説明

インタフェース障害処理方式、情報処理装置及びインタフェース障害処理方法

【課題】障害発生を契機として診断試験を実施する際に、情報処理装置が自ら動作電圧やクロック周波数などの動作環境を変更可能とすること。
【解決手段】インタフェース202の障害を処理する障害処理方式であり、情報処理装置201は、インタフェース202の診断試験の実行を含む制御を行うインタフェース制御手段203と、障害発生時に、診断試験の実施の通知と、診断試験の実行の指示とを行う障害処理制御手段204と、診断試験の実施通知を受けて診断試験実行時の動作環境の変更を指示する変更指示手段205と、変更指示を受けて診断試験実行時における動作電源電圧及び動作周波数を選択して選択した設定値を通知する動作環境選択手段206と、設定値の通知を受けて動作電源電圧の設定値を設定する電源制御手段207と、設定値の通知を受けて動作周波数の設定値を設定するCLK制御手段208と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インタフェース障害処理方式、情報処理装置及びインタフェース障害処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、情報処理装置に故障が発生した場合には、障害発生を契機として情報処理装置が該当装置の障害情報を採取し、その採取した障害情報の内容を解析することで故障箇所を特定することが行われていた。故障特定方法に関する技術は、例えば特許文献1及び2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平07−143038号公報
【特許文献2】特開平07−202826号公報
【特許文献3】特開平08−278924号公報
【特許文献4】特開2005−018762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
情報処理装置のインタフェース障害が発生した場合には、インタフェースを介して互いに接続された両端の装置についての障害情報を解析することで、故障箇所の特定が行われる。しかし、故障箇所の特定に有効な情報が無い場合には、両端の装置を交換しなければならなかった。
【0005】
上記した問題を改善するために、障害の発生を契機として両端の装置に対して自動で診断試験を実施する方法がある。具体的には、障害の発生後に、装置間の接続を論理的に切り離した状態で、各装置に対しインタフェース部の折り返し試験を行い、障害が再現したときには該当装置の交換を行うものである。
【0006】
しかしながら、診断試験を実施したにもかかわらず障害が再現しなかった場合には、故障箇所の特定が困難となるため、これまでと同様に、両端の装置を交換しなければならないという課題があった。
【0007】
なお、本発明に関連する他の技術として、特許文献3には、入出力制御装置(IOC1)6、入出力装置(IO1)7を対象として障害発生時における診断試験を可能とする技術が開示されている。また、特許文献4には、動作状況の極端な場合における電子システムのコンポーネントの信頼性を評価するために、これらのマージンにおいてコンポーネントを試験(マージン試験)し、マージン試験の信頼性を高めて実行することを可能とするシステムおよび方法が開示されている。特許文献4では、例えば、コンポーネントの印加電圧や駆動周波数などを、選択された範囲にわたって変化させることで、コンポーネントを試験している。特許文献4に開示される電子システムでは、割り込み信号のマスクに基づいて、システムの通常動作中における電圧障害の発生に対応すると共に、電圧マージン試験における障害からの影響を回避する構成となっている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様に係る障害処理方式は、情報処理装置が有するインタフェースの障害を処理する障害処理方式であって、前記情報処理装置は、前記インタフェースの診断試験の実行を含む前記インタフェースの制御を行うインタフェース制御手段と、前記インタフェースに障害が発生した場合に、前記診断試験の実施を通知すると共に、前記診断試験の実行の指示を前記インタフェース制御手段に行う障害処理制御手段と、前記障害処理制御手段からの前記診断試験の実施通知を受けて、前記診断試験実行時の動作環境の変更を指示する変更指示手段と、前記変更指示手段からの変更指示を受けて、前記診断試験実行時における動作電源電圧及び動作周波数を選択し、当該選択した設定値を通知する動作環境選択手段と、前記動作環境選択手段からの設定値の通知を受けて、前記動作電源電圧の設定値を前記インタフェース制御手段に設定する電源制御手段と、前記動作環境選択手段からの設定値の通知を受けて、前記動作周波数の設定値を前記インタフェース制御手段に設定するCLK制御手段と、を含むものである。
【0009】
本発明の第2の態様に係る情報処理装置は、インタフェースを有する情報処理装置であって、前記インタフェースの診断試験の実行を含む前記インタフェースの制御を行うインタフェース制御手段と、前記インタフェースに障害が発生した場合に、前記診断試験の実施を通知すると共に、前記診断試験の実行の指示を前記インタフェース制御手段に行う障害処理制御手段と、前記障害処理制御手段からの前記診断試験の実施通知を受けて、前記診断試験実行時の動作環境の変更を指示する変更指示手段と、前記変更指示手段からの変更指示を受けて、前記診断試験実行時における動作電源電圧及び動作周波数を選択し、当該選択した設定値を通知する動作環境選択手段と、前記動作環境選択手段からの設定値の通知を受けて、前記動作電源電圧の設定値を前記インタフェース制御手段に設定する電源制御手段と、前記動作環境選択手段からの設定値の通知を受けて、前記動作周波数の設定値を前記インタフェース制御手段に設定するCLK制御手段と、を備えるものである。
【0010】
本発明の第3の態様に係る障害処理方法は、情報処理装置が有するインタフェースの障害を処理する障害処理方法であって、前記情報処理装置が、前記インタフェースの診断試験の実行を含む前記インタフェースの制御を行うステップと、前記情報処理装置が、前記インタフェースに障害が発生した場合に、前記診断試験の実施を通知すると共に、前記診断試験の実行の指示を行うステップと、前記情報処理装置が、前記診断試験の実施通知を受けて、前記診断試験実行時の動作環境の変更を指示するステップと、前記情報処理装置が、前記変更指示を受けて、前記診断試験実行時における動作電源電圧及び動作周波数を選択し、当該選択した設定値を通知するステップと、前記情報処理装置が、前記設定値の通知を受けて、前記動作電源電圧の設定値として設定するステップと、前記情報処理装置が、前記設定値の通知を受けて、前記動作周波数の設定値として設定するステップと、を含むものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、障害発生を契機として診断試験を実施する際に、情報処理装置が自ら動作電圧やクロック周波数などの動作環境を変更可能として、障害の再現性を加速させることが可能なインタフェース障害処理方式、情報処理装置及びインタフェース障害処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の概要を説明するための図である。
【図2】実施の形態1にかかるシステムの概要構成図である。
【図3】実施の形態1にかかる情報処理装置の詳細構成図である。
【図4】実施の形態1にかかるインタフェース障害処理方式の動作のフローチャートである。
【図5】本発明に関連する技術の動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、情報処理装置間でインタフェース障害が発生した際に、その故障箇所を特定するため、障害を契機として自動で診断試験を実施する装置に関する。本発明は、前記診断試験を実施する際に、ハードウェア制御に従って動作環境(動作電圧やクロック周波数)を自動で変更する機能を備えていることを特徴としている。動作環境を変更することで障害の再現性を加速させることができ、再現時には故障箇所の特定が可能となるため、交換装置の個数を削減することが可能となる。
【0014】
ここで、本発明の実施の形態について説明する前に、図1を参照して本発明の原理及び特徴について説明する。
図1に示すように、情報処理装置201は、インタフェース202と、インタフェース制御手段203と、障害処理制御手段204と、変更指示手段205と、動作環境選択手段206と、電源制御手段207と、CLK制御手段208と、を備えている。
【0015】
インタフェース制御手段203は、インタフェース202の診断試験の実行を含むインタフェース202の制御を行う。障害処理制御手段204は、インタフェース202に障害が発生した場合に、診断試験の実施を通知すると共に、診断試験の実行の指示を3インタフェース制御手段203に行う。変更指示手段205は、障害処理制御手段204からの診断試験の実施通知を受けて、診断試験実行時の動作環境の変更を指示する。
【0016】
動作環境選択手段206は、変更指示手段205からの変更指示を受けて、診断試験実行時における動作電源電圧及び動作周波数を選択し、当該選択した設定値を通知する。電源制御手段207は、動作環境選択手段206からの設定値の通知を受けて、動作電源電圧の設定値をインタフェース制御手段203に設定する。CLK制御手段208は、動作環境選択手段206からの設定値の通知を受けて、動作周波数の設定値をインタフェース制御手段203に設定する。
【0017】
実施の形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本実施の形態に係るインタフェース障害処理方式が適用されるシステムの概要構成を例示する図である。
システム100は、情報処理装置A(以下、符号10を用いて、単に情報処理装置10と称する場合がある。)と、情報処理装置B(以下、符号20を用いて、単に情報処理装置20と称する場合がある。)と、を含んでいる。情報処理装置Aはインタフェース部A−1(以下、符号110を用いて、単にインタフェース部110と称する場合がある。)を有しており、情報処理装置Bはインタフェース部B−1(符号120)を有している。
【0018】
図3は、図2に示した情報処理装置の詳細な構成を例示する図である。
情報処理装置10は、インタフェース部110と、インタフェース制御手段11と、障害処理制御手段12と、変更指示手段13と、動作環境管理手段14と、電源制御手段15と、CLK制御手段16と、を備えている。
【0019】
インタフェース制御手段11は、情報処理装置間のインタフェース(インタフェース部110)を制御する。また、インタフェース制御手段11は、信号1を用いて、障害発生の通知と診断試験の結果の通知とを、障害処理制御手段12に対して行う。
【0020】
障害処理制御手段12は、障害発生時において診断試験の実行を指示するなどの障害処理を制御する。障害処理制御手段12は、信号21を用いて、診断試験の実行の指示を、インタフェース制御手段11に対して行う。また、障害処理制御手段12は、信号22を用いて、診断試験の実施の通知を変更指示手段13に対して行う。
【0021】
変更指示手段13は、情報処理装置10の動作電源電圧(以下、単に動作電圧と称する場合がある。)や動作周波数(以下、単にCLK周波数と称する場合がある。)の変更の指示と、診断の実施回数のカウントを行う。変更指示手段13は、診断の実施回数をカウントする診断実施回数カウンタ131を備えている。変更指示手段13は、信号3を用いて、動作電圧及びCLK周波数の変更の指示の通知と、変更指示回数の通知と、を動作環境選択手段14に対して行う。
【0022】
動作環境管理手段14は、動作電圧やCLK周波数の設定値の選択と、選択した設定値の通知を行う。動作環境管理手段14は、CLK設定値選択部141と、電圧設定値選択部142と、設定値通知部143と、を備えている。動作環境管理手段14は、信号41を用いて、選択した電圧設定値の通知を、電源制御手段15に対して行う。動作環境管理手段14は、信号42を用いて、選択したCLK設定値の通知を、CLK制御手段16に対して行う。動作環境管理手段14は、信号43を用いて、選択パターンが無いことの通知を、障害処理制御手段12に対して行う。
【0023】
電源制御手段15は、インタフェース制御手段11に電源電圧の設定値を設定する。電源制御手段15は、信号51を用いて、電圧変更をインタフェース制御手段11に行い、これに対して、インタフェース制御手段11からは、信号52を用いての変更完了が応答される。
【0024】
CLK制御手段16は、インタフェース制御手段11に周波数の設定値を設定する。CLK制御手段16は、信号61を用いて、周波数変更をインタフェース制御手段11に行い、これに対して、インタフェース制御手段11からは、信号62を用いての変更完了が応答される。また、電源制御手段15及びCLK制御手段16は、それぞれ信号5を用いて、変更完了の通知を、障害処理制御手段12に対して行う。
【0025】
上記した構成に基づき、診断試験実施時には情報処理装置10の動作電圧やCLK周波数を変更することで、障害の再現性を加速させることができる。
【0026】
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるインタフェース障害処理方式の動作を説明する。図4は、図2及び図3に示したシステム100に適用されたインタフェース障害処理方式の動作フローを示している。また、本実施の形態による動作フローと比較するため、図5には、本発明に関連する技術の動作フローを示している。
【0027】
なお、以下の説明では、情報処理装置10及び情報処理装置20の間でインタフェース障害が発生した場合における、情報処理装置10についての動作を説明する。情報処理装置20についても情報処理装置10と同様の動作を行うため、情報処理装置20の動作についてはその説明を省略する。
【0028】
インタフェース制御手段11は、障害処理制御手段12に障害発生を通知する(S101)。障害処理制御手段12は、障害情報を解析し、故障箇所を特定するための有効な情報が有るか否かを確認する(S102)。なお、確認の結果、有効な情報が有る場合には、障害処理制御手段12は、保守員に対してインタフェース部110の交換を通知し、本障害処理を終了する。
【0029】
確認の結果、有効な情報が無い場合には、障害処理制御手段12は、変更指示手段13に診断試験の実施を通知する(S103)。変更指示手段13は、動作環境管理手段14に動作電圧やCLK周波数の変更を指示するとともに、診断実施回数を指示回数としてカウントして、その指示回数を動作環境管理手段14に通知する(S104)。なお、指示回数のカウンタは、例えば診断試験によって障害が再現した場合など、本障害処理が終了したときにリセットされる。
【0030】
動作環境管理手段14は、指示回数に基づいて、動作電圧やCLK周波数の設定値を選択する(S105)。設定値の選択は、指示回数(診断実施回数)に基づき、予め定めたパターンから選択する。または、インタフェース制御手段11が動作可能な範囲内で、設定値を自由に選択できるようにしてもよい。
【0031】
動作環境管理手段14は、選択パターンの有無を確認し(S106)、選択パターンが残っている場合には(S106で「N」の場合)、選択した設定値を電源制御手段15やCLK制御手段16に通知する(S107)。なお、選択パターンが尽きた場合には(S106で「Y」の場合)、保守作業にて両端の装置を交換し、処理を終了する(S113)。
【0032】
電源制御手段15及びCLK制御手段16は、それぞれインタフェース制御手段11に選択された電圧及び周波数を設定する(S108)。インタフェース制御手段11は、電源制御手段15及びCLK制御手段16からの設定に対して、設定完了をリプライする(S109)。これにより、インタフェース制御手段11の動作環境が変更される。
【0033】
電源制御手段15及びCLK制御手段16は、障害処理制御手段に設定完了を通知する(S110)。障害処理制御手段12は、インタフェース制御手段11に対して診断試験の実行を指示する(S111)。
【0034】
インタフェース制御手段11がインタフェース部110について診断試験を実行した結果、診断試験において障害が再現した場合には(S111で「Y」の場合)、障害処理制御手段12は、保守員に対してインタフェース部110の交換を通知し(S112)、本障害処理を終了する。
【0035】
障害が不再現だった場合には(S111で「N」の場合)、障害処理制御手段12は、変更指示手段13に診断試験の再実施を通知する(S114)。そして、障害処理はS104へと戻り、変更指示手段13は、診断実施回数をカウントアップし、変更指示と合わせて動作環境管理手段14に通知する。動作環境管理手段14は、別の設定パターンを選択するなど、以降同様の処理により診断試験を実施する。障害が再現するか選択パターンが尽きるまで上記処理を繰り返す。
【0036】
以上説明したように、本実施の形態に係るインタフェース障害処理方式では、インタフェース障害発生を契機として両端の装置に対して自動で診断試験を実施する際に、ハードウェア制御に従って動作電圧やCLK周波数を変更する機能を備えている。これにより障害の再現性を加速させることができ、障害の再現時には故障箇所の特定が可能となるため、必要とする交換装置の個数を削減することができる。
【0037】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0038】
100 システム、
10 情報処理装置A、
11 インタフェース制御手段、
12 障害処理制御手段、
13 変更指示手段、
131 診断実施回数カウンタ、
14 動作環境選択手段、
141 CLK設定値選択部、
142 電圧設定値選択部、
143 設定値通知部、
15 電源制御手段、
16 CLK制御手段、
110 インタフェース部A−1、
20 情報処理装置B、
120 インタフェース部B−1
201 情報処理装置、
202 インタフェース部、
203 インタフェース制御手段、
204 障害処理制御手段、
205 変更指示手段、
206 動作環境選択手段、
207 電源制御手段、
208 CLK制御手段、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置が有するインタフェースの障害を処理する障害処理方式であって、
前記情報処理装置は、
前記インタフェースの診断試験の実行を含む前記インタフェースの制御を行うインタフェース制御手段と、
前記インタフェースに障害が発生した場合に、前記診断試験の実施を通知すると共に、前記診断試験の実行の指示を前記インタフェース制御手段に行う障害処理制御手段と、
前記障害処理制御手段からの前記診断試験の実施通知を受けて、前記診断試験実行時の動作環境の変更を指示する変更指示手段と、
前記変更指示手段からの変更指示を受けて、前記診断試験実行時における動作電源電圧及び動作周波数を選択し、当該選択した設定値を通知する動作環境選択手段と、
前記動作環境選択手段からの設定値の通知を受けて、前記動作電源電圧の設定値を前記インタフェース制御手段に設定する電源制御手段と、
前記動作環境選択手段からの設定値の通知を受けて、前記動作周波数の設定値を前記インタフェース制御手段に設定するCLK制御手段と、
を含むことを特徴とするインタフェース障害処理方式。
【請求項2】
前記動作環境選択手段は、
前記変更指示手段からの変更指示の指示回数に基づいて、前記診断試験実行時における動作電源電圧及び動作周波数を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載のインタフェース障害処理方式。
【請求項3】
前記変更指示手段は、
前記障害処理制御手段からの前記診断試験の実施通知をカウントする診断実施回数カウンタを含み、当該診断実施回数カウンタのカウント値を前記指示回数として前記動作環境選択手段に通知する
ことを特徴とする請求項2に記載のインタフェース障害処理方式。
【請求項4】
前記動作環境選択手段は、
前記変更指示手段からの変更指示を受けて、前記診断試験実行時における動作電源電圧を選択する電圧設定値選択部と、
前記変更指示手段からの変更指示を受けて、前記診断試験実行時における動作周波数を選択するCLK設定値選択部と、
前記電圧設定値選択部で選択した設定値を前記電源制御手段に通知し、また、前記CLK設定値選択部で選択した設定値を前記CLK制御手段に通知する設定値通知部と、
を含むことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載のインタフェース障害処理方式。
【請求項5】
インタフェースを有する情報処理装置であって、
前記インタフェースの診断試験の実行を含む前記インタフェースの制御を行うインタフェース制御手段と、
前記インタフェースに障害が発生した場合に、前記診断試験の実施を通知すると共に、前記診断試験の実行の指示を前記インタフェース制御手段に行う障害処理制御手段と、
前記障害処理制御手段からの前記診断試験の実施通知を受けて、前記診断試験実行時の動作環境の変更を指示する変更指示手段と、
前記変更指示手段からの変更指示を受けて、前記診断試験実行時における動作電源電圧及び動作周波数を選択し、当該選択した設定値を通知する動作環境選択手段と、
前記動作環境選択手段からの設定値の通知を受けて、前記動作電源電圧の設定値を前記インタフェース制御手段に設定する電源制御手段と、
前記動作環境選択手段からの設定値の通知を受けて、前記動作周波数の設定値を前記インタフェース制御手段に設定するCLK制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
情報処理装置が有するインタフェースの障害を処理する障害処理方法であって、
前記情報処理装置が、前記インタフェースの診断試験の実行を含む前記インタフェースの制御を行うステップと、
前記情報処理装置が、前記インタフェースに障害が発生した場合に、前記診断試験の実施を通知すると共に、前記診断試験の実行の指示を行うステップと、
前記情報処理装置が、前記診断試験の実施通知を受けて、前記診断試験実行時の動作環境の変更を指示するステップと、
前記情報処理装置が、前記変更指示を受けて、前記診断試験実行時における動作電源電圧及び動作周波数を選択し、当該選択した設定値を通知するステップと、
前記情報処理装置が、前記設定値の通知を受けて、前記動作電源電圧の設定値として設定するステップと、
前記情報処理装置が、前記設定値の通知を受けて、前記動作周波数の設定値として設定するステップと、
を含むことを特徴とするインタフェース障害処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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