説明

アルドステロン合成酵素阻害剤としてのイミダゾール誘導体

本発明は、式I:


[式中、可変基R、R、R、R、R、Rおよびpは、本明細書で定義されたものである。]
の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。本発明はまた、本発明の化合物を製造する方法、および当該化合物の治療的使用に関する。本発明は、さらに、薬理学的に活性な薬物の組み合わせ剤、および医薬組成物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中、
およびRは、独立して、OH、C2−7アルケニルオキシ、C2−7アルコキシ、C6−10アリール、アリール−C1−7アルキル、アリール−C2−7アルケニル、C2−7アルケニル、C1−7アルキル、C3−8シクロアルキル、C2−7アルキニル、C1−7シクロアルキル−C2−7アルキニル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−7アルキル、−CHC(O)OH、−CHC(O)O−C1−7アルキル、−CHC(O)NH−C6−10アリール、−CHC(O)NH−ヘテロアリール、−CHC(O)−ヘテロシクリル、−CHC(O)NH−ヘテロシクリル、−CHC(O)NH−C1−7アルキル、−C(O)O−C1−7アルキルまたは−C(O)−C1−7アルキルであり;ここで、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、所望により1個以上のRで置換されており;ただし、RおよびRの一方はC1−7アルキル以外であるか;
あるいは、RおよびRは、一体となって=O、=N(OH)または=N(O−C1−7アルキル)を形成し;
およびRは、H、C1−7アルキル、ヒドロキシ、アリール−C1−7アルキルまたはハロからなる群から独立して選択され;ここで、アリールは、所望により1個以上のRで置換されており;
は、H、ハロ、ヒドロキシまたはC2−7アルケニルであり;
およびRは、それぞれの場合において、独立して、C1−7アルキル、C3−7シクロアルキル、ハロ−C1−7アルキル、CN、OH、NH、C1−7アルキルアミノ、ジ−(C1−7アルキル)アミノ、C6−10アリール、ヘテロアリール、C1−7アルコキシ、ハロ、ヘテロシクリル、ベンジルオキシ、ハロ−C1−7アルコキシ、−OS(O)−C1−7アルキルまたは−OS(O)−ハロ−C1−7アルキルであり;ここで、C6−10アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールは、所望により1個以上のRで置換されており;
それぞれの場合において、Rは、独立して、水素、C2−7アルケニル、C1−7アルキル、C3−8シクロアルキル、ハロ、ニトロ、シアノ、NH、ハロC1−7アルキル、C1−7アルコキシ、C3−8シクロアルコキシ、C6−10アリールオキシ、C6−10アリール、ヘテロアリール、C6−10アリール−C1−7アルキル、ヘテロアリール−C1−7アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C1−7アルキル、C(O)OR10またはN(R1112)であり、ここで、当該アルキル、アルケニル、アルコキシ、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールはそれぞれ、所望によりC1−7アルキル、ヒドロキシ、ハロ、ハロ−C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、ニトロ、シアノ、ジ−C1−7アルキルアミノ、C1−7アルキルアミノおよびC1−7アルコキシ−C1−7アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
は、それぞれの場合において、独立して、C1−7アルキル、C1−7アルコキシ、ハロ、ハロC1−7アルキル、NH、C1−7アルキルアミノ、ジ−(C1−7アルキル)アミノ、ハロC1−7アルコキシ、CN、OH、C(O)O−C1−7アルキル、C(O)O−ハロC1−7アルキル、カルバモイル、C1−7アルキルアミノカルボニルまたはジ−C1−7アルキルアミノカルボニルであり;
10、R11およびR12は、それぞれの場合において、独立して、H、C1−7アルキル、C3−8シクロアルキル、ハロ−C1−7アルキル、C6−10アリール、C6−10アリール−C1−7アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−7アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−C1−7アルキルであるか;
あるいは、R11およびR13は、それらが結合している窒素と一体となって、3〜8員ヘテロシクリル環または5員ヘテロアリール環を形成し;
nは、0または1であり;
pは、0、1、2、3、4または5である。]
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
式II:
【化2】

[式中、R13は、H、C1−7アルキルまたはC2−7アルケニルである。]
を有する、請求項1に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
が、C6−10アリール、C6−10アリール−C1−7アルキル、C6−10アリール−C2−7アルケニル、C2−7アルケニル、C1−7アルキル、C3−8シクロアルキル、C2−7アルキニル、C1−7シクロアルキル−C2−7アルキニル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−7アルキル、−CHC(O)OH、−CHC(O)NH−C6−10アリール、−CHC(O)NH−ヘテロアリールまたは−CHC(O)−ヘテロシクリルであり;ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルが、所望により1個以上のRで置換されている、請求項1または2に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
式IIA:
【化3】

を有する、請求項1〜3の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
式III、IIIAまたはIIIB:
【化4】

[式中、sは、0、1、2、3、4または5である。]
を有する、請求項2〜4の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
が、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1−7アルキル、C6−10アリールまたはC6−10アリール−C1−7アルキルであり、ここで、アリールまたはヘテロアリールが、所望により1個以上のRで置換されている、請求項1〜4の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
が、−CHC(O)NH−C6−10アリール、−CHC(O)NH−ヘテロアリール、CHC(O)NH−ヘテロシクリル、−CHC(O)ヘテロシクリル、−CHC(O)OH、−CHC(O)O−C1−7アルキル、−CHC(O)NH−C1−7アルキル、−CHC(O)NH−ヘテロシクリルであり、ここで、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルが、所望により1個以上のRで置換されている、請求項1〜4の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
式IV、IVAまたはIVB:
【化5】

[式中、R14は、C6−10アリール、C6−10アリール−C1−7アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール−C1−7アルキルであり、ここで、アリールおよびヘテロアリールは、所望により1個以上のRで置換されている。]
を有する、請求項1〜4の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
およびRが、独立して、C1−7アルキルまたはHであり、RがHである、請求項1〜8の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
pが2であり、Rの一方がパラ−CNであり、他方がオルト−Fである、請求項1〜9の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
請求項1〜10の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩、および、1種以上の薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項12】
治療有効量の請求項1〜10の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩、および、HMG−CoA還元酵素阻害剤、アンジオテンシンII受容体アンタゴニスト、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、カルシウムチャネル遮断薬(CCB)、デュアルアンジオテンシン変換酵素/中性エンドペプチダーゼ(ACE/NEP)阻害剤、エンドセリンアンタゴニスト、レニン阻害剤、利尿剤、ApoA−I模倣薬、抗糖尿病薬、肥満軽減剤、アルドステロン受容体遮断薬、エンドセリン受容体遮断薬またはCETP阻害剤から選択される1種以上の治療活性な薬物を含む組み合わせ剤。
【請求項13】
対象において、アルドステロン合成酵素活性を調節する方法であって、対象に、請求項1〜10の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩を治療有効量投与することを含む方法。
【請求項14】
対象において、アルドステロン合成酵素が介在する障害または疾患を処置する方法であって、対象に、治療有効量の請求項1〜10の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法。
【請求項15】
障害または疾患が、低カリウム血症、高血圧症、コーン病、腎不全、特に慢性腎不全、再狭窄、アテローム動脈硬化症、シンドロームX、肥満、腎症、心筋梗塞後、冠動脈心疾患、コラーゲン形成増加、高血圧や内皮機能障害後の線維症およびリモデリング、心血管疾患、腎機能不全、肝臓疾患、脳血管疾患、血管疾患、網膜症、神経障害、インスリン異常症、浮腫、内皮機能障害、圧受容器機能不全、片頭痛、頭痛、心不全、鬱血性心不全、不整脈、拡張期機能不全、左室拡張期機能不全、拡張期心不全、拡張期充満障害、収縮不全、虚血、肥大型心筋症、心臓性突然死、心筋線維症および血管線維症、動脈コンプライアンス障害、心筋壊死病変、血管損傷、心筋梗塞、左室肥大、駆出率減少、心臓病変、血管壁肥厚化、内皮肥厚化、または冠動脈の類線維素性壊死から選択される、請求項14に記載された方法。
【請求項16】
医薬として使用するための、請求項1〜10の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
対象においてアルドステロン合成酵素が介在する障害または疾患を処置する医薬の製造における、請求項1〜10の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項18】
対象においてアルドステロン合成酵素が介在する障害または疾患を処置するための、請求項1〜10の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項19】
対象において、アルドステロン合成酵素の活性によって特徴付けられる障害または疾患を処置するための、請求項1〜10の何れか1項に記載された化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項20】
障害または疾患が、低カリウム血症、高血圧症、コーン病、腎不全、慢性腎不全、再狭窄、アテローム動脈硬化症、シンドロームX、肥満、腎症、心筋梗塞後、冠動脈心疾患、コラーゲン形成増加、高血圧症および/または内皮機能障害後の線維症、および、高血圧症および/または内皮機能障害後のリモデリング、心血管疾患、腎機能不全、肝臓疾患、脳血管疾患、血管疾患、網膜症、神経障害、インスリン異常症、浮腫、内皮機能障害、圧受容器機能不全、片頭痛、頭痛、心不全、例えば鬱血性心不全、不整脈、拡張期機能不全、左室拡張期機能不全、拡張期心不全、拡張期充満障害、収縮不全、虚血、肥大型心筋症、心臓性突然死、心筋線維症および血管線維症、動脈コンプライアンス障害、心筋壊死病変、血管損傷、心筋梗塞、左室肥大、駆出率減少、心臓病変、血管壁肥厚化、内皮肥厚化、または冠動脈の類線維素性壊死から選択される、請求項19に記載された使用。

【公表番号】特表2013−512271(P2013−512271A)
【公表日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−541448(P2012−541448)
【出願日】平成22年11月29日(2010.11.29)
【国際出願番号】PCT/EP2010/068449
【国際公開番号】WO2011/064376
【国際公開日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】