説明

アリール尿素誘導体

【課題】アリール尿素CB−1受容体の調節性化合物の有効量を処置の必要な被験者に投与することによって、CB−1受容体に関連する疾患(特に、肥満症)を処置する方法を提供する。
【解決手段】式(I):


[式中、Yは、フェニル、ヘテロアリール基、等、Wは、COOR、COR、等、Wは、水素、ハロゲン、等、Zは、C1〜3アルキレン、等、Qは、フェニル、ピリジル、等、Tは、ハロゲン、COOR、等、TおよびTは独立して、水素、ハロゲン、等、Rは、C1〜6アルキル、フェニル、等、であり、RおよびRはそれらが結合する窒素と一緒になって、5−〜7−員ヘテロ環を形成し、mは、0、1、2または3であり;そして、nは、2または3である。]で示される化合物またはその医薬的に許容し得る塩。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アリール尿素誘導体に関する。特に、本発明は、カンナビノイド1受容体に関連する疾患(特に、肥満症)の処置に有用なアリール尿素誘導体に関する。
【背景技術】
【0002】
肥満症(これは、除脂肪体重に対する体脂肪の高い比率と定義される)は、いくつかの潜在的に生命を脅かす疾患(例えば、アテローム硬化症、高血圧症、II型糖尿病、卒中、肺塞栓症、胆嚢疾患、睡眠時無呼吸、並びに結腸癌および閉経後の乳癌を含む)に対する危険因子であると理解される。従って、他の危険因子を増大することなく肥満症が最小化され得る場合には、該疾患を患っている人々の数は減少され得る。
【0003】
現在、肥満症の処置は、カロリー摂取を低下するための食事制限、およびカロリー流出量を増大するための運動を含む。新しい食事制限および運動レジメの絶え間ない猛攻撃が示す通り、多数の患者は該プログラムに長期間従うのに困難さを有する理由で、該プログラムは効果がないことが多い。脂肪を物理的に除去する手術、または胃の容量を減少するための手術(例えば、胃分割術、空回腸バイパス、および迷走神経切離術(bagotomy))は、かなりの危険を伴う。従って、肥満症を処置するための新規な方法に対する要求が存在する。
【0004】
肥満症の処置はまた、薬物の投与を含む。D. SpanswickおよびK. Leeによる, Expert Opinion, 8(1): 217-237 (2003)中に記載する通り、該薬物とは、食欲抑制薬、脂肪吸収の阻害薬、エネルギー消費の賦活薬、および脂肪動員の刺激薬を含む。抗肥満症薬に対する治療学的な標的として感受性である様々な中枢神経系(CNS)部位として、カンナビノイド1(CB1、CB−1、またはCB)受容体がある。例えば、CB−1拮抗薬を投与することによる該CB−1受容体の阻害は、食欲を抑制するように作用する。更に、CB−1の阻害は、過体重を防止するために、食物摂取を調節する際に補助するために、およびダイエット補助製品として補助するために、予防学的な使用として有用である。該CB−1受容体を標的とする化合物としては、SR−141716、選択的なCB−1受容体拮抗薬(上記の230頁を参照)を含む。それにもかかわらず、肥満症の処置のためにCB−1を阻害する他の化合物を開発することが望まれる。
【0005】
上記の通り、該CB−1受容体の阻害は、食欲を抑制するために、過体重を予防学的に防止するために、食物摂取を調節する際に補助するために、ダイエット補助製品として補助するために、および肥満症を処置するために有用である。該阻害は、拮抗薬を使用することによって、または逆作動薬を使用することによって、該CB−1受容体を調節することを含む。従って、食欲を抑制するため、過体重を予防学的に防止するため、食物摂取を調節する際に補助するため、ダイエット補助製品として補助するため、および肥満症を処置するため、CB−1調節薬の新規な化合物(例えば、拮抗薬または逆作動薬の化合物)および新規な投与に対する要求が存在する。
【0006】
該CB−1受容体は脳の報酬システムに関与すると考えられるので、CB−1調節薬化合物はまた、嗜癖性疾患(例えば、タバコの喫煙、ヘロイン嗜癖(Solinas Mらによる, J. Pharmacol. Exp. Ther., 2003 Jul; 306(1): 93-102を参照);コカイン探索の再発(De Vries TJらによる, Nat. Med., 2001 Oct; 7(10): 1151-4を参照);および、アルコール依存症(Hungund BLらによる, J. Neurochem., 2003 Feb; 84(4): 698-704))の処置における使用をも知られ得る。CB−1はまた、該報酬システム以外に他の中枢機能にも関与する。カンナビスまたは他のCB−1作動薬によるCB−1受容体の活性化により、記憶障害を生じる。従って、CB−1拮抗薬は、記憶増強のための良い候補薬である(Reibaud Mらによる, Eur. J. Pharmacol., 1999 Aug 20; 379(1): R1-2, およびTerranova JPらによる, Psychopharmacology (Berl)., 1996 Jul; 126(2): 165-72を参照)。CB−1活性化はまた運動における障害をも生じ得て、そして運動障害(例えば、パーキンソン病)は、脳中エンドカンナビノイドの上昇に関係する。従って、CB−1拮抗作用は、パーキンソン病のための良い候補処置であろう(Di Marzo Vらによる, FASEB J., 2000 Jul; 14(10): 1432-8を参照)。
【0007】
中枢的なCB−1受容体の情報伝達は、モノアミン作動性の神経伝達と機能的に関連する。このことにより、CB−1拮抗薬は、精神病、中枢モノアミン作動性システムのいずれかにおける妨害によって生じる情動性障害および認知性障害の処置のための候補となる。
【0008】
その強い中枢発現に加えて、CB−1はいくつかの末梢組織中で発現する。胃腸管系中での神経終末上で発現するCB−1受容体は、主に進行中の収縮性情報伝達物質の放出を阻害することによって、胃腸管系運動を抑圧する。従って、CB−1受容体の拮抗薬は、腸運動の低下から構成される病態(例えば、腹膜炎、手術、または有害性の状況が原因の麻酔性イレウス)における使用が知られる(Mascolo, Nらによる, FASEB J., 2002 DeC; 16 (14): 1973-5を参照)。
【0009】
CB−1受容体はまた、それらが血小板およびマクロファージ由来のエンドカンナビノイドの降圧効果を媒介する血管内皮細胞においても役割を果たしている。CB−1拮抗薬は、内毒素誘発性または硬化性の低血圧(Batkai, Sらによる, Nat Med., 2001 Jul; 7(7): 827-32を参照)(これらは共に、エンドカンナビノイドのレベルの上昇を特徴とする)を阻害する際の有用な薬剤であろう。
【0010】
様々なアリール尿素誘導体が知られているが、しかしながら、CB−1受容体調節薬としての該化合物の使用は、これまでに記載もまたは示唆もされていない。
【発明の開示】
【0011】
(発明の概要)
本発明は、処置が必要な被験者に、アリール尿素CB−1受容体調節薬化合物の有効な量を投与することによって、CB−1受容体に関連する疾患(例えば、肥満症)を処置する方法を提供する。
【0012】
(詳細な記載)
本発明は、処置が必要な被験者に、式(I):
【化1】

[式中、
Yは、フェニル、5−もしくは6−員ヘテロアリール基、または該5−員環を介して尿素と結合する9−員二環式ヘテロアリール基であり;
Wは、COOR、COR、C1〜6アルキル、C1〜3フルオロアルキル、C1〜6アルコキシ、フェノキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜3アルコキシC1〜3アルコキシ、C1〜6アルキルチオ、C3〜6シクロアルキル、クロロ、フルオロ、ニトリル、−(CH)−NR、−O(CH)−NR、または適宜1もしくは2個の基によって置換された5−もしくは6−員ヘテロアリール(ここで、該基は独立して、C1〜3アルキル、C1〜3フルオロアルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜3アルコキシC1〜3アルキル、クロロ、フルオロ、または−(CH)−NRから選ばれる)であるか、あるいは、Yが該5−員環を介して尿素と結合する9−員二環式ヘテロアリール基であるか、またはZがC1〜3アルキレンまたはC2〜3アルケニレンである場合には、Wは水素であり得て;
は、水素、ハロゲン、C1〜3アルキル、ヒドロキシまたはC1〜3アルコキシであるか、あるいはWおよびWがY上の隣接炭素原子と結合する場合には一緒になって−O−(CH)−O−基(ここで、pは1、2または3である)を形成し;あるいは、
−Y、−(W)および−(W)から形成される基は、式:
【化2】

[式中、
XはOまたはCHであり、そしてqは1または2であり;
Zは、C1〜3アルキレン、C2〜3アルケニレンまたは結合であり;
Qは、フェニル、または5−〜10−員単環式もしくは二環式ヘテロアリール基であり;
Tは、水素、ハロゲン、ニトロ、ニトリル、COOR、COR、−(CH)−NR、CONHCHCOOH、適宜COORもしくはORによって置換されたC1〜6アルキル、C1〜3フルオロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜6アルキルチオ、SOR、SO;あるいは、C3〜6シクロアルキル基、5−〜7−員ヘテロ環基、または5−〜10−員ヘテロアリール基(これらのいずれか1つは、1または2個の基(該基は独立して、C1〜3アルキル、C1〜3フルオロアルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜3アルコキシC1〜3アルキル、クロロ、フルオロ、ヒドロキシおよび−(CH)−NRから選ばれる)によって置換されている)であり;
およびTは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜3アルキル、またはC1〜3アルコキシから選ばれるか、あるいは、
TおよびTはQ上の隣接炭素原子と結合する場合には一緒になって、基−O−(CH)−O−(ここで、pは1、2または3である)であり;
mは、0、1、2または3であり;
nは、2または3であり;
は、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、フェニル、または5−もしくは6−員ヘテロアリールもしくはヘテロ環基であり;
およびRは独立して、水素、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルから選択されるか、あるいは、RおよびRはそれらが結合する窒素と一緒になって、適宜更なるヘテロ原子(これは、O、S、またはNRから選ばれる)を含有し、そして適宜1もしくは2個の基(該基は独立して、C1〜3アルキル、フルオロ、またはヒドロキシルから選ばれる)によって置換された5−〜7−員ヘテロ環を形成し;
は、水素またはC1〜3アルキルであり;そして、
は、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルである]
で示される化合物またはその医薬的に許容し得る塩を投与することによって、CB−1受容体に関連する疾患を処置する方法を提供する。
【0013】
本発明はまた、該CB−1受容体に関連する疾患の処置における、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩の使用をも提供する。
【0014】
本発明はまた、該CB−1受容体に関連する疾患の処置のための薬剤の製造における、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩の使用をも提供する。
【0015】
式(I)の化合物の分子量は、800未満が好ましく、600未満がより好ましい。
【0016】
Yが示し得る5−もしくは6−員ヘテロアリール基の例は、チエニル、チアゾリル、およびチアジアゾリルを含む。
【0017】
Yが示し得る9−員二環式ヘテロアリール基の例は、ベンゾチエニルおよびベンゾチアゾリル、特にベンゾチエン−2−イルおよびベンゾチアゾール−2−イルを含む。
【0018】
言及されうる式(I)の化合物の具体的な群は、Yがフェニルである化合物を挙げられる。
【0019】
Yがフェニルである場合には、Wは、COOR、特にCOOEt、またはCOR、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルチオ、フルオロ、クロロ、C1〜3アルコキシC1〜3アルコキシ、−(CH)−NR、−O(CH)−NR、あるいは適宜C1〜3アルキルによって置換された5−もしくは6−員ヘテロアリールであることが好ましい。言及されうる特定のW基は、クロロ、C1〜3アルコキシC1〜3アルコキシ、−(CH)−NR、および−O(CH)−NR(ここで、−NRはモルホリニルであることが好ましい)である化合物を挙げられる。
【0020】
Wが示し得るヘテロアリール基は、1または2個の窒素原子を含有する5−または6−員ヘテロアリール基(例えば、ピラゾール、ピロール、イミダゾール、ピリミジン、またはピリジン)を含む。
【0021】
は水素、ハロゲン、またはC1〜3アルコキシであることが好ましく、水素がより好ましい。
【0022】
ZはCアルキレン、Cアルケニレン、または結合であることが好ましく、Cアルキレンまたは結合がより好ましく、結合が特に好ましい。
【0023】
Qは、フェニル、ピリジル、または9−員二環式へテロアリール基(例えば、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、またはインダゾール)であることが好ましく、ベンゾチエン−2−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、またはインダゾール−5−イルが特に好ましい。
【0024】
Qは、フェニル、または9−員二環式ヘテロアリール基(例えば、ベンゾチエニルまたはベンゾチアゾリル)であることがより好ましく、ベンゾチエン−2−イルまたはベンゾチアゾール−2−イルが特に好ましい。
【0025】
言及されうる式(I)の化合物の具体的な群は、Qがフェニルまたはピリジル(特に、フェニル)である化合物である。
【0026】
言及されうる化合物の群は、Tが水素、ハロゲン、ニトロ、ニトリル、COOR、COR、−(CH)−NR、CONHCHCOOH、適宜COORもしくはORによって置換されたC1〜6アルキル、C1〜3フルオロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜6アルキルチオ、SOR、SO;あるいは、C3〜6シクロアルキル基、または5−もしくは6−員ヘテロ環もしくはヘテロアリール基(これらのいずれか1つは、適宜、1または2個の基(該基は独立して、C1〜3アルキル、C1〜3フルオロアルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜3アルコキシC1〜3アルキル、クロロ、フルオロ、または−(CH)−NRから選ばれ、そしてmは0、1、2または3である)によって置換される)である。
【0027】
Tは、ハロゲン、COOR、COR、C1〜6アルキル、適宜独立してC1〜3アルキル、フルオロもしくはヒドロキシから選ばれる1〜2個の置換基によって置換された−(CH)−NR、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−〜10−員ヘテロアリール基(例えば、1または2個の窒素原子を含有する5−もしくは6−員ヘテロアリール基)(例えば、ピラゾール、ピロール、イミダゾール、ピリミジン、ピリジン、チアゾール、チアジアゾール、オキサゾール、または3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)であることが好ましい。
【0028】
およびTは、水素、ハロゲン、またはヒドロキシであることが好ましく、水素またはハロゲンであることがより好ましい。
【0029】
は、水素であることが好ましい。
【0030】
言及されうる化合物の具体的な群は、Tが−(CH)−NRであり、Tがハロゲン(例えば、フルオロ)であり、そしてTが水素である化合物である。
【0031】
Tが−(CH)−NRである場合には、mは0であることが好ましく、そしてRおよびRはそれらが結合する窒素と一緒になって、適宜1または2個の基(該基は独立して、C1〜3アルキル、フルオロ、またはヒドロキシ(例えば、メチル)から選ばれる)によって置換された5−〜7−員ヘテロ環(例えば、ピペリジン環)を形成することが好ましい。
【0032】
WおよびTは異なることが好ましい。
【0033】
YおよびQの少なくとも1つはフェニルであることが好ましい。
【0034】
Y基およびQ基上の置換基は、尿素に対してメタおよび/またはパラ位であることが好ましく、パラ位がより好ましい。
【0035】
言及されうる化合物の群は、RがC1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、フェニル、または5−もしくは6−員ヘテロアリール基である化合物を挙げられる。
【0036】
各変量についての好ましい基は通常、各変量について別々に上で例示されるが、本発明の好ましい化合物は、式(I)におけるいくつかのまたは各々の変量が各変量についての好ましい、より好ましい、または特に好ましいと例示する基から選ばれる化合物を含む。従って、本発明は好ましい、より好ましい、および特に好ましいと例示する基の全ての組み合わせを含むと意図する。上で例示する好ましいものはまた、適用可能である場合には、以下の式(Ia)の化合物にも適用する。
【0037】
本発明の方法において使用できる具体的な化合物は、以下の化合物またはその医薬的に許容し得る塩を含む:
2-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
2-[3-(3-フルオロフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
4-メチル-2-[3-(4-メチルスルファニルフェニル)ウレイド]チアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
4-メチル-2-[3-フェニルウレイド]チアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
1-(4-アセチルフェニル)-3-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル尿素、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-(4-メタンスルホニルフェニル)尿素、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-(2-メチルフェニル)尿素、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-(3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン-7-イル)尿素、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-フェニル尿素、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-(2,4-ジフルオロフェニル)尿素、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-メチルチオフェン-2-イル)尿素、
1-フェニル-3-(2-チオフェン-2-イルビニル)尿素、
1-(2-クロロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルビニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2,4-ジフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3,4-ジフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロ-3-メトキシフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-エトキシフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-メチル安息香酸メチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-ヒドロキシ安息香酸メチルエステル、
1-(3-エトキシフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-シアノフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロ-3-ニトロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸メチルエステル、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-エトキシフェニル)尿素、
1,3-ビス(4-アセチルフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(3-クロロフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
4-(3-フェニルウレイド)安息香酸エチルエステル、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-メチルフェニル)尿素、
1-(4-メトキシフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-トリフルオロメトキシフェニル)尿素、
1-(4-ジフルオロメトキシフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-エチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-ブチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(3-エチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-フェニル-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-メチルスルファニルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-イソプロピルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
4-(3-ベンゾチアゾール-6-イルウレイド)安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-イミダゾール-1-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-フルオロベンゾチアゾール-2-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
5-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]フラン-2-カルボン酸メチルエステル、
4-[3-(1H-インドール-6-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-メトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]チオフェン-3-カルボン酸メチルエステル、
4-{3-[2-(1-メチル-1H-ピロール-2-イル)エチル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-メトキシピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
6-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]ニコチン酸メチルエステル、
4-[3-(6-クロロピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-カルボキシメチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(1H-インドール-5-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-(3-ベンゾチアゾール-2-イルウレイド)安息香酸エチルエステル、
4-(3-[1,3,4]チアジアゾール-2-イルウレイド)安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルフェニル)尿素、
1-ベンゾチアゾール-6-イル-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-イミダゾール-1-イルフェニル)尿素、
6-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]ニコチン酸メチルエステル、
1-(6-クロロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(6-フルオロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4,6-ジフルオロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(6-メトキシベンゾチアゾール-2-イル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
3-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸メチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-フルオロフェニル)尿素、
3-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-ピリジン-4-イル尿素、
1-ベンゾチアゾール-2-イル-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-{3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(1-オキソインダン-5-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]チアゾール-5-カルボン酸メチルエステル、
4-[3-(3-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸プロピルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸ペンチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸イソブチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸フェニルエステル、
4-{3-[4-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-オキサゾール-5-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルメチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-[1,2,3]チアジアゾール-4-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-プロピオニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-アセチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-ベンゾイルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-メチルベンゾチアゾール-5-イル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(3-オキサゾール-5-イルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-プロピオニルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-[4-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸ブチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-4-メチルピリミジン-5-カルボン酸エチルエステル、
4-[3-(4-オキサゾール-5-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-クロロ-4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-2-メトキシ安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-3-メトキシ安息香酸エチルエステル、
6-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]ニコチン酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-ヒドロキシ安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-アセチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-ブチリルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸プロピルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸ペンチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸イソブチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸フェニルエステル、
{4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}酢酸エチルエステル、
1-(4-ベンゾイルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸ブチルエステル、
2-クロロ-4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-シアノフェニル)尿素、
1-(4-ブロモ-3-クロロフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
4-[3-(2-クロロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-メチルスルファニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-クロロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ジメチルアミノフェニル)尿素、
1-フェニル-3-(4-エトキシフェニル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(4-エトキシフェニル)尿素、
4-[3-(3-クロロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-(3-フェニルウレイド)安息香酸メチルエステル、
1-(3-メチルスルファニル[1,2,4]チアジアゾール-5-イル)-3-フェニル尿素、
1-(3-エチルスルファニル[1,2,4]チアジアゾール-5-イル)-3-フェニル尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(2,3-ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキサン-6-イル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(3,4-ジクロロフェニル)尿素、
1-チアゾール-2-イル-3-(4-メチルフェニル)尿素、
5-[3-(4-クロロフェニル)ウレイド]-3-メチルチオフェン-2-カルボン酸エチルエステル、
{4-[3-(4-メチルスルファニルフェニル)ウレイド]ベンゾイルアミノ}酢酸、
1-[5-(2-メチル-5-トリフルオロメチル-2H-ピラゾール-3-イル)チオフェン-2-イル]-3-(3-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(3,4-ジクロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシフェニル)尿素、
1-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]-3-フェニル尿素、
1-(3-アセチルフェニル)-3-フェニル尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(4-メチルチアゾール-2-イル)尿素、
1-[2-(4-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-イソプロピルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-トリフルオロメトキシフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-メタンスルホニルフェニル)尿素、
1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-イソプロピルフェニル)尿素、
1-[2-(2-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-イソプロピルフェニル)尿素、
1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(4-イソプロピルフェニル)-3-チアゾール-2-イル尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-ブロモフェニル)尿素、
1-(4-ブトキシフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル)-3-フルオロフェニル]尿素、
1-(3,4-ジクロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(6-ピロリジン-1-イルピリジン-2-イル)フェニル]尿素、
1-(4-アゼパン-1-イル-3-フルオロフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピロリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-イソプロピルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-[1,4]オキサアゼパン-4-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
4-[3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-メトキシエトキシ)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-3-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(6-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-2-イル-フェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-4-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-ピペリジン-1-イルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-モルホリン-4-イルエチル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-6'-イル)フェニル]尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(4-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-(2,3-ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジクロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-エチルフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[3-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(3-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(2-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-トリフルオロメチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-フェノキシフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(3-フェノキシフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(3-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-シアノフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロ-3-トリフルオロメチルフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ジメチルアミノフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-モルホリン-4-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジクロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(3,5-ビス-トリフルオロメチルフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-[3-(6-メトキシピリジン-2-イル)フェニル]尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-クロロ-4-モルホリン-4-イルフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-(4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)尿素、
1-(3-アセチルフェニル)-3-[2-(4-クロロフェニル)エチル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-ピロリジン-1-イルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素。
【0038】
本発明の方法に従って処置する疾患は、肥満症;精神障害(例えば、精神病、統合失調症、双極性障害、うつ病、認知障害、記憶障害、強迫性障害、食欲不振、過食症、注意疾患、癲癇、並びに関連疾患である中枢モノアミン作動性システムのいずれかにおける妨害によって生じる情動性および認知性の障害);神経学的障害(例えば、レイノー症候群、運動性障害、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、またはアルツハイマー病)を含む。本発明の方法に従って処置し得る更なる疾患は、免疫、循環器系、生殖性、および内分泌性の疾患、内毒素−誘発性または硬化性の低血圧、敗血症性ショック、呼吸器系および胃腸管系に関連する疾患(例えば、腸運動の低下(例えば、腹膜炎、手術、または他の有害性の状況が原因の麻痺性イレウス)、長期間の乱用、嗜癖、再発性の徴候(例えば、タバコの喫煙、ヘロイン嗜癖、コカイン探索の再発、またはアルコール依存症)を含む。
【0039】
本発明の方法に従って処置する疾患は、肥満症であることが好ましい。
【0040】
本発明の方法において、用語「処置」とは、治療学的なおよび予防学的な処置の両方を含む。
【0041】
本発明の方法における使用のためのCB−1受容体調節薬化合物は、CB−1拮抗薬を含む。
【0042】
式(I)の化合物は新規である。
【0043】
本発明はまた、式(Ia):
【化3】

[式中、
Yは、フェニル、5−もしくは6−員ヘテロアリール基、または該5−員環を介して尿素と結合する9−員二環式ヘテロアリール基であり;
Wは、COOR、COR、C1〜6アルコキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜3アルコキシC1〜3アルコキシ、−(CH)−NR、−O(CH)−NR、C1〜6アルキルチオ、フルオロ、クロロ、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−もしくは6−員ヘテロアリールであり;
は、水素、ハロゲン、またはC1〜3アルコキシであり;
Zは、C1〜3アルキレン、C2〜3アルケニレンまたは結合であり;
Qは、フェニル、ピリジル、または9−員二環式ヘテロアリール基であり;
Tは、ハロゲン、COOR、COR、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルチオ、−(CH)−NR、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−〜10−員ヘテロアリール基であるか、あるいはZがC1〜3アルキレンまたはC2〜3アルケニレンである場合には、Tは水素であり得て;
およびTは独立して、水素、ハロゲン、またはヒドロキシから選ばれ;
は、C1〜6アルキル、フェニル、または5−もしくは6−員ヘテロアリール基もしくはヘテロ環基であり;
およびRはそれらが結合する窒素と一緒になって、適宜更なるヘテロ原子(これは、O、S、またはNRから選ばれる)を含有しおよび適宜1または2個の基(これは独立して、C1〜3アルキル、フルオロ、またはヒドロキシから選ばれる)によって置換された5−〜7−員ヘテロ環を形成し;
mは、0、1、2または3であり;そして、
nは、2または3であり;
但し、該化合物は、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-(2-メチルフェニル)尿素、
4-[3-(2-クロロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-メチルスルファニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-クロロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(3-クロロフェニル)-3-(4-エトキシフェニル)尿素、
4-[3-(3-クロロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1,3-ビス(4-アセチルフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(3-クロロフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-エトキシフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸メチルエステル、
4-[3-(3-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(3-エトキシフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-トリフルオロメトキシフェニル)尿素、
1-(3-アセチルフェニル)-3-[2-(4-クロロフェニル)エチル]尿素、または、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
ではない]
で示される化合物またはその医薬的に許容し得る塩、を提供する。
【0044】
式(Ia)の化合物の分子量は、800未満であることが好ましく、600未満であることがより好ましい。
【0045】
適当である限り、上記の式(I)の化合物における変量として示す好ましいものはまた、式(Ia)の化合物に適用可能である。
【0046】
式(Ia)の化合物において、
Yが示し得る5−もしくは6−員ヘテロアリール基の例は、チエニル、チアゾリル、およびチアジアゾリルを含む。
【0047】
YおよびQが示し得る9−員二環式ヘテロアリール基の例は、ベンゾチエニルおよびベンゾチアゾリル(特に、ベンゾチエン−2−イルおよびベンゾチアゾール−2−イル)を含む。
【0048】
言及されうる式(Ia)の化合物の具体的な群は、Yがフェニルである化合物である。
【0049】
Yがフェニルである場合には、WはCOOR(特に、COOEtもしくはCOR)、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルチオ、フルオロ、クロロ、C1〜3アルコキシC1〜3アルコキシ、−(CH)−NR、−O(CH)−NR、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−もしくは6−員ヘテロアリールであることが好ましい。記載し得るW基は、クロロ、C1〜3アルコキシC1〜3アルコキシ、−(CH)−NR、および−O(CH)−NR(ここで、−NRはモルホリニルであることが好ましい)である。
【0050】
Wが示し得るヘテロアリール基は、1または2個の窒素原子を含有する5−または6−員ヘテロアリール基(例えば、ピラゾール、ピロール、イミダゾール、ピリミジン、またはピリジン)を含む。
【0051】
は水素、ハロゲン、またはC1〜3アルコキシであることが好ましく、水素がより好ましい。
【0052】
は水素であることが好ましい。
【0053】
Zは、Cアルキレン、Cアルケニレン、または結合であることが好ましく、Cアルキレンまたは結合がより好ましく、結合が特に好ましい。
【0054】
言及されうる式(Ia)の化合物の具体的な群は、Qがフェニルである化合物を挙げられる。
【0055】
言及されうる式(Ia)の化合物の群は、Tがハロゲン、COOR、COR、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルチオ、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−もしくは6−員ヘテロアリール基であるか;あるいは、ZがC1〜3アルキレンまたはC2〜3アルケニレンである場合には、Tが水素であり得る、化合物を挙げられる。
【0056】
Tは、ハロゲン、COOR、COR、C1〜6アルキル、適宜1もしくは2個の基(該基は独立して、C1〜3アルキル、フルオロ、またはヒドロキシから選ばれる)によって置換される−(CH)−NR、または適宜C1〜3アルキルによって置換された1もしくは2個の窒素原子を含有する5−〜10−員ヘテロアリール基(例えば、5−もしくは6−員ヘテロアリール基)(例えば、ピラゾール、ピロール、イミダゾール、ピリミジン、ピリジン、チアゾール、チアジアゾール、オキサゾール、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)であることが好ましい。
【0057】
およびTは水素、ハロゲン、またはヒドロキシであることが好ましく、水素またはハロゲンがより好ましい。
【0058】
は水素であることがより好ましい。
【0059】
言及されうる化合物の具体的な群は、Tが−(CH)−NRであり、Tがハロゲン(例えば、フルオロ)であり、そしてTが水素である化合物を挙げられる。
【0060】
Tが−(CH)−NRである場合には、mは0であることが好ましく、そしてRおよびRはそれらが結合する窒素と一緒になって、適宜1または2個の基(該基は独立して、C1〜3アルキル、フルオロ、またはヒドロキシ(例えば、メチル)から選ばれる)によって置換された5−〜7−員ヘテロ環(例えば、ピペリジン環)を形成することが好ましい。
【0061】
WおよびTは異なることが好ましい。
【0062】
YおよびQの少なくとも1つはフェニルであることが好ましい。
【0063】
言及されうる式(Ia)の化合物の群は、RがC1〜6アルキル、フェニル、または5−もしくは6−員ヘテロアリール基である化合物を挙げられる。
【0064】
本発明はまた、以下の化合物から選ばれる化合物またはその医薬的に許容し得る塩をも提供する:
2-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
2-[3-(3-フルオロフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
4-メチル-2-[3-(4-メチルスルファニルフェニル)ウレイド]チアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
1-(4-アセチルフェニル)-3-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル尿素、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-(4-メタンスルホニルフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2,4-ジフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3,4-ジフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロ-3-メトキシフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-エトキシフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-メチル安息香酸メチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-ヒドロキシ安息香酸メチルエステル、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-メチルフェニル)尿素、
1-(4-メトキシフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-トリフルオロメトキシフェニル)尿素、
1-(4-ジフルオロメトキシフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-エチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-ブチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(3-エチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-メチルスルファニルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-イソプロピルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
4-(3-ベンゾチアゾール-6-イルウレイド)安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-イミダゾール-1-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-フルオロベンゾチアゾール-2-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
5-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]フラン-2-カルボン酸メチルエステル、
4-[3-(1H-インドール-6-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-メトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]チオフェン-3-カルボン酸メチルエステル、
4-{3-[2-(1-メチル-1H-ピロール-2-イル)エチル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-メトキシピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
6-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]ニコチン酸メチルエステル、
4-[3-(6-クロロピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-カルボキシメチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(1H-インドール-5-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルフェニル)尿素、
1-ベンゾチアゾール-6-イル-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-イミダゾール-1-イルフェニル)尿素、
6-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]ニコチン酸メチルエステル、
1-(6-クロロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(6-フルオロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4,6-ジフルオロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(6-メトキシベンゾチアゾール-2-イル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
3-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸メチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-フルオロフェニル)尿素、
3-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-{3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(1-オキソインダン-5-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-モルホリン-4-イルピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]チアゾール-5-カルボン酸メチルエステル、
4-[3-(3-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸プロピルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸ペンチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸イソブチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸フェニルエステル、
4-{3-[4-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-オキサゾール-5-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルメチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-[1,2,3]チアジアゾール-4-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-プロピオニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-アセチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-ベンゾイルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-メチルベンゾチアゾール-5-イル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(3-オキサゾール-5-イルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-プロピオニルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-[4-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸ブチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-4-メチルピリミジン-5-カルボン酸エチルエステル、
4-[3-(4-オキサゾール-5-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-クロロ-4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-2-メトキシ安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-3-メトキシ安息香酸エチルエステル、
6-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]ニコチン酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-ヒドロキシ安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-アセチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-ブチリルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸プロピルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸ペンチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸イソブチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸フェニルエステル、
{4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}酢酸エチルエステル、
1-(4-ベンゾイルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸ブチルエステル、
2-クロロ-4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-イソプロピルフェニル)尿素、
1-[2-(2-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-イソプロピルフェニル)尿素、
1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(4-イソプロピルフェニル)-3-チアゾール-2-イル尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-ブロモフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル)-3-フルオロフェニル]尿素、
1-(3,4-ジクロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(6-ピロリジン-1-イルピリジン-2-イル)フェニル]尿素、
1-(4-アゼパン-1-イル-3-フルオロフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピロリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-イソプロピルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-[1,4]オキサアゼパン-4-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
4-[3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-メトキシエトキシ)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-3-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(6-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-2-イル-フェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-4-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-ピペリジン-1-イルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-モルホリン-4-イルエチル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-6'-イル)フェニル]尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(4-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-(2,3-ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジクロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-エチルフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[3-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(3-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(2-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-トリフルオロメチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-フェノキシフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(3-フェノキシフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(3-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-シアノフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロ-3-トリフルオロメチルフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ジメチルアミノフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-モルホリン-4-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジクロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(3,5-ビス-トリフルオロメチルフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-[3-(6-メトキシピリジン-2-イル)フェニル]尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-クロロ-4-モルホリン-4-イルフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-(4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-ピロリジン-1-イルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素。
【0065】
特に断らない限り、本明細書中で使用する「アルキル」、並びに接頭辞「alk」を有する他の基(例えば、アルコキシ、アルキレン、アルケニル、アルキニルなど)は、直鎖もしくは分枝またはそれらの組み合わせであり得る炭素鎖を意味する。アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどを含む。「アルケニル」および他の類似用語は、少なくとも1個の不飽和炭素−炭素結合を有する炭素鎖を含む。例えば、本明細書中で使用する「C1〜6アルキル」は、1〜6個の炭素、すなわち、1、2、3、4、5または6個の炭素を有する、直鎖または分枝の立体配置であるアルキルを意味するのに使用する。
【0066】
1〜3フルオロアルキルおよびC1〜3フルオロアルコキシとは、1個以上の水素原子がフッ素によって置換された基(例えば、−CHF、−CHF、−CF、−OCHF、−OCHF、−OCF、および−OCFCHF)を含む。
【0067】
用語「ハロゲン」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、およびヨウ素原子(特に、フッ素原子および塩素原子)を含む。
【0068】
特に断らない限り、用語「ヘテロ環」とは、1または2個のヘテロ原子(これは、酸素、硫黄、または窒素から選ばれる)を含有する5−〜7−員(特に、5−および6−員)の飽和および部分的に飽和の環を含む。該ヘテロ原子は、互いに直結しない。ヘテロ環の例は、オキセタン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、オキセパン、オキソカン(oxocane)、チエタン(thietane)、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロチオピラン、チエパン、チオカン、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、アゼパン、アゾカン、[1,3]ジオキサン、オキサゾリジン、ピペラジン、モルホリン、4,5−ジヒドロオキサゾールなどを含む。ヘテロ環の他の例は、硫黄含有の環の酸化形態を含む。従って、テトラヒドロチオフェン1−オキシド、テトラヒドロチオフェン1,1−ジオキシド、テトラヒドロチオピラン1−オキシド、およびテトラヒドロチオピラン1,1−ジオキシドはまた、ヘテロ環であると考える。
【0069】
特に断らない限り、用語「へテロアリール」とは、1〜4個のヘテロ原子(これは、酸素、硫黄、または窒素から選ばれる)を含有する、単環式および二環式の5−〜10−員ヘテロアリール環を含む。該ヘテロアリール環の例は、フリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、およびトリアジニルを挙げられる。二環式ヘテロアリール基は、5−または6−員ヘテロアリール環がフェニル基または別のヘテロ芳香族基と縮合する、二環式ヘテロ芳香族基を含む。該二環式へテロ芳香環の例は、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、インドール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、インダゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾトリアゾール、キノリン、イソキノリン、キナゾリン、キノキサリンおよびプリンを挙げられる。二環式ヘテロアリール基はまた、縮合芳香環、および飽和または部分的に飽和の環から形成される基(例えば、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン、または2,3−ジヒドロベンゾフラン)をも含む。
【0070】
上記の式は、ある位置での決まった立体化学を伴なわずに示す。本発明は、具体的に記載するかまたは特に断らない限り、全ての立体異性体(例えば、幾何異性体、光学異性体、ジアステレオマーなど)、およびその医薬的に許容し得る塩を含む。更に、具体的に記載するかまたは特に断らない限り、立体異性体の混合物、並びに単離された特定の立体異性体をも含む。該化合物を製造するのに使用する合成方法の過程において、または当該分野の当業者にとって知られるラセミ化もしくはエピマー化の方法を使用する際には、該方法の生成物は立体異性体の混合物であり得る。異なる異性体形態は、通常の方法によって互いに分離または分割したり、あるいはいずれかのある異性体を通常の合成方法または立体特異的な合成もしくは不斉合成によって得ることができる。化合物の異性体形態を異性体以外の実質的に遊離な形態で供する場合には、そのものは、他の形態を好ましくは5重量%以下で、より好ましくは2重量%以下で、特により好ましくは1重量%以下で含む。
【0071】
上記の式の化合物の互変異性体が存在する場合には、本発明は、具体的に記載するかまたは特に断らない限り、いずれかの可能な互変異性体およびそれらの医薬的に許容し得る塩、並びにそれらの混合物を含む。
【0072】
上記式の化合物およびその医薬的に許容し得る塩が溶媒和物または多形の形態で存在する場合には、本発明はいずれかの可能な溶媒和物形態および多形形態を含む。溶媒和物を形成する溶媒の種類は、該溶媒が薬理学的に許容し得る限り、特に限定されない。例えば、水、エタノール、プロパノール、アセトンなどを使用し得る。
【0073】
用語「医薬的に許容し得る塩」とは、医薬的に許容し得る非毒性の塩基または酸から製造される塩を意味する。本発明の化合物が酸性である場合には、その対応する塩は、医薬的に許容し得る非毒性塩基(無機塩基および有機塩基を含む)から容易に製造され得る。該無機塩基由来の塩は、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅(銅(II)および銅(I))、鉄(III)、鉄(II)、リチウム、マグネシウム、マンガン(マンガン(III)、マンガン(II))、カリウム、ナトリウム、亜鉛などの塩を含む。医薬的に許容し得る有機の非毒性の塩基由来の塩は、第1級、第2級、および第3級のアミン、並びに環状アミンおよび置換アミン(例えば、天然および合成の置換アミン)の塩を含む。塩を形成し得る他の医薬的に許容し得る有機の非毒性塩基は、イオン交換樹脂(例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N',N'−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン(hydrabamine)、イソプロピルアミン、リシン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリイソプロピルアミン、トロメタミン)などを含む。
【0074】
本発明の化合物が塩基性である場合には、その対応する塩は、医薬的に許容し得る非毒性酸(無機酸および有機酸を含む)から容易に製造し得る。該酸は、例えば酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、カンファースルホン酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、臭化水素酸、塩酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、粘液酸、硝酸、パモ酸(pamoic)、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸などを含む。
【0075】
式(I)の該化合物は医薬的な用途を意図するので、それらは、実質的に純粋な形態で(例えば少なくとも60%純度、より好ましくは少なくとも75%純度、特に好ましくは少なくとも98%純度)(%は、重量基準である)供することが好ましい。
【0076】
本発明によれば、式(I)の化合物は、以下の反応式において例示する通り製造することができる。
【0077】
式(I)の化合物は、式(II)のアミンを適当な溶媒中、温度が典型的には20℃〜100℃で、式(III)のイソシアネートと組み合わせることによって容易に製造することができる(反応式1)。適当な溶媒の例は、トルエンである。式(II)および(III)の化合物は通常、商業的に入手可能であるか、あるいは公知の技術を用いて容易に製造される。
【化4】

【0078】
式(I)の化合物は、別法として、式(IV)のアミンを上記の条件を用いて、式(V)のイソシアネートと組み合わせることによって製造することができる(反応式2)。式(IV)および(V)の化合物は通常、商業的に入手可能であるか、あるいは公知の技術を用いて容易に製造される。
【化5】

【0079】
式(III)または(IV)の非商業的なイソシアネートの製造は例えば、適当な溶媒(例えば、テトラヒドロフランおよび水)中、アジ化ナトリウムを用いる処理によって、式(VI)または(VII)の酸クロリド(図1)から達成することができる。次いで、得られるアシルアジドを適当な溶媒(例えば、トルエン)中で加熱する。式(VI)および(VII)の酸クロリドは、通常は商業的に入手可能であるか、あるいは公知の技術を用いて対応するカルボン酸について容易に製造する。この製法を用いて製造し得るイソシアネートの例は、式(IV)(式中、Yはベンゾチオフェンである)の化合物および式(III)(式中、Zはアルケニレンである)の化合物を含む。該イソシアネートはインシチュで使用し、そして適当なアミンと反応させて、上記の式(I)の化合物を得ることができる。
【化6】

【0080】
式(II)および(V)のアミンはまた、式(VI)および(VII)の化合物から製造し得る。該対応するイソシアネートは上記の条件下で製造し、次いで水を用いて加水分解して、式(II)および(V)の対応するアミンを得る。
【0081】
式(I)の化合物の製造についての更なる詳細は、実施例中に記載する。
【0082】
式(I)の化合物は、単一として、または少なくとも2個(例えば、5〜1000個、より好ましくは10〜100個の式(I)の化合物)を含有する化合物ライブラリーとして製造し得る。化合物ライブラリーは、当該分野の当業者にとって知られる方法を用いる、コンビナトリアルな「スプリットおよびミックス」方法、または液相もしくは固相の化学のいずれかを用いるマルチプル・パラレル(multiple parallel)合成によって製造し得る。
【0083】
式(I)の化合物の製造における使用のいずれかの新規な中間体はまた、本発明によって包含される。
【0084】
式(I)の化合物の製造中、該中間体化合物中の反応性官能基(例えば、ヒドロキシ基、カルボキシ基、およびアミノ基)を保護し得る。該保護基は、式(I)の化合物の製造におけるいずれかの段階で除去し得たり、あるいは式(I)の最終化合物上に存在し得る。様々な反応性官能基を保護することができる方法および得られる保護された誘導体を切断する方法についての包括的な記載は例えば、Protective Groups in Organic Chemistry, T. W. GreeneおよびP. G. M. Wutsによる, (1991) Wiley-Interscience, New York, 2版中に示されている。
【0085】
上記の通り、式(I)の化合物は、CB−1受容体に関連する疾患(特に、肥満症)の処置に有用である。該使用について、式(I)の化合物は通常、医薬組成物の形態で投与する。
【0086】
式(I)の化合物は、医薬的な有用性を有するものとしてはこれまでには開示されていない。
【0087】
本発明はまた、式(Ia)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩を、医薬的に許容し得る担体と組み合わせて含有する医薬組成物をも提供する。
【0088】
本発明はまた、以下の化合物から選ばれる化合物またはその医薬的に許容し得る塩を、医薬的に許容し得る担体と組み合わせて含有する医薬組成物をも提供する:
2-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
2-[3-(3-フルオロフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
4-メチル-2-[3-(4-メチルスルファニルフェニル)ウレイド]チアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
1-(4-アセチルフェニル)-3-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル尿素、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-(4-メタンスルホニルフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2,4-ジフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3,4-ジフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロ-3-メトキシフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-エトキシフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-メチル安息香酸メチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-ヒドロキシ安息香酸メチルエステル、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-メチルフェニル)尿素、
1-(4-メトキシフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-トリフルオロメトキシフェニル)尿素、
1-(4-ジフルオロメトキシフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-エチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-ブチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(3-エチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-メチルスルファニルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-イソプロピルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
4-(3-ベンゾチアゾール-6-イルウレイド)安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-イミダゾール-1-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-フルオロベンゾチアゾール-2-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
5-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]フラン-2-カルボン酸メチルエステル、
4-[3-(1H-インドール-6-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-メトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]チオフェン-3-カルボン酸メチルエステル、
4-{3-[2-(1-メチル-1H-ピロール-2-イル)エチル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-メトキシピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
6-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]ニコチン酸メチルエステル、
4-[3-(6-クロロピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-カルボキシメチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(1H-インドール-5-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルフェニル)尿素、
1-ベンゾチアゾール-6-イル-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-イミダゾール-1-イルフェニル)尿素、
6-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]ニコチン酸メチルエステル、
1-(6-クロロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(6-フルオロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4,6-ジフルオロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(6-メトキシベンゾチアゾール-2-イル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
3-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸メチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-フルオロフェニル)尿素、
3-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-{3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(1-オキソインダン-5-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-モルホリン-4-イルピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]チアゾール-5-カルボン酸メチルエステル、
4-[3-(3-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸プロピルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸ペンチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸イソブチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸フェニルエステル、
4-{3-[4-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-オキサゾール-5-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルメチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-[1,2,3]チアジアゾール-4-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-プロピオニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-アセチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-ベンゾイルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-メチルベンゾチアゾール-5-イル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(3-オキサゾール-5-イルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-プロピオニルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-[4-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸ブチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-4-メチルピリミジン-5-カルボン酸エチルエステル、
4-[3-(4-オキサゾール-5-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-クロロ-4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-2-メトキシ安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-3-メトキシ安息香酸エチルエステル、
6-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]ニコチン酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-ヒドロキシ安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-アセチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-ブチリルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸プロピルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸ペンチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸イソブチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸フェニルエステル、
{4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}酢酸エチルエステル、
1-(4-ベンゾイルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸ブチルエステル、
2-クロロ-4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-イソプロピルフェニル)尿素、
1-[2-(2-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-イソプロピルフェニル)尿素、
1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(4-イソプロピルフェニル)-3-チアゾール-2-イル尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-ブロモフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル)-3-フルオロフェニル]尿素、
1-(3,4-ジクロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(6-ピロリジン-1-イルピリジン-2-イル)フェニル]尿素、
1-(4-アゼパン-1-イル-3-フルオロフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピロリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-イソプロピルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-[1,4]オキサアゼパン-4-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
4-[3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-メトキシエトキシ)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-3-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(6-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-2-イル-フェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-4-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-ピペリジン-1-イルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-モルホリン-4-イルエチル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-6'-イル)フェニル]尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(4-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-(2,3-ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジクロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-エチルフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[3-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(3-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(2-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-トリフルオロメチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-フェノキシフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(3-フェノキシフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(3-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-シアノフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロ-3-トリフルオロメチルフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ジメチルアミノフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-モルホリン-4-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジクロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(3,5-ビス-トリフルオロメチルフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-[3-(6-メトキシピリジン-2-イル)フェニル]尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-クロロ-4-モルホリン-4-イルフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-(4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-ピロリジン-1-イルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素。
【0089】
該組成物は、医薬的に許容し得る担体、および非毒性の治療学的に有効な量の式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩を含むことが好ましい。
【0090】
さらに本発明は、医薬的に許容し得る担体および非毒性の治療学的に有効な量の式(I)の化合物もしくはその医薬的に許容し得る塩を含有する、該CB−1受容体を調節することによる(これは、食欲の抑制を生じる)疾患の処置のための医薬組成物を、この好ましい実施態様内に包含する。
【0091】
本発明の医薬組成物、または本発明の方法によって投与される医薬組成物は、有効成分としての式(I)の化合物もしくはその医薬的に許容し得る塩、医薬的に許容し得る担体、および適宜他の治療学的な成分またはアジュバントを含む。該組成物としては、経口、直腸、局所、および非経口(皮下、筋肉内、および静脈内を含む)の投与に適当な組成物が挙げられるけれども、いずれか特定の場合における最も適当な経路は、有効成分が投与される特定の宿主ならびに疾患の性質および重篤度に依存する。該医薬組成物は、単位用量形態で便宜的に提供してもよく、そして製薬の分野においてよく知られるいずれの方法によって製造してもよい。
【0092】
実際、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩は、通常の医薬的な配合技術に従って、医薬的な担体との密な混合で有効成分として組み合わせることができる。該担体は、投与(例えば、経口または非経口(静脈内を含む))のために所望される製剤の形態に依存する広範囲な形態を採り得る。従って、該医薬組成物は、経口投与に適当な別個の単位(例えば、カプセル剤、カシェ剤、または錠剤)(各々は、予め決めた量の有効成分を含有する)として供し得る。更に、該組成物は、散剤、顆粒剤、液剤、水性液体中の懸濁剤、非水性液体、水中油滴乳剤、または油中水滴乳剤として供することができる。上記の一般的な剤形に加えて、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩はまた、徐放性方法および/または放出デバイスによって投与し得る。該組成物は、製薬のいずれかの方法によって製造し得る。通常、該方法は、該活性成分を担体(これは、1個以上の必要な成分を構成する)と組み合わせるという工程を含む。通常、該組成物は、該有効成分を液体担体もしくは微粉砕の固体担体またはその両方と均一且つ密に混合することによって製造する。次いで、該生成物は、目的の供給物に容易に成型し得る。
【0093】
従って、該医薬組成物は、医薬的に許容し得る担体、および式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩を含み得る。式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩はまた、1個以上の他の治療学的に活性な化合物と組み合わせて医薬組成物中に含まれ得る。
【0094】
使用する該医薬的な担体は例えば、固体、液体、または気体であり得る。固体の担体の例は、ラクトース、テラアルバ、スクロース、タルク、セラチン、寒天、ペクチン、アカシア、ステアリン酸マグネシウム、およびステアリン酸を含む。液体の担体の例は、液糖、落花生油、オリーブ油、および水を挙げられる。気体の担体の例は、二酸化炭素および窒素を含む。
【0095】
経口剤形のための組成物を製造する際に、いずれかの簡便な医薬的な媒体を使用することができる。例えば、水、グリコール、油、アルコール、芳香剤、保存剤、着色剤などを使用して、経口液体製剤(例えば、懸濁剤、エリキシル剤、および液剤)を得ることができるが;一方で、担体(例えば、デンプン、糖類、微結晶性セルロース、希釈剤、造粒剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤など)を使用して、経口固体製剤(例えば、散剤、カプセル剤、および錠剤)を得ることができる。それらの投与の容易さの理由で、錠剤およびカプセル剤は好ましい経口剤形であり、それによって、固体の医薬的な担体を使用する。適宜、錠剤は、標準的な水性または非水性の技術によってコーティングし得る。
【0096】
本発明の組成物を含有する錠剤は、適宜1個以上の補助的な成分またはアジュバントを一緒に圧縮しまたは成型することによって製造することができる。圧縮錠剤は、適当な機械中で、流動形態(例えば、粉末または顆粒)の有効成分を圧縮することによって製造し、適宜、結合剤、滑沢剤、不活性希釈剤、界面活性剤、または分散剤と混合する。成型錠剤は、適当な機械中で、湿らせた粉末状化合物と不活性な液体希釈物の混合物を成型することによって製造することができる。各錠剤は、有効成分の約0.05mg〜約5gを含むことが好ましく、各々のカシェ剤またはカプセル剤は、有効成分の約0.05mg〜約5gを含有することが好ましい。例えば、ヒトへの経口投与を意図する製剤は、有効成分の約0.5mg〜約5gを含み得て、適当で且つ簡便な量(これは、全組成物の約5〜約95%で変わり得る)の担体物質と一緒に配合する。単位用量形態は通常、有効成分の約1mg〜約2g(典型的には、25mg、50mg、100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、600mg、800mg、または1000mg)を含む。
【0097】
非経口投与に適当な本発明の医薬組成物は、水中の活性化合物の溶液または懸濁液として製造し得る。適当な界面活性剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース)を含み得る。分散液はまた、グリセロール、液体ポリエチレングリコール、および油中のそれらの混合物中でも製造し得る。更に、保存剤は、微生物の有害な増殖を防止するために含み得る。
【0098】
注射的使用に適当な本発明の医薬組成物は、減菌の水性の液剤または分散剤を含む。その上、該組成物は、該減菌注射の液剤または分散剤の即座の調製のための減菌粉末の形態であり得る。全ての場合に、最終的な注射形態は減菌でなければいけなく、そして容易なシリンジ可能性(syringability)のために有効に流動性でなければいけない。該医薬組成物は、製造および保存の条件下で安定でなければいけなく;従って、微生物(例えば、細菌および真菌)の混入作用を防止すべきであることが好ましい。該担体は、例えば水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、ポリエチレングリコール、および液体ポリエチレングリコール)、植物油、およびそれらの適当な混合物を含有する、溶媒または分散液媒体であり得る。
【0099】
本発明の医薬組成物は、局所的な使用に適当な形態(例えば、エアロゾル剤、クリーム剤、軟膏剤、ローション剤、ダスティングパウダーなど)であり得る。更に、該組成物は、経皮デバイスにおける使用に適当な形態であり得る。これらの製剤は、通常の加工処理方法によって、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩を使用して、製造し得る。例えば、クリーム剤または軟膏剤は、親水性物質および水を、該化合物の約5重量%〜約10重量%と一緒に混合することによって製造して、所望する粘稠度を有するクリーム剤または軟膏剤を得る。
【0100】
本発明の医薬組成物は、担体が固体である直腸投与に適当な形態であり得る。該混合物は単位用量坐剤を形成することが好ましい。適当な担体としては、ココアバター、および当該分野において通常使用される他の物質を含む。該坐剤は、最初に該組成物を軟化または溶融の担体と混合し、その後に冷蔵しおよび型に成型することによって容易に得ることができる。
【0101】
上記の担体成分に加えて、上記の医薬製剤は、適宜、1個以上の更なる担体成分(例えば、希釈剤、緩衝化剤、芳香剤、結合剤、界面活性剤、増粘剤、滑沢剤、保存剤(抗酸化剤を含む)など)を含み得る。その上、該製剤を意図するレシピエントの血液と等張性となるように、他のアジュバントを含み得る。式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩を含有する組成物はまた、粉末形態または液体濃縮形態で製造し得る。
【0102】
本発明の組成物または本発明で使用する組成物は、食欲を抑制するために、過体重を予防学的に防止するために、食物摂取を調節する際に補助するために、ダイエット補助製品として補助するために、および肥満症を処置するために、有効である。通常、1日当たりおおよそ、体重の約0.01mg/kg〜約150mg/kg、または、1日当たり患者につき約0.5mg〜約7gの用量レベルが、上記の疾患の処置において有用である。例えば、肥満症は、1日当たり体重キログラム当たりの化合物の約0.01〜50mg、または1日当たり患者につき約0.5mg〜約3.5gを投与することによって有効に処置することができる。
【0103】
しかしながら、いずれかのある患者についての具体的な用量レベルは、様々な因子(例えば、年齢、体重、通常の健康状態、性別、食事、投与の時間、投与の経路、排泄の割合、薬物の組み合わせ、および治療を受ける疾患の重篤度を含む)に依存すると理解される。
【0104】
全ての刊行物(例えば、本明細書中に引用する特許および特許出願を含むが、これらに限定されない)は、各個々の刊行物が完全に記載されているものとして本明細書中に引用によって取り込まれると明確に且つ個別に示すかのように、引用によって本明細書中にとり込む。
【0105】
本発明は、以下の実施例への参照によって説明されるが、該実施例は例示の目的のためのものであり、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
【実施例】
【0106】
物質および方法:
カラムクロマトグラフィー精製は、SiO(40〜63メッシュ)を用いて行なった。LCMSデータは、ウォーターズ・シンメトリ社製(Waters Symmetry)の3.5μC18カラム(2.1×30.0mm、流速=0.8mL/分)((5%MeCN/HO)−0.1% HCOHを含有するMeCN溶液を用いて6分間かけて溶出する)、および220nmでのUV検出を用いて得た。勾配情報:0.0〜1.2分:100%(5% MeCN/HO);1.2〜3.8分:10%(5% MeCN/HO)〜90% MeCNまで勾配をつける;3.8〜4.4分:10%(5% MeCN/HO)〜90% MeCNで保持する;4.4〜5.5分:100% MeCNまで勾配をつける;5.5〜6.0分:100%(5% MeCN/HO)にまで戻す。マススペクトルは、正(ES)イオンモードのエレクトロスプレーイオン化源を用いて得た。プレパラティブHPLC精製は、ルナル社製(Lunar)の10μ ODS2(250×21.2mm;流速=20mL/分)(溶媒A(0.05%TFA、10%MeCN、90%水)および溶媒B(0.05%TFA、90%MeCN、10%水)を用いて溶出する)、および215nmでのUV検出を用いて行なった。勾配情報:0.0〜0.2分:90%A、10%B;0.2〜10.0分:10%A、90%Bまで勾配をつける;10.0〜15.0分:10%A、90%B;15.0〜16.0分;90%A、10%Bまで戻す。
【0107】
略語およびアクロニム
MeCN:アセトニトリル;DME:ジメチルエーテル;DIPEA:N,N−ジイソプロピルエチルアミン;DMF:N,N−ジメチルホルムアミド;EtO:ジエチルエーテル;EtOAc:酢酸エチル;EtOH:エタノール;MeOH:メタノール;PS:支持高分子;rt:室温;RT:保持時間;THF:テトラヒドロフラン;TFA:トリフルオロ酢酸;EtN:トリエチルアミン。
【0108】
(製造例1)
2−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
【化7】

EtOAc(50mL)中の3,4−ジフルオロニトロベンゼン(5g、31.4mmol)の溶液に、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(4.60g、34.5mmol)およびEtN(4.79mL、34.5mmol)を加え、そして3時間還流した。該反応混合物をrtまで冷却し、そして炭酸ナトリウム(20mL)を用いて洗浄し、乾燥し(MgSO)、そして真空下で濃縮して標題化合物を得た。δH (CD3OD): 2.97 (2H, t), 3.68 (2H, t), 4.57 (2H, s), 7.19-7.23 (5H, m), 8.01-8.05 (2H, m)。
【0109】
(製造例2)
4−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−3−フルオロフェニルアミン
【化8】

エタノール(220mL)およびTHF(15mL)中の2−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(2.5g、9.18mmol)の溶液に、10%パラジウム−活性炭素(973mg、0.92mmol)を加え、そしてこのものを水素の雰囲気下、rtで18時間撹拌した。該反応混合物をセライトを通してろ過し、そして真空下で濃縮して標題化合物を得た。RT = 2.49分; m/z (ES+) = 243.1 [M + H]+
【0110】
(製造例3)
1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)ピペリジン
【化9】

製造例1について概説する方法を用いて、アミンとしてピペリジンを用いて製造した。δH (DMSO): 1.58-1.67 (6H, m), 3.26-3.29 (4H, m), 7.12-7.16 (1H, m), 7.94-7.80 (2H, m)。
【0111】
(製造例4)
3−フルオロ−4−ピペリジン−1−イルフェニルアミン
【化10】

製造例2について概説する方法を用いて、1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)ピペリジンの還元から製造して、標題化合物を得た。δH (DMSO): 1.43-1.49 (2H, m), 1.57-1.62 (4H, m), 2.75-2.77 (4H, t), 4.92 (2H, s), 6.27-6.34 (2H, m), 6.72-6.77 (1H, m)。
【0112】
(製造例5)
2−ブロモ−6−ピロリジン−1−イルピリジン
【化11】

2,6−ジブロモピリジン(5.00g、21.10mmol)およびピロリジン(10mL)の混合物を20時間撹拌した。該反応混合物をCHClおよび飽和NaHCO(水溶液)の間で分配し、該有機相を乾燥し(MgSO)、そして該溶媒を真空下で除去した。得られた固体を再結晶(MeOH)して、標題化合物を得た。RT = 3.84分; m/z (ES+) = 227.04 [M + H]+
【0113】
(製造例6)
2−(3−ニトロフェニル)−6−ピロリジン−1−イルピリジン
【化12】

アルゴンをDME(60mL)および水(25mL)中の3−ニトロフェニルボロン酸(1.22g、7.30mmol)、2−ブロモ−6−ピロリジン−1−イルピリジン(1.50g、6.64mmol)、およびNaHCO(1.67g、19.91mmol)の混合物に15分間バブルした。Pd(Ph)(0.64g、0.553mmol)を加え、そして該反応液をアルゴン下で4時間還流した。該溶媒を真空下で除去し、そして得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、20:80、40:60、次いで60:40のCHCl:i−ヘキサンを用いて溶出する)によって精製して、標題化合物を得た。RT = 3.45分; m/z (ES+) = 270.16 [M + H]+
【0114】
(製造例7)
1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)アゼパン
【化13】

EtOAc(2mL)中の3,4−ジフルオロニトロベンゼン(0.20g、1.26mmol)、ホモピペリジン(0.14g、1.38mmol)、およびEtN(0.14g、1.38mmol)の溶液を80℃で20時間加熱した。ホモピペリジン(0.14g、1.38mmol)を加え、そして該反応溶液を80℃で4時間加熱した。該固体をSPEカートリッジ(SCX、MeOHを用いて溶出)を用いて精製して、標題化合物を得た。RT = 4.17分; m/z (ES+) = 239.04 [M + H]+
【0115】
(製造例8)
1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)ピロリジン
【化14】

EtOAc(2mL)中の3,4−ジフルオロニトロベンゼン(0.20g、1.26mmol)、ピロリジン(98mg、1.38mmol)、およびEtN(0.14g、1.38mmol)の溶液を80℃で20時間加熱した。ピロリジン(98mg、1.38mmol)を加え、そして該反応液を80℃で4時間加熱した。該固体をSPEカートリッジ(SCX、MeOHを用いて溶出する)を用いて精製して、標題化合物を得た。RT = 3.84分; m/z (ES+) = 211.01 [M + H]+
【0116】
(実施例1)
2−[3−(4−フルオロフェニル)ウレイド]−4−メチルチアゾール−5−カルボン酸エチルエステル
【化15】

トルエン(5mL)中の(2−アミノ−4−メチルチアゾール)−5−カルボン酸エチル(60mg、0.32mmol)、および4−フルオロフェニルイソシアネート(48mg、0.35mmol)の混合物を、20℃で20時間撹拌した。該沈降物をろ過によって集めて、標題化合物を得た。RT = 3.86分; m/z (ES+) = 324.1 [M + H]+
【0117】
実施例1に概説する通り、(2−アミノ−4−メチルチアゾール)−5−カルボン酸エチルを適当なフェニルイソシアネートに加えて、以下の表1に例示する実施例2〜5をも製造した。
【表1】

【0118】
(実施例6)
1−(4−アセチルフェニル)−3−ベンゾ[b]チオフェン−2−イル尿素
【化16】

0℃のTHF(10mL)中のベンゾチオフェン−2−カルボニルクロリド(0.64g、3.26mmol)の溶液に、水(2mL)中のアジ化ナトリウム(0.25g、3.85mmol)の溶液を10分間かけて滴下した。該反応混合物をEtO(20mL)、CHCl(2×20mL)、およびEtOAc(2×10mL)を用いて抽出した。該有機抽出物を合わせて、乾燥し(MgSO)、そして該溶媒を真空下で除去して固体を得て、このものをトルエン(30mL)中に溶かし、そしてアルゴン下で90分間還流した。該混合物を20℃まで冷却し、4−アミノアセトフェノン(0.44g、3.25mmol)を加え、そして該反応液を18時間撹拌した。該沈降物をろ過によって集め、そしてフラッシュクロマトグラフィー(SiO、5:95、10:90、次いで20:80のEtOAc:CHClを用いて溶出する)によって精製して、標題化合物を得た。RT = 3.73分; m/z (ES+) = 311.1 [M + H]+
【0119】
(実施例7)
1−ベンゾ[b]チオフェン−2−イル−3−(4−メタンスルホニルフェニル)尿素
【化17】

実施例6に概説する通りに、クルチウス転位を行なってベンゾチオフェン−2−イソシアネートを得て、続いて適当なアニリンを加えて、標題化合物を得た。RT = 3.55分; m/z (ES+) = 347.1 [M + H]+
【0120】
表2中の化合物は商業的に入手可能であるが、しかしながら、それらは、実施例6に概説する方法を用いて、適当な酸クロリドおよびアニリンから製造し得る。
【表2】

【0121】
(実施例16)
4−[3−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル
【化18】

トルエン(0.5mL)中の4−フルオロ−2−メチルアニリン(34mg、0.27mmol)の溶液に、トルエン(0.5mL)中の4−イソシアネート安息香酸エチル(50mg、0.26mmol)を加えた。該反応混合物を18時間撹拌し、そして得られる沈降物をろ過によって集めて、標題化合物を得た。RT = 3.70 分; m/z (ES+) = 317.3 [M + H]+
【0122】
実施例16に概説する通り、適当なアニリンを4−イソシアネート安息香酸エチルに加えることにより、以下の表3中に例示する実施例17〜25をも製造した。
【表3】

【0123】
実施例16に概説する通り、適当なアミンを4−フルオロフェニルイソシアネートに加えることにより、以下の表4中に例示する実施例26〜34をも製造した。
【表4】

【0124】
実施例16に概説する通り、適当なアミンを適当なフェニルイソシアネートに加えることにより、以下の表5中に例示する実施例35〜39をも製造した。
【表5】

【0125】
(実施例40)
1−(2−チオフェン−2−イルエチル)−3−(4−メチルフェニル)尿素
【化19】

トルエン(3mL)中の2−チオフェン−2−イルエチルアミン(30mg、0.24mmol)の溶液をp−トリルイソシアネート(47mgm、0.35mmol)に加え、そして18時間振り混ぜた。得られた沈降物をろ過し、そしてトルエンを用いて洗浄して、標題化合物を得た。RT = 3.70分; m/z (ES+) = 261.0 [M + H]+
【0126】
実施例40に概説する通りに、2−チオフェン−2−イルエチルアミンを適当なイソシアネートに加えることにより、以下の表6中に例示する実施例41〜53をも製造した。
【表6】

【表7】

【0127】
表7中の実施例54は商業的に入手可能であるが、しかしながら、そのものは、実施例40に概説する方法を用いて製造することができる。
【表8】

【0128】
表8中の実施例55は、実施例40に概説する方法を用いて、2−チオフェン−2−イルエチルアミンを適当なイソシアネートに加えることから製造し得る。
【表9】

【0129】
(実施例56)
4−(3−ベンゾチアゾール−6−イルウレイド)安息香酸エチルエステル
【化20】

DMF(1.7mL)中の4−イソシアネート安息香酸エチル(29mg、0.15mmol)の溶液を6−アミノベンゾチアゾール(30mg、0.20mmol)に加え、そして18時間振り混ぜた。MP−イソシアネート(360mg、0.58mmol、4.58mmol/g、3.9当量)を該混合物に加え、そして20時間振り混ぜた。該樹脂をろ過によって除去し、そして該溶媒を真空下で除去して標題化合物を得た。RT = 3.71分; m/z (ES+) = 341.9 [M + H]+
【0130】
実施例56に概説する通り、適当なアミンを4−イソシアネート安息香酸エチルまたは4−フルオロフェニルイソシアネートに加えることにより、以下の表9中に例示する実施例57〜130をも製造した。
【表10】

【表11】

【表12】

【表13】

【表14】

【表15】

【表16】

【表17】

【0131】
表10中の実施例130〜153は商業的に入手可能であるが、しかしながら、実施例56に概説する方法を用いて製造し得る。
【表18】

【表19】

【表20】

【表21】

【0132】
表11中の実施例154および155(これらは、これまでに報告されている)は、実施例56に概説する方法を用いて、適当なアニリンおよびイソシアネートから製造し得る。
【表22】

【0133】
表12中の実施例156〜161は、実施例56に概説する方法を用いて、適当なアニリンおよびイソシアネートから製造し得る。
【表23】

【0134】
(実施例162)
1−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−3−[3−(2−メチルピリミジン−4−イル)フェニル]尿素
【化21】

0℃のCHCl(50mL)中のトリホスゲン(400mg、1.35mmol)の溶液に、DIPEA(0.4mL、4.0mmol)、続いて3−(2−メチルピリミジン−4−イル)−フェニルアミン(740mg、4.0mmol)を数回に分けて加えた。添加後に、氷浴を除き、DIPEA(0.4mL、4.0mmol)および2−(4−クロロフェニル)エチルアミン(622mg、4.0mmol)を加えた。該反応混合物を18時間撹拌した。CHCl(50mL)を加え、そして該有機物を水(20mL)、1M NaOH溶液(20mL)、およびブライン(20mL)を用いて洗浄し、乾燥し(MgSO)、そして該溶媒を真空下で除去した。得られた粉末をメタノールから再結晶して、標題化合物を得た。δH (DMSO): 2.67 (3H, s), 2.76 (2H, t), 3.35 (2H, m), 6.12 (1H, m), 7.28 (2H, d), 7.36-7.40 (3H, m), 7.61 (1H, d), 7.67 (1H, d), 7.75 (1H, d), 8.19 (1H, s), 8.72-8.73 (2H, m); RT = 3.57分; m/z (ES+) = 367.19 [M + H]+
【0135】
(実施例163)
1−(4−クロロフェニル)−3−(3−ピロール−1−イルフェニル)尿素
【化22】

CHCl(7mL)中の4−クロロフェニルイソシアネート(100mg、0.65mmoL)の溶液に、3−(1H−ピロール−1−イル)アニリン(103mg、0.65mmol)をrtで加えた。該反応混合物をrtで4時間撹拌し、そして得られた固体をろ過によって集めた。EtOを用いてトリチュレートし、続いてろ過することにより、標題化合物を得た。δH (DMSO): 6.27 (2H, t), 7.15-7.18 (1H, m), 7.24-7.27 (3H, m), 7.32-7.38 (3H, m), 7.49-7.51 (2H, m), 7.71 (1H, t), 8.85 (1H, s), 8.89 (1H, s); RT = 4.02分; m/z (ES+) = 312.13 [M + H]+
【0136】
(実施例164)
1−(4−クロロフェニル)−3−(4−ピロール−1−イルフェニル)尿素
【化23】

CHCl(7mL)中の4−クロロフェニルイソシアネート(100mg、0.65mmol)の溶液に、4−(1H−ピロール−1−イル)アニリン(103mg、0.65mmol)をrtで加えた。該反応混合物をrtで16時間撹拌し、そして得られた固体をろ過によって集めた。EtOを用いてトリチュレートし、続いてろ過にすることにより、標題化合物を得た。δH (DMSO): 6.23 (2H, t), 7.27 (2H, t), 7.32-7.34 (2H, m), 7.46-7.54 (6H, m), 8.77 (1H, s), 8.82 (1H, s); RT = 4.01分; m/z (ES+) = 312.13 [M + H]+
【0137】
(実施例165)
1−(4−クロロフェニル)−3−[3−(2−メチルピリミジン−4−イル)フェニル]尿素・塩酸塩
【化24】

CHCl(20mL)中の4−クロロフェニルイソシアネート(1.0g、6.5mmol)の溶液に、3−(2−メチルピリミジン−4−イル)フェニルアミン(1.2g、6.5mmol)を加えた。該反応混合物を18時間撹拌し、そして得られた沈降物をろ過によって集めて、2.05g(93%)を得た。該ろ液をTHF(10mL)中に溶解し、そしてジオキサン中の4M 塩化水素溶液(1.5mL、6.0mmol)を加えた。得られた固体をろ過し、メタノール中に溶解し、そしてEtOを用いて析出して、ろ化後に、標題化合物を得た。δH (CD3OD): 2.96 (3H, s), 7.29 (2H, d), 7.47 (2H, d), 7.54-7.58 (1H, m), 7.68 (1H, d), 8.03 (1H, d), 8.36 (1H, d), 8.63 (1H, s), 8.96 (1H, d); RT = 3.45分; m/z (ES+) = 339.01 [M + H]+
【0138】
(実施例166)
1−(4−クロロフェニル)−3−[4−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−3−フルオロフェニル]尿素
【化25】

CHCl(15mL)中の4−クロロフェニルイソシアネート(230mg、1.5mmol)の溶液に、4−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−3−フルオロフェニルアミン(363mg、1.5mmol)を得た。該反応混合物を18時間撹拌し、そして得られた沈降物をろ過によって集めた。MeOHからの再結晶により、標題化合物を得た。δH (DMSO): 2.91-2.94 (2H, m), 3.30-3.33 (2H, m), 4.18 (2H, s), 7.06-7.08 (2H, m), 7.18 (4H, s), 7.33-7.35 (2H, m), 7.48-7.50 (3H, m), 8.74 (1H, s), 8.81 (1H, s); RT = 4.20分; m/z (ES+) = 396.11 [M + H]+
【0139】
(実施例167)
1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(3−フルオロ−4−ピペリジン−1−イルフェニル)尿素
【化26】

CHCl(7mL)中の3,4−ジクロロフェニルイソシアネート(282mg、1.50mmol)の溶液に、3−フルオロ−4−ピペリジン−1−イル−フェニルアミン(320mg、1.65mmol)を加えた。該反応混合物を18時間撹拌し、そして得られた沈降物をろ過によって集めて、標題化合物を得た。δH (DMSO): 1.51-1.53 (2H, m), 1.61-1.67 (4H, m), 2.87-2.90 (4H, m), 6.94-6.98 (1H, m), 7.04-7.06 (1H, m), 7.30-7.33 (1H, m), 7.35-7.40 (1H, m), 7.50-7.52 (1H, d), 7.86 (1H, m), 8.76 (1H, s), 8.95 (1H, s); RT = 3.56分; m/z (ES+) = 381.98 [M + H]+
【0140】
(実施例168)
1−(4−クロロフェニル)−3−[3−(6−ピロリジン−1−イルピリジン−2−イル)フェニル]尿素
【化27】

EtOH(50mL)およびCHCl(30mL)中の2−(3−ニトロフェニル)−6−ピロリジン−1−イルピリジン(2.83g、10.52mmol)および10%パラジウム−炭素(0.50g)の懸濁液を、水素雰囲気下で18時間撹拌した。該混合物をセライトを通してろ過し、そして該溶媒を真空下で除去して、3−(6−ピロリジン−1−イルピリジン−2−イル)アニリンを得て、このものを更に精製することなく使用した。CHCl(5mL)中の3−(6−ピロリジン−1−イルピリジン−2−イル)アニリン(1.01g、4.226mmol)の溶液に、4−クロロフェニルイソシアネート(0.59g、3.84mmol)を加えた。該反応混合物を18時間撹拌し、そして得られた沈降物をろ過によって集めた。該固体を再結晶(MeOH/CHCl)によって精製して、標題化合物を得た。δH (CDCl3): 1.97 (4H, m), 3.48 (4H, m), 6.42 (1H, d), 7.05 (1H, d), 7.33 (2H, d), 7.35 (1H, m), 7.50 (2H,d), 7.56 (2H, m), 7.63 (1H, d), 8.07 (1H, s), 8.78 (1H, s), 8.82 (1H, s); RT = 3.19分; m/z (ES+) = 393.13 [M + H]+
【0141】
(実施例169)
1−(4−アゼパン−1−イル−3−フルオロフェニル)−3−(4−クロロフェニル)尿素
【化28】

飽和NHCl(水溶液)(1.5mL)、THF(2mL)およびEtOH(4mL)中の1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)アゼパン(0.30g、1.26mmol)および鉄粉(0.22g、3.99mmol)の混合物を、80℃で20時間加熱した。該反応液をCHClおよび水の間で分配し、該有機層を乾燥し(MgSO)、そして該溶媒を除去して、4−アゼパン−1−イル−3−フルオロフェニルアミンを得た。CHCl(2mL)中の4−アゼパン−1−イル−3−フルオロフェニルアミン(0.16g、0.779mmol)の溶液に、4−クロロフェニルイソシアネート(0.12g、0.779mmol)を加え、そして該反応液を18時間撹拌した。得られた沈殿物をろ過によって集めて、標題化合物を得た。δH (CDCl3): 1.56 (4H, m), 1.74 (4H, m), 3.24 (4H, m), 6.86 (1H, m), 6.96 (1H, m), 7.30 (2H, d), 7.35 (1H, m), 7.46 (2H, d), 8.55 (1H, s), 8.73 (1H, s); RT = 3.82分; m/z (ES+) = 362.06 [M + H]+
【0142】
(実施例170)
1−(4−クロロフェニル)−3−(3−フルオロ−4−ピロリジン−1−イルフェニル)尿素
【化29】

飽和NHCl(水溶液)(1.5mL)、THF(2mL)およびEtOH(4mL)中の1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)ピロリジン(0.26g、1.26mmol)の混合物を、80℃で20時間加熱した。該反応液をCHClおよび水の間で分配し、該有機層を乾燥し(MgSO)、そして該溶媒を除去して3−フルオロ−4−ピロリジン−1−イル−フェニルアミンを得た。CHCl(2mL)中の3−フルオロ−4−ピロリジン−1−イル−フェニルアミン(0.13g、0.71mmol)の溶液に、4−クロロフェニルイソシアネート(0.11g、0.71mmol)を加え、そして該反応液を18時間撹拌した。得られた沈降物をろ過によって集めて、標題化合物を得た。δH (CDCl3): 1.88 (4H, m), 3.23 (4H, m), 6.69 (1H, m), 6.97 (1H, m), 7.30 (2H, d), 7.35 (1H, m), 7.46 (2H, d), 8.51 (1H, s), 8.71 (1H, s); RT = 3.44分; m/z (ES+) = 334.04 [M + H]+
【0143】
以下の化合物はまた、上記の方法と類似する方法によって製造した:
実施例:
171:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)フェニル]尿素、
172:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]尿素、
173:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-イソプロピルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
174:1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-[1,4]オキサアゼパン-4-イルフェニル)尿素、
175:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
176:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
177:4-[3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
178:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-メトキシエトキシ)フェニル]尿素、
179:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)フェニル]尿素、
180:1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-3-イルフェニル)尿素、
181:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(6-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
182:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
183:1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-2-イル-フェニル)尿素、
184:1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-4-イルフェニル)尿素、
185:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-ピペリジン-1-イルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
186:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-モルホリン-4-イルエチル)フェニル]尿素、
187:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
188:1-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
189:1-(3,5-ジメトキシフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
190:1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
191:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-6'-イル)フェニル]尿素、
192:1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
193:1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
194:1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]尿素、
195:1-(4-ブチリルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
196:1-(1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
197:1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(4-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
198:1-(2,3-ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
199:1-(3,5-ジクロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
200:1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
201:1-(4-エチルフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
202:1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[3-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)フェニル]尿素、
203:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
204:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(3-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
205:1-ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
206:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(2-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
207:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-メトキシフェニル)尿素、
208:1-(4-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
209:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
210:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-トリフルオロメチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素
211:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
212:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-フェノキシフェニル)尿素、
213:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(3-フェノキシフェニル)尿素、
214:1-(4-フルオロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
215:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(3-メトキシフェニル)尿素、
216:1-(4-シアノフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
217:1-(4-クロロフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
218:1-(4-クロロ-3-トリフルオロメチルフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
219:1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
220:1-(3-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
221:1-(4-クロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
222:1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
223:1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ジメチルアミノフェニル)尿素、
224:1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-モルホリン-4-イルフェニル)尿素、
225:1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
226:1-(3,5-ジクロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
227:1-(3-クロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
228:1-(3,5-ビス-トリフルオロメチルフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
229:1-(4-アセチルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
230:1-(4-アセチルフェニル)-3-[3-(6-メトキシピリジン-2-イル)フェニル]尿素、
231:1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
232:1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
233:1-(3-クロロ-4-モルホリン-4-イルフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
234:1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
235:1-(4-アセチルフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
236:1-(4-ブチリルフェニル)-3-(4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
237:1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
238:1-(4-クロロフェニル)-3-(1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)尿素、
239:1-(3-アセチルフェニル)-3-[2-(4-クロロフェニル)エチル]尿素、
240:1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-ピロリジン-1-イルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
241:1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
242:1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素。
【0144】
本発明の化合物の生物学的活性を、以下のアッセイシステムにおいて試験することができる。
【0145】
酵母菌GPCR拮抗作用アッセイ:
プラスミド上にCB−1受容体遺伝子およびFUS1p−LacZ転写性レポーターを有する酵母菌細胞を、ピペス(Pipes)緩衝液によってpH 6.8にまで緩衝化した選択的最小培地中、30℃で増殖する。終夜のインキュベート後に、酵母菌細胞を10分間、遠心分離(1000g)することによって収集し、次いで新しい緩衝化培地中で細胞密度がA600=0.3まで再懸濁した。該アッセイを行なうために、細胞(80μL)を、10% DMSO、0.5% BSA溶液中の広範囲な希釈の被験化合物(10μL)を含有する96ウェル平底黒色プレート中に播種する。該用量応答曲線について使用する化合物の濃度の範囲は通常、1nM〜10μMである。30℃で15分間インキュベート後に、CB1作動薬(メタナンダミド(methanandamide)またはCP 55,940)(10μL)を、それぞれ最終濃度が2μMまたは0.1μMまで加える。次いで、該アッセイプレートを30℃で更に4時間インキュベートする。この期間の最後に、該細胞中のβ−ガラクトシダーゼ酵素活性を、25mM ピペスpH 7.2および0.41%トリトンX−100を含有する緩衝液(容量20μL)中の基質4−メチルウンベリフェリル(umbelliferyl)−β−D−ガラクトピラノド(MUG)(83μM)を加えることによって蛍光定量的にアッセイする。該反応を30℃で45分間進行させ、その後に、1M NaCO(20μL)を加えることによって停止させる。MUGの加水分解生成物、β−メチルウンベリフェロン(umbelliferone)(7−ヒドロキシ−4−メチルクマリン)を、360nMで励起後に、460nMでのその蛍光発光によって測定する。次いで、各化合物のIC50を、作動薬の添加により50%だけ蛍光の増大を減少するのに必要な化合物の濃度として測定する。
【0146】
競合GTPγS結合アッセイ:
HEK293 EBNA細胞中で発現するヒトCB1受容体の膜調製物は、パーキンエルマーライフサイエンス社(PerkinElmer life sciences)から購入した。結合実験は、96丸底プレート内の、総容量が200μLの緩衝液A(20mM ヘペス、3mM MgCl、100mM NaCl、1mM EDTA、0.1% BSA、pH 7.4)(加えて、膜(20μg)、0.1nM [35S]GTPγS(比放射能(sp.act.)1250Ci/モル)、50nM 作動薬CP−55940(トクリス社製(Tocris))、10μM GDP、およびDMSO中で調製される必要な範囲の拮抗薬の濃縮物(最終的なDMSO濃度1%を与える)を含有する)中で行なった。
【0147】
30℃で1時間インキュベート後に、該反応液を、20mM ヘペス、3mM MgCl、100mM NaCl、および1mM EDTA、pH 7.4中に予浸する96−ウェルGF/B MAFBフィルタープレート(ミリポア(Millipore)社製)に移した。次いで、該プレートをろ過し、そしてマルチスクリーン・バキューム・マニフォールド(Multiscreen vacuum manifold)(ミリポア社製)を用いて、氷冷緩衝液A(4×250μLの容量)を用いて洗浄した。50℃で2時間乾燥後に、シンチラント(scintillant)(ウルチマゴールド(Ultima Gold)(登録商標)、パッカード)(30μL)を各ウェルに加え、そして該プレートをパッカードマイクロベータ(MicroBeta)カウンター中で放射能をカウントした。非特異的結合を、拮抗薬の代わりにGTPγS(30μM)を加えることによって測定した。基底[35S]GTPγS結合は作動薬および拮抗薬の非存在下で測定し、そして最大[35S]GTPγS結合は作動薬の存在下、拮抗薬の非存在下で測定した。IC50は、Xlfit3プログラム(idbs)を使用して、作動薬刺激性の[35S]GTPγS結合の低下%対log10拮抗薬濃度のプロットから算出した。IC50とは、作動薬刺激性の[35S]GTPγS結合を50%だけ低下するのに必要とする拮抗薬の濃度である。
【0148】
本発明の実施例は通常、上記アッセイにおいて効力を示し、IC50は10μMより良い。該IC50は5μMよりも良いことが有利であり、1μMよりも良い場合にはより有利であり、そして300nMよりも良い場合にはより一層有利である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
処置が必要な被験者に、式(I):
【化1】

[式中、
Yは、フェニル、5−もしくは6−員ヘテロアリール基、または該5−員環を介して尿素と結合する9−員二環式ヘテロアリール基であり;
Wは、COOR、COR、C1〜6アルキル、C1〜3フルオロアルキル、C1〜6アルコキシ、フェノキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜3アルコキシC1〜3アルコキシ、C1〜6アルキルチオ、C3〜6シクロアルキル、クロロ、フルオロ、ニトリル、−(CH)−NR、−O(CH)−NR、または適宜1もしくは2個の基によって置換された5−もしくは6−員ヘテロアリール(ここで、該基は独立して、C1〜3アルキル、C1〜3フルオロアルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜3アルコキシC1〜3アルキル、クロロ、フルオロ、または−(CH)−NRから選ばれる)であるか、あるいは、Yが該5−員環を介して尿素と結合する9−員二環式ヘテロアリール基であるか、またはZがC1〜3アルキレンまたはC2〜3アルケニレンである場合には、Wは水素であり得て;
は、水素、ハロゲン、C1〜3アルキル、ヒドロキシまたはC1〜3アルコキシであるか、あるいはWおよびWがY上の隣接炭素原子と結合する場合には一緒になって−O−(CH)−O−基(ここで、pは1、2または3である)を形成し;あるいは、
−Y、−(W)および−(W)から形成される基は、式:
【化2】

[式中、
XはOまたはCHであり、そしてqは1または2であり;
Zは、C1〜3アルキレン、C2〜3アルケニレンまたは結合であり;
Qは、フェニル、または5−〜10−員単環式もしくは二環式ヘテロアリール基であり;
Tは、水素、ハロゲン、ニトロ、ニトリル、COOR、COR、−(CH)−NR、CONHCHCOOH、適宜COORもしくはORによって置換されたC1〜6アルキル、C1〜3フルオロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜6アルキルチオ、SOR、SO;あるいは、C3〜6シクロアルキル基、5−〜7−員ヘテロ環基、または5−〜10−員ヘテロアリール基(これらのいずれか1つは1または2個の基(該基は独立して、C1〜3アルキル、C1〜3フルオロアルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜3アルコキシC1〜3アルキル、クロロ、フルオロ、ヒドロキシおよび−(CH)−NRから選ばれる)によって置換される)であり;
およびTは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜3アルキル、またはC1〜3アルコキシから選ばれるか、あるいは、
TおよびTはQ上の隣接炭素原子と結合する場合には一緒になって、基−O−(CH)−O−(ここで、pは1、2または3である)を形成し;
mは、0、1、2または3であり;
nは、2または3であり;
は、C1〜6アルキル、C3〜6シクロアルキル、フェニル、または5−もしくは6−員ヘテロアリールもしくはヘテロ環基であり;
およびRは独立して、水素、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルから選択されるか、あるいは、RおよびRはそれらが結合する窒素と一緒になって、適宜更なるヘテロ原子(これは、O、S、またはNRから選ばれる)を含有しそして適宜1もしくは2個の基(該基は独立して、C1〜3アルキル、フルオロ、またはヒドロキシルから選ばれる)によって置換された5−〜7−員ヘテロ環を形成し;
は、水素またはC1〜3アルキルであり;そして、
は、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルである]
で示される化合物またはその医薬的に許容し得る塩を投与することによって、CB−1受容体に関連する疾患を処置する方法。
【請求項2】
Yがフェニルである、請求項1記載の方法。
【請求項3】
Yが5−または6−員ヘテロアリール基である場合には、そのものはチエニル、チアゾリル、またはチアジアゾリルである、請求項1記載の方法。
【請求項4】
Yが9−員二環式ヘテロアリール基である場合には、そのものはベンゾチエニルまたはベンゾチアゾリルである、請求項1記載の方法。
【請求項5】
WがCOOR、COR、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルチオ、フルオロ、クロロ、C1〜3アルコキシC1〜3アルコキシ、−(CH)−NR、−O(CH)−NR、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−もしくは6−員ヘテロアリールである、請求項2記載の方法。
【請求項6】
が水素である、請求項1〜5のいずれか1つに記載の方法。
【請求項7】
ZがCアルキレン、Cアルケニレン、または結合である、請求項1〜6のいずれか1つに記載の方法。
【請求項8】
Zが結合である、請求項7記載の方法。
【請求項9】
Qがフェニルである、請求項1〜8のいずれか1つに記載の方法。
【請求項10】
Tが、ハロゲン、COOR、COR、C1〜6アルキル、適宜1もしくは2個の基によって置換された−(CH)−NR(ここで、該基は独立して、C1〜3アルキル、フルオロ、またはヒドロキシから選ばれる)、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−〜10−員ヘテロアリール基である、請求項1〜9のいずれか1つに記載の方法。
【請求項11】
Tが−(CH)−NRであり、mは0であり、そしてRおよびRはそれらが結合する窒素と一緒になって5−〜7−員ヘテロ環を形成する、請求項10記載の方法。
【請求項12】
およびTが水素、ハロゲンまたはヒドロキシである、請求項1〜11のいずれか1つに記載の方法。
【請求項13】
が水素である、請求項12記載の方法。
【請求項14】
Y基およびQ基における置換基が尿素に対してメタおよび/またはパラ位である、請求項1〜13のいずれか1つに記載の方法。
【請求項15】
式(I)の化合物が実施例1〜242のいずれか1つの化合物またはその医薬的に許容し得る塩である、請求項1記載の方法。
【請求項16】
肥満症;精神障害(例えば、精神病、統合失調症、双極性障害、うつ病、認知障害、記憶障害、強迫性障害、食欲不振、過食症、注意疾患、癲癇、並びに関連疾患である中枢モノアミン作動性システムのいずれかにおける妨害によって生じる情動性および認知性の障害);神経学的障害(例えば、レイノー症候群、運動性障害、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、またはアルツハイマー病);免疫、循環器系、生殖性、および内分泌性の疾患、内毒素−誘発性または硬化性の低血圧、敗血症性ショック、呼吸器系および胃腸管系に関連する疾患(例えば、腸運動の低下(例えば、腹膜炎、手術、または他の有害性の状況が原因の麻痺性イレウス)、長期間の乱用、嗜癖、再発性の徴候(例えば、タバコの喫煙、ヘロイン嗜癖、コカイン探索の再発、またはアルコール依存症)の処置のための、請求項1〜14のいずれか1つに記載の方法。
【請求項17】
CB−1受容体に関連する疾患が肥満症である、請求項16記載の方法。
【請求項18】
式(Ia):
【化3】

[式中、
Yは、フェニル、5−もしくは6−員ヘテロアリール基、または該5−員環を介して尿素と結合する9−員二環式ヘテロアリール基であり;
Wは、COOR、COR、C1〜6アルコキシ、C1〜3フルオロアルコキシ、C1〜3アルコキシC1〜3アルコキシ、−(CH)−NR、−O(CH)−NR、C1〜6アルキルチオ、フルオロ、クロロ、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−もしくは6−員ヘテロアリールであり;
は、水素、ハロゲン、またはC1〜3アルコキシであり;
Zは、C1〜3アルキレン、C2〜3アルケニレンまたは結合であり;
Qは、フェニル、ピリジル、または9−員二環式ヘテロアリール基であり;
Tは、ハロゲン、COOR、COR、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルチオ、−(CH)−NR、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−〜10−員ヘテロアリール基であるか、あるいはZがC1〜3アルキレンまたはC2〜3アルケニレンである場合には、Tは水素であり得て;
およびTは独立して、水素、ハロゲン、またはヒドロキシから選ばれ;
は、C1〜6アルキル、フェニル、または5−もしくは6−員ヘテロアリール基もしくはヘテロ環基であり;
およびRはそれらが結合する窒素と一緒になって、適宜更なるヘテロ原子(これは、O、S、またはNRから選ばれる)を含有しおよび適宜1または2個の基(これは独立して、C1〜3アルキル、フルオロ、またはヒドロキシから選ばれる)によって置換された5−〜7−員ヘテロ環を形成し;
mは、0、1、2または3であり;そして、
nは、2または3であり;
但し、該化合物は、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-(2-メチルフェニル)尿素、
4-[3-(2-クロロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-メチルスルファニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-クロロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(3-クロロフェニル)-3-(4-エトキシフェニル)尿素、
4-[3-(3-クロロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1,3-ビス(4-アセチルフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(3-クロロフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-エトキシフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸メチルエステル、
4-[3-(3-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(3-エトキシフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-トリフルオロメトキシフェニル)尿素、
1-(3-アセチルフェニル)-3-[2-(4-クロロフェニル)エチル]尿素、または、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
ではない]
で示される化合物、またはその医薬的に許容し得る塩。
【請求項19】
Yがフェニルである、請求項18記載の化合物。
【請求項20】
Yが5−または6−員ヘテロアリール基である場合には、そのものはチエニル、チアゾリル、またはチアジアゾリルである、請求項18記載の化合物。
【請求項21】
Yが9−員二環式ヘテロアリール基である場合には、そのものはベンゾチエニルまたはベンゾチアゾリルである、請求項18記載の化合物。
【請求項22】
Wが、COOR、COR、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルチオ、フルオロ、クロロ、C1〜3アルコキシC1〜3アルコキシ、−(CH)−NR、−O(CH)−NR、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−もしくは6−員ヘテロアリールである、請求項19記載の化合物。
【請求項23】
が水素である、請求項18〜22のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項24】
ZがCアルキレン、Cアルケニレン、または結合である、請求項18〜23のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項25】
Zが結合である、請求項24記載の化合物。
【請求項26】
Qがフェニルである、請求項18〜25のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項27】
Tが、ハロゲン、COOR、COR、C1〜6アルキル、適宜1もしくは2個の基(該基は独立して、C1〜3アルキル、フルオロ、またはヒドロキシから選ばれる)によって置換された−(CH)−NR、または適宜C1〜3アルキルによって置換された5−〜10−員ヘテロアリール基である、請求項18〜26のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項28】
Tが−(CH)−NRであり、mは0であり、そしてRおよびRはそれらが結合する窒素と一緒になって5−〜7−員ヘテロ環を形成する、請求項27記載の化合物。
【請求項29】
およびTが水素、ハロゲン、またはヒドロキシである、請求項18〜28のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項30】
が水素である、請求項29記載の化合物。
【請求項31】
Y基およびQ基上の置換基が尿素に対してメタおよび/またはパラ位である、請求項18〜30のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項32】
2-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
2-[3-(3-フルオロフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
4-メチル-2-[3-(4-メチルスルファニルフェニル)ウレイド]チアゾール-5-カルボン酸エチルエステル、
1-(4-アセチルフェニル)-3-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル尿素、
1-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-3-(4-メタンスルホニルフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2,4-ジフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3,4-ジフルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロ-3-メトキシフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-エトキシフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-メチル安息香酸メチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-ヒドロキシ安息香酸メチルエステル、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-メチルフェニル)尿素、
1-(4-メトキシフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-トリフルオロメトキシフェニル)尿素、
1-(4-ジフルオロメトキシフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-エチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(2-チオフェン-2-イルエチル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-ブチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(3-エチルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-メチルスルファニルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
1-(4-イソプロピルフェニル)-3-(2-チオフェン-2-イルエチル)尿素、
4-(3-ベンゾチアゾール-6-イルウレイド)安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-イミダゾール-1-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-フルオロベンゾチアゾール-2-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
5-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]フラン-2-カルボン酸メチルエステル、
4-[3-(1H-インドール-6-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-メトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]チオフェン-3-カルボン酸メチルエステル、
4-{3-[2-(1-メチル-1H-ピロール-2-イル)エチル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-メトキシピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
6-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]ニコチン酸メチルエステル、
4-[3-(6-クロロピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-カルボキシメチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(1H-インドール-5-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルフェニル)尿素、
1-ベンゾチアゾール-6-イル-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-イミダゾール-1-イルフェニル)尿素、
6-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]ニコチン酸メチルエステル、
1-(6-クロロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(6-フルオロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4,6-ジフルオロベンゾチアゾール-2-イル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(6-メトキシベンゾチアゾール-2-イル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
3-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸メチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-フルオロフェニル)尿素、
3-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-{3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(1-オキソインダン-5-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(6-モルホリン-4-イルピリジン-3-イル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]チアゾール-5-カルボン酸メチルエステル、
4-[3-(3-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸プロピルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸ペンチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸イソブチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸フェニルエステル、
4-{3-[4-(1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-オキサゾール-5-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルメチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-[1,2,3]チアジアゾール-4-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-プロピオニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-アセチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-ベンゾイルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(4,5-ジヒドロオキサゾール-2-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(2-メチルベンゾチアゾール-5-イル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(3-オキサゾール-5-イルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-プロピオニルフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-[4-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸ブチルエステル、
2-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-4-メチルピリミジン-5-カルボン酸エチルエステル、
4-[3-(4-オキサゾール-5-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
2-クロロ-4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-2-メトキシ安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]-3-メトキシ安息香酸エチルエステル、
6-[3-(4-エトキシカルボニルフェニル)ウレイド]ニコチン酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]-3-ヒドロキシ安息香酸エチルエステル、
4-[3-(3-アセチルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-ブチリルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
4-{3-[4-(1H-ピラゾール-3-イル)フェニル]ウレイド}安息香酸エチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸プロピルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸ペンチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸イソブチルエステル、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸フェニルエステル、
{4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}酢酸エチルエステル、
1-(4-ベンゾイルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)尿素、
4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸ブチルエステル、
2-クロロ-4-[3-(4-フルオロフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-イソプロピルフェニル)尿素、
1-[2-(2-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-イソプロピルフェニル)尿素、
1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(4-イソプロピルフェニル)-3-チアゾール-2-イル尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-ブロモフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-イル)-3-フルオロフェニル]尿素、
1-(3,4-ジクロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(6-ピロリジン-1-イルピリジン-2-イル)フェニル]尿素、
1-(4-アゼパン-1-イル-3-フルオロフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピロリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-イソプロピルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-[1,4]オキサアゼパン-4-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
4-[3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)ウレイド]安息香酸エチルエステル、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-メトキシエトキシ)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-3-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(6-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-2-イル-フェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピリジン-4-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-ピペリジン-1-イルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[4-(2-モルホリン-4-イルエチル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-6-イル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-6'-イル)フェニル]尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(4-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)-3-(4-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-(2,3-ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン-6-イル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジクロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-エチルフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[3-(2-メチル-2H-ピラゾール-3-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(3-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(2-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-[3-(2-メチルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-トリフルオロメチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-フルオロ-4-(4-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-フェノキシフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(3-フェノキシフェニル)尿素、
1-(4-フルオロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(3-メトキシフェニル)尿素、
1-(4-シアノフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロ-3-トリフルオロメチルフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)-3-(4-トリフルオロメチルフェニル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-ジメチルアミノフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-モルホリン-4-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-(3-ピロール-1-イルフェニル)尿素、
1-(3,5-ジクロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(3-クロロフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(3,5-ビス-トリフルオロメチルフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-[3-(6-メトキシピリジン-2-イル)フェニル]尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(3-クロロ-4-モルホリン-4-イルフェニル)-3-(4-クロロフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-(4-アセチルフェニル)-3-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)尿素、
1-(4-ブチリルフェニル)-3-(4-ピペリジン-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-(4-モルホリン-4-イルメチルフェニル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(1-メチル-1H-インダゾール-5-イル)尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-[3-(2-ピロリジン-1-イルピリミジン-4-イル)フェニル]尿素、
1-(4-クロロフェニル)-3-(4-ピラゾール-1-イルフェニル)尿素、
1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-3-[4-(モルホリン-4-カルボニル)フェニル]尿素、
から選ばれる化合物、またはそれらの医薬的に許容し得る塩。
【請求項33】
請求項18〜32のいずれか1つに記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩を医薬的に許容し得る担体と組み合わせて含有する、医薬組成物。
【請求項34】
a)式(II)のアミンを適当な溶媒中で式(III)のイソシアネートと組み合わせるか:
【化4】

あるいは、
b)式(IV)のアミンを適当な溶媒中で式(V)のイソシアネートと組み合わせる
【化5】

、ことを含む、請求項18〜32のいずれか1つに記載の式(I)の化合物の製造方法。

【公開番号】特開2012−140445(P2012−140445A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−37806(P2012−37806)
【出願日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【分割の表示】特願2007−526578(P2007−526578)の分割
【原出願日】平成17年8月16日(2005.8.16)
【出願人】(504326837)プロシディオン・リミテッド (53)
【氏名又は名称原語表記】Prosidion Limited
【Fターム(参考)】