説明

アンシラリ情報表示モニター

【課題】 特願2009−192729号のモニターは、素材映像データの監視については、時間情報およびアンシラリ情報を波形化するだけでは、その素材映像データの始まりと終わり、あるいは素材映像データ中の特定期間を判断することができず、アンシラリ情報の変化は確認できても、それが適切なタイミングで行われているかどうかを確認することが困難であった。
【解決手段】 本発明のアンシラリ情報表示モニターは、モニター搭載の接点入力端子を介して外部から入力されるON/OFF信号を波形に変換して同一時間軸上に配置し、アンシラリ情報とON/OFF信号の波形を1画面内で同時に表示することで、ユーザーが素材映像データを監視したい期間のアンシラリ情報の時間的な変化とその順番を視覚的にリアルタイムで把握することが可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明者が先に出願した特願2009−192729号の映像信号に多重される複数のアンシラリ情報を波形に変換して時間軸上に配置して1画面で同時に表示する機能を持つことを特徴としたモニターに関連し、モニター搭載の接点入力端子を介して外部から入力されるON/OFF信号を波形に変換して時間軸上に配置し、アンシラリ情報とON/OFF信号の波形を1画面内で同時に表示する機能を持つことを特徴としたモニターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特願2009−192729号の映像信号に多重される複数のアンシラリ情報を選択し、波形に変換して時間軸上に配置して1画面で同時に表示する機能を持つことを特徴としたモニターは、ユーザーが監視したい時間を波形に変換し、時間情報とアンシラリ情報を時間軸上に配置して1画面で表示することで、テレビ局から送出する映像データを監視することは可能であるが、その前段階の素材映像データに対する監視については、局間制御等の運用に必要なアンシラリ情報が多重されていないことも多く、時間情報およびアンシラリ情報を波形化するだけではその素材の始まりと終わりを判断することができない。
【0003】
例えば字幕文やCSの多重は確認できても、それが適切なタイミングで行われているかどうかを確認することは困難である。現状、素材映像データの確認についてはユーザーが目視にて行っており、例えば素材映像データの始まりと終わりの1秒間の字幕表示禁止期間等の確認についても目視に頼らざるを得ず、その信頼性は低いと言える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許3884016号公報
【特許文献2】特願2009−192729号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特願2009−192729号の映像信号に多重される複数のアンシラリ情報を選択し、波形に変換して時間軸上に配置して1画面で同時に表示する機能を持つことを特徴としたモニターは、素材映像データに対する監視については、局間制御等の運用に必要なアンシラリ情報が多重されていないことも多く、時間情報およびアンシラリ情報を波形化するだけではその素材の始まりと終わりを判断することができず、例えば字幕文やCSの多重は確認できても、それが適切なタイミングで行われているかどうかを確認することは困難である、という問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決し、素材映像データのアンシラリ情報の時間的な変化とその順番を視覚的にリアルタイムで把握することが可能なモニターを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題を解決する為に、本発明のアンシラリ情報表示モニターは、特願2009−192729号の映像信号に多重される複数のアンシラリ情報を波形に変換して時間軸上に配置して1画面で同時に表示する機能を持つことを特徴としたモニターについて、モニター搭載の接点入力端子を介して外部から入力されるON/OFF信号を波形に変換して時間軸上に配置する機能を追加し、アンシラリ情報とON/OFF信号の波形を1画面で同時に表示する機能を持つことを特徴としたモニターに関するものである。
【0008】
この発明によれば、モニター搭載の接点入力端子を介して外部から入力されるON/OFF信号を波形に変換して時間軸上に配置することで、アンシラリ情報とON/OFF信号の波形が1画面で同時に表示されるので、ユーザーが素材映像データについて監視したい期間(始まりと終わり、あるいは素材映像データ中の特定期間)を素材映像データとともに外部からON/OFF信号にて入力することで、素材映像データの始まりと終わり、あるいは素材中の特定期間に対するアンシラリ情報の時間的な変化とその順番が視覚的にリアルタイムで把握することが可能である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザーが素材映像データについて監視したい期間(始まりと終わり、あるいは素材映像データ中の特定期間)を素材映像データとともにモニター搭載の接点入力端子を介して外部からON/OFF信号にて入力することで、素材の始まりと終わり、あるいは素材中の特定期間に対するアンシラリ情報の時間的な変化とその順番が視覚的にリアルタイムで把握することが可能であるので、素材映像データの確認を行う上で、例えば素材映像データの始まりと終わりの1秒間の字幕表示禁止期間等の確認についても波形の変化を見るだけで確認できるようになることからユーザーの負担が軽減され、またその信頼性も高くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】従来技術によるモニターのブロック図である。
【図2】従来技術によるモニターの画面表示図である。
【図3】本発明による外部から入力されるON/OFF信号を波形表示する為のブロック図である。
【図4】本発明による外部から入力されるON/OFF信号を波形表示する機能を適用した場合の画面表示図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、特願2009−192729号の技術について図1を用いて説明する。
【0012】
SDI信号101をモニター160に入力し、コンバータ回路103にて映像データ105に変換する。アンシラリデコーダ回路107にて、映像データ105からアンシラリAデータ120、アンシラリBデータ122、アンシラリCデータ124、アンシラリDデータ126の複数のアンシラリデータを抽出する。これらの選択は、モニター搭載のスイッチ操作あるいはPC制御170からのアンシラリ情報&項目選択330にて行われる。ここではアンシラリ情報の選択に加えて、その中の必要となる項目も選択する。
【0013】
アンシラリ&時間波形コンバータ704にて、モニター搭載のスイッチ操作あるいはPC制御170から表示時間500を設定し、アンシラリAデータ120からアンシラリ波形Aデータ310を作成し、アンシラリBデータ122からアンシラリ波形Bデータ312を作成し、アンシラリCデータ124からアンシラリ波形Cデータ314を作成し、アンシラリDデータ126からアンシラリ波形Dデータ316を作成し、複数の波形データを作成する。
【0014】
内部時計700からの時計情報701を時計情報コンバータ702にて時計データ703に変換しアンシラリ&時間波形コンバータ回路704に入力する。アンシラリ&時間波形コンバータ回路704にて、モニター搭載のスイッチ操作あるいはPC制御170から時間設定710を設定し、時間設定710と時計データ703の一致する期間を時間波形データ705に変換する。
【0015】
波形合成回路320にて、アンシラリ波形Aデータ310とアンシラリ波形Bデータ312とアンシラリ波形Cデータ314とアンシラリ波形Dデータ316と時間波形データ705を合成して画面データ145を作成する。
【0016】
内部時計700からの時計情報701をメモリコントローラ901に入力し、ユーザーが設定した時間(現在も含む)がきたら画面データ145を内部メモリデータ902に変換して内部メモリ903に保存する。ユーザーは内部メモリ903に保存されたデータとリアルタイムで変化する画面データ145を選択でき、選択された画面表示データ904をディスプレイ150に表示する。またメモリコントローラ901にて、内部メモリ903に保存されたデータを外部メモリデータ905に変換して外部メモリ906に保存することも可能とする。これらの制御は、モニター搭載のスイッチ操作あるいはPC制御170からのメモリ制御&ビデオ切替900にて行われる。
【0017】
以上により、複数のアンシラリ情報の必要な項目とユーザーが監視したい期間を波形データに変換して1画面に表示することが可能となり、ユーザーが監視したい時間の表示画面データを内部メモリに保存しておくことで後の確認作業にも使用でき、さらに外部メモリに保存することでその表示画面データを持ち運ぶことが可能となる。但し、素材映像データの監視については、局間制御等の運用に必要なアンシラリ情報が多重されていないことも多く、素材映像データ自体がその始まりと終わりを判断できるアンシラリ情報を持たないことから素材映像データのアンシラリ情報を波形化して表示するだけでは、例えば字幕文やCSの多重は確認できても、それが適切なタイミングで行われているかどうかを確認することは困難である。
【0018】
次に、特願2009−192729号の技術をモニターに適用した場合のモニター表示について図2を用いて説明する。
【0019】
ディスプレイ150には、ユーザーが監視したい時間を波形表現した監視波形800と、放送局間制御信号(ARIB STD−B39)にて規定されるトリガ信号を波形表現したアンシラリ波形A400と、デジタル字幕データ(ARIB STD−B37)にて規定されるCSを波形表現したアンシラリ波形B410と、CMキャッチコード(ARIB TR−B23)を波形表現したアンシラリ波形C420と、デジタル音声(BTA S−006B)を波形表現したアンシラリ波形D430が、時間軸440を同じくして表示される。
【0020】
監視波形800はユーザーが監視したい時間かどうかを波形で表現しており、ユーザーが設定した時間がくると監視フラグ801が立ち、それ以外の場合にはフラグは立たない。
ユーザーは監視したい時間を任意に設定でき、その設定した時間はフラグの立ち上がり地点に開始時間802と表示される。またユーザーは監視したい時間に幅を持たせて設定することも可能であり、その場合にはフラグの立ち上がり地点に開始時間802、立ち下がり地点に終了時間803と表示される。
【0021】
アンシラリ波形A400は、放送局間制御信号(ARIB STD−B39)のパケットにあるトリガ信号(Q1〜Q25)の‘1’あるいは‘0’を波形で表現しており、ユーザーが選択したトリガ信号(Q1〜Q25)が‘1’であった場合にはトリガフラグ402が立ち、‘0’であった場合にはフラグは立たない。トリガフラグ402の立ち上がりは放送局間制御信号(ARIB STD−B39)にあるトリガ信号(Q1〜Q25)を検出した時間に同じとし、立ち上がり期間にはある程度幅を持たせることで視認性を向上させる。ユーザーはトリガフラグ402を監視することで選択したトリガ信号(Q1〜Q25)が‘1’になった瞬間を捉えることができる。
【0022】
アンシラリ波形B410は、デジタル字幕データ(ARIB STD−B37)のパケット内の制御符号CS(画面消去)の有無を波形で表現しており、制御符号CS(画面消去)があった場合にはCSフラグ412が立ち、なかった場合にはフラグは立たない。CSフラグ412の立ち上がりはデジタル字幕データ(ARIB STD−B37)のパケット内の制御符号CS(画面消去)を検出した時間に同じとし、立ち上がり期間にはある程度幅を持たせることで視認性を向上させる。ユーザーはCSフラグ412を監視することで制御符号CS(画面消去)の有無、および制御符号CS(画面消去)が多重された瞬間を捉えることができる。
【0023】
アンシラリ波形C420は、CMキャッチコード(ARIB TR−B23)のパケット多重の有無を波形で表現しており、CMキャッチコードがパケット多重された場合にはCMキャッチフラグ422が立ち、パケット多重されなかった場合にはフラグは立たない。CMキャッチフラグ422の立ち上がりはCMキャッチコード(ARIB TR−B23)のパケット多重を検出した時間に同じとし、立ち上がり期間にはある程度幅を持たせることで視認性を向上させる。ユーザーはCMキャッチフラグ422を監視することでCMキャッチコード(ARIB TR−B23)のパケット多重された瞬間を捉えることができる。
【0024】
アンシラリ波形D430は、デジタル音声(BTA S−006B)のパケット内の音声データ(CH1〜CH16)を波形で表現しており、ユーザーが選択した音声データ(CH1〜CH16)について順次レベル変換した音声レベル波形432を音声レベルスケール434内にプロットする。ユーザーは音声レベル波形432を監視することで選択した音声データ(CH1〜CH16)の音声レベルの時間的な変化が確認でき、また音声レベルスケール434と比較することでその音声レベルが適切であることが確認できる。
【0025】
ディスプレイ150に表示される監視波形およびアンシラリ波形について、時間軸440の右にプロットされるほど過去であることを表現し、時間軸440の左にプロットされるほど現在に近いことを表現する、よって監視波形およびアンシラリ波形は時間の経過に伴い左から右に流れていく。
【0026】
以上により、ユーザーの監視したい時間と複数のアンシラリ情報を波形データに変換して、時間軸を同じくして1画面に表示することから、ユーザーの監視したい時間における複数のアンシラリ情報の時間的な変化とその順番を視覚的にリアルタイムで把握することが可能となる。但し、素材映像データの監視に対して、モニター側でユーザーが時間を設定して監視期間を波形化して表示する従来の方法では、素材の始まりと終わり、あるいは素材中の特定期間を都度設定することは困難であり、また繰り返し確認することを考慮すると現実的な手段とは言えない。
【0027】
次に、本発明におけるモニター搭載の接点入力端子を介して外部から入力されるON/OFF信号を波形に変換して時間軸上に配置する機能を特願2009−192729号のモニターに追加した場合について図3を用いて説明する。
【0028】
モニター搭載の接点入力端子より、ON/OFF信号1001をモニター160に入力し、ON/OFFコンバータ1002にてON/OFFデータ1003に変換する。
【0029】
アンシラリ&時間&ON/OFF波形コンバータ1004にて、モニター搭載のスイッチ操作あるいはPC制御170から表示時間500を設定し、ON/OFFデータ1003からON/OFF波形データ1005を作成する。ここでモニター搭載のスイッチ操作あるいはPC制御170からON/OFFディレイ調整1006を設定することでON/OFF波形データ1005の時間軸上の配置を調整する。
【0030】
SDI信号101をモニター160に入力し、コンバータ回路103にて映像データ105に変換する。アンシラリデコーダ回路107にて、映像データ105からアンシラリAデータ120、アンシラリBデータ122、アンシラリCデータ124、アンシラリDデータ126の複数のアンシラリデータを抽出する。これらの選択は、モニター搭載のスイッチ操作あるいはPC制御170からのアンシラリ情報&項目選択330にて行われる。ここではアンシラリ情報の選択に加えて、その中の必要となる項目も選択する。
【0031】
アンシラリ&時間&ON/OFF波形コンバータ1004にて、モニター搭載のスイッチ操作あるいはPC制御170から表示時間500を設定し、アンシラリAデータ120からアンシラリ波形Aデータ310を作成し、アンシラリBデータ122からアンシラリ波形Bデータ312を作成し、アンシラリCデータ124からアンシラリ波形Cデータ314を作成し、アンシラリDデータ126からアンシラリ波形Dデータ316を作成し、複数の波形データを作成する。
【0032】
内部時計700からの時計情報701を時計情報コンバータ702にて時計データ703に変換しアンシラリ&時間&ON/OFF波形コンバータ回路1004に入力する。アンシラリ&時間&ON/OFF波形コンバータ回路1004にて、モニター搭載のスイッチ操作あるいはPC制御170から時間設定710を設定し、時間設定710と時計データ703の一致する期間を時間波形データ705に変換する。
【0033】
波形合成回路320にて、ON/OFF波形データ1005とアンシラリ波形Aデータ310とアンシラリ波形Bデータ312とアンシラリ波形Cデータ314とアンシラリ波形Dデータ316と時間波形データ705を合成して画面データ145を作成する。
【0034】
内部時計700からの時計情報701をメモリコントローラ901に入力し、ユーザーが設定した時間(現在も含む)がきたら画面データ145を内部メモリデータ902に変換して内部メモリ903に保存する。ユーザーは内部メモリ903に保存されたデータとリアルタイムで変化する画面データ145を選択でき、選択された画面表示データ904をディスプレイ150に表示する。またメモリコントローラ901にて、内部メモリ903に保存されたデータを外部メモリデータ905に変換して外部メモリ906に保存することも可能とする。これらの制御は、モニター搭載のスイッチ操作あるいはPC制御170からのメモリ制御&ビデオ切替900にて行われる。
【0035】
以上により、特願2009−192729号のモニターに、モニター搭載の接点入力端子を介して入力されるON/OFF信号を波形に変換して1画面に表示する機能が追加され、またこのON/OFF信号の時間軸上の配置を調整するディレイ調整機能も追加される。
【0036】
次に、本発明におけるモニター搭載の接点入力端子を介して外部から入力されるON/OFF信号を波形に変換して時間軸上に配置する機能を特願2009−192729号のモニターに追加した場合の画面表示について図4を用いて説明する。
【0037】
ディスプレイ150には、モニター搭載の接点入力端子より入力されるON/OFF信号を波形表現したON/OFF波形1100と、ユーザーが監視したい時間を波形表現した監視波形800と、デジタル字幕データ(ARIB STD−B37)にて規定される字幕文の多重の有無を波形表現したアンシラリ波形E1110と、デジタル字幕データ(ARIB STD−B37)にて規定されるCSを波形表現したアンシラリ波形B410と、CMキャッチコード(ARIB TR−B23)を波形表現したアンシラリ波形C420と、デジタル音声(BTA S−006B)を波形表現したアンシラリ波形D430が、時間軸440を同じくして表示される。
【0038】
ON/OFF波形1100は素材の始まりと終わり、あるいは素材中の特定期間を波形で表現しており、この場合はその期間中にON/OFFフラグ1101が立ち、それ以外の場合にはフラグは立たない。
【0039】
監視波形800は、この場合には使用しないことからフラグは立たない。
【0040】
アンシラリ波形E1110は、デジタル字幕データ(ARIB STD−B37)の字幕文の有無を波形で表現しており、パケットが字幕文であった場合には字幕文フラグ1112が立ち、パケットがダミーデータであった場合にはフラグは立たない。
【0041】
アンシラリ波形B410は、デジタル字幕データ(ARIB STD−B37)のパケット内の制御符号CS(画面消去)の有無を波形で表現しており、制御符号CS(画面消去)があった場合にはCSフラグ412が立ち、なかった場合にはフラグは立たない。
【0042】
アンシラリ波形C420は、CMキャッチコード(ARIB TR−B23)のパケット多重の有無を波形で表現しており、この場合は多重がないことからフラグは立たない。
【0043】
アンシラリ波形D430は、デジタル音声(BTA S−006B)のパケット内の音声データ(CH1〜CH16)を波形で表現しており、ユーザーが選択した音声データ(CH1〜CH16)について順次レベル変換した音声レベル波形432を音声レベルスケール434内にプロットする。
【0044】
ディスプレイ150に表示される波形について、時間軸440の右にプロットされるほど過去であることを表現し、時間軸440の左にプロットされるほど現在に近いことを表現する、よって波形は時間の経過に伴い左から右に流れていく。
【0045】
以上により、モニター搭載の接点入力端子を介して外部から入力されるON/OFF信号とアンシラリ情報を波形データに変換して時間軸を同じくして1画面に表示することから、ユーザーはON/OFF信号にて素材の始まりと終わり、あるいは素材中の特定期間を把握でき、その期間中のアンシラリ情報(字幕文、CS、音声)の変化とその順番を視覚的にリアルタイムで把握することが可能となる。
【符号の説明】
【0046】
101 SDI信号
103 コンバータ
105 映像データ
107 アンシラリデコーダ
120,122,124,126 アンシラリデータ
145 画像データ
150 ディスプレイ
160 モニター
170 スイッチ走査あるいはPC制御
310,312,314,316 アンシラリ波形データ
320 波形合成
330 アンシラリ情報&項目選択
400 アンシラリ波形A
402 トリガフラグ
410 アンシラリ波形B
412 CSフラグ
420 アンシラリ波形C
422 CMキャッチフラグ
430 アンシラリ波形D
432 音声レベル波形
434 音声レベルスケール
440 時間軸
500 表示時間
700 内部時計
701 時間情報
702 時計情報コンバータ
703 時計データ
704 アンシラリ&時間波形コンバータ
705 時間波形データ
710 時間設定
800 監視波形
801 監視フラグ
802 開始時間
803 終了時間
900 メモリ制御&ビデオ切替
901 メモリコントローラ
902 内部メモリデータ
903 内部メモリ
904 画像表示モニタ
905 外部メモリデータ
906 外部メモリ
1001 ON/OFF信号
1002 ON/OFFコンバータ
1003 ON/OFFデータ
1004 アンシラリ&時間&ON/OFF波形コンバータ
1005 ON/OFF波形データ
1006 ON/OFFディレイ調整
1100 ON/OFF波形
1101 ON/OFFフラグ
1110 アンシラリ波形E
1112 字幕文フラグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
波形表示モニターにおいて、外部から入力されるON/OFF信号を波形に変換したものと、映像信号に多重されるアンシラリ情報を波形に変換したものとを同一時間軸上に配置して1画面内に表示する機能を持つことを特徴とするモニター。
【請求項2】
前記、ON/OFF信号とアンシラリ情報を波形に変換して同一時間軸上に配置して表示する機能は、モニター搭載の接点入力端子からON/OFF信号が入力できることを特徴とする請求項1に記載のモニター。
【請求項3】
前記、ON/OFF信号とアンシラリ情報を波形に変換して同一時間軸上に配置して表示する機能は、モニター搭載のスイッチ操作や外部PCからON/OFF信号の時間軸上の配置を調整できるディレイ調整機能を持つことを特徴とする請求項1、2に記載のモニター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−90020(P2012−90020A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−234102(P2010−234102)
【出願日】平成22年10月19日(2010.10.19)
【出願人】(000101330)アストロデザイン株式会社 (28)
【Fターム(参考)】