説明

インターネット個別指導システム

【課題】従来の端末パソコンとインターネットを介して接続し、画像と音声を相互に送受信できるテレビ電話ソフトウェアを活用しての個別指導システムは、授業料が高額で、かつ暗記主体の教科は指導効率がよくなかった。
【解決手段】ステップ追加加工済み「テレビ電話」ソフトウェアと、「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアをインターネットを介して連携稼動することにより、教師1人に対して復数人の生徒を個別指導する事が出来ると共に、両者パソコンインターネット接続した瞬時に生徒側今現在の学習状態が解るシステムなので、生徒の監視及び指導が的確に出来、かつ繰り返し学習の要素が多い自己学習用「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」で自己学習する意欲を高めることにより暗記主体の教科の学習効率を高め、かつ、途中を説明しながら教導した方が良い教科はそれが出来、全教科の学習効果を上げながら安い授業料で学習が出来るようにしたインターネット個別指導システムである。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルコンピュータ(以下パソコンと称す)等のインターネット端末を、テレビ電話機のように音声通信と画像通信の両方を可能としたインターネットテレビ電話ソフトウェアを加工利用したインターネット家庭学習支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】 特開2004−258593
【特許文献2】 特願2007−101110
従来、パソコンを通してインターネット接続されている呼出側と相手側の双方の通話者が、相互の顔写真画像を見ながら会話することの出来るインターネットテレビ電話システムがあった。この普通一般のパソコン端末を利用して安価に構築したインターネットテレビ電話システムを利用した英会話指導や個別学習指導なども現存する。この様なインターネットテレビ電話システムを利用した英会話指導システムや個別学習指導システムなどが構築され、活用されているのであるが、これら従来の学習システムは、限られた時間内に指導できる人数が、教師1人に対して指導を受ける側の生徒の人数が1〜3人位が限度であり、授業料等の料金はどうしても高額となった。
又、直接生徒宅に訪問しての家庭教師は、教師対生徒が1:1がほとんどであり、訪問までの教師の交通費や訪問家庭までの往復の時間など色々とロスタイムや経費がかかり、どうしても授業料等の料金が高くなった。又、訪問した教師と合う合わない問題も生じる事もあり、時には、教師と生徒の間の男女問題も出る場合もあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は以上従来の個別指導の1つの形である生徒宅に訪問して家庭教師として指導する学習指導の課題として
1、生徒対教師が1:1でどうしても授業料が高額となる。
2、教師の訪問までの交通費、時間など経費が大きい。
3、教師と生徒が合う合わないがあり、コミュニケイーションが少し難しい。
4、考えることが多い教科(数学や理科の応用問題など)は指導効果が大きいが、暗記主体の教科(社会・英語・理科など)は指導効果が少ない。
又、インターネットテレビ電話システムを活用しての個別指導の課題としては、
1、教師対生徒が、1対1〜3人位が限度でどうしても授業料が高くなる。
2、授業中は常時インターネット接続状態となり、インターネット接続料金は今は定額がほとんどであるが、クライアントの契約しているプロバイダのアクセスポイントまでの接続料金が電話料金としてかかり、常時接続だと料金がかさみ、総合的には授業料が高くなる。
3、考える事が多い教科(数学や理科の応用問題など)は、指導効果が大きいが、暗記主体の教科(社会や英語や理科など)は指導効果が少ない。
従来の個別指導方式では、以上のような課題があった。
本発明は以上の課題を解決して、教師側と生徒側(クライアント)の双方が、遠隔地に居ながらパソコンやインターネットを利用して、ロスタイムやさまざまな危険をなくし、授業を受ける側の生徒(クライアント)は、授業料は安価で学習効果が大きく、かつ濃密な個別指導が受けられるようにする。又、指導する教師側には、今までより時間単位の指導料を高く払えるようにした「インターネット個別指導システム」を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の様な課題を解決する為に本発明「インターネット個別指導システム」は、すでに現存する通称「テレビ電話」ソフトウェアを基本ソフトウェアとして使用する。このテレビ電話ソフトウェアは、教師側と生徒側に通話及び画像送受信用端末としてパソコン及び周辺機器としてカメラ、マイク、スピーカーを所有させ、両パソコン間相互の音声と画像による通話を可能にした通信コントロール付ソフトウェアであった。、このテレビ電話ソフトウェアを基本ソフトウェアとし、本発明「インターネット個別指導システム」はこのテレビ電話ソフトウェアを少し加工して使用する。加工の部分は後述する。この加工したテレビ電話ソフトウェアを教師側パソコンにインストールしてもらい使用するのである。
本発明「インターネット個別指導システム」は管理センターと教師側端末(パソコン)と生徒側端末(パソコン)をインターネットで接続して成り立つ。
まず管理センター内のデータベースより、教師側パソコンに加工済みテレビ電話ソフトウェアを、クライアントとなる生徒側のパソコンには、拙者前特許出願(特開2004−258593)済みの「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェアをそれぞれインストールしてもらい、教師側パソコンと生徒側パソコンをインターネット接続して個別指導を実行する。
この「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェアをここで説明させてもらう。
従来問題集や学習ワークなどは当然存在している。問題集や学習ワークの解答は、解答集として、たいがい問題や問題集とは別紙、別冊になっている。
解答集は、何問もの解答が集積されて書いてあるので、ある1つの問題の解答を途中で見ると、見たい問題の解答だけでなく、その前後や付近の問題の解答まで見てしまい、次にやる問題の答えが先に解ったりして学習効果が下がってしまった。又、それではと1ページ全部問題を行った後、解答集を見て解答の正誤を判断しようとすると、答えの正誤だけを判定して、それでそのページは終わりにする人がほとんどである。つまりその問題の問いと答えとの関係抜きに、答えの正誤の判定だけの作業をしている人が多く、どの問いに対してどの答えという関係認識が薄く、勉強効果が非常に少なかった。そして、問題の問いと答えを関係づけて覚えようとすると、もう一度問題文を読み直して考え直さなければならず、時間の浪費があり、勉学のスピードや効率が悪くなり、勉学意欲も失われて行った。
又、問題や答え等を全部ソフト化してFDやCD−ROM化して、パソコン内で問題を組み合わせたりして、問題をプリンターで印刷し、問題用紙として学習する方法もあるが、これなどは問題用紙単体と同じ効果しかない。
又、FDやCD−ROMとパソコンだけで学習するものは、現問題をやっている最中に前の問題を参考に見れなかったり、長文の問題の時など読みづらいし、英語など外国語や国語の長文の途中で、部分的に和訳して長文の所に書き込みたい時やある印を付けたい時など、それが出来ないし、答えを紙上に書かないでキーボードのキーやマウスだけで学習の作業を行ってしまうので、どうしても書く力とりわけ漢字を書く力が不足して、ペーパー試験に弱くなってしまうという課題も出て来た。
そこで拙者前出願の「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」は、上記の問題用紙だけの学習の場合と、パソコンと学習ソフトウェアだけの学習の場合の二通りの学習方法のそれぞれの方式が持っている特徴を噛み合わせることにより、それぞれの方式の課題を補うと共に新しい学習効果を出すようにしたものである。
「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェアには、データとして、学年、教科、問題の目次、問題のページ名、問題の番号、問題の答え、問題のヒント、問題の解説があらかじめデータとして入力され、所定のアドレスにそれぞれ記録されていて、次のステップの総合によりソフトウェアが成り立っている。
答えがアルファベットの組み合わせの英語の場合と日本語の場合の二通りのステップ順序があり、まず答えが英語の場合は次のステップ順序となる。
a1, クライアント(生徒)のパソコンのキー及びマウスの所定の操作により、クライアントのパソコン画面に、クライアントのこれから実行したい問題用紙の、教科名、学年名、今行おうとする問題のページ名、問題番号と、この画面を開いて(勉強を始めて)からの経過時間、問題終了目標時間、答えのデータ打ち込み回数、間違い回数、正答回数、正答率(%)の文字と数字が同一画面に表示されるステップ。
a2, 表示されると同時に時間計測ステップにより経過時間を計測し始め、その経過時間を画面に表示するステップ。
a3, これから行う問題の答えが、アルファベットの組み合わせの英単語や英文の場合、クライアントが問題の答えをまず問題用紙の解答個所に書き込み、その答えをキーボードより入力した信号を受けるステップ。
a4, 入力された問題の答えのデータが対応する既記録の答えのデータと一致するか否か演算判定するステップ。
a5, 入力された答えのデータが一致していれば、同一画面に、データ1組みを1回とした総データ打ち込み回数をカウントし、データ打ち込み回数の総数字と正答数の総数字と正答率のパーセント数字を演算し、次の問題ページ名、問題番号と共に、交換表示するステップ。
a6, クライアントの入力データが既記録の答えのデータと不一致ならば、「NG」と問題や答えの表示画面と同一画面に表示される共に、クライアントの問題を始める前の設定により、問題のヒントか、問題の解説か、問題の答えのいずれかが、問題番号が表示されている同一画面に表示され、総打ち込み回数の数字と間違い回数の数字と正答率のパーセント数字が演算表示され直すステップ。
a7, クライアントが画面に表示されている問題の正答を入力するまで、a2,a3,a4,a6のステップを繰り返すステップ
a8, ステップa5が終了すると、a2,a3,a4,a5のステップと問題用紙の問題が全部終了するまで繰り返し、問題用紙の全部の問題の正答入力終了で「これで終わりです。」と画面表示して終了するステップ。
以上が答えが英語の場合で、答えが日本語の場合は次のステップ順序となる。
b1, 上記のa1のステップ。
b2, 上記のa2のステップ。
b3, クライアントが問題の日本語の答えをまず問題用紙の解答個所に書き込んだ後、パスの意味のアルファベットPの信号をキーボードより入力した場合、その信号を受けるステップ。
b4, Pキーの信号とEnterキーの信号により、現問題の日本語の答えを画面に表示するステップ。(クライアントの生徒はここで自分の答えの正誤を判定して、誤りなら問題用紙の解答個所の答えを書き直す。)
b5, 更なるEnterキーの信号により、次の問題番号を変更表示すると共にデータ総打ち込み回数を変更表示するステップ。
b6, 問題用紙の問題全部終了まで、上記のb3,b4,b5のステップを繰り返し、問題用紙の問題全部終了で「これで終わりです。」と画面表示して終了するステップ。
以上の二通りのステップの順序で構成してあるソフトウェアである。
本発明「インターネット個別指導システム」は、上記「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアと加工済み「テレビ電話」ソフトウェアをインターネットを介して連携して用いる。
ここでテレビ電話ソフトウェアの加工部分を述べる。
従来のインターネット接続すると、それぞれ両者のパソコン画面に相互に顔写真画像が表示され、相互に1:1で会話が出来るようになるテレビ電話ソフトウェアにおいて、次のステップを追加加工する。
c1, 教師側パソコンと生徒側パソコン インターネット接続時に、生徒側パソコンが「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェア停止中か又は、停止中の信号を教師側パソコンが受けた場合、従来のテレビ電話ソフトウェアの内容通り、それぞれのカメラで撮影した顔写真画像が、相互にパソコン画面上に表示され、会話も相互にできるステップ。
c2, 両者パソコンインターネット接続時に、教師側パソコンが、生徒側パソコンより「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェア稼動中の信号を受けた場合、生徒側パソコン上では現実行のソフトウェアを変わらずそのまま実行でき、生徒側パソコン画面上の表示と同一の表示が教師側パソコン画面上に表示され、会話は相互に出来るようになるステップ。
c3, 両者パソコンインターネット接続中時に、どちらからでも作業停止信号を発信、受信が出来るステップ。
c4, 両者パソコンインターネット接続中時に、両者いずれかのパソコンからの作業停止信号を受けた時、従来のテレビ電話ソフトウェアに戻るステップ。
c5, 生徒側パソコンは、作業停止信号を受けた場合、パソコンの画面以外は現状を維持したまま停止し、生徒側パソコンキーボード又はマウスからの復帰信号を受けて、「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェア前停止場所よりすぐに実行できるステップ。
以上のステップを追加加工した「テレビ電話]ソフトウェアと「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェアをインターネットを介して連携して使用する手段を設けたものが、本発明「インターネット個別指導システム」である。
又、以上は1:1の「テレビ電話」ソフトウェアと「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアのインターネットを介しての連携稼動の場合であるが、1:複数の講義用「テレビ電話」ソフトウェアと「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアのインターネットを介しての連携稼動の場合や、拙者出願(特願2007−101110)の複数対複数の「インターネットマルチ個別指導システム」ソフトウェアと「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアのインターネットを介しての連携稼動の場合も、1:複数の講義用「テレビ電話」ソフトウェアや、図1システムの詳細構成を示す図の2ブロックに示すが如く、複数対複数の「インターネットマルチ個別指導システム」ソフトウェアに上記のc1〜c5のステップを追加加工して、「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアとインターネットを介して連携稼動すれば、それぞれのシステムの効果に本発明の効果をプラスしたシステムとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
本発明「インターネット個別指導システム」を利用して個別指導をする形態を述べる。本システムは、管理センターと教師側パソコンと生徒側パソコンをインターネットを介して接続して構成する。
まず、学習や学習指導をする前に実行することは、管理センターのデータベースより、生徒側パソコンには「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェアを、教師側パソコンにはステップ追加加工済みの「テレビ電話」ソフトウェアをそれぞれインストールしてもらう。生徒側は「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェアをパソコンにインストールしたら、問題用紙を用意し、所定のキー及びマウス操作で即学習を始めることが出来る。問題用紙及び各問題には、記号と数字で出来た一連の番号が付けてあり、その記号数字通りにキーボードより入力してやると、これから学習したい問題用紙の目的の問題の問いかけの文章が入った画面が表示される。この問いかけの文章が入った画面上には、問題用紙の教科名、学年名、今実行しようとする問題のページ名、問題番号、この画面を開いて(学習を始めて)からの経過時間、問題終了目標時間、答え1個を1回と数えた答え打ち込み回数、間違い回数、正答回数、正答率(%)、の文字と数字が同時表示される。表示されると同時に時間計測ステップにより、経過時間を計測し始め、その経過時間を画面に表示する。
これから実行する問題の答えが、英語の場合と日本語の場合の二通りのパターンの学習方法があり、答えが英語の場合は上記a1〜a8のように、答えが日本語の場合は上記b1〜b6のようなステップを踏んで学習を行う。
この「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェアを使っての効果は、
d1, 問題目標終了時間と問題を始めてからの経過時間が一目で解るので、常時時間配分を考えながら目標時間内に問題を終了させるという習慣が出来る。
d2, 問題の途中でも終わりでも正答率(%)が表示され、学習の励みになる。
d3, 1問ごとに答えやヒントなどが表示されて見れるので、問題と答えの関係を強く認識することが出来、記憶が深く長くなる。
d4, 目的の問題の答えしか出てこないので、他の問題の答えを見てしまったりしないので学習効果が高くなる。
d5, 英語の答えなどは、一度紙上に書いてからその同じものをキーボードより打ち込み入力するので、二重に答えを書き込むこととなり、覚え方を強力にする。
d6, 英語の単語や単文の答えの時などは、誤ったものだけ指定回数だけ繰り返し出来るよう設定できるようになっており、何回も繰り返して覚えなければならない学習には最適である。
d7, 暗記が主体の教科は、答えを無理に思い出そうとして時間を使うより、すぐに答えを表示して見て覚えることが出来るので、従来より2倍以上学習が速くなる。
d8, 日本語の答えなどは、一度紙上に漢字まじりで書き込み、その後日本語の答えを表示して正誤を確認するのであるが、漢字まじりの答えを実際に紙上に書くという動作で、漢字や文章を書く力もつくし、誤っていればその場で表示の答えを見て書き直すことがすぐに出来、学習スピードが速く学習効率が良い。
d9, 問題用紙は紙なので、紙面上どこにでも注釈などの文章を書き込んだり、印を付けたりして学習効果を高めることが出来るし、持ち運びが簡単である。
以上が「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアを使っての効果であるが、課題も出てきた。次にその課題を述べる。
e1, 「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」は個人宅で自己学習するものなので、本人自らシステムを利用して学習を始めなければならない。
学習意欲の少ない人は、なかなか一人でやろうとしない。
e2, パソコンの前に来て、学習しようとした時「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」の使い方、操作の仕方が解らない場合も出てくる。
e3, 数学などの考える事が多い教科の場合、答えは解っても、考え方、解き方が解らない場合が多い。
e4, 一人で自宅で学習していると時々解らない事も出てくるし、すぐに飽きがくる人が多い。
以上の課題を全て解決しようとするのが本発明「インターネット個別指導システム」で上記「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアをインストールしている生徒側(クライアント)のパソコンと上記c1〜c5のステップを追加加工した「テレビ電話」ソフトウェアをインストールした教師側パソコンをインターネットで接続して本発明「インターネット個別指導システム」が成立する。以下接続からの実施の形態を示す。
f1, 生徒側(クライアント)が学習態勢に入ってない場合、教師側パソコンからテレビ電話をかけて学習を促したり、学習意欲を引き出す。
f2, 生徒側(クライアント)が「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」を実行中に接続した場合、瞬時に生徒側パソコン画面表示と同一のものが教師側パソコン画面上に表示され、会話は相互に出来る状態になるので、教師はその両面の内容から一目瞭然に生徒側の今現在の学習状態が解り、状態を把握してのアドバイスや激励などの適切な会話が出来るのである。
f3, 接続するだけでその時の生徒側の学習状態が解るので監督し易い。
f4, 生徒側(クライアント)が解らない事があった場合、生徒側から電話をかけ接続し、会話だけで済むものは相互の会話だけで、パソコン画面を見ながら質問した方がよいものは切り替えスイッチで両方のパソコン画面に生徒側パソコン画面内容を表示して、相互に会話する。
f5, 解き方や考え方など教師側が講義や説明しながら教えなければならないものは、従来のテレビ電話接続モードにしておいて、教師の顔画像の変わりに教師の背後に置いた黒板やホワイトボード上の画像を送信しながら、教師が黒板やホワイトボード上に途中式など書きながら説明していく。
f6, 監督や指導が終わったら、停止信号を発して終了し、接続を切り次の生徒側(クライアント)に接続し、監督、指導ができる。
f7, 「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」は生徒側(クライアント)が自己自身でほとんど学習できるようになっており、1人の生徒が教師側に聞いてくる時間数は、学習全体の時間数の10%〜20%位のもので、1人の教師が同じ時間内に100%指導するとすると、5人〜10人の生徒を順じ指導することができるのである。
f8, 決められた時間が過ぎたらインターネット接続を切って終了する。
以上が本発明の実施の形態である。
【発明の効果】
【0006】
本発明「インターネット個別指導システム」はステップ追加加工済み「テレビ電話」ソフトウェアと「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェアをインターネットを介して連携稼動して用いるのであるが、生徒側(クライアント)が「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」で自己自身で学習していて質問がない時は、インターネット接続を切るし、又、教師側パソコンからインターネット接続した時、瞬時に生徒側(クライアント)の学習状態が解るので、時々接続して監視や指導しても、ほとんど連続で監視や指導している事とほぼ同じ効果がある。そして接続時は瞬時に生徒側の学習状態が解るので、適切なアドバイスや激励の言葉がかけ易く、その事により生徒側(クライアント)が学習に飽きがこないようになり生徒側の学習意欲を増進させる効果がある。
その結果、「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」を生徒側が自己学習しての学習効果d1〜d9を更に強める効果がある。
又、いつでも黒板などに途中式などを書きながら説明会話指導してもらえることにより、「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアを使っての自己学習の課題であるe1〜e4も全て解決するのである。
又、「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアと加工済み「テレビ電話」ソフトウェアを連携稼動することにより、生徒(クライアント)1人に対しての直接指導時間が従来の「テレビ電話」ソフトウェア単体実行の場合に比べて10%〜20%位となり、1人の教師で5〜10人の生徒(クライアント)を同じ時間内で個別指導できるようになった。そのことにより、授業を受ける側の生徒側(クライアント)は従来より授業料は安くすることが出来、指導をする教師側には従来より指導料を高く払うことが出来る。
インターネット接続での指導や授業なので交通費や時間の無駄がなく、危険もなくなり、コミニュケーションも割ととり易い。良くない場合は、教師の交換が簡単である。
上記ソフトウェアを連携稼動することにより、暗記が主体の教科も考えることが多い教科も効率よく学習でき、全教科の学習効果が非常に高くなる。
従来と同じ時間学習するとすると、インターネット接続時間が従来に比べて10%〜20%位となり、生徒側(クライアント)契約のプロバイダのアクセスポイントまでの接続電話料金が安くなる。
そして、管理センターのデータベースの既記録データを国語、社会、理科、英語、数学などから各種資格試験などの色々な種類の問題用紙の回答類データとして置けば、クライアントが自分のパソコンに、自分の目的とするデータを、管理センターデータベースからインターネットを介してインストールすれば、クライアントは色々な種類の勉学が出来、学習効果は非常に大となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明「インターネット個別指導システム」の詳細構成を示す図である。
【図2】本発明「インターネット個別指導システム」の教導順序を示すシーケンスチャートである。
【図3】「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェア実行中の生徒側パソコン画面表示の1例である。
【符号の説明】
1 生徒側パソコン
2 教師側パソコン
3 インターネット
4 管理センター
5 メールサーバー
6 WWWサーバー
7 データベース
8 テレビ電話管理サーバー
9 管理パソコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1:1で画像と音声を相互に送受信して会話のできる「テレビ電話」ソフトウェアと1人で自習学習が可能な特開2004−258593「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェアにおいて、「テレビ電話」ソフトウェアに次のステップ
c1, 教師側パソコンと生徒側パソコン インターネット接続時に、生徒側パソコンが「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェア停止中か又は、停止中の信号を教師側パソコンが受けた場合、従来のテレビ電話ソフトウェアの内容通り、それぞれのカメラで撮影した顔写真画像が、相互にパソコン画面上に表示され、会話も相互にできるステップ。
c2, 両者パソコンインターネット接続時に、教師側パソコンが、生徒側パソコンより「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」ソフトウェア稼動中の信号を受けた場合、生徒側パソコン上では現実行のソフトウェアを変わらずそのまま実行でき、生徒側パソコン画面上の表示と同一の表示が教師側パソコン画面上に表示され、会話は相互に出来るようになるステップ。
c3, 両者パソコンインターネット接続中時に、どちらからでも作業停止信号を発信、受信が出来るステップ。
c4, 両者パソコンインターネット接続中時に、両者いずれかのパソコンからの作業停止信号を受けた時、従来のテレビ電話ソフトウェアに戻るステップ。
c5, 生徒側パソコンは、作業停止信号を受けた場合、パソコンの画面以外は現状を維持したまま停止し、生徒側パソコンキーボード又はマウスからの復帰信号を受けて、「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェア前停止場所よりすぐに実行できるステップ。
以上の5ステップを追加加工した加工済み「テレビ電話」ソフトウェアと「問題用紙とパソコン併用一体型学習システム」のソフトウェアをインターネットを介して接続し、連携して構成する「インターネット個別指導システム」。
【請求項2】
請求項1の1:1の加工済み「テレビ電話」ソフトウェアを、請求項1と同じくc1〜c5のステップを追加加工した、1:複数の講義用加工済み「テレビ電話」ソフトウェアとした請求項1の「インターネット個別指導システム」。
【請求項3】
請求項1の1:1の加工済み「テレビ電話」ソフトウェアを、請求項1と同じくc1〜c5のステップを追加加工した、複数:複数の個別指導が可能な、特願2007−101110「インターネットマルチ個別指導システム」ソフトウェアとした請求項1の「インターネット個別指導システム」。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−282478(P2009−282478A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−159759(P2008−159759)
【出願日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(599075494)
【Fターム(参考)】