アミノ酸生産用の方法および組成物
遺伝子改変細菌を使用したアミノ酸生産用の方法および組成物について開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
腸内細菌科の細菌またはコリネ型細菌であって、
(a)異種細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(b)異種細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(c)異種細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(d)異種細菌のピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(e)異種細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(f)異種細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(g)異種細菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(h)異種細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(i)異種細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(j)異種細菌のmcbR遺伝子産物ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(k)異種細菌のO−スクシニルホモセリン/アセチルホモセリン(チオール)−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(l)異種細菌のシスタチオニンβ−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(m)異種細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(n)異種細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と
のうちの少なくとも1つを含む細菌。
【請求項2】
前記細菌が大腸菌である請求項1に記載の細菌。
【請求項3】
前記細菌がCorynebacterium glutamicumである請求項1に記載の細菌。
【請求項4】
前記配列が、フィードバック阻害が低減されたポリペプチドをコードする、請求項1に記載の細菌。
【請求項5】
前記ポリペプチドが腸内細菌類のポリペプチド、放線菌のポリペプチドまたはその変異体から選択される請求項1に記載の細菌。
【請求項6】
前記ポリペプチドが、放射菌類のMycobacterium smegmatis、Streptomyces coelicolor、Thermobifida fusca、Amycolatopsis mediterranei、およびCorynebacterium glutamicumを含むコリネ型細菌の生物種のうちの1種のポリペプチドである請求項5に記載の細菌。
【請求項7】
前記ポリペプチドが、腸内細菌科のErwinia chysanthemiおよび大腸菌の生物種のうちの1種のポリペプチドである請求項5に記載の細菌。
【請求項8】
前記異種細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体が、
(a)Mycobacterium smegmatisのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Amycolatopsis mediterraneiのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Streptomyces coelicolorのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Thermobifida fuscaのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(e)Erwinia chrysanthemiのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(f)Shewanella oneidensisのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項1に記載の細菌。
【請求項9】
前記異種細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体が、
(a)Mycobacterium smegmatisのアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Amycolatopsis mediterraneiのアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Streptomyces coelicolorのアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Thermobifida fuscaのアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項1に記載の細菌。
【請求項10】
前記異種細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体が、
(a)Mycobacterium smegmatisのホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Erwinia chrysanthemiのホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項1に記載の細菌。
【請求項11】
前記異種細菌のピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体が、
(a)Mycobacterium smegmatisのピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項1に記載の細菌。
【請求項12】
前記細菌が、
(a)異種細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(b)異種細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(c)異種細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(d)異種細菌のピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(e)異種細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(f)異種細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(g)異種細菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(h)異種細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(i)異種細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(j)異種細菌のmcbR遺伝子産物ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(k)異種細菌のO−スクシニルホモセリン/アセチルホモセリン(チオール)−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(l)異種細菌のシスタチオニンβ−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(m)異種細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(n)異種細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と
のうちの少なくとも2つを含む請求項1に記載の細菌。
【請求項13】
前記細菌が、
(a)異種細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(b)異種細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(c)異種細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(d)異種細菌のピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(e)異種細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(f)異種細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(g)異種細菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(h)異種細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(i)異種細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(j)異種細菌のmcbR遺伝子産物ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(k)異種細菌のO−スクシニルホモセリン/アセチルホモセリン(チオール)−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(l)異種細菌のシスタチオニンβ−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(m)異種細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(n)異種細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と
のうちの少なくとも3つを含む請求項1に記載の細菌。
【請求項14】
異種細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項15】
前記異種細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体が、
(a)Mycobacterium smegmatisのジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Erwinia chrysanthemiのジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項14に記載の細菌。
【請求項16】
異種細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項17】
前記異種細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドが、
(a)Mycobacterium smegmatisのホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Erwinia chrysanthemiのホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項16に記載の細菌。
【請求項18】
異種細菌のO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項19】
前記異種細菌のO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドが、
(a)Mycobacterium smegmatisのO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Erwinia chrysanthemiのO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項18に記載の細菌。
【請求項20】
異種細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項21】
前記異種細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドが、
(a)Mycobacterium smegmatisのO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項20に記載の細菌。
【請求項22】
異種細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項23】
前記異種細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドが、
(a)マイコバクテリア属の生物種由来の、配列番号72もしくは配列番号73と少なくとも80%同一である細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorの5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaの5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Lactobacillus plantarumの5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体とから選択される請求項22に記載の細菌。
【請求項24】
異種細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項25】
前記異種細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドが、
(a)マイコバクテリア属の生物種由来の、配列番号75もしくは配列番号76と少なくとも80%同一である細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorの5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaの5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Lactobacillus plantarumの5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項24に記載の細菌。
【請求項26】
異種細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項27】
前記異種細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドが、
(a)Mycobacterium smegmatisのメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Erwinia chrysanthemiのメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体から選択される請求項26に記載の細菌。
【請求項28】
大腸菌またはコリネ型細菌であって、
(a)細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(b)細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(c)細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(d)細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と
のうちの少なくとも2つを含む細菌。
【請求項29】
前記少なくとも2つの遺伝子改変された核酸分子のうち少なくとも1つが、異種ポリペプチドをコードする請求項28に記載の細菌。
【請求項30】
前記細菌が(a)および(b)、(a)および(c)、(a)および(d)、(b)および(c)、(b)および(d)、または(c)および(d)を含む、請求項28に記載の細菌。
【請求項31】
前記細菌が(a)〜(e)のうちの少なくとも3つを含む請求項30に記載の細菌。
【請求項32】
前記細菌は、
(a)ホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドと、
(b)ホモセリン・キナーゼ・ポリペプチドと、
(c)ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ・ポリペプチドと
のうち1種または複数のポリペプチドの活性が対照と比較して低減している、請求項28に記載の細菌。
【請求項33】
前記細菌が、内在性hom遺伝子または内在性thrB遺伝子に突然変異を有する請求
項32に記載の細菌。
【請求項34】
前記細菌が、内在性hom遺伝子および内在性thrB遺伝子における突然変異を有する請求項32に記載の細菌。
【請求項35】
前記細菌が、内在性pck遺伝子に突然変異を有する請求項32に記載の細菌。
【請求項36】
大腸菌またはコリネ型細菌であって、
(a)細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(b)細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(c)細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(d)細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(e)細菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(f)細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(g)細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(h)細菌のO−スクシニルホモセリン(チオ)−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(i)細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(j)細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(k)細菌のセリン・ヒドロキシルメチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(l)細菌のシスタチオニンβ−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と
のうちの少なくとも2つを含む細菌。
【請求項37】
前記少なくとも2つの遺伝子改変された核酸分子のうち少なくとも1つが、異種ポリペプチドをコードする請求項36に記載の細菌。
【請求項38】
前記細菌が、(a)と、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項39】
前記細菌が、(b)と、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項40】
前記細菌が、(c)と、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項41】
前記細菌が、(d)と、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)お
よび(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項42】
前記細菌が、(e)と、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項43】
前記細菌が、(f)と、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項44】
前記細菌が、(g)と、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項45】
前記細菌が、(h)と、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項46】
前記細菌が、(i)と、(j)(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項47】
前記細菌が、(j)と、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項48】
前記細菌が(k)および(l)を含む請求項36に記載の細菌。
【請求項49】
前記細菌が(a)〜(l)のうちの少なくとも3つを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項50】
前記細菌は、
(a)ホモセリン・キナーゼ・ポリペプチドと、
(b)ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ・ポリペプチドと、
(c)ホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドと、
(d)mcbR遺伝子産物ポリペプチドと
のうちの1つまたは複数のポリペプチドの活性が対照と比較して低減されている請求項36に記載の細菌。
【請求項51】
前記細菌が、内在性hom遺伝子、内在性thrB遺伝子、内在性pck遺伝子または内在性mcbR遺伝子に突然変異を有する請求項50に記載の細菌。
【請求項52】
前記細菌が、内在性hom遺伝子および内在性thrB遺伝子に突然変異を有する請求項50に記載の細菌。
【請求項53】
前記細菌が、内在性hom遺伝子、内在性thrB遺伝子、内在性pck遺伝子または内在性mcbR遺伝子のうちの2つ以上に突然変異を有する請求項50に記載の細菌。
【請求項54】
大腸菌またはコリネ型細菌であって、
(a)細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(b)細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(c)細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(d)細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と
のうちの少なくとも2つを含む細菌。
【請求項55】
前記少なくとも2つのポリペプチドのうちの少なくとも1つは、異種ポリペプチドをコードする請求項54に記載の細菌。
【請求項56】
前記細菌が、(a)および(b)、(a)および(c)、(a)および(d)、(b)および(c)、(b)および(d)、または(c)および(d)を含む請求項54に記載の細菌。
【請求項57】
前記細菌が(a)〜(d)のうちの少なくとも3つを含む請求項54に記載の細菌。
【請求項58】
前記細菌は、
(a)ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ・ポリペプチドと、
(b)mcbR遺伝子産物ポリペプチドと
のうちの1つまたは複数のポリペプチドの活性が対照と比較して低減されている請求項54に記載の細菌。
【請求項59】
前記細菌が内在性pck遺伝子または内在性mcbR遺伝子に突然変異を有する請求項58に記載の細菌。
【請求項60】
前記細菌が内在性pck遺伝子および内在性mcbR遺伝子に突然変異を有する請求項58に記載の細菌。
【請求項61】
アミノ酸または関連代謝産物を産生する方法であって、
アミノ酸または代謝産物が産生される条件下で請求項1の細菌を培養する工程と、該培養物からアミノ酸または関連代謝産物を含んでなる組成物を回収する工程とからなる方法。
【請求項62】
前記培養物の少なくとも一部を分画し、前記アミノ酸または代謝産物が豊富な画分を得る工程からさらになる請求項61に記載の方法。
【請求項63】
L−リジンまたは関連代謝産物を産生する方法であって、
L−リジンが産生される条件下で請求項1または請求項28の細菌を培養する工程と、培養物からL−リジンまたは関連代謝産物を含んでなる組成物を回収する工程とからなる方法。
【請求項64】
前記培養物の少なくとも一部を分画し、L−リジンに富む画分を得る工程からさらになる請求項63に記載の方法。
【請求項65】
メチオニンまたはS−アデノシルメチオニンを産生する方法であって、
メチオニンまたはS−アデノシルメチオニンが産生される条件下で請求項36の細菌を培養する工程と、培養物からメチオニンまたはS−アデノシルメチオニンを含んでなる組成物を回収する工程とからなる方法。
【請求項66】
前記培養物の少なくとも一部を分画し、メチオニンまたはS−アデノシルメチオニンが豊富な画分を得る工程からさらになる請求項65に記載の方法。
【請求項67】
イソロイシンまたはスレオニンを産生する方法であって、
イソロイシンまたはスレオニンが産生される条件下で請求項54の細菌を培養する工程と、培養物からイソロイシンまたはスレオニンを含んでなる組成物を回収する工程とから
なる方法。
【請求項68】
前記培養物の少なくとも一部を分画し、イソロイシンまたはスレオニンが豊富な画分を得る工程からさらになる請求項67に記載の方法。
【請求項69】
変異体細菌タンパク質をコードする単離核酸であって、該細菌タンパク質が、アスパラギン酸ファミリーのアミノ酸または関連代謝産物からのアミノ酸産生を制御し、かつ前記変異体タンパク質が、野生型の該タンパク質と比較して高い活性を有することを特徴とする核酸。
【請求項70】
前記細菌タンパク質が、アスパラギン酸ファミリーのアミノ酸または関連代謝産物からのアミノ酸産生を制御し、かつ前記変異体タンパク質は、野生型の該タンパク質と比較してS−アデノシルメチオニンによるフィードバック阻害が低減されている請求項69に記載の核酸。
【請求項71】
細菌タンパク質の変異体をコードする単離核酸であって、該細菌タンパク質が、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20は、それぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lは、それぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tは、それぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなり、
前記細菌タンパク質変異体が、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項72】
S−アデノシルメチオニンによる前記細菌タンパク質変異体のフィードバック阻害が、前記細菌タンパク質と比較して低減されている請求項71に記載の核酸。
【請求項73】
前記アミノ酸変異がアラニンへの変異である請求項71に記載の核酸。
【請求項74】
請求項69に記載の核酸によってコードされるポリペプチド。
【請求項75】
請求項71に記載の核酸によってコードされるポリペプチド。
【請求項76】
請求項69に記載の核酸を含む細菌。
【請求項77】
請求項71に記載の核酸を含む細菌。
【請求項78】
アミノ酸または関連代謝産物を産生する方法であって、
請求項69に記載の核酸が発現し、アミノ酸が産生されうる条件下で、該核酸を含む遺伝子改変細菌を培養する工程と、該培養物からアミノ酸または関連代謝産物を含んでなる組成物を回収する工程とからなる方法。
【請求項79】
アミノ酸または関連代謝産物を産生する方法であって、
請求項71に記載の核酸が発現し、アミノ酸が産生されうる条件下で、該核酸を含む遺伝子改変細菌を培養する工程と、該培養物からアミノ酸または関連代謝産物を含んでなる組成物を回収する工程とからなる方法。
【請求項80】
細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする単離核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼの変異体であり、
該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項81】
細菌の変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする単離核酸であって、該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、Xは任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼの変異体であり、
該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項82】
細菌の変異型mcbR遺伝子産物をコードする単離核酸であって、該変異型mcbR遺伝子産物が、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のア
ミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるmcbR遺伝子産物の変異体であり、
該変異型mcbR遺伝子産物が、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項83】
細菌の変異体アスパルトキナーゼをコードする単離核酸であって、該変異体アスパルトキナーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるアスパルトキナーゼの変異体であり、
該変異体アスパルトキナーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項84】
細菌の変異体O−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼをコードする単離核酸であって、該変異体O−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるO−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼの変異体であり、
該変異体O−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項85】
細菌の変異体シスタチオニンβ−リアーゼをコードする単離核酸であって、該変異体シスタチオニンβ−リアーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m
−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるシスタチオニンβ−リアーゼの変異体であり、
該変異体シスタチオニンβ−リアーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項86】
細菌の変異体5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼをコードする単離核酸であって、該変異体5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX15〜X16は、それぞれ独立に、Xは任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなる5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼの変異体であり、
該変異体ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼが、配列番号_のG1、K3、F14またはZ16のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項87】
細菌の変異体S−アデノシルメチオニン・シンセターゼをコードする単離核酸であって、該変異体S−アデノシルメチオニン・シンセターゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるS−アデノシルメチオニン・シンセターゼの変異体であり、
該変異体S−アデノシルメチオニン・シンセターゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項88】
細菌の野生型ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型mcbR遺伝子産物と比較してフィードバック阻害が低減された変異型mcbR遺伝子産物をコードする核酸と、
細菌の野生型アスパルトキナーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体アスパルトキナーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型O−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体O−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型シスタチオニンβ−リアーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体シスタチオニンβ−リアーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型S−アデノシルメチオニン・シンセターゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体S−アデノシルメチオニン・シンセターゼ変異体をコードする核酸とのうち少なくとも2つ以上を含む細菌。
【請求項89】
(a)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼの変異体であり、
該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸と、
(b)細菌の変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする核酸であって、該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼの変異体であり、
該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸と、
(c)細菌の変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする核酸で
あって、該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、
L1−X2−X3−G4−G5−X6−F7−X8−X9−X10−X11(配列番号_)(式中、Xは任意のアミノ酸であり、X8はバリン、ロイシン、イソロイシンおよびアスパラギン酸から選択され、X11はバリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニンおよびメチオニンから選択される)のアミノ酸配列からなるO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼの変異体であり、
該細菌タンパク質の変異体が、配列番号_のL1、G4、X8、X11のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸と
のうちの2つ以上を含む細菌。
【請求項90】
(a)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のグリシン231、リジン233、フェニルアラニン251およびバリン253の残基のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を有するC.glutamicumのホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼであることを特徴とする核酸と、
(b)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のグリシン81、アスパラギン酸287、フェニルアラニン269の残基のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を有するT.fuscaのホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼであることを特徴とする核酸と、
(c)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のグルタミン酸252にアミノ酸変異を有する大腸菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼであることを特徴とする核酸と、
(d)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のM.lepraeのホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼのグリシン73、アスパラギン酸278およびチロシン260の残基のうち1つまたは複数に対応する残基にアミノ酸変異を有する放線菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼであることを特徴とする核酸と、
(e)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のグリシン73、チロシン260およびアスパラギン酸278の残基のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を有するヒト結核菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼであることを特徴とする核酸と、
(f)細菌の変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする核酸であって、該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、配列番号_のグリシン227、ロイシン229、アスパラギン酸231、グリシン232、グリシン233、フェニルアラニン235、アスパラギン酸236、バリン239、フェニルアラニン368、アスパラギン酸370、アスパラギン酸383、グリシン346およびリジン348の残基のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を有するC.glutamicumのO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼであることを特徴とする核酸と、
(g)細菌の変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする核酸であって、該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、配列番号_のグリシン240、アスパラギン酸244、フェニルアラニン379およびアスパラギン酸394の残基のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を有するT.fuscaのO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼであることを特徴とする核酸と
のうちの2つ以上を含む細菌。
【請求項91】
エピソーム性のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼまたはその変異体と、エピ
ソーム性のO−アセチルトランスフェラーゼ・スルフヒドリラーゼまたはその変異体とをコードする核酸を含む細菌。
【請求項92】
前記エピソーム性ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼおよび前記エピソーム性O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、前記細菌とは異なる種に由来する請求項91に記載の細菌。
【請求項93】
アスパラギン酸由来のアミノ酸を含む動物飼料添加剤の調製方法であって、
(d)アスパラギン酸由来アミノ酸が産生されうる条件下で請求項1、28、36および54のいずれか一項に記載の細菌を培養する工程と、
(e)該細菌の培養により生じたアスパラギン酸由来のアミノ酸の少なくとも一部を含んでなる組成物を回収する工程と、
(f)回収された組成物を濃縮してアスパラギン酸由来のアミノ酸を富化する工程と、
(g)任意選択で、1種または複数の物質を加えて、所望の動物飼料添加剤を得る工程と
からなる方法。
【請求項94】
前記細菌が大腸菌またはコリネ型細菌である請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記細菌がCorynebacterium glutamicumである請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記アスパラギン酸由来のアミノ酸が、リジン、メチオニン、スレオニンまたはイソロイシンのうちの1つまたは複数である請求項93に記載の方法。
【請求項1】
腸内細菌科の細菌またはコリネ型細菌であって、
(a)異種細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(b)異種細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(c)異種細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(d)異種細菌のピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(e)異種細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(f)異種細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(g)異種細菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(h)異種細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(i)異種細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(j)異種細菌のmcbR遺伝子産物ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(k)異種細菌のO−スクシニルホモセリン/アセチルホモセリン(チオール)−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(l)異種細菌のシスタチオニンβ−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(m)異種細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(n)異種細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と
のうちの少なくとも1つを含む細菌。
【請求項2】
前記細菌が大腸菌である請求項1に記載の細菌。
【請求項3】
前記細菌がCorynebacterium glutamicumである請求項1に記載の細菌。
【請求項4】
前記配列が、フィードバック阻害が低減されたポリペプチドをコードする、請求項1に記載の細菌。
【請求項5】
前記ポリペプチドが腸内細菌類のポリペプチド、放線菌のポリペプチドまたはその変異体から選択される請求項1に記載の細菌。
【請求項6】
前記ポリペプチドが、放射菌類のMycobacterium smegmatis、Streptomyces coelicolor、Thermobifida fusca、Amycolatopsis mediterranei、およびCorynebacterium glutamicumを含むコリネ型細菌の生物種のうちの1種のポリペプチドである請求項5に記載の細菌。
【請求項7】
前記ポリペプチドが、腸内細菌科のErwinia chysanthemiおよび大腸菌の生物種のうちの1種のポリペプチドである請求項5に記載の細菌。
【請求項8】
前記異種細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体が、
(a)Mycobacterium smegmatisのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Amycolatopsis mediterraneiのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Streptomyces coelicolorのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Thermobifida fuscaのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(e)Erwinia chrysanthemiのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(f)Shewanella oneidensisのアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項1に記載の細菌。
【請求項9】
前記異種細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体が、
(a)Mycobacterium smegmatisのアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Amycolatopsis mediterraneiのアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Streptomyces coelicolorのアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Thermobifida fuscaのアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項1に記載の細菌。
【請求項10】
前記異種細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体が、
(a)Mycobacterium smegmatisのホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Erwinia chrysanthemiのホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項1に記載の細菌。
【請求項11】
前記異種細菌のピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体が、
(a)Mycobacterium smegmatisのピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項1に記載の細菌。
【請求項12】
前記細菌が、
(a)異種細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(b)異種細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(c)異種細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(d)異種細菌のピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(e)異種細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(f)異種細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(g)異種細菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(h)異種細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(i)異種細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(j)異種細菌のmcbR遺伝子産物ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(k)異種細菌のO−スクシニルホモセリン/アセチルホモセリン(チオール)−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(l)異種細菌のシスタチオニンβ−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(m)異種細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(n)異種細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と
のうちの少なくとも2つを含む請求項1に記載の細菌。
【請求項13】
前記細菌が、
(a)異種細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(b)異種細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(c)異種細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(d)異種細菌のピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子と、
(e)異種細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(f)異種細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(g)異種細菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(h)異種細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(i)異種細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(j)異種細菌のmcbR遺伝子産物ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(k)異種細菌のO−スクシニルホモセリン/アセチルホモセリン(チオール)−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(l)異種細菌のシスタチオニンβ−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(m)異種細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と、
(n)異種細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子と
のうちの少なくとも3つを含む請求項1に記載の細菌。
【請求項14】
異種細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項15】
前記異種細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体が、
(a)Mycobacterium smegmatisのジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Erwinia chrysanthemiのジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項14に記載の細菌。
【請求項16】
異種細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項17】
前記異種細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドが、
(a)Mycobacterium smegmatisのホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Erwinia chrysanthemiのホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項16に記載の細菌。
【請求項18】
異種細菌のO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項19】
前記異種細菌のO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドが、
(a)Mycobacterium smegmatisのO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Erwinia chrysanthemiのO−ホモセリン・アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項18に記載の細菌。
【請求項20】
異種細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項21】
前記異種細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドが、
(a)Mycobacterium smegmatisのO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項20に記載の細菌。
【請求項22】
異種細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項23】
前記異種細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドが、
(a)マイコバクテリア属の生物種由来の、配列番号72もしくは配列番号73と少なくとも80%同一である細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorの5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaの5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Lactobacillus plantarumの5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体とから選択される請求項22に記載の細菌。
【請求項24】
異種細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項25】
前記異種細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドが、
(a)マイコバクテリア属の生物種由来の、配列番号75もしくは配列番号76と少なくとも80%同一である細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorの5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaの5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Lactobacillus plantarumの5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と
から選択される請求項24に記載の細菌。
【請求項26】
異種細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる核酸分子を含む大腸菌またはコリネ型細菌。
【請求項27】
前記異種細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドが、
(a)Mycobacterium smegmatisのメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(b)Streptomyces coelicolorのメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(c)Thermobifida fuscaのメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体と、
(d)Erwinia chrysanthemiのメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体から選択される請求項26に記載の細菌。
【請求項28】
大腸菌またはコリネ型細菌であって、
(a)細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(b)細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(c)細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(d)細菌のジヒドロジピコリン酸シンターゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と
のうちの少なくとも2つを含む細菌。
【請求項29】
前記少なくとも2つの遺伝子改変された核酸分子のうち少なくとも1つが、異種ポリペプチドをコードする請求項28に記載の細菌。
【請求項30】
前記細菌が(a)および(b)、(a)および(c)、(a)および(d)、(b)および(c)、(b)および(d)、または(c)および(d)を含む、請求項28に記載の細菌。
【請求項31】
前記細菌が(a)〜(e)のうちの少なくとも3つを含む請求項30に記載の細菌。
【請求項32】
前記細菌は、
(a)ホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドと、
(b)ホモセリン・キナーゼ・ポリペプチドと、
(c)ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ・ポリペプチドと
のうち1種または複数のポリペプチドの活性が対照と比較して低減している、請求項28に記載の細菌。
【請求項33】
前記細菌が、内在性hom遺伝子または内在性thrB遺伝子に突然変異を有する請求
項32に記載の細菌。
【請求項34】
前記細菌が、内在性hom遺伝子および内在性thrB遺伝子における突然変異を有する請求項32に記載の細菌。
【請求項35】
前記細菌が、内在性pck遺伝子に突然変異を有する請求項32に記載の細菌。
【請求項36】
大腸菌またはコリネ型細菌であって、
(a)細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(b)細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(c)細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(d)細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(e)細菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(f)細菌のO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(g)細菌の5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(h)細菌のO−スクシニルホモセリン(チオ)−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(i)細菌の5−メチルテトラヒドロプテロイルトリグルタメート−ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(j)細菌のメチオニン・アデノシルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(k)細菌のセリン・ヒドロキシルメチルトランスフェラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(l)細菌のシスタチオニンβ−リアーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と
のうちの少なくとも2つを含む細菌。
【請求項37】
前記少なくとも2つの遺伝子改変された核酸分子のうち少なくとも1つが、異種ポリペプチドをコードする請求項36に記載の細菌。
【請求項38】
前記細菌が、(a)と、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項39】
前記細菌が、(b)と、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項40】
前記細菌が、(c)と、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項41】
前記細菌が、(d)と、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)お
よび(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項42】
前記細菌が、(e)と、(f)、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項43】
前記細菌が、(f)と、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項44】
前記細菌が、(g)と、(h)、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項45】
前記細菌が、(h)と、(i)、(j)、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項46】
前記細菌が、(i)と、(j)(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項47】
前記細菌が、(j)と、(k)および(l)のうちの少なくとも1つとを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項48】
前記細菌が(k)および(l)を含む請求項36に記載の細菌。
【請求項49】
前記細菌が(a)〜(l)のうちの少なくとも3つを含む請求項36に記載の細菌。
【請求項50】
前記細菌は、
(a)ホモセリン・キナーゼ・ポリペプチドと、
(b)ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ・ポリペプチドと、
(c)ホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドと、
(d)mcbR遺伝子産物ポリペプチドと
のうちの1つまたは複数のポリペプチドの活性が対照と比較して低減されている請求項36に記載の細菌。
【請求項51】
前記細菌が、内在性hom遺伝子、内在性thrB遺伝子、内在性pck遺伝子または内在性mcbR遺伝子に突然変異を有する請求項50に記載の細菌。
【請求項52】
前記細菌が、内在性hom遺伝子および内在性thrB遺伝子に突然変異を有する請求項50に記載の細菌。
【請求項53】
前記細菌が、内在性hom遺伝子、内在性thrB遺伝子、内在性pck遺伝子または内在性mcbR遺伝子のうちの2つ以上に突然変異を有する請求項50に記載の細菌。
【請求項54】
大腸菌またはコリネ型細菌であって、
(a)細菌のホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(b)細菌のアスパルトキナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(c)細菌のアスパラギン酸セミアルデヒド・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と、
(d)細菌のホモセリン・デヒドロゲナーゼ・ポリペプチドまたはその機能的変異体をコードする配列からなる遺伝子改変された核酸分子と
のうちの少なくとも2つを含む細菌。
【請求項55】
前記少なくとも2つのポリペプチドのうちの少なくとも1つは、異種ポリペプチドをコードする請求項54に記載の細菌。
【請求項56】
前記細菌が、(a)および(b)、(a)および(c)、(a)および(d)、(b)および(c)、(b)および(d)、または(c)および(d)を含む請求項54に記載の細菌。
【請求項57】
前記細菌が(a)〜(d)のうちの少なくとも3つを含む請求項54に記載の細菌。
【請求項58】
前記細菌は、
(a)ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ・ポリペプチドと、
(b)mcbR遺伝子産物ポリペプチドと
のうちの1つまたは複数のポリペプチドの活性が対照と比較して低減されている請求項54に記載の細菌。
【請求項59】
前記細菌が内在性pck遺伝子または内在性mcbR遺伝子に突然変異を有する請求項58に記載の細菌。
【請求項60】
前記細菌が内在性pck遺伝子および内在性mcbR遺伝子に突然変異を有する請求項58に記載の細菌。
【請求項61】
アミノ酸または関連代謝産物を産生する方法であって、
アミノ酸または代謝産物が産生される条件下で請求項1の細菌を培養する工程と、該培養物からアミノ酸または関連代謝産物を含んでなる組成物を回収する工程とからなる方法。
【請求項62】
前記培養物の少なくとも一部を分画し、前記アミノ酸または代謝産物が豊富な画分を得る工程からさらになる請求項61に記載の方法。
【請求項63】
L−リジンまたは関連代謝産物を産生する方法であって、
L−リジンが産生される条件下で請求項1または請求項28の細菌を培養する工程と、培養物からL−リジンまたは関連代謝産物を含んでなる組成物を回収する工程とからなる方法。
【請求項64】
前記培養物の少なくとも一部を分画し、L−リジンに富む画分を得る工程からさらになる請求項63に記載の方法。
【請求項65】
メチオニンまたはS−アデノシルメチオニンを産生する方法であって、
メチオニンまたはS−アデノシルメチオニンが産生される条件下で請求項36の細菌を培養する工程と、培養物からメチオニンまたはS−アデノシルメチオニンを含んでなる組成物を回収する工程とからなる方法。
【請求項66】
前記培養物の少なくとも一部を分画し、メチオニンまたはS−アデノシルメチオニンが豊富な画分を得る工程からさらになる請求項65に記載の方法。
【請求項67】
イソロイシンまたはスレオニンを産生する方法であって、
イソロイシンまたはスレオニンが産生される条件下で請求項54の細菌を培養する工程と、培養物からイソロイシンまたはスレオニンを含んでなる組成物を回収する工程とから
なる方法。
【請求項68】
前記培養物の少なくとも一部を分画し、イソロイシンまたはスレオニンが豊富な画分を得る工程からさらになる請求項67に記載の方法。
【請求項69】
変異体細菌タンパク質をコードする単離核酸であって、該細菌タンパク質が、アスパラギン酸ファミリーのアミノ酸または関連代謝産物からのアミノ酸産生を制御し、かつ前記変異体タンパク質が、野生型の該タンパク質と比較して高い活性を有することを特徴とする核酸。
【請求項70】
前記細菌タンパク質が、アスパラギン酸ファミリーのアミノ酸または関連代謝産物からのアミノ酸産生を制御し、かつ前記変異体タンパク質は、野生型の該タンパク質と比較してS−アデノシルメチオニンによるフィードバック阻害が低減されている請求項69に記載の核酸。
【請求項71】
細菌タンパク質の変異体をコードする単離核酸であって、該細菌タンパク質が、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20は、それぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lは、それぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tは、それぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなり、
前記細菌タンパク質変異体が、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項72】
S−アデノシルメチオニンによる前記細菌タンパク質変異体のフィードバック阻害が、前記細菌タンパク質と比較して低減されている請求項71に記載の核酸。
【請求項73】
前記アミノ酸変異がアラニンへの変異である請求項71に記載の核酸。
【請求項74】
請求項69に記載の核酸によってコードされるポリペプチド。
【請求項75】
請求項71に記載の核酸によってコードされるポリペプチド。
【請求項76】
請求項69に記載の核酸を含む細菌。
【請求項77】
請求項71に記載の核酸を含む細菌。
【請求項78】
アミノ酸または関連代謝産物を産生する方法であって、
請求項69に記載の核酸が発現し、アミノ酸が産生されうる条件下で、該核酸を含む遺伝子改変細菌を培養する工程と、該培養物からアミノ酸または関連代謝産物を含んでなる組成物を回収する工程とからなる方法。
【請求項79】
アミノ酸または関連代謝産物を産生する方法であって、
請求項71に記載の核酸が発現し、アミノ酸が産生されうる条件下で、該核酸を含む遺伝子改変細菌を培養する工程と、該培養物からアミノ酸または関連代謝産物を含んでなる組成物を回収する工程とからなる方法。
【請求項80】
細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする単離核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼの変異体であり、
該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項81】
細菌の変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする単離核酸であって、該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、Xは任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼの変異体であり、
該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項82】
細菌の変異型mcbR遺伝子産物をコードする単離核酸であって、該変異型mcbR遺伝子産物が、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のア
ミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるmcbR遺伝子産物の変異体であり、
該変異型mcbR遺伝子産物が、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項83】
細菌の変異体アスパルトキナーゼをコードする単離核酸であって、該変異体アスパルトキナーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるアスパルトキナーゼの変異体であり、
該変異体アスパルトキナーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項84】
細菌の変異体O−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼをコードする単離核酸であって、該変異体O−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるO−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼの変異体であり、
該変異体O−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項85】
細菌の変異体シスタチオニンβ−リアーゼをコードする単離核酸であって、該変異体シスタチオニンβ−リアーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m
−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるシスタチオニンβ−リアーゼの変異体であり、
該変異体シスタチオニンβ−リアーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項86】
細菌の変異体5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼをコードする単離核酸であって、該変異体5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX15〜X16は、それぞれ独立に、Xは任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなる5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼの変異体であり、
該変異体ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼが、配列番号_のG1、K3、F14またはZ16のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項87】
細菌の変異体S−アデノシルメチオニン・シンセターゼをコードする単離核酸であって、該変異体S−アデノシルメチオニン・シンセターゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるS−アデノシルメチオニン・シンセターゼの変異体であり、
該変異体S−アデノシルメチオニン・シンセターゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸。
【請求項88】
細菌の野生型ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型mcbR遺伝子産物と比較してフィードバック阻害が低減された変異型mcbR遺伝子産物をコードする核酸と、
細菌の野生型アスパルトキナーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体アスパルトキナーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型O−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体O−スクシニルホモセリン(チオール)−リアーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型シスタチオニンβ−リアーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体シスタチオニンβ−リアーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型5−メチルテトラヒドロ葉酸ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体ホモシステイン・メチルトランスフェラーゼをコードする核酸と、
細菌の野生型S−アデノシルメチオニン・シンセターゼと比較してフィードバック阻害が低減された変異体S−アデノシルメチオニン・シンセターゼ変異体をコードする核酸とのうち少なくとも2つ以上を含む細菌。
【請求項89】
(a)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼの変異体であり、
該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸と、
(b)細菌の変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする核酸であって、該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、
G1−X2−K3−X4−X5−X6−X7−X8−X9−X10−X11−X12−X13−X13a−X13b−X13c−X13d−X13e−X13f−X13g−X13h−X13i−X13j−X13k−X13l−F14−X15−Z16−X17−X18−X19−X20−X21−X21a−X21b−X21c−X21d−X21e−X21f−X21g−X21h−X21i−X21j−X21k−X21l−X21m−X21n−X21o−X21p−X21q−X21r−X21s−X21t−D22(配列番号_)
(式中、X2、X4〜X13、X15およびX17〜X20はそれぞれ独立に任意のアミノ酸であり、X13a〜X13lはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、X21a〜X21tはそれぞれ独立に任意のアミノ酸であるかまたは存在せず、Z16はバリン、アスパラギン酸、グリシン、イソロイシンおよびロイシンから選択される)のアミノ酸配列からなるO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼの変異体であり、
該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、配列番号_のG1、K3、F14、Z16またはD22のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸と、
(c)細菌の変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする核酸で
あって、該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、
L1−X2−X3−G4−G5−X6−F7−X8−X9−X10−X11(配列番号_)(式中、Xは任意のアミノ酸であり、X8はバリン、ロイシン、イソロイシンおよびアスパラギン酸から選択され、X11はバリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニンおよびメチオニンから選択される)のアミノ酸配列からなるO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼの変異体であり、
該細菌タンパク質の変異体が、配列番号_のL1、G4、X8、X11のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を含むことを特徴とする核酸と
のうちの2つ以上を含む細菌。
【請求項90】
(a)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のグリシン231、リジン233、フェニルアラニン251およびバリン253の残基のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を有するC.glutamicumのホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼであることを特徴とする核酸と、
(b)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のグリシン81、アスパラギン酸287、フェニルアラニン269の残基のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を有するT.fuscaのホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼであることを特徴とする核酸と、
(c)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のグルタミン酸252にアミノ酸変異を有する大腸菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼであることを特徴とする核酸と、
(d)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のM.lepraeのホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼのグリシン73、アスパラギン酸278およびチロシン260の残基のうち1つまたは複数に対応する残基にアミノ酸変異を有する放線菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼであることを特徴とする核酸と、
(e)細菌の変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼをコードする核酸であって、該変異体ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼが、配列番号_のグリシン73、チロシン260およびアスパラギン酸278の残基のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を有するヒト結核菌のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼであることを特徴とする核酸と、
(f)細菌の変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする核酸であって、該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、配列番号_のグリシン227、ロイシン229、アスパラギン酸231、グリシン232、グリシン233、フェニルアラニン235、アスパラギン酸236、バリン239、フェニルアラニン368、アスパラギン酸370、アスパラギン酸383、グリシン346およびリジン348の残基のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を有するC.glutamicumのO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼであることを特徴とする核酸と、
(g)細菌の変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼをコードする核酸であって、該変異体O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、配列番号_のグリシン240、アスパラギン酸244、フェニルアラニン379およびアスパラギン酸394の残基のうち1つまたは複数にアミノ酸変異を有するT.fuscaのO−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼであることを特徴とする核酸と
のうちの2つ以上を含む細菌。
【請求項91】
エピソーム性のホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼまたはその変異体と、エピ
ソーム性のO−アセチルトランスフェラーゼ・スルフヒドリラーゼまたはその変異体とをコードする核酸を含む細菌。
【請求項92】
前記エピソーム性ホモセリンO−アセチルトランスフェラーゼおよび前記エピソーム性O−アセチルホモセリン・スルフヒドリラーゼが、前記細菌とは異なる種に由来する請求項91に記載の細菌。
【請求項93】
アスパラギン酸由来のアミノ酸を含む動物飼料添加剤の調製方法であって、
(d)アスパラギン酸由来アミノ酸が産生されうる条件下で請求項1、28、36および54のいずれか一項に記載の細菌を培養する工程と、
(e)該細菌の培養により生じたアスパラギン酸由来のアミノ酸の少なくとも一部を含んでなる組成物を回収する工程と、
(f)回収された組成物を濃縮してアスパラギン酸由来のアミノ酸を富化する工程と、
(g)任意選択で、1種または複数の物質を加えて、所望の動物飼料添加剤を得る工程と
からなる方法。
【請求項94】
前記細菌が大腸菌またはコリネ型細菌である請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記細菌がCorynebacterium glutamicumである請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記アスパラギン酸由来のアミノ酸が、リジン、メチオニン、スレオニンまたはイソロイシンのうちの1つまたは複数である請求項93に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【公表番号】特表2007−525951(P2007−525951A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−515133(P2006−515133)
【出願日】平成16年6月1日(2004.6.1)
【国際出願番号】PCT/US2004/017513
【国際公開番号】WO2004/108894
【国際公開日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【出願人】(503226338)マイクロバイア インコーポレイテッド (13)
【氏名又は名称原語表記】Microbia,Inc.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年6月1日(2004.6.1)
【国際出願番号】PCT/US2004/017513
【国際公開番号】WO2004/108894
【国際公開日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【出願人】(503226338)マイクロバイア インコーポレイテッド (13)
【氏名又は名称原語表記】Microbia,Inc.
【Fターム(参考)】
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