説明

アミロイド関連疾患を治療するための方法および組成物

【要訳】アミロイド関連疾患を治療または予防するための方法、化合物、薬学的組成物およびキットを記載する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:

(式中、R1は置換もしくは無置換シクロアルキル、複素環、アリール、アリールシクロアルキル、二環もしくは三環、二環式もしくは三環式縮合環基、または置換もしくは無置換C2〜C10アルキル基であり;
R2は水素またはアルキルであり;
YはSO3-X+であり;
X+は水素または陽イオン基であり;かつ
L1およびL2はそれぞれ独立に置換もしくは無置換C1〜C5アルキル基であるか、または存在しない)
またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグであって、ただしR1がアルキルである場合、L1は存在せず;R2がベンジルであり、L1はメチレンであり、R1はフェニルであり、L2は-(CH2)3-である場合、YはSO3-X+ではなく、R2が水素であり、L2は-(CH2)3-であり、L1はメチレンであり、R1は1,3-ベンゾジオキソル-5-イルまたは3,4-メトキシベンジルである場合、YはSO3-X+ではなく、かつR2が水素であり、L2は-(CH2)3-であり、L1は存在せず、R1はt-ブチル、イソブチル、ペンチル、n-ヘプチル、n-オクチル、n-ノニル、シクロヘキシル、イソプロピル、イソアミル、1-ヒドロキシ-2-プロピル、3,5-ジメチル-1-アダマンチル、1-ヒドロキシ-2-ペンチル、3-メチル酪酸、-4-メチル-ペンタン酸メチルエステル、または2,2-ジフェニル-エチルである場合、YはSO3-X+ではない化合物。
【請求項2】
式IIの化合物:

(式中、R1は置換もしくは無置換環式、二環式、三環式、もしくはベンゾ複素環基または置換もしくは無置換C2〜C10アルキル基であり;
R2は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリルであるか、またはR1に結合して複素環を形成し;
YはSO3-X+、OSO3-X+、またはSSO3-X+であり;
X+は水素、陽イオン基、またはエステル形成部分であり;
mは0であり;
nは1、2、3、または4であり;
Lは置換もしくは無置換C1〜C3アルキル基であるか、または存在しない)
またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグであって、ただしR1がアルキルである場合、Lは存在しない化合物。
【請求項3】
R2が水素である、請求項1または2記載の化合物。
【請求項4】
R1が直鎖アルキルである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
R1がエチル、n-ペンチル、n-ヘプチル、n-オクチル、またはn-ノニルである、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
R1がt-ブチルである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項7】
R1が炭素環である、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項8】
R1がC7〜C10ビシクロアルキルである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項9】
R1がトリシクロアルキルである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項10】
R1がトリシクロ[3.3.1.03,7]デシルまたはアダマンチルである、請求項9記載の化合物。
【請求項11】
R1がビシクロ[2.1.2]ヘプチルである、請求項9記載の化合物。
【請求項12】
二環式縮合環基がインドリルである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項13】
L1がCH2CH2である、請求項1〜12のいずれか一項記載の化合物。
【請求項14】
R1がテトラヒドロナフチルである、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項15】
L1が存在しない、請求項1〜12または14のいずれか一項記載の化合物。
【請求項16】
下記である、請求項1または2記載の化合物:
















またはその薬学的に許容される塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項17】
式IIIの化合物:

(式中、Aは窒素または酸素であり;
R11は水素、塩形成陽イオン、エステル形成基、または-(CH2)x-Qであり;
Qは水素、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、またはベンゾイミダゾリルであり;
xは0、1、2、3、または4であり;
nは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
R3、R3a、R4、R4a、R5、R5a、R6、R6a、R7およびR7aはそれぞれ独立に水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、シアノ、ハロゲン、アミノ、テトラゾリルであるか、または隣接環原子上の二つのR基が環原子と一緒になって二重結合を形成し、ただしR3、R3a、R5、R5a、R6、およびR6aの一つは式IIIaの部分である:

(式中、mは0、1、2、3、または4であり;
RA、RB、RC、RD、およびREは水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシル、ハロゲン化アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、シアノ、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、テトラゾリル、ベンゾチアゾリル、およびベンゾイミダゾリルからなる群より独立に選択される));
ならびにその薬学的に許容される塩、エステル、およびプロドラッグであって、ただし3-(4-フェニル-1,2,3,6-テトラヒドロ-1-ピリジル)-1-プロパンスルホン酸ではなく、かつR3a、R4、R4a、R5、R5a、R6、R6a、R7およびR7aが水素である場合、R3は式IIIaの部分ではない化合物。
【請求項18】
nが2、3または4である、請求項17記載の化合物。
【請求項19】
R11が塩形成陽イオンである、請求項17または18記載の化合物。
【請求項20】
塩形成陽イオンがリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、鉄、またはアンモニウムである、請求項19記載の化合物。
【請求項21】
R11がエステル形成基である、請求項17または18記載の化合物。
【請求項22】
エステル形成基が置換または無置換アルキル、アリール、アルケニル、アルキニル、またはシクロアルキルである、請求項21記載の化合物。
【請求項23】
R3およびR4が一緒になって二重結合を形成する、請求項17〜22のいずれか一項記載の化合物。
【請求項24】
R4、R5、R6、およびR7がそれぞれ水素である、請求項17〜22のいずれか一項記載の化合物。
【請求項25】
R3aがヒドロキシル、シアノ、アシル、またはヒドロキシルである、請求項17〜24のいずれか一項記載の化合物。
【請求項26】
RA、RB、RC、RD、およびREがそれぞれ水素である、請求項17〜25のいずれか一項記載の化合物。
【請求項27】
RA、RB、RD、およびREがそれぞれ水素であり、Rcがハロゲンである、請求項17〜25のいずれか一項記載の化合物。
【請求項28】
ハロゲンがフッ素、臭素、塩素、またはヨウ素である、請求項27記載の化合物。
【請求項29】
mが0または1である、請求項17〜28のいずれか一項記載の化合物。
【請求項30】
mが3である、請求項17〜28のいずれか一項記載の化合物。
【請求項31】
Aが酸素である、請求項17〜30のいずれか一項記載の化合物。
【請求項32】
R3が式IIIaの部分である、請求項17〜31のいずれか一項記載の化合物。
【請求項33】
下記である、請求項17記載の化合物:

またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項34】
式IVの化合物:

(式中、Aは窒素または酸素であり;
R11は水素、塩形成陽イオン、エステル形成基、または-(CH2)x-Qであり;
Qは水素、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、またはベンゾイミダゾリルであり;
xは0、1、2、3、または4であり;
nは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
R4、R4a、R5、R5a、R6、R6a、R7、およびR7aはそれぞれ独立に水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アルコキシカルボニル、シアノ、ハロゲン、アミノ、テトラゾリルであるか、R4およびR5はそれらが結合している環原子と一緒になって二重結合を形成するか、またはR6およびR7はそれらが結合している環原子と一緒になって二重結合を形成し;
mは0、1、2、3、または4であり;
R8、R9、R10、R11、およびR12は水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシル、ハロゲン化アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、シアノ、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、テトラゾリル、ベンゾチアゾリル、およびベンゾイミダゾリルからなる群より独立に選択される);
またはその薬学的に許容される塩、エステル、およびプロドラッグ。
【請求項35】
mが0である、請求項34記載の化合物。
【請求項36】
nが2、3、または4である、請求項34または35記載の化合物。
【請求項37】
R4、R5、R6およびR7がそれぞれ水素である、請求項34〜36のいずれか一項記載の化合物。
【請求項38】
R8、R9、R10、R11、およびR12がそれぞれ水素である、請求項34〜36のいずれか一項記載の化合物。
【請求項39】
R8、R9、R11、およびR12がそれぞれ水素であり、R10がフッ素、塩素、ニトロ、またはアルキルである、請求項34〜36のいずれか一項記載の化合物。
【請求項40】
R9、R10、R11、およびR12がそれぞれ水素であり、R8がフッ素である、請求項34〜36のいずれか一項記載の化合物。
【請求項41】
下記である、請求項35記載の化合物:

またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項42】
式Vの化合物:

(式中、Aは窒素または酸素であり;
R11は水素、塩形成陽イオン、エステル形成基、-(CH2)x-Qであるか、あるいはAが窒素である場合、AおよびR11は一緒になって天然もしくは非天然アミノ酸の残基、またはその塩もしくはエステルであってもよく、ただしAおよびR11は同時にロイシン残基ではなく;
Qは水素、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、またはベンゾイミダゾリルであり;
xは0、1、2、3、または4であり;
nは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
aaは天然または非天然アミノ酸残基であり;
mは0、1、2、または3であり;
R14は水素または保護基であり;
R15は水素、アルキルまたはアリールである);
およびその薬学的に許容される塩、エステル、またはプロドラッグ。
【請求項43】
nが2、3、または4である、請求項42記載の化合物。
【請求項44】
nが3である、請求項42記載の化合物。
【請求項45】
mが0である、請求項43〜44のいずれか一項記載の化合物。
【請求項46】
A-R11が天然アミノ酸の残基、またはその塩もしくはエステルである、請求項43〜45のいずれか一項記載の化合物。
【請求項47】
A-R11がフェニルアラニン残基である、請求項46記載の化合物。
【請求項48】
(aa)mがフェニルアラニン、グリシン、またはphe-pheの残基である、請求項42〜47のいずれか一項記載の化合物。
【請求項49】
R15が水素または置換アリールである、請求項42〜48のいずれか一項記載の化合物。
【請求項50】
R15がアリールアルキルである、請求項49記載の化合物。
【請求項51】
下記である、請求項42記載の化合物:

またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項52】
式VIの化合物:

(式中、nは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
Aは酸素または窒素であり;
R11は水素、塩形成陽イオン、エステル形成基、-(CH2)x-Qであるか、あるいはAが窒素である場合、AおよびR11は一緒になって天然もしくは非天然アミノ酸の残基、またはその塩もしくはエステルであってもよく;
Qは水素、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、またはベンゾイミダゾリルであり;
xは0、1、2、3、または4であり;
R19は水素、アルキルまたはアリールであり;
Y1は酸素、硫黄、または窒素であり;
Y2は炭素、窒素、または酸素であり;
R20は水素、アルキル、アミノ、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、またはベンゾイミダゾリルであり;
R21は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリルであるか、またはY2が酸素である場合は存在せず;
R22は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリルであるか;またはY1が窒素である場合、R22は水素、ヒドロキシル、アルコキシもしくはアリールオキシであるか;またはY1が酸素もしくは硫黄である場合、R22は存在せず;またはY1が窒素である場合、R22およびR21は結合して環状部分を形成してもよく;
R23は水素、アルキル、アミノ、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、もしくはベンゾイミダゾリルであるか、またはY2が窒素もしくは酸素である場合は存在しない);
またはその薬学的に許容される塩、エステル、もしくはプロドラッグであって、ただしnが3である場合、Y1は酸素であり、Y2は酸素であり、R21はベンジルであり、Aは酸素であり、R19は水素ではなく;nが3である場合、Y1は酸素であり、Y2は炭素であり、R20、R21、およびR23はそれぞれメチルであり、R19は水素ではなく、かつR21およびR22は結合してアリール環を形成していない化合物。
【請求項53】
R11が塩形成陽イオンである、請求項52記載の化合物。
【請求項54】
Aが酸素である、請求項52または53記載の化合物。
【請求項55】
Y1が酸素または硫黄であり、R22が存在しない、請求項52〜54のいずれか一項記載の化合物。
【請求項56】
Y2が酸素であり、R21が存在しない、請求項52〜55のいずれか一項記載の化合物。
【請求項57】
R20がベンジル、アリール、アルキル、またはシクロアルキルである、請求項52〜56のいずれか一項記載の化合物。
【請求項58】
Y2が窒素である、請求項52〜55および57のいずれか一項記載の化合物。
【請求項59】
R21が水素である、請求項52〜55のいずれか一項記載の化合物。
【請求項60】

【請求項61】
R21がベンジルである、請求項52〜55のいずれか一項記載の化合物。
【請求項62】
Y1が硫黄である、請求項53〜55および57〜60のいずれか一項記載の化合物。
【請求項63】
下記からなる群より選択される、請求項53記載の化合物:

ならびにその薬学的に許容される塩、エステル、およびプロドラッグ。
【請求項64】
式VIIの化合物:

(式中、nは2、3、または4であり;
Aは酸素または窒素であり;
R11は水素、塩形成陽イオン、エステル形成基、-(CH2)x-Qであるか、あるいはAが窒素である場合、AおよびR11は一緒になって天然もしくは非天然アミノ酸の残基、またはその塩もしくはエステルであってもよく;
Qは水素、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、またはベンゾイミダゾリルであり;
xは0、1、2、3、または4であり;
Gは直接結合または酸素、窒素、もしくは硫黄であり;
zは0、1、2、3、4、または5であり;
mは0または1であり;
R24は水素、アルキル、メルカプトアルキル、アルケニル、アルキニル、アロイル、アルキルカルボニル、アミノアルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、チアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、ベンゾチアゾリル、およびベンゾイミダゾリルからなる群より選択され;
R25はそれぞれ水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、チオール、アミノ、ニトロ、アルキル、アリール、炭素環、または複素環から独立に選択される);
ならびにその薬学的に許容される塩、エステル、およびプロドラッグ。
【請求項65】
R11が水素である、請求項64記載の化合物。
【請求項66】
Aが酸素である、請求項64または65記載の化合物。
【請求項67】
nが3である、請求項64〜67のいずれか一項記載の化合物。
【請求項68】
R24が水素である、請求項64〜68のいずれか一項記載の化合物。
【請求項69】
R24がベンジルである、請求項64〜68のいずれか一項記載の化合物。
【請求項70】
mが1である、請求項64〜69のいずれか一項記載の化合物。
【請求項71】
zが0、2、または3である、請求項64〜70のいずれか一項記載の化合物。
【請求項72】
R25がヒドロキシルまたはアルコキシである、請求項64〜71のいずれか一項記載の化合物。
【請求項73】
R25がメトキシである、請求項72記載の化合物。
【請求項74】
下記からなる群より選択される、請求項64記載の化合物:

ならびにその薬学的に許容される塩、エステル、およびプロドラッグ。
【請求項75】
下記の式の化合物:

ならびにその薬学的に許容される塩およびエステル。
【請求項76】
表2Aの化合物ではない、請求項1〜75のいずれか一項記載の化合物。
【請求項77】
アミロイド関連疾患を治療する際に使用するためのキットであって、請求項1〜76のいずれか一項または表2A記載の化合物、および本発明の方法で用いるための説明書を含むキット。
【請求項78】
対象においてアミロイド関連疾患を治療または予防する方法であって、それを必要とする対象に、請求項1〜76のいずれか一項または表および図に記載の化合物を、アミロイド関連疾患を治療または予防するために有効な量で投与する段階を含む方法。
【請求項79】
アミロイド関連疾患がアルツハイマー病、脳アミロイド血管症、封入体筋炎、黄斑変性症、MCI、またはダウン症候群である、請求項78記載の方法。
【請求項80】
アミロイド原線維形成もしくは沈着、神経変性、または細胞毒性が化合物の投与後に軽減または阻害される、請求項78または79記載の方法。
【請求項81】
アミロイド関連疾患が糖尿病、AAアミロイドーシス、ALアミロイドーシス、または血液透析関連アミロイドーシス(β2M)である、請求項78記載の方法。
【請求項82】
対象がヒトである、請求項78〜81のいずれか一項記載の方法。
【請求項83】
対象がアルツハイマー病、軽度認知障害、または脳アミロイド血管症を有し、投与後に該患者で認知機能の安定化、認知機能のさらなる低下の予防、または疾患進行の防止、遅延、もしくは停止が起こる、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項84】
対象においてアミロイド沈着を阻害する方法であって、対象に請求項1〜76のいずれか一項もしくは表および図に記載の治療化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を、アミロイド沈着を阻害するために該治療化合物がアミロイド形成タンパク質と基底膜の糖タンパク質またはプロテオグリカン成分との間の相互作用を阻害するように投与する段階を含む方法。
【請求項85】
対象においてアミロイド沈着を阻害する方法であって、該対象に請求項1〜76のいずれか一項もしくは表および図に記載の治療化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を経口投与する段階を含む方法。
【請求項86】
アミロイド沈着物を有する対象においてアミロイド沈着物を減少させる方法であって、該対象に請求項1〜76のいずれか一項もしくは表および図に記載の治療化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を経口投与する段階を含む方法。
【請求項87】
治療化合物を経口投与する、請求項78〜86のいずれか一項記載の方法。
【請求項88】
治療化合物を薬学的に許容される媒体中で投与する、請求項78〜87のいずれか一項記載の方法。
【請求項89】
対象においてアミロイド沈着を阻害する方法であって、対象に請求項1〜76のいずれか一項もしくは表および図に記載の治療化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を、アミロイド沈着が阻害されるように投与する段階を含む方法。
【請求項90】
治療化合物を経口投与する、請求項89記載の方法。
【請求項91】
治療化合物を薬学的に許容される媒体中で投与する、請求項89または90記載の方法。
【請求項92】
対象においてアミロイド沈着を阻害する方法であって、対象に請求項1〜76のいずれか一項もしくは表および図に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を、化合物の活性を維持しつつ化合物の意図される標的部位への生体内分布が妨害されず、アミロイド沈着が阻害されるように投与する段階を含む方法。
【請求項93】
対象においてアミロイド沈着を阻害する方法であって、対象に請求項1〜76のいずれか一項もしくは表および図に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を、アミロイド沈着が阻害され、化合物の活性を維持しつつ化合物の意図される標的部位への生体内分布が妨害されないように投与する段階を含む方法。
【請求項94】
対象においてアミロイド沈着を阻害する方法であって、対象に請求項1〜76のいずれか一項もしくは表および図に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を、化合物がアミロイド形成タンパク質と基底膜の成分との間の相互作用を阻害し、アミロイド沈着が阻害されるように投与する段階を含む方法。
【請求項95】
対象においてアミロイド沈着を阻害する方法であって、対象に請求項1〜76のいずれか一項もしくは表および図に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を、アミロイド形成タンパク質と基底膜の成分との間の相互作用が阻害され、アミロイド沈着が阻害されるように投与する段階を含む方法。
【請求項96】
アミロイド沈着物を有する対象においてアミロイド沈着物を減少させる方法であって、対象に請求項1〜76のいずれか一項もしくは表および図に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を、対象においてアミロイド沈着物が減少するように投与する段階を含む方法。
【請求項97】
対象においてアミロイド沈着を阻害する方法であって、対象に請求項1〜76のいずれか一項もしくは表および図に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の有効量を、化合物がアミロイド形成タンパク質と基底膜の糖タンパク質またはプロテオグリカン成分との間の相互作用を阻害し、アミロイド沈着が阻害されるように投与する段階を含む方法。
【請求項98】
アミロイド関連疾患の治療または予防用の医薬品調製における、請求項78〜97のいずれか一項記載の化合物の使用。
【請求項99】
アミロイド関連疾患の治療または予防用の薬学的組成物であって、請求項1〜76のいずれか一項記載の化合物を含む組成物。
【請求項100】
請求項1〜76のいずれか一項記載の化合物を含む薬学的組成物。
【請求項101】
表、式またはスキームに記載の化合物を含む薬学的組成物。
【請求項102】
アミロイドーシス治療用の薬学的組成物であって、請求項1〜76のいずれか一項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、対象においてアミロイド沈着を阻害するのに十分な量で含む組成物。
【請求項103】
アミロイドーシス治療用の薬学的組成物であって、請求項1〜76のいずれか一項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、対象においてアミロイド形成タンパク質と基底膜の成分との間の相互作用を阻害し、アミロイド沈着を阻害するのに十分な量で含む組成物。
【請求項104】
アミロイドーシス予防用の薬学的組成物であって、請求項1〜76のいずれか一項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、対象においてアミロイド形成タンパク質と基底膜の成分との間の相互作用を阻害し、アミロイド沈着を阻害するのに十分な量で含む組成物。
【請求項105】
アミロイドーシス治療用の薬学的組成物であって、請求項1〜76のいずれか一項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を、対象においてアミロイド沈着を阻害するのに十分な量で含む組成物。
【請求項106】
化合物がアミロイド原線維形成を防止または阻害する、請求項78〜97のいずれか一項記載の方法。
【請求項107】
化合物が、アミロイドペプチドがその可溶性オリゴマー型またはその微小繊維型で細胞表面に結合または接着し、細胞損傷または毒性を引き起こすことを防止する、請求項78〜97または106のいずれか一項記載の方法。
【請求項108】
化合物がアミロイド誘導性の細胞毒性またはミクログリア活性化を阻止する、請求項78〜97、106、または107のいずれか一項記載の方法。
【請求項109】
化合物がアミロイド誘導性の神経毒性を阻止する、請求項78〜97、または106〜108のいずれか一項記載の方法。
【請求項110】
化合物がアミロイド凝集、原線維形成、または沈着の速度もしくは量を低下させる、請求項78〜97または106〜109のいずれか一項記載の方法。
【請求項111】
化合物がアミロイド原線維形成または沈着の速度を低下させる、請求項78〜97または106〜110のいずれか一項記載の方法。
【請求項112】
化合物がアミロイド沈着の程度を低下させる、請求項78〜97または106〜111のいずれか一項記載の方法。
【請求項113】
化合物がアミロイド原線維形成を阻害、低下、または防止する、請求項78〜97または106〜112のいずれか一項記載の方法。
【請求項114】
化合物がアミロイド誘導性の炎症を阻害する、請求項78〜97または106〜113のいずれか一項記載の方法。
【請求項115】
化合物が脳からのアミロイドのクリアランスを促進する、請求項78〜97または106〜114のいずれか一項記載の方法。
【請求項116】
化合物が未治療対象における平衡分布に対してCSFまたは脳と血漿との間のアミロイドの平衡を変化させ、脳内のアミロイド-βの量を減少させる、請求項78〜97または106〜115のいずれか一項記載の方法。
【請求項117】
化合物がアミロイド沈着物を有する対象においてアミロイドの沈着を逆転させる、請求項78〜97または106〜116のいずれか一項記載の方法。
【請求項118】
化合物がアミロイド沈着物を有する対象においてアミロイドの沈着を支持する、請求項78〜97または106〜117のいずれか一項記載の方法。
【請求項119】
化合物がアミロイド沈着物を有する対象において斑クリアランスを支持する、または沈着を遅延させる、請求項78〜97または106〜117のいずれか一項記載の方法。
【請求項120】
化合物が未治療対象に対して対象の脳のアミロイド濃度を低下させる、請求項78〜97または106〜119のいずれか一項記載の方法。
【請求項121】
化合物が脳に浸透する、請求項78〜97または106〜120のいずれか一項記載の方法。
【請求項122】
化合物が可溶性アミロイドを非原線維型で維持する、請求項78〜97または106〜121のいずれか一項記載の方法。
【請求項123】
化合物が未治療対象に対して対象の脳からの可溶性アミロイドのクリアランス速度を高める、請求項78〜97または106〜122のいずれか一項記載の方法。
【請求項124】
化合物がアミロイドと細胞表面成分との間の相互作用を阻害または低下させる、請求項78〜97または106〜123のいずれか一項記載の方法。
【請求項125】
細胞表面成分が基底膜のグリコサミノグリカンまたはプロテオグリカン成分である、請求項124記載の方法。
【請求項126】
アミロイドが39〜43アミノ酸を有するアミロイド-βペプチドである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項127】
アミロイドがβAPPから産生されるアミロイド形成ペプチドである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項128】
アミロイド関連疾患が軽度認知障害または軽度-中等度認知障害である、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項129】
アミロイド関連疾患が血管性痴呆である、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項130】
アミロイド関連疾患がアルツハイマー病である、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項131】
アルツハイマー病が散発性(非遺伝性)アルツハイマー病、家族性(遺伝性)アルツハイマー病、または早期アルツハイマー病である、請求項130記載の方法。
【請求項132】
アミロイド関連疾患がβ2Mアミロイドーシス、ALアミロイドーシス、AAアミロイドーシス、または糖尿病である、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項133】
アミロイド関連疾患が脳アミロイド血管症または遺伝性脳溢血である、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項134】
アミロイド関連疾患が老人痴呆、ダウン症候群、封入体筋炎、または加齢性黄斑変性症である、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項135】
アミロイド関連疾患が家族性アミロイド多発神経障害(FAP)、老人性全身アミロイドーシス、腱鞘、家族性アミロイドーシス、オステルターク(Ostertag)型、非神経障害性アミロイドーシス、脳神経障害、遺伝性脳溢血、家族性痴呆、慢性透析、家族性クロイツフェルト・ヤコブ病;ゲルストマン-ストロイスラー-シャインカー(Gerstmann-Straussler-Scheinker)症候群、遺伝性海綿状脳症、プリオン病、家族性地中海熱、マックル・ウェルズ症候群、腎症、聴覚障害、じんま疹、四肢疼痛、心筋症、皮膚沈着物、多発性骨髄腫、良性モノクローナル免疫グロブリン血症、マクログロブリン血症、骨髄腫随伴アミロイドーシス、甲状腺の髄様癌、遊離心房性アミロイド、または糖尿病である、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項136】
薬学的組成物を対象に治療的または予防的に投与する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項137】
薬学的組成物を対象に経口投与する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項138】
対象がヒトである、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項139】
対象が40歳を越えたヒトである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項140】
対象が50歳を越えたヒトである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項141】
対象が60歳を越えたヒトである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項142】
対象が70歳を越えたヒトである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項143】
対象が80歳を越えたヒトである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項144】
対象が85歳を越えたヒトである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項145】
対象が女性のヒトである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項146】
対象が閉経後の女性のヒトである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項147】
対象がホルモン置換療法中である、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項148】
対象が男性のヒトである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項149】
対象がアルツハイマー病を有する、またはアルツハイマー病を発症する遺伝的素因を有する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項150】
対象が血管性痴呆を有する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項151】
対象が老人痴呆を有する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項152】
対象が軽度認知障害を有する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項153】
対象がAPP遺伝子のゲノム突然変異を有する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項154】
対象がApoE2対立遺伝子のキャリアである、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項155】
対象がプレセニリン遺伝子のゲノム突然変異を有する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項156】
対象が家族性、散発性、または特発性アルツハイマー病または脳アミロイド血管症を有する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項157】
対象がアミロイド沈着物を有する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項158】
対象の脳がアミロイド-βアミロイド沈着物を有する、前記請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項159】
化合物がアミロイド原線維形成を防止または阻害する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項160】
化合物が、アミロイドペプチドがその可溶性オリゴマー型またはその微小繊維型で細胞表面に結合または接着し、細胞損傷または毒性を引き起こすことを防止する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項161】
化合物がアミロイド誘導性の細胞毒性またはミクログリア活性化を阻止する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項162】
化合物がアミロイド誘導性の神経毒性を阻止する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項163】
化合物がアミロイド凝集、原線維形成、または沈着の速度または量を低下させる、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項164】
化合物がアミロイド原線維形成または沈着の速度を低下させる、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項165】
化合物がアミロイド沈着の程度を低下させる、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項166】
化合物がアミロイド原線維形成を阻害、低下、または防止する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項167】
化合物がアミロイド誘導性の炎症を阻害する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項168】
化合物が脳からのアミロイドのクリアランスを促進する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項169】
化合物が未治療対象における平衡分布に対して脳と血漿との間のアミロイドの平衡を変化させ、脳内のアミロイドの量を減少させる、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項170】
化合物がアミロイド沈着物を有する対象においてアミロイドの沈着を逆転または支持する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項171】
化合物がアミロイド沈着物を有する対象において斑クリアランスを支持する、または沈着を遅延させる、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項172】
化合物が未治療対象に対して対象の脳のアミロイド濃度を低下させる、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項173】
化合物が脳に浸透する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項174】
化合物が可溶性アミロイドを非原線維型で維持する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項175】
化合物が未治療対象に対して対象のCSFまたは脳からの可溶性アミロイドのクリアランス速度を高める、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項176】
化合物がアミロイド-βと細胞表面成分との間の相互作用を阻害または低下させる、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項177】
細胞表面成分が基底膜のグリコサミノグリカンまたはプロテオグリカン成分である、前記請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項178】
アミロイド-βが39〜43アミノ酸を有するペプチドである、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項179】
アミロイド-βがβAPPから産生されるアミロイド形成ペプチドである、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項180】
アミロイド関連疾患が軽度認知障害または軽度-中等度認知障害である、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項181】
アミロイド関連疾患が血管性痴呆である、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項182】
アミロイド関連疾患がアルツハイマー病である、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項183】
アルツハイマー病が散発性(非遺伝性)アルツハイマー病、早期アルツハイマー病、または家族性(遺伝性)アルツハイマー病である、請求項182記載の薬学的組成物。
【請求項184】
アミロイド関連疾患がAAアミロイドーシス、ALアミロイドーシス、β2Mアミロイドーシス、または糖尿病である、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項185】
アミロイド関連疾患が脳アミロイド血管症または遺伝性脳溢血である、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項186】
アミロイド関連疾患が老人痴呆、ダウン症候群、軽度認知障害、封入体筋炎、または加齢性黄斑変性症である、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項187】
アミロイド関連疾患が家族性アミロイド多発神経障害(FAP)、老人性全身アミロイドーシス、家族性アミロイドーシス、オステルターク型、非神経障害性アミロイドーシス、脳神経障害、遺伝性脳溢血、家族性痴呆、慢性透析、家族性クロイツフェルト・ヤコブ病;ゲルストマン-ストロイスラー-シャインカー症候群、遺伝性海綿状脳症、プリオン病、家族性地中海熱、マックル・ウェルズ症候群、腎症、聴覚障害、じんま疹、四肢疼痛、心筋症、皮膚沈着物、多発性骨髄腫、良性モノクローナル免疫グロブリン血症、マクログロブリン血症、骨髄腫随伴アミロイドーシス、甲状腺の髄様癌、遊離心房性アミロイド、または糖尿病である、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項188】
薬学的組成物が薬学的に許容される酸、塩基、緩衝剤、無機塩、溶媒、または保存剤をさらに含む、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項189】
前記化合物の脳バイオアベイラビリティを高める化合物をさらに含む、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項190】
化合物が薬学的に許容される液体媒体に溶解している、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項191】
化合物がカプセルまたは丸剤中に均質混合物で存在する、前記薬学的組成物請求項のいずれか一項記載の薬学的組成物。
【請求項192】
対象におけるアミロイドタンパク質の沈着が少なくとも15%低下する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項193】
対象におけるアミロイドタンパク質の沈着が少なくとも40%低下する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項194】
対象におけるアミロイドタンパク質の沈着が少なくとも60%低下する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項195】
対象におけるアミロイドタンパク質の沈着が少なくとも80%低下する、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項196】
対象においてアミロイド沈着を阻害する方法であって、体液を請求項1〜77のいずれか一項もしくは表および図に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩と接触させる段階と、該体液を該対象に、該対象におけるアミロイド沈着が阻害されるように投与する段階とを含む方法。
【請求項197】
体液が血液である、請求項196記載の方法。
【請求項198】
体液を化合物とエクスビボで接触させる、請求項196または197記載の方法。
【請求項199】
対象が血液透析関連アミロイドーシスを患っている、請求項198記載の方法。
【請求項200】
アミロイド関連疾患が糖尿病であり、糖血症が安定化される、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項201】
アミロイド関連疾患が糖尿病であり、β細胞量喪失が防止または軽減される、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項202】
アミロイド関連疾患が糖尿病であり、β細胞量喪失による高血糖が軽減される、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項203】
アミロイド関連疾患が糖尿病であり、プロ-IAPP/IAPP比の変化が安定化される、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項204】
アミロイド関連疾患が糖尿病であり、インスリン産生が調節される、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項205】
インスリン産生が安定化または高められる、請求項204記載の方法。
【請求項206】
対象の関節における原線維の蓄積が防止または軽減される、β2Mに関連する前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項207】
アミロイド関連疾患が炎症を軽減または予防することにより治療または予防される、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項208】
疾患進行を防止、遅延、または停止させる方法であって、対象に請求項1〜76のいずれか一項記載の化合物の有効量を、該疾患進行が防止、遅延、または停止するように投与する段階を含む方法。
【請求項209】
疾患が軽度-中等度認知障害、血管性痴呆、アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、遺伝性脳溢血、老人痴呆、ダウン症候群、封入体筋炎、または加齢性黄斑変性症である、請求項208記載の方法。
【請求項210】
対象をアミロイド関連疾患について治療する方法であって:
該対象が該アミロイド関連疾患について治療されるように、請求項1〜76のいずれか一項記載の化合物を投与する前に対象に認知試験を実施する段階と;
対象に化合物の有効量を投与する段階と;
該化合物投与後に対象に認知試験を実施する段階とを含み、該認知試験における対象の点数が改善される方法。
【請求項211】
認知試験がCDR、MMSE、またはADAS-Cogである、請求項210記載の方法。
【請求項212】
対象の点数が維持される、請求項210または211記載の方法。
【請求項213】
認知試験がCDRまたはADAS-Cogであり、対象の点数が低下する、請求項210または211記載の方法。
【請求項214】
認知試験がMMSEであり、対象の点数が上昇する、請求項210または211記載の方法。
【請求項215】
CDR、またはADAS-Cogにおける対象の点数の上昇率が未治療対照群よりも低い、請求項210記載の方法。
【請求項216】
MMSEにおける対象の点数の低下率が未治療対照群よりも低い、請求項210記載の方法。
【請求項217】
アミロイド関連疾患が軽度認知障害、軽度-中等度認知障害、血管性痴呆、アルツハイマー病、老人痴呆、またはダウン症候群である、請求項210〜216のいずれか一項記載の方法。
【請求項218】
アミロイドタンパク質がAHアミロイドタンパク質、ALアミロイドタンパク質、アミロイドλ、アミロイドκ、アミロイドκIV、アミロイドγ、またはアミロイドγ1である、前記方法請求項のいずれか一項記載の方法。
【請求項219】
アミロイドタンパク質の沈着を軽減または防止する方法であって、それを必要とする対象に請求項1〜76のいずれか一項記載の化合物を投与する段階を含み、該アミロイドタンパク質がAHアミロイドタンパク質、ALアミロイドタンパク質、アミロイドλ、アミロイドκ、アミロイドκIV、アミロイドγ、またはアミロイドγ1である方法。
【請求項220】
アミロイド沈着による臓器機能の変化率を低下させる方法であって、それを必要とする対象に請求項1〜76のいずれか一項または表もしくは図に記載の化合物を、アミロイド沈着に対する臓器機能の変化率が低下するように投与する段階を含む方法。
【請求項221】
原線維形成を阻害する方法であって、対象に請求項1〜76のいずれか一項または表もしくは図に記載の化合物の有効量(タンパク質-タンパク質相互作用を阻害するのに有効な量)を、原線維形成が阻害されるように投与する段階を含む方法。
【請求項222】
CAAまたは遺伝性脳溢血を治療する方法であって、請求項1〜76のいずれか一項または図や表に記載の化合物の有効量(出血性卒中の再発を減らすのに有効な量)を投与する段階を含む方法。

【公表番号】特表2007−516939(P2007−516939A)
【公表日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−516599(P2006−516599)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【国際出願番号】PCT/IB2004/002375
【国際公開番号】WO2004/113275
【国際公開日】平成16年12月29日(2004.12.29)
【出願人】(505475769)ニューロケム (インターナショナル) リミテッド (7)
【Fターム(参考)】