説明

イオンチャネルのリガンドとしてのアミド誘導体ならびにそれを使用する薬学的組成物および方法

以下によって表される式を有する化合物が開示される。当該化合物は、薬学的組成物として調製されてもよく、非限定的な例として、疼痛、炎症、外傷性傷害などを含めた、ヒトを含む哺乳動物の種々の状態の予防および処置のために用いられ得る。本発明の化合物またはその薬学的組成物によって治療される疾患としては、例えば、関節炎、ブドウ膜炎、喘息、心筋梗塞、外傷性脳傷害、急性脊髄損傷、脱毛症(毛髪の喪失)、炎症性腸疾患および自己免疫障害などが挙げられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化61】

の化合物、またはその薬学的に許容される塩、ならびにその同位体改変体、その立体異性体および互変異性体であって、式中:
Wは、O、CR8a8b、またはNR8cであり;
Xは、N、O、CR8a、CR8a8b、またはNR8cであり;
YはCR8d8eであり;
W’、X’、Y’およびZは各々独立して、CRまたはNであり;ただしW’、X’およびY’は全てが同時にNではなく;
およびRは各々独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニルまたはアルキルスルホニルであり;
は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、アシル、置換もしくは非置換のアミノ、置換もしくは非置換のアルキルアミノ、置換もしくは非置換のジアルキルアミノ、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のヘテロシクロアルキル、または置換もしくは非置換のヘテロアリールであり;
およびRは各々独立して、水素または置換もしくは非置換のアルキルであり;
は(C〜C)アルキルであり;
各々のRは独立して水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、アシル、置換もしくは非置換のアミノ、置換もしくは非置換のアルキルアミノ、置換もしくは非置換のジアルキルアミノ、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、アルキルチオ、アルキルスルフィニルまたはアルキルスルホニルであり;
各々のR8a、R8b、R8d、R8eおよびR8fは独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、または置換もしくは非置換のアルキルであり;ただし破線の結合が二重結合である場合R8fは存在せず;
8cは水素、または置換もしくは非置換のアルキルであり;かつ
破線の結合は単結合または二重結合であり;ただし
i)WおよびXが両方ともOであり、かつY’がCRであるとき;RおよびRの少なくとも一方はH以外であり;
ii)WおよびXが両方ともCHであり、W’がNであり、かつY’がCRであるとき;RおよびRの少なくとも一方はH以外である、
化合物、またはその薬学的に許容される塩、ならびにその同位体改変体、その立体異性体および互変異性体。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物であって、
【化62】

W、W’、X、X’、Y’、Z、およびRが請求項1に記載のとおりであり;
およびRは各々独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシ(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルチオ、(C〜C)アルキルスルフィニルまたは(C〜C)アルキルスルホニルであり;

水素、ハロゲン、ヒドロキシ、(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、ハロヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシ(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ−(C〜C)アルキル、(C〜C)アシル、(C〜C)アルコキシ−(C〜C)アルコキシ、[(C〜C)アルキル]NH−、[(C〜C)アルキル]N−、[ヒドロキシ(C〜C)アルキル]NH−,置換もしくは非置換の3〜6員のシクロアルキル、[3〜6員のシクロアルキル]オキシ、もしくは[3〜6員のヘテロシクロアルキル]オキシ
または
3〜6員のヘテロシクロアルキルであって、非置換であるか、またはハロ、(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、[(C〜C)アルキル]N−もしくはヒドロキシで置換されているか、
または
3〜6員のヘテロアリール、3〜6員のシクロアルキル(C〜C)アルキル、もしくは3〜6員のシクロアルキルヒドロキシ(C〜C)アルキルであり;
は水素、(C〜C)アルキル、ハロゲン、ハロ(C〜C)アルキル、もしくはヒドロキシ(C〜C)アルキルであり;
各々のRは独立して
水素、ハロゲン、ヒドロキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシ(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルキル、ハロヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルチオ、(C〜C)アルキルスルフィニル、[(C〜C)アルキル]NH−、[(C〜C)シクロアルキル]NH−、[(C〜C)アルキル]N−、[ヒドロキシ(C〜C)アルキル]NH−、[3〜6員のシクロアルキル]オキシ、[3〜6員のヘテロシクロアルキル]オキシ、
または
3〜6員のヘテロシクロアルキルであって、非置換であるか、またはハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルキル、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル、[(C〜C)アルキル]N−、(C〜C)カルボアルコキシ、ヒドロキシ、アリール、(C〜C)アルキルアリール、ハロ(C〜C)アルキルアリール、ハロアリール、(C〜C)アルコキシアリールで置換されているか、
または
3〜10員のヘテロアリール、3〜6員のシクロアルキル(C〜C)アルキル、もしくは3〜6員のシクロアルキルヒドロキシ(C〜C)アルキルもしくは(C〜C)アルキルスルホニルであり;
各々のR8a、R8b、R8d、R8eおよびR8fは独立して水素、ハロ、ヒドロキシ、(C〜C)アルキル、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−(C〜C)アルキル、もしくはハロ(C〜C)アルキルであり;ただし破線の結合が二重結合である場合、R8fは存在せず;
8cは水素、(C〜C)アルキル、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−(C〜C)アルキル、シクロアルキル、もしくはハロ(C〜C)アルキルであり;かつ
破線の結合は単結合または二重結合である、化合物。
【請求項3】
W’、X’、Y’およびZが各々独立してCRである、請求項1〜2のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項4】
W’、X’、Y’およびZの1つがNであり、かつ残りが各々独立してCRである、請求項1〜2のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
W’、X’、Y’およびZの2つがNであり、かつ残りが各々独立してCRである、請求項1〜2のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
WおよびXが各々独立してCR8a8bであり;かつ破線の結合が単結合である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
WおよびXが各々独立してCHであり;かつ破線の結合が単結合である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
WがCR8a8bであり;XがCR8aであり;かつ破線の結合が単結合である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
WがCHであり;XがCHであり;かつ破線の結合が単結合である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
XがNR8cであり;かつ破線の結合が単結合である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
XがOであり;かつ破線の結合が単結合である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
WがNR8cである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
WがOである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
YがCR8d8eである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
YがCHである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
式IIa、IIb、IIc、IId、IIe、IIf、IIg、IIhもしくはIIi:
【化63】

によるものであるか、
またはその薬学的に許容される塩、ならびに同位体改変体、その立体異性体および互変異性体であり、ここでw’、x’、y’、z、r、r、r、r、r、r8aおよびr8cが請求項1に記載のとおりである;
請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
が水素、ハロゲンまたは(C〜C)アルキルである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
がHまたはFである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
式IIa、IIbまたはIIcによるものであり、かつ破線の結合が単結合である、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
式IIa、IIbまたはIIcによるものであり、かつ破線の結合が二重結合である、請求項16に記載の化合物。
【請求項21】
W’、X’、およびY’が各々独立してCRである、請求項16に記載の化合物。
【請求項22】
W’、X’、およびY’が各々独立してCHである、請求項16に記載の化合物。
【請求項23】
W’、X’、およびY’の1つがNであり、かつ残りが各々独立してCRである、請求項16に記載の化合物。
【請求項24】
W’がNであり、各々のX’、およびY’が独立してCRである、請求項16に記載の化合物。
【請求項25】
W’がNであり、各々のX’、およびY’が独立してCHである、請求項16に記載の化合物。
【請求項26】
式IIIa、IIIb、IIIc、IIId、IIIe、IIIf、IIIg、IIIhもしくはIIIi:
【化64】

によるものであるか、
またはその薬学的に許容される塩、ならびに同位体改変体、その立体異性体および互変異性体であり、ここでZ、R、R、R、R、RおよびR8cは請求項1に記載のとおりである;
請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
式IVa、IVb、IVc、IVd、IVe、IVf、IVg、IVhもしくはIVi:
【化65】

によるものであるか、
またはその薬学的に許容される塩、ならびに同位体改変体、その立体異性体および互変異性体であり、ここでZ、R、R、R、R、RおよびR8cは請求項1に記載のとおりである;
請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
式Va、Vb、Vc、Vd、Ve、Vf、Vg、VhもしくはVi:
【化66】

によるものであるか、
またはその薬学的に許容される塩、ならびに同位体改変体、その立体異性体および互変異性体であり、ここでZ、R、R、R、R、およびR8cは請求項1に記載のとおりである;
請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
ZがCH、CFまたはCClである、請求項1〜28のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
ZがNである、請求項1〜28のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項31】
がハロゲン、(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキルまたはヒドロキシ(C〜C)アルキルである、請求項1〜30のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
がFまたはメチルである、請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項33】
がMeであり、かつZがCFである、請求項1〜28のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
式IIIa−IIIc、IVa−IVc、およびVa−Vcによるものであり、かつ破線の結合が単結合である、請求項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項35】
式IIIa−IIIc、IVa−IVc、およびVa−Vcによるものであり、かつ破線の結合が二重結合である、請求項26〜33のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】
またはRがHである、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項37】
またはRが独立してOMe、OEt、COMe、NMe、またはNEtである、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項38】
またはRが独立してF、BrまたはClである、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
またはRが独立してMe、i−Pr、t−Bu、1−メチル−1−トリフルオロメチルエチル、または1−メチル−1−ヒドロキシエチルである、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
またはRが独立してCFである、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
またはRが独立して3〜6員のシクロアルキルである、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
またはRが独立してシクロプロピル、1−メチルシクロプロピル、1−ヒドロキシシクロプロピル、1−トリフルオロメチルシクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルである、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項43】
またはRが独立して3〜6員のヘテロシクロアルキルである、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
またはRが独立して
【化67】

である、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項45】
またはRが独立して−C(OMe)(Me)CF、−C(OH)(Me)CF、−C(Me)OHまたは−C(Me)(OH)−シクロプロピルである、請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
が水素である、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
が(C〜C)アルキルである、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
がメチルである、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
がアルキルである、請求項1〜48のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項50】
がMe、Et、Pr、i−Pr、またはt−ブチルである、請求項1〜48のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項51】
8cがHまたはMeである、請求項1〜50のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項52】
6−tert−ブチル−クロマン−2−カルボン酸3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−ベンジルアミド;
2H−クロメン−3−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
クロマン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
6−メトキシ−1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
6−クロロ−クロマン−3−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
4−メチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(R)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−2−カルボン酸[1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(R)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
2−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(R)−2−(1−メトキシ−1−メチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(S)−2−(1−メトキシ−1−メチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(S)−6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(R)−7−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(R)−6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(S)−7−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(S)−2−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸[(R)−1−(2−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−メチル−フェニル)−エチル]−アミド;
(R)−6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[(R)−1−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−フェニル)−エチル]−アミド;および
(R)−6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[(R)−1−(3−クロロ−4−メタンスルホニルアミノ−フェニル)−エチル]−アミド;
またはその薬学的に許容される塩、ならびにその同位体改変体、その立体異性体および互変異性体から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項53】
薬学的に許容されるキャリアと、薬学的に有効な量の請求項1〜52のいずれかに記載の化合物とを含んでいる、薬学的組成物。
【請求項54】
前記キャリアが非経口キャリア、経口または局所用キャリアである、請求項53に記載の薬学的組成物。
【請求項55】
疾患または状態を処置するための方法であって、治療上有効な量の請求項1〜52のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、または請求項53もしくは54のいずれかに記載の薬学的組成物を、処置を必要とする患者へ投与することを包含する、方法。
【請求項56】
前記疾患または状態が疼痛状態である、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記疾患または状態が自己免疫疾患である、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記疾患または状態が炎症性疾患または状態である、請求項55に記載の方法。
【請求項59】
前記疾患または状態が神経学的または神経変性的な疾患または状態である、請求項55に記載の方法。
【請求項60】
疾患または状態を処置するための方法であって、治療上許容される量の請求項1〜52のいずれかに記載の化合物、または請求項53もしくは54のいずれかに記載の薬学的組成物を、処置を必要とする患者へ投与することを包含し、該疾患が:急性、炎症性および神経障害性の疼痛を含めた疼痛;慢性の疼痛;歯痛;片頭痛、群発性頭痛および緊張性頭痛を含めた頭痛;パーキンソン病;アルツハイマー病;多発性硬化症;神経炎症によって媒介されるかまたは神経炎症を生じる疾患および障害、外傷性脳傷害、脳卒中、または脳炎;うつ病、躁病、双極性疾患、不安症、統合失調症、摂食障害、睡眠障害および認知障害を含めた、中枢媒介性−神経精神性の疾患および障害;てんかんおよびてんかん発作障害;前立腺、膀胱および腸の機能不全、尿失禁、排尿ちゅうちょ、直腸過敏症、大便失禁、良性前立腺肥大および炎症性腸疾患;アレルギー性の鼻炎、喘息および反応性気道疾患ならびに慢性閉塞性肺疾患を含めた、呼吸器および気道の疾患および障害;関節炎、関節リウマチおよび変形性関節症を含めた、炎症によって媒介されるかまたは炎症を生じる疾患および障害;心筋梗塞;自己免疫の疾患および障害;ブドウ膜炎およびアテローム性硬化症;痒み/そう痒症、乾癬;脱毛症(毛髪の喪失);肥満;脂質障害;癌;高血圧;脊髄損傷;過敏性腸症候群;過活動膀胱;または腎臓障害である、方法。
【請求項61】
前記疾患または状態が尿失禁である、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記疾患または状態が慢性閉塞性肺疾患である、請求項60に記載の方法。
【請求項63】
前記疾患または状態が過敏性腸症候群である、請求項60に記載の方法。
【請求項64】
前記疾患または状態が過活動膀胱である、請求項60に記載の方法。
【請求項65】
前記疾患または状態が疼痛である、請求項60に記載の方法。
【請求項66】
前記疾患または状態が神経障害性の疼痛である、請求項60に記載の方法。
【請求項67】
請求項1〜52のいずれかに記載の化合物を調製するための方法であって、該方法は、式Aのアミンと、式Bの酸塩化物とを:
【化68】

請求項1〜52のいずれかに記載の化合物を形成するのに十分な条件下で接触させる工程を包含する、方法。
【請求項68】
カプサイシンへの曝露の症状、熱への曝露に起因する火傷または刺激の症状、光への曝露に起因する火傷または刺激の症状、催涙ガスへの曝露に起因する火傷、気管支収縮または刺激の症状、および酸への曝露に起因する火傷または曝露刺激の症状からなる群より選択される少なくとも1つの症状に罹患している哺乳動物を処置する方法であって、該哺乳動物に対して、有効な疾患処置または状態処置量の請求項1〜52のいずれかに記載の化合物、または請求項53もしくは54のいずれかに記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項69】
前記疼痛が乳房切除後疼痛症候群、断端痛、幻肢痛、口腔神経障害性疼痛、シャルコー疼痛、歯痛、毒ヘビの咬傷、クモの咬傷、昆虫の刺傷、ヘルペス後神経痛、糖尿病性神経障害、反射性交感神経性ジストロフィ、三叉神経痛、変形性関節症、関節リウマチ、線維筋痛、ギランバレー症候群、知覚異常性大腿神経痛、口内焼灼感症候群、両側性末梢神経障害、カウザルギー、坐骨神経炎、末梢神経炎、多発性神経炎、分節性神経炎、ゴンボー神経炎、ニューロン炎、頚腕神経痛、頭部神経痛(cranial neuralgia)、膝神経痛(egniculate neuralgia)、舌咽神経痛、片頭痛性神経痛(migranous neuralgia)、特発性神経痛、肋間神経痛、乳房神経痛、顎関節神経痛、モートン神経痛、鼻毛様体神経痛、後頭神経痛、紅神経痛(red neuralgia)、スルダー神経痛、蝶口蓋神経痛(splenopalatine neuralgia)、眼窩上神経痛、ビディアン神経痛(vidian neuralgia)、副鼻腔炎頭痛(sinus headache)、緊張性頭痛、陣痛(labor)、分娩、腸内ガス、月経、癌、および外傷からなる群より選択される状態に関連する、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
請求項55〜66、68または69のいずれかに記載の状態の処置のための薬学的組成物の調製における請求項1〜52に記載の化合物の使用。請求項55〜66、68または69のいずれかに記載の状態の処置のための請求項1〜52のいずれかに記載の化合物。

【公表番号】特表2011−503072(P2011−503072A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−533127(P2010−533127)
【出願日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際出願番号】PCT/US2008/012763
【国際公開番号】WO2009/064449
【国際公開日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【出願人】(505140384)レノビス, インコーポレイテッド (23)
【出願人】(510129543)ファイザー グローバル リサーチ アンド デベロップメント (1)
【Fターム(参考)】