説明

アントラセン誘導体及びこれを用いた有機電界発光素子

本発明は、アントラセン誘導体及びこれを用いた有機電界発光素子に関し、より詳しくは、素子特性に優れたアントラセン部分(moiety)と蛍光特性に優れたフルオレンなどの部分(moiety)とが互いに融合したコア(例えば、インデノアントラセン(indenoanthracene)コア)を有しながら、前記コアに電子伝達能力を有する置換基(例えば、ベンズイミダゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンズオキサゾール基、ピリジニル基またはビピリジニル基などのヘテロ環基)が置換された新規な化合物;及び陽極と陰極との間に介在し、前記新規な化合物を含有する有機物層を含み、発光効率、輝度、熱的安定性、駆動電圧、寿命などの特性が向上した有機電界発光素子に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なアントラセン誘導体及びこれを用いた有機電界発光素子に関し、より具体的には、素子特性に優れたアントラセン部分(moiety)と蛍光特性に優れたフルオレンなどの部分(moiety)とが互いに結合されたコアを有しながら前記コアに電子伝達能力を有する置換基が置換された新規な化合物;及び陽極と陰極との間に介在し、前記新規な化合物を含有する有機物層を含み、発光効率、輝度、熱的安定性、駆動電圧、寿命などの特性が向上した有機電界発光素子に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、有機発光現象とは、有機物質に電気エネルギーを印加した時に光が出る現象を意味する。即ち、陽極(アノード)と陰極(カソード)との間に有機物層を位置させた場合、両電極間に電圧をかけると、陽極では正孔が、陰極では電子が有機物層に注入されるようになる。注入された正孔と電子とが出会うと、励起子(エキシトン)が形成され、この励起子が基底状態に落ちる時に発光するようになる。
【0003】
有機電界発光素子に関する研究は、1950年代にBernanoseが有機色素を含有した高分子薄膜に高交流電圧を印加することで有機薄膜から発光を観測し、1965年にはアントラセン単結晶に電流を印加することで一重項励起子を発生させて青色蛍光を得た。
【0004】
有機電界発光素子を効率的に作るための方法としては、素子内の有機物層を単層でなく多層構造として製造する研究が行われている。1987年にTangによって正孔層と発光層の機能層とに分けた積層構造の有機電界発光素子が提示され、現在使用されている有機電界発光素子の多くは、基板、陽極、陽極に正孔を受け取る正孔注入層、正孔を伝達する正孔伝達層、正孔と電子とが再結合して光を出す発光層、電子を伝達する電子伝達層、陰極から電子を受け取る電子注入層及び陰極から構成される。このように有機電界発光素子を多層にする理由は、正孔と電子とは、その移動速度が相異し、従って、適切な正孔注入層及び伝達層、電子伝達層及び電子注入層を設けると、正孔と電子とが効果的に伝達され、素子内正孔と電子とのバランスが良くなり、発光効率を高めることができるためである。
【0005】
電子輸送の材料に関する最初の報告としては、オキサジアゾール誘導体(PBD)が挙げられる。その後、トリアゾール誘導体(TAZ)及びフェナントロリン誘導体(BCP)が電子輸送性を示すことが報告された。電子輸送層については、有機単分子物質として、電子に対する安定度と電子移動速度が相対的に優れた有機金属錯体などが挙げられるが、安定性に優れ、且つ電子親和力の大きなAlq3が最も優れていることが報告され、現在、最も基本的に使用されている。また、従来公知の電子輸送用物質としては、Sanyo社が発表したフラボン誘導体またはChisso社製のゲルマニウム及びシリコーンシクロペンタジエン誘導体などが知られている(特開平10−17860号公報、特開平11−87067号公報)。
【0006】
また、従来の電子注入及び輸送層用物質としては、イミダゾール基、オキサゾール基、チアゾール基を有する有機単分子物質が数多く報告されている。しかし、このような物質が電子輸送用物質として報告される前に、モトローラ社の欧州特許出願公開第0700917号(EU 0700917 A2)には、このような物質の金属錯体化合物が有機発光素子の青色発光層または青緑色発光層に適用されたことが報告されている。
【0007】
1996年にコダック社が発表した、米国特許第5645948号に記載のTPBIは、イミダゾール基を有する代表的な電子輸送層用物質として知られており、その構造は、ベンゼンの1,3,5の置換位置に3つのN−フェニルベンズイミダゾール基を含有し、機能的には、電子を伝達する能力だけでなく、発光層からの正孔を遮断する機能を有するが、熱的安定性に劣るため、実際素子への適用は難しいという問題点がある。
【0008】
また、特開平11−345686号公報では、電子輸送用物質は、オキサゾール基、チアゾール基を含有しており、発光層にも適用可能であると報告されているが、駆動電圧、輝度及び素子寿命の側面において、実用化には未だ至っていない。
【0009】
従って、上述のような従来の問題点を克服し、有機電界発光素子の特性をさらに向上させるため、有機電界発光素子において、電子輸送用物質として使用できる、より安定的で且つ効率的な材料の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平10−17860号公報
【特許文献2】特開平11−87067号公報
【特許文献3】欧州特許出願公開第0700917号
【特許文献4】米国特許第5645948号
【特許文献5】特開平11−345686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記の問題点を解決するため、本発明の目的は、有機電界発光素子に適用できる新規な化合物を提供することにある。また、本発明の目的は、前記新規な化合物を含み、駆動電圧が低く、発光効率、輝度、熱的安定性及び寿命が向上した有機電界発光素子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、下記の化1で示される化合物を提供する。
【0013】
【化1】

【0014】
式中、Xは、CR、NR、O、S、S(=O)、S(=O)、またはSiRであり;
〜Rは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素、重水素、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C40のアリールオキシ基、C〜C40のアリール基、C〜C40のヘテロアリール基、下記の化2で示される置換基または化3で示される置換基であり、
このとき、R、R、R及びRの少なくとも1つは、下記の化2で示される置換基または化3で示される置換基であり;
【0015】
【化2】

【0016】
【化3】

【0017】
式中、Yは、N−R、S、またはOであり;
〜R10は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素、重水素、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C40のアリールオキシ基、C〜C40のアリール基、またはC〜C40のヘテロアリール基であり;
Aは、単一結合、C〜C40のアリーレン(arylene)基、またはC〜C40のヘテロアリーレン(heteroarylene)基である。
【0018】
また、本発明は、陽極、陰極及び前記陽極と陰極との間に介在した少なくとも1層の有機物層を含む有機電界発光素子であって、前記少なくとも1層の有機物層の少なくともいずれか1つは、本発明の前記化1で示される化合物を含む有機物層であることを特徴とする有機電界発光素子を提供する。本発明において、前記化1で示される化合物を含む有機物層は、電子輸送層であることが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る化1で示される化合物は、電子輸送性能に優れているため、これを有機発光素子の電子輸送層材料として採用する場合、従来Alq3を使用する場合に比べて電圧及び効率の点において優れた性能を発揮する。従って、本発明に係る化1で示される化合物は、有機発光素子の性能改善及び寿命向上に大きく寄与でき、特に、このような電子輸送性能の向上は、フルカラー有機発光パネルにおける性能最大化にも大きな効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の化1で示される化合物は、素子特性に優れたアントラセン部分(moiety)と蛍光特性に優れたフルオレンなどの部分(moiety)とが互いに融合したコア(例えば、インデノアントラセン(indenoanthracene)コア)を有しながら、前記コアに電子伝達能力を有する置換基として前記化2または化3で示される置換基(例えば、ベンズイミダゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンズオキサゾール基、ピリジニル基またはビピリジニル基などのヘテロ環基)が置換された化合物であり、一種のアントラセン誘導体である。
【0021】
従って、本発明の化1で示される化合物は、有機発光素子において、正孔注入物質、正孔輸送物質、発光物質、電子輸送物質または電子注入物質として使用でき、好ましくは、電子輸送物質、または電子注入及び輸送物質として使用することができる。
【0022】
本発明の化1で示される化合物において、前記R〜R10の、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C40のアリールオキシ基、C〜C40のアリール基、またはC〜C40のヘテロアリール基は、それぞれ独立に、重水素、ハロゲン、ニトリル基、ニトロ基、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のアルコキシ基、C〜C40のアミノ基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアリール基、またはC〜C40のヘテロアリール基で置換されることができる。一例として、前記アルキル基の水素が上述の置換基に置換されることができる。
【0023】
本発明の化1で示される化合物において、R、R、R及びRの少なくとも1つは、前記化2で示される置換基または化3で示される置換基である。
〜R10において、C〜C40のヘテロアリール基は、特に限定されないが、例えば、ピリジニル、キノリニル、イソキノリニル、カルバゾリル、N−カルバゾールフェニルなどが挙げられる。
【0024】
また、R〜R10において、C〜C40のアリール基は、特に限定されないが、下記の化4の構造式からなる群から選択されることができる。
【0025】
【化4】

【0026】
式中、Q〜Qは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素、重水素、ハロゲン、ニトリル基、ニトロ基、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のアルコキシ基、C〜C40のアミノ基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアリール基、またはC〜C40のヘテロアリール基である。
【0027】
また、前記Q〜Qにおける、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルコキシ基、C〜C40のアミノ基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリール基及びC〜C40のヘテロアリール基は、それぞれ独立に、重水素、ハロゲン、ニトリル基、ニトロ基、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のアルコキシ基、C〜C40のアミノ基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアリール基、またはC〜C40のヘテロアリール基で置換されることができる。
【0028】
また、前記化2で示される置換基及び化3で示される置換基において、前記Aは、単結合、C〜C40のアリーレン基、またはC〜C40のヘテロアリーレン基である。前記C〜C40のアリーレン基は、前記化4の構造式からなる群から選択されるアリーレン基であることができる。また、前記C〜C40のヘテロアリーレン基としては、ピリジニル、キノリン、イソキノリンなどが挙げられるが、これらに制限されない。
【0029】
下記の化合物A〜Eは、本発明の化1で示される化合物の代表例であるが、本発明の化1で示される化合物は、これらに限定されないものではない。
【0030】
【化5】

【0031】
【化6】

【0032】
【化7】

【0033】
【化8】

【0034】
【化9】

【0035】
【化10】

【0036】
【化11】

【0037】
【化12】

【0038】
【化13】

【0039】
【化14】

【0040】
【化15】

【0041】
【化16】

【0042】
【化17】

【0043】
【化18】

【0044】
【化19】

【0045】
【化20】

【0046】
下記の反応式1は、先に挙げた本発明に係る化合物を製造するための反応式の例であるが、これらに限定されず、当業界で公知の反応及び試薬を適宜適用することができる。
【0047】
【化21】

【0048】
式中、R及びRは、それぞれ独立に、重水素、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C40のアリールオキシ基、C〜C40のアリール基、C〜C40のヘテロアリール基、前記化2で示される置換基または化3で示される置換基である。
【0049】
本発明は、陽極、陰極及び前記陽極と陰極との間に介在した少なくとも1層の有機物層を含む有機電界発光素子であって、前記少なくとも1層の有機物層の少なくともいずれか1つは、本発明の前記化1で示される化合物を含む有機物層であることを特徴とする有機電界発光素子を提供する。なお、前記化1で示される化合物は、有機物層に1種または2種以上含まれることができる。
【0050】
本発明の化1で示される化合物を含む有機物層は、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び電子注入層のいずれか1つであることができる。好ましくは、前記化1で示される化合物は、電子輸送物質、または電子注入及び輸送物質として有機電界発光素子に含まれることができ、これにより、有機電界発光素子は、駆動電圧が低く、発光効率、輝度、熱的安定性及び寿命が向上できる。従って、好ましくは、前記化1で示される化合物を含む有機物層は、電子輸送層である。
【0051】
また、本発明に係る有機電界発光素子は、本発明の化1で示される化合物を含む有機物層の他に、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び/または電子注入層を含むことができる。
【0052】
本発明に係る有機電界発光素子の構造としては、例えば、基板、陽極、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び陰極が順次積層されることができるが、これに制限されない。なお、前記電子輸送層は、前記化1で示される化合物を含むものである。前記電子輸送層の上には、電子注入層が位置することができる。
【0053】
また、本発明に係る有機電界発光素子は、上述のように、陽極、少なくとも1層の有機物層及び陰極が順次積層された構造であり、また、電極と有機物層との界面に絶縁層または接着層を挿入することができる。
【0054】
本発明の有機電界発光素子において、前記化1で示される化合物を含む前記有機物層は、真空蒸着法または溶液塗布法によって形成されることができる。前記溶液塗布法としては、例えば、スピンコート法、ディップコート法、ドクターブレードコート法、インクジェット印刷法、熱転写法などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0055】
本発明の有機電界発光素子は、有機物層の少なくとも1層を、本発明の化1で示される化合物を含むように形成した以外は、当業界で公知の材料及び方法で有機物層及び電極を形成することで製造することができる。
【0056】
例えば、基板としては、シリコンウェハ、石英またはガラス板、金属板、プラスチックフィルム、シートなどを使用することができる。
【0057】
陽極物質としては、バナジウム、クロム、銅、亜鉛、金のような金属またはこれらの合金;亜鉛酸化物、インジウム酸化物、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)のような金属酸化物;ZnO:AlまたはSnO:Sbのような金属と酸化物との組み合せ;ポリチオフェン、ポリ(3−メチルチオフェン)、ポリ[3,4−(エチレン−1,2−ジオキシ)チオフェン](PEDT)、ポリピロール及びポリアニリンのような伝導性ポリマー;またはカーボンブラックなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0058】
陰極物質としては、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、チタニウム、インジウム、イットリウム、リチウム、ガドリニウム、アルミニウム、銀、スズまたは鉛のような金属またはこれらの合金;LiF/AlまたはLiO/Alのような多層構造物質などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0059】
また、前記正孔注入層、正孔輸送層及び発光層は、特に限定されず、当業界で公知のものを使用することができる。
【実施例】
【0060】
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、これらは、本発明の例示に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0061】
[合成例1:2−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレンの合成]
2−ブロモ−9H−フルオレン44.1g(0.18mol)を1Lフラスコに入れ、ジメチルスルホキシド500mlを添加した後、蒸留水20mlに溶かしたKOH94.25g(1.443mol)を添加した。0℃でヨードメタン76.85g(0.541mol)を徐々に滴下した後、常温に昇温して攪拌した。反応終了後、反応溶液を蒸留水1Lに入れて30分間攪拌した後、生成した固体をろ過した。生成した固体からコラムクロマトグラフィにより2−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン34g(収率96.9%)を得た。
GC-Mass(理論値:272.02g/mol、測定値:272g/mol)
【0062】
[合成例2:2−(7−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸の合成]
2−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン40g(0.146mol)と、無水フタル酸23.8g(0.161mol)を反応容器に入れ、ジクロロメタン1Lを添加した。0℃で塩化アルミニウム29.2g(0.219mol)を徐々に添加した後、常温で12時間攪拌した。反応終了後、最終反応液に蒸留水を徐々に添加した後、ジクロロメタンで抽出し、蒸留水で3回水洗した後、溶媒を除外し、生成した固体をヘキサン2L容器に入れて洗浄した後、ろ過し、乾燥して2−(7−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸50.4g(収率82%)を得た。
1H-NMR(500MHz, THF-d8): 8.44 (t, 1H), 8.23 (d, 1H), 7.96 (m, 6H), 7.72 (m, 5H), 7.55(t, 1H), 1.67 (s, 6H).
【0063】
[合成例3:2−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオンの合成]
2−(7−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸20g(0.061mol)をフラスコに入れ、ここにポリリン酸50mlを加えた後、2時間の間130℃に加熱した。50℃以下までに冷却した後、蒸留水を徐々に加え、生成した固体をろ過した後、少量のメタノールで洗浄し、乾燥して2−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン16.6g(収率81%)を得た。
1H-NMR(500MHz, THF-d8): 8.29 (t, 2H), 8.09 (s, 2H), 7.85 (d, 2H), 7.72 (m, 3H), 1.67 (s, 6H).
【0064】
[合成例4:2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
ブロモベンゼン8.5g(0.054mol)をフラスコに入れ、THF200mlを添加して溶解させた後、−78℃でn−BuLi38.4ml(0.06mol)を徐々に滴下した。温度を維持しながら1時間攪拌した後、2−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン10g(0.024mol)を添加し、常温で17時間攪拌した。反応終了後、蒸留水で洗浄及び酢酸エチルで抽出した後、カラムクロマトグラフィにより2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール11g(収率82%)を得た。
1H-NMR(500MHz, THF-d8) : 7.96 (d, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.37 (t, 2H), 7.31(d, 2H), 7.19(m, 9H), 7.10 (t, 2H), 1.69 (s, 6H).
【0065】
[合成例5:2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール4.19g(0.0075mol)とヨウ化カリウム(potassium idodide)12.45g(0.075mol)及び次亜リン酸ナトリウム6g(0.037mol)をフラスコに入れて酢酸200mlに懸濁させた後、5時間加熱及び攪拌を行った。反応終了後、反応液を過量の蒸留水に入れて固体を生成させ、蒸留水で洗浄した後、ろ過及びカラムクロマトグラフィにより2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.9g(収率74%)を得た。
1H-NMR(500MHz, THF-d8) : 8.11 (s, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.91 (d, 2H), 7.72 (s, 2H), 7.65 (m, 5H), 7.48(t, 2H), 7.34(m, 4H), 7.26 (t,2H), 1.67 (s, 6H).
【0066】
[実施例1:Inv−1の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.9g(0.0056mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸1.3g(0.0056mol)、Pd(PPh 0.19g(0.0017mol)をフラスコに入れ、窒素充填下でトルエン100mlに溶解させた。炭酸ナトリウム1.78g(0.0168mol)を溶かした水溶液30mlを添加させた後、5時間還流攪拌した。反応終了後、ジクロロメタンで抽出し、ヘキサン:MC=9:1(v:v)でカラムクロマトグラフィを行い、化合物Inv−1を2.5g(収率70%)得た。
GC-Mass(理論値:638.80g/mol、測定値:638g/mol)
【0067】
[実施例2:Inv−10の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.9g(0.0056mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.8g(0.0056mol)を入れ、トルエン100mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−10を3g(収率75%)得た。
GC-Mass(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0068】
[実施例3:Inv−19の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.9g(0.0056mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.8g(0.0056mol)を入れ、トルエン100mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−19を2.8g(収率70%)得た。
GC-Mass(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0069】
[実施例4:Inv−28の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.9g(0.0056mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸0.91g(0.0056mol)を入れ、トルエン100mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−28を2.5g(収率79%)得た。
GC-Mass(理論値:563.69g/mol、測定値:563g/mol)
【0070】
[実施例5:Inv−45の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.9g(0.0056mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1g(0.0056mol)を入れ、トルエン100mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−45を2.6g(収率80%)得た。
GC-Mass(理論値:579.75g/mol、測定値:579g/mol)
【0071】
[実施例6:Inv−54の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.9g(0.0056mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.42g(0.0056mol)を入れ、トルエン100mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−54を2.4g(収率65%)得た。
GC-Mass(理論値:655.85g/mol、測定値:655g/mol)
【0072】
[実施例7:Inv−62の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.9g(0.0056mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン1.58g(0.0056mol)を入れ、トルエン100mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−62を2.7g(収率80%)得た。
GC-Mass(理論値:600.75g/mol、測定値:600g/mol)
【0073】
[合成例6:2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
2−ブロモナフタレン11.18g(0.054mol)をフラスコに入れ、THF200mlを添加して溶解させた。−78℃でn−BuLi39.4ml(0.06mol)を徐々に滴下し、温度を維持しながら1時間攪拌した後、2−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン10g(0.024mol)を添加し、常温で12時間攪拌した。反応終了後、蒸留水で洗浄及び酢酸エチルで抽出した後、カラムクロマトグラフィにより2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール11.38g(収率72%)を得た。
1H-NMR(500MHz, THF-d8): 7.95 (d, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.70 (d, 2H), 7.64 (m, 8H), 7.61 (d, 2H), 7.45(m, 4H), 7.24(s, 1H), 7.18 (m, 4H), 1.68 (s, 6H).
【0074】
[合成例7:2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−2−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール5g(0.0075mol)とKI12.45g(0.075mol)、次亜リン酸ナトリウム6g(0.037mol)をフラスコに入れ、酢酸200mlに入れ、5時間加熱攪拌した。反応終了後、反応液を過量の蒸留水に入れて固体を生成させ、蒸留水で洗浄した後、ろ過及びカラムクロマトグラフィにより2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン3.56g(収率76%)を得た。
1H-NMR(500MHz, THF-d8) : 8.02 (d, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.73 (d, 2H), 7.65 (m, 8H), 7.61 (d, 2H), 7.55(m, 4H), 7.34(s, 1H), 7.21 (m, 4H), 1.71 (s, 6H)
【0075】
[実施例8:Inv−2の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸1.9g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−2を4.5g(収率76%)得た。
GC-Mass(理論値:738.91g/mol、測定値:738g/mol)
【0076】
[実施例9:Inv−11の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.51g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−11を5.2g(収率81%)得た。
GC-Mass(理論値:815.01g/mol、測定値:815g/mol)
【0077】
[実施例10:Inv−20の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.51g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−20を5.0g(収率78%)得た。
GC-Mass(理論値:815.01g/mol、測定値:815g/mol)
【0078】
[実施例11:Inv−29の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.3g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−29を3.6g(収率71%)得た。
GC-Mass(理論値:663.80g/mol、測定値:663g/mol)
【0079】
[実施例12:Inv−38の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.9g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−38を4.3g(収率73%)得た。
GC-Mass(理論値:739.90g/mol、測定値:739g/mol)
【0080】
[実施例13:Inv−46の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.43g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−46を3.8g(収率70%)得た。
GC-Mass(理論値:679.87g/mol、測定値:679g/mol)
【0081】
[実施例14:Inv−55の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.04g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−55を4.2g(収率70%)得た。
GC-Mass(理論値:755.96g/mol、測定値:755g/mol)
【0082】
[実施例15:Inv−63の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン2.26g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−63を3g(収率53%)得た。
GC-Mass(理論値:700.87g/mol、測定値:700g/mol)
【0083】
[合成例8:2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモナフタレン11.18g(0.054mol)を入れた以外は、合成例6と同様にして2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール9.8g(収率62%)を得た。
GC-Mass(理論値:659.61g/mol、測定値:659g/mol)
【0084】
[合成例9:2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−1−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール5g(0.0075mol)を入れた以外は、合成例7と同様にして2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン3g(収率63%)を得た。
GC-Mass(理論値:625.59g/mol、測定値:625g/mol)
【0085】
[実施例16:Inv−3の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸1.9g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−3を4.0g(収率67%)得た。
【0086】
[実施例17:Inv−12の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.51g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−12を5.1g(収率78%)得た。
GC-Mass(理論値:738.91g/mol、測定値:738g/mol)
【0087】
[実施例18:Inv−21の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.51g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−21を3.5g(収率54%)得た。
GC-Mass(理論値:815.01g/mol、測定値:815g/mol)
【0088】
[実施例19:Inv−30の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.3g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−30を3.2g(収率60%)得た。
GC-Mass(理論値:663.80g/mol、測定値:663g/mol)
【0089】
[実施例20:Inv−39の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.9g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−39を3.5g(収率59%)得た。
GC-Mass(理論値:739.90g/mol、測定値:739g/mol)
【0090】
[実施例21:Inv−47の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.43g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−47を3.1g(収率57%)得た。
GC-Mass(理論値:679.87g/mol、測定値:679g/mol)
【0091】
[実施例22:Inv−64の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6−11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.008mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン2.26g(0.008mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−64を3.2g(収率57%)得た。
GC-Mass(理論値:700.87g/mol、測定値:700g/mol)
【0092】
[合成例10:6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
4−ブロモビフェニル12.58g(0.054mol)をフラスコに入れ、THF200mlを添加して溶解させた。−78℃でn−BuLi38.4ml(0.06mol)を徐々に滴下した後、温度を維持しながら1時間攪拌した後、2−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン10g(0.024mol)を添加し、常温で12時間攪拌した。反応終了後、蒸留水で洗浄及び酢酸エチルで抽出した後、カラムクロマトグラフィにより6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール10.8g(収率63%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:711.68g/mol、測定値:711g/mol)
【0093】
[合成例11:6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール5.33g(0.0075mol)を入れた以外は、合成例7と同様にして6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.9g(収率57%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:677.67g/mol、測定値:677g/mol)
【0094】
[実施例23:Inv−4の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸1.76g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−4を3.8g(収率66%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:790.99g/mol、測定値:790g/mol)
【0095】
[実施例24:Inv−13の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.32g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−13を5.5g(収率85%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:867.08g/mol、測定値:867g/mol)
【0096】
[実施例25:Inv−22の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.32g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−22を4.3g(収率67%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:867.08g/mol、測定値:867g/mol)
【0097】
[実施例26:Inv−31の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.2g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−31を3.0g(収率56%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:715.88g/mol、測定値:715g/mol)
【0098】
[実施例27:Inv−40の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.76g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−40を3.2g(収率55%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:791.97g/mol、測定値:791g/mol)
【0099】
[実施例28:Inv−48の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.32g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−48を3.3g(収率61%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:731.94g/mol、測定値:731g/mol)
【0100】
[実施例29:Inv−56の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.88g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−56を3.8g(収率64%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:808.04g/mol、測定値:807g/mol)
【0101】
[実施例30:Inv−65の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン2.08g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−65を3.2g(収率57%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:752.94g/mol、測定値:752g/mol)
【0102】
[合成例12:2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
2−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン14.75g(0.054mol)をフラスコに入れ、THF200mlを添加して溶解させた。−78℃でn−BuLi38.4ml(0.06mol)を徐々に滴下し、温度を維持しながら1時間攪拌した後、2−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン10g(0.024mol)を添加し、常温で12時間攪拌した。反応終了後、蒸留水で洗浄及び酢酸エチルで抽出した後、カラムクロマトグラフィにより2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール12.2g(収率64%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:791.81g/mol、測定値:791g/mol)
【0103】
[合成例13:2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
2−ブロモ−6−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−3−イル)−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール5.95g(0.0075mol)を入れた以外は、合成例7と同様にして6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−2−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン3.1g(収率54%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:757.80g/mol、測定値:757g/mol)
【0104】
[実施例31:Inv−7の合成]
2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イルボロン酸1.57g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−7を3.5g(収率61%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:871.12g/mol、測定値:871g/mol)
【0105】
[実施例32:Inv−16の合成]
2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.07g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−16を4.8g(収率77%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:947.21g/mol、測定値:947g/mol)
【0106】
[実施例33:Inv−25の合成]
2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.07g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−25を4.5g(収率72%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:947.21g/mol、測定値:947g/mol)
【0107】
[実施例34:Inv−34の合成]
2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.07g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−34を2.9g(収率55%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:796.01g/mol、測定値:795g/mol)
【0108】
[実施例35:Inv−43の合成]
2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.57g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−43を3.3g(収率57%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:872.10g/mol、測定値:872g/mol)
【0109】
[実施例36:Inv−51の合成]
2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.18g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−51を2.8g(収率53%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:812.07g/mol、測定値:811g/mol)
【0110】
[実施例37:Inv−59の合成]
2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.68g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−59を3.5g(収率60%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:888.17g/mol、測定値:887g/mol)
【0111】
[実施例38:Inv−68の合成]
2−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン1.86g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−68を3.0g(収率55%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:833.07g/mol、測定値:832g/mol)
【0112】
[合成例14:2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
9−ブロモフェナントレン13.88g(0.054mol)をフラスコに入れ、THF200mlを添加して溶解させた。−78℃でn−BuLi38.4ml(0.06mol)を徐々に滴下し、温度を維持しながら1時間攪拌した後、2−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン10g(0.024mol)を添加し、常温で12時間攪拌した。反応終了後、蒸留水で洗浄及び酢酸エチルで抽出した後、カラムクロマトグラフィにより2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール13.1g(収率72%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:759.73g/mol、測定値:759g/mol)
【0113】
[合成例15:2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール5.69g(0.0075mol)を入れた以外は、合成例7と同様にして2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン3.5g(収率64%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:725.71g/mol、測定値:725g/mol)
【0114】
[実施例39:Inv−8の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸1.61g(0.0068mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−8を3.6g(収率63%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:839.03g/mol、測定値:838g/mol)
【0115】
[実施例40:Inv−17の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.14g(0.0068mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−17を4.1g(収率66%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:915.13g/mol、測定値:915g/mol)
【0116】
[実施例41:Inv−27の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.14g(0.0068mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−27を4.3g(収率69%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:915.13g/mol、測定値:915g/mol)
【0117】
[実施例42:Inv−35の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.11g(0.0068mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−35を3.1g(収率59%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:763.92g/mol、測定値:763g/mol)
【0118】
[実施例43:Inv−52の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.22g(0.0068mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−52を3.0g(収率56%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:779.99g/mol、測定値:779g/mol)
【0119】
[実施例44:Inv−60の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.73g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−60を3.2g(収率55%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:856.08g/mol、測定値:856g/mol)
【0120】
[実施例45:Inv−69の合成]
2−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン1.86g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−69を3.2g(収率59%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:800.98g/mol、測定値:800g/mol)
【0121】
[合成例16:4−ブロモ−2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸の合成]
フルオレン27.78g(0.143mol)と4−ブロモ無水フタル酸48.69g(0.214mol)を反応容器に入れ、ジクロロメタン700mlに溶解させた後、0℃で塩化アルミニウム28.7g(0.214mol)を徐々に添加し、常温で12時間攪拌した。反応終了後、蒸留水を徐々に添加した後、ジクロロメタンで抽出し、蒸留水で3回水洗した後、溶媒を除去し、生成した固体をヘキサン2L容器に入れて洗浄した後、ろ過し、乾燥して4−ブロモ−2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸30g(収率50%)を得た。
1H NMR(500MHz, THF-d8) : 8.12 (d, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.92 (m, 3H), 7.84 (d, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.30 (t, 2H), 1.63 (s, 6H)
【0122】
[合成例17:9−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオンの合成]
4−ブロモ−2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸18.53g(0.044mol)をフラスコに入れ、ここにポリリン酸50mlを入れた後、2時間の間140℃に加熱した。50℃以下までに冷却し、蒸留水を徐々に添加した。生成した固体をろ過した後、少量のメタノールで洗い、乾燥して9−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン11g(収率62%)を得た。
1H NMR(500MHz, THF-d8) : 8.2 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.70 (m, 2H), 7.55 (d, 1H), 7.28 (t, 1H), 7.08 (t, 1H), 1.68 (s, 6H)
【0123】
[合成例18:9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
ブロモベンゼン8.5g(0.054mol)をフラスコに入れ、THF200mlを添加して溶解させた後、−78℃でn−BuLi38.4ml(0.06mol)を徐々に滴下した。温度を維持しながら1時間攪拌した後、9−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン10g(0.024mol)を添加し、常温で12時間攪拌した。反応終了後、蒸留水で洗浄及び酢酸エチルで抽出した後、カラムクロマトグラフィにより9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール8.5g(収率63%)を得た。
1H-NMR(500MHz, THF-d8) : 7.93 (d, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.48 (m, 2H), 7.34 (t, 2H), 7.31(d, 2H), 7.21(m, 9H), 7.15 (t, 2H), 1.67 (s, 6H).
【0124】
[合成例19:9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール4.19g(0.0075mol)とヨウ化カリウム12.45g(0.075mol)、次亜リン酸ナトリウム(sodium hypophosphite)6g(0.037mol)をフラスコに入れ、酢酸200mlに懸濁させた後、5時間加熱及び攪拌を行った。反応終了後、反応液を過量の蒸留水に入れて固体を生成させ、蒸留水で洗浄した後、ろ過及びカラムクロマトグラフィにより9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.9g(収率74%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:525.48g/mol、測定値:525g/mol)
【0125】
[実施例46:Inv−71の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0095mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸2.26g(0.0095mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−71を4.2g(収率69%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:638.80g/mol、測定値:638g/mol)
【0126】
[実施例47:Inv−80の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0095mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.98g(0.0095mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−80を4.8g(収率72%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0127】
[実施例48:Inv−89の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0095mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.14g(0.0095mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−89を4.6g(収率68%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0128】
[実施例49:Inv−98の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0095mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.11g(0.0095mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−98を3.1g(収率58%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:563.69g/mol、測定値:563g/mol)
【0129】
[実施例50:Inv−107の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0095mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.27g(0.0095mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−107を4.7g(収率77%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:639.78g/mol、測定値:639g/mol)
【0130】
[実施例51:Inv−117の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0095mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.7g(0.0095mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−117を2.5g(収率45%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:579.75g/mol、測定値:579g/mol)
【0131】
[実施例52:Inv−126の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0095mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.42g(0.0095mol)をトルエン150mlに溶解させ、実施例1と同様にしてInv−126を5.0g(収率80%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:655.85g/mol、測定値:655g/mol)
【0132】
[合成例20:9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
2−ブロモナフタレン16.77g(0.081mol)をフラスコに入れ、THF300mlを添加して溶解させた。−78℃でn−BuLi5.18g(0.081mol)を徐々に滴下し、1時間温度を維持しながら攪拌した後、9−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン10.88g(0.027mol)を添加した。常温で12時間攪拌した後、蒸留水で洗浄及び酢酸エチルで抽出し、カラムクロマトグラフィにより9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール12g(収率67%)を得た。
1H-NMR(500MHz, THF-d8) : 8.06 (d, 1H), 8.02 (d, 2H), 7.64 (d, 2H), 7.61 (d, 3H), 7.58 (t, 2H), 7.55 (t, 2H), 7.45 (m, 5H), 7.36 (d, 1H), 7.24 (m, 3H), 7.18 (s, 2H), 1.59 (s, 6H)
【0133】
[合成例21:9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール11.87g(0.018mol)とヨウ化カリウム29.88g(0.18mol)、次亜リン酸ナトリウム35.63g(0.297mol)をフラスコに入れ、酢酸300mlに懸濁させた後、5時間加熱及び攪拌を行った。反応終了後、反応液を過量の蒸留水に入れ、生成した固体を洗浄した後、ろ過及びカラムクロマトグラフィにより9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン8g(収率71%)を得た。
1H-NMR(500MHz, THF-d8) : 8.14 (s, 1H), 8.10 (d, 2H), 8.06 (m ,2H), 8.01 (d, 2H), 7.92 (d, 2H), 7.82 (d, 1H), 7.73 (m, 3H), 7.61 (d, 1H), 7.59 (m, 6H), 7.53 (d, 1H), 7.44 (t, 1H), 7.24 (t, 1H), 1.75 (s, 6H)
【0134】
[実施例53:Inv−72の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸1.88g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−72を3.2g(収率55%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:738.91g/mol、測定値:738g/mol)
【0135】
[実施例54:Inv−81の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.48g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−81を4.1g(収率64%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:815.01g/mol、測定値:815g/mol)
【0136】
[実施例55:Inv−90の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.48g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−90を4.6g(収率68%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:815.01g/mol、測定値:814g/mol)
【0137】
[実施例56:Inv−99の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.29g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−99を2.8g(収率53%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:663.80g/mol、測定値:663g/mol)
【0138】
[実施例57:Inv−108の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.88g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−108を3.9g(収率67%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:739.90g/mol、測定値:739g/mol)
【0139】
[実施例58:Inv−118の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.41g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−118を3.1g(収率57%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:679.87g/mol、測定値:679g/mol)
【0140】
[実施例59:Inv−127の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.01g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−127を4.4g(収率74%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:755.96g/mol、測定値:755g/mol)
【0141】
[合成例22:9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
2−ブロモナフタレンの代わりに1−ブロモナフタレン16.77g(0.081mol)を入れた以外は、合成例20と同様にして9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール9.85g(収率55%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:659.61g/mol、測定値:659g/mol)
【0142】
[合成例23:9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール11.87g(0.018mol)とヨウ化カリウム29.88g(0.18mol)、次亜リン酸ナトリウム35.63g(0.297mol)をフラスコに入れ、酢酸300mlに懸濁させた後、5時間加熱及び攪拌を行った。反応終了後、反応液を過量の蒸留水に入れ、生成した固体を洗浄した後、ろ過及びカラムクロマトグラフィにより9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.5g(収率57%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:625.59g/mol、測定値:625g/mol)
【0143】
[実施例60:Inv−73の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸1.88g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−73を3.0g(収率51%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:738.91g/mol、測定値:738g/mol)
【0144】
[実施例61:Inv−82の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.48g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−82を3.9g(収率61%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:815.01g/mol、測定値:815g/mol)
【0145】
[実施例62:Inv−91の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.48g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−91を4.2g(収率65%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:815.01g/mol、測定値:814g/mol)
【0146】
[実施例63:Inv−100の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.29g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−100を2.5g(収率48%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:663.80g/mol、測定値:663g/mol)
【0147】
[実施例64:Inv−109の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.88g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−109を4.1g(収率70%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:739.90g/mol、測定値:739g/mol)
【0148】
[実施例65:Inv−119の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.41g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−119を3.5g(収率65%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:679.87g/mol、測定値:679g/mol)
【0149】
[実施例66:Inv−128の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0079mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.01g(0.0079mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−128を4.1g(収率69%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:755.96g/mol、測定値:755g/mol)
【0150】
[合成例24:6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジ メチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
4−ブロモビフェニル12.58g(0.054mol)をフラスコに入れ、THF200mlを添加して溶解させた。−78℃でn−BuLi38.4ml(0.06mol)を徐々に滴下し、温度を維持しながら1時間攪拌した後、9−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン10g(0.024mol)を添加し、常温で15時間攪拌した。反応終了後、蒸留水で洗浄及び酢酸エチルで抽出した後、カラムクロマトグラフィにより6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール9.2g(収率54%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:711.68g/mol、測定値:711g/mol)
【0151】
[合成例25:6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジ メチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール5.33g(0.0075mol)を入れた以外は、合成例7と同様にして6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン3.1g(収率61%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:677.67g/mol、測定値:677g/mol)
【0152】
[実施例67:Inv−74の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸1.76g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−74を2.9g(収率50%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:790.99g/mol、測定値:790g/mol)
【0153】
[実施例68:Inv−83の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.32g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−83を4.9g(収率76%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:867.08g/mol、測定値:867g/mol)
【0154】
[実施例69:Inv−92の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.32g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−92を4.1g(収率64%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:867.08g/mol、測定値:867g/mol)
【0155】
[実施例70:Inv−101の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.2g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−101を2.8g(収率53%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:715.88g/mol、測定値:715g/mol)
【0156】
[実施例71:Inv−110の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.76g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−110を3.4g(収率58%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:791.97g/mol、測定値:791g/mol)
【0157】
[実施例72:Inv−120の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.32g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−120を3.5g(収率65%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:731.94g/mol、測定値:731g/mol)
【0158】
[実施例73:Inv−129の合成]
6,11−ジ(ビフェニル−4−イル)−9−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0074mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.88g(0.0074mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−129を4.1g(収率69%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:808.04g/mol、測定値:807g/mol)
【0159】
[合成例26:9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
2−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン14.75g(0.054mol)をフラスコに入れ、THF200mlを添加して溶解させた。−78℃でn−BuLi38.4ml(0.06mol)を徐々に滴下し、温度を維持しながら1時間攪拌した後、9−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン9.67g(0.024mol)を添加し、常温で12時間攪拌した。反応終了後、蒸留水で洗浄及び酢酸エチルで抽出した後、カラムクロマトグラフィにより9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール11.2g(収率66%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:791.81g/mol、測定値:791g/mol)
【0160】
[合成例27:9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール5.94g(0.0075mol)を入れた以外は、合成例7と同様にして9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン3.2g(収率56%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:757.80g/mol、測定値:757g/mol)
【0161】
[実施例74:Inv−77の合成]
9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸1.57g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−77を3.3g(収率57%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:871.12g/mol、測定値:871g/mol)
【0162】
[実施例75:Inv−86の合成]
9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.07g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−86を5.0g(収率80%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:947.21g/mol、測定値:947g/mol)
【0163】
[実施例76:Inv−95の合成]
9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.07g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−95を4.7g(収率75%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:947.21g/mol、測定値:947g/mol)
【0164】
[実施例77:Inv−104の合成]
9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.07g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−104を3.0g(収率57%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:796.01g/mol、測定値:795g/mol)
【0165】
[実施例78:Inv−114の合成]
9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.57g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−114を3.1g(収率54%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:872.10g/mol、測定値:872g/mol)
【0166】
[実施例79:Inv−123の合成]
9−ブロモ−6,11−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0066mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.18g(0.0066mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−123を3.0g(収率56%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:812.07g/mol、測定値:811g/mol)
【0167】
[合成例28:9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
9−ブロモフェナントレン13.88g(0.054mol)をフラスコに入れ、THF200mlを添加して溶解させた。−78℃でn−BuLi38.4ml(0.06mol)を徐々に滴下し、温度を維持しながら1時間攪拌した後、9−ブロモ−13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン9.67g(0.024mol)を添加し、常温で12時間攪拌した。反応終了後、蒸留水で洗浄及び酢酸エチルで抽出した後、カラムクロマトグラフィにより9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール11.7g(収率64%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:759.73g/mol、測定値:759g/mol)
【0168】
[合成例29:9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール5.69g(0.0075mol)を入れた以外は、合成例7と同様にして9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン3.1g(収率67%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:725.71g/mol、測定値:725g/mol)
【0169】
[実施例80:Inv−78の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル ボロン酸1.61g(0.0068mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−78を3.9g(収率68%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:839.03g/mol、測定値:838g/mol)
【0170】
[実施例81:Inv−87の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.14g(0.0068mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−87を4.5g(収率72%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:915.13g/mol、測定値:915g/mol)
【0171】
[実施例82:Inv−96の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.14g(0.0068mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−96を3.9g(収率63%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:915.13g/mol、測定値:915g/mol)
【0172】
[実施例83:Inv−105の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.11g(0.0068mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−105を3.4g(収率65%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:763.92g/mol、測定値:763g/mol)
【0173】
[実施例84:Inv−115の合成]
9−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジ(フェナントレン−9−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0068mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸1.63g(0.0068mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−115を2.9g(収率50%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:840.02g/mol、測定値:839g/mol)
【0174】
[合成例30:2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸の合成]
フルオレン20g(0.102mol)と無水フタル酸22.87g(0.154mol)を反応容器に入れ、ここにジクロロメタン400mlを添加した。0℃で塩化アルミニウム20.53g(0.154mol)を徐々に添加し、常温で12時間攪拌した。反応終了後、蒸留水を徐々に添加し、過量のジクロロメタンで抽出した後、蒸留水で3回水洗した。溶媒を除去した後、生成した固体をヘキサン1L容器に入れて水洗した後、ろ過し、乾燥して2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸27g(収率76%)を得た。
1H-NMR(500MHz, THF-d8) : 8.32 (t, 1H), 8.23 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.90 (m, 2H), 7.84 (d, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.66 (t, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.30 (m, 2H), 1.64 (s, 6H).
【0175】
[合成例31:13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオンの合成]
2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸27g(0.079mol)をフラスコに入れ、ここにポリリン酸300mlを入れた後、2時間の間140℃に加熱した。50℃以下までに冷却した後、蒸留水を徐々に添加した。生成した固体をろ過した後、少量のメタノールで洗い、乾燥して目的の化合物である13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン19g(収率74%)を得た。
1H NMR(500MHz, THF-d8) : 8.38 (s, 1H), 8.30 (t, 2H), 8.09 (s, 1H), 7.85 (d, 2H), 7.70 (d, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.30 (t, 2H), 1.57 (s, 6H)
【0176】
[合成例32:13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
13,13−ジメチル−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11(13H)−ジオン19g(0.058mol)を酢酸200mlに溶解させた後、57%HI50mlを入れ、48時間還流攪拌した。反応終了後、反応液に蒸留水500mlを添加し、生成した固体をろ過した後、トルエン200mlに再度溶かしてヨウ素(Iodine)4.56g(0.018mol)を入れ、3時間還流攪拌した。反応終了後、抽出及びカラムクロマトグラフィにより13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン10g(収率58%)を得た。
1H NMR(500MHz, THF-d8) : 8.30 (s, 1H), 8.22 (s, 2H), 8.06 (d, 1H), 7.91 (d, 2H), 7.76 (s, 1H), 7.50 (m, 3H), 7.39 (t, 2H), 1.75 (s, 6H)
【0177】
[合成例33:11−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン10g(0.034mol)とN−ブロモスクシンイミド7.68g(0.034mol)を四塩化炭素200mlに溶解させた後、60℃で8時間攪拌した。反応終了後、蒸留水で抽出した後、カラムクロマトグラフィにより11−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン9g(収率71%)を得た。
1H NMR(500MHz, THF-d8) : 8.30 (s, 1H), 8.25 (d, 1H), 8.06 (m, 3H), 7.76 (s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.55 (m, 3H), 7.24 (t, 1H), 1.72 (s, 6H),
【0178】
[合成例34:13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
11−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン9g(0.0241mol)とブロモベンゼン5.65g(0.036mol)、Pd(PPh0.83g(0.00072mol)、NaCO 7.6g(0.072mol)をフラスコに入れ、トルエン150ml及び蒸留水40mlに溶解させ、4時間還流攪拌した。反応終了後、塩化メチレンで抽出及びカラムクロマトグラフィにより13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.5g(収率73%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:370.48g/mol、測定値:370g/mol)
【0179】
[合成例35:6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.3g(0.017mol)とN−ブロモスクシンイミド3.76g(0.017mol)を四塩化炭素150mlに溶解させた後、60℃で4時間還流攪拌した。反応終了後、蒸留水で抽出及びカラムクロマトグラフィにより6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.2g(収率68%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:449.38g/mol、測定値:449g/mol)
【0180】
[実施例85:Inv−152の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−152を5.2g(収率74%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:638.80g/mol、測定値:638g/mol)
【0181】
[実施例86:Inv−171の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−171を5.4g(収率77%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:638.80g/mol、測定値:638g/mol)
【0182】
[実施例87:Inv−181の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.79g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−181を3.5g(収率65%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:487.59g/mol、測定値:487g/mol)
【0183】
[実施例88:Inv−191の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.97g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−191を3.5g(収率63%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:503.66g/mol、測定値:503g/mol)
【0184】
[実施例89:Inv−201の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.63g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−201を4.1g(収率66%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:563.69g/mol、測定値:563g/mol)
【0185】
[実施例90:Inv−211の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.80g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−211を4.3g(収率67%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:579.75g/mol、測定値:579g/mol)
【0186】
[実施例91:Inv−221の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−フェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン3.10g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−221を3.8g(収率66%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:524.65g/mol、測定値:524g/mol)
【0187】
[合成例36:13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
11−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン9g(0.0241mol)とナフタレン−2−イルボロン酸6.19g(0.036mol)を入れた以外は、合成例34と同様にして13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン7.2g(収率71%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:420.54g/mol、測定値:420g/mol)
【0188】
[合成例37:6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン7.15g(0.017mol)を入れた以外は、合成例35と同様にして6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.3g(収率74%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:499.44g/mol、測定値:499g/mol)
【0189】
[実施例92:Inv−153の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−153を5.8g(収率77%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:688.86g/mol、測定値:688g/mol)
【0190】
[実施例93:Inv−172の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−172を5.4g(収率71%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:688.86g/mol、測定値:688g/mol)
【0191】
[実施例94:Inv−182の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.79g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−182を4.1g(収率69%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:537.67g/mol、測定値:537g/mol)
【0192】
[実施例95:Inv−192の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.97g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−192を3.8g(収率62%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:553.71g/mol、測定値:553g/mol)
【0193】
[実施例96:Inv−202の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.63g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−202を4.3g(収率63%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:613.74g/mol、測定値:613g/mol)
【0194】
[実施例97:Inv−212の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.80g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−212を3.9g(収率56%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:629.81g/mol、測定値:629g/mol)
【0195】
[実施例98:Inv−222の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−2−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン3.10g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−222を4.2g(収率66%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:574.74g/mol、測定値:574g/mol)
【0196】
[合成例38:13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
11−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン9g(0.0241mol)とナフタレン−1−イルボロン酸6.19g(0.036mol)を入れた以外は、合成例34と同様にして13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン7.8g(収率76%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:420.54g/mol、測定値:420g/mol)
【0197】
[合成例39:6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン7.15g(0.017mol)を入れた以外は、合成例35と同様にして6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.8g(収率68%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:499.44g/mol、測定値:499g/mol)
【0198】
[実施例99:Inv−154の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−154を5.2g(収率69%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:688.86g/mol、測定値:688g/mol)
【0199】
[実施例100:Inv−173の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−173を5.8g(収率76%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:688.86g/mol、測定値:688g/mol)
【0200】
[実施例101:Inv−183の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.79g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−183を4.5g(収率76%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:537.67g/mol、測定値:537g/mol)
【0201】
[実施例102:Inv−193の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.97g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−193を4.0g(収率66%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:553.71g/mol、測定値:553g/mol)
【0202】
[実施例103:Inv−203の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.63g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−203を4.9g(収率73%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:613.74g/mol、測定値:613g/mol)
【0203】
[実施例104:Inv−213の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.80g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−213を3.7g(収率53%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:629.81g/mol、測定値:629g/mol)
【0204】
[実施例105:Inv−223の合成]
6−ブロモ−13,13−ジメチル−11−(ナフタレン−1−イル)−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.49g(0.011mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン3.10g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−223を5.3g(収率84%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:574.74g/mol、測定値:574g/mol)
【0205】
[合成例40:11−(ビフェニル−4−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
11−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン9g(0.0241mol)とビフェニル−4−イルボロン酸7.12g(0.036mol)を入れた以外は、合成例34と同様にして11−(ビフェニル−4−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン8.1g(収率75g)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:446.58g/mol、測定値:446g/mol)
【0206】
[合成例41:11−(ビフェニル−4−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
11−(ビフェニル−4−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン7.59g(0.017mol)を入れた以外は、合成例35と同様にして11−(ビフェニル−4−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.3g(収率71%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:525.48g/mol、測定値:525g/mol)
【0207】
[実施例106:Inv−155の合成]
11−(ビフェニル−4−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.78g(0.011mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−155を5.7g(収率73%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0208】
[実施例107:Inv−174の合成]
11−(ビフェニル−4−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−174を5.5g(収率70%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0209】
[実施例108:Inv−184の合成]
11−(ビフェニル−4−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.79g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−184を3.9g(収率63%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:563.69g/mol、測定値:563g/mol)
【0210】
[実施例109:Inv−194の合成]
11−(ビフェニル−4−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.97g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−194を4.2g(収率66%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:579.75g/mol、測定値:579g/mol)
【0211】
[実施例110:Inv−204の合成]
11−(ビフェニル−4−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.63g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−204を5.8g(収率83%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:639.78g/mol、測定値:639g/mol)
【0212】
[実施例111:Inv−214の合成]
11−(ビフェニル−4−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.80g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−214を4.4g(収率61%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:655.85g/mol、測定値:655g/mol)
【0213】
[実施例112:Inv−224の合成]
11−(ビフェニル−4−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン3.10g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−224を4.1g(収率62%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:600.75g/mol、測定値:600g/mol)
【0214】
[合成例42:11−(ビフェニル−3−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
11−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン9g(0.0241mol)とビフェニル−3−イルボロン酸7.12g(0.036mol)を入れた以外は、合成例34と同様にして11−(ビフェニル−3−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン7.0g(収率65%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:446.58g/mol、測定値:446g/mol)
【0215】
[合成例43:11−(ビフェニル−3−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
11−(ビフェニル−3−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン7.59g(0.017mol)を入れた以外は、合成例35と同様にして11−(ビフェニル−3−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.4g(収率60%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:525.48g/mol、測定値:525g/mol)
【0216】
[実施例113:Inv−156の合成]
11−(ビフェニル−3−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.78g(0.011mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−156を5.4g(収率69%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0217】
[実施例114:Inv−175の合成]
11−(ビフェニル−3−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−175を5.8g(収率74%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0218】
[実施例115:Inv−185の合成]
11−(ビフェニル−3−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.79g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−185を3.7g(収率60%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:563.69g/mol、測定値:563g/mol)
【0219】
[実施例116:Inv−195の合成]
11−(ビフェニル−3−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.97g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−195を4.6g(収率72%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:579.75g/mol、測定値:579g/mol)
【0220】
[実施例117:Inv−205の合成]
11−(ビフェニル−3−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.63g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−205を5.7g(収率80%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:639.78g/mol、測定値:639g/mol)
【0221】
[実施例118:Inv−215の合成]
11−(ビフェニル−3−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.80g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−215を5.1g(収率70%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:655.85g/mol、測定値:655g/mol)
【0222】
[実施例119:Inv−225の合成]
11−(ビフェニル−3−イル)−6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5.47g(0.011mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン3.10g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−225を5.1g(収率77%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:600.75g/mol、測定値:600g/mol)
【0223】
[合成例44:11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
11−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン9g(0.0241mol)と9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イルボロン酸8.57g(0.036mol)を入れた以外は、合成例34と同様にして11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン8.2g(収率69%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:486.64g/mol、測定値:486g/mol)
【0224】
[合成例45:6−ブロモ−11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン8.27g(0.017mol)を入れた以外は、合成例35と同様にして6−ブロモ−11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン7.2g(収率75%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:565.54g/mol、測定値:565g/mol)
【0225】
[実施例120:Inv−158の合成]
6−ブロモ−11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.22g(0.011mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−158を6.2g(収率75%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:754.96g/mol、測定値:754g/mol)
【0226】
[実施例121:Inv−177の合成]
6−ブロモ−11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.22g(0.011mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸3.5g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−177を6.4g(収率77%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:754.96g/mol、測定値:754g/mol)
【0227】
[実施例122:Inv−187の合成]
6−ブロモ−11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.22g(0.011mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸1.79g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−187を4.5g(収率68%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:603.73g/mol、測定値:603g/mol)
【0228】
[実施例123:Inv−197の合成]
6−ブロモ−11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.22g(0.011mol)とベンゾ[d]チアゾール−2−イルボロン酸1.97g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−197を4.3g(収率63%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:619.82g/mol、測定値:619g/mol)
【0229】
[実施例124:Inv−207の合成]
6−ブロモ−11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.22g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.63g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−207を5.3g(収率71%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:679.85g/mol、測定値:679g/mol)
【0230】
[実施例125:Inv−217の合成]
6−ブロモ−11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.22g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.80g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−217を5.8g(収率76%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:695.91g/mol、測定値:695g/mol)
【0231】
[実施例126:Inv−227の合成]
6−ブロモ−11−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.22g(0.011mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン3.10g(0.011mol)をトルエン200mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−227を5.3g(収率75%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:640.81g/mol、測定値:640g/mol)
【0232】
[合成例46:2−(4−(13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾールの合成]
11−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.013mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸4.08(0.013mol)を入れた以外は、合成例34と同様にして2−(4−(13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5.5g(収率75%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:562.70g/mol、測定値:562g/mol)
【0233】
[合成例47:2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾールの合成]
2−(4−(13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0088mol)を入れた以外は、合成例35と同様にして2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール4.6g(収率82%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:641.60g/mol、測定値:641g/mol)
【0234】
[実施例127:Inv−142の合成]
2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とフェニルボロン酸0.95g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−142を3.2g(収率64%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:638.80g/mol、測定値:638g/mol)
【0235】
[実施例128:Inv−143の合成]
2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とナフタレン−2−イルボロン酸1.34g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−143を3.2g(収率65%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:688.86g/mol、測定値:688g/mol)
【0236】
[実施例129:Inv−144の合成]
2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とナフタレン−1−イルボロン酸1.34g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−144を2.9g(収率54%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:688.86g/mol、測定値:688g/mol)
【0237】
[実施例130:Inv−145の合成]
2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とビフェニル−4−イルボロン酸1.54g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−145を3.0g(収率54%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0238】
[実施例131:Inv−146の合成]
2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とビフェニル−3−イルボロン酸1.54g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−146を3.2g(収率57%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0239】
[実施例132:Inv−147の合成]
2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とビフェニル−2−イルボロン酸1.54g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−147を2.8g(収率50%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0240】
[実施例133:Inv−148の合成]
2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)と9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イルボロン酸1.85g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−148を3.1g(収率53%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:754.96g/mol、測定値:754g/mol)
【0241】
[実施例134:Inv−149の合成]
2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とフェナントレン−9−イルボロン酸1.73g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−149を3.3g(収率57%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:738.91g/mol、測定値:738g/mol)
【0242】
[実施例135:Inv−150の合成]
2−(4−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とフルオランテン−3−イルボロン酸1.92g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−150を4.1g(収率69%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:762.94g/mol、測定値:762g/mol)
【0243】
[合成例48:2−(3−(13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾールの合成]
11−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.013mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸4.08g(0.013mol)を入れた以外は、合成例34と同様にして2−(3−(13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5.6g(収率77%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:562.70g/mol、測定値:562g/mol)
【0244】
[合成例49:2−(3−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾールの合成]
2−(3−(13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0088mol)を入れた以外は、合成例35と同様にして2−(3−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール4.8g(収率85%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:641.60g/mol、測定値:641g/mol)
【0245】
[実施例136:Inv−162の合成]
2−(3−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とフェニルボロン酸0.95g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−162を3.5g(収率70%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:638.80g/mol、測定値:638g/mol)
【0246】
[実施例137:Inv−163の合成]
2−(3−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とナフタレン−2−イルボロン酸1.34g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−163を2.9g(収率54%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:688.86g/mol、測定値:688g/mol)
【0247】
[実施例138:Inv−164の合成]
2−(3−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とナフタレン−1−イルボロン酸1.34g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−164を2.7g(収率50%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:688.86g/mol、測定値:688g/mol)
【0248】
[実施例139:Inv−165の合成]
2−(3−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とビフェニル−4−イルボロン酸1.54g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−165を3.5g(収率63%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0249】
[実施例140:Inv−166の合成]
2−(3−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とビフェニル−3−イルボロン酸1.54g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−166を3.3g(収率60%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0250】
[実施例141:Inv−167の合成]
2−(3−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)と9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イルボロン酸1.85g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−167を3.2g(収率54%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:754.96g/mol、測定値:754g/mol)
【0251】
[実施例142:Inv−168の合成]
2−(3−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とフェナントレン−9−イルボロン酸1.73g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−168を3.1g(収率54%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:738.91g/mol、測定値:738g/mol)
【0252】
[実施例143:Inv−169の合成]
2−(3−(6−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−11−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール5g(0.0078mol)とフルオランテン−3−イルボロン酸1.92g(0.0078mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−169を4.5g(収率76%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:762.94g/mol、測定値:762g/mol)
【0253】
[合成例50:6,11−ジブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.017mol)とN−ブロモスクシンイミド7.68g(0.034mol)を四塩化炭素150mlに溶解させた後、60℃で5時間還流攪拌した。反応終了後、蒸留水で抽出及びカラムクロマトグラフィにより6,11−ジブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン6.1g(収率79%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:452.18g/mol、測定値:452g/mol)
【0254】
[実施例144:Inv−242の合成]
6,11−ジブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イルボロン酸5.23g(0.022mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−242を5.6g(収率75%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:678.82g/mol、測定値:678g/mol)
【0255】
[実施例145:Inv−243の合成]
6,11−ジブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸6.91g(0.022mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−243を7.2g(収率78%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:831.01g/mol、測定値:830g/mol)
【0256】
[実施例146:Inv−248の合成]
6,11−ジブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と3−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸6.91g(0.022mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−248を6.7g(収率73%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:831.01g/mol、測定値:830g/mol)
【0257】
[実施例147:Inv−251の合成]
6,11−ジブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2,2’−ビピリジン6.02g(0.022mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−251を4.3g(収率65%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:602.73g/mol、測定値:602g/mol)
【0258】
[実施例148:Inv−252の合成]
6,11−ジブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)とベンゾ[d]オキサゾール−2−イルボロン酸3.58g(0.022mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−252を3.1g(収率53%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:528.60g/mol、測定値:528g/mol)
【0259】
[実施例149:Inv−258の合成]
6,11−ジブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニルボロン酸5.25g(0.022mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−258を6.0g(収率80%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:680.79g/mol、測定値:680g/mol)
【0260】
[実施例150:Inv−259の合成]
6,11−ジブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.011mol)と4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニルボロン酸5.61g(0.022mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−259を5.4g(収率69%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:712.92g/mol、測定値:712g/mol)
【0261】
[合成例51:2−(5−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸の合成]
4−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン40g(0.146mol)を使用した以外は、合成例2と同様にして2−(5−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸51g(収率83%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:421.28g/mol、測定値:412g/mol)
【0262】
[合成例52:4−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオンの合成]
2−(5−ブロモ−9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−カルボニル)安息香酸20g(0.061mol)を使用した以外は、合成例3と同様にして4−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオン15g(収率58%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:403.27g/mol、測定値:403g/mol)
【0263】
[合成例53:4−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオールの合成]
4−ブロモ−13,13−ジメチル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオン10g(0.024mol)を使用した以外は、合成例4と同様にして4−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール8g(収率60%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:559.49g/mol、測定値:559g/mol)
【0264】
[合成例54:4−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセンの合成]
4−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−11,13−ジヒドロ−6H−インデノ[1,2−b]アントラセン−6,11−ジオール4.19g(0.0075mol)を使用した以外は、合成例5と同様にして4−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン2.5g(収率56%)を得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:525.48g/mol、測定値:525g/mol)
【0265】
[実施例151:Inv−276の合成]
4−ブロモ−13,13−ジメチル−6,11−ジフェニル−13H−インデノ[1,2−b]アントラセン5g(0.0095mol)と4−(1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニルボロン酸2.98g(0.0095mol)をトルエン150mlに溶解させた後、実施例1と同様にしてInv−276を3.5g(収率52%)得た。
GC-Mass(FAB):(理論値:714.89g/mol、測定値:714g/mol)
【0266】
[実施例152〜187及び比較例1]有機電界発光素子の製造
ITO(インジウムスズ酸化物)が1500Å厚さの薄膜としてコートされたガラス基板を蒸留水超音波で洗浄した。蒸留水洗浄が終わると、イソプロピルアルコール、アセトン、メタノールなどの溶剤で超音波洗浄し、乾燥させた後、プラズマ洗浄装置に移送させ、酸素プラズマを用いて前記基板を5分間洗浄した後、真空蒸着機へ基板を移送した。
【0267】
このように用意されたITO透明電極の上に商品名DS−HIL(Doosan社製)を600Å厚さで熱真空蒸着することで正孔注入層を形成した。前記正孔注入層の上に正孔移送物質であるNPB(N,N−ジ(ナフタレン−1−イル)―N,N−ジフェニルベンジジン)を150Åの厚さで蒸着して正孔輸送層を形成し、その上に発光層として機能するADN(9,10−ジ(ナフタレン−2−イル)アントラセン)をホストとし、DS−405(Doosan社製)をドーパントとして300Å厚さで蒸着することで発光層を形成した。
【0268】
発光層の上に電子の注入及び移送の役割を果たすことができる物質として、Inv−10(実施例152)、Inv−11(実施例153)、Inv−12(実施例154)、Inv−13(実施例155)、Inv−19(実施例156)、Inv−20(実施例157)、Inv−21(実施例158)、Inv−22(実施例159)、Inv−62(実施例160)、Inv−63(実施例161)、Inv−80(実施例162)、Inv−81(実施例163)、Inv−82(実施例164)、Inv−83(実施例165)、Inv−89(実施例166)、Inv−90(実施例167)、Inv−91(実施例168)、Inv−92(実施例169)、Inv−152(実施例170)、Inv−153(実施例171)、Inv−154(実施例172)、Inv−155(実施例173)、Inv−171(実施例174)、Inv−172(実施例175)、Inv−173(実施例176)、Inv−174(実施例177)、Inv−175(実施例178)、Inv−221(実施例179)、Inv−222(実施例180)、Inv−223(実施例181)、Inv−224(実施例182)、Inv−225(実施例183)、Inv−243(実施例184)、Inv−248(実施例185)、Inv−251(実施例186)、Inv−276(実施例187)または比較物質としてAlq3(アルミニウムトリス(8−ヒドロキシキノリン))(比較例1)を250Åの厚さで蒸着して電子注入及び輸送層を形成した。前記電子注入及び輸送層の上に順次10Å厚さのLiFと、2,000Å厚さのAlとを蒸着して電子注入層及び陰極を形成することで素子を製造した。
製造したそれぞれの有機電界発光素子の特性を表1にまとめた。
【0269】
【表1】

【0270】
このように、本発明に係る化合物を使用した有機電界発光素子(実施例151〜187)では、従来Alq3を使用した有機電界発光素子(比較例1)に比べて電圧及び効率の点ではるかに優れていることがわかる。
【0271】
以上、本発明の好適な実施例を挙げて説明してきたが、本発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明を逸脱しない範囲内で種々に変更して実施することができ、それらも本発明の範囲に包含されるものであることはいうまでもない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の化1で示される化合物:
【化1】

式中、Xは、CR、NR、O、S、S(=O)、S(=O)、またはSiRであり;
〜Rは、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素、重水素、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C40のアリールオキシ基、C〜C40のアリール基、C〜C40のヘテロアリール基、下記の化2で示される置換基または化3で示される置換基であり、
このとき、R、R、R及びRの少なくとも1つは、下記の化2で示される置換基または化3で示される置換基であり;
【化2】

【化3】

式中、Yは、N−R、S、またはOであり;
〜R10は、互いに同一または異なり、それぞれ独立に、水素、重水素、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C40のアリールオキシ基、C〜C40のアリール基、またはC〜C40のヘテロアリール基であり;
Aは、単結合、C〜C40のアリーレン基、またはC〜C40のヘテロアリーレン基である。
【請求項2】
前記R〜R10の、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアルキルオキシ基、C〜C40のアリールオキシ基、C〜C40のアリール基、またはC〜C40のヘテロアリール基は、それぞれ独立に、重水素、ハロゲン、ニトリル基、ニトロ基、C〜C40のアルキル基、C〜C40のアルケニル基、C〜C40のアルキニル基、C〜C40のアルコキシ基、C〜C40のアミノ基、C〜C40のシクロアルキル基、C〜C40のヘテロシクロアルキル基、C〜C40のアリールアルキル基、C〜C40のアリール基、またはC〜C40のヘテロアリール基で置換されるものであることを特徴とする請求項1に記載の化1で示される化合物。
【請求項3】
陽極、陰極及び前記陽極と陰極との間に介在した少なくとも1層の有機物層を含む有機電界発光素子であって、
前記少なくとも1層の有機物層の少なくともいずれか1つは、請求項1または2に記載の化1で示される化合物を含む有機物層であることを特徴とする有機電界発光素子。
【請求項4】
前記化1で示される化合物を含む有機物層は、電子輸送層であることを特徴とする請求項3に記載の有機電界発光素子。

【公表番号】特表2012−501354(P2012−501354A)
【公表日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−525976(P2011−525976)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【国際出願番号】PCT/KR2009/004917
【国際公開番号】WO2010/027181
【国際公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【出願人】(507299367)ドゥサン コーポレーション (10)
【Fターム(参考)】