説明

アロマシャワー

【課題】シャワーヘッドからシャワー水とアロマオイルとアロマの香りを同時に放出する課題を解決することとした。
【解決手段】流体の流れによる圧力差によって、気体及び液体を装置本体の自吸口から自吸する機能をもった装置をシャワーヘッドとシャワーホースの間に設け、装置自吸口にカートリッジ接続部を設ける。接続部にカートリッジを接続し、カートリッジ内部のフィルターに染み込ませたアロマオイル及びアロマの香りを装置の自吸力によってシャワーヘッド内に自吸させシャワー水とアロマの香りを同時に放出させることとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はシャワーヘッドとシャワーホースの間に、流体の流れによる圧力差によって気体及び液体を装置本体の自吸口から自吸する機能を持った装置を設け、その自吸口に設けたカートリッジ接続部にカートリッジを接続することによってカートリッジ内のフィルターに染み込ませたアロマオイル及びアロマの香りを装置の自吸力によって自吸させシャワー水と同時に放出させるものである。
【0002】
自吸口に接続するカートリッジはワンタッチで接続と取り外しができる簡便な形状とし、カートリッジ内部は貫通穴の構造とすることによって、アロマオイル及びアロマの香りが効率よく自吸させることができ、しかもフィルター交換を安易に行うことができる。
【0003】
アロマオイルを染み込ませるフィルターは通気性と浸透性のあるパルプ繊維など天然原料を用い環境にやさしい素材が好ましいが通気性と浸透性がある素材なら可能である。
【発明の開示】

【背景の技術】
【0004】
流体の流れによる圧力差によって気体及び液体を自吸させる装置に関する文献は「ベルヌーイの定理・微細気泡及びマイクロバブル発生装置・アスピレーター・エジェクター・旋回流」など、圧力差による自吸機能を持った装置の自吸力によってアロマオイル及びアロマの香りを自吸する。
【考案が解決しようとする課題】
【0005】
従来、シャワー水とアロマオイルの香りを同時に放出させることはできなかった。
その理由は、シャワーヘッド及びシャワーホースなどから直接アロマオイルを注入するには流体の圧力によって逆流するため注入は不可能であり、注入できる方法とした場合、本目的に対しコストの問題からしても現実的ではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、流体の流れによる圧力差によって、気体及び液体を装置本体の自吸口から自吸する機能を持った装置をシャワーヘッドと水道ホースとの間に設け、装置自吸口に設けたカートリッジ接続部にカートリッジを接続することによってカートリッジ内のフィルターに染み込ませたアロマオイル及びアロマの香りを装置の自吸力によってシャワー水と同時に放出することができる。
【発明の効果】
【0007】
自吸装置の自吸口カートリッジ接続部にワンタッチで取り外し可能なカートリッジを接続することで簡便にシャワーと同時にアロマの香りを実感することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
シャワーヘッド(1)とシャワーホース(2)の間に自吸装置(3)を設け、自吸装置(3)の気体及び液体自吸口(4)にカートリッジ接続部(4a)を設ける。カートリッジ(5)の内部空洞部(6)にフィルター(7)を差込、アロマオイル数滴をフィルター(7)に染み込ませカートリッジ(5)をカートリッジ接続部(4a)に接続し固定する。
本発明は、以上のような構造である。
【実施例】
【0009】
アロマオイル数滴をフィルターに染み込ませることで、一般的なシャワー使用時間内はアロマの香りを放出できるが、香りを強くする場合はアロマオイルを染み込ませたフィルターにシャワー水を極少量染み込ませることで強い香りを放出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】アロマシャワーの全体構成図
【図2】接続部及びカートリッジ・フィルター部分図
【符号の説明】
【0011】
1シャワーヘッド
2シャワーホース
3気体及び液体自吸装置
4気体及び液体自吸口
4aカートリッジ接続部
5カートリッジ
5aカートリッジ貫通穴
7フィルター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャワーヘッド(1)とシャワーホース(2)を接続する間に、流体の流れによる圧力差によって気体及び液体を装置本体の自吸口から自吸する機能を持った装置(3)を設け、装置自吸口(4)にはカートリッジ(5)を接続する接続部(4a)を設ける。カートリッジ(5)内部に差し込んだフィルター(7)にアロマオイル数滴を染み込ませカートリッジ(5)を接続部(4a)に接続し、装置(3)の自吸力によってアロマオイル及びアロマの香りがシャワー水と同時に放出させることを特徴としたアロマシャワー。
【請求項2】
カートリッジ(5)はワンタッチで接続と取り外しができる形状とし、カートリッジ内部には貫通穴(6)を設けることによって、アロマオイル及びアロマの香りを効率よく自吸させることができることを特徴とするカートリッジ。
【請求項3】
フィルター(7)はカートリッジ(5)の貫通穴(6)に差込み押し出す安易な方法とし、フィルターの形状はカートリッジ内部形状に沿ったもので交換が安易にできる形状であれば使用できることを特徴とするフィルター。
【請求項4】
フィルター(7)は通気性と浸透性のある、セルロースアセテート繊維などの天然素材を用い環境にやさしい素材を基本とするが、他の通気性及び浸透性のある素材でも使用できることを特徴とするフィルター。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−98171(P2011−98171A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−266785(P2009−266785)
【出願日】平成21年11月4日(2009.11.4)
【出願人】(506112052)
【Fターム(参考)】