説明

イムノフィリン由来ドメインとのキメラタンパク質用の多量体化剤としてのラパマイシンの合成誘導体

【課題】イムノフィリンや、イムノフィリンもしくはイムノフィリン関連ドメインを含むタンパク質を多量体化するための新規化合物の提供。
【解決手段】下記式で示されるラパマイシンの合成誘導体、その分割された立体異性体または1もしくは2以上のこのような立体異性体の混合物、ならびにそれらの製薬に許容される塩。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式で示される化合物:
【化89】

上記式中、Gは-CHB2YR2
B2は、C1〜C6の分岐、非分岐もしくは環式の脂肪族基またはヘテロ脂肪族基を表し、これは飽和または不飽和であり、非置換であるか-OH, -C=O, -COOH,-CHO,アリル、アミン、アミド、ウレア、カルバメート、エーテルもしくはチオエーテルで置換されていてもよく;
YR2は置換または非置換のアリールまたはヘテロアリール基を表し;
R4は、非置換または置換された脂肪族、脂環式、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロ環式基であり;
R5は、脂肪族基であり;
R6は、非置換または置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、アリール、またはヘテロアリール基であり;
R7は、H 、-(CH2)Z -CH=CH2 、-(CH2)Z -COOH 、-(CH2)Z -CHO、-(CH2)Z -OH 、-(CH2)Z -NH2、-(CH2)Z -NH-アルキル、または-(CH2)Z -SH (ここでZ は0〜4の整数)である。
【請求項2】
R4-R5-R6-R7 が下記式で表される請求項1記載の化合物;
【化90】

上記式中、R4は、フェニル、3,4-ジメトキシフェニル、3,4,5-トリメトキシフェニル、3 ,4- メチレンジオキシフェニル、3-ピリジル, 3-インドリルまたはモルホリノである。
【請求項3】
B2がメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、 -CH2-シクロプロピル、アリル、n-ブチル、sec-ブチル、イソブチル、 tert-ブチル、シクロブチル、-CH2- シクロブチル、n-ペンチル、sec-ペンチル、イソペンチル、tert- ペンチル、シクロペンチル、 -CH2-シクロペンチル、n-ヘキシル、sec-ヘキシル、シクロヘキシルまたは-CH2- シクロヘキシルである、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
YR2 が、フェニル;ハロ、低級アルキルもしくはアルコキシ基でo-, m-もしくはp-置換されたフェニル; 2,4-, 3,4-もしくは3,5-ジメトキシもしくはジエトキシフェニル;メチレンジオキシフェニル;3-メトキシ-5- エトキシフェニル;3,4,5-トリメトキシもしくはエトシキフェニル;または3,5-ジメトキシ-4- クロロ- フェニルである、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
請求項1記載の化合物が2個共有結合した分子を含む二量体。
【請求項6】
下記式で示される化合物:
【化91】

【請求項7】
下記式で示される化合物:
【化92】

【請求項8】
下記式で示される化合物またはそのt-ブチルエステルもしくは塩酸塩:
【化93】

または
【化94】


【公開番号】特開2012−131794(P2012−131794A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−2326(P2012−2326)
【出願日】平成24年1月10日(2012.1.10)
【分割の表示】特願平9−531139の分割
【原出願日】平成9年2月28日(1997.2.28)
【出願人】(500430383)アリアド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】