説明

インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタの制御方法及び制御用プログラム

【課題】特殊な部材等を必要とすることなく、印刷不良の検知を確実に実行できるようにする。
【解決手段】制御部4は、印刷予定の文字等に関する理想値と、走査部3により取得され媒体10に実際に印刷された文字等に関する実際値との比較結果に基づいて、印刷結果の良否を判定し、走査部12により実際に印刷された文字等を走査する際に、印刷予定の文字等の理想高さの中心位置から上下方向に横方向への1次元的な走査を順次行うことにより、実際に印刷された文字等を構成するドットが存在しない空白ラインを検出し、空白ラインの存否に基づいて、印刷結果の良否を判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットプリンタに関し、特に印刷不良の検知及び対処に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1において、印刷面をCCDセンサ等により走査して取得された画像データと、印字処理に使用された元データとをCPU上で比較することにより、印刷結果の良否を判定するインクジェットプリンタが開示されている。当該先行技術に係るインクジェットプリンタは、ミスファイヤ、飛行曲がり等による印刷不良を正確に検出することを目的として、印字媒体を巻き付けて回転することで印字媒体を搬送するドラムと、当該ドラムの外周に対向して配置された読み取り部とを備えるものである。
【0003】
また、特許文献2において、感熱記録プリンタ、熱転写プリンタ等において、故障した発熱素子が対面する部分が白抜きライン状になることを防止するための構成が開示されている。当該先行技術に係る構成においては、サーマルヘッドを保持して往復動するキャリッジに、印刷面の画像データを取得するセンサが設けられ、当該センサにより取得された画像データから求められる実測濃度と予測濃度との比較結果に基づいて、かすれ等の発生が検知される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−296595
【特許文献2】特開2002−240340
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に係る構成は、印字媒体を巻き付けて回転するドラムを必要とする。このような特殊な部材を必要とすることは、装置の大型化、コストの増大等の原因となる。また、媒体をドラムに巻き付けることにより、媒体に物理的な負荷が掛かる。そのため、湾曲させることができない媒体等に対しては、適用することができない問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、インクジェットプリンタにおいて、特殊な部材等を必要とすることなく、印刷不良を確実に検知できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、インクジェットヘッドからインクを吐出させることにより媒体に文字等を印刷する印刷手段と、前記媒体の表面を走査して画像データを取得する走査手段と、前記印刷手段及び前記走査手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、印刷予定の文字等に関する理想値と、前記走査手段により取得され前記媒体に実際に印刷された文字等に関する実際値との比較結果に基づいて、印刷結果の良否を判定し、前記走査手段により前記実際に印刷された文字等を走査する際に、前記印刷予定の文字等の理想高さの中心位置から上下方向に横方向への1次元的な走査を順次行うことにより、前記実際に印刷された文字等を構成するドットが存在しない空白ラインを検出し、当該空白ラインの存否に基づいて、前記印刷結果の良否を判定するインクジェットプリンタである。
【0008】
また、本発明の第2の態様は、インクジェットヘッドからインクを吐出させることにより媒体に文字等を印刷する印刷手段と、前記媒体の表面を走査して画像データを取得する走査手段と、前記印刷手段及び前記走査手段を制御する制御手段とを備えるインクジェットプリンタの制御方法であって、印刷予定の文字等に関する理想値と、前記走査手段により取得され前記媒体に実際に印刷された文字等に関する実際値との比較結果に基づいて、印刷結果の良否を判定するステップと、前記走査手段により前記実際に印刷された文字等を走査する際に、前記印刷予定の文字等の理想高さの中心位置から上下方向に横方向への1次元的な走査を順次行うことにより、前記実際に印刷された文字等を構成するドットが存在しない空白ラインを検出し、当該空白ラインの存否に基づいて、前記印刷結果の良否を判定するステップとを備えるものである。
【0009】
更に、本発明の第3の態様は、インクジェットヘッドからインクを吐出させることにより媒体に文字等を印刷する印刷手段と、前記媒体の表面を走査して画像データを取得する走査手段と、前記印刷手段及び前記走査手段を制御する制御手段とを備えるインクジェットプリンタの制御用プログラムであって、コンピュータに、印刷予定の文字等に関する理想値と、前記走査手段により取得され前記媒体に実際に印刷された文字等に関する実際値との比較結果に基づいて、印刷結果の良否を判定する処理と、前記走査手段により前記実際に印刷された文字等を走査する際に、前記印刷予定の文字等の理想高さの中心位置から上下方向に横方向への1次元的な走査を順次行うことにより、前記実際に印刷された文字等を構成するドットが存在しない空白ラインを検出し、当該空白ラインの存否に基づいて、前記印刷結果の良否を判定する処理とを実行させるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、走査手段により実際に印刷された文字等を走査する際に、印刷予定の文字等の理想高さの中心位置から上下方向に横方向への1次元的な走査を順次行うことにより、ドットが存在しない空白ラインが検出され、当該検出結果に基づいて印刷結果の良否が判定される。これにより、特殊な部材等を必要とすることなく、印刷不良の検知、対処、発生の予防等を確実に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施の形態1に係るインクジェットプリンタの機能的な構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係るインクジェットプリンタが適用される具体例を概略的に示す図である。
【図3】実際に印刷された文字等の状態を例示する図である。
【図4】実施の形態1に係るインクジェットプリンタの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1の機能的な構成を示している。インクジェットプリンタ1は、印刷部2、走査部3、及び制御部4を有している。
【0013】
印刷部2は、いわゆるインクジェット方式の機構であって、制御部4からの制御信号に基づいてインクジェットヘッドからインクを吐出させることにより紙等の媒体10に文字、図形等を印刷する。
【0014】
走査部3は、いわゆるスキャナ機能を実現するものであって、CCD(Charge Coupled Device)センサ等を利用して媒体10の表面上の画像データを収集する。
【0015】
制御部4は、中央処理装置、記憶装置、入出力装置等からなるコンピュータを利用して構成され、記憶装置に記憶された各種プログラムにより各種処理を実行する。本実施の形態に係る制御部4は、印刷指令部11、判定部12、及び調整部13として機能する。
【0016】
印刷指令部11は、所定の印刷計画に沿った印刷指令信号を生成し、印刷部2の各色のインクの吐出量、吐出タイミング等を制御する。
【0017】
判定部12は、印刷指令部11の印刷指令信号と走査部3の走査結果とに基づいて、即ち印刷計画と実際の印刷結果との比較に基づいて、媒体10に実際に印刷された結果の有効性を判定する。
【0018】
調整部13は、判定部12による判定結果に基づいて、緊急停止、ヘッドのクリーニング等の適宜な処理を制御する。
【0019】
図2は、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1が適用される具体例を概略的に示している。当該例に係るインクジェットプリンタ1は、自動預け払い機(以下、ATM(Automated Teller Machine)と略記する)20に搭載されている。当該図において、インクジェットヘッド21(印刷部2)、スキャナ22(走査部3)、可動ベルト23、駆動ローラ24、サービスステーション25(印刷部2の一部であり調整部13により制御される機構)、コントロールユニット26(制御部4)、及び通帳30(媒体10)が示されている。
【0020】
可動ベルト23は、駆動ローラ24により変位する。可動ベルト23上には、通帳30が載置されている。通帳30は、駆動ローラ24の制御により、インクジェットヘッド21により印刷された後、スキャナ22の下部に変位する。スキャナ22は、印刷後に変位された通帳30の印刷面を走査する。サービスステーション25は、インクジェットヘッド21のクリーニング等を実施する機構である。
【0021】
コントロールユニット26は、マイクロプロセッサ等を搭載し、駆動ローラ24、インクジェットヘッド21、スキャナ22、及びサービスステーション25と接続し、各種プログラムに従ってこれらを制御する。コントロールユニット26は、通帳30を所望の位置に移動させるための駆動ローラ24の制御、印刷指令信号によるインクジェットヘッド21の制御、通帳30の印刷面の画像データを取得するためのスキャナ22の制御、インクヘッド21のクリーニングを行うサービスステーション25の制御等を行う。
【0022】
図4は、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1の動作を示している。先ず、コントロールユニット26(印刷指令部11)は、所定の印刷指令に基づいて印刷しようとする文字等の高さ(縦方向の長さ)を示す理想高さA1及び当該文字等を構成するドットの数を示す理想ドット数B1を算出する(S101)。これら理想高さA1及び理想ドット数B1の算出は、例えば、印刷しようとする文字等の識別コードと各文字等の大きさに関するデータとが対応付けられたテーブル等を参照することにより可能となる。
【0023】
次いで、サービスステーション25によるクリーニング処理を実行するか否かを決定するクリーニングフラグとして0を設定する(S102)。ここでは、当該フラグが0の場合にはクリーニング処理が行われず、1の場合にはクリーニング処理が行われるものとする。次いで、コントロールユニット26は、印刷指令に基づいて通帳30に印刷を行う(S103)。
【0024】
印刷完了後、コントロールユニット26は、駆動ローラ24を制御することにより、通帳30をインクジェットヘッド20の下部からスキャナ22の下部(読取可能範囲)に移動させ、スキャナ22に印刷面の走査を行わせる(S104)。その後、コントロールユニット26は、当該走査結果に基づいて、実際に印刷された文字等の上下の空白部分を推定し、当該文字等の高さを示す実際高さA2(図3参照)を算出する。また、コントロールユニット26は、実際高さA2の範囲内に存在する空白ライン37の数A3、及び実際に印刷された文字等35を構成するドットの数を示す実際ドット数B2を算出する(S105)。
【0025】
空白ライン37とは、図3に示すように、実際に印刷された文字等35において、上記理想高さA1(図示せず)の中心位置40から上下方向に横方向への1次元的な走査を順次行うことにより検出される、文字等35を構成するドットが存在しない線形の領域である。
【0026】
その後、コントロールユニット26は、理想高さA1と実際高さA2との差が、下限閾値K1より大きいか否かを判定する(図4、S106)。ステップS106において、当該差が下限閾値K1より大きい場合(Y)には、更に当該差|A1−A2|が上限閾値K2(K2>K1)より小さいか否かを判定する(S107)。ステップS107において、当該差がK2より小さくない(N)場合には、印刷結果に不良があると判定され、緊急停止、エラー表示等の適宜の処理を行う(S108)。一方、ステップS107において、当該差がK2より小さい場合(Y)には、クリーニングフラグに1を設定する(S109)。
【0027】
上記ステップS106〜S109は、実際に印刷された文字等35の高さA2に基づいて、印刷結果の良否を判定するものである。当該判定は、下限閾値K1及び上限閾値K2を基準として行われる。|A1−A2|が上限閾値K2より大きい場合(ステップS107におけるN判定時)には、当該印刷は利用不可能なものとして扱われる。一方、|A1−A2|が下限閾値K1より大きく上限閾値K2より小さい場合(ステップS107におけるY判定時)には、当該印刷は利用可能なものであるが、ヘッドクリーニング等の予防処置が必要なものとして扱われる。
【0028】
次いで、ステップS110において、空白ライン数A3が1以上であるか否かを判定する。ステップS110において、A3が1以上である場合(Y)には、更にA3が上限閾値K3(K3>1)より小さいか否かを判定する(S111)。ステップS111において、A3がK3より小さくない(N)場合には、印刷結果に不良があると判定され、緊急停止、エラー表示等の適宜の処理を行う(S108)。一方、ステップ111において、A3がK3より小さい場合(Y)には、クリーニングフラグに1を設定する(S112)。
【0029】
上記ステップS110〜S112は、実際に印刷された文字等35に空白ライン37が存在するか否かに基づいて、印刷結果の良否を判定するものである。当該判定においては、空白ライン数A3が上限閾値K3(K3>1)より大きければ(ステップS111におけるN判定時)、当該印刷は利用不可能なものとして扱われる。一方、A3が1より大きく上限閾値K3より小さい場合(ステップS111におけるY判定時)には、当該印刷は利用可能なものであるが、ヘッドクリーニング等の予防処置が必要なものとして扱われる。
【0030】
次いで、ステップS113において、実際ドット数B2の理想ドット数B1に対する割合(B2/B1)が閾値K4より大きいか否かを判定する(S113)。ステップS113において、当該割合がK4より大きい場合(Y)には、印刷結果に不良があると判定され、緊急停止、エラー表示等の適宜の処理を行う(S108)。当該ステップ113は、実際に印刷された文字等35を構成するドットの数B2が、理想値B1との比較において充足しているか否かに基づいて、印刷結果の良否を判定するものである。
【0031】
ステップS113において、当該割合(B2/B1)がK4より大きくない場合(N)には、クリーニングフラグが1であるか否かを判定する(S114)。ステップS114において、クリーニングフラグが1である場合(Y)には、上記サービスステーション25を制御してインクジェットヘッド21のクリーニングを行い(S115)、1でない(0である)場合(N)には、クリーニングを行わずに当該ルーチンを終了する。
【0032】
上記構成のインクジェットプリンタ1によれば、走査部3により実際に印刷された文字等35を走査する際に、印刷予定の文字等の理想高さA1の中心位置40から上下方向に横方向への1次元的な走査を順次行うことにより、ドットが存在しない空白ライン37が検出され、当該空白ライン37の存否に基づいて、印刷結果の良否を判定することができる。これにより、特殊な部材等を必要とすることなく、印刷不良の検知、対処、発生の予防等を確実に実行することが可能となる。
【0033】
尚、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能なものである。
【符号の説明】
【0034】
1 インクジェットプリンタ
2 印刷部
3 走査部
4 制御部
10 媒体
11 印刷指令部
12 判定部
13 調整部
20 自動預け払い機
21 インクジェットヘッド
22 スキャナ
23 可動ベルト
24 駆動ローラ
25 サービスステーション
26 コントロールユニット
30 通帳
35 文字等
37 空白ライン
40 中心位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクジェットヘッドからインクを吐出させることにより媒体に文字等を印刷する印刷手段と、
前記媒体の表面を走査して画像データを取得する走査手段と、
前記印刷手段及び前記走査手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
印刷予定の文字等に関する理想値と、前記走査手段により取得され前記媒体に実際に印刷された文字等に関する実際値との比較結果に基づいて、印刷結果の良否を判定し、
前記走査手段により前記実際に印刷された文字等を走査する際に、前記印刷予定の文字等の理想高さの中心位置から上下方向に横方向への1次元的な走査を順次行うことにより、前記実際に印刷された文字等を構成するドットが存在しない空白ラインを検出し、当該空白ラインの存否に基づいて、前記印刷結果の良否を判定する、
インクジェットプリンタ。
【請求項2】
前記制御手段は、
前記空白ラインの検出結果に基づいて、前記実際に印刷された文字等の上下の空白部分を推定し、当該文字等の実際高さを推定し、当該実際高さが前記理想高さとの比較において規定値に達していない場合には、印刷不良であると判定する、
請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記実際高さと前記理想高さとの差が、第1の上限閾値より大きい場合に、印刷不良であると判定し、
前記実際高さと前記理想高さとの差が、前記第1の上限閾値より小さく0より大きい第1の下限閾値以上で且つ前記第1の上限閾値以下である場合に、印刷不良でないと判定すると共に、前記インクジェットヘッドのクリーニング処理を行う、
請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
【請求項4】
前記制御手段は、
前記空白ラインの数が閾値より大きい場合に、印刷不良であると判定する、
請求項1〜3のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタ。
【請求項5】
前記制御手段は、
前記空白ラインの数が、第2の上限閾値より大きい場合に、印刷不良であると判定し、
前記空白ラインの数が、前記第2の上限閾値より小さく0より大きい第2の下限閾値以上で且つ前記第2の上限閾値以下である場合に、印刷不良でないと判定すると共に、前記インクジェットヘッドのクリーニング処理を行う、
請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
【請求項6】
前記制御手段は、
記実際に印刷された文字等を構成するドットの数を示す実際ドット数が、前記印刷予定の文字等を構成するドットの数を示す理想ドット数との比較において規定値に達していない場合に、印刷不良であると判定する、
請求項1〜5のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタ。
【請求項7】
自動現金預け払い機に適用される、
請求項1〜6のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタ。
【請求項8】
インクジェットヘッドからインクを吐出させることにより媒体に文字等を印刷する印刷手段と、前記媒体の表面を走査して画像データを取得する走査手段と、前記印刷手段及び前記走査手段を制御する制御手段とを備えるインクジェットプリンタの制御方法であって、
印刷予定の文字等に関する理想値と、前記走査手段により取得され前記媒体に実際に印刷された文字等に関する実際値との比較結果に基づいて、印刷結果の良否を判定するステップと、
前記走査手段により前記実際に印刷された文字等を走査する際に、前記印刷予定の文字等の理想高さの中心位置から上下方向に横方向への1次元的な走査を順次行うことにより、前記実際に印刷された文字等を構成するドットが存在しない空白ラインを検出し、当該空白ラインの存否に基づいて、前記印刷結果の良否を判定するステップと、
を備えるインクジェットプリンタの制御方法。
【請求項9】
インクジェットヘッドからインクを吐出させることにより媒体に文字等を印刷する印刷手段と、前記媒体の表面を走査して画像データを取得する走査手段と、前記印刷手段及び前記走査手段を制御する制御手段とを備えるインクジェットプリンタの制御用プログラムであって、
コンピュータに、
印刷予定の文字等に関する理想値と、前記走査手段により取得され前記媒体に実際に印刷された文字等に関する実際値との比較結果に基づいて、印刷結果の良否を判定する処理と、
前記走査手段により前記実際に印刷された文字等を走査する際に、前記印刷予定の文字等の理想高さの中心位置から上下方向に横方向への1次元的な走査を順次行うことにより、前記実際に印刷された文字等を構成するドットが存在しない空白ラインを検出し、当該空白ラインの存否に基づいて、前記印刷結果の良否を判定する処理と、
を実行させるインクジェットプリンタの制御用プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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