説明

アンチセンスオリゴヌクレドチドによるSTAT3発現の調節

【課題】ヒトSTAT3の発現を抑制するための化合物、組成物、及び方法の提供。
【解決手段】組成物は、STAT3をコードする核酸を標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチドを含む。STAT3の発現の抑制及びアポトーシスの促進のための、これらオリゴヌクレオチドの使用。オリゴヌクレオチドは、STAT3をコードする、好ましくはmRNAである核酸分子と特異的にハイブリダイズする。STAT3の過剰発現若しくは構成的な活性化、又は不十分なアポトーシスに関連した疾病、特に炎症性疾患及び癌の治療方法。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)配列番号154で示されるヌクレオチド配列のヌクレオチド2790〜3140、(b)配列番号154で示されるヌクレオチド配列のヌクレオチド2983〜3127、または(c)配列番号154で示されるヌクレオチド配列のヌクレオチド2983〜3066を標的とする、STAT3をコードする核酸分子と特異的にハイブリダイズし、STAT3の発現を阻害することができる長さが8〜80核酸塩基であるアンチセンス化合物。
【請求項2】
STAT3をコードする核酸分子と100%相補的である請求項1記載のアンチセンス分子。
【請求項3】
長さが(a)12〜50核酸塩基、(b)13〜40核酸塩基、または(c)15〜30核酸塩基である
請求項1または2に記載のアンチセンス分子。
【請求項4】
少なくとも一つの修飾されたヌクレオシド間結合を有する請求項1〜3のいずれかに記載のアンチセンス化合物。
【請求項5】
修飾されたヌクレオシド間結合がホスホロチオエート結合である請求項4記載のアンチセンス化合物。
【請求項6】
少なくとも一つの置換された糖部分を含む請求項1〜5のいずれかに記載のアンチセンス化合物。
【請求項7】
置換された糖部分が2’−O−(2−メトキシエチル)部分である請求項6に記載のアンチセンス化合物。
【請求項8】
少なくとも一つの修飾核酸塩基を含む請求項1〜7のいずれかに記載のアンチセンス化合物。
【請求項9】
修飾核酸塩基が5−メチルシトシンである請求項8に記載のアンチセンス化合物。
【請求項10】
キメラオリゴヌクレオチドである請求項1〜9のいずれかに記載のアンチセンス化合物。
【請求項11】
ギャップマーである請求項10に記載のアンチセンス化合物。
【請求項12】
デオキシヌクレオチドを含む第1領域と、少なくとも一つの2’−O−(2−メトキシエチル)ヌクレオチドを含む、該第1領域と隣接する第2および第3領域を有するキメラオリゴヌクレオチドである請求項11に記載のアンチセンス化合物。
【請求項13】
該第1領域の長さが10デオキシヌクレオチドであり、該第2および第3領域の長さがそれぞれ5ヌクレオチドである請求項12に記載のアンチセンス化合物。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれかに記載のアンチセンス化合物と医薬的に許容される担体または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項15】
治療または予防に用いるための請求項1〜13のいずれかに記載のアンチセンス化合物。
【請求項16】
異常な炎症状態または炎症性疾患を治療または予防するのに用いるための請求項15に記載のアンチセンス化合物。
【請求項17】
リウマチ性関節炎を治療または予防するのに用いるための請求項16に記載のアンチセンス化合物。
【請求項18】
癌を治療または予防するのに用いるための請求項15に記載のアンチセンス化合物。
【請求項19】
乳癌、前立腺癌、脳もしくは頭部および頸部の癌、骨髄腫、黒色腫、白血病、またはリンパ腫からなる群より選択される癌を治療または予防するのに用いるための請求項18に記載のアンチセンス化合物。

【公開番号】特開2012−213399(P2012−213399A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−129201(P2012−129201)
【出願日】平成24年6月6日(2012.6.6)
【分割の表示】特願2006−552100(P2006−552100)の分割
【原出願日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(595104323)アイシス ファーマシューティカルズ, インコーポレーテッド (53)
【Fターム(参考)】