アンギオテンシンII関連疾患の治療
ヒトおよび動物でのアンギオテンシンII関連疾患の治療のための医薬品の製造における、式(I)(式中、R1、R2、R5、R6は、同一または異なっていて、そして各々が水素またはC1−4アルキルであり;R3は、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC2−4アルキニルであり;R4は、ヒドロキシル、C1−4アルカノイルオキシ、式(II)または(III)(式中、R7は、(CH2)nであり、ここで、nは、0〜4の整数であり、R8は、水素、C1−4アルキル、ヒドロキシまたはNH2であり、R9およびR10は、同一または異なっていて、そして、各々が水素またはC1−4アルキルである)の基であり;あるいはR3およびR4は、一緒になって、オキソ、エチレンジオキシ、またはプロピレンジオキシである)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルの使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンギオテンシンII関連疾患、特にアンギオテンシンII関連心臓血管疾患の治療における、トリロスタンまたは関連化合物を活性成分として含む医薬組成物の使用に関するものである。
【0002】
体内のアンギオテンシンIIレベルの調節は、心臓血管疾患の防止およびその影響の軽減の両方において重要な因子である。アンギオテンシンIIは、体内で複数の作用を生じさせ、その一部は、心臓血管疾患を直接引き起こす。他の作用は、各種のホルモン、例えば、アルドステロンなどのミネラロコルチコイドの生成を引き起し、ついで、疾患の原因となる。本発明は、心臓血管疾患を治療するために、体内でのアンギオテンシンIIレセプターの作用を調節することが見出されている、トリロスタンまたは関連化合物類の使用に関する。
【0003】
心臓血管機能は、体内の各種臓器により全身循環に放出される相互関連および相互作用ホルモンの複雑な系の影響下にある。レニン−アンギオテンシン−アルドステロン(RAAS)系は、関与する主要なホルモン群の1つである。
【0004】
この系において、腎臓は、血漿タンパクであるアンギオテンシノゲンに作用するタンパク質分解酵素レニンを分泌し、アンギオテンシンIと呼ばれる、アミノ酸10個を含有する断片を分離させる。アンギオテンシンIは、アンギオテンシン変換酵素(ACE)と呼ばれる、血管によって分泌されるペプチダーゼ酵素によって開裂されて、アミノ酸8個を含有するアンギオテンシンIIを生成する。アンギオテンシンII(Ang II)は、細動脈壁の収縮、毛細血管床の閉鎖、細動脈壁における、収縮を引き起こす平滑筋細胞増殖の刺激、ナトリウムイオンを再吸収するための腎尿細管の刺激およびアルドステロンを放出するための副腎皮質の刺激を含む、体内での一連の作用を有する。
【0005】
アルドステロンは、腎臓に更に多くのナトリウムおよび、それゆえ水を再要求させ、心拍の強さを増し、抗利尿ホルモン(ADH、アルギニンバソプレシンとしても既知である)を放出するために下垂体を刺激する。
【0006】
全身的な役割に加えて、現在では、これらのホルモンは、ある臓器の組織においても生成され、全身的レベルと同様に局所的に作用すると考えられている。局所的なレニン−アンギオテンシン系は、機能的に別個の系として説明されてきたが、最近の実験的研究は、これらの局所的レニン−アンギオテンシン系の機能亢進と心臓血管障害との関連を示唆している。例えば、一部の研究は、ヒト心臓レニン−アンギオテンシン系が、心疾患において活性化されることを示している。更にレニン−アンギオテンシン系をコード化する遺伝子の多形性が、高血圧および左心室肥大に関連しているように思われる(Clin ExpHypertens 1995 Apr;17(3):441−68)。
【0007】
局所的な心臓血管レニン−アンギオテンシン系(RAS)の存在は、心臓血管疾患におけるRASインヒビター類の長期の有用な効果を説明するために援用されることが多い。しかしながら、RASのすべての成分が、そのままの位置で合成されるわけではないため、局所的なアンギオテンシンIIの生成は、循環RASに依存せずに行われる場合がある。心臓および血管壁での局所的なアンギオテンシンの生成は行われるが、少なくとも正常な状況下では、循環からの腎臓レニンの摂取に依存する。組織は、レニンレセプターおよび/またはレニン結合タンパク質の数、ACEレベル、代謝酵素の量およびアンギオテンシンレセプター密度を変化させることによって、その局所的なアンギオテンシン濃度を調節する。したがって、レニンの心臓血管膜への結合は、レニンが血漿から摂取される機構の一部である。
【0008】
心不全において、アルドステロンは、左心室リモデリングの原因となる適応不全である、反応性間質線維症の生成に関与してきた。最近の研究(Endocrinology 2002 Dec;143(12):4828−36)は、ラットモデルの心筋損傷におけるアルドステロンの役割を記載している。アンギオテンシンは、動脈フィブリノイド壊死、血管周囲炎(主にマクロファージ)および病巣性閉塞を含む、心臓を損傷することを引き起こした。血管病変は、冠状動脈の介在での炎症メディエーターのシクロオキシゲナーゼ2(COX−2)およびオステオポンチンの発現に関連していた。心筋損傷、COX−2、およびオステオポンチン発現は、エプレレノン(新しいアルドステロンブロッカー)を用いた治療によって顕著に弱められた。研究は、アルドステロンが心臓でのAng II誘発血管炎症において重要な役割を果たすと結論付け、COX−2およびオステオポンチンを、損傷の潜在的メディエーターとして示唆した。慢性心不全を有するイヌでのエプレレノンの効果の研究において、やや類似した研究成果がなされた(Circulation 2002 Dec 3;106(23):2967−72)。この研究において、左心室(LV)駆出率(EF)が、30%〜40%であるときに中断される冠動脈内微小塞栓形成によって、イヌに心不全を発生させた。対照のイヌにおいて、LV拡張末期および収縮末期の容量が大きく増加した。これに対して、拡張末期容積、収縮末期容積、およびEFは、エプレレノンを用いた3ヶ月間の治療の間、不変のままであった。LV拡張末期壁応力は、対照イヌで著しく増加したが、エプレレノン処置イヌでは著しく減少した。対照と比較すると、エプレレノンは、心筋細胞(cardiomyocyte)断面積の28%の縮小、反応性間質線維症の体積分率の37%の低下、および置換線維症の体積分率の34%の低下に関連していた。この研究は、エプレレノンを用いた長期治療が、進行性LV機能不全を防止し、慢性心不全を有するイヌにおけるLVリモデリングを弱めたと結論付けた。
【0009】
ACE阻害物質は、高血圧の治療における証明される役割に加えて、心不全の治療にも使用される。臨床試験は、これらの薬剤が、心機能を改善することに加えて、心不全での死亡率を低下させることを示している。それらが心不全を治療する1つの治療メカニズムは、循環するアンギオテンシンIIおよびアルドステロンの減少であると考えられている。しかしながら、レニン−アンギオテンシン−アルドステロン軸(RAAS)は、心不全の治療中に均一に抑制されない。この効果は、臨床的悪化を告げる「アンギオテンシンII再活性化」と呼ばれている。CONSENSUS I試験と呼ばれる大規模臨床試験において、死亡率と、アンギオテンシンIIおよびアルドステロンとの間に相関が見られた。更に、良好にアンギオテンシンIIが抑制された患者では、死亡率はより低かった。したがって、十分な治療にも関わらず、神経ホルモンが上昇したのは、より不良な予後に関連することが示唆されている(Eur J Heart Fail 1999 Dec;1(4):401−6)。
【0010】
無作為アルダクトン評価試験(RALES)において、アルドステロンレセプターのアンタゴニストであるスピロノラクトンは、重篤な鬱血性心不全(CHF)を有する患者の死亡率を著しく低下させた。スピロノラクトンは、ACE阻害物質に加えて投与され、その効果は、これらの薬剤に相加的であった(J Am Coll Cardiol 2002 Nov 6;40(9):1596−601)。
【0011】
トリロスタン、(4α,5α−17β)−4,5−エポキシ−3,17−ジヒドロキシアンドロスト−2−エン−2カルボニトリルは、英国特許明細書第1,123.770号および米国特許明細書第3,296,295号に記載されている。
【0012】
英国特許第2,130,588号は、トリロスタンおよび関連化合物類の製造についての改良された方法に関する。この方法は、これらの化合物類を、5〜12mmの平均等球体積直径を有する粒子類に微粉化することを可能にし、粒子類の少なくとも95%は、50mm未満の粒径を有していた。粒径のより大きな特異性が、トリロスタンの生物学的利用能を改善し、生成される代謝産物の量を制御し、それにより臨床反応を改善し、変動を減少させる。
【0013】
発明者らは驚くべきことに、トリロスタンおよび関連化合物類が、血漿中のミネラルコルチコイド、例えばアルドステロンのレベルを必ずしも低下させることなく、血管平滑筋細胞に関するアンギオテンシンIIの増殖効果を阻害し、これらのホルモンに関連する増殖性疾患の治療を可能にすることを見出した。血漿中で、ミネラルコルチコイド、例えばアルドステロンのレベルを必ずしも低下させることなく、血管平滑筋細胞に対するアンギオテンシンIIの増殖効果を阻害することが、アンギオテンシンIIレセプターの感受性の低下を通じて発生すると考えられている。アンギオテンシンIIレセプターの感受性の低下は、例えば、細胞内シグナル、例えばカルシウムシグナルの発生障害から、アンギオテンシンIIタイプ1(AT1)レセプターの発現を低下させることによって起こる。
【0014】
トリロスタンは、副腎ステロイド分泌の抑制を目的とする治療で使用されてきた。副腎ステロイドの例は、コルチゾール、アルドステロンおよびコルチコステロンを含む。実際には、副腎の機能が正常な患者では、循環する副腎ステロイドは、8〜10mg/kg/日当量以上の高レベルのトリロスタン投薬用量においてのみ低下し、これが、最も頻繁に使用される養生法(regime)である(Beardwellら.1985,Clin Endocrinol(Oxf),23,413−21,Engelhardt and Weber 1994,J Steroid Biochem Mol Biol,40,261−7)。これらのデータは、完全な健常ラットで再現可能であり、そこでは、8mg/kg/日のトリロスタンが、循環血漿中でのアルドステロンの濃度を低下させる(図1a)。このことは、治療前または治療後に循環副腎ステロイドのレベルを試験して、副腎ステロイドの濃度が低下したかどうかを評価することによって示される。血漿中の循環副腎ステロイドのレベルは、静脈から循環血を採取することによって試験できる。血漿は、遠心分離によって得られ、そして血漿ステロイド(例えば、ヒトではコルチゾールおよびアルデステロン、ラットではコルチコステロンおよびアルドステロン)は、従来のラジオイムノアッセイを使用してアッセイされる。適切な、コルチコステロン−ラジオイムノアッセイキットは、Amersham Biosciences UK Limitedから入手できる。適切な,アルドステロン−ラジオイムノアッセイキットは、Diagnostic Products Corporationから入手できる。
【0015】
本発明者らは、より低い濃度、例えば、4mg/kg/日が、循環血漿中のアルドステロン濃度を低下させないことを見出した(図1b)。いずれの用量(4mg/kg/日または8mg/kg/日)も循環コルチコステロンレベルに影響を及ぼさず、そのため、なお高い用量が必要である。
【0016】
したがって、1つの実施態様において、本発明は、アンギオテンシンII関連疾患の治療において、循環副腎ステロイド濃度が影響を受けないレベルの有効用量でのトリロスタンおよび関連化合物の使用に関する。
【0017】
この養生法(regime)がもたらす1つの利点は、過度のトリロスタン投与の副作用、すなわち、コルチゾール低下およびアルドステロン低下が回避され、ヒドロコルチゾン(コルチゾール)、デキサメタゾンまたはベータメタゾンなどの糖質コルチコイドの併用投与が回避されることである。
【0018】
したがって、本発明は:
ヒトまたは動物類でのアンギオテンシンII関連疾患の治療のための医薬品の製造における式(I)
【0019】
【化3】
【0020】
(式中、R1、R2、R5、R6は、同一または異なっていて、そして、各々が水素またはC1−4アルキルであり;
R3は、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC2−4アルキニルであり;
R4は、ヒドロキシル、C1−4アルカノイルオキシ、式(II)または(III)
【0021】
【化4】
【0022】
(式中、R7は、(CH2)nであり、ここで、nは、0〜4の整数であり、R8は、水素、C1−4アルキル、ヒドロキシまたはNH2であり、R9およびR10は、同一または異なっていて、そして、各々が水素またはC1−4アルキルである)
の基であり;
あるいは、R3およびR4は、一緒になって、オキソ、エチレンジオキシまたはプロピレンジオキシである)
の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルの使用。
【0023】
ヒトまたは動物類でのアンギオテンシンII関連心臓血管疾患の治療のための医薬品の製造における式(I)
【0024】
【化5】
【0025】
(式中、R1、R2、R5、R6は、同一または異なっていて、そして、各々が水素またはC1−4アルキルであり;
R3は、水素、C1−4アルキル、C1(2)−4アルケニルまたはC1(2)−4アルキニルであり;
R4は、ヒドロキシル、C1−4アルカノイルオキシ、式(II)または(III)
【0026】
【化6】
【0027】
(式中、R7は(CH2)nであり、ここで、nは、0〜4の整数であり、R8は、水素、C1−4アルキル、ヒドロキシまたはNH2であり、R9およびR10は、同一または異なっていて、そして、各々が水素またはC1−4アルキルである)
の基であり;
あるいは、R3およびR4は、一緒になって、オキソ、エチレンジオキシまたはプロピレンジオキシである)
の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルの使用;
治療が:
−アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;
−アルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断する、アルドステロンインヒビターまたは薬剤;あるいは
−ステロイド合成(steroidogenesis)インヒビター;
の1つ以上の投与と組み合わせて実施される、ヒトおよび動物類でのアンギオテンシンII関連疾患の治療のための医薬品の製造における、先に定義したような式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルの使用;および
治療が:
−アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;あるいは
−アルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断する、アルドステロンインヒビターまたは薬剤;
の1つ以上の投与と組み合わせて実施される、ヒトおよび動物類でのアンギオテンシンII関連疾患の治療のための医薬品の製造における式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルの使用;
を提供する。
【0028】
好ましい実施態様において、本発明は、先に定義される医薬品の製造において、先に定義される式(I)の化合物または3−エノールC1−4アルカノエートエステルの使用に関し、ここで、該医薬品は、0.5〜4mg/kg/日の用量で投与される、。
【0029】
本発明は、更に:
医薬品であって:
(a)先に定義される式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステル;および
(b)−ACEインヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;
−アルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断する、アルドステロンインヒビターまたは薬剤;あるいは
−ステロイド合成インヒビター
の1つ以上;
を含む医薬品;
医薬品であって:
(a)先に定義されるな式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステル;および
(b)−ACEインヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;あるいは
−アルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断する、アルドステロンインヒビターまたは薬剤;
の1つ以上;
を含む医薬品;
アンギオテンシンII関連疾患を治療する方法であって、前記疾患を有する患者に、先に定義される式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルを、前記疾患を治療するための有効な用量で投与することによる治療方法;
アンギオテンシンII関連心臓血管疾患を治療する方法であって、前記疾患を有する患者に、式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルを、前記疾患を治療するための有効な用量で投与することによる、治療方法;
アンギオテンシンII関連疾患を治療する方法であって、前記疾患を有する患者に、先に定義される式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルおよび:
−ACEインヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;
−アルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断する、アルドステロンインヒビターまたは薬剤;あるいは
−ステロイド合成インヒビター
の1つ以上の、前記疾患を治療するのに有効な用量を投与することによる、治療方法;および
アンギオテンシンII関連心臓血管疾患を治療する方法であって、前記疾患を有する患者に、式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルおよび:
−ACEインヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;あるいは
−アルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断する、アルドステロンインヒビターまたは薬剤;
の1つ以上の、前記疾患を治療するのに有効な用量を投与することによる、治療方法;
を提供する。
【0030】
代表的には、先に定義される、アンギオテンシンII関連疾患を治療する本方法は、式(I)の化合物または3−エノールC1−4アルカノエートエステルを、前記疾患を有する患者に、非毒性であり、前記疾患を治療するのに有効な用量で投与することを含む。
【0031】
本明細書で使用するように、C1−4アルキル基または部分は、1〜4個の炭素原子を含有する、直鎖または分岐鎖アルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチルおよびt−ブチルである。代表的には、前記アルキル基は、非置換基である。代表的には、C1−4アルキル基または部分は、直鎖アルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピルおよびn−ブチルである。好ましくは、C1−4アルキル基または部分は、メチルである。
【0032】
C1−4(C2−4)アケニル基は、2〜4個の炭素原子を含有するオレフィン基である。C2−4アルケニル基は、例えば、エテニル、n−プロペニル、i−プロペニル、n−ブテニル(butyenyl)、i−ブテニル、s−ブテニルおよびt−ブテニルである。アルケニル基は、代表的には、1個の二重結合を含有する。代表的には、前記アルケニル基は、非置換基である。
【0033】
C1−4(C2−4)アルキニル基は、2〜4個の炭素原子を含有する直鎖または分岐アルキニル基である。C2−4アルキニルは、例えば、エチニル、n−プロピニルまたはn−ブチニルである。代表的には、アルキニル基は、三重結合を1個のみ含有する。代表的には、前記アルキニル基は、非置換基である。
【0034】
C1−4アルカノイルオキシ基は、代表的には、式RaC(O)O−の基であり、式中、Raは、水素またはC1−3アルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピルまたはi−プロピルである。代表的には、前記C1−3アルキル基は、非置換基である。C1−3アルキル基は、好ましくは、直鎖アルキル基、例えば、メチル、エチルまたはn−プロピルである。
【0035】
式(I)の化合物の3−エノールC1−4アルカノエートエステルは、式(Ia)に示す構造を有し
【0036】
【化7】
【0037】
式中、R1〜R6は、先に定義されるとおりであり、Rbは、水素またはC1−3アルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピルまたはi−プロピルである。代表的には、前記C1−3アルキル基は、非置換基である。C1−3アルキル基は、好ましくは、直鎖アルキル基、例えば、メチル、エチルまたはn−プロピルである。
【0038】
式(I)またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルによって定義されるトリロスタンおよび関連化合物類が本発明で使用できる。
【0039】
式(I)の好ましい化合物は、R1が、水素またはメチルであり、R2が、水素またはメチルであり、そしてR5およびR6が、メチルである化合物である。R4は、ヒドロキシであるか、またはR3およびR4は、一緒に、オキソであることが更に好ましい。このような好ましい化合物の例は、トリロスタン(R1、R2およびR3は、水素であり、R4は、ヒドロキシであり、そしてR5およびR6は、メチルである)、ケトトリロスタン(R1およびR2は、水素であり、R3およびR4は、一緒に、オキソであり、そしてR5およびR6は、メチルである)およびエポスタン(R1、R3、R5およびR6はメチルであり、R2は、水素であり、そしてR4は、ヒドロキシである)である。
【0040】
本化合物は、ヒトおよび動物類でのアンギオテンシンII関連疾患の治療のための医薬品の製造で使用される。代表的には、本化合物は、ヒトおよび動物類でのアンギオテンシンII関連心臓血管疾患の治療のための医薬品の製造で使用される。治療される疾患は、これに限定されるわけではないが、鬱血性心不全などの増殖性および線維性変化に関連する心不全、心筋梗塞後症候群、心筋症、糖尿病、腎不全、代謝症候群(症候群X)および高アルドステロン症、例えば、原発性、二次性および三次性高アルドステロン症ならびに、アンギオテンシンIIのレベル上昇が血液または体組織中に存在する疾患または症状を含む。治療されるアンギオテンシンII関連心臓血管疾患の更なる例は、不整脈である。カプトプリルおよびロサルタンを使用する、不整脈およびその治療は、Ozerら,2002 Pharmacol Res 45:257−63において論じられている。代表的には、アンギオテンシンII関連心臓血管疾患は、鬱血性心不全、心筋梗塞後症候群、心筋症、糖尿病、腎不全または代謝症候群(症候群X)である。更に代表的には、アンギオテンシンII関連心臓血管疾患は心筋梗塞後症候群である。
【0041】
好ましくは、治療されるアンギオテンシンII関連疾患は、増殖性疾患である。代表的には、増殖性疾患は、平滑筋細胞増殖が示される疾患である。代表的には、増殖性疾患は、心臓血管増殖性疾患である。更に代表的には、増殖性疾患は、アンギオテンシンIIにより調節される平滑筋細胞増殖および/または平滑筋細胞移動が示される心臓血管増殖性疾患である。治療される増殖性疾患の好ましい例は、末梢動脈疾患、脳血管疾患、心線維症、心筋症、糖尿病性網膜症、糖尿病性壊疽、糖尿病性ネフロパチー、強皮症、ぜんそく、動脈瘤およびアテローム、特に、アテローム以外のこのような疾患を含む。
【0042】
更に好ましくは、治療される増殖性疾患は、心線維症である。なお更に好ましくは、それは梗塞後の心線維症である。梗塞後の心線維症では、梗塞のサイズおよび好中球(neutrophil)浸潤の程度はいずれも、アンギオテンシンII依存性である。梗塞後の心線維症は、Sunら,1994 Cardiovasc Res 28:1423−32 and Waltmanら,1995,J Card Fail 1:293−302(梗塞サイズおよび好中球浸潤)、およびWangら, Cardiovasc Res 55:25−37およびMartinezら 2003 Arch Med Res 34:357−61(梗塞後の心線維症でのカプトプリルおよびロサルタンの使用)で論じられている。
【0043】
代表的には、治療される患者は、副腎ステロイドのレベル上昇に関連していないアンギオテンシンII関連疾患または副腎ステロイド分泌を抑制することによって治療できないアンギオテンシンII関連疾患に罹患している。
【0044】
このような化合物類は、好ましくは、微粒子形態で使用される。特に、該化合物類は、望ましくは、12μm以下の平均等球体積直径を有する粒子より成り、そして粒子の80、85、90、95%以上、好ましくは、98%以上、99%以上または99.5%以上は、50μm未満、好ましくは、40μm未満、30μm未満または20μm未満、例えば、0.1μm〜10、20、30、40または50μm、1μm〜10、20、30、40または50μm、あるいは10μm〜20、30、40または50μmの粒径を有する。粒子は、好ましくは、5〜12μmまたは5μmまでの、例えば、0.1〜5μmまたは1〜5μmの平均等球体積直径を有する。式(I)の化合物の、累積オーバーサイズパーセンテージ対サイズ特性曲線は、1.5〜2.5μm、好ましくは、1.75〜2.25μm、更に好ましくは、約2μm、例えば、1.9〜2.1μmの標準偏差を示すことが更に好ましい。
【0045】
治療は、医薬品の形態で投与され、医薬品は、好ましくは、本発明の化合物の、25mg〜1000mg、例えば、25〜50mg、50〜100mg、100〜200mg、200〜300mg、300〜400mg、400〜500mg、500〜600mg、600〜700mg、700〜800mg、800〜900mgまたは900〜1000mgの単位投薬量を含む。代表的な単位投薬量の更なる例は、0.25mg〜1000mg、例えば、0.5〜25mg、1〜5mg、5〜10mg、10〜15mg、15〜20または20〜25mgを含む。
【0046】
先に記載される単位投薬量は、1単位投薬量が1ヶ月に1回、1週間に1回、1日に1回または1日に複数回投与されるような、定期的間隔で投与される。本治療は、1日から数週間、数ヶ月または数年間の全期間に渡って、例えば、被験者の余命期間を通じて実施される。
【0047】
先に定義されるトリロスタンまたは関連化合物は、0.5〜4mg/kg/日の用量で投与されることが更に好ましい。最も好ましくは、トリロスタンまたは関連化合物は、1〜3mg/kg/日、例えば、1〜1.5mg/kg/日、1.5〜2mg/kg/日、2〜2.5mg/kg/日または2.5〜3mg/kg/日の用量で投与される。
【0048】
式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルは、薬理的に許容される塩の形態で存在できる。本明細書で使用されるように、薬理的に許容される塩は、薬理的に許容される酸または塩基との塩である。薬理的に許容される酸類は、無機酸類、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、ニリン酸、臭化水素酸または硝酸、および有機酸、例えば、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、コハク酸、酒石酸、安息香酸、酢酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸またはp−トルエンスルホン酸の両方を含む。薬理的に許容される塩基類は、アルカリ金属(例えば、ナトリウムまたはカリウム)水酸化物類およびアルカリ土類金属(例えば、カルシウムまたはマグネシウム)水酸化物類、および有機塩基類、例えば、アルキルアミン、アラルキルアミンまたは複素環式アミン類を含む。
【0049】
医薬品は、経静脈、筋肉内または皮下経路によって、あるいは軟膏、クリームまたはローションとして局所的に投与できる。好ましい経路は、例えば、錠剤、カプセル剤または液体分散剤としての経口である。
【0050】
式(I)のトリロスタンおよび他の化合物、およびそのエステル類は、純粋な形態で投与されるが、通常、それらは1種以上の薬理的に許容される担体または希釈剤を用いて処方されることになる。例えば、固体経口形態は、活性化合物と一緒に、希釈剤類、例えば、ラクトース、デキストロース、サッカロース、セルロース、コーンスターチまたはポテトデンプン;潤滑剤、例えば、シリカ、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウムもしくはカルシウム、および/またはポリエチレングリコール類;結合剤類;例えば、デンプン類、アラビアゴム類、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースまたはポリビニルピロリドン;脱凝集剤類、例えば、デンプン、アルギン酸、アルギネート類またはデンプングリコール酸ナトリウム類;発泡混合物類;染料類;甘味料類;湿潤剤類、例えば、レシチン、ポリソルベート類、ラウリルサルフェート類;そして一般に、医薬処方物で使用される非毒性および薬理的に不活性物質を含有する。このような医薬製剤類は、既知の方法で、例えば、混合、造粒、打錠、糖コーティング、またはフィルムコーティング工程によって製造される。
【0051】
経口投与用の液体分散剤類は、シロップ、乳剤および懸濁剤類である。シロップ類は、担体として、例えば、サッカロースまたはサッカロースと共にグリセリンおよび/またはマンニトールおよび/またはソルビトールを含有する。懸濁剤類および乳剤類は、担体として、例えば、天然ゴム、寒天、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、またはポリビニルアルコールを含有する。
【0052】
筋肉内注射用の懸濁剤類または液剤類は、活性化合物と一緒に、薬理的に許容される担体、例えば、滅菌水、オリーブ油、オレイン酸エチル、グリコール類、例えば、プロピレングリコール、および、所望ならば、塩酸リドカインの適切な量を含有する。注射または点滴用液剤類は、担体として、例えば、滅菌水を含有するか、または、好ましくは、それらは、滅菌され、水溶性の、等張性の形態である。
【0053】
投与(treatment)は、単独で、または以下のもの;ACEインヒビター、アンギオテンシンIIレセプターブロッカー、またはアルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断する、アルドステロンインヒビターもしくは薬剤からの1つ以上の化合物の治療と組み合わせて使用できる。アルドステロンレベルを低下させる、アルドステロンインヒビターもしくは薬剤は、ACEインヒビターであってもよいし、そうでなくてもよい。併用治療に使用するための適切なACE阻害物質の例は、これに限定されるわけではないが、カプトプリル、エナロプリルおよびリシノプリルを含む。アルドステロンレベルを低下させるための、適切なアルドステロンインヒビター類または薬剤類は、これに限定されるわけではないが、スピロノラクトン、ロサルタンおよびエプレレノンを含む。これらのうち、スピロノラクトンおよびエプレレノンは、アルドステロンインヒビター類であり、アルドステロンレセプターでアンタゴニストとして作用する。ロサルタンは、タイプ1(AT1)レセプターでてアンギオテンシンIIレセプターブロッカーとして作用し、アルドステロン濃度を低下させることによって、その生理学的効果を部分的に発揮する。アンギオテンシンIIタイプ1レセプターブロッカーの別の例は、カンダサルタンである。先に定義されるトリロスタンまたは関連化合物と組み合わせて使用され得る化合物の更なる例は、ステロイド合成(steroidogenesis)インヒビター、例えば、アミノグルテチミドおよびメチラポンである。
【0054】
好ましくは、治療(treatment)は単独で、またはカプトプリル、エナロプリル、リシノプリル、スピロノラクトン、エプレレノン、ロサルタン、カンダサルタン、アミノグルテチミドおよびメチラポンから選択される1つ以上の更なる治療剤と組み合わせて使用される。更に好ましくは、治療は単独で、またはロサルタンの更なる治療と併用して使用される。
【0055】
治療および追加治療は、同時に、分離してまたは連続して、そして分離してまたは連続して行う場合にはいずれの順序でも行うことができる。治療および追加治療は、心臓血管疾患の治療で有効であると当技術分野において知られている用量の、前記更なる化合物の単位投薬量、および先に記載した用量の、式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルの単位投薬量を好ましくは含む、単一の組合せ医薬品の形態で与えられる。医薬品は、先に記載した方式で投与される。あるいは2つの治療は、例えば同じ部位または異なる部位に投与される2つの異なる医薬品として、同一投与方式によってまたは異なる投与方式によって、分離してまたは連続して与えられ得る。
【実施例】
【0056】
大動脈平滑筋細胞(ASMC)が、ラット胸部および腹部動脈(RASMC)ならびにウシ大動脈(BASMC)から培地外植法によって単離され、数継代に渡って培養された。
【0057】
腹部および胸部大動脈の両方の切片がラットから、殺処分したラットにおいて慎重な切開により得られた。大動脈の切片が、麻酔(anaesthesia)下の仔牛から得られた。大動脈の断片が、組織培地を含有する凹スライドに置かれ、その後、各切片の外膜および外部分を解剖顕微鏡下で慎重に除去された。組織の残りの内部分および内膜が個別の切開皿に除去され、新しい培地で数回洗浄された。この時点で、各切片が約1mm2に切断され、25cm2組織培養フラスコに入れられた。フラスコ、緩くキャップが付され、加湿CO2インキュベータに置かれた。2時間後、100単位/ml ペニシリン、100mg/ml ストレプトマイシン、4pmol/L L−グルタミンおよび20% PBSが補われたRPMI−1640培地4mlが、組織を除去することなく慎重にフラスコに添加された。1週間後にサンプルに新しい培地が供給された。外植片(explants)からの細胞は、約2週間の期間内に比較的コンフルエント(confluent)であった。それらが次にPBSですすがれ、続いてPBS中の0.125% トリプシンおよび0.02% EDTAの溶液を用いて1〜2分間、37℃にてトリプシン化された。細胞の得られた懸濁物が、培地10mlを含有する、75cm2 組織培養フラスコにピペットで取られ、先のように培養された。
【0058】
実験は、継代3〜5からの細胞を用いて実施された。
【0059】
実施例1
ラット大動脈平滑筋細胞(RASMC)への3H−メチルチミジン抱合。Quiescent RASMC(0.3×105/ml/ウェル)がAng II(10−7M)を含有する無血清培地(SFM)によって、トリロスタンの異なる濃度を用いて、または用いずに、48時間培養された。結果が表1に示される。RASMCへの3H−メチルチミジン抱合は、Ang II投与群で上昇した。Ang IIによって誘発されたトリチウム抱合が、10−6および10−5Mにてトリロスタンによって阻害されたが、10−9、10−8、および10−7Mでは阻害されなかった。
【0060】
【表1】
【0061】
値は、平均±S.E.M.である。グループ当たりN=3。ANNOVA:P<0.001;スチューデントのt‐検定−対照と刺激されたアンギオテンシンとの比較、P<0.01、刺激されたアンギオテンシンと10−6または10−5Mで添加されたトリロスタンとの比較、P<0.05.
(dpm:壊変毎分)
【0062】
実施例2
ラット大動脈平滑筋細胞(RASMC)の細胞数。RASMC(0.5×105/ml/ウェル)がAng II(10−7M)を含有する20% FBS RPMI−1640培地によって、トリロスタンの異なる濃度を用いて、または用いずに、48時間培養された。結果が表2に示される。Ang II 10−7Mで処理された群のRASMCの数は、対照と比較して著しく増加した。Ang II刺激による細胞数の増加は、10−6および10−5Mにてトリロスタンによって阻害されたが、10−9、10−8および10−7Mでは阻害されなかった。
【0063】
【表2】
【0064】
値は、平均±S.E.M.である。グループ当たりN=3。ANNOVA:P<0.001;スチューデントのt‐検定−対照と刺激されたアンギオテンシンとの比較、P<0.01、刺激されたアンギオテンシンと10−6または10−5Mで添加されたトリロスタンとの比較、P<0.05.
実施例3
実施例1と同じトリチウム化チミジン取り込み方法を使用して、アンギオテンシンII刺激細胞増殖へのロサルタンの作用が、トリロスタンの存在下または非存在下で試験された。ロサルタンは、アンギオテンシンIIの刺激作用を著しく除去し、そしてロサルタンの単独群は対照群と異なっていなかった。トリロスタンの追加の存在は、細胞増殖を対照値よりもなお更に減少させた(*P<0.05、**P<0.01)。結果が図2に示される。
【0065】
実施例4
オスWistarラット(約500g)が綿実油中のエタノール0.1mlおよびトリロスタン 4mg/kg/日と共に5日間に渡って処理された。対照動物は、ビヒクルのみが与えられた。次に、動物がヘパリンIP 0.1ml(500u)によって処理され、スタンニングおよび頚椎脱臼によって殺処分された。血液が頚部血管から採取され、遠心分離にかけられ、得られた血漿が、ステロイド分析で必要になるまで−20℃にて貯蔵された。コルチコステロンおよびアルドステロン濃度が、市販のキット(Diagnostic Systems Laboratories Inc.,Webster,テキサス州、米国)を用いてアッセイされた。結果が図3に示される。コルチコステロン(図3(a))およびアルドステロン(図3(b))の循環濃度が、対照動物およびトリロスタンの処理を受けた動物について示されている。対照とトリロスタン値との間に著しい相違はない。
【0066】
確立された方法を使用して、トリロスタンの処理群および対照群の動物から得られたRASMCの一次培養が確立された。[Ca2+]i測定では、細胞に、30分間に渡って培地−改良Krebs−Ringer重炭酸溶液(3.6mM K+、1.2mM Ca2+、0.5mM Mg2+、5mM Hepesおよび20mM HCO−)中、37℃にて、1M fura−2が装填された。fura−2の蛍光を測定する同時測定のために、カバースリップ上にプレイトされた(plated)細胞が、改良Krebs−Ringer重炭酸溶液中で、倒立顕微鏡(Zeiss)のステージに載せられた。励起波長は、340〜380nmであった、そして放射は510nmにて検知された。[Ca2+]iが、340および380nmの励起波長における蛍光強度の比から計算された。約10細胞/野の細胞野が、対照およびトリロスタン処理動物から試験された。結果を表3ならびに図(c)および(d)に示され、ここで、矢印は、アンギオテンシンIIの適用時間を示す。特徴的なカルシウムシグナルが、対照動物(図3(d))およびトリロスタン処理動物(図3(d))から血管平滑筋細胞の刺激により、10nmol/L アンギオテンシンIIによって得られた。
【0067】
【表3】
【0068】
表3 トリロスタンが処理された平滑筋細胞(TTSMC)および対照細胞(NSMC)におけるアンギオテンシンII(1nmol/L)に対するカルシウムシグナル反応の閾値(threshold)濃度。+=カルシウム反応、−=反応なし。
【0069】
実施例5
AT1レセプターmRNAの発現が、アルドステロン10−8mol/Lを用いて、または用いずに、48時間に渡って培養されたRASMCにおいて、RT−PCRおよびリアルタイム定量RT−PCRによって検知された。リアルタイムRT−PCRが、Brilliant SYBR Green QRT−PCR Master Mix Kit、累積蛍光のリアルタイム検知に基づく1ステップ(Mx300P,Stratagene,アムステルダム)を用いて実施された。結果は、平均的なものであり、SEMは小さすぎて示せない。**=P<0.01。この結果が図4に示される。アンギオテンシンII自体は、アンギオテンシンIIタイプ1レセプター(AT1)をコード化する遺伝子のmRNA転写を減少させ、そして、これはトリロスタンの添加によってなお更に減少される。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1a】トリロスタン処理についての、アルドステロン量を示す。
【図1b】トリロスタン処理についての、アルドステロン量を示す。
【図2】ロサルタン及びトリロスタン処理についての、アンギオテンシンII刺激細胞増殖量を示す。
【図3a】トリロスタン処理についての、コルチコステロンの循環濃度を示す。
【図3b】トリロスタン処理についての、アルドステロンの循環濃度を示す。
【図3c】トリロスタン処理についての、蛍光比(F340/F380)の経時変化を示す。
【図3d】対照についての、蛍光比(F340/F380)を示す。
【図4】トリロスタン処理についての、AT1レセプターのmRNA転写量を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトまたは動物類でのアンギオテンシンII関連疾患の治療のための医薬品の製造における式(I)
【化1】
(式中、R1、R2、R5、R6は、同一または異なっていて、そして、各々は水素またはC1−4アルキルであり;
R3は、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC2−4アルキニルであり;
R4は、ヒドロキシル、C1−4アルカノイルオキシ、式(II)または(III)
【化2】
(式中、R7は、(CH2)nであり、ここで、nは、0〜4の整数であり、R8は、水素、C1−4アルキル、ヒドロキシまたはNH2であり、R9およびR10は、同一または異なっていて、そして、各々は水素またはC1−4アルキルである)
の基であり;
あるいはR3およびR4は、一緒になって、オキソ、エチレンジオキシまたはプロピレンジオキシである)
の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルの使用。
【請求項2】
式(I)において、R1が、水素またはメチルであり、および/またはR2が、水素またはメチルであり、および/またはR4が、ヒドロキシであり、またはR3およびR4が、一緒になって、オキソであり、および/またはR5およびR6が、メチルである、請求項1記載の使用。
【請求項3】
式(I)の化合物が、トリロスタン、ケトトリロスタンまたはエポスタンである、請求項1記載の使用。
【請求項4】
アンギオテンシンII関連疾患が、心臓血管疾患である、請求項1〜3のいずれか一項記載の使用。
【請求項5】
心臓血管疾患が、鬱血性心不全、心筋梗塞後症候群、心筋症、糖尿病、腎不全、代謝症候群(症候群X)または不整脈である、請求項4記載の使用。
【請求項6】
心臓血管疾患が、心筋梗塞後症候群である、請求項4記載の使用。
【請求項7】
医薬品が、0.5〜4mg/kg/日の用量で投与される、請求項1〜6のいずれか一項記載の使用。
【請求項8】
アンギオテンシンII関連疾患が、増殖性疾患である、請求項1〜3のいずれか一項記載の使用。
【請求項9】
増殖性疾患が、末梢動脈疾患、脳血管疾患、アテローム、心線維症、心筋症、糖尿病性網膜症、糖尿病性壊疽、糖尿病性ネフロパチー、強皮症、動脈瘤、ぜんそくまたはアテロームである、請求項8記載の使用。
【請求項10】
増殖性疾患が、心線維症である、請求項8または請求項9記載の使用。
【請求項11】
増殖性疾患が、梗塞後の心線維症である、請求項8〜10のいずれか一項記載の使用。
【請求項12】
医薬品が、0.5〜4mg/kg/日の用量で投与される、請求項1〜11のいずれか一項記載の使用。
【請求項13】
医薬品が、請求項1〜3記載の式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルを微粒子形態で含む、請求項1〜12のいずれか一項記載の使用。
【請求項14】
微粒子形態化合物の粒子類が、12μmまでの平均等球体積直径を有し、そして粒子の95%以上が50μmまでの粒径を有する、請求項13記載の使用。
【請求項15】
粒子類が、5〜12μmの平均等球体積直径を有する、請求項13または請求項14記載の使用。
【請求項16】
粒子類が、5μmまでの平均等球体積直径を有する、請求項13〜15のいずれか一項記載の使用。
【請求項17】
微粒子化合物の比表面積が、2m2g−1以上または5m2g−1以上である、請求項13〜16のいずれか一項記載の使用。
【請求項18】
医薬品が、錠剤、カプセル剤または液体分散剤のいずれかとして経口的に投与される、請求項1〜17のいずれか一項記載の使用。
【請求項19】
医薬品が、請求項1〜3記載の式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルの0.25mg〜1000mgの単位投薬量を含む、請求項1〜18のいずれか一項記載の使用。
【請求項20】
単位投薬量が、0.5mg〜25mgである、請求項19記載の使用。
【請求項21】
単位投薬量が、25〜1000mgである、請求項19記載の使用。
【請求項22】
式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルを用いるアンギオテンシンII関連心臓血管疾患の治療が:
−アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;
−アルドステロンレベルを低下させるもしくは体内のアルドステロンの効果を遮断するために使用される、アルドステロンインヒビターまたは薬剤;あるいは
−ステロイド合成インヒビター;
の1つ以上の更なる治療と組合せて実施される、請求項1〜21のいずれか一項記載の使用。
【請求項23】
アルドステロンレベルを低下させるために使用される、インヒビターまたは薬剤が、ACEインヒビターである、請求項22記載の使用。
【請求項24】
ACEインヒビターが、カプトプリル、エナロプリルまたはリシノプリルである、請求項22または23記載の使用。
【請求項25】
アルドステロンの効果を遮断するために使用される、アルドステロンインヒビターまたは薬剤が、スピロノラクトンまたはエプレレノンである、請求項22記載の使用。
【請求項26】
アンギオテンシンIIレセプターブロッカーが、ロサルタンまたはカンダサルタンである、請求項22記載の使用。
【請求項27】
ステロイド合成インヒビターが、アミノグルテチミドおよびメチラポンである、請求項22記載の使用。
【請求項28】
請求項4〜6または8〜11のいずれか一項記載のアンギオテンシンII関連疾患の治療における、同時の、分離のまたは連続の使用のために、
(a)請求項1〜3および13〜17記載の式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステル;および
(b)請求項22〜27のいずれか一項に記載の
−ACEインヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;
−アルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断するために使用される、インヒビターまたは薬剤;あるいは
−ステロイド合成インヒビター
の1つ以上を含む医薬品。
【請求項29】
アンギオテンシンII関連疾患を治療する方法であって、前記疾患を有する患者に、請求項1〜3または13〜17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルを、前記疾患を治療するための有効な用量で投与することによる、治療方法。
【請求項30】
アンギオテンシンII関連疾患を治療する方法であって、前記疾患を有する患者に、請求項1〜3または13〜17のいずれか記載の式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルおよび
−ACEインヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;
−アルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断するために使用される、アルドステロンインヒビターまたは薬剤;あるいは
−ステロイド合成インヒビター
の1つ以上の、前記疾患を治療するのに有効な用量を投与することによる、治療方法。
【請求項31】
アンギオテンシンII関連疾患が、請求項4〜6または8〜11記載の疾患である、請求項29または30記載の方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトまたは動物類でのアンギオテンシンII関連疾患の治療のための医薬品の製造における式(I)
【化1】
(式中、R1、R2、R5、R6は、同一または異なっていて、そして、各々は水素またはC1−4アルキルであり;
R3は、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC2−4アルキニルであり;
R4は、ヒドロキシル、C1−4アルカノイルオキシ、式(II)または(III)
【化2】
(式中、R7は、(CH2)nであり、ここで、nは、0〜4の整数であり、R8は、水素、C1−4アルキル、ヒドロキシまたはNH2であり、R9およびR10は、同一または異なっていて、そして、各々は水素またはC1−4アルキルである)
の基であり;
あるいはR3およびR4は、一緒になって、オキソ、エチレンジオキシまたはプロピレンジオキシである)
の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルの使用。
【請求項2】
式(I)において、R1が、水素またはメチルであり、および/またはR2が、水素またはメチルであり、および/またはR4が、ヒドロキシであり、またはR3およびR4が、一緒になって、オキソであり、および/またはR5およびR6が、メチルである、請求項1記載の使用。
【請求項3】
式(I)の化合物が、トリロスタン、ケトトリロスタンまたはエポスタンである、請求項1記載の使用。
【請求項4】
アンギオテンシンII関連疾患が、心臓血管疾患である、請求項1〜3のいずれか一項記載の使用。
【請求項5】
アンギオテンシンII関連疾患が、鬱血性心不全、心筋梗塞後症候群、心筋症、糖尿病、腎不全、代謝症候群(症候群X)または不整脈である、請求項1〜4のいずれか一項記載の使用。
【請求項6】
心臓血管疾患が、心筋梗塞後症候群である、請求項4記載の使用。
【請求項7】
医薬品が、0.5〜4mg/kg/日の用量で投与される、請求項1〜6のいずれか一項記載の使用。
【請求項8】
アンギオテンシンII関連疾患が、増殖性疾患である、請求項1〜3のいずれか一項記載の使用。
【請求項9】
増殖性疾患が、末梢動脈疾患、脳血管疾患、心線維症、心筋症、糖尿病性網膜症、糖尿病性壊疽、糖尿病性ネフロパチー、強皮症、動脈瘤、ぜんそくまたはアテロームである、請求項8記載の使用。
【請求項10】
増殖性疾患が、心線維症である、請求項8または請求項9記載の使用。
【請求項11】
増殖性疾患が、梗塞後の心線維症である、請求項8〜10のいずれか一項記載の使用。
【請求項12】
医薬品が、0.5〜4mg/kg/日の用量で投与される、請求項1〜11のいずれか一項記載の使用。
【請求項13】
医薬品が、請求項1〜3記載の式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルを微粒子形態で含む、請求項1〜12のいずれか一項記載の使用。
【請求項14】
微粒子形態化合物の粒子類が、12μmまでの平均等球体積直径を有し、そして粒子の95%以上が50μmまでの粒径を有する、請求項13記載の使用。
【請求項15】
粒子類が、5〜12μmの平均等球体積直径を有する、請求項13または請求項14記載の使用。
【請求項16】
粒子類が、5μmまでの平均等球体積直径を有する、請求項13〜15のいずれか一項記載の使用。
【請求項17】
微粒子化合物の比表面積が、2m2g−1以上または5m2g−1以上である、請求項13〜16のいずれか一項記載の使用。
【請求項18】
医薬品が、錠剤、カプセル剤または液体分散剤のいずれかとして経口的に投与される、請求項1〜17のいずれか一項記載の使用。
【請求項19】
医薬品が、請求項1〜3記載の式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルの0.25mg〜1000mgの単位投薬量を含む、請求項1〜18のいずれか一項記載の使用。
【請求項20】
単位投薬量が、0.5mg〜25mgである、請求項19記載の使用。
【請求項21】
単位投薬量が、25〜1000mgである、請求項19記載の使用。
【請求項22】
式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルを用いるアンギオテンシンII関連心臓血管疾患の治療が:
−アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;
−アルドステロンレベルを低下させるもしくは体内のアルドステロンの効果を遮断するために使用される、アルドステロンインヒビターまたは薬剤;あるいは
−ステロイド合成インヒビター;
の1つ以上の更なる治療と組合せて実施される、請求項1〜21のいずれか一項記載の使用。
【請求項23】
アルドステロンレベルを低下させるために使用される、インヒビターまたは薬剤が、ACEインヒビターである、請求項22記載の使用。
【請求項24】
ACEインヒビターが、カプトプリル、エナロプリルまたはリシノプリルである、請求項22または23記載の使用。
【請求項25】
アルドステロンの効果を遮断するために使用される、アルドステロンインヒビターまたは薬剤が、スピロノラクトンまたはエプレレノンである、請求項22記載の使用。
【請求項26】
アンギオテンシンIIレセプターブロッカーが、ロサルタンまたはカンダサルタンである、請求項22記載の使用。
【請求項27】
ステロイド合成インヒビターが、アミノグルテチミドおよびメチラポンである、請求項22記載の使用。
【請求項28】
請求項4〜6または8〜11のいずれか一項記載のアンギオテンシンII関連疾患の治療における、同時の、分離のまたは連続の使用のために、
(a)請求項1〜3および13〜17記載の式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステル;および
(b)請求項22〜27のいずれか一項に記載の
−ACEインヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;
−アルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断するために使用される、インヒビターまたは薬剤;あるいは
−ステロイド合成インヒビター
の1つ以上を含む医薬品。
【請求項29】
アンギオテンシンII関連疾患を治療する方法であって、前記疾患を有する患者に、請求項1〜3または13〜17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルを、前記疾患を治療するための有効な用量で投与することによる、治療方法。
【請求項30】
アンギオテンシンII関連疾患を治療する方法であって、前記疾患を有する患者に、請求項1〜3または13〜17のいずれか記載の式(I)の化合物またはその3−エノールC1−4アルカノエートエステルおよび
−ACEインヒビター;
−アンギオテンシンIIレセプターブロッカー;
−アルドステロンレベルを低下させるもしくはアルドステロンの効果を遮断するために使用される、アルドステロンインヒビターまたは薬剤;あるいは
−ステロイド合成インヒビター
の1つ以上の、前記疾患を治療するのに有効な用量を投与することによる、治療方法。
【請求項31】
アンギオテンシンII関連疾患が、請求項4〜6または8〜11記載の疾患である、請求項29または30記載の方法。
【図1a】
【図1b】
【図2】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図3d】
【図4】
【公表番号】特表2006−523665(P2006−523665A)
【公表日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 医薬用,歯科用又は化粧用製剤 | 有機活性成分を含有する医薬品製剤 | シクロペンタ[a]ヒドロフェナントレン環系を含む化含物,倒,ステロイドまたはそれから誘導される化合物 | 複素環を含有するもの,例.アルドステロン,ダナゾール,スタノゾロール, パンクロニウム,シギトゲニン | ラクトン環を含有するもの,例.オキサンドロロン,ブファリン
化学;冶金 | 有機化学 | ステロイド | シクロペンタ
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 化合物または医薬組成物の治療活性 | グループ1/00から41/00に展開されていない特殊な目的の医薬
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 化合物または医薬組成物の治療活性 | 循環器系疾患の治療剤
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 化合物または医薬組成物の治療活性 | 循環器系疾患の治療剤 | 変力作用剤,例.心筋収縮剤;心不全治療剤
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 化合物または医薬組成物の治療活性 | 循環器系疾患の治療剤 | 虚血,アテローム性動脈硬化症の治療のためのもの,例.抗アンギナ,冠状動脈拡張剤,心筋梗塞,網膜症,脳血流障害,腎臓細動脈硬
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 化合物または医薬組成物の治療活性 | 代謝系疾患の治療薬 | グルコースホメオスタシスのためのもの | 過血糖症のためのもの,例.糖尿病治療剤
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 化合物または医薬組成物の治療活性 | 泌尿器系疾患の治療薬 | 腎臓疾患のためのもの
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 化合物または医薬組成物の治療活性 | 循環器系疾患の治療剤 | 抗不整脈剤
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 化合物または医薬組成物の治療活性 | 皮膚疾患の治療薬
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 化合物または医薬組成物の治療活性 | 呼吸系疾患の治療薬 | 抗喘息薬
【出願番号】特願2006−506144(P2006−506144)
【出願日】平成16年4月16日(2004.4.16)
【国際出願番号】PCT/GB2004/001663
【国際公開番号】WO2004/093852
【国際公開日】平成16年11月4日(2004.11.4)
【出願人】(505387071)
【氏名又は名称原語表記】MARGETTS,George
【出願人】(505387082)
【氏名又は名称原語表記】VINSON,Gavin,Paul
【Fターム(参考)】
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 発明の種類 | 医薬の用途
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 発明の種類 | 医薬用途、薬理作用機序等の試験データあり
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 活性発現の構造部分に特徴がある化合物 | 環変性ステロイドを含む、シクロペンタ(a)ヒドロフェナントレン | 複素環を含む
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | 配合成分が1成分のもの
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | クレームに薬効成分のみを記載
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | 剤型 | 液体状 | 溶液剤(水溶液、非水溶液)
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | 剤型 | 液体状 | 分散液状剤 | エマルジョン、乳剤
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | 剤型 | 半固型状 | クリーム、ペースト、軟膏
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | 剤型 | 固型状 | 錠剤、バッカル
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | 剤型 | 固型状 | カプセル
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | 適用部位 | 経口
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | 適用部位 | 非経口
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | 適用部位 | 非経口 | 経皮、皮膚外用
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 配合剤、剤型、適用部位 | 適用部位 | 非経口 | 血管、組織内 | 注射、輸液、点滴
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 化合物自体又は配合、製剤化の目的、効果 | 新薬効の発現
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 医薬用途・器官 | 個々の器官に作用する医薬 | 循環器官用薬
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 医薬用途・器官 | 個々の器官に作用する医薬 | 循環器官用薬 | 動脈硬化用剤
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 医薬用途・器官 | 個々の器官に作用する医薬 | 呼吸器官用薬
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 医薬用途・器官 | 個々の器官に作用する医薬 | 泌尿生殖器官、肛門用薬
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 医薬用途・器官 | 個々の器官に作用する医薬 | 外皮用薬
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 医薬用途・機能・機作・対象・その他 | 生体機能への作用で特定された医薬 | 生体内生理活性物質様薬 | 酵素阻害剤
他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 | 医薬用途・機能・機作・対象・その他 | 生体機能への作用で特定された医薬 | 代謝系用薬 | 糖質代謝系用剤
ステロイド系化合物 | 骨格 | ノルマルステロイド骨格を有するもの
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格内の二重結合 | 少なくとも1個の二重結合を有するもの | その他
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格の構成元素 | 骨格の構成元素が異種原子による置換のないもの
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格1位、2位の置換基 | 2位に置換基有り
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格1位、2位の置換基 | 異種原子又はカルボン酸及びその誘導体 | Z
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格3位の置換基 | 置換基有り | −O | −OH
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格4位、5位、6位の置換基 | 4位に置換基有り
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格7位、8位の置換基 | 7位、8位ともに非置換
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格9位の置換基 | 非置換
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格10位の置換基 | 置換基有り | メチル基
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格11位の置換基 | 非置換
ステロイド系化合物 | 骨格12位、14位、15位の置換基 | 12位、14位、15位のいずれも非置換
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格13位の置換基 | 置換基有り | メチル基
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格16位の置換基 | 非置換
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格17位の置換基 | 置換基2個
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格17位の置換基 | 炭化水素
ステロイド系化合物 | ステロイド骨格17位の置換基 | 異種原子 | O
ステロイド系化合物 | 17位の置換基としての炭化水素 | C1
ステロイド系化合物 | 他の環との縮合 | 有り | 環の種類 | 複素環との縮合 | Oのみ含有複素環
ステロイド系化合物 | 他の環との縮合 | 有り | 縮合の形態 | オルソ縮合系
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