説明

イオンチャネルリガンドとしてのアミド誘導体およびそれを使用する薬学的組成物および方法

下記:


によって表される式を有する化合物が開示される。これらの化合物は、薬学的組成物として調製されてもよいし、非限定的に、疼痛、炎症、外傷性損傷などを含む、ヒトを含む哺乳動物の種々の状態の予防および治療のために使用されてもよい。本発明の化合物またはその薬学的組成物によって治療される疾患としては、例えば、関節炎、ブドウ膜炎、喘息、心筋梗塞、外傷性脳傷害、急性脊髄損傷、脱毛症(毛髪の喪失)、炎症性腸疾患および自己免疫障害などが挙げられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化63】

の化合物またはその薬学的に許容される塩、ならびにその同位体改変体、その立体異性体および互変異性体であって、ここで:
CYはビシクロヘテロアリールであり;
WはO、CR8a8b、またはNR8cを表し;
XはN、O、CR8a、CR8a8b、またはNR8cを表し;
YはCR8d8eを表し;
W’、X’、およびY’の3つすべてが同時にNになることはあり得ないという条件で、W’、X’、およびY’は、各々独立して、CRまたはNを表し;
は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換もしくは非置換(C−C)アルキル、置換もしくは非置換(C−C)アルコキシ、または置換もしくは非置換3〜8員シクロアルキルを表し;
およびRは、各々独立して、水素または置換もしくは非置換(C−C)アルキルを表し;mは0または1であり;
各Rは、H、ハロゲン、ヒドロキシ、(C−C)アシル、シアノ、置換もしくは非置換(C−C)アルキル、または置換もしくは非置換(C−C)アルコキシであり;またはRは、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ヒドロキシ(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシであり;nは1、2、3、4または5であり;
各Rは、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換もしくは非置換(C−C)アルキル、置換もしくは非置換(C−C)アルコキシ、または置換もしくは非置換3〜8員シクロアルキルを表し;
8a、R8b、R8d、R8eおよびR8fの各々は、独立して、水素、ハロ、ヒドロキシ、置換もしくは非置換(C−C)アルキル、または置換もしくは非置換3〜8員シクロアルキルを表し;
8cは、水素、または置換もしくは非置換(C−C)アルキルを表し;ならびに
点線の結合は単結合または二重結合を表し;
ただし:
i)点線の結合が二重結合である場合、R8fは存在せず;
ii)XがNまたはOである場合;R8fは水素、または置換もしくは非置換アルキルであり;
iii)XがOである場合;WはOまたはNR8cであり;ならびに
iv)WがOであり;かつ点線の結合が単結合である場合;XはOまたはNR8cである、
化合物またはその薬学的に許容される塩、ならびにその同位体改変体、その立体異性体および互変異性体。
【請求項2】
、R、R、R、R、R8a、R8b、R8c、R8d、R8eまたはR8fが、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ヒドロキシ(C−C)アルキル、または(C−C)アルコキシ(C−C)アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
CYが、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ジヒドロインドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾピラニル、ピラノピリジル、ベンズイミダゾリル、インダゾリル、ベンズチアゾリル、ベンズオキサゾリル、ピラゾロピリジン、ピラゾロオキサジニル、またはチアゾロピリジンである、請求項1〜2のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項4】
式IIa、IIb、IIc、IId、IIe、IIf、IIg、またはIIh:
【化64】

に従う、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物であって、
ここで、W、X、Y、W’、X’、Y’、R、R、R、およびR8fは請求項1と同様であり、;Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、(C−C)アシル、非置換であるかもしくはハロ、ヒドロキシ、および(C−C)アルコキシから選択される1つ以上の基で置換された(C−C)アルキル、または非置換であるかもしくはハロ、ヒドロキシおよび(C−C)アルコキシから選択される1つ以上の基で置換された(C−C)アルコキシであり;mは0または1であり;nは1、2、3、または4であり;ならびに点線の結合は単結合または二重結合を表す、
化合物。
【請求項5】
WおよびXが、各々独立して、CR8a8bを表し;ならびに点線の結合が単結合である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
WがCR8a8bを表し;XがCR8aを表し;および点線の結合が二重結合である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
WがOを表し;点線の結合が二重結合であり;およびXがCR8aである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
XがOを表し;および点線の結合が単結合である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
WがCR8a8bを表す、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
WがNR8cを表す、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
WがOを表す、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
が水素である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
8fが水素、またはMeである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
式IIIa、IIIb、IIIc、IIId、またはIIIe:
【化65】

に従うか、またはその薬学的に許容される塩、ならびにその同位体改変体、その立体異性体および互変異性体である、請求項1に記載の化合物であって、
ここで、CY、W’、X’、Y’、m、n、R、R、R8a、およびR8cは請求項1と同様であり;およびRは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、(C−C)アシル、非置換であるかもしくはハロ、ヒドロキシ、および(C−C)アルコキシから選択される1つ以上の基で置換された(C−C)アルキル、または非置換であるかもしくはハロ、ヒドロキシおよび(C−C)アルコキシから選択される1つ以上の基で置換された(C−C)アルコキシである、化合物。
【請求項15】
X’およびY’が各々独立してCRを表す、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
X’およびY’が各々独立してCHを表す、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
X’、およびY’の一方がNを表し、かつ残りが各々独立してCRを表す、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
Y’がCHであり、かつX’がCRである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
CYが、キノリニル、イソキノリニル、インダゾリル、チアゾロピリジニル、テトラヒドロピラノピリジル、またはジヒドロインドリルである、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
式IVa、IVb、IVc、IVd、またはIVe:
【化66】

に従うか、またはその薬学的に許容される塩、ならびにその同位体改変体、その立体異性体および互変異性体である、請求項1に記載の化合物であって、
ここで、m、n、R、R、R8a、およびR8cは請求項1と同様であり;Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、(C−C)アシル、非置換であるかもしくはハロ、ヒドロキシ、および(C−C)アルコキシから選択される1つ以上の基で置換された(C−C)アルキル、または非置換であるかもしくはハロ、ヒドロキシおよび(C−C)アルコキシから選択される1つ以上の基で置換された(C−C)アルコキシであり、W’はCHまたはNであり;ならびにCYは
【化67】

である、化合物。
【請求項21】
が水素である、請求項1〜20のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
がMe、CHOH、またはCH(OH)CHOHであり;かつnが1である、請求項1〜20のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
W’がNである、請求項20〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
W’がCHである、請求項20〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
が、水素、ハロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルコキシ、またはハロ(C−C)アルキルである、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
が、水素、F、Br、Cl、OCF、またはCFである、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
が、Me、Et、i−Pr、t−Bu、1−メチル−1−トリフルオロメチルエチル、または1−メチル−1−ヒドロキシエチルである、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
が、水素、F、Br、Cl、OCF、またはCFである、請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
が、Me、Et、i−Pr、t−Bu、1−メチル−1−トリフルオロメチルエチル、または1−メチル−1−ヒドロキシエチルである、請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
およびRの一方が、Cl、F、CF、OCF、1−メチル−1−ヒドロキシエチル、1−メチル−1−トリフルオロメチルエチルであり、かつ他方が水素である、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項31】
およびRの一方がCFであり;かつ他方がHである、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
が1−メチル−1−ヒドロキシエチルであり、かつRがHである、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項33】
が1−メチル−1−トリフルオロメチルエチルであり、かつRがHである、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
8aが水素である、請求項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項35】
8aがMeである、請求項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】
8cがMeである、請求項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項37】
mが0である、請求項1〜36のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項38】
mが1である、請求項1〜36のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
mが1であり;かつRが水素またはMeである、請求項1〜36のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
CYが
【化68】

である、請求項20〜39のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
CYが
【化69】

である、請求項20〜39のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
点線の結合が単結合である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項43】
点線の結合が二重結合である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
以下:
6−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸(キノリン−4−イルメチル)−アミド;
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸(キノリン−4−イルメチル)−アミド;
6−ブロモ−2H−クロメン−3−カルボン酸(キノリン−4−イルメチル)−アミド;
6−トリフルオロメトキシ−2H−クロメン−3−カルボン酸(キノリン−4−イルメチル)−アミド;
6−クロロ−2H−クロメン−3−カルボン酸[1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド;
(S)−6−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド;
(R)−6−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド;
7−tert−ブチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸(2−ヒドロキシメチル−チアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル)−アミド;
4−メチル−6−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−カルボン酸[1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド;
2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド;
(R)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド;
(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド;
(R)−6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド;
(S)−6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド;
(R)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸(2−ヒドロキシメチル−チアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル)−アミド;
(R)−6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸(2−ヒドロキシメチル−チアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル)−アミド;
(R)−6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸(7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[4,3−b]ピリジン−3−イル)−アミド;
(R)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸(7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[4,3−b]ピリジン−3−イル)−アミド;
(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸(7,8−ジヒドロ−5H−ピラノ[4,3−b]ピリジン−3−イル)−アミド;
(R)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(6,7−ジヒドロ−5H−ピラゾロ[5,1−b][1,3]オキサジン−3−イル)−エチル]−アミド;
(R)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸 キノリン−3−イルアミド;
(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸[(R)−1−(6,7−ジヒドロ−5H−ピラゾロ[5,1−b][1,3]オキサジン−3−イル)−エチル]−アミド;
(R)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸(1−アセチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−6−イル)−アミド;
6−メチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−1,1−ジメチル−エチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−キノリン−6−カルボン酸(2−ヒドロキシメチル−チアゾロ[5,4−b]ピリジン−6−イル)−アミド;
(S)−6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[(R)−1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド;および
(R)−6−トリフルオロメチル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−2−カルボン酸[(R)−1−(1H−インダゾール−5−イル)−エチル]−アミド
またはその薬学的に許容される塩、ならびにその同位体改変体、その立体異性体および互変異性体から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項45】
薬学的に許容されるキャリアおよび薬学的有効量の請求項1〜44のいずれかに記載の化合物を含む薬学的組成物。
【請求項46】
前記キャリアが非経口キャリア、経口キャリア、または局所的キャリアである、請求項45に記載の薬学的組成物。
【請求項47】
治療有効量の請求項1〜44のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、または請求項45もしくは46のいずれかに記載の薬学的組成物を、その必要がある患者に投与する工程を包含する、疾患または状態を治療するための方法。
【請求項48】
前記疾患または状態が疼痛の状態である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記疾患または状態が自己免疫疾患である、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
前記疾患または状態が炎症性の疾患または状態である、請求項47に記載の方法。
【請求項51】
前記疾患または状態が神経学的または神経変性の疾患または状態である、請求項47に記載の方法。
【請求項52】
治療的に許容される量の請求項1〜44のいずれかに記載の化合物、または請求項45もしくは46のいずれかに記載の薬学的組成物を、その必要がある患者に投与する工程を包含する、疾患または状態を治療するための方法であって、該疾患が:急性、炎症性、および神経障害性の疼痛を含む疼痛;慢性の疼痛;歯痛;片頭痛、群発性頭痛、および緊張性頭痛を含む頭痛;パーキンソン病;アルツハイマー病;多発性硬化症;神経炎症によって媒介されるかまたは神経炎症を生じる疾患および障害、外傷性脳傷害、脳卒中、または脳炎;うつ病、躁病、双極性疾患、不安、統合失調症、摂食障害、睡眠障害、および認知障害を含む、中枢媒介性−神経精神性の疾患および障害;てんかんおよびてんかん発作障害;前立腺、膀胱、および腸の機能不全、尿失禁、排尿困難、直腸の過敏症、大便失禁、良性前立腺肥大症、および炎症性腸疾患;アレルギー性鼻炎、喘息、および反応性気道疾患ならびに慢性閉塞性肺疾患を含む、呼吸器および気道の疾患および障害;関節炎、関節リウマチ、および変形性関節症を含む、炎症によって媒介されるかまたは炎症を生じる疾患および障害;心筋梗塞;自己免疫疾患および自己免疫障害;ブドウ膜炎およびアテローム性硬化症;かゆみ/そう痒症、乾癬;脱毛症(毛髪の喪失);肥満;脂質障害;癌;高血圧;脊髄損傷;過敏性腸症候群;過活動膀胱;または腎障害、である、方法。
【請求項53】
前記疾患または状態が尿失禁である、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記疾患または状態が慢性閉塞性肺疾患である、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記疾患または状態が過敏性腸症候群である、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
前記疾患または状態が過活動膀胱である、請求項52に記載の方法。
【請求項57】
前記疾患または状態が疼痛である、請求項52に記載の方法。
【請求項58】
前記疾患または状態が神経障害性の疼痛である、請求項52に記載の方法。
【請求項59】
請求項1〜44のいずれかに記載の化合物を形成するために十分な条件下で、式Aのアミンおよび式Bの酸:
【化70】

を接触させる工程を包含し;ここで、CY、W、X、Y、W’、X’、Y’、m、n、R、R、R、R、およびR8fは請求項1と同様である、請求項1〜44のいずれかに記載の化合物を調製するための方法。
【請求項60】
カプサイシンへの曝露の症状、熱への曝露に起因する火傷または刺激の症状、光への曝露に起因する火傷または刺激の症状、催涙ガスへの曝露に起因する火傷、気管支収縮または刺激の症状、および酸への曝露に起因する火傷または曝露刺激の症状、からなる群より選択される少なくとも1つの症状に罹患している哺乳動物を治療する方法であって、有効な疾患治療量または状態治療量の、請求項1〜44のいずれかに記載の化合物または請求項45もしくは46のいずれかの薬学的組成物を該哺乳動物に投与する工程を包含する、方法。
【請求項61】
前記疼痛が、乳房切除後疼痛症候群、断端痛、幻肢痛、口腔神経障害性疼痛、シャルコー疼痛、歯痛、毒ヘビの咬傷、クモの咬傷、昆虫の刺傷、ヘルペス後神経痛、糖尿病性神経障害、反射性交感神経性ジストロフィ、三叉神経痛、変形性関節症、関節リウマチ、線維筋痛、ギラン−バレー症候群、知覚異常性大腿神経痛、口内焼灼感症候群、両側性末梢神経障害、カウザルギー、坐骨神経炎、末梢神経炎、多発性神経炎、分節性神経炎、ゴンボー神経炎、ニューロン炎、頸肩腕神経痛、頭部神経痛(cranial neuralgia)、膝神経痛(egniculate neuralgia)、舌咽神経痛、片頭痛性神経痛(migranous neuralgia)、特発性神経痛、肋間神経痛、乳房神経痛、顎関節神経痛、モートン神経痛、鼻毛様体神経痛、後頭神経痛、紅神経痛(red neuralgia)、スルダー神経痛、蝶口蓋神経痛(splenopalatine neuralgia)、眼窩上神経痛、ビディアン神経痛(vidian neuralgia)、副鼻腔炎頭痛(sinus headache)、緊張性頭痛、陣痛(labor)、分娩、腸内ガス、月経、癌、および外傷からなる群より選択される状態と関連する、請求項57に記載の方法
【請求項62】
薬剤としての使用のための請求項1〜44のいずれかに記載される化合物。
【請求項63】
請求項47〜58および60〜61のいずれかに示される疾患または状態の治療における使用のための請求項1〜44のいずれかに記載される化合物。
【請求項64】
請求項47〜58および60〜61のいずれかに示される疾患または状態の治療のための医薬の調製のための請求項1〜44のいずれかに記載される化合物の使用。
【請求項65】
請求項47〜58および60〜61のいずれかに示される疾患または状態の治療のための、請求項1〜44のいずれかに記載される化合物または請求項45〜46のいずれかに記載される薬学的組成物の使用。
【請求項66】
前記疾患が、急性、炎症性、および神経障害性の疼痛を含む疼痛;慢性の疼痛;歯痛;片頭痛、群発性頭痛、および緊張性頭痛を含む頭痛;パーキンソン病;アルツハイマー病;多発性硬化症;神経炎症によって媒介されるかまたは神経炎症を生じる疾患および障害、外傷性脳傷害、脳卒中、または脳炎;うつ病、躁病、双極性疾患、不安、統合失調症、摂食障害、睡眠障害、および認知障害を含む、中枢媒介性−神経精神性の疾患および障害;てんかんおよびてんかん発作障害;前立腺、膀胱、および腸の機能不全、尿失禁、排尿困難、直腸の過敏症、大便失禁、良性前立腺肥大症、および炎症性腸疾患;アレルギー性鼻炎、喘息、および反応性気道疾患ならびに慢性閉塞性肺疾患を含む、呼吸器および気道の疾患および障害;関節炎、関節リウマチ、および変形性関節症を含む、炎症によって媒介されるかまたは炎症を生じる疾患および障害;心筋梗塞;自己免疫疾患および自己免疫障害;ブドウ膜炎およびアテローム性硬化症;かゆみ/そう痒症、乾癬;脱毛症(毛髪の喪失);肥満;脂質障害;癌;高血圧;脊髄損傷;過敏性腸症候群;過活動膀胱;または腎障害である、請求項62もしくは63のいずれかに記載される化合物、または請求項64もしくは65のいずれかに記載される使用。
【請求項67】
前記状態が:カプサイシンへの曝露の症状、熱への曝露に起因する火傷または刺激の症状、光への曝露に起因する火傷または刺激の症状、催涙ガスへの曝露に起因する火傷、気管支収縮または刺激の症状、および酸への曝露に起因する火傷または曝露刺激の症状からなる群より選択される症状である、請求項62もしくは63のいずれかに記載される化合物、または請求項64もしくは65のいずれかに記載される使用。
【請求項68】
前記疼痛が:乳房切除後疼痛症候群、断端痛、幻肢痛、口腔神経障害性疼痛、シャルコー疼痛、歯痛、毒ヘビの咬傷、クモの咬傷、昆虫の刺傷、ヘルペス後神経痛、糖尿病性神経障害、反射性交感神経性ジストロフィ、三叉神経痛、変形性関節症、関節リウマチ、線維筋痛、ギラン−バレー症候群、知覚異常性大腿神経痛、口内焼灼感症候群、両側性末梢神経障害、カウザルギー、坐骨神経炎、末梢神経炎、多発性神経炎、分節性神経炎、ゴンボー神経炎、ニューロン炎、頸肩腕神経痛、頭部神経痛、膝神経痛、舌咽神経痛、片頭痛性神経痛、特発性神経痛、肋間神経痛、乳房神経痛、顎関節神経痛、モートン神経痛、鼻毛様体神経痛、後頭神経痛、紅神経痛、スルダー神経痛、蝶口蓋神経痛、眼窩上神経痛、ビディアン神経痛、副鼻腔炎頭痛、緊張性頭痛、分娩、出産、腸内ガス、月経、癌、および外傷、からなる群より選択される状態に関連する、請求項66において記載される化合物および/または使用。

【公表番号】特表2011−509296(P2011−509296A)
【公表日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−542280(P2010−542280)
【出願日】平成21年1月9日(2009.1.9)
【国際出願番号】PCT/US2009/000150
【国際公開番号】WO2009/089057
【国際公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【出願人】(505140384)レノビス, インコーポレイテッド (23)
【Fターム(参考)】