説明

アミド誘導体

【課題】BRAF阻害活性を有する化合物、又は、その薬理上許容される塩の提供。
【解決手段】下記一般式(I)で表される化合物、又は、その薬理上許容される塩:


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(I)
【化1】

[一般式(I)において、−(R)nは、同一又は異なるRが、環Aにn個置換していることを表し、Rはハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、C1−4アルキル基(該C1−4アルキル基は、1乃至3個のハロゲン原子を置換基として有してよい。)、又はC1−4アルコキシ基(該C1−4アルコキシ基は、1乃至3個のハロゲン原子を置換基として有してよい。)であり、
nは0乃至2のいずれかの整数であり、
mは0又は1であり、m=0のとき、YはCH、又は窒素原子であり、m=1のとき、XはC(O)であり、かつYはCHであり、
は、水素原子又はC1−4アルキル基であり、
は、−C(O)N(R)−又は−N(R)C(O)−であり、
は水素原子又はC1−4アルキル基であり、
−(R)pは、同一又は異なるRが、環Sにp個置換していることを表し、Rは、ハロゲン原子又はC1−4アルキル基であり、pは0乃至2のいずれかの整数であり、
は、−O−、−NH−、又は−S−であり、
及びRは各々、
が、水素原子、シアノ基、カルボキシル基、C1−4アルキル基(該C1−4アルキル基は、置換基として−NR4a4b、−NHC(O)R4c、又は−NHC(O)−NR4a4bを1個有してよい)、−C(O)NR4a4b、−NR4a4b、−NHC(O)R4c、又は、イミダゾリル基、ベンズイミダゾリル基、プリニル基、キノリニル基、及びピロロピリジニル基からなる群より選択される複素環基(該複素環基は炭素原子上に、C1−4アルキル基、ハロゲノC1−4アルキル基、オキソ基、又はアミノ基を置換基として1個有してよい。)であり、R4a及びR4bは各々独立して、水素原子、又はC1−4アルキル基(該C1−4アルキル基は置換基として、C1−4アルコキシ基、ピリジル基、又はモルホリニル基を1個有してよい。)であり、R4cは、水素原子、C1−4アルキル基、C3−6シクロアルキル基、C1−4アルコキシ基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、−NR4a4b、−NHC(O)R、ピロリジニル基、モルホリニル基、又はピペラジニル基であり、Rは、C1−4アルコキシ基であり、
が、水素原子又はC1−4アルキル基であるか、
及びRは、一体となって、窒素原子を1又は2個有してもよい5員又は6員の環状構造を構成して、RとRが結合している含窒素複素環と縮合し、プリニル基、キノリニル基、及びピロロピリジニル基からなる群より選択される部分飽和又は芳香族の縮合2環性環状置換基(該2環性環状置換基は、環を構成する炭素原子上に、置換基として、Rを1個、又は同一若しくは異なって2個有してもよい。)であり、
は、オキソ基、C1−4アルキル基、又は−NR9a9bであり、
9a、R9bは、同一又は異なって、水素原子、又はC1−4アルキル基であり、
は、RとRが一体となって、縮合2環性環状置換基を形成しないとき、CH又は窒素原子であり、RとRが一体となって、2環性環状置換基を形成するとき、Yは、CHである。]
で表される化合物、又は、その薬理上許容される塩。
【請求項2】
一般式(I)において、下記式(II)で表される部分構造が
【化2】


下記式(IIa)又は(IIb)で表される部分構造である、請求項1の化合物、又は、その薬理上許容される塩。
【化3】


[式(IIa)及び式(IIb)において、R1a及びR1bは、同一又は異なって、塩素原子、フッ素原子、臭素原子、ニトロ基、アミノ基、メチル基、エチル基、プロピル基、tert−ブチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、又は、トリフルオロメトキシ基であり、Rは、水素原子又はC1−4アルキル基であり、Yは、CH又は窒素原子である。]
【請求項3】
が−CONH−又は−NHCO―である、請求項1又は2に記載の化合物、又は、その薬理上許容される塩。
【請求項4】
がCHである、請求項1乃至3のいずれか一に記載の化合物、又は、その薬理上許容される塩。
【請求項5】
pが0又は1であり、Rがハロゲン原子である、請求項1乃至4のいずれか一に記載の化合物、又は、その薬理上許容される塩。
【請求項6】
が−O−である、請求項1乃至5のいずれか一に記載の化合物、又は、その薬理上許容される塩。
【請求項7】
がシアノ基、アミノメチル基、アミノ基、メチルカルバモイル基、又はジメチルカルバモイル基であり、Rが水素原子であり、YがCHである、請求項1乃至6のいずれか一に記載の化合物、又は、その薬理上許容される塩。
【請求項8】
及びRが、一体となって、窒素原子を1又は2個有してもよい5員又は6員の環状構造を構成して、RとRが結合している含窒素複素環と縮合し、プリニル基、キノリニル基、及びピロロピリジニル基からなる群より選択される部分飽和又は芳香族の縮合2環性環状置換基(該2環性環状置換基は、環を構成する炭素原子上に、置換基として、オキソ基又はアミノ基を1個有してもよい。)である請求項1乃至6のいずれか一に記載の化合物、又は、その薬理上許容される塩。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか一に記載の化合物、又は、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項10】
請求項1乃至8のいずれか一に記載の化合物、又は、その薬理上許容される塩を有効成分として含有する抗腫瘍剤。
【請求項11】
請求項1乃至8のいずれか一に記載の化合物、又は、その薬理上許容される塩を有効成分として含有するBRAF阻害剤。
【請求項12】
腫瘍が悪性黒色腫、大腸癌、卵巣癌、甲状腺癌、胆管癌、神経膠腫、肺癌、肉腫、乳癌、又は肝癌である請求項10に記載の抗腫瘍剤。
【請求項13】
腫瘍が、BRAF変異を有する腫瘍である請求項10又は12に記載の抗腫瘍剤。



【公開番号】特開2011−63516(P2011−63516A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−212798(P2009−212798)
【出願日】平成21年9月15日(2009.9.15)
【出願人】(307010166)第一三共株式会社 (196)
【Fターム(参考)】