説明

アプリケーション紹介システム、アプリケーション紹介方法およびプログラム

【課題】 ウェブ経由で手軽に、アプリケーション内に表示する他のアプリケーションのPRの追加や削除等のメンテナンスを随時かつ自由に行うことを可能にする、アプリケーション紹介システムを提供する。
【解決手段】 このシステムは、自社開発アプリケーションを紹介する内容の紹介コンテンツを格納するコンテンツ記憶部と、紹介コンテンツ編集要求の受信に応答して認証を行う認証部と、認証された場合に、コンテンツ記憶部から紹介コンテンツを読み出し、紹介コンテンツに含まれるアプリケーションに関する情報を、編集要求を送信した機器に対して送信する情報送信部と、その機器から編集された情報を受信し、その編集された情報に基づきコンテンツ記憶部に格納されている紹介コンテンツを更新するコンテンツ更新部と、販売済みの自社の他のアプリケーションの実行によりその紹介コンテンツをダウンロードして表示させるダウンロード部とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、販売したアプリケーションの実行中に紹介コンテンツを表示して、アプリケーションを紹介するシステム、その紹介方法およびその方法を実行するためのコンピュータ可読なプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ等のデジタル機器の普及により、文書や表の作成、画像や動画の処理、ゲーム等のアプリケーションが商品として数多く販売されている。これらのアプリケーションは、店舗においてCDやDVD等の記録媒体に記録されたパッケージを購入することにより、また、販売サイトからダウンロードすることにより取得することができるようになっている。
【0003】
アプリケーションを販売するマーケットは、一般に、パッケージ販売の方が大きい。しかしながら、近年、手軽さとネットワーク技術等の発展に伴い、ダウンロード販売もそのマーケットを拡大してきている。ところが、アプリケーションをダウンロード販売する販売サイトへの参入競争は低く、使用料を支払うだけで面倒な管理等を行ってもらえることから、販売サイトが扱うアプリケーションの数は、年々増加しており、その結果、開発者が新作アプリケーションをそのサイトに登録しても、ユーザに見てもらえないという状況に陥りつつある。
【0004】
こういったアプリケーションは、売れ筋ランキングや人気ランキングといったランク付けがなされ、このランキングが上位にあるアプリケーションは、ユーザの目に留まりやすいので、上位のものだけが売れ続けるという傾向がある。
【0005】
このため、アプリケーションの開発者が、他のアプリケーションに広告を配信したり、お互いのアプリケーションにそれぞれの広告を出し合ったりすることが行われている。このようにして広告でユーザに新しいアプリケーションを知ってもらい、ランキング上位に入るようになれば、アプリケーション市場の活性化につながることが期待できる。
【0006】
こうした技術の1つとして、例えば、広告主が、アカウントを作り、広告の文言や画像をアップロードし、配信したい国やデバイスを指定すると、それらを基に広告を配信する広告配信システムがある。このシステムは、アプリケーションの実行途中に画面の上側または下側に広告表示し、タッチパネルとされた画面上の所望の広告表示をタッチすると、広告主のサイトに移動し、広告を見せ終えるとすぐに元のページに戻るという仕様とされている。また、このシステムは、広告を配信すると、リアルタイムでその広告がどれだけ表示され、クリックされたか等のデータもサイト上で管理や確認することができるようになっている。
【0007】
そのほか、端末機の表示画面上に映し出されるゲーム等のプログラムの表示画面中に企業の広告画像を挿入する技術も提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1では、広告画像がゲームの表示画面上における背景部分等に挿入されることのみでは広告宣伝効果を得ることが難しいことから、端末機で実行されているゲーム(基本アプリケーション)が予め定められた状況になることで、提供者により情報サーバに記憶されている提供アプリケーションをその端末機へ提供することを開示している。
【0008】
また、移動無線ネットワークを通じてゲームアプリケーションからゲーム端末機に対して広告コンテンツを提供する広告コンテンツサーバシステムを有し、その広告コンテンツがゲーム中に再生されるように、ゲームアプリケーションがプログラミングされ、また、宣伝された製品またはコンポーネントが移動無線ネットワークを通じて注文されうるようにプログラミングされている技術が提案されている(特許文献2参照)。これにより、より効果的なキャンペーンが計画でき、そのキャンペーンに対し、消費者がすぐに反応できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2003−15995号公報
【特許文献2】特表2007−508628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ダウンロード販売では、販売サイトが販売するアプリケーションや広告等を管理することから、新しく開発したアプリケーションの広告の追加や、不要になったアプリケーションの広告の削除等を、そのアプリケーションを提供する提供者が自由に行うことはできない。このため、広告を追加や削除等したい場合には、その販売サイトを管理・運営する者に申請する等して行う必要があり、手間がかかり、即座に広告表示の更新を行うことはできなかった。
【0011】
既存の広告配信システムは、一般広告を配信するシステムであり、広告量が膨大であったり、特定クライアントの広告ばかりが配信されたり、他社の人気商品の広告等とともに配信されるため、自社商品の広告がされる場合はあるものの、基本的には広告クライアントと媒体としてのアプリケーションとをつなぐシステムであるため、他社製品の広告が中心で、自社製品はそれらの広告に埋もれてしまい、あまり目立たないことから、自社商品の売り上げ向上にあまりつながらないという問題がある。
【0012】
特許文献1に記載の技術は、基本アプリケーションによる制御の場から他のサーバに蓄積された提供アプリケーションによる制御の場へ移動するものであり、アプリケーションを紹介する内容の紹介コンテンツを随時かつ自由にメンテナンスし、アプリケーションの紹介を行うことはできない。
【0013】
また、特許文献2に記載の技術では、広告コンテンツがゲーム中に再生されるようにプログラミングして表示することができるが、広告プロバイダが広告コンテンツを決定してサーバに記憶し、広告コンテンツが提供基準を満たしている場合に送信されるため、この技術でも、アプリケーションの提供者が随時かつ自由にメンテナンスを行うことはできない。
【0014】
そこで、こういった手間をなくし、アプリケーションを紹介する内容の紹介コンテンツを随時かつ自由にメンテナンスすることができ、かつアプリケーションの紹介も行うことができるシステム、その方法およびその方法を実現するためのプログラムの提供が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、上記課題に鑑み、自社で開発したアプリケーションを、自社で開発した他のアプリケーションを紹介するための紹介コンテンツをダウンロードして表示させるように構成し、その紹介コンテンツを管理し、それらのアプリケーションを開発し、提供する提供者が、随時かつ自由に編集することを可能にする管理サーバを設ける。
【0016】
自社のアプリケーションで、自社の他のアプリケーションを紹介するため、広告を掲載させてもらうための契約は不要であり、販売サイトが紹介コンテンツを管理しないので、販売サイトへ申請を行う必要がなく、また、紹介コンテンツの提供基準もないため、メンテナンスが制約されることもなく、随時かつ自由にメンテナンスを行うことができる。また、紹介コンテンツをダウンロードして表示させることができるので、自社の他のアプリケーションを宣伝することができ、当該他のアプリケーションの売り上げ向上につなげることができる。
【0017】
したがって、本発明では、アプリケーションを紹介するアプリケーション紹介システムを提供することができる。このシステムは、アプリケーションを紹介する内容の紹介コンテンツを、当該アプリケーションの提供者を識別する提供者識別情報とともに格納するコンテンツ記憶部と、その提供者識別情報を含む紹介コンテンツの編集要求を受信したことに応答して、その提供者識別情報を使用して提供者の認証を行う認証部と、認証部で認証された場合に、コンテンツ記憶部からその提供者識別情報に対応する紹介コンテンツを読み出し、その紹介コンテンツに含まれるアプリケーションに関する情報を、編集要求を送信した機器に対して送信する情報送信部と、その機器から編集された情報を受信し、その編集された情報に基づきコンテンツ記憶部に格納されている紹介コンテンツを更新するコンテンツ更新部と、販売済みの他のアプリケーションの実行により紹介コンテンツをダウンロードして表示させるダウンロード部とを含む構成とされる。
【0018】
上記のダウンロード部は、設定されている言語を解釈し、その言語に対応した紹介コンテンツをダウンロードすることができる。このため、紹介コンテンツは、各国の言語に対応した複数のコンテンツとされる。
【0019】
このシステムは、ダウンロード部により紹介コンテンツをダウンロードした回数等をカウントするとともに、ダウンロードされた紹介コンテンツに含まれるアプリケーションへアクセスした回数をカウントして記録する回数記録部を含むことができる。この記録により、アプリケーションの利用や購入動向等を収集することが可能となる。
【0020】
また、通信状況に応じてダウンロード部が紹介コンテンツをダウンロード可能であるか否かを判断する判断部を含むことができ、この場合、システムは、その判断部によりダウンロード不能と判断された場合、紹介コンテンツの表示をなくすのではなく、前回ダウンロードした紹介コンテンツまたは予めインストールされた紹介コンテンツを表示させることができる。このように通信不能である場合であっても、紹介コンテンツを表示させることができるので、ユーザに他のアプリケーションの存在を認識させることができ、当該他のアプリケーションの売り上げ向上につなげることができる。
【0021】
このアプリケーション紹介システムは、上述したコンテンツ記憶部、認証部、情報送信部、コンテンツ更新部を含むサーバ装置と、上述したダウンロード部を含むモバイル端末とを含んで構成することができ、このサーバ装置とモバイル端末とは、無線通信により接続されるものとすることができる。
【0022】
紹介コンテンツには、紹介したいアプリケーションのアイコンやアプリケーション名、アプリケーションの詳説などの各種コンテンツが含まれ、ユーザがその1つを選択すると、その選択したアプリケーションの購入画面や関連ウェブサイトへの移動、また、当該アプリケーションのプロモーション用動画再生ができる。この購入画面は、販売サイトが管理しており、その販売サイトからダウンロードすることができる。
【0023】
本発明では、上記のアプリケーション紹介システムのほか、このシステムにおいて実行されるアプリケーション紹介方法も提供することができる。この方法は、上記システムが備える各部が実行する処理を、処理ステップとして含む。すなわち、この方法は、提供者識別情報を含む紹介コンテンツの編集要求を受信したことに応答して、その提供者識別情報を使用して提供者の認証を行うステップと、認証された場合に、コンテンツ記憶部からその提供者識別情報に対応する紹介コンテンツを読み出し、その紹介コンテンツに含まれるアプリケーションに関する情報を、編集要求を送信した機器に対して送信するステップと、その機器から編集された情報を受信し、その編集された情報に基づきコンテンツ記憶部に格納されている紹介コンテンツを更新するステップと、販売済みの他のアプリケーションの実行により紹介コンテンツをダウンロードして表示させるステップとを含む。
【0024】
これらの処理ステップは、コンピュータ可読なプログラムを実行することにより実現することも可能である。このため、本発明では、アプリケーション紹介方法を実行するためのコンピュータ可読なプログラムを提供することもできる。なお、このプログラムは、ダウンロードにより、または、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】アプリケーション紹介システムの一構成例を示した図。
【図2】アプリケーション紹介システムが備えるモバイル端末の機能ブロック図。
【図3】モバイル端末がダウンロードしたアプリケーションの構成例を示した図。
【図4】モバイル端末に表示される紹介コンテンツの第1実施形態を示した図。
【図5】モバイル端末に表示される紹介コンテンツの第2実施形態を示した図。
【図6】モバイル端末に表示される紹介コンテンツの第3実施形態を示した図。
【図7】モバイル端末に表示される紹介コンテンツの第4実施形態を示した図。
【図8】モバイル端末に表示される紹介コンテンツの第5実施形態を示した図。
【図9】アプリケーション紹介システムが備える管理サーバの機能ブロック図。
【図10】管理サーバが行う処理の流れを示したフローチャート図。
【図11】管理サーバと通信するPC上に表示される第1画面を例示した図。
【図12】PC上に表示される第2画面を例示した図。
【図13】PC上に表示される第3画面を例示した図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、アプリケーション紹介システムの一構成例を示した図である。このシステムは、無線通信を行うことが可能なモバイル端末10と、モバイル端末10と無線通信する基地局20と、基地局20が接続されるネットワーク30と、ネットワーク30に接続される管理サーバ40とPC50と販売サイトを提供する店舗サーバ60とを含んで構成されている。
【0027】
モバイル端末10は、無線通信可能なようにアンテナと、それを制御する電子回路と、電子回路へ電源を供給するためのバッテリとを含む。また、モバイル端末10は、画像や音楽等のマルチメディアデータを扱うために別途CPUを備え、そのデータを再生するためのプログラムを格納する記憶装置も備える。さらに、モバイル端末10は、画像等を表示するための表示装置と、ユーザからの入力を受け付ける入力ボタンといった入力装置とを備える。この表示装置と入力装置とを一体化させたタッチパネルを採用することもできる。
【0028】
モバイル端末10は、データを記憶するためのメモリカードスロットを備えることができ、そのスロットにメモリカードを装着して多くのデータやプログラムを格納することができる。
【0029】
モバイル端末10としては、携帯電話のほか、データカードを利用したノートPCやスマートフォンを挙げることができる。また、基地局20に代えてアクセスポイントを利用して無線LANにより無線通信を行うPDAやノートPC等も、モバイル端末10として利用することが可能である。
【0030】
基地局20は、モバイル端末10との通信を行うトランシーバといった送受信機と、鉄塔に取り付けられるアンテナとを備える。基地局20は、電話網と接続され、電話網を介して通話が可能とされる。この電話網は、ネットワーク30として利用することも可能で、HTTPやTCP/IPといったプロトコルを使用してデータ通信を行うことができる。
【0031】
管理サーバ40は、アプリケーションを紹介する内容の紹介コンテンツを記憶するための記憶装置、その紹介コンテンツを配信するとともに、紹介コンテンツのメンテナンス要求を受け付け、その紹介コンテンツに含まれるアプリケーションに関する情報を送信し、編集された情報を受け取り、その情報を基に紹介コンテンツを更新する処理を行うCPU、ネットワーク30に接続するためのネットワークI/F等を備える。
【0032】
管理サーバ40は、記憶装置としてHDD、必要に応じてメモリカードスロット、CDドライブ、DVDドライブ、FDドライブを備えることができる。また、管理サーバ40は、キーボードやマウス等の入力装置や、現在の処理状況等を表示するための表示装置を備えることもできる。
【0033】
PC50は、アプリケーションを開発し、提供する提供者が利用するコンピュータであり、上述した管理サーバ40と同様、記憶装置、CPU、ネットワークI/F、入力装置、表示装置を備える。このPC50は、管理サーバ40に対し、紹介コンテンツのメンテナンス要求を送信し、アプリケーションに関する情報を編集し、それを管理サーバ40へ送信する。
【0034】
店舗サーバ60は、管理サーバ40とは別の場所に設置され、様々なアプリケーションを格納し、それらを販売する販売サイトとして機能する。この店舗サーバ60は、アプリケーション購入画面もデータとして記憶しており、モバイル端末10においてアプリケーションが選択されると、そのアプリケーションの購入画面を表示させ、所定の事項の入力があった場合に、その入力内容を確認し、購入条件を満たす場合に、課金した上で、そのアプリケーションのダウンロードを許可する。
【0035】
この店舗サーバ60も、管理サーバ40と同様のハードウェア構成を採用することができるが、それに加えて、課金するための課金システムをさらに備える。課金システムの構成および課金方法は、これまでに知られたいかなる構成および方法でも採用することができる。
【0036】
図2を参照して、図1に示すモバイル端末10の構成をより詳細に説明する。モバイル端末10は、管理サーバ40や店舗サーバ60と通信する通信部11と、通信部11により取得した販売アプリケーション一覧や紹介コンテンツ等を表示する表示部12と、ユーザから1つのアプリケーションの選択を受け付ける入力受付部13と、選択したアプリケーションを、通信部11を介してダウンロードし、記憶部14に記憶させる処理部15とを備える構成とされている。
【0037】
入力受付部13は、ユーザによる電源ON、アプリケーションの選択や実行等を受け付ける。例えば、入力受付部13が、購入したアプリケーションの実行を受け付けると、処理部15は、そのアプリケーションを記憶部14から読み出し、その実行を開始する。ここで、アプリケーションの構成を、図3を参照して説明する。
【0038】
図3に示すアプリケーション70は、モバイル端末10が備えるCPUにより実行させ、所定の機能を実現するためのプログラムコードを含む。このプログラムコードは、このアプリケーション70が、例えば、ビンゴゲームであれば、そのビンゴゲームを実現するためのCPUにより読み取り可能なコードとされる。
【0039】
このアプリケーション70は、一連の機能をひとまとまりになる複数の機能に分割し、それら複数の機能を複数のモジュールとして構成することができる。このモジュール群の中に、紹介コンテンツをダウンロード表示させるためのダウンロードモジュール71を含めることができる。アプリケーション70は、このダウンロードモジュール71を含むため、アプリケーション70の実行中、図2に示す通信部11を介して管理サーバ40へアクセスし、管理サーバ40からその紹介コンテンツをダウンロードすることができる。したがって、このダウンロードモジュール71をCPUが実行することでダウンロード部として機能させることができる。このダウンロード部は、モバイル端末10に設定されている言語を解釈し、その言語に対応した紹介コンテンツをダウンロードすることができるように構成されている。なお、このダウンロード部は、アプリケーション70を実行する処理部15に含まれるものである。
【0040】
ダウンロードモジュール71は、アプリケーションを開発し、提供する提供者を識別するための提供者名等の識別情報と、管理サーバ40を識別するための装置識別情報とを含み、ダウンロード部は、装置識別情報を使用して、管理サーバ40にアクセスし、提供者名等の識別情報を使用して、その識別情報に対応する紹介コンテンツをダウンロードする。
【0041】
装置識別情報は、管理サーバ40を識別することができればいかなる情報であってもよいが、MACアドレス、IPアドレス等とすることができる。なお、紹介コンテンツの詳細については後述する。
【0042】
アプリケーション70は、ダウンロードモジュール71のほか、紹介コンテンツ72を含むこともできる。この紹介コンテンツ72は、通信部11と管理サーバ40との間の通信が不能である場合に表示させることができる。このため、アプリケーション70は、通信が可能であるか否かを判断する判断モジュール73をさらに含むことができる。
【0043】
判断モジュール73が通信不能と判断した場合、紹介コンテンツの表示をなくすのではなく、紹介コンテンツ72を表示させることができる。このように通信不能である場合であっても、紹介コンテンツ72を表示させることができるので、ユーザに他のアプリケーションの存在を認識させることができ、当該他のアプリケーションの売り上げ向上につなげることができる。
【0044】
ダウンロード部は、紹介コンテンツをダウンロードすると、それを表示部12に表示させ、ユーザに提示する。ダウンロード部は、ダウンロードした紹介コンテンツを記憶部14に記憶させることもできる。このようにダウンロード部が紹介コンテンツを記憶させることで、通信が不能となった場合に、その記憶された紹介コンテンツを表示させることが可能となる。ここで、アプリケーション70に予め紹介コンテンツ72を含む場合、その紹介コンテンツ72と記憶部14に記憶された紹介コンテンツのいずれを表示させるかであるが、基本的に記憶部14に記憶された紹介コンテンツが最新の紹介コンテンツを表すものであるため、記憶部14に記憶された紹介コンテンツを選択して表示させることができる。この選択は、設定により行うことができ、デフォルトで設定において、記憶部14に記憶された紹介コンテンツを選択するようにすることができる。
【0045】
なお、ダウンロード部は、管理サーバ40に格納されている紹介コンテンツと、記憶部14に記憶されている紹介コンテンツのバージョンを比較し、一致する場合は、ダウンロードを行わず、ネットワーク通信を切断して、記憶部14に記憶された紹介コンテンツを表示部12に表示させることができる。この場合、処理部15は、図2に示すように、通信部11をインタフェースとし、通信部11を介して表示部12に表示させることもできるし、直接、表示部12に指示し、表示させることも可能である。一方、一致しない場合は、ダウンロードを行い、記憶部14に記憶させ、バーションを更新して、表示部12に表示させることができる。
【0046】
また、ダウンロード部は、ダウンロードした紹介コンテンツが、セキュリティのために、暗号化および圧縮される場合、復号およびデコードを行うことができる。
【0047】
表示部12に表示された紹介コンテンツをユーザが見て、紹介コンテンツに含まれるアプリケーションに気に入ったものがあり、それを選択すると、入力受付部13がその選択を受け付け、処理部15がそのアプリケーションの購入画面へのリンクを行い、表示部12にその購入画面を表示させる。
【0048】
購入画面は、ユーザの氏名、電話番号、クレジット番号等を入力可能にされていて、そういった情報を入力し、店舗サーバ60へ送信することで、そのアプリケーションをダウンロードすることができる。また、その入力は、セキュリティ上の問題から、IDおよびパスワードとすることができる。このとき、表示部12が購入画面を表示し、入力受付部13が入力を受け付け、処理部15がその情報を、通信部11を介して送信し、通信部11を介してダウンロードする。処理部15は、ダウンロードしたアプリケーションを記憶部14に記憶させる。
【0049】
ダウンロード部は、ダウンロードした紹介コンテンツを表示部12へ送り、表示部12に表示させるが、その表示例を図4〜図8に示す。
【0050】
図4は、第1の表示形式で表示しているところを示した図である。この表示形式では、正面に向けて中央に大きく表示されるアイコンと、そのアイコンの両隣に、奥行き方向に傾斜して配列する複数のアイコンとから構成され、中央に大きく表示されるアイコンの下に現在選択されている商品名、すなわちアプリケーション名が表示される。
【0051】
図4では、紹介コンテンツが下側半分に表示され、その上側には詳細情報を表示することができるようになっている。この詳細情報の欄には、画像や文字等の任意の情報を表示することができ、画像が複数ある場合はボタンにより切り替えることができるようにされていてもよい。例えば、ゲームの実行中であれば、そのゲームをこの欄に表示しつつ、その下に紹介コンテンツを表示することができる。ここでは、紹介コンテンツが、複数のアイコンと、選択されているアプリケーションのアプリケーション名とから構成されている。
【0052】
図4に示す画面において、「戻る」ボタンは、前の画面に戻るボタンである。また、「販売サイト」ボタンは、その販売サイトのページへ移動するためのボタンである。「動画サンプル」ボタンは、動画サンプルを表示するボタンである。例えば、Youtube(登録商標)等を再生して表示することができる。「関連Web」は、関連するウェブサイトへ移動するためのボタンであり、関連するウェブサイトは、当該商品の説明ウェブサイトである。このようにすることで、一画面で大量の情報を提供することができる。
【0053】
上記の動画サンプルの表示は、ストリーミング再生であり、ストリーミング再生はオンラインであることが前提である。これでは、オフライン時に、動画サンプルを表示することができない。そこで、オフライン時でも表示可能なように、適当なときに、動画データをバックグラウンドでダウンロードして記憶しておくことができる。なお、動画データはデータ容量が大きいことから、1つの動画を複数のファイルに分割し、それを分割ダウンロードすることにより、まとまった時間、アプリケーションを起動し続けなくても、そのアプリケーションの短時間の起動を複数回行う場合、その起動している間にバックグラウンドでそのつど未取得データを取りに行く(レジュームする)ことで、容量の大きなファイルもダウンロード可能となる。
【0054】
図5は、第2の表示形式で表示しているところを示した図である。これは、3D Carouselインタフェースを利用することにより実現することができる。この表示形式では、奥行き方向に円を描くように配列する複数のアイコンから構成され、正面に向けて中央に大きく表示されるアイコンの下に現在選択されている商品名、すなわちアプリケーション名が表示される。この方式も、一画面に複数の商品の広告を表示することができる。
【0055】
この図5でも、紹介コンテンツが下側半分に表示され、その上側には詳細情報を表示することができるようになっている。この詳細情報の欄には、画像や文字等の任意の情報を表示することができ、画像が複数ある場合はボタンにより切り替えることができるようにされていてもよい。ここでも、紹介コンテンツが、複数のアイコンと、選択されているアプリケーションのアプリケーション名とから構成されている。
【0056】
図5に示す画面でも「戻る」ボタンは、前の画面に戻るボタンであり、「販売サイト」ボタンは、その販売サイトのページへ移動するためのボタンである。「動画サンプル」ボタンは、動画サンプルを表示するボタンである。「関連Web」は、関連するウェブサイトへ移動するためのボタンである。
【0057】
図4および図5に示す方式では、複数の商品を一画面に表示することが可能であるが、図6に示すように一部のアイコンを拡大して表示することも可能である。図6は、第3の表示形式で表示しているところを示した図である。これは、左右スクロールインタフェースを利用することにより実現することができる。この表示形式では、複数のアイコンが等間隔で左右に配列し、中央に配置されたアイコンの下に現在選択されている商品名、すなわちアプリケーション名が表示される。この方式も、一画面に複数の商品の広告を表示することができるが、その数は一部である。
【0058】
この図6でも、紹介コンテンツが下側半分に表示され、その上側には詳細情報を表示することができるようになっている。この詳細情報の欄には、画像や文字等の任意の情報を表示することができ、画像が複数ある場合はボタンにより切り替えることができるようにされていてもよい。ここでも、紹介コンテンツが、複数のアイコンと、選択されているアプリケーションのアプリケーション名とから構成されている。
【0059】
図6に示す画面でも「戻る」ボタンは、前の画面に戻るボタンであり、「販売サイト」ボタンは、その販売サイトのページへ移動するためのボタンである。「動画サンプル」ボタンは、動画サンプルを表示するボタンである。「関連Web」は、関連するウェブサイトへ移動するためのボタンである。
【0060】
図7は、一画面全体に広告に使用し、画像や文字等の詳細情報を自由に指定することができるようにした表示形式で表示しているところを示した図である。情報表示エリアが最大であり、特定の製品について詳細な情報を提供することができる表示方法である。
【0061】
例えば、複数のアプリケーションのアイコンをアプリケーション名とともに上下左右に等間隔で配置して表示することができる。現在選択されているアプリケーションは、アイコンの外枠を太くしたり、色を変えるなどして区別することができる。なお、アプリケーションの表示は、ここで説明した例に限定されるものではない。
【0062】
この図7に示す画面にも「戻る」ボタンがあり、このボタンは、前の画面に戻るボタンであり、「販売サイト」ボタンは、その販売サイトのページへ移動するためのボタンであり、「動画サンプル」ボタンは、動画サンプルを表示するボタンである。「関連Web」は、関連するウェブサイトへ移動するためのボタンである。
【0063】
図8は、任意の画面の上側もしくは下側またはその両方にバナー広告を貼るバナー方式と呼ばれる表示形式で表示しているところを示した図である。この方式では、画面が表示された後にバナー広告が上下からスライドするアニメーション効果や、フェードイン・フェードアウト効果を指定することができる。
【0064】
また、この方式では、ユーザがタッチする等の操作を行わなくても、広告を表示させることができ、その表示されたバナー広告をタッチする等して操作すると、販売サイトへ移動することができる。
【0065】
この方式の場合、広告を表示するアプリケーションの一部がその広告で隠れるため、アプリケーションの開発者は、その隠れるスペースを考慮した設計が必要となる。
【0066】
これまでモバイル端末10について詳細に説明してきたが、次に、管理サーバ40について詳細に説明する。図9は、管理サーバ40の機能ブロック図である。管理サーバ40は、アプリケーションを紹介する内容の紹介コンテンツを、そのアプリケーションの提供者を識別する提供者識別情報とともに格納するコンテンツ記憶部41と、その提供者識別情報を含む紹介コンテンツの編集要求を受信したことに応答して、提供者識別情報を使用して提供者の認証を行う認証部42と、認証部42で認証された場合に、コンテンツ記憶部41から提供者識別情報に対応する紹介コンテンツを読み出し、紹介コンテンツに含まれるアプリケーションに関する情報を、編集要求を送信したPC50に対して送信する情報送信部43と、PC50から編集された情報を受信し、その編集された情報に基づきコンテンツ記憶部41に格納されている紹介コンテンツを更新するコンテンツ更新部44とを備える。
【0067】
また、管理サーバ40は、紹介コンテンツをダウンロードした回数をカウントするとともに、ダウンロードされた紹介コンテンツに含まれるアプリケーションへアクセスした回数をカウントして記録する回数記録部45を備えることができる。紹介コンテンツをダウンロードした回数から、そのアプリケーションの利用回数という利用動向を把握することができ、アプリケーションへアクセスした回数から、購入情報を得ることができる。なお、コンテンツ更新部44は、この回数も受信し、回数記録部45に記録されている回数を更新する。
【0068】
ここで、提供者識別情報は、提供者を認証するために必要とされる認証情報としてログインID、パスワードとすることができる。認証部42において行われる認証処理は、認証部42に登録されているログインID、パスワードと、PC50において入力されたログインID、パスワードが一致するか否かにより行う。一致していれば認証され、認証成功となり、一致していなければ認証失敗となる。
【0069】
アプリケーションに関する情報は、アプリケーション名、アイコン、そのアプリケーションの価格、紹介コンテンツに登録した登録日、アプリケーションの順序等とすることができる。編集は、提供者がPC50の入力装置を使用して行うことができ、これらの情報を変更したり、新しいアプリケーションを追加したり、登録されているアプリケーションを削除したりすることにより行うことができる。
【0070】
管理サーバ40は、さらに、モバイル端末10からのダウンロード要求を受け取り、その要求に含まれる上述した提供者等の識別情報を使用して、コンテンツ記憶部41内に格納されているその識別情報に対応する紹介コンテンツを検索し、その紹介コンテンツを配信するコンテンツ配信処理部46を備えている。このコンテンツ配信処理部46は、セキュリティのために、その紹介コンテンツを、これまでに知られた暗号化方法および圧縮方法を使用して、暗号化し、圧縮して配信することができる。
【0071】
また、管理サーバ40は、アプリケーション毎にどのアプリケーションをPRするかの設定を受け付け、その設定に応じた紹介コンテンツを配信することもできる。この場合、管理サーバ40は、ユーザ属性や購入アプリケーションの種類等を、ダウンロード要求から取得して解析し、ユーザに合ったアプリケーションの表示順の優先度を変更したり、表示するアプリケーションと表示しないアプリケーションを自動的に選別して配信することも可能である。
【0072】
上述したモバイル端末10と管理サーバ40とを含むアプリケーション紹介システムにおける処理を、図10を参照して詳細に説明する。まず、ステップ1000から処理を開始し、ステップ1005において、PC50から紹介コンテンツの編集要求を受け付ける。そして、ステップ1010において、ログイン画面を表示させ、ログインIDおよびパスワードの入力を促し、ステップ1015で、その入力を受け付けて認証を行う。
【0073】
ステップ1015において認証失敗の場合、ステップ1005へ戻り、次の編集要求を受け付ける。一方、認証が成功した場合、ステップ1020へ進み、その認証時に使用したログインID、パスワードから提供者を識別し、提供者に対応する紹介コンテンツをコンテンツ記憶部41から読み出し、その紹介コンテンツに含まれるアプリケーションに関する情報をPC50へ送信する。なお、この情報から管理画面を構成し、その管理画面をデータとして送信することも可能である。
【0074】
ステップ1025において、PC50から編集された情報を受け取り、その編集された情報を基に、コンテンツ記憶部41に記憶されている紹介コンテンツを更新する。この処理では、変更された箇所のみを修正し、追加されたアプリケーションがあればその情報が追加される。
【0075】
ステップ1030において、モバイル端末10でアプリケーションが実行されると、初めに、管理サーバ40との間の通信が可能であるかを判断する。基地局20が遠く、電波が届かない場所では通信不能と判断され、ステップ1040へ進む。一方、通信が可能と判断された場合は、ステップ1035へ進み、そのアプリケーションに含まれるダウンロードモジュールにより、同一提供者の紹介コンテンツをダウンロードし、モバイル端末10の表示部12上にそれを表示させ、ステップ1055でこの処理を終了する。その後、ユーザは、それを見て、アプリケーションを購入する場合は、そのアプリケーションを選択し、購入画面を表示させ、必要な事項を入力することにより購入することができる。
【0076】
ステップ1040では、モバイル端末10の記憶部14に紹介コンテンツが記憶されているかが判断される。記憶されている場合、ステップ1045へ進み、その記憶されている紹介コンテンツを読み出し、表示部12に表示させる。一方、記憶されていない場合、ステップ1050へ進み、アプリケーションに予め含まれている紹介コンテンツを表示部12に表示させる。ステップ1045および1050で表示させたところで、ステップ1055へ進み、この処理を終了する。
【0077】
図11は、編集画面を要求する際にPCの表示装置上に最初に表示される画面を例示した図である。図11に示す画面は、ログイン画面とされ、紹介コンテンツを編集することができる者であるかどうかを判断するために入力させる画面である。このログイン画面では、ログインIDとパスワードを入力させるようになっている。ログインIDとパスワードは、いかなる桁の文字、数字、記号からなる構成であってもよく、セキュリティの問題上、これらの文字、数字、記号の組む合わせであることが好ましい。
【0078】
紹介コンテンツに含まれるアプリケーションを開発し、提供する提供者がログインIDとパスワードを入力し、マウスボタンを使用してログインボタンを押下すると、認証され、図12に示す編集画面を表示することができる。それ以外の者が誤ったログインIDやパスワードを入力した場合は、図12に示す編集画面へ移動することはできず、例えば、警告表示を行った後、図11に示すログイン画面のままの状態とされる。図12に示す画面は、PR管理画面のPRレポートというタブが選択された場合に表示される画面である。PRレポートは、あるPR対象期間に、どのようなアプリケーションに関するPRを掲示したかのレポートである。
【0079】
このPRレポートでは、対象期間を変更し、再表示ボタンを押下すれば、その期間のレポートを見ることができる。図12では、「2009年7月1日」から「7月31日」までに、「サウンズ80」、「ビンゴゲーム」、「バッテリ管理」、「カラーセレクト」というアプリケーション名のアプリケーションがPR媒体として紹介され、それらはいずれも無料とされ、アクセス数がそれぞれ「1500」、「450」、「800」、「300」とされ、ダウンロード数がそれぞれ「50」、「3」、「70」、「2」で、現在のステータスが「データ受信中」であることを示している。
【0080】
このレポート結果を集計することにより、どれだけの人がアクセスし、販売数がどの程度であるかという統計を容易に入手することができる。
【0081】
図13は、図12に示すPRレポートタブの向かって右側に位置するPRセットタブを選択した場合に表示される画面を例示した図である。この画面は、実際に紹介コンテンツを編集するための画面であり、アプリケーションの追加、削除、編集を行うことができるようになっている。
【0082】
アプリケーションは、アイコンとして表示され、そのアイコンの隣に「アプリケーション名」が表示されている。アプリケーションには、アプリケーション識別情報「ID」が割り当てられ、「価格」、「登録日」、「順序」が関連付けられている。登録日は、新規アプリ登録ボタンを押下し、登録した日であり、順序は、表示させる順番を示すもので、「削除」を押下すると、このアプリケーションに関するPRを削除することができるようにされている。
【0083】
モバイル端末10と管理サーバ40とを含むアプリケーション紹介システムは、モバイル端末10と管理サーバ40との間で通信を行い、紹介コンテンツをダウンロードすることで、編集後の最新の紹介コンテンツを表示し、ユーザに他のアプリケーションを紹介することができ、これにより、当該他のアプリケーションの売り上げ向上につなげることができる。
【0084】
これまで本発明を上述した実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。したがって、本発明は、アプリケーション紹介システムやその紹介方法のほか、その方法を実現するためのコンピュータ可読なプログラムとして提供することが可能である。プログラムは、ダウンロードのほか、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDカード、フラッシュメモリ等の記録媒体に記録して提供することもできるものである。
【符号の説明】
【0085】
10…モバイル端末、11…通信部、12…表示部、13…入力受付部、14…記憶部、15…処理部、20…基地局、30…ネットワーク、40…管理サーバ、41…コンテンツ記憶部、42…認証部、43…情報送信部、44…コンテンツ更新部、45…回数記録部、46…コンテンツ配信処理部、50…PC、60…店舗サーバ、70…アプリケーション、71…ダウンロードモジュール、72…紹介コンテンツ、73…判断モジュール



【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションを紹介するアプリケーション紹介システムであって、
前記アプリケーションを紹介する内容の紹介コンテンツを、当該アプリケーションの提供者を識別する提供者識別情報とともに格納するコンテンツ記憶部と、
前記提供者識別情報を含む前記紹介コンテンツの編集要求を受信したことに応答して、前記提供者識別情報を使用して提供者の認証を行う認証部と、
前記認証部で認証された場合に、前記コンテンツ記憶部から前記提供者識別情報に対応する前記紹介コンテンツを読み出し、前記紹介コンテンツに含まれるアプリケーションに関する情報を、前記編集要求を送信した機器に対して送信する情報送信部と、
前記機器から編集された前記情報を受信し、前記編集された情報に基づき前記コンテンツ記憶部に格納されている前記紹介コンテンツを更新するコンテンツ更新部と、
販売済みの他のアプリケーションの実行により前記紹介コンテンツをダウンロードして表示させるダウンロード部とを含む、アプリケーション紹介システム。
【請求項2】
前記ダウンロード部は、設定されている言語を解釈し、前記言語に対応した前記紹介コンテンツをダウンロードする、請求項1に記載のアプリケーション紹介システム。
【請求項3】
前記ダウンロード部により前記紹介コンテンツをダウンロードした回数をカウントするとともに、ダウンロードされた前記紹介コンテンツに含まれる前記アプリケーションへアクセスした回数をカウントして記録する回数記録部を含む、請求項1または2に記載のアプリケーション紹介システム。
【請求項4】
通信状況に応じて前記ダウンロード部が前記紹介コンテンツをダウンロード可能であるか否かを判断する判断部を含み、
前記アプリケーション紹介システムは、前記判断部によりダウンロード不能と判断された場合、前回ダウンロードした紹介コンテンツまたは前記他のアプリケーションに含まれる紹介コンテンツを表示させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアプリケーション紹介システム。
【請求項5】
前記アプリケーション紹介システムは、前記コンテンツ記憶部と前記認証部と前記情報送信部と前記コンテンツ更新部とを含むサーバ装置と、前記ダウンロード部を含むモバイル端末とを含んで構成され、前記サーバ装置と前記モバイル端末とが無線通信により接続される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアプリケーション紹介システム。
【請求項6】
アプリケーションを紹介するアプリケーション紹介システムにより実行される方法であって、前記システムは、前記アプリケーションを紹介する内容の紹介コンテンツを、当該アプリケーションの提供者を識別する提供者識別情報とともに格納するコンテンツ記憶部を含み、
前記提供者識別情報を含む前記紹介コンテンツの編集要求を受信したことに応答して、前記提供者識別情報を使用して提供者の認証を行うステップと、
認証された場合に、前記コンテンツ記憶部から前記提供者識別情報に対応する前記紹介コンテンツを読み出し、前記紹介コンテンツに含まれるアプリケーションに関する情報を、前記編集要求を送信した機器に対して送信するステップと、
前記機器から編集された前記情報を受信し、前記編集された情報に基づき前記コンテンツ記憶部に格納されている前記紹介コンテンツを更新するステップと、
販売済みの他のアプリケーションの実行により前記紹介コンテンツをダウンロードして表示させるステップとを含む、アプリケーション紹介方法。
【請求項7】
前記表示させるステップでは、設定されている言語を解釈し、前記言語に対応した前記紹介コンテンツをダウンロードする、請求項6に記載のアプリケーション紹介方法。
【請求項8】
通信状況に応じて前記紹介コンテンツをダウンロード可能であるか否かを判断するステップと、ダウンロード不能と判断された場合、前回ダウンロードした紹介コンテンツまたは前記他のアプリケーションに含まれる紹介コンテンツを表示させるステップとを含む、請求項6または7に記載のアプリケーション紹介方法。
【請求項9】
請求項6〜8のいずれか1項に記載のアプリケーション紹介方法を実行するためのコンピュータ可読なプログラム。


















【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−60161(P2011−60161A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−211321(P2009−211321)
【出願日】平成21年9月14日(2009.9.14)
【出願人】(304012596)株式会社CRI・ミドルウェア (8)
【Fターム(参考)】