説明

イメージ検索方法及び検索システム

【課題】イメージ検索においてオリジナルページをロードしなくても該当イメージを確認できるようにするイメージ検索方法及び検索システムを提供する。
【解決手段】本発明は、イメージ検索システムが、ユーザからイメージ検索のためのクエリーを受信し、イメージデータベースから前記クエリーに符合するイメージを抽出した後、検索されたイメージを前記ユーザに提供し、前記検索されたイメージのオリジナルページへの移動要求がある場合、前記オリジナルページにリンクによりアクセスし、前記検索されたイメージのダイレクトビューイメージを提供し、前記ダイレクトビューイメージに対する自動再生要求を受信すること、を含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージ検索方法及び検索システムに関し、より詳細には、オリジナルイメージをロードしなくてもオリジナルページに含まれた全てのイメージを容易に確認でき、オリジナルページへの移動の是非に対するユーザの判断をサポートし、既に探索したイメージを容易に識別して再探索できるイメージ検索方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの発達及びインターネット普及の増加に伴って、インターネットを用いた様々なサービスが提供されているが、そのうち代表的な例が検索サービスである。検索サービスは、ユーザが検索しようとする単語または単語の組み合わせをクエリーで入力すると、検索エンジンが入力されたクエリーに対応する検索結果テキスト(例えば、ユーザから入力された検索クエリーを含むウェブサイト、記事など)をユーザに提供するサービスを意味する。
【0003】
最近、ユーザの様々な検索要求に応えるために、検索サービス提供者は、テキスト形態の検索結果だけでなく、イメージのようなコンテンツを検索結果として提供している。この際、検索結果としてイメージを提供することにおいて、既存のイメージ検索システムは、ユーザが入力したクエリーを含むイメージ、例えば、ユーザが入力したクエリーがファイル名またはイメージに係わるテキストに含まれているイメージを、該当クエリーの重要度に応じてモデリングすることによりイメージを提供する。
【0004】
しかし、従来のイメージ検索方法による場合、通常、イメージ検索結果として、解像度が非常に低いサムネイルイメージのみをユーザに提供するため、ユーザが該当イメージを正確に確認しようとする場合、そのイメージが含まれたオリジナルページに毎回移動しなければならないという不便さがある。また、検索結果として提供されたイメージの数が非常に多い場合、ユーザは、所望のイメージを探し出すために、オリジナルページへのアクセス及び終了の動作を数回繰り返さなければならない。特に、最近は一つのウェプページが様々なコンテンツを含んでいる場合が多く、オリジナルページのロードが完了するまでに相当な時間がかかる可能性があるため、ユーザが所望のイメージを探し出すことが難しい課題となっている。
【0005】
また、従来方法は、上記のように、該当イメージのファイル名にユーザが入力したクエリーが含まれている該当イメージや、該当イメージに係わるテキストファイルにユーザが入力したクエリーが含まれている該当イメージのみを検索結果として提供するため、該当イメージが派生する出所が他のイメージに対してもユーザが閲覧を希望する場合には、オリジナルページに移動して、これらの追加イメージを確認するしかなかった。従って、従来のイメージ検索方法は、入力されたクエリーに符合するイメージは勿論、これに係わる追加イメージを同時に確認しようとするユーザの検索意図を満たすことができなかった。
【0006】
また、従来方法は、検索結果として提供されるイメージが複数個ある場合、複数個のイメージのうちユーザが既に閲覧乃至確認したイメージ及び現在閲覧しているイメージの位置が、提供された全ての検索結果イメージのどこに該当するのか容易に確認し難くいため、ユーザが既に閲覧したイメージを再度閲覧しようとする場合、これを探す出すために時間と努力が浪費された。
【0007】
また、従来方法は、ユーザの選択を待って、検索されたサムネイルのうち選択されたサムネイルに対するオリジナルページのみを受動的に画面に提供するだけであり、この場合、上記のように、ユーザが確認を希望するオリジナルイメージだけでなく、オリジナルページが含んでいる全てのコンテンツが共に画面に提供されるため、ユーザが検索されたサムネイルを一つずつ選択しなければ、検索された多くのイメージを短い時間に自動で全て確認することは事実上不可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】韓国特許公開2010−0050110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためのものであって、イメージ検索においてオリジナルページをロードしなくても該当イメージを確認できるようにするイメージ検索方法及び検索システムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、オリジナルページに含まれた全てのイメージを容易に確認できるようにし、オリジナルページへの移動の是非に対するユーザの判断をサポートできるイメージ検索方法及び検索システムを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、検索結果イメージのうち、ユーザが既に探索したイメージを容易に識別して再探索できるようにするイメージ検索方法及び検索システムを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、検索結果イメージをダウンロードして別途の画像ビューアプログラムを実行しなくても、ユーザが該当イメージを容易に自動閲覧できるようにするイメージ検索方法及び検索システムを提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の一実施形態によるイメージ検索方法は、イメージ検索システムが、ユーザからイメージ検索のためのクエリーを受信し、イメージデータベースから前記クエリーに符合するイメージを抽出した後、検索されたイメージを前記ユーザに提供し、前記検索されたイメージのオリジナルページへの移動要求がある場合、前記オリジナルページにリンクによりアクセスし、前記検索されたイメージのダイレクトビューイメージを提供し、前記ダイレクトビューイメージに対する自動再生要求を受信すること、を含むことを特徴とする。
【0014】
ここで、前記ダイレクトビューイメージを提供することは、前記検索されたイメージのうちユーザから選択されたイメージのダイレクトビューイメージを提供するとともに、前記検索されたイメージのうち少なくとも一部のサムネイルイメージを整列して提供することを含む。
【0015】
また、前記サムネイルイメージを整列して提供することは、前記選択されたイメージのダイレクトビューイメージに対応するサムネイルイメージの状態を変更することを含む。
【0016】
また、前記サムネイルイメージの状態を変更することは、前記サムネイルイメージのサイズを調節したり、前記サムネイルイメージのフレームを太く表示したり、前記サムネイルイメージのフレームの色を変更することを含む。
【0017】
また、前記ダイレクトビューイメージを提供することは、前記選択されたイメージのダイレクトビューイメージの前後イメージを前記ダイレクトビューイメージとともに提供することを含む。
【0018】
また、前記イメージ検索方法は、前記自動再生要求を受信することにより、前記検索されたイメージのダイレクトビューイメージを一定時間ごとに前記ユーザに提供することをさらに含む。
【0019】
本発明の他の一実施形態によると、記録媒体は、前記イメージ検索方法を行うためのプログラムが記録されたコンピューター読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0020】
本発明のまた他の一実施形態によると、イメージ検索システムは、ユーザ端末とデータを送受信するインターフェース部と、前記インターフェース部から受信したイメージ検索クエリーに符合するイメージをデータベースから抽出する検索結果生成部と、前記検索結果生成部により検索されたイメージに対するダイレクトビューイメージを提供するダイレクトビュー制御部と、前記検索されたイメージのサムネイルイメージを整列し、前記サムネイルイメージの状態を変化させるサムネイルリスト領域制御部と、前記検索されたイメージのダイレクトビューイメージを一定時間ごとに前記ユーザ端末に提供する自動再生制御部と、を含む。
【0021】
ここで、前記ダイレクトビュー制御部は、前記検索されたイメージのうち選択されたイメージのダイレクトビューイメージの前後イメージを前記ダイレクトビューイメージとともに提供する。
【0022】
また、前記サムネイルリスト領域制御部は、前記検索されたイメージのうちユーザから選択されたイメージのダイレクトビューイメージに対応するサムネイルイメージの状態を変更する状態表示部を含む。
【発明の効果】
【0023】
本発明によると、オリジナルページに移動しなくてもダイレクトビューウィンドウを介してユーザが該当イメージをサムネイルより高い解像度で簡単に確認することができ、これと同時に、オリジナルイメージに対する情報を確認することができるため、オリジナルイメージを確認するためにオリジナルページに毎回移動しなければならない煩わしさが無くなり、ユーザの検索サービス満足度を向上させることができる。
【0024】
また、本発明によると、オリジナルページがさらに含む追加イメージの個数及びそのサムネイルイメージを提供することにより、ユーザが検索されたイメージだけでなく、関連イメージを同時に全て確認できるるようにし、これにより、該当オリジナルページに移動するか否かに対するユーザの判断をさらにサポートすることができる。
【0025】
また、本発明によると、サムネイルリスト及びスライドバーを提供し、該当サムネイルリストのうち既に閲覧したイメージ、未閲覧イメージ、現在ダイレクトビュー中のイメージなどを区分して表示し、ユーザが既に探索したイメージを容易にまた探し出すことができるようにサポートし、スライドバーを用いて全体検索結果のうちユーザが閲覧を希望する領域を自在に変更できるようにサポートすることができる。
【0026】
また、本発明によると、自動再生機能を用いて、ユーザはイメージ検索により探し出したイメージを別途の画像ビューアプログラムで実行したり、検索イメージを一つずつ選択しなくても全てのイメージを自動閲覧することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施形態によるイメージ検索システムの概略的なブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるイメージ検索システムの細部構成を図示した図面である。
【図3】本発明の一実施形態によるダイレクトビュー制御部140を概略的に図示したブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態によるサムネイルリスト領域制御部150を概略的に図示したブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態による自動再生制御部160を概略的に図示したブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態により、ユーザ端末に提供されたイメージ検索結果の一例を簡略に図示した図面である。
【図7】本発明の一実施形態により、イメージダイレクトビューを実行する場合、ユーザ端末に提供される画面構成の一例を簡略に図示した図面である。
【図8A】本発明の一実施形態により、ユーザ端末に提供される実際の画面構成の一例を図示した図面である。
【図8B】本発明の一実施形態により、ユーザ端末に提供される実際の画面構成の一例を図示した図面である。
【図9】本発明の一実施形態により、転換ボタンをクリックする場合、画面が変更される一例を簡略に図示した図面である。
【図10】本発明の一実施形態により、転換ボタンをクリックする場合、画面が変更される一例を簡略に図示した図面である。
【図11】本発明の一実施形態によるイメージ検索方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付の図面を参照して、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者が容易に実施できるように、本発明の実施形態を詳細に説明する。しかし、本発明は様々な相異した形態で実現することができ、本発明はここに説明された特定の実施形態に限定されない。図面の簡略化と明瞭性のために、説明に関係ない部分は図示を省略し、明細書全体に亘って同一あるいは類似した部分に対しては類似した図面符号を使用した。
【0029】
明細書全体で、ある部分が他の部分と「接続」されているとする場合、これは、「直接接続」されている場合だけでなく、その間に他の素子を置いて「電気的に接続」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」とする場合、これは特に限定する用語で記載しない限り、他の構成要素を除外せず、他の構成要素をさらに含むことができることを意図する。
【0030】
また、本明細書で、「オリジナルページ」というものは、オリジナルイメージが派生する出所に該当するウェブページを意味し、イメージのみからなっているテキストだけでなく、テキストまたは動画などのコンテンツとともにイメージが含まれているテキストを含むものを意味する。
【0031】
また、「ダイレクトビューイメージ」は、ダイレクトビューウィンドウを介して表示されるイメージであって、オリジナルページに含まれたオリジナルイメージ自体であってもよく、オリジナルイメージの横/縦のサイズのうちいずれか一つが所定規格を超える場合、その超過寸法に基づき横/縦の割合を同時に調整したイメージを意味する。
【0032】
以下、図1及び2を参照して、本発明のイメージ検索システムについて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態によるイメージ検索システムの概略的なブロック図であり、図2は、本発明の一実施形態によるイメージ検索システムの細部構成を図示した図面である。
【0033】
図示されたように、イメージ検索システム100は、インターフェース部110、中央制御部120、検索結果生成部130、ダイレクトビュー制御部140、サムネイルリスト領域制御部150、自動再生制御部160、リンク制御部170、イメージDB180を含んでもよく、インターネット20を介してユーザ端末10に接続され、ユーザ端末10から入力されるクエリー(Query)を受信し、受信したクエリーに対応するイメージ検索結果をユーザ端末10に提供する機能を行う。
【0034】
以下では、説明の便宜上、「ユーザ端末」という用語を「ユーザ」と混用して使用する。
【0035】
ここで、インターフェース部110は、予め定められた通信規格に従って外部装置と有線又は無線通信ができるようにする機能を行い、インターネット20を介してユーザ端末10からデータの入力を受けたり、ユーザ端末10にデータを出力するが、例えば、インターフェース部110は、ユーザ端末10から入力されるクエリーを受信し、以下の検索結果生成部130により生成された検索結果をユーザに提供してもよい。
【0036】
中央制御部120は、インターフェース部110、検索結果生成部130、ダイレクトビュー制御部140、サムネイルリスト領域制御部150、自動再生制御部160、リンク制御部170及びイメージDB180を制御し、これらの間のデータ送受信に関わり、イメージ検索システム100全般の機能を制御する。但し、中央制御部120が別途に存在せずその機能別に分割され、インターフェース部110、検索結果生成部130、ダイレクトビュー制御部140、サムネイルリスト領域制御部150、自動再生制御部160、リンク制御部170及びイメージDB180などに属してもよい。
【0037】
検索結果生成部130は、前記のように、インターフェース部110を介して受信したユーザのクエリーを分析し、イメージDB180に保存されたイメージのうちイメージのファイル名にユーザから入力されたクエリーが含まれていたり、該当イメージに係わるテキストファイルにユーザから入力されたクエリーが含まれているイメージを抽出することによりイメージ検索結果を生成し、これをインターフェース部110を介してユーザ端末10に提供する。この場合、検索結果生成部130は、前記イメージ検索結果として、該当イメージのサムネイルをユーザ端末10に提供してもよい(図6参照)。但し、実施形態によると、ユーザのクエリーを分析し、イメージDB180内からユーザのクエリーに符合するイメージを抽出する作業を中央制御部120で行うようにし、ユーザに提供されるイメージ乃至データの制御にのみ検索結果生成部130が関わるようにしてもよい。
【0038】
ダイレクトビュー制御部140は、検索結果として提供されたサムネイルのダイレクトビューイメージ、関連追加イメージ及びオリジナルイメージの情報をユーザに提供し、その細部構成は、図3を参照して後述する。
【0039】
サムネイルリスト領域制御部150は、検索結果サムネイルをダイレクトビューウィンドウの下端に整列して提供し、サムネイルの状態がそれぞれ区別されるように表示し(例えば、フレームを太く表示したり、他の色で表示し、サムネイルサイズを拡大するなどの強調表示を施したり、陰影乃至黒白表示、カラー表示を施すことを含む)、ユーザが既に探索したイメージを迅速にまた探し出すことができるようにサポートし、スライドバーを提供してユーザが全体検索結果のうち閲覧を希望する領域を自在に選択できるようにしてもよい。サムネイルリスト領域制御部150の細部構成は、図4を参照して後述する。
【0040】
自動再生制御部160は、ユーザが一つずつ選択しなくても検索結果として抽出された全てのサムネイルのダイレクトビューイメージを順に自動閲覧できるように、一定時間ごとに(または一定速度で)ダイレクトビューイメージをユーザ端末10に提供してもよい。自動再生制御部160の細部構成は、図5を参照して後述する。
【0041】
リンク制御部170は、ユーザが検索結果サムネイルの提供を受け、該当サムネイルに係わるオリジナルページにすぐ移動しようとする場合、または該当サムネイルに対してダイレクトビュー中でも該当オリジナルページに移動しようとする場合に、ユーザの要求に応じて、リンクによりオリジナルページへアクセスできるようにする。但し、実施形態により、別途のリンク制御部170を置かず、中央制御部120がオリジナルページへのリンクを行う機能を有するようにしてもよい。
【0042】
イメージDB180は、検索に用いられる各種イメージが保存される場所であって、イメージDB180内の各イメージは他のものと区別する固有の識別子とマッチして保存されてもよい。ここで、前記識別子は、特に制限されないが、例えば、各イメージのファイル名、オリジナルページにリンクされた順序など、イメージに係わる各種情報を用いて生成されてもよい。
【0043】
以下、図3乃至図5を参照して、イメージ検索システム100の詳細な構成をより具体的に説明する。ここで、図3は、ダイレクトビュー制御部140を概略的に図示したブロック図であり、図4は、サムネイルリスト領域制御部150を概略的に図示したブロック図であり、図5は、自動再生制御部160を概略的に図示したブロック図である。
【0044】
図3を参照すると、ダイレクトビュー制御部140は、ダイレクトビューイメージ処理部141、前後イメージ処理部142、テキスト内イメージ処理部143を含んでもよい。
【0045】
ダイレクトビューイメージ処理部141は、ダイレクトビューイメージ領域211(図7参照)内にユーザの選択に応じてダイレクトビューイメージを提供し、オリジナルページに含まれたオリジナルイメージのサイズ、オリジナルイメージのファイル名、ファイルサイズ及び種類、オリジナルページのアドレスなどのオリジナルイメージ詳細情報をダイレクトビューイメージ領域211に隣接したオリジナルイメージ情報表示領域212(図7参照)に提供してもよい。ここで、ダイレクトビューを希望するイメージを選択する方法としては、転換ボタン213a、214a(図7参照)を用いる方法、サムネイルリスト上(図7の220参照)において特定のサムネイルを選択する方法、最初の検索結果として提供されたサムネイルのうち一つ(図6参照)を選択する方法、前/次のイメージ領域213b、214b(図7参照)のサムネイルを選択する方法など様々なものがあり、マウスを用いてクリックまたはダブルクリックする方法、キーボードのキーを入力する方法などに様々に変更できる。
【0046】
前後イメージ処理部142は、前のイメージ領域213bまたは次のイメージ領域214b内のイメージの表示機能を制御し、ダイレクトビューイメージ領域211と異なるサムネイル形態でイメージを提供し、ユーザの集中及び視線が分散することを防止することができるが、これに制限されるものではなく、ダイレクトビューイメージとしてイメージを提供してもよい。
【0047】
具体的に、前後イメージ処理部142は、ユーザが転換ボタン213a、214aをクリック(ダブルクリックを含む、以下同様)した場合、前のイメージ領域213bまたは次のイメージ領域214bに表示されていたサムネイルイメージをダイレクトビューイメージに転換してダイレクトビューイメージ領域211内に提供する。例えば、前のイメージ領域213bに表示されていたサムネイルイメージは、転換ボタン213aがクリックされると、ダイレクトビューイメージに転換してダイレクトビューイメージ領域211に表示され、次のイメージ領域214bに表示されていたサムネイルイメージは、転換ボタン214aがクリックされると、ダイレクトビューイメージに転換してダイレクトビューイメージ領域211に表示される。
【0048】
但し、実施形態によると、ユーザが転換ボタン213a、214aをクリックする代わりに、前/次のイメージ領域213b、214b内のサムネイルイメージ自体をクリックすることにより、ダイレクトビューイメージへの転換が行われるようにしてもよい。
【0049】
また、実施形態によると、ダイレクトビューイメージ処理部141及び前後イメージ処理部142を別途に置かず統合して、一つのイメージ処理部でダイレクトビューウィンドウ210に提供される全てのイメージを処理してもよく、また、前/次のイメージ領域213b、214bを別途に提供せず、転換ボタン213a、214aがクリックされると、サムネイルリスト上の順に沿って現在ダイレクトビュー中のイメージの前/次のイメージをダイレクトビューイメージ領域211に提供するようしてもよい。
【0050】
一方、テキスト内イメージ処理部143は、現在ダイレクトビュー中のイメージが派生する出所であるオリジナルページに含まれている追加イメージに対する情報(例えば、追加イメージの総数乃至全体オリジナルページ内のイメージの個数)を表示し、そのような追加イメージのうち所定数をサムネイル形態でユーザに提供したり、オリジナルページの全体イメージリストを提供してもよい。これについては、図8a及び図8bを参照して後述する。
【0051】
但し、前記のように、実施形態によると、ダイレクトビューイメージ処理部141、前後イメージ処理部142とは別にテキスト内イメージ処理部143を置かずこれらを全て統合して一つのイメージ処理部でダイレクトビューウィンドウ210(図7)に提供される全てのイメージを処理してもよい。
【0052】
図4を参照すると、サムネイルリスト領域制御部150は、サムネイルイメージ処理部151、状態表示部152、スライドバー制御部153を含んでもよい。
【0053】
サムネイルイメージ処理部151は、図6のようにイメージ検索結果としてユーザに提供したサムネイルを同一の手順でサムネイルリスト領域220(図7参照)内に整列し、転換ボタン221a、221b(図7)の選択またはキュー表示部223(図7)の移動に対応して、全体サムネイルのうち所定の個数を画面に、即ち、サムネイルリスト領域220内に一列に表示してもよい。
【0054】
また、サムネイルリストの内容は、ダイレクトビューウィンドウ210に表示されるイメージの変換と連動して変更さる。すなわち、特に制限されないが、例えば、図9(a)でサムネイルリストのうち最後のサムネイルLがダイレクトビューイメージ領域211に表示されている際に転換ボタン214aをクリックすると、図9(a)のサムネイルリスト内のサムネイルは図9(b)に示されているように全く新しい構成に変化して次のセットのサムネイルリストを表示するように構成されてもよい。
【0055】
また、状態表示部152は、サムネイルリスト内のサムネイルの各状態を区別して表示する機能を行うものであって、例えば、現在ダイレクトビュー中のイメージに対応するサムネイルは、太いフレームで示したり、フレームの色を変更したり、サムネイルサイズを拡張して強調表示を施し、まだ閲覧していないサムネイルに対しては陰影処理または黒白処理を施したり、フレームラインの種類を変更して表示してもよい(例えば、図7の場合、現在ダイレクトビュー中のイメージのサムネイルHは太いフレームで表示、既に探索したサムネイルI、J、Kは実線フレームで表示、未探索サムネイルW、X、Y、Zは、点線フレームで表示している)。但し、本発明はこのような例により制限されるものでなく、ユーザが既に探索したサムネイルイメージを他のサムネイルイメージと区別できるようにし、現在ダイレクトビュー中のサムネイルイメージを他のものと区別できるように表示するものであれば、全て本発明の範囲内にある。
【0056】
また、サムネイルリストの状態は、ダイレクトビューウィンドウ210に表示されるイメージの変換と連動して変更される。即ち、特に制限されないが、例えば、図10(a)のように、ユーザがイメージDをダイレクトビュー中の場合は、これに対応するサムネイルDの状態が変更され、強調表示(図面では太いフレーム)されてもよく、逆に、図10(c)のようにユーザがサムネイルRを選択すると、ダイレクトビューイメージ領域211にイメージRが表示されてもよい。
【0057】
一方、サムネイルリストの内容変更及び状態変更を統括して処理できるように、サムネイルイメージ処理部151と状態表示部152とを統合して一つのイメージ処理部(図示せず)を構成してもよい。
【0058】
また、スライドバー制御部153は、全ての検索結果サムネイルのうち、現在画面に表示されているサムネイルリスト(またはサムネイルセット)が略どの位置に該当するかをユーザが直観的に分かるようにサポートし、ユーザがキュー表示部223の位置をマウスで移動させることにより画面に表示されるサムネイルリストを変換できるようにする。従って、スライドバー制御部153は、全ての検索結果サムネイルが非常に多い場合、ユーザが容易かつ迅速に検索または閲覧位置を移動できるようにサポートする。これについては後述する。
【0059】
図5を参照すると、自動再生制御部160は、再生/停止制御部161及び速度制御部162を含んでもよい。
【0060】
ここで、再生/停止制御部161は、ユーザから受信した自動再生機能の再生要求乃至停止要求に応じて、自動再生機能を実行又は停止させる。自動再生機能が実行されると(例えば、自動再生ボタン231(図7参照)がクリックされると)、現在ダイレクトビュー中のイメージに対応するサムネイルの後のサムネイルが、サムネイルリスト領域220内に整列された順に応じてダイレクトビューイメージ領域211内に順に一定時間ごとに表示される。この場合、実施形態によると、ダイレクトビューイメージ領域211内のイメージは勿論、前後イメージ領域213、214内の前/次のイメージもともに転換できるようにしてもよい。
【0061】
具体的には、例えば、サムネイルリスト領域220に、H、I、J、K…の順にサムネイルイメージが整列されており(図7参照)、現在ユーザ端末10の画面にイメージHがダイレクトビューイメージ領域211内に表示されている場合、自動再生ボタン231をクリックすると、次の画面ではダイレクトビューイメージ領域211内にイメージIが表示され、前のイメージ領域213bにはサムネイルの形態でイメージHが表示され、次のイメージ領域214bにはサムネイルの形態でイメージJが表示され、またその次の画面ではダイレクトビューイメージ領域211内にイメージJが表示され、前/次のイメージ領域213b、214bにはそれぞれイメージIとイメージKとがサムネイル形態で表示されてもよい。
【0062】
但し、前述とは異なり、自動再生の場合には、ユーザが再生中の画面イメージにより集中して観賞できるようにダイレクトビューイメージ領域211にのみイメージを表示するようにしてもよい。
【0063】
また、実施形態によると、自動再生機能を終了するためには、自動再生機能の実行中には自動再生ボタン231が停止ボタンに変換されるようにしたり、自動再生ボタン231を再度クリックすると自動再生機能が停止され、またダイレクトビュー機能が実行されるようにしてもよく、自動再生ボタン231と別途に停止ボタン(図示せず)を画面に提供してもよい。
【0064】
一方、速度制御部162は、ユーザの選択に応じてダイレクトビューイメージが転換される速度乃至転換にかかる時間を調整する機能を行うものであって、特に制限されないが、例えば、ユーザが自動再生ボタン231をクリックすると、自動再生機能が実行されながら速度調節ボタン(図示せず)がさらに生成され、ユーザが希望するイメージ転換速度を入力したり、再生速度を増/減調節できるように構成されてもよい。
【0065】
以下、図6、7及び図8A、図8Bを参照して、本発明の一実施形態に基づいて、イメージ検索システムがユーザに提供する画面構成を具体的に説明する。但し、画面構成は、実施形態により非常に多様に変形されることができるため、本発明は図示されたようにものに制限されるわけではない。
【0066】
図6は、本発明の一実施形態により、ユーザ端末に提供されたイメージ検索結果の一例を簡略に図示した図面であり、図7は、本発明の一実施形態により、イメージダイレクトビューを行う場合、ユーザ端末に提供される画面構成の一例を簡略に図示した図面であり、図8A及び図8Bは、本発明の一実施形態により、ユーザ端末に提供される実際画面構成の一例を図示した図面である。
【0067】
図6を参照すると、ユーザのクエリーに符合するイメージがサムネイルの形態でユーザ端末に提供されてもよく、該当イメージのファイル名がともに提供されてもよい。この場合、各サムネイルの整列順序は公知の方法により定められることができ、本発明の範囲が特定の検索結果の整列方法に制限されるものではない。
【0068】
また、図面に図示されてはいないが、各サムネイルの周りにはイメージのファイル名は勿論、オリジナルページタブ(図示せず)がともに提供され、ユーザがこれを選択する場合、該当イメージが含まれたオリジナルページに容易にアクセスできるようにサポートしてもよく、及び/又はダイレクトビュータブ(図示せず)がともに提供され、ユーザがこれを選択する場合、ダイレクトビューウィンドウを用いて該当イメージを確認できるようにサポートしてもよい。
【0069】
図面では、例えば、各サムネイルのイメージをAからZまで整列して一つの画面にユーザに提供することを図示したが、サムネイルの個数が所定数を超える場合には、スクロールバーを追加してもよく、次ページタブ(図示せず)などを用いて画面を転換する機能を追加してもよい。
【0070】
図6のように、多くの検索結果イメージを一つの画面内に表示するには、大きいイメージファイルを小さいイメージファイルにして提供する必要があるが、この際、ファイルを小さくする過程でイメージの解像度が低下するため、検索結果として提供されたサムネイルだけでは、ユーザがオリジナルイメージの内容を明確に認識しにくい可能性があり、オリジナルイメージの状態乃至品質が正確に分かりにくい可能性がある。
【0071】
従って、本発明によると、簡単にサムネイルに対応するダイレクトビューイメージを確認し、オリジナルページに移動しなくてもユーザがオリジナルイメージの内容をより正確に確認することができる。
【0072】
例えば、図6でイメージH乃至そのイメージHのファイル名をクリックしたり、別途のダイレクトビュータブ(図示せず)などを介してダイレクトビューが実行される場合、ユーザ端末10の画面は、図7のように変換される。勿論、図6で各サムネイルに対応するオリジナルページタブ(図示せず)を選択してユーザがダイレクトビューを実行せずにオリジナルページに直接アクセスしようとする場合には、ユーザ端末10の画面は図7のように変換されず、リンクされたオリジナルページの画面に転換される。
【0073】
図7及び図8A、図8Bを参照すると、ユーザ端末10に提供される画面構成は、ダイレクトビューウィンドウ210、サムネイルリスト領域220及び自動再生設定領域230を含んでもよい。但し、ダイレクトビューウィンドウ210、サムネイルリスト領域220及び自動再生設定領域230の位置関係は、図示されたように、上下配置の関係だけでなく、左右配置の関係などに多様に変形されることができ、特に、自動再生設定領域230の場合、自動再生ボタン231の位置に応じてその位置が多様に変形されてもよい。
【0074】
ダイレクトビューウィンドウ210は、ダイレクトビューイメージ領域211及び前後イメージ領域213、214を含んでもよく、ダイレクトビューイメージ領域211の下端にはオリジナルイメージ情報表示領域212がさらに提供されてもよい。
【0075】
ここで、ダイレクトビューイメージ領域211には、ユーザがダイレクトビュー中のイメージが表示され、ダイレクトビューイメージ領域211にマウスをのせると、オリジナルページに含まれている追加イメージのうち一部がサムネイル形態で表示されたり、オリジナルページに含まれているイメージの全体数などがともに表示されてもよい。
【0076】
具体的に、例えば、図8A及び図8Bを参照すると、現在ユーザ端末10に図8Aのような画面が提供されている場合、ユーザがダイレクトビューイメージ領域211にマウスをのせる場合、テキスト内イメージ処理部143は、オリジナルページ内に含まれている全体イメージの個数(例えば、25個)を表示してもよく、これと共に、追加イメージのうち所定の個数(例えば、4個)を抽出してそのサムネイルをダイレクトビューイメージにオーバーラップして表示してもよい(図8B)。また、テキスト内イメージ処理部143は、全体表示タブ(図8B)を介して、オリジナルページに含まれた全体イメージのサムネイルを別途のウィンドウ(図示せず)またはダイレクトビューウィンドウ210を介してユーザに提供してもよい。
【0077】
また、オリジナルイメージ情報表示領域212には、ダイレクトビュー中のイメージのオリジナルイメージのサイズ、オリジナルイメージのファイル名、ファイルサイズ及び種類、オリジナルページのURL情報などのオリジナルイメージに係わる情報が提供されてもよく、オリジナルページへリンクするためのオリジナルページタブ(図8B参照)が提供されてもよい。
【0078】
また、図7を参照すると、前後イメージ領域213、214内では、現在閲覧中のダイレクトビューイメージの前にユーザが閲覧したイメージが前のイメージ領域213bに表示され、サムネイルリストの整列順上で、ダイレクトビュー中のイメージのサムネイルのすぐ後に整列されたサムネイルに該当するイメージが、次のイメージ領域214bに表示される。また、前後イメージ領域213、214内には、それぞれ転換ボタン213a、214aが含まれ、ダイレクトビューイメージ領域211に表示されるイメージの転換をユーザが制御できるようにする。
【0079】
例えば、サムネイルリスト上の整列順序がG、H、I、K…であり、ダイレクトビュー中のイメージがイメージHである場合、前のイメージGは、転換ボタン213aをクリックすると、ダイレクトビューイメージ領域211に表示され、次のイメージIは、転換ボタン214aをクリックすると、ダイレクトビューイメージ領域211に表示される。勿論、実施形態によると、前述のように、転換ボタン213a、214aをクリックするほかに、前/次のイメージ領域213b、214bに表示されたサムネイルイメージ自体をクリックすることにより、ダイレクトビューイメージ領域211内のダイレクトビュー中のイメージを変更することができる。
【0080】
一方、サムネイルリスト領域220には、イメージ検索結果として抽出されたサムネイルが一列に整列されるが(例えば、図6に示したようなイメージ検索結果として提供されたサムネイルが図6と同一の手順で図7のサムネイルリスト領域220内に一列に表示される)、イメージ検索結果であるサムネイルの数が所定数を超える場合、一つの画面内でサムネイルリスト領域220に表示される個数を限定して(例えば、20個)、全体検索結果(例えば、36個)のうち一部のサムネイルだけ(例えば、1〜20番目のサムネイル)を一セットのサムネイルリストとして現在画面に表示してもよい。この状態で、例えば、転換ボタン221bがクリックされると、サムネイルリスト上のサムネイルを一つずつ先に、すなわち、左側に移動させて(例えば、2番目〜21番目サムネイルを)表示したり、現在画面の最後のサムネイルのすぐ次のサムネイル(例えば、21番目サムネイル)を次の画面ではサムネイルリストの最初の位置に配置してサムネイルリスト領域220に提供してもよい(前述の例では、他のサムネイルである21番目〜36番目サムネイルが次の画面に表示される)。
【0081】
従って、ユーザはサムネイルリスト領域220に提供されたサムネイルリストのうち一つをクリックしてダイレクトビューイメージ領域211を介して該当サムネイルイメージをダイレクトビューすることができる。即ち、ダイレクトビューイメージ領域211内のイメージは、前記転換ボタン213a、214a又は前/次のイメージ213b、214bの選択だけでなく、サムネイルリスト領域220に提供されたサムネイルの選択によっても変更される。
【0082】
また、サムネイルリスト領域220には、前記サムネイルリストの他に、転換ボタン221a、221b及びスライドバー222が含まれてもよい。
【0083】
転換ボタン221a、221bは、画面に表示されるサムネイルリストの変更のために提供されるものであって、画面に表示されるサムネイルリストを全体サムネイルから一つずつ前に(左側に)または一つずつ後に(右側に)移動させる。但し、一つずつ移動するだけでなく、所定個数単位に(例えば、20個ずつ)移動できるようにしてもよい。または、実施形態により、転換ボタン221a、221bにより一つずつ移動するようにし、所定個数の単位で移動させる転換ボタン(図示せず)を転換ボタン221a、221bと別途にさらに備えてもよく、最初又は最後のサムネイルに一回で移動させる転換ボタン(図示せず)をさらに備えてもよい。
【0084】
例えば、図7の状態で、ユーザが転換ボタン221aをクリックする場合、サムネイルリスト領域220に表示されるサムネイルリストは、イメージGからイメージYまでを含むように変更され、転換ボタン221bをクリックする場合、サムネイルリストは、イメージIからイメージZまでを含むように変更されるてもよい。但し、前述の例では図6に示したような検索結果を前提に説明したが、イメージZの後に他の検索結果がさらにあれば(例えば、イメージa、イメージbなど…)、図7の状態で転換ボタン221bをクリックすると、イメージIからイメージZでなくその次のイメージaがサムネイルリストの最後に配置される。
【0085】
スライドバー222は、キュー表示部223の位置を介して、現在画面に表示されているサムネイルリストが全ての検索結果サムネイルのうちどの位置に該当するのかを概略的に表示する。例えば、キュー表示部223がスライドバー222の中間に位置する場合、現在画面に表示されているサムネイルリストは、全体サムネイルリストのうち中間程度に位置していることをユーザが直観的に理解することができる。
【0086】
また、実施形態により、キュー表示部223にマウスをのせると、全体サムネイルの個数及び画面に表示されたサムネイルリストの範囲乃至順番を表示して、現在のサムネイルリストの正確な位置をユーザに知らせてもよい。即ち、例えば、キュー表示部223にマウスをのせると、「637−650/4000件」などのように表示して、全体サムネイルイメージが4000個であり、現在画面のサムネイルリストには637番目から650番目のサムネイルが表示されていることを表示してもよい。
【0087】
また、実施形態により、キュー表示部223をマウスでドラッグすることにより、画面に表示されるサムネイルリストをユーザが自在に指定してもよい。例えば、ユーザが全体検索結果のうち最初の部分を閲覧中に(この場合、キュー表示部223の位置は、スライドバー222の最初または最も左側となる)、キュー表示部223を最後に(最も右側に)ドラッグすることにより、全体検索結果のうち最後の部分のサムネイルが、サムネイルリスト領域220に同時に列挙されることができる所定個数、画面に表示されるようにしてもよい。このようにユーザは、キュー表示部223を調整して、所望の位置のサムネイルリストを画面に表示させた後、そのうち一つを選択してダイレクトビューしてもよい。従って、ユーザはより迅速かつ容易に所望のイメージをすぐ表示して探し出すことができ、既に探索したイメージを容易に再探索することができる。
【0088】
一方、自動再生設定領域230には、自動再生ボタン231が提供され、ユーザが自動再生ボタン231をクリックすると、前述のように、画像ビューアを介して見るように、ダイレクトビューイメージが所定時間ごとに自動に画面に表示されるようにすることができる。
【0089】
但し、図示してはいないが、前述のように、自動再生ボタン231をクリックする場合、該当ボタンは自動再生停止ボタン(図示せず)に変更されるようにしてもよく、別途の速度調節ボタン(図示せず)をさらに提供してユーザが任意に再生速度を増減させることができるようにしてもよい。
【0090】
以下、図9及び図10を参照して、転換ボタンによる画面構成をより具体的に説明する。ここで、図9及び図10は、本発明の一実施形態により転換ボタンをクリックする場合に画面が変更される一例を簡略に図示した図面である。
【0091】
先ず、図9(a)を参照すると、サムネイルイメージがAからLまでサムネイルリストとしてサムネイルリスト領域220に表示されており、ダイレクトビューイメージ領域211にイメージLが表示されている状態で(この場合、サムネイルリストにおけるサムネイルLは状態が変更されて強調表示される)、ユーザが転換ボタン214aをクリックすると、ダイレクトビューイメージ領域211は、イメージ検索結果の順に次のイメージMに変更されるのは勿論、次の画面のサムネイルリスト領域220で表示されるサムネイルリストは、図9(a)に表示されたものとはまったく異なり、サムネイルMを先頭にしてサムネイルZまでのリストが次のセットのサムネイルリストとして表示され、サムネイルリストにおける強調表示もサムネイルLからサムネイルMに変更される。
【0092】
但し、図示された例とは異なり、万が一、ユーザがダイレクトビュー中のイメージがサムネイルリスト上の最後のイメージであるイメージLでなく、イメージFなどである場合、転換ボタン214aをクリックしても図9(b)のようにサムネイルリストが変更されず、次のサムネイルであるサムネイルGにのみ強調表示が施されてもよい。この場合、前のダイレクトビューイメージに対応するサムネイルLには強調表示が施されないが、最初から探索されなかった他のサムネイル(例えば、サムネイルA)とは区別されるように表示されてもよい。
【0093】
次に、図10(a)を参照すると、図9(a)のように、サムネイルリストA〜Lが提供されており、現在ダイレクトビュー中のイメージがイメージDであるため、これに対応してサムネイルリストにおけるサムネイルDのフレームも太く表示されている。この状態で、ユーザが転換ボタン221bをクリックすると、サムネイルリストは、図10(b)のように、次のセットのサムネイルに転換されてもよく(この場合は、転換ボタン221bが所定数ずつサムネイルのリストを移動させ、サムネイルリストを最初から次のセットに変更させる機能を有する場合である)、或いは、サムネイルリストが一つずつ移動され、次の画面ではサムネイルリストB〜Mが画面に表示されてもよい。
【0094】
但し、サムネイルリストが図10(b)のように完全に次のセットに変更された場合には、表示された次のセットのサムネイルリストのうち一つが選択されるまで、各サムネイルは強調表示なしに表示されるだけであって、また、ダイレクトビューイメージ領域211も変更されず、そのままイメージDが表示される。この場合、一つのサムネイルRが選択されると、図10(c)のように、ダイレクトビューイメージ領域211がイメージRに変更されるとともに、サムネイルRに強調表示が施される。
【0095】
以下では、図11を参照して本発明の一実施形態によるイメージ検索方法について具体的に説明する。
【0096】
但し、図11に図示された各ステップは、場合によってその前後手順を変更して実行されてもよく、一部のステップは省略されることもあることを理解しなければならない。即ち、例えば、オリジナルページへの移動要求があるか否かの判断は、自動再生の実行要求があるか否かの判断とその順序を変えて実行されてもよく、実施形態によると、自動再生の実行要求可否を全く判断せず省略することもできる。従って、本発明の範囲を図示されたフローチャートの場合に制限しない。
【0097】
先ず、本発明の一実施形態によるイメージ検索方法は、ユーザ端末10からインターネット20を介して所定クエリーの受信を受ける(S100)。このステップは、イメージ検索のためにユーザが検索サービスの検索ウィンドウ(図6参照)に検索語を入力する通常のステップと特に相違しない。従って、一つの単語はもちろん多くの単語の組み合わせを検索語として入力することもでき、別途の入力パッドを介して手書き入力された文字、図形などを検索語として入力してもよく、音声で検索語を入力するなど検索クエリーの入力方法は、様々に変更されてもよく、全て本発明の範囲内のものである。
【0098】
その後、検索結果生成部130は、前述のように、前記受信されたクエリーを分析して、イメージDB180に保存されたイメージのうちイメージのファイル名に前記クエリーが含まれていたり該当イメージに係わるテキストファイルに前記クエリーが含まれているイメージを抽出してイメージ検索結果を生成し、これを図6のようにインターフェース部110を介して再びユーザ端末10に提供する(S110)。
【0099】
この際、ユーザは検索結果として提供されたサムネイルイメージをクリックしたり、別途のオリジナルページへの移動タブ(図示せず)などを用いて、オリジナルページへの移動をイメージ検索システム100に要求することができ、その場合、リンク制御部170は、画面を転換させたり新しいウィンドウを活性化させる方式などを用いて、該当サムネイルのオリジナルイメージが含まれているオリジナルページに、リンクによりアクセスする(S170)。
【0100】
または、ユーザは、図6のように検索結果として提供されたサムネイルイメージのうち一つをクリックしたり(イメージファイル名のクリックを含む)、別途のダイレクトビュータブ(図示せず)などを用いて、ダイレクトビューサービスをイメージ検索システム100に要求することができ、その場合、イメージ検索システム100は、選択されたサムネイルに対応するダイレクトビューイメージを図7のような方式の画面構成を介してユーザに提供してもよい(S120)。
【0101】
その後、ダイレクトビューイメージの閲覧中には、ユーザからオリジナルページへの移動要求があるか否かを判断してもよく(S130)、要求がある場合には、S170のステップに移動し、リンクによりオリジナルページへアクセスしてもよい。
【0102】
但し、ステップS130で、ユーザからオリジナルページへの移動要求がない場合には、ユーザから自動再生実行要求があるか否かを判断してもよく(S140)、自動再生実行要求がある場合には、ユーザが設定した再生速度に応じて一定時間ごとにダイレクトビューイメージをユーザに提供してもよい(S150)。
【0103】
その後、自動再生実行中に、ユーザから自動再生中断要求があるか否かを判断してもよく(S160)、中断要求がある場合には、またステップS120に移動してユーザにダイレクトビューサービスを提供してもよい。但し、自動再生中断要求がない場合には、続けて自動再生を行ってもよい。実施形態により、ユーザから別途の自動再生中断要求を受信せずに、全ての検索イメージが閲覧された状態でなくても、自動再生が所定時間行われた後には、自動的にダイレクトビューサービス画面に転換してもよく、お知らせメッセージを通じて、ユーザがダイレクトビューサービス画面に移動するようにしてもよい。
【0104】
また、上述したイメージ検索方法は、様々なコンピューター手段を用いて行われることができるプログラム形態で実現することもでき、この場合、イメージ検索方法を行うためのプログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD、ROM、RAM、またはフラッシュメモリなどのような、コンピューターで読み取り可能な記録媒体に保存されることができる。
【0105】
本発明が属する技術分野の当業者であれば、本発明がその技術的思想や必須特徴を変更しなくても他の具体的な形態で実施できるということを理解できるであろう。
【0106】
従って、以上の実施形態は全ての面において例示的なものであって限定的なものではないと理解しなければならない。本発明の範囲は、前述の詳細な説明よりは、添付の特許請求範囲により明確になり、特許請求範囲の意味及び範囲そしてその均等物から導き出される全ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈しなければならない。
【符号の説明】
【0107】
210 ダイレクトビューウィンドウ
211 ダイレクトビューイメージ領域
213、214 前後イメージ領域
220 サムネイルリスト領域
222 スライドバー
223 キュー表示部
230 自動再生設定領域
231 自動再生ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イメージ検索システムが、
ユーザからイメージ検索のためのクエリーを受信し、
イメージデータベースから前記クエリーに符合するイメージを抽出した後、検索されたイメージを前記ユーザに提供し、
前記検索されたイメージのオリジナルページへの移動要求がある場合、前記オリジナルページにリンクによりアクセスし、
前記検索されたイメージのダイレクトビューイメージを提供し、
前記ダイレクトビューイメージに対する自動再生要求を受信すること、を含むイメージ検索方法。
【請求項2】
前記ダイレクトビューイメージを提供することは、
前記検索されたイメージのうちユーザから選択されたイメージのダイレクトビューイメージを提供するとともに、前記検索されたイメージのうち少なくとも一部のサムネイルイメージを整列して提供することを含む請求項1に記載のイメージ検索方法。
【請求項3】
前記サムネイルイメージを整列して提供することは、
前記選択されたイメージのダイレクトビューイメージに対応するサムネイルイメージの状態を変更することを含む請求項2に記載のイメージ検索方法。
【請求項4】
前記サムネイルイメージの状態を変更することは、
前記サムネイルイメージのサイズを調節したり、前記サムネイルイメージのフレームを太く表示したり、前記サムネイルイメージのフレームの色を変更することを含む請求項3に記載のイメージ検索方法。
【請求項5】
前記ダイレクトビューイメージを提供することは、
前記選択されたイメージのダイレクトビューイメージの前後イメージを前記ダイレクトビューイメージとともに提供することを含む請求項2乃至請求項4の何れか一項に記載のイメージ検索方法。
【請求項6】
前記イメージ検索方法は、前記自動再生要求を受信することにより、前記検索されたイメージのダイレクトビューイメージを一定時間ごとに前記ユーザに提供することをさらに含む請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のイメージ検索方法。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の方法を行うためのプログラムが記録されたコンピューター読み取り可能な記録媒体。
【請求項8】
ユーザ端末とデータを送受信するインターフェース部と、
前記インターフェース部から受信したイメージ検索クエリーに符合するイメージをデータベースから抽出する検索結果生成部と、
前記検索結果生成部により検索されたイメージに対するダイレクトビューイメージを提供するダイレクトビュー制御部と、
前記検索されたイメージのサムネイルイメージを整列し、前記サムネイルイメージの状態を変化させるサムネイルリスト領域制御部と、
前記検索されたイメージのダイレクトビューイメージを一定時間ごとに前記ユーザ端末に提供する自動再生制御部と、を含むイメージ検索システム。
【請求項9】
前記ダイレクトビュー制御部は、
前記検索されたイメージのうち選択されたイメージのダイレクトビューイメージの前後イメージを前記ダイレクトビューイメージとともに提供する請求項8に記載のイメージ検索システム。
【請求項10】
前記サムネイルリスト領域制御部は、
前記検索されたイメージのうちユーザから選択されたイメージのダイレクトビューイメージに対応するサムネイルイメージの状態を変更する状態表示部を含む請求項9に記載のイメージ検索システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図11】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−79313(P2012−79313A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−217420(P2011−217420)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】