説明

アミノカルボン酸誘導体とその付加塩及びS1P受容体調節剤

一般式(1)
【化1】


で表される優れたスフィンゴシン−1−リン酸(S1P)受容体調節作用を有するアミノカルボン酸誘導体(具体例:3−アミノ−6−[4−(3−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]−3−ヒドロキシメチルヘキサン酸)。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)
【化1】

[式中、R1は置換基を有しても良いフェニル基又は置換基を有しても良い炭素数1〜10のアルキル基を、
2は水素原子、ハロゲン原子、トリハロメチル基、炭素数1〜4の低級アルキル基又は炭素数1〜4の低級アルコキシ基を、
3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基又はフェニル基を、
4は水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜4の低級アルキル基、炭素数2〜4の低級アルケニル基、炭素数2〜4の低級アルキニル基、カルボキシル基、炭素数1〜4の低級アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、CH2OCH2CO2H又はCH2OCH2CO2R6(R6は炭素数1〜4の低級アルキル基又はベンジル基)を、
5は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基又はベンジル基を、
XはO、S、SO、SO2、NH又はCH2を、
mは2〜4の整数を、
YはCH=CH、CH2OCH2、(CH2)n(nは0〜2の整数)又はCH20CHCO2R5を示す]
で表されることを特徴とするアミノカルボン酸誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項2】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1a)
【化2】

[式中、X、Y、R2、R4及びmは前記定義に同じ]
で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載のアミノカルボン酸誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項3】
前記一般式(1a)においてR2が塩素原子であることを特徴とする請求項2に記載のアミノカルボン酸誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項4】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1b)
【化3】

[式中、pは5〜10の整数示し、X、Y、R2、R4及びmは前記定義に同じ]
で表される化合物であることを特徴とする請求項1に記載のアミノカルボン酸誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項5】
前記一般式(1b)においてR2が塩素原子であることを特徴とする請求項4に記載のアミノアルコール誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項6】
前記一般式(1)で示される化合物が、
1)3−アミノ−6−[4−(3−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]−3−ヒドロキシメチルヘキサン酸、
2)3−アミノ−6−[4−(3−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]−3−ヒドロキシプロピルヘキサン酸、
3)3−アミノ−6−[4−(3−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]−3−プロピルヘキサン酸、
4)3−アリル−3−アミノ−6−[4−(3−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]ヘキサン酸、
5)3−アミノ−5−[4−(3−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]−3−ヒドロキシメチルペンタン酸、
6)3−アミノ−5−[4−(4−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]−3−ヒドロキシメチルペンタン酸、
7)3−アミノ−5−[4−(3−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]−3−ヒドロキシプロピルペンタン酸、
8)3−アミノ−5−[4−(3−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]−3−プロピルペンタン酸、
9)3−アリル−3−アミノ−5−[4−(3−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]ペンタン酸、又は
10)2−アミノ−2−プロピル−[4−(3−ベンジルオキシフェニルスルファニル)−2−クロロフェニル]−酪酸である請求項1記載のアミノカルボン酸誘導体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
【請求項7】
一般式(1)
【化4】

[式中、R1は置換基を有しても良いフェニル基又は置換基を有しても良い炭素数1〜10のアルキル基を、
2は水素原子、ハロゲン原子、トリハロメチル基、炭素数1〜4の低級アルキル基又は炭素数1〜4の低級アルコキシ基を、
3は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基又はフェニル基を、
4は水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜4の低級アルキル基、2〜4の低級アルケニル基、炭素数2〜4の低級アルキニル基、カルボキシル基、炭素数1〜4の低級アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、CH2OCH2CO2H又はCH2OCH2CO2R6(R6は炭素数1〜4の低級アルキル基又はベンジル基)を、
5は水素原子、炭素数1〜4の低級アルキル基又はベンジル基を、
XはO、S、SO、SO2、NH又はCH2を、
mは2〜4の整数を、
YはCH=CH、CH2OCH2、(CH2)n (nは0〜2の整数)又はCH20CHCO2R5を示す]
で表されることを特徴とするアミノカルボン酸誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とするS1P受容体調節剤。
【請求項8】
前記一般式(1)で示される化合物が、一般式(1a)
【化5】

[式中、X、Y、R2、R4及びmは前記定義に同じ]
で表されるアミノカルボン酸誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とすることを特徴とする請求項7に記載のS1P受容体調節剤。
【請求項9】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1b)
【化6】

[式中、pは6〜10の整数を示し、X、Y、R2、R4及びmは前記定義に同じ]
で表されるアミノカルボン酸誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とすることを特徴とする請求項7に記載のS1P受容体調節剤。
【請求項10】
請求項1〜6のいずれか1項に記載されたアミノカルボン酸誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分として含有する医薬。

【国際公開番号】WO2005/044780
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【発行日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−515328(P2005−515328)
【国際出願番号】PCT/JP2004/016517
【国際出願日】平成16年11月8日(2004.11.8)
【出願人】(000001395)杏林製薬株式会社 (120)
【Fターム(参考)】