アルブミン融合タンパク質
【課題】アルブミンまたはアルブミンのフラグメントもしくは改変体に融合された治療用タンパク質を提供する。
【解決手段】治療タンパク質を含有するアルブミン融合タンパク質、前記アルブミン融合タンパク質をコードする核酸分子、これらの核酸を含むベクター、これらの核酸ベクターで形質転換される宿主細胞、ならびに前記アルブミン融合タンパク質を含む薬学的組成物および前記アルブミン融合タンパク質を用いた疾患、障害または状態の処置、予防、または改善の方法。
【解決手段】治療タンパク質を含有するアルブミン融合タンパク質、前記アルブミン融合タンパク質をコードする核酸分子、これらの核酸を含むベクター、これらの核酸ベクターで形質転換される宿主細胞、ならびに前記アルブミン融合タンパク質を含む薬学的組成物および前記アルブミン融合タンパク質を用いた疾患、障害または状態の処置、予防、または改善の方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルブミン融合タンパク質であって、以下:
(a)治療タンパク質:Xおよび配列番号1038のアミノ酸配列を含むアルブミン;
(b)治療タンパク質:Xおよび配列番号1038のアミノ酸配列のフラグメントまたは改変体であって、ここで、該フラグメントまたは改変体は、アルブミン活性を有する;
(c)治療タンパク質:Xおよび配列番号1038のアミノ酸配列のフラグメントまたは改変体であって、ここで、該フラグメントまたは改変体は、アルブミン活性を有し、そしてさらに、ここで、該アルブミン活性は、非融合状態での治療タンパク質:Xの有効期間と比較して、該治療タンパク質:Xの有効期間を延長する能力である;
(d)治療タンパク質:Xおよび配列番号1038のアミノ酸配列のフラグメントまたは改変体であって、ここで、該フラグメントまたは改変体は、アルブミン活性を有し、そしてさらに、ここで、該フラグメントまたは改変体は、配列番号1038のアミノ酸1〜387のアミノ酸配列を含む;
(e)治療タンパク質:Xのフラグメントまたは改変体および配列番号1038のアミノ酸配列を含むアルブミンのフラグメントまたは改変体であって、ここで、該フラグメントまたは改変体は、治療タンパク質:Xの生物学的活性を有する;
(f)(a)〜(e)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、およびアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、ここで、該治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体は、該アルブミンのN末端、または該アルブミンのフラグメントもしくは改変体のN末端に融合される;
(g)(a)〜(e)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、およびアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、ここで、該治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体は、該アルブミンのC末端、または該アルブミンのフラグメントもしくは改変体のC末端に融合される;
(h)(a)〜(e)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、およびアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、ここで、該治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体は、該アルブミンのN末端およびC末端、または該アルブミンのフラグメントもしくは改変体のN末端およびC末端に融合される;
(i)(a)〜(e)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、第一治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、および第二治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体を含み、ここで、該第一治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体は、該第二治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体と異なる;
(j)(a)〜(i)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、およびアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、ここで、該治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体は、リンカーによって該アルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体から分離される;ならびに (k)(a)〜(j)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、およびアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、以下の式:
R1−L−R2;R2−L−R1;またはR1−L−R2−L−R1を有し、そしてさらに、ここで、R1は、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体であり、Lは、ペプチドリンカーであり、そしてR2は、配列番号1038のアミノ酸配列を含むアルブミン、またはアルブミンのフラグメントもしくは改変体である、からなる群から選択されるメンバーを含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項2】
請求項1に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質の有効期間は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間より大きい、アルブミン融合タンパク質。
【請求項3】
請求項1に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、アルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体に融合された、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性は、非融合状態での治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性より大きい、アルブミン融合タンパク質。
【請求項4】
請求項1に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、アルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体に融合された、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性は、非融合状態での治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性より大きい、アルブミン融合タンパク質。
【請求項5】
アルブミン融合タンパク質であって、アルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体中に挿入された、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体を含み、配列番号1038のアミノ酸配列またはそのフラグメントもしくは改変体を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項6】
アルブミン融合タンパク質であって、アルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体中に挿入された、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体を含み、以下:
(a)配列番号1038の54〜61のアミノ酸;
(b)配列番号1038の76〜89のアミノ酸;
(c)配列番号1038の92〜100のアミノ酸;
(d)配列番号1038の170〜176のアミノ酸;
(e)配列番号1038の247〜252のアミノ酸;
(f)配列番号1038の266〜277のアミノ酸;
(g)配列番号1038の280〜288のアミノ酸;
(h)配列番号1038の362〜368のアミノ酸;
(i)配列番号1038の439〜447のアミノ酸;
(j)配列番号1038の462〜475のアミノ酸;
(k)配列番号1038の478〜486のアミノ酸;および
(l)配列番号1038の560〜566のアミノ酸、
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項7】
請求項5に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間と比較した場合、前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間を延長するのに十分なアルブミンの部分を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項8】
請求項6に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間と比較した場合、前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間を延長するのに十分なアルブミンの部分を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項9】
請求項5に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性と比較した場合、前記アルブミンに融合された治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性を延長するのに十分なアルブミンの部分を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項10】
請求項6に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性と比較した場合、前記アルブミンに融合された治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性を延長するのに十分なアルブミンの部分を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項11】
請求項5に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性と比較した場合、前記アルブミンに融合された治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性を延長するのに十分なアルブミンの部分を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項12】
請求項6に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性と比較した場合、アルブミンに融合された治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性を保つために十分なアルブミンの一部を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項13】
グリコシル化されない、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質。
【請求項14】
酵母中で発現される、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質。
【請求項15】
請求項14に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、前記酵母は、グリコシル化欠乏である、アルブミン融合タンパク質。
【請求項16】
請求項14に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、前記酵母は、グリコシル化欠乏およびプロテアーゼ欠乏である、アルブミン融合タンパク質。
【請求項17】
哺乳動物細胞によって発現される、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質。
【請求項18】
請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、培養物中で哺乳動物細胞によって発現される、アルブミン融合タンパク質。
【請求項19】
請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、分泌リーダー配列をさらに含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項20】
請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質および薬学的に受容可能なキャリアを含む、組成物。
【請求項21】
請求項20に記載の組成物を含む、キット。
【請求項22】
患者における疾患または障害を処置する方法であって、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質を投与する工程を包含する、方法。
【請求項23】
請求項22に記載の方法であって、ここで、前記疾患または障害は、適応症:Yを含む、方法。
【請求項24】
治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体によって調節される疾患または障害を有する患者を処置する方法であって、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質の有効な量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項25】
請求項24に記載の方法であって、ここで、前記疾患または障害は、適応症:Yである、方法。
【請求項26】
治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の臼有効期間を延長する方法であって、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間と比較して、前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間を延長するのに十分、該治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体をアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体に融合する工程を包含する、方法。
【請求項27】
請求項1〜12の任意の一つに記載のアルブミン融合たんぱく質をコードするポリヌクレオチド配列を含む核酸分子。
【請求項28】
請求項27に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項29】
請求項28に記載の核酸分子を含む宿主細胞。
【請求項1】
アルブミン融合タンパク質であって、以下:
(a)治療タンパク質:Xおよび配列番号1038のアミノ酸配列を含むアルブミン;
(b)治療タンパク質:Xおよび配列番号1038のアミノ酸配列のフラグメントまたは改変体であって、ここで、該フラグメントまたは改変体は、アルブミン活性を有する;
(c)治療タンパク質:Xおよび配列番号1038のアミノ酸配列のフラグメントまたは改変体であって、ここで、該フラグメントまたは改変体は、アルブミン活性を有し、そしてさらに、ここで、該アルブミン活性は、非融合状態での治療タンパク質:Xの有効期間と比較して、該治療タンパク質:Xの有効期間を延長する能力である;
(d)治療タンパク質:Xおよび配列番号1038のアミノ酸配列のフラグメントまたは改変体であって、ここで、該フラグメントまたは改変体は、アルブミン活性を有し、そしてさらに、ここで、該フラグメントまたは改変体は、配列番号1038のアミノ酸1〜387のアミノ酸配列を含む;
(e)治療タンパク質:Xのフラグメントまたは改変体および配列番号1038のアミノ酸配列を含むアルブミンのフラグメントまたは改変体であって、ここで、該フラグメントまたは改変体は、治療タンパク質:Xの生物学的活性を有する;
(f)(a)〜(e)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、およびアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、ここで、該治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体は、該アルブミンのN末端、または該アルブミンのフラグメントもしくは改変体のN末端に融合される;
(g)(a)〜(e)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、およびアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、ここで、該治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体は、該アルブミンのC末端、または該アルブミンのフラグメントもしくは改変体のC末端に融合される;
(h)(a)〜(e)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、およびアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、ここで、該治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体は、該アルブミンのN末端およびC末端、または該アルブミンのフラグメントもしくは改変体のN末端およびC末端に融合される;
(i)(a)〜(e)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、第一治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、および第二治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体を含み、ここで、該第一治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体は、該第二治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体と異なる;
(j)(a)〜(i)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、およびアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、ここで、該治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体は、リンカーによって該アルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体から分離される;ならびに (k)(a)〜(j)の、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体、およびアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、以下の式:
R1−L−R2;R2−L−R1;またはR1−L−R2−L−R1を有し、そしてさらに、ここで、R1は、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体であり、Lは、ペプチドリンカーであり、そしてR2は、配列番号1038のアミノ酸配列を含むアルブミン、またはアルブミンのフラグメントもしくは改変体である、からなる群から選択されるメンバーを含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項2】
請求項1に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質の有効期間は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間より大きい、アルブミン融合タンパク質。
【請求項3】
請求項1に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、アルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体に融合された、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性は、非融合状態での治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性より大きい、アルブミン融合タンパク質。
【請求項4】
請求項1に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、アルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体に融合された、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性は、非融合状態での治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性より大きい、アルブミン融合タンパク質。
【請求項5】
アルブミン融合タンパク質であって、アルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体中に挿入された、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体を含み、配列番号1038のアミノ酸配列またはそのフラグメントもしくは改変体を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項6】
アルブミン融合タンパク質であって、アルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体中に挿入された、治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体を含み、以下:
(a)配列番号1038の54〜61のアミノ酸;
(b)配列番号1038の76〜89のアミノ酸;
(c)配列番号1038の92〜100のアミノ酸;
(d)配列番号1038の170〜176のアミノ酸;
(e)配列番号1038の247〜252のアミノ酸;
(f)配列番号1038の266〜277のアミノ酸;
(g)配列番号1038の280〜288のアミノ酸;
(h)配列番号1038の362〜368のアミノ酸;
(i)配列番号1038の439〜447のアミノ酸;
(j)配列番号1038の462〜475のアミノ酸;
(k)配列番号1038の478〜486のアミノ酸;および
(l)配列番号1038の560〜566のアミノ酸、
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項7】
請求項5に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間と比較した場合、前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間を延長するのに十分なアルブミンの部分を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項8】
請求項6に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間と比較した場合、前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間を延長するのに十分なアルブミンの部分を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項9】
請求項5に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性と比較した場合、前記アルブミンに融合された治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性を延長するのに十分なアルブミンの部分を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項10】
請求項6に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性と比較した場合、前記アルブミンに融合された治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビトロ生物学的活性を延長するのに十分なアルブミンの部分を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項11】
請求項5に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性と比較した場合、前記アルブミンに融合された治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性を延長するのに十分なアルブミンの部分を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項12】
請求項6に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、非融合状態での治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性と比較した場合、アルブミンに融合された治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体のインビボ生物学的活性を保つために十分なアルブミンの一部を含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項13】
グリコシル化されない、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質。
【請求項14】
酵母中で発現される、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質。
【請求項15】
請求項14に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、前記酵母は、グリコシル化欠乏である、アルブミン融合タンパク質。
【請求項16】
請求項14に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、前記酵母は、グリコシル化欠乏およびプロテアーゼ欠乏である、アルブミン融合タンパク質。
【請求項17】
哺乳動物細胞によって発現される、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質。
【請求項18】
請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、培養物中で哺乳動物細胞によって発現される、アルブミン融合タンパク質。
【請求項19】
請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質であって、ここで、該アルブミン融合タンパク質は、分泌リーダー配列をさらに含む、アルブミン融合タンパク質。
【請求項20】
請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質および薬学的に受容可能なキャリアを含む、組成物。
【請求項21】
請求項20に記載の組成物を含む、キット。
【請求項22】
患者における疾患または障害を処置する方法であって、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質を投与する工程を包含する、方法。
【請求項23】
請求項22に記載の方法であって、ここで、前記疾患または障害は、適応症:Yを含む、方法。
【請求項24】
治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体によって調節される疾患または障害を有する患者を処置する方法であって、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアルブミン融合タンパク質の有効な量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項25】
請求項24に記載の方法であって、ここで、前記疾患または障害は、適応症:Yである、方法。
【請求項26】
治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の臼有効期間を延長する方法であって、非融合状態での前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間と比較して、前記治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体の有効期間を延長するのに十分、該治療タンパク質:X、またはそのフラグメントもしくは改変体をアルブミン、またはそのフラグメントもしくは改変体に融合する工程を包含する、方法。
【請求項27】
請求項1〜12の任意の一つに記載のアルブミン融合たんぱく質をコードするポリヌクレオチド配列を含む核酸分子。
【請求項28】
請求項27に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項29】
請求項28に記載の核酸分子を含む宿主細胞。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2009−213477(P2009−213477A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−109615(P2009−109615)
【出願日】平成21年4月28日(2009.4.28)
【分割の表示】特願2003−560158(P2003−560158)の分割
【原出願日】平成14年12月23日(2002.12.23)
【出願人】(597018381)ヒューマン ジノーム サイエンシーズ, インコーポレイテッド (44)
【氏名又は名称原語表記】Human Genome Sciences, Inc.
【出願人】(506311781)ノヴォザイムズ バイオファーマ ユーケー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年4月28日(2009.4.28)
【分割の表示】特願2003−560158(P2003−560158)の分割
【原出願日】平成14年12月23日(2002.12.23)
【出願人】(597018381)ヒューマン ジノーム サイエンシーズ, インコーポレイテッド (44)
【氏名又は名称原語表記】Human Genome Sciences, Inc.
【出願人】(506311781)ノヴォザイムズ バイオファーマ ユーケー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
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