説明

アミド誘導体

【課題】高い殺虫効果を有する殺虫剤の提供。
【解決手段】一般式(1)


(式中、A1〜A4はそれぞれ炭素原子、窒素原子または酸化された窒素原子を示し、R1、R2はそれぞれ、水素原子、置換されていても良いアルキル基等を示し、G1、G2はそれぞれ、酸素原子または硫黄原子を示し、Xは同一または異なっていても良く、水素原子、ハロゲン原子、C1−C3アルキル基などを示し、nは0から4の整数を示し、Q1、Q2は置換されていても良いフェニル基または複素環基等であることを示す。)で表される化合物およびこれを有効成分として含有する殺虫剤。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)
【化1】

(式中、A、A2、A3、A4はそれぞれ、炭素原子、窒素原子または酸化された窒素原子を示し、
R1、R2はそれぞれ、水素原子、置換されていても良いアルキル基、置換されていても良いC1−C4アルキルカルボニル基を示し、G1、G2はそれぞれ、酸素原子または硫黄原子を示し、Xは同一または異なっていても良く、水素原子、ハロゲン原子、C1−C3アルキル基、トリフルオロメチル基を示し、nは0から4の整数を示し、Qは置換されていても良いフェニル基、置換されていても良いナフチル基、置換されていても良い複素環基を示し、Q2は1つ以上の置換基を有するフェニル基もしくは複素環基であり、その置換基の少なくとも1つがC1−C4ハロアルコキシ基、C2−C6パーフルオロアルキル基、C1−C6パーフルオロアルキルチオ基、C1−C6パーフルオロアルキルスルフィニル基、C1−C6パーフルオロアルキルスルホニル基の何れかであることを示す。)
で表される化合物。
【請求項2】
一般式(1)において、
R1、R2はそれぞれ、水素原子、C1−C4アルキル基、置換されていても良いC1−C4アルキルカルボニル基であり、
Xは同一または異なっていても良く、水素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基であり、
Q1はフェニル基、
あるいは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有する置換フェニル基、
複素環基(ここでの複素環基とはピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピリダジル基、ピラジル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピロール基、ピラゾリル基、またはテトラゾリル基を示す。)、
あるいは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有する置換複素環基(複素環基は前記と同じものを示す。)であり、
Q2は一般式(2)
【化2】

(式中、Y1、Y5は同一または異なっていても良く、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基を示し、Y3はC2−C6パーフルオロアルキル基、C1−C6パーフルオロアルキルチオ基、C1−C6パーフルオロアルキルスルフィニル基、C1−C6パーフルオロアルキルスルホニル基を示し、Y2、Y4は水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基を示す。)で表されるか、もしくは、一般式(3)
【化3】

(式中、Y6、Y9は同一または異なっていても良く、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基を示し、Y8はC1−C4ハロアルコキシ基、C2−C6パーフルオロアルキル基、C1−C6パーフルオロアルキルチオ基、C1−C6パーフルオロアルキルスルフィニル基、C1−C6パーフルオロアルキルスルホニル基を示し、Y7は水素原子、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基を示す。)で表される請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
一般式(1)において、A1、A2、A3、A4は全て炭素原子である一般式(1a)
【化4】

{式中、R1、R2、G1、G2、Qは請求項2に記載されたものと同じ意味を示し、Q2は一般式(2)
【化5】

(式中、Y1、Y5は同一または異なっていても良く、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基を示し、Y3はC1−C6パーフルオロアルキルチオ基、C1−C6パーフルオロアルキルスルフィニル基、C1−C6パーフルオロアルキルスルホニル基を示し、Y2、Y4は水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基を示す。)で表されるか、もしくは、一般式(3)
【化6】

(式中、Y6、Y9は同一または異なっていても良く、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基を示し、Y8はC1−C4ハロアルコキシ基、C1−C6パーフルオロアルキルチオ基、C1−C6パーフルオロアルキルスルフィニル基、C1−C6パーフルオロアルキルスルホニル基を示し、Y7は水素原子、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基を示す。)で表される。}で表され、一般式(1a)において、X1、X2はそれぞれ、水素原子もしくはフッ素原子であり、X3、X4は水素原子である請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
一般式(1)において、A1、A2、A3、A4は全て炭素原子である一般式(1a)
【化7】

{式中、Q2は一般式(2)
【化8】

(式中、Y1、Y5は同一または異なっていても良く、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基を示し、Y3はC2−C6パーフルオロアルキル基を示し、Y2、Y4は水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基を示す。)もしくは、一般式(3)
【化9】

(式中、Y6、Y9は同一または異なっていても良く、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基を示し、Y8はC2−C6パーフルオロアルキル基を示し、Y7は水素原子、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基を示す。)で表され、
X1、X2はそれぞれ、水素原子もしくはフッ素原子であり、
X3、X4は水素原子であり、
R1、R2は何れか一方が水素原子である場合にもう一方がC1−C4アルキル基または置換されていても良いC1−C4アルキルカルボニル基であるか、共にそれぞれ独立してC1−C4アルキル基または置換されていても良いC1−C4アルキルカルボニル基であり、
G1、G2は酸素原子または硫黄原子であり、
Q1はフェニル基、
あるいは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有する置換フェニル基、
複素環基(ここでの複素環基とはピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピリダジル基、ピラジル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピロール基、ピラゾリル基、またはテトラゾリル基を示す。)、
あるいは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有する置換複素環基(複素環基は前記と同じものを示す。)で表される請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
一般式(1)において、A1は窒素原子もしくは酸化された窒素原子であり、A2、A3、A4は炭素原子であり、R1、R2はそれぞれ、水素原子、C1−C4アルキル基であり、Xは水素原子、フッ素原子であり、nは0もしくは1であり、G1、G2は酸素原子である請求項1または2に記載の化合物。
【請求項6】
Q1はフェニル基、
あるいは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有する置換フェニル基、
ピリジル基、
あるいは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有するピリジル基である請求項3または4または5に記載の化合物。
【請求項7】
一般式(4)
【化10】

(式中、A、A2、A3、A4はそれぞれ炭素原子、窒素原子または酸化された窒素原子を示し、
R1は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4アルキルカルボニル基を示し、G1、G2はそれぞれ、酸素原子または硫黄原子を示し、Xは同一または異なっていても良く、水素原子、ハロゲン原子、置換されていても良いC1−C3アルキル基、トリフルオロメチル基を示し、nは0から4の整数を示し、
Qはフェニル基、
あるいは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有する置換フェニル基、
複素環基(ここでの複素環基とはピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピリダジル基、ピラジル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピロール基、ピラゾリル基、またはテトラゾリル基を示す。)、
あるいは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有する置換複素環基(複素環基は前記と同じものを示す。)を示し、Halは塩素原子もしくは臭素原子を示す。)で表される化合物。
【請求項8】
一般式(6)
【化11】

(式中、A1、A2、A3、A4はそれぞれ炭素原子、窒素原子または酸化された窒素原子を示し、R1、R2はそれぞれ水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4アルキルカルボニル基を示し、
G2は酸素原子もしくは硫黄原子を示し、
Xは同一または異なっていても良く、水素原子、ハロゲン原子、置換されていても良いC1−C3アルキル基、トリフルオロメチル基を示し、nは0から4の整数を示し、
Q2は一般式(2)
【化12】

(式中、Y1、Y5は同一または異なっていても良く、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基を示し、Y3はC2−C6パーフルオロアルキル基、C1−C6パーフルオロアルキルチオ基、C1−C6パーフルオロアルキルスルフィニル基、C1−C6パーフルオロアルキルスルホニル基を示し、Y2、Y4は水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基を示す。)で表されるか、もしくは、一般式(3)
【化13】

(式中、Y6、Y9は同一または異なっていても良く、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基を示し、Y8はC1−C4ハロアルコキシ基、C2−C6パーフルオロアルキル基、C1−C6パーフルオロアルキルチオ基、C1−C6パーフルオロアルキルスルフィニル基、C1−C6パーフルオロアルキルスルホニル基を示し、Y7は水素原子、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基を示す。)で表されることを示す。)で表される化合物。
【請求項9】
一般式(8)
【化14】

(式中、X1a、X2a、X3a、X4aはそれぞれ、水素原子、C1−C3アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、アミノ基またはハロゲン原子を示し、
Ra、Rbはそれぞれ、フッ素原子またはC1−C4パーフルオロアルキル基を示し、
Rcはヒドロキシ基、−O−Rd(RはC1−C3アルキル基、C1−C3ハロアルキル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、C1−C4アルキルカルボニル基またはC1−C4ハロアルキルカルボニル基を示す。)、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を示し、
R2aは水素原子、C1−C3アルキル基、C1−C3ハロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C4アルキルカルボニル基またはC1−C4ハロアルキルカルボニル基を示し、
Y1a、Y5aはそれぞれ、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基、ヒドロキシ基またはハロゲン原子を示し、
Y2a、Y4aはそれぞれ、水素原子、C1−C4アルキル基またはハロゲン原子を示し、
G2aは酸素原子または硫黄原子を示す。)で表される化合物。
【請求項10】
一般式(11)
【化15】

(式中、X1a、X2a、X3a、X4aはそれぞれ、水素原子、C1−C3アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、アミノ基またはハロゲン原子を示し、
Ra、Rbはそれぞれ、フッ素原子またはC1−C4パーフルオロアルキル基を示し、
Rcはヒドロキシ基、−O−Rd(RはC1−C3アルキル基、C1−C3ハロアルキル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、C1−C4アルキルカルボニル基またはC1−C4ハロアルキルカルボニル基を示す。)、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を示し、
R1a、R2aはそれぞれ、水素原子、C1−C3アルキル基、C1−C3ハロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C4アルキルカルボニル基またはC1−C4ハロアルキルカルボニル基を示し、
Y1a、Y5aはそれぞれ、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基、ヒドロキシ基またはハロゲン原子を示し、
Y2a、Y4aはそれぞれ、水素原子、C1−C4アルキル基またはハロゲン原子を示し、
G2aは酸素原子または硫黄原子を示す。)で表される化合物。
【請求項11】
一般式(13)
【化16】

(式中、X1a、X2a、X3a、X4aはそれぞれ、水素原子、C1−C3アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、アミノ基またはハロゲン原子を示し、
Ra、Rbはそれぞれ、フッ素原子またはC1−C4パーフルオロアルキル基を示し、
Rcはヒドロキシ基、−O−Rd(RはC1−C3アルキル基、C1−C3ハロアルキル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、C1−C4アルキルカルボニル基またはC1−C4ハロアルキルカルボニル基を示す。)、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を示し、
R1a、R2aはそれぞれ、水素原子、C1−C3アルキル基、C1−C3ハロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C4アルキルカルボニル基またはC1−C4ハロアルキルカルボニル基を示し、
Y1a、Y5aはそれぞれ、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、シアノ基、ヒドロキシ基またはハロゲン原子を示し、
Y2a、Y4aはそれぞれ、水素原子、C1−C4アルキル基またはハロゲン原子を示し、
G1a、G2aはそれぞれ、酸素原子または硫黄原子を示し、
Q1aはフェニル基、
あるいは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有する置換フェニル基、
複素環基(ここでの複素環基とはピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピリダジル基、ピラジル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピロール基、ピラゾリル基、またはテトラゾリル基を示す。)、
あるいは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C2−C4アルケニル基、C2−C4ハロアルケニル基、C2−C4アルキニル基、C2−C4ハロアルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6ハロシクロアルキル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C3ハロアルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C3ハロアルキルチオ基、C1−C3アルキルスルフィニル基、C1−C3ハロアルキルスルフィニル基、C1−C3アルキルスルホニル基、C1−C3ハロアルキルスルホニル基、C1−C4アルキルアミノ基、ジC1−C4アルキルアミノ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、C1−C4アルキルカルボニル基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ基、C1−C4アルコキシカルボニル基、アセチルアミノ基、フェニル基から選択される1以上の同一または異なっていても良い置換基を有する置換複素環基(複素環基は前記と同じものを示す。)を示す。)
で表される化合物。
【請求項12】
請求項1から請求項6の何れか1項に記載の化合物を有効成分として含有することを特徴とする殺虫剤。
【請求項13】
請求項1から請求項6の何れか1項に記載の化合物の有効量を、有害生物から有用作物を保護するために、対象とする有用作物もしくは土壌に処理することを特徴とする薬剤の使用方法。

【公開番号】特開2010−209073(P2010−209073A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−73028(P2010−73028)
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【分割の表示】特願2005−517392(P2005−517392)の分割
【原出願日】平成16年12月24日(2004.12.24)
【出願人】(303020956)三井化学アグロ株式会社 (70)
【Fターム(参考)】