説明

イベント報知装置、携帯電話、据置装置、及び制御方法

【課題】着信やアラーム等のイベントが発生した場合に、その旨をユーザに対して報知すること。
【解決手段】音声を出力する音声出力手段160と、イベント報知装置100の制御を行う制御手段110とを備え、制御手段110は、イベント発生時にバイブレータ150の振動音を模した疑似音を音声出力手段160へ出力する疑似音出力部を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イベント報知装置、携帯電話、据置装置、及び制御方法に関する。特に、本発明は、着信やアラーム等のイベントが発生した場合に、その旨をユーザに対して報知するイベント報知装置、当該イベント報知装置を備えた携帯電話及び据置装置、並びに当該イベント報知装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
マナーモードは、携帯電話をマナー良く使うために端末に設定された使用モードのことである。最も一般的なマナーモードは、着信時に音を鳴らさずにバイブレータで振動を発するように動作するモードである。
【0003】
携帯電話は、映画館等、マナーとして静粛が要求される公共空間で持ち歩くために、消音モードを搭載するのが一般的になってきた。最近では、端末の高度化や携帯電話の普及の進展に伴い、自動車の運転中に留守状態にするドライブモードや、電波の送受信を停止してカメラや内蔵ゲームのみを使えるようにするセルフモード等、様々なマナーモードが登場している。
【0004】
ユーザは、携帯電話がマナーモードに設定されている場合、バイブレータの振動を頼りにして、着信やアラーム等のイベントが発生したことを知覚する。しかしながら、バイブレータの振動は、携帯電話が鞄に入っていたり、布団等の柔らかい素材の物の上に置かれていたりすると非常に小さくしか伝わらない。そのような場合、ユーザは、バイブレータの振動に気付かずに、着信やアラーム等のイベントが発生したことを知覚することができないことが多々ある。
【0005】
このような問題を解決することができる技術としては、特定の発信者からの着信時に多様な着信通報を設定できる携帯電話機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の携帯電話機においては、ユーザが応答しない状態が継続しても、タイマーの設定時間が経過したときは、バイブレータの駆動停止を振動駆動部へ指示すると共に、スピーカーを駆動するように鳴音駆動部に対して指示する。
【0006】
また、上記のような問題を解決することができる技術としては、マナーモードに設定されている場合でも、より着信に気付き易くする携帯電話機が知られている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2に記載の携帯電話機においては、無線部で着信信号を受信すると、通信制御部は、所定時間だけ低周波処理部を介して電気音響変換器による振動を起こし、所定時間経過後、替わって音声処理部を介して電気音響変換器による報知音の音量を所定値に向けて徐々に大きくしていくよう動作する。
【0007】
また、上記のような問題を解決することができる技術としては、振動モードから鳴音モードに切り替えを忘れた場合に、より適切なタイミングで切り替えを行わせることのできる携帯端末装置が知られている(例えば、特許文献3参照。)。特許文献3に記載の携帯端末装置においては、ユーザの応答がない間にタイマー値が応答時間を越えるようになった場合には、振動駆動部の代わりに鳴音駆動部の制御が開始され、スピーカーから着信を知らせる着信音が出力を開始することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2004−221652号公報
【特許文献2】特開2005−130106号公報
【特許文献3】特開2008−067096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1から3に記載の携帯電話は、マナーモードに設定されている際に着信があり、一定時間経過してもユーザが着信に気付かない場合、着信音を出力する。このようにして、ユーザは、マナーモードであっても、着信に気付くことができる。しかしながら、着信音は、周囲の人間に対して不快感を抱かせてしまう場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、着信やアラーム等のイベントが発生した場合に、その旨をユーザに対して報知するイベント報知装置であって、音声を出力する音声出力手段と、当該イベント報知装置の制御を行う制御手段とを備え、制御手段は、イベント発生時にバイブレータの振動音を模した疑似音を音声出力手段へ出力する疑似音出力部を有する。
【0011】
なおまた、上記のように発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
【発明の効果】
【0012】
以上の説明から明らかなように、この発明においては、イベント発生時にバイブレータの振動音を模した疑似音を音声出力手段へ出力するようにした。このようにして、この発明においては、バイブレータが振動していると周囲の人間に思わせることによって、周囲の人間に対してあまり不快感を抱かせることなく、ユーザに対してイベントの発生を気付かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】一実施形態に係る携帯電話100の一例を示す図である。
【図2】CPU110のブロック構成の一例を示す図である。
【図3】CPU110の動作フローの一例を示す図である。
【図4】CPU110の動作フローの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は、特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0015】
図1は、一実施形態に係る携帯電話100の一例を示す。携帯電話100は、着信やアラーム等のイベントが発生した場合に、その旨をユーザに対して報知する。なお、携帯電話100は、この発明における「イベント報知装置」を備える一例であってよい。
【0016】
携帯電話100は、CPU(Central Processing Unit)110、無線回路120、入力装置130、ROM(Read Only Memory)140、バイブレータ150、スピーカー160、D/A(Digital/Analog)変換回路161、スピーカーアンプ162、マイクロフォン170、マイクロフォンアンプ171、及びA/D(Analog/Digital)変換回路172を備える。なお、CPU110は、この発明における「制御手段」の一例であってよい。また、入力装置130は、この発明における「入力手段」の一例であってよい。また、スピーカー160は、この発明における「音声出力手段」の一例であってよい。
【0017】
CPU110は、携帯電話100を構成する部品の一つで、各装置の制御やデータの計算、加工を行う装置である。CPU110は、ROM140に記憶されたプログラムを実行する装置で、無線回路120、入力装置130、ROM140、A/D変換回路172等からデータを受け取り、演算、加工した上で、ROM140、バイブレータ150、D/A変換回路161等に出力する。CPU110は、1回の命令で同時に処理できるデータの量によって8ビット、16ビット、32ビット等の種類があり、値が大きいほど性能が高い。
【0018】
無線回路120は、携帯電話100を構成する部品の一つで、基地局と無線信号の送受信を行う装置である。
【0019】
入力装置130は、CPU110にデータや情報、指示等を与えるための装置である。一般的には、人間が操作して入力を行う装置のことを指す。典型的には、人間の手指の動きや打鍵を特定の信号に変換してCPU110に伝える、ボタンやタッチパネル等が該当する。
【0020】
ROM140は、読み出し専用記憶装置である。ROM140は、一度書き込まれた情報を読み出すための記憶装置で、書き換える必要のない情報や、書き換えられては困る情報を記憶させる。
【0021】
バイブレータ150は、振動するものである。バイブレータ150は、モーターの軸に重心を偏らせた重りを取り付け、回転させることで振動を生む方式が一般的である。
【0022】
スピーカー160は、音声出力装置である。スピーカー160は、携帯電話100の左右に1個ずつ設けられるのが基本パターンである。D/A変換回路161は、デジタル電気信号をアナログ電気信号に変換する電子回路である。スピーカーアンプ162は、音声を増幅する音響回路である。スピーカーアンプ162は、D/Aコンバータ161から出力された信号の電圧、電流又は電力を大きくしてスピーカー160へ出力する。
【0023】
マイクロフォン170は、音を電気信号に変換する。A/D変換回路172は、アナログ電気信号をデジタル電気信号に変換する電子回路である。マイクロフォンアンプ171は、音声を増幅する音響回路である。マイクロフォンアンプ171は、マイクロフォン170から出力された信号の電圧、電流又は電力を大きくしてA/Dコンバータ172へ出力する。
【0024】
基地局より携帯電話100の呼び出しが行われると、無線回路120にて基地局からの信号を受信し、CPU110で着信信号を検出する。CPU110で携帯電話100に着信があった事を検出すると、携帯電話100のユーザに着信があったことを通知するために、予めユーザが入力装置130より設定した設定内容を参照して、予めユーザが選択した着信音を予め設定されているボリュームでスピーカー160より鳴動したり、ユーザがマナーモード等に設定時には、設定された報知手段であるバイブレータ150を振動させて、着信があったことをユーザに通知する。
【0025】
図2は、CPU110のブロック構成の一例を示す。CPU110は、開始時間設定入力受付部111、音量設定入力受付部112、動作モード設定入力受付部113、イベント発生検知部114、計時部115、操作入力受付部116、バイブレータ制御部117、及び疑似音出力部118を有する。以下に、各構成要素の機能及び動作を説明する。
【0026】
開始時間設定入力受付部111は、バイブレータ150の振動音を模した疑似音をスピーカー160へ出力開始させるイベント発生後の開始時間の設定の入力を受け付ける。開始時間は、数秒で設定し、0(ゼロ。イベントと同時に疑似音鳴動)〜無限大(実質的に疑似音鳴動しないオフ同等)が設定できる。
【0027】
音量設定入力受付部112は、バイブレータ150の振動音を模した疑似音の音量の設定の入力を受け付ける。音量は、所定の音量であったり、時間経過と共に段階的に大きくなる音量であってもよい。
【0028】
動作モード設定入力受付部113は、携帯電話100の動作モードとして、イベント発生時にスピーカー160から音を出力させるか否か、いずれかの動作モードを指定する入力を受け付ける。
【0029】
イベント発生検知部114は、着信やアラーム等のイベントが発生した場合に、その旨を検知する。
【0030】
計時部115は、イベントが発生してからの時間を計時する。
【0031】
操作入力受付部116は、入力装置130を介したユーザからの操作入力を受け付ける。
【0032】
バイブレータ制御部117は、イベント発生時にバイブレータ150を振動させるよう制御する。具体的に説明すると、バイブレータ制御部117は、着信やアラーム等のイベントが発生したことをイベント発生検知部114が検知した場合に、バイブレータ150を振動させるよう制御する。より具体的に説明すると、バイブレータ制御部117は、イベント発生後に、入力装置130を介したユーザからの操作入力を操作入力受付部116が受け付けた場合、バイブレータ150の振動を停止させる。
【0033】
疑似音出力部118は、イベント発生時にバイブレータ150の振動音を模した疑似音をスピーカー160へ出力する。具体的に説明すると、疑似音出力部118は、着信やアラーム等のイベントが発生したことをイベント発生検知部114が検知した場合に、バイブレータ150の振動音を模した疑似音をスピーカー160へ出力する。より具体的に説明すると、疑似音出力部118は、イベント発生時にスピーカー160から音を出力させない動作モードを指定する入力を動作モード設定入力受付部113が受け付けた場合に、イベント発生時にバイブレータ150の振動音を模した疑似音をスピーカー160へ出力する。より具体的に説明すると、疑似音出力部118は、イベント発生後に、入力装置130を介したユーザからの操作入力を操作入力受付部116が受け付けた場合、バイブレータ150の振動音を模した疑似音の出力を停止する。より具体的に説明すると、疑似音出力部118は、イベントが発生してから計時部115が計時した時間が、開始時間設定入力受付部111が入力を受け付けた設定の開始時間まで経過した場合に、バイブレータ150の振動音を模した疑似音をスピーカー160へ出力する。より具体的に説明すると、疑似音出力部118は、イベントが発生してから計時部115が計時した時間が、開始時間設定入力受付部111が入力を受け付けた設定の開始時間までの間に、入力装置130を介したユーザからの操作入力を操作入力受付部116が受け付けた場合、イベントが発生してから計時部115が計時した時間が、開始時間設定入力受付部111が入力を受け付けた設定の開始時間まで経過しても、バイブレータ150の振動音を模した疑似音をスピーカー160へ出力しない。より具体的に説明すると、疑似音出力部118は、音量設定入力受付部112が入力を受け付けた設定の音量となるように、イベント発生時にバイブレータ150の振動音を模した疑似音をスピーカー160へ出力する。
【0034】
図3は、CPU110の動作フローの一例を示す。次に図3を使用してマナーモード設定処理において、マナーモード中にバイブレータの振動に加えてスピーカーより着信音を鳴動するための設定手順について説明する。
【0035】
CPU110の動作モード設定入力受付部113は、ユーザが入力装置130にて携帯電話100のマナーモード設定処理を選択した場合(S101)、マナーモード中に着信音の鳴動を行う着信音鳴動モードの選択処理の入力を受け付ける(S102)。
【0036】
マナーモード中の着信音鳴動モードを選択した場合、CPU110の開始時間設定入力受付部111は、着信時にバイブレータ振動中にユーザがバイブレータの振動に気づかずに着信処理を行わなかった時に、バイブレータの振動に加えて着信音の鳴動を開始するまでの時間の設定の入力を受け付ける(S103)。
【0037】
そして、CPU110の音量設定入力受付部112は、マナーモード中に鳴動する着信音のボリュームの設定の入力を受け付ける(S104)。マナーモード中に鳴動する着信音については、予め携帯電話100にバイブ振動周期に同期したバイブ擬似振動音を用意しておく。携帯電話100にてバイブレータの振動モードを複数のなかから選択できる場合は、それぞれの振動モードの周期に対応したバイブ擬似振動音を用意しておき、ユーザが設定したバイブ振動モードの周期に対応したバイブ擬似振動音を自動で選択するものとする。
【0038】
図4は、CPU110の動作フローの一例を示す。次に図4を使用して、本発明の動作としてマナーモード中の着信音鳴動モードを設定した状態で、携帯電話100に着信があったときの動作について説明する。
【0039】
基地局より携帯電話100の呼び出しが行われると、CPU110のイベント発生検知部114は、着信信号を検出する(S201)。
【0040】
そして、CPU110のバイブレータ制御部117は、ユーザに着信があったことを通知するためにバイブレータ150を振動させる(S202)。そして、CPU110の計時部115は、タイマーのカウントを開始する(S203)。
【0041】
そして、タイマー時間が着信音鳴動開始時間経過前にユーザがバイブレータの振動に気がついて着信処理を行うと、CPU110の操作入力受付部116は、その旨の入力を受け付ける(S204)。そして、バイブレータ制御部117は、バイブレータ150の振動を停止する(S209)。このようにして、携帯電話100は、通話処理に移行する(S210)。
【0042】
そして、携帯電話100のユーザがバイブレータの振動に気づかずに着信処理を行わずタイマー時間が着信音鳴動開始時間を経過すると(S205)、CPU110の疑似音出力部118は、ROM140に保存されているバイブ振動モードの周期に対応したバイブ擬似振動音を選択し、バイブ振動の周期に同期させて出力する(S206)。バイブ振動擬似音は、D/A変換回路161でデジタルデータからアナログデータに変換されて、ユーザが設定したボリュームになるようにスピーカーアンプ162でゲインが調整されて、スピーカー160より鳴動する。
【0043】
そして、携帯電話100のユーザがスピーカーから鳴動された着信音で着信があったことに気づき着信処理を行うと、操作入力受付部116は、その旨の入力を受け付ける(S207)。そして、疑似音出力部118は、バイブ擬似振動音の鳴動を停止させる(S208)。そして、バイブレータ制御部117は、バイブレータの振動を停止させる(S209)。このようにして、携帯電話100は、通話処理に移行する(S210)。
【0044】
また、本発明の実施例では、携帯電話でマナーモード中に着信があったときの例について示したが、着信以外に、マナーモード状態でアラーム通知処理や目覚まし処理等を行う時にも同様の動作を行う事により、バイブレータの振動に加えてスピーカーからバイブ擬似振動音を鳴動することにより携帯電話100のユーザに通知を行うことができる。また、携帯電話だけでなく携帯端末でのイベント報知の際に、バイブレータの振動に加えてスピーカーから疑似振動音を鳴動することで、ユーザに振動が伝わり難い場合でも、効果的に報知することができる。
【0045】
また、本発明の実施例では、バイブレータの振動に加えてスピーカーからバイブ疑似振動音を鳴動することとしたが、バイブレータの振動が設定によりできない場合の報知、例えば、携帯電話でマナー状態で、且つバイブレータの振動をしない設定になっていた場合でも、イベントを検知してから所定の開始時間後にバイブ疑似振動音を再生することで適用できるし、そもそもバイブレータを備えない携帯端末や、据置装置へも報知音を鳴動させることができない映画館等の機器でバイブ疑似振動音を再生することで適用できる。
【0046】
以上説明したように、携帯電話100においては、イベント発生時にバイブレータ150の振動音を模した疑似音をスピーカー160へ出力するようにした。このようにして、携帯電話100においては、バイブレータ150が振動していると周囲の人間に思わせることによって、周囲の人間に対してあまり不快感を抱かせることなく、ユーザに対してイベントの発生を気付かせることができる。
【0047】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0048】
100 携帯電話
110 CPU
111 開始時間設定入力受付部
112 音量設定入力受付部
113 動作モード設定入力受付部
114 イベント発生検知部
115 計時部
116 操作入力受付部
117 バイブレータ制御部
118 疑似音出力部
120 無線回路
130 入力装置
140 ROM
150 バイブレータ
160 スピーカー
161 D/A変換回路
162 スピーカーアンプ
170 マイクロフォン
171 マイクロフォンアンプ
172 A/D変換回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着信やアラーム等のイベントが発生した場合に、その旨をユーザに対して報知するイベント報知装置であって、
音声を出力する音声出力手段と、
当該イベント報知装置の制御を行う制御手段と
を備え、
前記制御手段は、
イベント発生時にバイブレータの振動音を模した疑似音を前記音声出力手段へ出力する疑似音出力部
を有するイベント報知装置。
【請求項2】
電気仕掛けにより振動を発生させるバイブレータ
を更に備え、
前記制御手段は、
イベント発生時に前記バイブレータを振動させるよう制御するバイブレータ制御部
を更に有する請求項1に記載のイベント報知装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
着信やアラーム等のイベントが発生した場合に、その旨を検知するイベント発生検知部
を更に有し、
前記疑似音出力部は、着信やアラーム等のイベントが発生したことを前記イベント発生検知部が検知した場合に、バイブレータの振動音を模した疑似音を前記音声出力手段へ出力する
請求項1又は2に記載のイベント報知装置。
【請求項4】
前記バイブレータ制御部は、着信やアラーム等のイベントが発生したことを前記イベント発生検知部が検知した場合に、前記バイブレータを振動させるよう制御する
請求項3に記載のイベント報知装置。
【請求項5】
前記制御手段は、
当該インベント報知装置の動作モードとして、イベント発生時に前記音声出力手段から音を出力させるか否か、いずれかの動作モードを指定する入力を受け付ける動作モード設定入力受付部
を更に有し、
前記疑似音出力部は、イベント発生時に前記音声出力手段から音を出力させない動作モードを指定する入力を前記動作モード設定入力受付部が受け付けた場合に、イベント発生時にバイブレータの振動音を模した疑似音を前記音声出力手段へ出力する
請求項1から4のいずれか一項に記載のイベント報知装置。
【請求項6】
前記制御手段は、
バイブレータの振動音を模した疑似音を前記音声出力手段へ出力開始させるイベント発生後の開始時間の設定の入力を受け付ける開始時間設定入力受付部と、
イベントが発生してからの時間を計時する計時部と
を更に有し、
前記疑似音出力部は、イベントが発生してから前記計時部が計時した時間が、前記開始時間設定入力受付部が入力を受け付けた設定の開始時間まで経過した場合に、バイブレータの振動音を模した疑似音を前記音声出力手段へ出力する
請求項1から5のいずれか一項に記載のイベント報知装置。
【請求項7】
前記疑似音出力部は、イベントが発生してから前記計時部が計時した時間が、前記開始時間設定入力受付部が入力を受け付けた設定の開始時間までの間に、前記入力手段を介したユーザからの操作入力を前記操作入力受付部が受け付けた場合、イベントが発生してから前記計時部が計時した時間が、前記開始時間設定入力受付部が入力を受け付けた設定の開始時間まで経過しても、バイブレータの振動音を模した疑似音を前記音声出力手段へ出力しない
請求項6に記載のイベント報知装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載のイベント報知装置を備えた携帯電話。
【請求項9】
請求項1から7のいずれか一項に記載のイベント報知装置を備えた据置装置。
【請求項10】
着信やアラーム等のイベントが発生した場合に、その旨をユーザに対して報知するイベント報知装置の制御方法であって、
イベント発生時にバイブレータの振動音を模した疑似音を音声出力手段へ出力する疑似音出力段階
を備える制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−129602(P2012−129602A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−276874(P2010−276874)
【出願日】平成22年12月13日(2010.12.13)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】