説明

イミダゾール誘導体

【課題】 イミダゾール誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有するCB2受容体調節剤などを提供すること。
【解決手段】
一般式(I)
【化19】


[式中、Rは、置換基を有していてもよい低級アルキルなどを表し、Rは、置換基を有していてもよいシクロアルキルなどを表し、Rは、置換基を有していてもよいアリールなどを表し、nは0〜3の整数を表す]で表されるイミダゾール誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有するCB2受容体調節剤などを提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化16】

[式中、
は、置換基を有していてもよい低級アルキル、置換基を有していてもよいアラルキル、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよい低級アルケニル、置換基を有していてもよい脂肪族複素環基、または置換基を有していてもよい芳香族複素環基を表し、
は、置換基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよい脂肪族複素環基、置換基を有していてもよいアリール、または置換基を有していてもよい芳香族複素環基を表し、
は、置換基を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよいアリールとシクロアルキルが縮合した炭化水素基、置換基を有していてもよい芳香族複素環基、または置換基を有していてもよいビニルを表し、
nは0〜3の整数
を表す]で表されるイミダゾール誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有するカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項2】
調節剤が作動剤である請求項1記載の剤。
【請求項3】
一般式(IA)
【化17】

[式中、
1Aは、ハロゲン、ヒドロキシおよび低級アルコキシからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい低級アルキル、またはハロゲン、ヒドロキシおよび低級アルコキシからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい低級アルケニルを表し、
2Aは、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、オキソ、低級アルコキシカルボニルおよびアラルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよいシクロアルキル;またはシアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、オキソ、低級アルコキシカルボニルおよびアラルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい脂肪族複素環基を表し、
3Aは、下記置換基群Aから選ばれる1〜5個の置換基を有していてもよいアリール、下記置換基群Aから選ばれる1〜4個の置換基を有していてもよい芳香族複素環基、下記置換基群Aおよびオキソから選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよいアリールとシクロアルキルが縮合した炭化水素基、下記置換基群Aおよびオキソから選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい脂肪族複素環基、または下記置換基群Aから選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよいビニルを表し、
nAは1〜3の整数を表し、
置換基群Aは、
(i) ハロゲン、(ii) ニトロ、(iii) シアノ、(iv) −OR(式中、Rは水素原子、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキル、下記置換基Dで置換されていてもよいシクロアルキル、下記置換基Cで置換されていてもよいアラルキル、下記置換基Cで置換されていてもよいアリール、下記置換基Cで置換されていてもよい芳香族複素環基、下記置換基Dで置換されていてもよい脂肪族複素環基、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルカノイルまたは下記置換基Cで置換されていてもよいアロイルを表す)、(v) −COR[式中、Rは水素原子、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキル、下記置換基Dで置換されていてもよいシクロアルキル、下記置換基Cで置換されていてもよいアラルキル、下記置換基Cで置換されていてもよいアリール、下記置換基Cで置換されていてもよい芳香族複素環基または下記置換基Dで置換されていてもよい脂肪族複素環基を表す]、(vi) −NR[式中、RおよびRはそれぞれ同一または異なって、水素原子、ヒドロキシ、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルコキシ、アミノ、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキルアミノ、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキル、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルケニル、下記置換基Dで置換されていてもよいシクロアルキル、下記置換基Cで置換されていてもよいアラルキル、下記置換基Cで置換されていてもよいアリール、下記置換基Cで置換されていてもよい芳香族複素環基、下記置換基Dで置換されていてもよい脂肪族複素環基、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルコキシカルボニル、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルカノイル、下記置換基Dで置換されていてもよいシクロアルキルカルボニル、下記置換基Cで置換されていてもよいアラルキルカルボニル、下記置換基Cで置換されていてもよいアロイル、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキルスルホニル、下記置換基Dで置換されていてもよいシクロアルキルスルホニル、下記置換基Cで置換されていてもよいアラルキルスルホニル、下記置換基Cで置換されていてもよいアリールスルホニル、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキルスルファモイル、下記置換基Bで置換されていてもよいジ低級アルキルスルファモイル、カルバモイル、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキルカルバモイルまたは下記置換基Bで置換されていてもよいジ低級アルキルカルバモイルを表すか、またはRおよびRが隣接する窒素原子と一緒になって下記置換基Cで置換されていてもよい含窒素複素環基を表す]、(vii) −C(=W)NR10[式中、Wは酸素原子または硫黄原子を表し、RおよびR10はそれぞれ同一または異なって、水素原子、ヒドロキシ、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルコキシ、アミノ、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキルアミノ、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキル、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルケニル、下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルカノイル、下記置換基Dで置換されていてもよいシクロアルキル、下記置換基Cで置換されていてもよいアラルキル、下記置換基Cで置換されていてもよいアリール、下記置換基Cで置換されていてもよい芳香族複素環基または下記置換基Dで置換されていてもよい脂肪族複素環基を表すか、またはRおよびR10が隣接する窒素原子と一緒になって下記置換基Cで置換されていてもよい含窒素複素環基を表す]、(viii) 下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキル、(ix) 下記置換基Dで置換されていてもよい脂肪族複素環基、(x) 下記置換基Cで置換されていてもよいアラルキル、(xi) 下記置換基Cで置換されていてもよいアリール、(xii) 下記置換基Cで置換されていてもよい芳香族複素環基、(xiii) 下記置換基Dで置換されていてもよいシクロアルキル、(xiv) 下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキルスルファニル、(xv) 下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキルスルフィニル、(xvi) 下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキルスルホニル、(xvii) 下記置換基Bで置換されていてもよい低級アルキルスルファモイル、(xviii) 下記置換基Bで置換されていてもよいジ低級アルキルスルファモイル、(xix) −C(=C(CN))R13(式中、R13は低級アルキルを表す)、および (xx) −C(=NOR14)R15(式中、R14は水素原子または低級アルキルを表し、R15は低級アルキルを表す)からなる群を意味し、
置換基Bは、シアノ;低級アルキルスルホニル;低級アルキルスルフィニル;低級アルキルスルファニル;ハロゲン;ヒドロキシ;低級アルコキシ;アラルキルオキシ;−NR1112(式中、R11およびR12は同一または異なって、水素原子、低級アルキル、アラルキル、アリール、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、アロイル、低級アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルを表す);ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい芳香族複素環基;ハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい脂肪族複素環基;ならびにハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよいシクロアルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を意味し、
置換基Cは、シアノ;低級アルキルスルホニル;低級アルキルスルフィニル;低級アルキルスルファニル;ハロゲン;ヒドロキシ;低級アルコキシ;アラルキルオキシ;−NR1112(式中、R11およびR12はそれぞれ前記と同義である);ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい芳香族複素環基;ハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい脂肪族複素環基;ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいアリール;ハロゲン、ヒドロキシおよび低級アルコキシからなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい低級アルキル;ならびにハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよいシクロアルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を意味し、
置換基Dは、オキソ;シアノ;低級アルキルスルホニル;低級アルキルスルフィニル;低級アルキルスルファニル;ハロゲン;ヒドロキシ;低級アルコキシ;アラルキルオキシ;−NR1112(式中、R11およびR12はそれぞれ前記と同義である);ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい芳香族複素環基;ハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい脂肪族複素環基;ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいアリール;ハロゲン、ヒドロキシおよび低級アルコキシからなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい低級アルキル;ならびにハロゲン、オキソ、ヒドロキシ、低級アルコキシおよび低級アルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよいシクロアルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を意味する。]
で表されるイミダゾール誘導体またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有するカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項4】
1Aがハロゲン、ヒドロキシおよび低級アルコキシからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい低級アルキルである請求項3記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項5】
1Aが低級アルキルである請求項3記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項6】
1Aがtert−ブチルである請求項3記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項7】
2Aがシアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、オキソ、低級アルコキシカルボニルおよびアラルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよいシクロアルキルである請求項3〜6のいずれかに記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項8】
2Aがシアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、オキソ、低級アルコキシカルボニルおよびアラルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい脂肪族複素環基である請求項3〜6のいずれかに記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項9】
脂肪族複素環基が含酸素脂肪族複素環基である請求項8記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項10】
脂肪族複素環基が下記式(X)
【化18】

(式中、Zは酸素原子または硫黄原子を表し、n1およびn2はそれぞれ独立して0〜3の整数を表す)で表される脂肪族複素環基である請求項8記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項11】
2Aがシアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、オキソ、低級アルコキシカルボニルおよびアラルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよいシクロヘキシルまたはシアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、オキソ、低級アルコキシカルボニルおよびアラルキルからなる群から選ばれる1〜3個の置換基を有していてもよい4−テトラヒドロピラニルである請求項3〜6のいずれかに記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項12】
3Aが置換基群Aから選ばれる1〜5個の置換基を有するアリールである請求項3〜11のいずれかに記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項13】
3Aが置換基群Aから選ばれる1〜4個の置換基を有していてもよい芳香族複素環基である請求項3〜11のいずれかに記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項14】
3Aが置換基群Aから選ばれる1〜3個の置換基を有するビニルである請求項3〜11のいずれかに記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項15】
置換基群Aがシアノ、−COR(式中、Rは前記と同義である)、−NR(式中、RおよびRはそれぞれ前記と同義である)および−C(=O)NR10(式中、RおよびR10はそれぞれ前記と同義である)からなる群である請求項3〜14のいずれかに記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項16】
置換基群Aが−NR(式中、RおよびRはそれぞれ前記と同義である)および−C(=O)NR10(式中、RおよびR10はそれぞれ前記と同義である)からなる群である請求項3〜14のいずれかに記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項17】
nAが1である請求項3〜16のいずれかに記載のカンナビノイド2型(CB2)受容体調節剤。
【請求項18】
調節剤が作動剤である請求項3〜17記載の剤。

【公開番号】特開2009−203238(P2009−203238A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−141916(P2009−141916)
【出願日】平成21年6月15日(2009.6.15)
【分割の表示】特願2008−533175(P2008−533175)の分割
【原出願日】平成19年9月5日(2007.9.5)
【出願人】(000001029)協和発酵キリン株式会社 (276)
【Fターム(参考)】