端末7に表示される画面は、原則として同じである。従って、以下の説明では、第一携帯端末6に表示される画面として説明した図13〜16を第二携帯端末7に表示される画面として説明する。
【0139】
また、第二ユーザは、所定のブックマーク等を利用することによって口コミ情報にアクセスすることもできる。ただし、以下では第二携帯端末7及び第二ユーザ用リーダライタ4の近距離無線通信に基づいて口コミ情報にアクセスする手順について説明する。
【0140】
第二ユーザは、第二携帯端末7と第二ユーザ用リーダライタ4とを近接させて第二ユーザ用リーダライタ4の送信スイッチを押す。これを受けて、第二携帯端末7と第二ユーザ用リーダライタ4とは近距離無線通信を行う。この近距離無線通信の結果、第二携帯端末7には、メニュー画面91が表示される。なお、第二携帯端末7及び第二ユーザ用リーダライタ4との近距離無線通信乃至メニュー画面91が表示されるまでの手順は、STP12及びSTP13で説明した手順と同様である。
【0141】
まず、第二ユーザは、プロフィール送信者表示部94aに表示される所望のニックネームを選択し、このニックネームを有する第一ユーザのプロフィール画面121を第二携帯端末7に表示させる。
【0142】
図16のプロフィール画面121は、行きつけの店表示部122を有している。
【0143】
行きつけの店表示部122は、図17の行きつけの店一覧画面131を表示するためのリンクが貼られている。
【0144】
行きつけの店一覧画面131は、行きつけの店一覧表示部132を有している。
【0145】
行きつけの店一覧表示部132には、プロフィール送信者表示部94aにおいて選択された第一ユーザが行きつけの店として登録している店情報の一覧が表示される。行きつけの店一覧表示部132に表示される各店情報には、行きつけの店画面141を表示するためのリンクが貼られている。
【0146】
図18の行きつけの店画面141は、店情報表示部142と、口コミ情報表示部143とを有している。
【0147】
店情報表示部142は、店用端末8の操作を介してサーバ32に登録された店情報が表示される。店情報表示部142には、具体的には、図9の店情報登録画面61における入力情報に対応した画面が表示される。
【0148】
口コミ情報表示部143は、プロフィール送信者表示部94aにおいて選択された第一ユーザが、口コミ情報登録画面103における操作を介してサーバ32に登録した口コミ情報が表示される。
【0149】
アクセス判断手段26は、第二携帯端末7から行きつけの店画面141へアクセスされた場合、第二携帯端末7の非接触ICチップIDを行きつけの店画面情報と関連付けて記憶部22に格納する。また、アクセス判断手段26は、行きつけの店画面情報と関連付けて記憶部22に格納されている非接触ICチップIDを調べ、第二携帯端末7の非接触ICチップIDが存在していた場合、第二携帯端末7から行きつけの店画面141にアクセスがあったものと判断する。
【0150】
続いて、上述したSTP15に関して、第二携帯端末7から店情報及び口コミ情報の送信要求を行う手順について説明する。店情報及び口コミ情報に対する送信要求は、店検索部93を介して表示される店検索画面111における入力及び送信操作に基づいて行われる。
【0151】
図15の店検索画面111は、店検索部112と、検索ボタン113と、口コミ検索部114と、検索ボタン115とを有している。
【0152】
店検索部112は、第二ユーザにより、場所、ジャンル、目的又はキーワードが入力又は選択されることで、第二ユーザが閲覧する店の絞り込みを行う。
【0153】
検索ボタン113は、所定の事項が店検索部112に入力された状態で選択されることにより、第二携帯端末7の表示部15に、第二ユーザの絞り込みに応じた店一覧画面(図示せず)を表示する。この店一覧画面には、店用端末8により店情報登録画面61における操作を介してサーバ32に登録された店情報が、この店に関する口コミ情報と共に表示される。
【0154】
口コミ検索部114は、第二携帯端末7の非接触ICチップIDと口コミ情報を介して相互に関連付けられている店情報を検索するために用いられる。口コミ検索部114は、第二ユーザにより、場所、ジャンル、目的、ユーザ又はキーワードが入力又は選択されることで、口コミ情報と関連付けられている店についての絞り込みを行う。
【0155】
検索ボタン115は、所定の事項が口コミ検索部114に入力された状態で選択されることにより、口コミ店一覧画面(図示せず)を表示する。口コミ店一覧画面には、第二携帯端末7の非接触ICチップIDと口コミ情報を介して関連付けられている店舗名の一覧が、絞り込み内容に応じて表示される。第二ユーザは、口コミ店一覧画面において表示されるうちの所望の店舗名を選択することで、この店に関する店紹介画面71、及びこの店に関し、第二携帯端末7の非接触ICチップIDと関連付けられている口コミ情報を閲覧することができる。
【0156】
来店情報記録ステップ(STP26)は、STP24によって記録された第二携帯端末7の非接触ICチップIDと、第二携帯端末7が店用リーダライタ5と近距離無線通信することにより受信する店用リーダライタ5のリーダライタIDとを第二携帯端末7から受信し、受信した第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。また、STP26は、第二携帯端末7に対して、店で飲食や買い物等をした清算金額情報を送信し、この清算金額に対する認証情報を第二携帯端末7から受信したうえで、この認証情報を第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納するステップである。STP5は、来店情報記録手段36によって行われる。
【0157】
支払報酬ステップ(STP27)は、STP26によって記録された第二携帯端末7から口コミ情報に対するアクセスが確認された場合に、STP22により記録された第一携帯端末6の非接触ICチップIDにより特定される第一ユーザに対して、STP26によって記録された認証情報に対応したアフィリエイト報酬支払手続を行うステップである。STP26は、報酬支払手段37により行われる。
【0158】
STP26及びSTP27の動作手順について具体的に説明する。
【0159】
まず、STP24により非接触ICチップIDを記録された第二携帯端末7を保有する第二ユーザが、店での飲食や買い物の後、店ユーザに対してこの店での精算要求を行う。これを受けて、店ユーザは、ポスレジ等の精算装置に清算金額を打ち込む。第二ユーザは、第二携帯端末7及び店用リーダライタ5を近距離無線通信させ、第二携帯端末7によりサーバ32の所定のページにアクセスする。来店情報記録手段36は、第二携帯端末7及び店用リーダライタ5の近距離無線通信に基づき、第二携帯端末7から第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDを受信すると、精算装置で入力された清算金額を第二携帯端末7に送信する。さらに、来店情報記録手段36は、第二携帯端末7からこの清算金額に対する認証情報を受信すると、この認証情報(清算金額情報)を第二携帯端末7の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記憶部22に格納する。
【0160】
報酬支払手段37は、アクセス判断手段26によって口コミ情報へのアクセスが確認され、かかるアクセスの後、来店情報記録手段36によって店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けられた第二携帯端末7の非接触ICチップIDを店毎に整理する。また、報酬支払手段37は、アクセス判断手段26によってアクセスが確認された口コミ情報に対し、STP23により相互に関連付けて記録された非接触ICチップIDを有する第一携帯端末6を特定する。さらに、報酬支払手段37は、来店情報記録手段36によって記録された清算金額に対する認証情報を第一ユーザ毎にまとめる。報酬支払手段37は、第一携帯端末6の非接触ICチップIDにより特定される第一ユーザを、来店した第二ユーザに対する口コミ情報提供者であると判断し、第二ユーザの清算金額に応じて予め定められたアフィリエイト報酬の支払手続を行う。加えて、報酬支払手段37は、店ユーザに対して、第二ユーザの清算金額に応じて予め決められた額の徴収手続を行う。報酬支払手段37は、第一ユーザに対する報酬支払手続及び店ユーザに対する徴収手続を通常定期的(例えば、1回/月)に行う。報酬支払手段37は、第二ユーザに対して複数の第一ユーザが口コミ情報を提供していた場合、これらの第一ユーザ全員に対してアフィリエイト報酬支払手続を行ってもよく、例えば直近の口コミ情報提供者等、所定の第一ユーザにのみ報酬支払手続を行ってもよい。また、報酬支払手段37は、第二ユーザが複数回店に訪れていた場合、第一ユーザに対し、第二ユーザの来店回数に対応したアフィリエイト報酬支払手続を行ってもよい。当該アフィリエイトシステム31は、第二ユーザの来店回数に応じたアフィリエイト報酬支払手続を行うようにすれば、口コミ情報提供に対する第一ユーザのインセンティブを向上させることができる。
【0161】
当該アフィリエイトシステム31は、第一ユーザ用リーダライタ3と近距離無線通信を行った第二ユーザ以外でも、店情報及びこの店に関する第一ユーザの口コミ情報を閲覧することができる。その結果、当該アフィリエイトシステム31は、店ユーザにおいて、さらに効率的な店アピールを行うことができる。また、当該アフィリエイトシステム31は、第一ユーザ又は第二ユーザにとっても、信憑性の高い口コミ情報を容易かつ広範に参照することができる。
【0162】
当該アフィリエイトシステム31は、個体識別情報記録手段34が店情報を第一携帯端末6の非接触ICチップID及び店用リーダライタ5のリーダライタIDと相互に関連付けて記録するので、第一ユーザは、自分が訪れた店に関する店情報を容易に確認することができる。また、当該アフィリエイトシステム31は、第一ユーザが容易に店情報を参照しながら口コミ情報を作成することができるので、精度の高い口コミ情報を作成することができる。
【0163】
当該アフィリエイトシステム31は、第一ユーザに固有のクーポン券を発券することができる。その結果、当該アフィリエイトシステム31は、第一ユーザの来店意識を高めることができるとともに、リピータの獲得率を向上させることができる。
【0164】
当該アフィリエイトシステム31は、第二ユーザの清算金額に対応して容易にアフィリエイト報酬額を決定することができる。
【0165】
当該アフィリエイトシステム31は、第二ユーザは、第一ユーザが行きつけの店として登録した店に関する口コミ情報のみを閲覧することができるので、第一ユーザおすすめの店を容易に検索することができる。また、当該アフィリエイトシステム31は、第二ユーザに対して、第一ユーザが行きつけの店として登録した店に関する口コミ情報のみを閲覧させることにより、評価の高い店を効果的にピックアップすることができ、ひいては真の優良店を浮かび上がらせることができる。
【0166】
なお、当該アフィリエイトシステムは、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。例えば、口コミ情報の情報源(第一ユーザ)から来店者(第二ユーザ)までの間を一又は複数のユーザが仲介していてもよい。また、この場合、当該アフィリエイトシステムは、口コミ情報の情報源及び/又は仲介者に対して、所定のアフィリエイト報酬を分配するようにしてもよい。これにより、当該アフィリエイトシステムは、店の広告機能をさらに高めることができる。
【0167】
当該アフィリエイトシステムは、口コミ情報を閲覧した店が「行ってみたい店」として登録されるようにしてもよい。これにより、第二ユーザ側において、どの店がアフィリエイトの対象に含まれるのかを容易に判別することができる。
【0168】
また、当該アフィリエイトシステムは、アフィリエイト報酬をポイント、固有のサービス等によって支払うようにしてもよい。これにより、報酬を受け取った第一ユーザの来店を促すことができる。当該アフィリエイトシステムは、アフィリエイト報酬の支払を所定の期間毎に行う必要はなく、例えば来店時毎に行ってもよい。
【0169】
当該アフィリエイトシステムは、第一携帯端末の個体識別情報とクーポン情報とを口コミ情報の記録後に関連付けてもよい。これにより、第一ユーザの口コミ情報の作成に対するインセンティブを向上させることができる。
【0170】
当該アフィリエイトシステムは、第一ユーザと第二ユーザとをQRコードによって相互に関連付けることもできる。また、第一ユーザと第二ユーザとの関連づけは、サーバへのメールの送受信を介して行うこともできる。
【0171】
当該アフィリエイトシステムの対象となる店としては、飲食店の他、服飾や電化製品等の小売店、美容院、宿泊施設等、種々の分野に応用できることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0172】
以上説明したように、本発明のアフィリエイトシステム及びアフィリエイト方法並びにサーバは、店を探したいユーザにとっては、実際に店を使用した知り合い等による信憑性の高い口コミ情報に基づいて所望の店を見つけることができ、他方、この口コミ情報を提供した者はアフィリエイト報酬を得ることができるので、飲食店、美容院、その他種々の分野における店の検索や広告に適している。
【符号の説明】
【0173】
1 アフィリエイトシステム
2 ネットワーク
3 第一ユーザ用リーダライタ
4 第二ユーザ用リーダライタ
5 店用リーダライタ
6 第一携帯端末
7 第二携帯端末
8 店用端末
9 サーバ
10 通信部
11 通信制御部
12 記憶部
13 通信部
14 入力部
15 表示部
16 制御部
17 記憶部
18 通信制御手段
19 非接触ICチップ
20 通信部
21 制御部
22 記憶部
23 通信制御手段
24 個体識別情報記録手段
25 口コミ情報記録手段
26 アクセス判断手段
27 来店情報記録手段
28 報酬支払手段
31 アフィリエイトシステム
32 サーバ
33 制御部
34 個体識別情報記録手段
35 口コミ情報記録手段
36 来店情報記録手段
37 報酬支払手段
38 店情報記録手段
39 クーポン情報記録手段
41 メニュー画面
42 店紹介画面プレビュー部
43 クーポン画面プレビュー部
44 店紹介画面登録部
45 画像登録・削除部
51 画像登録画面
52 画像登録部
53 画像削除部
54 画像削除画面
55 削除画像表示部
56 削除画像選択部
57 削除ボタン
61 店情報登録画面
62 店画像選択部
63 文言設定部
64 クーポン画像選択部
65 クーポン文言設定部
66 登録ボタン
71 店紹介画面
72 店画像表示部
73 文言表示部
81 クーポン紹介画面
82 クーポン画像表示部
83 クーポン文言表示部
91 メニュー画面
92 口コミ情報登録部
93 店検索部
94 プロフィール交換部
101 来店店舗一覧画面
102 店舗名表示部
103 口コミ情報登録画面
104 店情報表示部
105 クーポン情報表示部
106 行きつけの店登録部
107 口コミ情報入力部
108 登録ボタン
109 来店履歴表示部
111 店検索画面
112 店検索部
113 検索ボタン
114 口コミ検索部
115 検索ボタン
121 プロフィール画面
122 行きつけの店表示部
131 行きつけの店一覧画面
132 行きつけの店一覧表示部
141 行きつけの店画面
142 店情報表示部
143 口コミ情報表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯可能なユーザ用リーダライタと、
上記ユーザ用リーダライタと無線により通信可能な第一携帯端末と、
上記ユーザ用リーダライタと無線により通信可能な第二携帯端末と、
店に設置され、上記第二携帯端末と無線により通信可能な店用リーダライタと、
上記第一携帯端末及び第二携帯端末と無線により通信可能なサーバと
を備えるアフィリエイトシステムであって、
上記サーバが、
上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第一の個体識別情報記録手段と、
上記第一の個体識別情報記録手段によって記録された上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記ユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報と、上記店に対する口コミ情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報、上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報及び上記口コミ情報を相互に関連付けて記録する第一の口コミ情報記録手段と、
上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記第一の口コミ情報記録手段によって個体識別情報を記録されたユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第二の個体識別情報記録手段と、
上記第二の個体識別情報記録手段によって個体識別情報を記録された上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセス履歴を上記第二携帯端末の個体識別情報を用いて管理することにより、上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセスの有無を判断するアクセス判断手段と、
上記第二の個体識別情報記録手段によって記録された上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する来店情報記録手段と、
上記来店情報記録手段によって記録された上記第二携帯端末からの上記口コミ情報に対するアクセスが確認された場合に、上記第一の口コミ情報記録手段により記録された上記第一携帯端末の個体識別情報により特定されるユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行う報酬支払手段と
を有するアフィリエイトシステム。
【請求項2】
上記第一の個体識別情報記録手段が、上記店用リーダライタの個体識別情報及び上記第一携帯端末の個体識別情報とともに、店に対して口コミ情報を入力するための入力画面情報を相互に関連付けて記録し、
上記第一の口コミ情報記録手段が、上記入力画面情報をもとに上記第一携帯端末に生成される入力画面に対する上記第一携帯端末からの入力情報に基づいた口コミ情報を受信する請求項1に記載のアフィリエイトシステム。
【請求項3】
上記サーバが、
店情報を記録する店情報記録手段と、
上記店情報と、上記第一の口コミ情報記録手段によって記録された一又は複数の口コミ情報とを相互に関連付けて記録する第二の口コミ情報記録手段と、
上記第二の口コミ情報記録手段によって記録された上記店情報及び上記一又は複数の口コミ情報を上記第一携帯端末及び上記第二携帯端末に送信する店情報送信手段とを有する請求項1又は請求項2に記載のアフィリエイトシステム。
【請求項4】
上記第一の個体識別情報記録手段が、上記店情報を上記第一携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報と相互に関連付けて記録する請求項3に記載のアフィリエイトシステム。
【請求項5】
上記サーバが、クーポン情報を記録するクーポン情報記録手段を有し、
上記第一の個体識別情報記録手段が、上記クーポン情報を上記第一携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報と相互に関連付けて記録する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のアフィリエイトシステム。
【請求項6】
上記来店情報記録手段が、上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を受信した上記第二携帯端末に対して上記店での清算金額情報を送信し、上記清算金額の認証情報を上記第二携帯端末から受信してこの認証情報を上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報と相互に関連付けて記録し、
上記報酬支払手段が、上記来店情報記録手段によって記録された認証情報に対応したアフィリエイト報酬額を定める請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のアフィリエイトシステム。
【請求項7】
携帯可能なユーザ用リーダライタと、
上記ユーザ用リーダライタと無線により通信可能な第一携帯端末と、
上記ユーザ用リーダライタと無線により通信可能な第二携帯端末と、
店に設置され、上記第二携帯端末と無線により通信可能な店用リーダライタと、
上記第一携帯端末及び第二携帯端末と無線により通信可能なサーバと
を備えるアフィリエイト方法であって、
上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第一の個体識別情報記録ステップと、
上記第一の個体識別情報記録ステップによって記録された上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記ユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報と、上記店に対する口コミ情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報、上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報及び上記口コミ情報を相互に関連付けて記録する第一の口コミ情報記録ステップと、
上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記第一の口コミ情報記録ステップによって個体識別情報を記録されたユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第二の個体識別情報記録ステップと、
上記第二の個体識別情報記録ステップによって個体識別情報を記録された上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセス履歴を上記第二携帯端末の個体識別情報を用いて管理することにより、上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセスの有無を判断するアクセス判断ステップと、
上記第二の個体識別情報記録ステップによって記録された上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する来店情報記録ステップと、
上記来店情報記録ステップによって記録された上記第二携帯端末からの上記口コミ情報に対するアクセスが確認された場合に、上記第一の口コミ情報記録ステップにより記録された上記第一携帯端末の個体識別情報により特定されるユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行う報酬支払ステップと
を有するアフィリエイト方法。
【請求項8】
携帯可能なユーザ用リーダライタと無線により通信可能な第一携帯端末と無線により通信することができるとともに、上記ユーザ用リーダライタ及び店用リーダライタと無線により通信可能な第二携帯端末と無線により通信することができるサーバであって、
上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第一の個体識別情報記録手段と、
上記第一の個体識別情報記録手段によって記録された上記第一携帯端末の個体識別情報と、この第一携帯端末が上記ユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報と、上記店に対する口コミ情報とを上記第一携帯端末から受信し、受信した上記第一携帯端末の個体識別情報、上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報及び上記口コミ情報を相互に関連付けて記録する第一の口コミ情報記録手段と、
上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記第一の口コミ情報記録手段によって個体識別情報を記録されたユーザ用リーダライタと無線通信することにより取得される上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記ユーザ用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する第二の個体識別情報記録手段と、
上記第二の個体識別情報記録手段によって個体識別情報を記録された上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセス履歴を上記第二携帯端末の個体識別情報を用いて管理することにより、上記第二携帯端末から上記口コミ情報へのアクセスの有無を判断するアクセス判断手段と、
上記第二の個体識別情報記録手段によって記録された上記第二携帯端末の個体識別情報と、この第二携帯端末が上記店用リーダライタと無線通信することにより取得される上記店用リーダライタの個体識別情報とを上記第二携帯端末から受信し、受信した上記第二携帯端末の個体識別情報及び上記店用リーダライタの個体識別情報を相互に関連付けて記録する来店情報記録手段と、
上記来店情報記録手段によって記録された上記第二携帯端末からの上記口コミ情報に対するアクセスが確認された場合に、上記第一の口コミ情報記録手段により記録された上記第一携帯端末の個体識別情報により特定されるユーザに対してアフィリエイト報酬支払手続を行う報酬支払手段と
を有するサーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2012−93805(P2012−93805A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−238015(P2010−238015)
【出願日】平成22年10月22日(2010.10.22)
【特許番号】特許第4865904号(P4865904)
【特許公報発行日】平成24年2月1日(2012.2.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(510282343)Meet株式会社 (1)
【Fターム(参考)】