説明

インターネットを用いたパーソナルコンピュータの健全な利用管理方法やそのシステム{THEMETHODANDSYSTEMFORCONTROLLINGTHEWHOLESOMEUSEOFAPERSONALCOMPUTERUSINGINTERNET}

【課題】インターネットを用いたパーソナルコンピュータ(以下、PCと略称)をめぐった有害環境を手早く遮断し、管理する。
【解決手段】個人用パソコンがPC管理サーバーからPC管理プログラムをダウンロードしてインストールする段階、コンピュータの利用時間を設定する段階、コンピュータの利用情報をPC管理サーバーに転送し、PC管理サーバーがその情報でデータ・シートを作る段階、PC管理サーバーがデータ・シートを個人用パソコンに転送する段階、個人用パソコンが特定リスト上の対象に対する分析を要請すると、PC管理サーバーがそのリスト上の対象に対する分析データを作って転送する段階、当該リスト上の対象に対する遮断範囲を選択するとPC管理サーバーがそのリスト上の対象を個人用パソコンに転送する段階並びに個人用パソコンが当該リスト上の対象を利用するとPC管理プログラムがその利用を管理する段階で構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はインターネットを用いたパーソナルコンピュータの健全な利用管理方法とそのシステム及びインターネットを用いた健全な利用管理のためのプログラムを記録したコンピュータで読み込める記録媒体に関するものであり、とりわけインターネットを通じてPCの各種利用情報を自動で分析し、これを基に多様な組み合わせの報告書を作成して提供することによって、そのサービスのユーザーが実際PCの利用状況を直観的にわかるように図ることで、有害環境を手早く遮断または管理できるようにした、インターネットを用いたPCの健全な利用方法およびそのシステムとプログラムを記録したパソコンで読み込める記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的には情報化の進展につれて、社会施設の全般が情報通信技術を通じて自動化さており、これによって情報システムおよび通信網に対する依存度が益々増加していることは、よく知られている。社会においては情報通信技術の発展は善し悪しがあり、情報通信システムを用いた賭博・暴力・自殺・猥褻・麻薬・性的な犯罪などのような危険極まりない情報または考え方を持っている者とのアクセスも簡単となっており、多様な社会問題にまで発展していることが現実である。
【0003】
対外PCユーザーには若い世代が多く、そのような子供たちを管理すべき親世代の場合は、子供たちが使っているものが有害サイトなのか、有害なプログラムなのか、有害なデータなのかなどを分からない場合が多いため、このような無知がウェブ上にある有害サイトのみを遮断することで有害環境から子供たちを保護しきれるのだと認識することもある。
【0004】
しかしながら、既存のインターネットサイトの遮断ソリューションは限定されたデータベースに頼り、単なるインターネットを遮断するだけのレベルに止まっていることが昨今の現実なのである。つまり、かつてのソリューションは韓国の情報通信庁が提供する有害サイトのデータベースの情報だけで有害サイトを管理したり、遮断したりしているため、実際にはそのデータベースに含まれていないその他の有害サイトがたくさん存在しており、そのサイトを通じて子供たちは有害環境にさらされているため、親世代が考えていることとは異なって子供たちは有害環境に露出されたままの危険な状況なのである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これまで述べたように、本発明の目的はこのような問題点を解決するためであり、その方法とは、インターネットを通じてPCの各種情報を自動で分析し、これらを土台にした多様な組合せのレポートを作成して提供することによって、当該サービスのユーザーが有害環境を簡単に遮断または管理することを実現するためのインターネットを用いたPCの健全な使用管理方法とそのシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本発明は、入会したPCがそのPC管理サーバーからPC管理ソフトをダウンロードしてインストールする第1段階;上記PCが上記のPC管理ソフトを実行し、パソコンの利用制限時間を設定する第2段階;上記PCが実行している上記のPC管理ソフトによって設定されたPCの使用制限時間内に利用したパソコンの利用情報を上記のPC管理サーバーにリアルタイムで転送し、上記PC管理サーバーがその転送されたパソコンの利用情報を、すでに保存されている有害性の判断リストデータベースに該当する内容であることを検討できるデータシートとして作成し保存する第3段階;上記PCが実行している上記PC管理ソフトで、上記PC使用情報に対して詳細内容を閲覧したいという要請があった場合、上記PC管理サーバーが上記のデータシートを上記PCで閲覧できるように転送する第4段階;上記PCが実行しているPC管理ソフトを通じて上記のデータシートを見て上記の有害性の判断リストデータベースに含まれていないリストの対象に対する分析を要請した場合、上記PC管理サーバーがそのリストの対象のプロパティ及びその遮断範囲を選択できる判断内容を記載したレポートを上記PCが閲覧できるように転送する第5段階;上記PCが上記の分析データをみて該当リストの対象に対して遮断範囲を選択すると、上記PC管理サーバーが保存できるように遮断範囲を選択した 上記リストの対象を上記PCに転送する第6段階;上記PCが上記リストの対象を利用した場合、上記のPC管理ソフトが設定された遮断範囲内でその利用を管理する第7段階で構成されている。
【0007】
上記PC管理ソフトは有害サイトの遮断レベルを設定できるプロセスを提供した方が望ましい。
【0008】
また、上記PC利用情報はインターネットのアクセス情報、各種ソフトの利用情報およびそのソフトから作成・閲覧された文書やグラフィック、イメージ、動画データの利用情報であることがいいだろう。
【0009】
そして、上記リストの対象はウェブサイトのアドレス、プログラムのファイル名、文書やグラフィック、イメージ、動画ファイル名が望ましい。
【0010】
また上記の遮断範囲は利用禁止、利用可能、一部分利用禁止と構成されており、その中一部分利用禁止は上記PCの利用時間内に一定時間のみPCの利用を許諾する遮断範囲となっている。
【0011】
また、本発明はPC管理サーバーとインターネットで通信され、PC管理サーバーからPC管理ソフトをダウンロードしてインストールをし、インストールされた上記のPCソフトを実行してPCの利用時間を設定すると同時に実行中の上記PC管理ソフトは上記PCの利用時間内に利用したPC利用情報を上記PC管理サーバーにリアルタイムで転送し、上記PC管理サーバーからそのPCの利用情報を分析したデータシートやそのデータシート中、上記のPC管理サーバーの有害性の判断リストに含まれていない対象に対する分析データを順次に受信し、当該リストの対象における遮断範囲を選択して上記のPC管理サーバーに転送する。その後、上記のPC管理サーバーから遮断範囲を選択した上記リストの対象を受信して保存するPC;及び上記PCとインターネットで入会した上記PCにダウンロードしてインストールできる上記のPC管理ソフトを転送し、上記PCから上記のPC利用情報を受信してすでに保存されている上記の有害性の判断リストと比較・分析し、上記の有害性判断リストに含まれている情報であるかを検討できる上記のデータシートを作成して保存した後、上記のPCが情報閲覧できるように送信し、上記PCから上記の有害性判断リストに載っていない情報を要請された場合、そのリストに載るべき対象のプロパティ及び上記の遮断範囲を選択できる判断内容が記された上記の分析データを作成して上記PCが閲覧できるように転送し、上記PCが上記のリストに入る対象の遮断範囲を選択して保存できるように、上記のリストの対象を上記PCに転送するPC管理サーバーを含めて構成されている。
【0012】
上記のPC管理ソフトは有害サイトの遮断レベルを設定できるプロセスを提供している。
【0013】
なお、上記のPC利用情報は、インターネット接続の情報・各種のソフトの利用情報およびそのソフトから作成または閲覧した文書やグラフィック、イメージ、動画に関する利用情報である。
【0014】
そして、上記のリスト対象とは、ウェブサイトのアドレス・ソフトのファイル名・文書やグラフィック、イメージ、動画ファイル名である。
【0015】
上記の遮断範囲とは、利用禁止、利用可能、一部分利用禁止に区分し、一部分利用禁止は上記PC利用時間内に、一定時間のみPCの利用できるように許諾する。
【0016】
また、本発明はPCにインストールされているPC利用時間を設定する第1段階;上記PC利用時間内に利用したPC利用情報をインターネットで外部に転送する第2段階;インターネットで外部に転送する上記のPC利用情報を分析したデータシートとそのデータシートの中でどのようなリストの対象に対する分析データを受信して閲覧させる第3段階;上記のいずれかのリストの対象における遮断範囲を選択し、インターネットで外部に転送してその遮断範囲が選択された上記のあるリストの対象をインターネットから転送してもらって保存する第4段階;並びに上記PCが上記のリストにあるいずれかの対象を利用すると上記の遮断範囲の中からその利用を管理する第5段階を含めて構成されたプログラムを記録した、パソコンで読み込める記録媒体である。
【0017】
なお、上記の記録媒体とは、有害サイトの遮断レベルを設定できる方法を実行するためのプログラムを記録できるようにすべきであろう。
【発明の効果】
【0018】
上記の解決手段において、有害な環境を簡単に遮断したり、管理したりすることができるため、例えば、子供を有害な環境から効果的に保護することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明は基本的にDBに含まれている有害なインターネットサイトと有害なプログラム、有害なデータに対して遮断し、DBに含まれてない有害なインターネットサイトと有害なプログラム、有害なデータに対しいて利用した記録を報告書を通じて確認をした後、許可または遮断との設定を直接にすることで、有害な環境に接するリスクを取り除くためのプログラムである。
【0020】
以下では、本発明において望ましい例を添付した図面をもって詳細に説明することとする。
【実施例1】
【0021】
図1は、本発明によってインターネットを用いたPCの健全な利用管理システムを示した図面であり、図2は、本発明でPCの利用時間を入力するウィンドウを示した図面、図3は、本発明でPCの活用記録を閲覧できるウィンドウを示した図面、図4は、図3のPCの活用記録の中からインターネット接続情報に対するデータシートを閲覧できるウィンドウを示した図面、図5は、図4のデータシートの中から、いずれかのひとつのリストに対する分析データの閲覧ウィンドウを示した図面、図6は、図3のPCの活用記録の中から、ソフトの利用情報に対するデータシートの閲覧ウィンドウを示した図面、図7は、図6のデータシートの中からいずれかのひとつのリストに対する分析データの閲覧ウィンドウを示した図面、図8は、本発明でプログラム遮断ウィンドウを示した図面、図9は、本発明からインターネット遮断レベルを入力するウィンドウを示した図面である。
【0022】
図面に現れているように、本発明でインターネットを用いたPCの健全な利用管理システムはPC(10)とPC管理サーバー(30)に分けられている。上記のPC(10)とPC管理サーバー(30)はインターネット網(50)を通じてアクセスされて情報を送受信する。
【0023】
上記のPC管理サーバー(30)は上記PC(10)で示すホームページを画面に転写し、そのホームページから情報を送受信する通信インタフェースを構築するためのウェブサーバー(31)を具備しており、また上記のウェブサーバー(31)だけではなく、互いにローカル領域にアクセスされるログ分析サーバー(32)、報告書製作サーバー(33)、DBサーバー(34)、アップデートサーバー(35)を具備している。
【0024】
この中、上記のログ分析サーバー(32)は上記PC(10)からリアルタイムで転送される利用情報を分析して、上記の報告書製作サーバー(33)は上記のログ分析サーバー(32)が分析したデータを報告書の形態であるデータシートや分析データとして製作を行い、上記DBサーバー(34)は上記PC(10)の入会時に取得した個人情報や上記のPC管理サーバー(30)の各種ソフトおよび上記PC(10)が転送する各種の利用情報を保存し、上記のログ分析サーバーに分析のために提供する。上記のアップデートサーバー(35)は上記PC(10)が管理を要請したもの、例えばウェブサイトやプログラムなどの有害サイトの対象を上記のDBサーバー(34)にアップデートする。
【0025】
このような上記のPC管理サーバー(30)はPC管理ソフトを上記PC(10)の利用を管理する。つまり、入会した上記PC(10)がホームページを通じて上記のPC管理ソフトをダウンロードしてインストールすると、インストールされたPC管理ソフトを通じて上記PC(10)の利用を管理する。
【0026】
このようにインストールされた上記のPC管理ソフトを上記PC(10)が実行すると、上記のPC管理ソフトは図2のようなPC利用時間入力ウィンドウ(110)を表示する。つまり、上記のPC管理ソフトは上記PC利用時間入力ウィンドウ(110)を通じて、上記PC(10)がPCの利用時間を入力することになる。上記PC利用時間入力ウィンドウ(110)は、一日の中でパソコンが利用できる時間を設定し、またその時間内でもパソコンの利用を許諾する時間を設定してパソコンの利用時間を入力する。後者の時間は、累積時間を意味しており、例えば、その累積時間が2時間に設定された場合、上記の時間帯で2時間のみ上記PC(10)を利用できるように上記PC管理ソフトを許容する。累積時間は上記PC(10)を起動(booting)する時から時間をカウントして算出するように実現した。また上記のPC管理ソフトは日刊、週間、月間、曜日別でPC利用時間をより細密に設定できるようにしている。
【0027】
このように、PC利用時間が設定されたら、上記のPC管理ソフトは上記PC(10)が上記のPC利用時間帯に利用したPC利用情報を上記PC(10)の通信インタフェースを通じて上記のPC管理サーバー(30)にリアルタイムで転送する。上記のPC利用情報はインターネットの接続情報、各種プログラムの利用情報だけではなく、そのプログラムから作成または閲覧された文書やグラフィック、イメージ、動画データ等の利用情報をすべて含める。この場合、インターネットの接続情報としてはインターネットを通じて接続したウェブサイトのアドレス(URL)が転送され、各種プログラムの利用情報はゲームやメッセンジャー、ドキュメント作成ソフトのような応用アプリケーションのファイル名が転送さる。また、作成または閲覧された文書やグラフィック、イメージ、動画データの利用情報としては、上記PC(10)から作成した文書やグラフィック、イメージ、動画データだけではなく、すでに保存されていた文書やグラフィック、イメージ、動画を開いた場合、そのファイル名やデータのすべてが転送される。
【0028】
上記のPC管理サーバー(30)は、このようなパソコンの利用情報を受信して上記のDBサーバー(34)に保存して、その利用情報の統計を出し、その統計資料を上記PC(10)に転送し、図3のようなPC活用記録の閲覧ウィンドウ(120)を上記のPC管理ソフトを画面に表示する。また、上記のPC管理サーバー(30)は上記のログ分析サーバー(32)を通じて上記のDBサーバー(34)に保存する上記のPC利用情報を上記DBサーバーにすでに保存されていた有害性の判断リストのDBと比較・分析し、その比較・分析した結果を上記の報告書製作サーバー(33)を通じて、その有害性判断リストのDBに含まれている情報であるかを検討できる図4と図6のようなデータシートを作って上記のDBサーバー(34)に保存しておく。この時、検討基準となる上記の有害性判断リストDBは韓国の情報通信庁から提供される有害サイトDBだけではなく、各種ソフトがその情報(プロパティ)と一緒に構築されているDBである。
【0029】
したがって、上記PC(10)が上記のPC活用記録の閲覧ウィンドウ(120)をみて、例えば、図面で示しているように「詳細」ボタンをクリックして、自分のパソコンの利用情報に対する詳細内容の閲覧を要請すると、上記のPC管理サーバー(30)はすでに作成したデータシートを上記のPC管理ソフトが図4と図6のようなデータシートの閲覧ウィンドウ(130、140)で画面に表示するように上記PC(10)に転送する。この時、図4のデータシートの閲覧ウィンドウ(130)はインターネットの接続情報に対するデータシートのウィンドウであり、図6のデータシートの閲覧ウィンドウ(140)はプログラムの利用情報に対するデータシートウィンドウである。
【0030】
上記のデータシートの閲覧ウィンドウ(130、140)をみると、インターネットの接続情報の場合、ウェブサイトアドレスがリストの対象になっており、そしてプログラムの利用情報の場合は実行ファイル名がリストの対象となっている。そのリストの対象が何であるかを表す「区分」、何時間に何回を実行しているかを表す「実行回数」・「実行時間」、また遮断範囲がどの程度であるかがわかる「禁止設定」を一目瞭然に示している。その時、「禁止設定」欄には上記の有害性の判断リストDBを土台に作成されている。また「区分」欄に「詳細情報表示」ボタンを設けており、そのボタンをクリックすると該当リストの対象に対してより詳細な情報を上記のPC管理サーバー(30)が提供する。
【0031】
一方、「区分」欄をみると、あるリストの対象(図4には順位5番、図6では順位7番)が「不明」と表示されており、「禁止設定」欄には“利用可能”と表示されていることが分かる。このように表示されているリストの対象は上記の有害性判断リストDBにあるリストの対象であるため、このように表示されている。
【0032】
したがって、上記PC(10)の主なユーザーが子供である場合、その親は上記のデータシートの閲覧ウィンドウ(130、140)をみて、子供たちが接続したウェブサイトが何であり、利用したソフトは何であり、どのような中身のデータなのかを簡単に把握できる。
【0033】
これを見て上記PC(10)が上記のデータシートの閲覧ウィンドウ(130、140)を通じて上記の有害性判断リストDBに含まれていないリストの対象(図4から順位5番、図6から順位7番)に対する分析を「区分」に構築された「分析依頼」ボタンをクリックすることで要請でき、上記のPC管理サーバー(30)はそのリスト対象のプロパティ及びその遮断範囲を選択できる判断内容を記載した分析データを作成し、上記PC管理ソフトが図5と図7のような分析データの閲覧ウィンドウ(150、160)で画面に表示できるように上記PC(10)に転送する。
【0034】
上記の分析データの閲覧ウィンドウ(150、160)をみると上記のリスト対象に対する詳しいプロパティが一目瞭然に整理されており、「推奨事項」欄は遮断範囲をより正しく選択できるように役立っている。
【0035】
したがって、これを見て上記PC(10)が該当リストの対象に対して遮断範囲を選択すると、上記PC管理サーバー(30)が保存できるように上記の遮断範囲を選択したリストの対象を上記PC(10)に転送し、上記PC(10)が上記のリスト対象を利用した場合に上記のPC管理ソフトが上記の遮断範囲内でその利用を管理する。
【0036】
上記の遮断範囲の選択は上記のデータシートの閲覧ウィンドウ(130、140)から「禁止設定」欄をクリックするか、別途のウィンドウで選択することができるのであるが、上記PC(10)上記の閲覧ウィンドウで上記のリスト対象(図4から順位5番、図6から順位7番)に対する遮断範囲を選択してクリックすると、上記のPC管理サーバー(30)は該当リストの対象、例えば、ウェブサイトのアドレス、プログラムのファイル名等をハードディスクなどの記憶媒体に保存できるように上記PC(10)に転送する。保存に関する確認は、図8で示しているようにプログラム遮断ウィンドウ(170)を上記のPC管理ソフトで開くことで簡単にできる。なお、上記の遮断情報は上記のプログラム遮断ウィンドウ(170)で修正ができる。
【0037】
一方、上記のPC管理サーバー(30)は遮断範囲が選択されている上記のリスト対象を上記PC(10)に送信する際には、上記のアップデートサーバー(35)を通じて自分のDBサーバー(34)にアップデートするため、上記PC(10)と同一のDBを構築できる。
【0038】
それから、上記PC(10)が上記のリスト対象を利用すると上記のPC管理ソフトがこれまで述べたプロセスで保存された記録を判読して上記の遮断範囲で利用を管理する。遮断範囲は上記のデータシートの閲覧ウィンドウ(130、140)の「禁止設定」欄で表示されていたように、利用禁止、一部分利用禁止、利用可能と区分されており、利用禁止と利用可能は完全に利用を禁止するか、許諾するということであり、一部分利用禁止は上記のPC利用時間内での一定時間、つまり、上記の累積人間のみパソコンの利用を許諾するのである。
【0039】
また、図9で示されているように、上記のPC管理ソフトは上記PC(10)がインターネットの遮断レベルが入力できるウィンドウ(180)を提供する。上記のインターネット遮断レベルの入力ウィンドウ(180)は年齢別、または露出度や性行為の有無、暴力、言葉遣い等の様々なレベルを上記PC(10)が詳細に設定することができるため、有害サイトを効果的に遮断できる。
【0040】
これまで述べてきたように、本発明に関して特定の例を設けて説明したが、本発明の特許請求範囲に記載されている内容で多様な修正および変更が可能であることは言うまでもない。したがって、本発明の詳細な説明および添付した図面は本発明の記述内容を限定したものではなく、単なる例示に近いものとして解釈するべきである。
【産業上の利用可能性】
【0041】
上述したように本発明によると、インターネットを通じてPCの各種の利用情報を自動に分析し、これを土台にして多様に組み合わせた報告書を作成して提供したことで、そのサービスの利用者が実際のPCの利用状況を直感的にわかるようにしているため有害環境を簡単に遮断または管理できる。また、簡単に有害サイトや有害プログラムをフィルタリングするために必要とされる資料となるDB を継続的にアップデートさせることで、パソコンの活用能力が劣っていても正しくパソコンを管理することができる。

【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】は、本発明によるインターネットを用いたPCの健全な利用管理システムを示した図面である。
【図2】は、本発明でPCの利用時間を入力するウィンドウを例示した図面である。
【図3】は、本発明からPC活用記録の閲覧ウィンドウを例示した図面である。
【図4】は、図3のPC活用記録の中からインターネット接続情報に対するデータシートの閲覧ウィンドウを例示した図面である。
【図5】は、図4のデータシートの中から、いずれかのリストに対する分析データを閲覧できるウィンドウを例示した図面である。
【図6】は、図3のPC活用記録の中、プログラムの利用情報に対するデータシートの閲覧ウィンドウを例示した図面である。
【図7】は、図6のデータシートの中から、いずれかのひとつのリストに対する分析データの閲覧ウィンドウを例示した図面である。
【図8】は、本発明からプログラムの遮断ウィンドウを例示した図面である。
【図9】は、本発明からインターネット遮断レベルを入力するウィンドウを例示した図面である。
【符号の説明】
【0043】
10:パーソナルコンピュータ
30:PCの管理サーバー
31:ウェブサーバー
32:ログの分析サーバー
33:報告書の製作サーバー
34:DBサーバー
35:アップデートサーバー
50:インターネット網

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入会したPCがPCの管理サーバーからPCの管理ソフトをダウンロードしてインストールする第1段階。
上記PCが上記のPCソフトを実行してパソコンの利用時間を設定する第2段階。
上記PCが実行している上記のPC管理ソフトによって上記の設定されているPCの利用時間帯に利用したPCの利用情報を上記のPC管理サーバーにリアルタイムにて転送し、上記のPC管理サーバーがその転送されるPCの利用情報をすでに保存されていた有害性の判断リストをDBに含まれているか否かを検討できるデータシートとして作成して保存する第3段階。
上記PCが実行している上記のPC管理ソフトによって上記PCの利用情報に対する詳細を閲覧するように要請すると、上記のPC管理サーバーが上記のデータシートを上記PCで閲覧できるように転送できる第4段階。
上記PCが実行している上記PC管理ソフトによって上記のデータシートをみて上記の有害性判断リストDBに含まれていないリスト対象に対する分析を求められたら、上記のPC管理サーバーがそのリストの対象のプロパティおよびその遮断範囲を選択できる判断内容を記載した分析データを作成して、上記PCで閲覧できるように転送する第5段階。
上記PCが上記の分析データをみて、該当リストの対象に対して上記の遮断範囲を選択すると、上記のPC管理サーバーが保存できるように上記の遮断範囲を選択した上記リストの対象を上記PCに転送する第6段階。
ならびに上記PCが上記リストの対象を利用した場合、上記のPC管理ソフトが上記の遮断範囲の中でその利用を管理する第7段階を含めて構成されている、インターネットを用いたPCの健全な利用管理方法。
【請求項2】
第1項において、上記のPC管理ソフトは有害サイトの遮断レベルを設定できるプロセスを提供することを特徴とするインターネットを用いたPCの健全な利用管理方法。
【請求項3】
第1項において、上記のPC利用情報はインターネットの接続情報、各種プログラムの利用情報およびそのプログラムから作成または閲覧された文書やグラフィック、イメージ、動画データ等の利用情報であることを特徴としたインターネットを用いたPCの健全な利用管理方法。
【請求項4】
第1項において、上記のリスト対象はウェブサイトのアドレス・プログラムのファイル名・文書やグラフィック・イメージ・動画ファイルの名前を特徴とするインターネットを用いたPCの健全な利用管理方法。
【請求項5】
第1項において、上記の遮断範囲は利用禁止、利用許可、一部分利用禁止となっており、その中から一部分利用禁止は上記のPC利用時間帯で一定時間のみPC利用を許可することを特徴とするインターネットを用いたPCの健全な利用管理方法。
【請求項6】
PC管理サーバーとインターネットで接続されており、上記のPC管理サーバーからPC管理ソフトをダウンロードしてインストールし、そのインストールされた上記のPC管理ソフトを実行してPCの利用時間を設定すると同時に、その実行中の上記のPC管理ソフトから上記のPC利用時間帯に利用したPC利用情報を上記のPC管理サーバーにリアルタイムで転送し、上記のPC管理サーバーからそのPCの利用情報を分析したデータシートと、そのデータシートの中で上記のPC管理サーバーの有害性の判断リストDBに含まれていないリスト対象に対する分析データを順次に受信して、そのリスト対象の遮断範囲を選択して上記のPC管理サーバーに転送して、上記のPC管理サーバーからその遮断範囲を選択した上記のリスト対象を送受信して保存するPC;並びに上記PCとインターネットで接続されていて入会した上記PCがダウンロードしてインストールできる上記のPC管理ソフトを転送して、上記PCから上記のPC利用情報を受信してすでに保存されている上記の有害性の判断リストDBと比較・分析して上記の有害性の判断リストDBに含まれている情報であるかいなかを検討できる上記のデータシートを作成して保存した後、上記PCが要請すると閲覧できるように転送し、上記PCが上記の有害性の判断リストDBに含まれていないリスト対象に対する分析を要請すると当該リスト対象のプロパティおよび上記の遮断範囲を選択できる判断内容を記載した上記の分析データを作成して上記PCが閲覧できるように転送して、上記PCが上記のリスト対象の遮断範囲を選択すると保存できるように上記のリスト対象を上記PCに転送するPC管理サーバーを含めて構成されたインターネットを用いたPCの健全な利用管理システム。
【請求項7】
第6項において、上記PC管理ソフトは有害サイトの遮断レベルを設定できるプロセスを提供することを特徴とするインターネットを用いたPCの健全な利用管理システム。
【請求項8】
第6項において、上記のPC利用情報はインターネットの接続情報、各種プログラムの利用情報およびそのプログラムから作成または閲覧された文書やグラフィック、イメージ、動画データの利用情報であることを特徴とするインターネットを用いたPCの健全な利用管理システム。
【請求項9】
第6項について、上記のリスト対象はウェブサイトのアドレス、プログラムのファイル名、文書やグラフィック、イメージ、動画ファイルの名前であることを特徴とするインターネットを用いたPCの健全な利用管理システム。
【請求項10】
第9項において、上記の遮断範囲は利用禁止、利用可能、一部分利用禁止と定められており、一部分利用禁止は上記のPC利用時間帯に一定時間のみPCの利用を許可することを特徴とするインターネットを用いたPCの健全な利用管理システム。
【請求項11】
PCにインストールされて、PCの利用時間を設定する第1段階;上記のPCの利用時間帯に利用したPCの利用情報をインターネットで外部に転送する第2段階;上記のインターネットを通じて外部に転送する上記のPCの利用情報を分析したデータシートとそのデータシートの中から、いずれかのリスト対象に対する分析データを受信して画面に表示する第3段階;上記のいずれかのリスト対象に遮断範囲を選択して上記のインターネットを通じて外部に転送し、その遮断範囲を選択した上記のいずれかのリスト対象を上記のインターネットを通じて外部から受信して保存する第4段階;ならびに上記PCが上記のいずれかのリスト対象を利用すると上記の遮断範囲の中からその利用を管理する第5段階を含めて構成されたプログラムを記録した、PCで読み込める記録媒体。
【請求項12】
第11項について、上記の記録媒体は有害サイトの遮断レベルを設定できる方法を実行させるためにプログラムを記録したPCで読み込める記録媒体。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−217305(P2009−217305A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−57239(P2008−57239)
【出願日】平成20年3月7日(2008.3.7)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(308009196)
【住所又は居所原語表記】757−102,Wolpyeong−dong,Seo−gu Daejeon,Korea ZIP302−852
【Fターム(参考)】