説明

アルファ‐アミラーゼ及びプロテアーゼを含む洗浄組成物及び方法

本明細書は、バシルス(Bacillus)アルファ‐アミラーゼ及びプロテアーゼを含む組成物及び方法を開示する。組成物及び方法は、特に冷水洗浄に用いると効果的である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄組成物であって、
(a)配列番号2で示すアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を有するアルファ‐アミラーゼ、及び
(b)プロテアーゼ
を含み、
ここで、前記組成物が、アルファ‐アミラーゼが無い又はプロテアーゼが無い対応する組成物にみられるものより高い洗浄レベルを提供する洗浄組成物。
【請求項2】
少なくとも一つの追加酵素がサブチリシンであることを特徴する請求項1に記載の洗浄組成物。
【請求項3】
少なくとも一つの追加酵素がサブチリシンBPN′又はその変異体であることを特徴する請求項2に記載の洗浄組成物。
【請求項4】
少なくとも一つの追加酵素がサブチリシンBPN′のY217L変異体であることを特徴する請求項3に記載の洗浄組成物。
【請求項5】
さらに、少なくとも一つの界面活性剤を含むことを特徴する請求項1から4のいずれか1つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項6】
さらに、リパーゼ、クチナーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、オキシダーゼ、ペルヒドロラーゼ、ペクチン酸リアーゼ及びペルオキシダーゼからなる群から選択される追加酵素の少なくとも一つを含むことを特徴する請求項1から5のいずれか1つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項7】
前記アルファ‐アミラーゼが、BASE、ACE、ACE−Q及びACE−QKからなる群から選択される親アルファ‐アミラーゼに由来するものであることを特徴する請求項1から6のいずれか1つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項8】
前記アルファ‐アミラーゼが、アミラーゼ活性を有する変異体アルファ‐アミラーゼの成熟形態、及び1、2、3、4、5、7、15、16、17、18、19、22、25、26、28、29、30、32、35、36、37、50、51、52、53、54、55、56、59、60、70、71、72、73、75、78、83、87、90、91、93、94、95、104、105、107、108、110、112、113、116、118、125、126、128、129、130、131、134、136、138、142、144、147、149、150、152、154、156、158、160、161、162、165、166、168、169、170、172、174、177、178、182、183、185、189、192、195、197、201、202、203、207、210、214、217、221、228、234、236、237、246、250、254、255、257、264、267、269、270、272、275、279、283、284、298、301、303、305、306、310、311、314、318、319、320、322、323、336、337、338、339、340、344、359、374、375、376、377、379、381、382、393、394、399、401、407、408、419、433、436、438、444、447、448、451、453、459、465、470、475、476、483、及び484からなる群から選択される一以上の位置での置換を含む変異体アルファ‐アミラーゼの成熟形態であり、
ここで、前記位置が、配列番号2で示すアミノ酸配列中のアミノ酸残基に対応し、及び
前記一以上の位置での自然に発生するアミノ酸残基の異なるアミノ酸残基への置換が、安定性の測定で性能指標>1.0、及び活性の測定で性能指標>1.0を有するアルファ‐アミラーゼ変異体を生成することを特徴する請求項1から7のいずれか1つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項9】
前記変異体アルファ‐アミラーゼが、7、29、35、53、60、72、87、108、116、126、128、129、130、131、134、136、138、142、156、161、165、178、182、185、189、192、195、197、202、210、214、217、221、234、246、269、303、310、337、340、374、401、及び438からなる群から選択される一以上の位置での置換を含み、
ここで、自然に発生するアミノ酸残基の異なるアミノ酸残基への置換が、活性の測定で性能指標>1.5及び安定性の測定で性能指標>1.0を有するアルファ‐アミラーゼ変異体を生成することを特徴する請求項8に記載の洗浄組成物。
【請求項10】
前記変異体アルファ‐アミラーゼが、2、7、22、25、28、30、37、70、75、83、87、91、93、108、128、160、165、178、182、183、217、269、270、279、283、298、305、306、310、320、374、375、376、407、419、475、及び476からなる群から選択される一以上の位置での置換を含み、
ここで、自然に発生するアミノ酸残基の異なるアミノ酸残基への置換が、安定性の測定で性能指標>1.5及び活性の測定で性能指標>1.0を有するアルファ‐アミラーゼ変異体を生成することを特徴する請求項8に記載の洗浄組成物。
【請求項11】
前記変異体アルファ‐アミラーゼが、83、125、128、131、160、178、182、183、185、189、279、305、319、320、379、407、433、453、475、476、及び483からなる群から選択される一以上の位置での置換を含むことを特徴する請求項8に記載の洗浄組成物。
【請求項12】
前記アルファ‐アミラーゼが、83、125、128、131、160、178、182、183、185、189、279、305、319、320、379、407、433、453、475、476、及び483からなる群から選択される一以上の位置での置換を含む変異体アルファ‐アミラーゼの成熟形態であり、
ここで、前記位置が、配列番号2で示すアミノ酸配列中のアミノ酸残基に対応し、及び
前記置換が、改善された洗浄性能、改善された洗剤安定性、改善された熱安定性、及び改善されたタンパク質発現からなる群から選択される少なくとも一つの有益な効果を提供することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項13】
前記アルファ‐アミラーゼが、5、32、83、95、154、214、221、228、322、401、407、419、444、447、459、470、483、及び484からなる群から選択される一以上の位置での置換を含む変異体アルファ‐アミラーゼの成熟形態であり、
ここで、前記位置が、配列番号2で示すアミノ酸配列中のアミノ酸残基に対応し、及び
自然に発生するアミノ酸残基の異なるアミノ酸残基への置換が、pH8.0での活性、pH10での活性、16℃での活性、及び32℃での活性に関して、0.5以上の性能指標値、及び洗剤中の安定性及び熱安定性に関して0.5以上の性能指標値を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項14】
さらに、前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、配列番号2で示すアミノ酸配列に対応する243位にて置換を含むことを特徴とする請求項8から13のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項15】
さらに、前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、配列番号2で示すアミノ酸配列に対応する180位及び/又は181位にて欠失を含むことを特徴とする請求項8から13のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項16】
前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、配列番号2、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、及び配列番号14からなる群から選択されるアミノ酸配列に少なくとも75%同一であるアミノ酸配列を有する親アルファ‐アミラーゼに由来するものであることを特徴とする請求項1から15のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項17】
前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、配列番号2で示すアミノ酸配列と少なくとも75%配列同一性を有することを特徴とする請求項1から16のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項18】
前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、配列番号2で示すアミノ酸配列と少なくとも80%配列同一性を有することを特徴とする請求項1から17のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項19】
前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、配列番号2で示すアミノ酸配列と少なくとも90%配列同一性を有することを特徴とする請求項1から18のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項20】
前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、配列番号2で示すアミノ酸配列に対応する128、178、182、185、及び189からなる群から選択される一以上の位置での置換を含み、ここで、前記置換が改善された洗浄性能又は改善された洗剤安定性を提供することを特徴とする請求項1から19のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項21】
前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、
(a)125位の位置でのアラニン、
128位の位置でのシステイン、
131位の位置でのイソロイシン、
165位の位置でのイソロイシン、
178位の位置でのロイシン、
182位の位置でのグリシン、
202位の位置でのチロシン、
305位の位置でのアルギニン、
319位の位置でのトレオニン、又は
475位の位置でのアルギニン、
(b)置換N128C+K178L+T182G+Y305R+G475K、及び
S125A、T131I、T165I、F202Y、及びD319Tからなる群から選択される少なくとも一つの追加置換、又は
(c)置換
N128C+K178L+T182G+F202Y+Y305R+D319T+G475K、
S125A+N128C+K178L+T182G+Y305R+G475K、又は
S125A+N128C+T131I+T165I+K178L+T182G+Y305R+G475K
を含み、
ここで、任意に、前記変異体が243位の位置での置換及び/又は180位及び/又は181位の位置での欠失をさらに含み、
前記位置が配列番号2で示すアミノ酸配列に対応することを特徴とする請求項1から20のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項22】
前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、475位の位置での置換を含むことを特徴とする請求項1から21のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項23】
前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、243位の位置での置換及び/又は180位及び/又は181位の位置での欠失を含むことを特徴とする請求項1から22のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項24】
前記アルファ‐アミラーゼ変異体が、243位の位置での置換及び/又は180位及び/又は181位の位置での欠失を含むことを特徴とする請求項1から23のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項25】
洗浄組成物が、約25℃未満の温度にて測定して、前記アルファ‐アミラーゼが無い又は前記プロテアーゼが無い対応する組成物について観察されるものより高い洗浄レベルを提供することを特徴とする請求項1から24のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項26】
洗浄組成物が、約20℃未満の温度にて測定して、前記アルファ‐アミラーゼが無い又は前記プロテアーゼが無い対応する組成物について観察されるものより高い洗浄レベルを提供することを特徴とする請求項1から25のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項27】
前記アルファ‐アミラーゼ及びプロテアーゼが共に調合されることを特徴とする請求項1から26のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物。
【請求項28】
布地又は硬い表面を請求項1から27のいずれか一つの請求項に記載の洗浄組成物と接触させることを特徴とする布地又は硬い表面を洗浄する方法。
【請求項29】
方法が約25℃未満の温度にて実施されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項30】
方法が約20℃未満の温度にて実施されることを特徴とする請求項29に記載の方法。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2012−522875(P2012−522875A)
【公表日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−503713(P2012−503713)
【出願日】平成22年4月1日(2010.4.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/029666
【国際公開番号】WO2010/115028
【国際公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【出願人】(509240479)ダニスコ・ユーエス・インク (81)
【Fターム(参考)】