説明

アミド誘導体からなる医薬

【課題】レニン阻害剤として有用なアミド誘導体からなる医薬を提供する。
【解決手段】式(I)の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。[式中、R1aは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基等であり;R1bは、置換されたC1−6アルコキシ基等であり;R1cは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルコキシ基等であり;Rは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基等であり;R3a、R3b、R3cおよびR3dは、各々独立して、同一または異なって、基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R)CO−等であり、Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基等)等であり;Rは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基等であり;sは、0等であり;nは、1等である。]


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【化1】

[式中、R1aは、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、C1−6アルキルチオ基、C1−6アルキルスルホニル基、ハロゲン原子、C1−4アルコキシまたはC3−6シクロアルキルで置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいアミノ基、アミノカルボニル基、C1−4アルコキシカルボニル基、C1−4アルキルカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC6−10アリールオキシ基、または置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基であり;
1bは、モノ−C1−6アルコキシカルボニルアミノで置換されたC1−6アルキル基、置換されてもよいC1−6アルキルスルフィニル基、置換されてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されたC1−6アルコキシ基、置換されてもよいアミノ基、置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、または置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基であり(ここにおいて、置換されたC1−6アルコキシ基は、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、カルボキシ、モノ−C1−6アルキルカルボニルアミノおよびモノ−C1−6アルコキシカルボニルアミノからなる群から選択される1個の基で置換される。)、
1cは、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へテロ環基、置換されてもよいC1−6アルキルチオ基、置換されてもよいC1−6アルキルスルフィニル基、置換されてもよいC1−6アルキルスルホニル基、置換されてもよいC6−10アリールチオ基、置換されてもよいC6−10アリールスルフィニル基、置換されてもよいC6−10アリールスルホニル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルキルオキシ基、置換されてもよいC6−10アリールオキシ基、置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基、置換されてもよいアミノ基、置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキルオキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキルカルボニル基、置換されてもよいC7−11アリールカルボニル基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリールカルボニル基であるか、あるいはR1aは水素原子であり;R1bおよびR1cが一緒になって、ヘテロ原子を少なくとも1個以上含んでベンゼン環と縮合環を形成し;
は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基であり(R1aが、ハロゲン原子で置換されたC1−6アルコキシ基の場合には、Rは水素原子ではない。);
3a、R3b、R3c、およびR3dは、各々独立して、同一または異なって、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、または基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R)−、−(CHSO−、−(CHCO−、−(CHCOO−、−(CHN(R)CO−、−(CHN(R)SO−、−(CHN(R)COO−、−(CHOCON(R)−、−(CHO−CO−、−(CHCON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−、または−(CHSON(R)−であり、
Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または置換されてもよい飽和へテロ環基である(但し、Aが−(CHN(R)−、−(CHOCON(R)−、−(CHCON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−、および−(CHSON(R)−の場合には、RとBが一緒になって結合して環を形成してもよい。)。)であるか、あるいはR3a、R3b、R3cおよびR3dのいずれか2つが水素原子であり、残りの2つが一緒になってヘテロ環と架橋環を形成し;
は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基であり;
sは、0、1または2(但し、Aが−(CHN(R)−の場合には、sは0または2であり、Aが−(CHCON(R)−の場合には、sは1または2である。)であり;
nは、0、1、または2である。]
【請求項2】
1aが、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、C3−6シクロアルキル基、C1−6アルキル基、またはC3−6シクロアルコキシ基であり;
1bは、モノ−C1−6アルコキシカルボニルアミノで置換されたC1−6アルキル基、置換されたC1−6アルコキシ基、または置換されてもよいアミノ基であり(ここにおいて、置換されたC1−6アルコキシ基は、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、カルボキシ、モノ−C1−6アルキルカルボニルアミノおよびモノ−C1−6アルコキシカルボニルアミノからなる群から選択される1個の基で置換される。)、
1cが、水素原子;ハロゲン原子;1〜3個のハロゲン原子、またはC3−6シクロアルキル、モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されたアミノカルボニル、5員もしくは6員の飽和へテロ環基、およびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から選択される1個の基で置換されてもよいC1−6アルコキシ基;C3−6シクロアルキルオキシ基;または5員もしくは6員の飽和へテロ環基であるか、あるいはR1aは水素原子であり;R1bおよびR1cが一緒になって、ヘテロ原子を少なくとも1個以上含んでベンゼン環と縮合環を形成する請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩からなる医薬。
【請求項3】
1aが、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ハロゲン原子で置換されてもよいC1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C3−6シクロアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC1−6アルコキシ基、またはC3−6シクロアルコキシ基である請求項1に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項4】
1aが、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基、またはC3−6シクロアルコキシ基である請求項3に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項5】
1bが、C1−4アルコキシ、カルボキシ、モノ−C1−6アルキルカルボニルアミノおよびモノ−C1−6アルコキシカルボニルアミノからなる群から選択される1個の基で置換されたC1−6アルコキシ基である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項6】
1bが、3−メトキシプロピルオキシ基である請求項5に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項7】
1cが、C1−6アルコキシ基である請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項8】
1aが水素原子であり;R1bおよびR1cが一緒になって、ヘテロ原子を少なくとも1個以上含んでベンゼン環と縮合環を形成した請求項1に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項9】
縮合環が、5員または6員の飽和環とベンゼン環との縮合環である請求項8に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項10】
縮合環が、下記式で表される部分構造を有する環との縮合環である請求項9に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【化2】

[式中、(i)Gは、−N(R1d)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−C(R1e)(R1f)−であり、およびGは、−CH−、酸素原子、硫黄原子、または存在しない原子であるか、
(ii)Gは、−N(R1d)−であり、Gは、−CO−であり、Gは、−N(R1d)−であり、およびGは、存在しない原子であるか(GおよびGにおけるR1dは、各々独立する。)、
(iii)Gは、酸素原子であり、Gは、−CH−であり、Gは、酸素原子であり、およびGは、存在しない原子であるか、または
(iv)Gは、酸素原子であり、Gは、−CH−であり、Gは、−CH−であり、およびGは、酸素原子であり;
1dは、水素原子、C6−10アリール基、またはヒドロキシ、C3−6シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−6シクロアルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびモノ−C1−6アルコキシカルボニルアミノからなる群から選択される1個の基で置換されてもよいC1−6アルキル基であり;
1eおよびR1fは、各々独立して、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシ基、シアノ基、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−6シクロアルキル基、置換されてもよいC1−6アルコキシ基、置換されてもよいC3−6シクロアルコキシ基、置換されてもよいアミノ基、置換されてもよいアミノカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルコキシカルボニル基、置換されてもよいC1−4アルキルカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリールカルボニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基、置換されてもよいC6−10アリールオキシ基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリールオキシ基、または置換されてもよいC7−14アラルキルオキシ基である。尚、該構造式において破線で表される環はベンゼン環を意味する。]
【請求項11】
1eおよびR1fが、各々独立して、同一または異なって、水素原子;ハロゲン原子;水酸基;シアノ基;C3−6シクロアルキル基;C1−4アルコキシ、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキルオキシ、C7−11アラルキルオキシ、またはモノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニルで置換されてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール基;ハロゲン原子で置換されてもよいC7−14アラルキル基;置換されてもよいアミノカルボニル基;またはC1−4アルキル基で置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基である請求項10に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項12】
が、C3−6シクロアルキルで置換されてもよいC1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール基、またはハロゲン原子で置換されてもよいC7−14アラルキル基である請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項13】
が、C1−6アルキル基、またはC3−6シクロアルキル基である請求項12に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項14】
が、イソプロピル基である請求項13に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項15】
3a、R3b、R3c、およびR3dが、各々独立して、基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R)−、−(CHSO−、−(CHCO−、−(CHCOO−、−(CHN(R)CO−、−(CHN(R)SO−、−(CHN(R)COO−、−(CHOCON(R)−、−(CHO−CO−、−(CHCON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−、または−(CHSON(R)−であり、
Bは、水素原子;置換されてもよいC1−6アルキル基;C2−6アルケニル基;C3−10シクロアルキル基;ハロゲン原子、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノ、カルボキシ、カルボキシで置換されてもよいC1−4アルキル、またはフッ素原子、ヒドロキシ、もしくはカルボキシで置換されてもよいC1−4アルコキシで置換されてもよいCアリール、Cアリールオキシ、C1−4アルコキシで置換されてもよいC7−10アラルキルオキシ、モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニル、およびC1−4アルキルスルホニルアミノからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよいC6−10アリール基;ハロゲン原子、シアノ、ハロゲン原子で置換されてもよいC1−4アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子で置換されてもよいC1−4アルコキシ、カルボキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−4アルコキシで置換されてもよいCアリール、Cアリールオキシ、C7−10アラルキルオキシ、モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニル、C1−4アルキルスルホニルアミノ、およびC1−4アルキルスルホニルからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよいC7−14アラルキル基;ハロゲン原子、またはCアリールで置換されてもよい5員もしくは6員の単環式ヘテロアリール基;C1−4アルキルで置換されてもよい5員もしくは6員の単環式ヘテロアリールC1−4アルキル基;または5員もしくは6員の飽和へテロ環基である(但し、Aが−(CHN(R)−、−(CHOCON(R)−、−(CHCON(R)−、−(CHN(R)CON(R)−、および−(CHSON(R)−の場合には、RとBが一緒になって結合して環を形成してもよい。)。)である請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項16】
が、水素原子、C1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基、C6−10アリール基、C7−14アラルキル基、または5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基である請求項15に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項17】
3a、R3b、R3cおよびR3dが、
【化3】

で表される置換位置でピペリジン環に結合する請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の化合物、または薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項18】
3a、R3bおよびR3cが、基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは、水素原子である。)であり;
3dが、基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHO−、−(CHN(R)−、−(CHCOO−、−(CHN(R)CO−、−(CHN(R)SO−、−(CHN(R)COO−、−(CHOCON(R)−、または−(CHCON(R)−であり、Bは、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員もしくは6員の単環式もしくは多環式へテロアリールC1−4アルキル基、または置換されてもよい5員もしくは6員の飽和へテロ環基である。)である請求項17に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項19】
Aが、−(CHN(R)CO−である請求項18に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項20】
3dにおいて、Aが、−(CHN(R)CO−、−(CHN(R)SO−、または−(CHN(R)COO−であり;
Bが、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリールC1−4アルキル基であり;
が、C3−6シクロアルキル基である請求項18に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項21】
Bが、C3−6シクロアルキル、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、カルボキシ、C1−4アルコキシカルボニル、ジ−(C1−6アルキル)アミノ、およびモノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニルからなる群から選択される1個の基で置換されてもよいC1−6アルキル基;C2−6アルケニル基;ハロゲン原子、Cアリール、およびCアリールオキシからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよいC6−10アリール基;ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよいC1−4アルキル、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、カルボキシ、C1−4アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、およびC1−4アルキルスルホニルアミノからなる群から選択される同種または異種の1〜3個の基で置換されてもよいC7−14アラルキル基;または5員もしくは6員の単環式もしくは多環式へテロアリールC1−4アルキル基である請求項18〜請求項20のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項22】
sが2である請求項18〜請求項21のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項23】
がC3−6シクロアルキル基である請求項18〜請求項22のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項24】
3a、R3b、R3cおよびR3dが、各々独立して、基:−A−B(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは、水素原子である。)である請求項1〜請求項17に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項25】
nが1である請求項項1〜請求項17のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項26】
下記式(III)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【化4】

[式中、R13aは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ハロゲン原子で置換されてもよいC1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基、またはC3−6シクロアルコキシ基であり;
13bは、C1−4アルコキシ、カルボキシ、モノ−C1−6アルキルカルボニルアミノおよびモノ−C1−6アルコキシカルボニルアミノからなる群から選択された1個の基で置換されたC1−6アルコキシ基であり、
13cは、C1−6アルコキシ基であるか、あるいはR13aは水素原子であり;R13bおよびR13cが一緒になって、ヘテロ原子を少なくとも1個以上含んでベンゼン環と縮合環を形成し;
33dは、基:−A−Bである(ここにおいて、Aは、−(CHs3N(R43)−、−(CHs3N(R43)CO−、−(CHs3N(R43)SO−、−(CHs3N(R43)COO−、−(CHs3OCON(R43)−、−(CHs3CON(R43)−、−(CHs3N(R43)CON(H)−、または−(CHs3SON(R43)−であり、
は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または置換されてもよい飽和へテロ環基である(但し、Aが−(CHs3N(R43)−、−(CHs3OCON(R43)−、−(CHs3CON(R43)−、および−(CHs3SON(R43)−の場合には、R43とBが一緒になって結合して環を形成してもよい。)。)であり;
43は、C3−6シクロアルキル基であり;
s3は、0、1または2である。]
【請求項27】
13aが、水素原子である請求項26に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項28】
13aが、ハロゲン原子である請求項26に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項29】
13aが、C1−6アルキル基である請求項26に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項30】
13aが、シアノ基である請求項26に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項31】
13bが、C1−4アルコキシで置換されたC1−6アルコキシ基である請求項26〜請求項30のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項32】
13bが、3−メトキシプロピルオキシ基である請求項31に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項33】
縮合環が、下記式で表される部分構造を有する縮合環である請求項26に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【化5】

[式中、G13は、−N(R13d)−であり、G23は、−CO−であり、G33は、−C(R13e)(R13f)−であり、およびG43は、酸素原子、または硫黄原子であり;
1dは、C1−6アルコキシ、またはモノ−C1−6アルコキシカルボニルアミノで置換されてもよいC1−6アルキル基であり;
1eおよびR1fは、各々独立して、同一または異なって、水素原子;ハロゲン原子;、水酸基;シアノ基;C3−6シクロアルキル基;C1−4アルコキシ、C3−6シクロアルキル、またはC7−11アラルキルオキシで置換されてもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子で置換されてもよいC6−10アリール基;ハロゲン原子で置換されてもよいC7−14アラルキル基;モノ−もしくはジ−(C1−6アルキル)で置換されてもよいアミノカルボニル基;またはC1−4アルキル基で置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式へテロアリール基である。尚、該構造式において破線で表される環はベンゼン環を意味する。]
【請求項34】
43が、酸素原子である請求項33に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項35】
43が、硫黄原子である請求項33に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項36】
13dが、4−メトキシブチル基である請求項33〜請求項35のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項37】
が、−(CHs3N(R43)CO−である請求項26〜請求項36のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項38】
S3が、2である請求項26〜請求項37のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【請求項39】
請求項1〜請求項38のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有するレニン阻害剤。
【請求項40】
請求項1〜請求項38のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有する高血圧症の治療剤。
【請求項41】
下記式(VII)で表される化合物、またはその薬学上許容される塩からなる医薬。
【化6】

[式中、R37a、R37b、R37cおよびR37dが、各々独立して、同一または異なって、ハロゲン原子、水酸基、ホルミル基、カルボキシ基、シアノ基、または基:−A−B
(ここにおいて、Aは、単結合、−(CHs7O−、−(CHs7N(R47)−、−(CHs7SO−、−(CHs7CO−、−(CHs7COO−、−(CHs7N(R47)CO−、−(CHs7N(R47)SO−、−(CHs7N(R47)COO−、−(CHs7OCON(R47)−、−(CHs7O−CO−、−(CHs7CON(R47)−、−(CHs7N(R47)CON(R47)−、または−(CHs7SON(R47)−であり、
は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC2−6アルケニル基、置換されてもよいC2−6アルキニル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC5−6シクロアルケニル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基、置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリールC1−4アルキル基、または置換されてもよい飽和へテロ環基である(Aが−(CHs7N(R47)−、−(CHs7OCON(R47)−、−(CHs7CON(R47)−、および−(CHs7SON(R47)−の場合には、R47とBが一緒になって結合して環を形成してもよい。)。)であり;
47は、水素原子、置換されてもよいC1−6アルキル基、置換されてもよいC3−10シクロアルキル基、置換されてもよいC6−10アリール基、置換されてもよいC7−14アラルキル基、または置換されてもよい5員〜10員の単環式もしくは多環式ヘテロアリール基であり;
s7は、0、1または2(−(CHs7N(R47)−の場合には、s7は0または2であり、−(CHs7CON(R47)−の場合には、s7は1または2である。)であり;
37eは、イソプロピル基、またはシクロプロピル基であり;
37fは、水素原子、C1−4アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、p−トルエンスルホニル基、またはニトロベンゼンスルホニル基である(但し、R37eが、シクロプロピル基であり、R37fが、t−ブトキシカルボニル基である場合には、下記の化合物を除く:
(i)R37a、R37b、およびR37dが、基−A−B(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは水素原子である。)であり;R37cが、基−A−B(ここにおいて、Aは、単結合であり、BはCアリール基である。)である化合物、および
(ii)R37a、R37b、R37c、およびR37dが、基−A−B(ここにおいて、Aは、単結合であり、Bは水素原子である。)である化合物)。]
【請求項42】
37eが、イソプロピル基である請求項41に記載の化合物、またはその塩からなる医薬。
【請求項43】
37eが、シクロプロピル基である請求項41に記載の化合物、またはその塩からなる医薬。
【請求項44】
37fが、水素原子である請求項41〜請求項43のいずれか一項に記載の化合物、またはその塩からなる医薬。

【公開番号】特開2010−37276(P2010−37276A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−202459(P2008−202459)
【出願日】平成20年8月5日(2008.8.5)
【出願人】(000002912)大日本住友製薬株式会社 (332)
【Fターム(参考)】