説明

インタフェース認識機能付き装置

【課題】 既存のインタフェースのコネクタを用いて、ホストデバイスまたは周辺機器のいずれが利用されているかを容易に認識することができるインタフェース認識機能付き装置を提供する。
【解決手段】 CPU30が、パーソナルコンピュータ8から供給される電圧を検出し、この電圧の値が4.75Vよりも高い場合にはパーソナルコンピュータ8が接続されていることを認識し、電圧の値が4.75Vよりも低い場合には、デジタルスチルカメラ20に5Vの電圧を供給し、その後デジタルスチルカメラ20から送信されるデータ信号の電圧の値が2Vより高い場合にはデジタルスチルカメラ20が接続されていることを認識する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインタフェース認識機能付き装置に係り、特にホストコンピュータおよび周辺機器を接続可能な周辺機器であるインタフェース認識機能付き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホストデバイスと各種周辺機器とを接続する手段として、シリアルインタフェースやパラレルインタフェースの他、近年広範囲の周辺機器に対応可能なUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394等の新しいインタフェースが知られている。
【0003】そして、前記周辺機器には、前記ホストデバイスに接続するためのインタフェースと、他の周辺機器を直接接続するためのインタフェースとに対応するコネクタが形成されているものがある。
【0004】しかし、前述のようなホストデバイスおよび周辺機器間と、各周辺機器間とにおいて行われるデータ通信では、通信プロトコル等が異なる。そのため、前述のような周辺機器においては、確実にデータの送受信を行うために、ホストデバイスと周辺機器のいずれかが接続されているのかを認識する必要がある。
【0005】そこで、従来よりホストデバイスと周辺機器のいずれが接続されているのかを認識可能な周辺機器であるインタフェース認識機能付き装置が知られていた。
【0006】このようなインタフェース認識機能付き装置には、例えばホストデバイスまたは周辺機器等の外部装置と電気的に接続するためにケーブルのコネクタを挿入するコネクタが設けられており、このインタフェース認識機能付き装置のコネクタ、および前記ケーブルのインタフェース認識機能付き装置に挿入される側のコネクタには、インタフェースの種類を認識するための認識端子が設けられている。また、これらコネクタに設けられた各認識端子は、前記ケーブルのコネクタを前記インタフェース認識機能付き装置のコネクタに挿入したとき、前記各認識端子どうしが開放または短絡の状態となるようになっている。
【0007】そして、このインタフェース認識機能付き装置は、外部装置がケーブルを介してインタフェース認識機能付き装置に接続されたとき、前記各認識端子が開放か短絡かを検出し、この検出結果によって接続されている外部装置がホストデバイスまたは周辺機器のいずれであるかを認識していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記インタフェース認識機能付き装置によって接続されている外部装置がホストデバイスまたは周辺機器のいずれであるかを認識するためには、前記各コネクタにインタフェース認識機能付き装置と外部装置とを電気的に接続しかつデータ信号を送受信するための各端子を設ける他に前述のように認識端子を設ける必要があった。このため、部品点数が増大し、組み立て工程が増加し、製造コストが上昇してしまうという問題を有していた。
【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、既存のインタフェースのコネクタによってホストデバイスまたは周辺機器のいずれが接続されているかを容易に認識することができるインタフェース認識機能付き装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明に係るインタフェース認識機能付き装置は、ホストデバイスのインタフェースおよび周辺機器のインタフェースの両方に対応する1つのコネクタと、各部を制御するCPUとを有してなり、このCPUが、接続されている外部装置から供給される電圧を検出し、この電圧の値が所定値よりも高い場合にはこの外部装置を前記ホストデバイスと認識し、前記電圧の値が前記所定値よりも低い場合には、外部装置に一定の電圧を供給し、この外部装置から送信されるデータ信号の電圧の値が他の所定値より高い場合にはこの外部装置を前記周辺機器と認識することを特徴とする。
【0011】ここで、前記所定値は、ホストデバイスから供給される電圧よりも少し低い値に設定され、また前記他の所定値は、周辺機器からインタフェース認識機能付き装置にデータ信号を送信する際に用いられる電圧よりも少し低い値に設定される。
【0012】この本発明に係るインタフェース認識機能付き装置によれば、ホストデバイスから供給される電圧、または周辺機器から送信されるデータ信号の電圧を検出し、この電圧が所定値より高いか否かを判断することにより、インタフェース認識機能付き装置にホストデバイスまたは周辺機器のいずれが接続されているかを認識することができる。また、このインタフェース認識機能付き装置は、1つのコネクタを介してホストデバイスから電圧を供給されることができるとともに、このコネクタを介して周辺機器に電圧を供給することができる。
【0013】また、本発明に係る他のインタフェース認識機能付き装置は、前記インタフェースをUSBとし、前記ホストデバイスのインタフェースおよび周辺機器インタフェースの両方に対応する1つのUSBのコネクタをAシリーズのコネクタとしたことを特徴とする。
【0014】この本発明に係る他のインタフェース認識機能付き装置によれば、ホストデバイスから供給される電圧、または周辺機器から送信されるデータ信号の電圧を検出し、この電圧が所定値より高いか否かを判断することにより、インタフェース認識機能付き装置にホストデバイスまたは周辺機器のいずれが接続されているかを認識することができる。また、このインタフェース認識機能付き装置は、1つのコネクタを介してホストデバイスから電圧を供給されることができるとともに、このコネクタを介して周辺機器に電圧を供給することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインタフェース認識機能付き装置の実施形態を図1および図2を参照して説明する。
【0016】図1は、本実施形態に係るインタフェース認識機能付き装置としてのプリンタをホストデバイスまたは他の周辺機器と接続した場合の電気回路構成を示す回路図であり、図1に示すように、前記プリンタ1には、インタフェースとしてのUSBのコネクタ2が形成されている。
【0017】このコネクタ2は、シリーズAのコネクタ2とされており、このコネクタ2には、USBケーブル4の一端に形成されたシリーズAのコネクタ5が挿入されるようになっている。さらに、前記USBケーブル4の他端に形成されたシリーズBのコネクタ6は、周辺機器としてのデジタルスチルカメラ20に形成されたシリーズBのコネクタ21に挿入されるようになっており、これにより、前記プリンタ1は、デジタルスチルカメラ20と電気的に接続するようになっている。また、プリンタ1に形成されているUSBの各コネクタ2には、電力供給端子11、2本の信号端子12,13、およびGND端子14が形成されており、このプリンタ1は、前記デジタルスチルカメラ20にUSBの電力供給配回路11を介して5Vの電圧を供給するようになっている。さらに、前記プリンタ1は、前記デジタルスチルカメラ20と前記各信号端子12,13を介してデータ信号D+、D−を送受信するようになっている。また、これら各信号端子12,13のうち、データ信号D+が送受信される信号端子12には、データ信号D+を送受信する際に2Vより高い電圧が供給されるようになっている。
【0018】また、前記プリンタ1には、両端にAシリーズのコネクタ17,18が形成された他のUSBケーブル16を用いることによりホストデバイスとしてのパーソナルコンピュータ8が接続可能となっている。すなわち、前記プリンタ1に前記パーソナルコンピュータ8を接続する場合には、前記他のUSBケーブル16の一端に形成されたシリーズAのコネクタ17を、前記プリンタ1に形成されたシリーズAのコネクタ2に挿入し、このUSBケーブル16の他端に形成されたシリーズAのコネクタ18を、パーソナルコンピュータ8に形成されたシリーズAのコネクタ9に挿入する。これにより、前記プリンタ1は、パーソナルコンピュータ8と電気的に接続するようになっている。そして、このプリンタ1に前記パーソナルコンピュータ8が接続されたとき、前記プリンタ1は、前記パーソナルコンピュータ8から前記電力供給端子11を介して5Vの電圧が供給されるようになっており、さらに、前記プリンタ1は、前記パーソナルコンピュータ8と前記各信号端子12,13を介してデータ信号D+、D−を送受信するようになっている。
【0019】さらに、前記プリンタ1には、USBコントローラ28および前記プリンタ1の各部を制御するCPU30が設置されている。そして、このUSBコントローラ28は、前記パーソナルコンピュータ8またはデジタルスチルカメラ20からのデータ信号D+、D−を受信し、これらデータ信号D+、D−を比較して信号状態を判断した後、このデータ信号DをCPU30に送信するようになっている。また、このUSBコントローラ28は、CPU30から送信されたデータ信号Dを受信し、前記データ信号Dをデータ信号D+とデータ信号D−に変換して、各信号端子12,13を介してパーソナルコンピュータ8またはデジタルスチルカメラ20に送信するようになっている。また、前記CPU30は、前記プリンタ1に前記パーソナルコンピュータ8が接続されている場合にはこのコンピュータ8から電力供給配回路11を介して5Vの電圧が供給され、一方前記デジタルスチルカメラ20が接続されている場合にはこのデジタルスチルカメラ20に対し電力供給配回路11を介して5Vの電圧を供給するようになっている。
【0020】次に、本実施形態の作用について説明する。
【0021】図2のフローチャートに示すように、まず、プリンタ1がON状態になると、プリンタ1のCPU30は、シリーズAのコネクタ2の電力供給端子11を介して接続されている外部装置から供給される電圧を検出し、この電圧が所定値である4.75Vよりも高いか否かを判断する(ST1)。このとき、外部装置としてプリンタ1にパーソナルコンピュータ8が接続されている場合には、前記パーソナルコンピュータ8から前記コネクタ2の電力供給端子11を介して5Vの電圧が供給される。このため、検出した電圧が4.75Vよりも高い場合には(ST1においてYES)、パーソナルコンピュータ8から電圧が供給されているので、パーソナルコンピュータ8が接続されていることを認識する(ST2)。
【0022】一方、前記コネクタ2の電力供給端子11から供給される電圧が4.75Vよりも低い場合には(ST1においてNO)、CPU30により前記シリーズAのコネクタ2の電力供給端子11に5Vの電圧を供給する(ST3)。このとき、外部装置としてプリンタ1にデジタルスチルカメラ20が接続されている場合、このデジタルスチルカメラ20は、前記電力供給端子11を介してプリンタ1から5Vの電圧が供給されると、前記プリンタ1と接続したことを感知し、信号端子12,13を介してデータ信号D+、D−を送信する。このとき、データ信号D+は2Vよりも高い電圧によって送信される。
【0023】その後、前記コネクタ2の信号端子12から供給される電圧を検出し、この電圧が所定値である2Vよりも高いか否かを判断し(ST4)、検出した電圧が2Vよりも高い場合には(ST4においてYES)、デジタルスチルカメラ20からデータ信号D+が送信されているので、デジタルスチルカメラ20が接続されていることを認識する(ST5)。
【0024】一方、前記コネクタ3の信号端子12から供給される電圧が2Vよりも低い場合には(ST4においてNO)、パーソナルコンピュータ8およびデジタルスチルカメラ20のいずれも接続されていないと判断し、シリーズAのコネクタ2の電力供給端子11への5Vの電圧供給を終了する(ST6)。そして、前記コネクタ2の電力端子11への電圧供給の終了後、再度前述の動作を繰り返す。
【0025】さらに、プリンタ1においてデジタルスチルカメラ20が接続されていることを認識(ST2)した後、あるいはパーソナルコンピュータ8が接続されていることを認識(ST5)した後も、前述の動作を繰り返す。これにより、パーソナルコンピュータ8またはデジタルスチルカメラ20の接続が解除された場合であっても、前記プリンタ1がON状態の場合には、常時前記プリンタ1においてパーソナルコンピュータ8またはデジタルスチルカメラ20のいずれが接続されているかを認識することができる。
【0026】本実施形態によれば、シリーズAのコネクタ2の電力供給端子11に供給されている電圧を検出し、所定値である4.75Vより高いか否かを判断するとともに、前記コネクタ2の電力供給端子11に電圧を供給して前記コネクタ2の信号端子12に供給される電圧を検出し、この電圧が所定値である2Vより高いか否かを判断することにより、前記プリンタ1にパーソナルコンピュータ8またはデジタルスチルカメラ20のいずれが接続されているかを認識することができる。
【0027】また、プリンタ1は、1つのコネクタ2の電力供給端子11を介して5Vの電圧を供給されるとともに、CPU30からの指示によりこの電力供給端子11を介してデジタルスチルカメラ20に5Vの電圧を供給することができる。
【0028】したがって、既存のUSBのコネクタを用いて、プリンタ1のCPU30における電気回路によりパーソナルコンピュータ8およびデジタルスチルカメラ20のいずれが接続されているかを容易に認識することができる。この結果、プリンタ1とパーソナルコンピュータ8間またはプリンタ1とデジタルスチルカメラ20間において確実にデータ信号を送受信することができる。このため、プリンタ1の部品点数が減少し、組立工程が減り、製造コストを下げることができる。
【0029】また、前記プリンタ1は、1つのコネクタ2を利用することにより、パーソナルコンピュータ8またはデジタルスチルカメラ20の両方と電気的に接続することができる。すなわち、前記プリンタ1は、一端にシリーズAのコネクタ5が形成され他端にシリーズBのコネクタ6が形成されたUSBケーブル4を用いて前記コネクタ5をプリンタ1のコネクタ2に挿入し、前記コネクタ6をデジタルスチルカメラ20のコネクタ21に挿入することによりデジタルスチルカメラ20と接続することができる。また、前記プリンタ1は、両端にシリーズAのコネクタ17,18が形成されたUSBケーブル16を用いて前記コネクタ17をプリンタ1のコネクタ2に挿入し、前記コネクタ18をパーソナルコンピュータ8のコネクタ9に挿入することによりパーソナルコンピュータ8と電気的に接続することもできる。
【0030】さらに、プリンタ1にデジタルスチルカメラ20を直接接続し、このデジタルスチルカメラ20によって撮影した写真の画像データを直接プリンタ1から記録媒体に出力することができる。このため、デジタルスチルカメラ20の前記写真の画像データを一旦パーソナルコンピュータ8に入力し、その後プリンタ1によって出力するという手間を省き、容易に画像データを記録媒体に出力することができる。
【0031】なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0032】例えば、本実施形態においては、インタフェース認識機能付き装置としてプリンタ1を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、ホストデバイスおよび周辺機器と接続可能な他の周辺機器であってもよい。また、ホストデバイスとしてパーソナルコンピュータ8を用いて説明するものであるが、これに限定されるものではなく、大型のコンピュータであってもよい。さらに、インタフェース認識機能付き装置に接続する周辺機器としてデジタルスチルカメラ20を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、デジタルビデオカメラ等他の周辺機器であってもよい。
【0033】また、インタフェースとしてUSBを利用したが、これに限定されるものではなく、例えばIEEE1394等のホストデバイスと周辺機器間、および周辺機器同士の間を接続可能な他のインタフェースを利用するものであってもよい。
【0034】また、本実施形態においては、プリンタ1にパーソナルコンピュータ8またはデジタルスチルカメラ20を接続するためのUSBのコネクタとしてシリーズAのコネクタ2が形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタにシリーズBのコネクタを形成し、一端にシリーズBのコネクタが形成され他端にシリーズAのコネクタが形成されたUSBケーブルを用いて、プリンタ1とパーソナルコンピュータ8とを接続し、両端にBシリーズのコネクタが形成されたUSBケーブルを用いて、プリンタ1とデジタルスチルカメラ20とを接続するものであってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るインタフェース認識機能付き装置によれば、既存のインタフェースのコネクタを用いて、CPUの電気回路によりホストデバイスまたは周辺機器のいずれが接続されているかを容易に認識することができる。この結果、インタフェース認識機能付き装置とホストデバイス間またはインタフェース認識機能付き装置と周辺機器間において確実にデータ信号を送受信することができる。また、1つのコネクタを利用することにより、ホストデバイスまたは周辺機器の両方と電気的に接続することができる。
【0036】また、本発明に係る他のインタフェース認識機能付き装置によれば、既存のUSBのコネクタを用いて、CPUにおける電気回路によりホストデバイスまたは周辺機器のいずれが接続されているかを容易に認識することができる。この結果、インタフェース認識機能付き装置とホストデバイス間またはインタフェース認識機能付き装置と周辺機器間において確実にデータ信号を送受信することができる。また、一端にシリーズAのコネクタが形成され他端にシリーズBのコネクタが形成されたUSBケーブルを用いて周辺機器と電気的に接続することができるとともに、両端にシリーズAのコネクタが形成されたUSBケーブルを用いてホストデバイスと電気的に接続することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインタフェース認識機能付き装置の実施形態の電気回路構成を示す回路図
【図2】 図1に示すインタフェース認識機能付き装置においていずれのインタフェースが利用されているか認識する手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1 プリンタ
2 コネクタ
8 パーソナルコンピュータ
9 コネクタ
11 電力供給端子
12 信号端子
20 デジタルスチルカメラ
21 コネクタ
28 USBコントローラ
30 CPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】 ホストデバイスのインタフェースおよび周辺機器のインタフェースの両方に対応する1つのコネクタと、各部を制御するCPUとを有してなり、このCPUが、接続されている外部装置から供給される電圧を検出し、この電圧の値が所定値よりも高い場合にはこの外部装置を前記ホストデバイスと認識し、前記電圧の値が前記所定値よりも低い場合には、外部装置に一定の電圧を供給し、この外部装置から送信されるデータ信号の電圧の値が他の所定値より高い場合にはこの外部装置を前記周辺機器と認識することを特徴とするインタフェース認識機能付き装置。
【請求項2】 前記インタフェースをUSBとし、前記ホストデバイスのインタフェースおよび周辺機器インタフェースの両方に対応する1つのUSBのコネクタをAシリーズのコネクタとしたことを特徴とする請求項1に記載のインタフェース認識機能付き装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2003−271270(P2003−271270A)
【公開日】平成15年9月26日(2003.9.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−69581(P2002−69581)
【出願日】平成14年3月14日(2002.3.14)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】