説明

インターホンシステム

【課題】 インターネットを利用して自宅の異常検知センサが動作したら、他の住戸の居室親機でもそれを報知し、またセキュリティ性を落とすことなく外部から自宅の防犯設定ができるインターホンシステムを提供する。
【解決手段】 インターネット網4上に設置したサーバ5に、居室親機2同士の接続許可情報を記憶する接続情報記憶部を設け、居室親機2に異常検知センサ3の動作を受けて警報発報を制御すると共に異常発生信号をサーバに送信する親機CPUと、他の居室親機2を防犯設定するための遠隔防犯設定ボタンを設けた。サーバ5は、異常発生信号を受けて接続情報記憶部において送信元親機に関連付けられている居室親機2に異常発生信号を送信し、防犯設定信号を受けたら接続情報記憶部において設定対象親機が送信元親機の接続を許可していたら双方を接続して防犯設定信号を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、異なる住戸のインターホン装置同士で通信を可能としたインターホンシステムに関し、特に自宅の異常検知センサが動作したら他の住戸のインターホン装置でも発報動作するインターホンシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来よりインターホン装置の居室親機に窓やドアの異常を検知する防犯センサや火災を検知する火災検知センサ等の異常検知センサを接続して、異常検知センサが動作したら発報動作して異常発生を報知するインターホンシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
また、インターネット等の公衆通信回線に接続して携帯端末等と通信を可能としたインターホンシステムがある。例えば特許文献2にはテレビドアホンシステムが記載され、インターネットに接続すると共に、インターネット上にサーバを配置し、居室親機からサーバに画像情報をアップロードして保存させ、携帯端末からサーバにアクセスすることで、保存されている画像情報を閲覧できる構成が記載され、更に携帯端末によりサーバに接続して、居室親機の設定を変更可能としたり、玄関子機からの呼び出しに対して、携帯端末で応答することを可能としている。
【0003】
【特許文献1】特開2003−324535号公報
【特許文献2】特開2003−283696号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記異常検知センサを備えたインターホンシステムでは、異常検知センサのうち防犯センサを能動とする防犯設定或いはその解除操作は、居室親機や玄関子機等住戸に設けた装置を操作しなければできなかった。また、異常検知センサが動作して居室親機が警報発報しても、留守にしている場合や近隣住戸が離れている場合は、警報に気づくことが無いし侵入した不審者が発報を停止させてしまえば、発報機能は意味を成さなかった。
【0005】
そのため、外出した後でも防犯設定ができるように、また異常検知センサが異常を検知したら外部に通知できるシステムとして警備会社との間で通信回線を設ける構成が考えられるが、管理費等が発生してコストアップとなってしまう。また、特許文献2に開示されているような構成が考えられるが、これは外出した居住者が携行する携帯端末と自宅の居室親機の間の動作であり、携帯端末が通信できない地域や外国に居住者が出かけている場合には活用できない。また、サーバへアクセスするパスワードやアドレスを知っている人であれば誰でも居室親機のデータを入手或いは居室親機を操作可能なため、セキュリティの面で好ましいものではなかった。
【0006】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、インターネット等を利用して自宅の異常検知センサが動作したら、他の住戸の居室親機でもそれを報知し、またセキュリティ性を落とすことなく外部から自宅の防犯設定ができるインターホンシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、居住者を呼び出すための玄関子機と、居室に異常を検知する異常検知センサが接続されて発報動作すると共に玄関子機からの呼び出しに応答する機能を有する居室親機とを備えた複数のインターホン装置をインターネットに接続すると共に、インターネット上にインターホン装置間の通信を管理するための通信管理サーバを配置し、通信管理サーバが、居室親機同士の接続許可情報を記憶する接続情報記憶部と、接続を制御する接続制御手段とを備える一方、居室親機は、異常検知センサの動作を受けて警報発報を制御すると共に異常発生信号を通信管理サーバに送信する報知制御手段を備え、接続制御手段は、異常発生信号を受けて接続情報記憶部において送信元居室親機に関連付けられている他の住戸の居室親機に異常発生信号を送信し、異常発生信号を受けた居室親機の報知制御手段は、関連付けられている居室親機で異常が発生したことを報知制御することを特徴とする。
この構成によれば、自宅の異常検知センサが異常を検出したら、予め登録した近隣の住戸或いは親戚等に異常発生を通知するので、他の住戸の居住者がそれを認識できる。よって、留守にしている時に自宅で異常が発生しても、速やかな対応が可能となる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、居室親機は他の住戸の異常検知センサを能動とするための防犯設定を行う遠隔防犯設定部及び防犯制御手段を有し、防犯制御手段は遠隔防犯設定操作を受けて通信管理サーバに防犯設定信号を送信し、通信管理サーバの接続制御手段は、接続情報記憶部において防犯設定対象の居室親機が設定操作を行った居室親機に関連付けられている場合は防犯設定信号を送信して防犯設定を可能としたことを特徴とする。
この構成によれば、近隣或いは親戚等に依頼して自宅の防犯設定が可能となり、わざわざ戻って設定する必要がなくなるので利便性が高い。そして、通信管理サーバにおいて関連付けられていない居室親機は防犯設定できないので、勝手に防犯設定されることがない。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、接続情報記憶部は、個々の居室親機に対して送信可能な相手の居室親機を登録した送信テーブルと、接続を許可した相手の居室親機を登録した許可テーブルとで構成され、接続制御手段は双方のテーブルを参照して居室親機同士の接続操作を行うことを特徴とする。
この構成によれば、双方の居住者が互いの通信を許可しなければ双方向の通信を実施できない。よって、許可登録されていない第三者が居室親機と通信することはできず、居室親機がインターネットに接続されてもセキュリティを維持できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、自宅の異常検知センサが異常を検出したら、予め登録した近隣の住戸或いは親戚等に異常発生を通知でき、留守にしている時に自宅で異常が発生しても、速やかな対応が可能となる。また、自宅以外の住戸から自宅の防犯設定ができるので、わざわざ戻って設定する必要がなくなり利便性が高いし、通信管理サーバにおいて関連付けられていない居室親機は防犯設定できないので、第三者が通信管理サーバに侵入して勝手に防犯設定されたり防犯解除されるような事がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のインターホンシステムの一例を示す構成図であり、1は居住者を呼び出す為に玄関等の戸外に設置される玄関子機、2は呼び出しに応答するための居室親機、3は窓や扉の開放を検知したり不審者の侵入を検知する異常検知センサ、4はインターネット網、5は居室親機2同士の通信を制御する通信管理サーバ(以下、単にサーバとする)であり、本発明のインターホンシステムは、玄関子機1と居室親機2とを備えインターネット網4に接続された複数のインターホン装置と、インターネット上に配置されたサーバ5とで構成されている。
【0012】
玄関子機1は呼出ボタン1a、通話の為のマイク1b及びスピーカ1c、来訪者を撮像するカメラ1dを有し、居室親機2は呼び出しに応答するための通話ボタン2a、通話のためのマイク2b及びスピーカ2c、カメラ1dの撮像映像を出画するモニタ2dを有している。
【0013】
また、図2は居室親機2の回路ブロック図を示し、7はモニタ2dの前面に組み付けられたタッチパネル(操作部)、8は玄関子機1を制御する玄関子機制御回路、9はモニタ2dの表示を制御する映像表示回路、10はモニタ2dに操作ボタンを表示してタッチパネル7を制御するタッチパネル制御回路、11はインターネットに接続するためのネットワーク接続回路、12は接続された異常検知センサをオン/オフ制御する異常検知センサ制御回路、そして13は居室親機2を制御する親機CPUである。尚、モニタ2dはLCDで構成されている。
【0014】
そして、タッチパネル7には、接続されている異常検知センサ3を能動として異常検知センサ3が異常を検知したら発報動作を実施させる防犯設定ボタン、予め登録した特定の住戸のインターホン装置(居室親機2)を防犯設定する遠隔防犯設定ボタン(遠隔防犯設定部)が設けられ、所定の手順でモニタ2dに表示され、タッチ操作によりボタン操作が可能となっている。
【0015】
図3はサーバ5の要部ブロック図を示し、16は居室親機2同士の接続を管理するための接続許可情報を記憶した接続情報記憶部、17はインターネット網4と通信するネットワークインターフェイス(ネットワークIF)、18は接続制御手段としてのサーバCPUである。
そして、接続情報記憶部16は、個々の居室親機2に対して居室親機2から送信された異常発生信号や防犯設定信号等の信号を何れの居室親機に送信するかを登録した送信テーブル16aと、何れの居室親機からの信号を受信して接続を許可するか接続許可相手を登録した許可テーブル16bとで構成され、この情報に従いサーバ5は接続制御を行う。
【0016】
図4はこのテーブルの具体例を示し、(a)は送信テーブル16a、(b)は許可テーブル16bである。例えば、図4(a)のID000001の居室親機2(以下、親機Aとする)を見ると、この親機Aから送信された信号は、ID000002の居室親機2(以下、親機Bとする)と、ID000003の居室親機2(以下、親機Cとする)に対して送信される。一方、図4(b)では、親機Aは親機Bしか接続許可を与えていないので、サーバ5は親機Bからの接続要請しか受け付けず、他の居室親機2からの親機Aに対して接続要請があってもサーバ5は接続操作しない。
尚、この送信先の設定、及び接続許可先の設定は個々の居室親機のタッチパネル操作により設定される。また、サーバ5は具体的にはASP(Application Service Provider)が好適である。
【0017】
このように構成されたインターホンシステムは次のように動作する。先ずインターホン装置は従来と同様の動作を実施し、呼出ボタン1aが押されたら呼出信号が居室親機2に送信されると共に、カメラ1dが起動して撮像映像が居室親機2に伝送される。居室親機2は、玄関子機1からの呼出信号を受けて呼出音を報音し、居住者が通話ボタン2aを押すことで玄関子機1との間で通話が可能となる。また、呼出音が報音された時点でモニタ2dが起動してカメラ1dが撮像した来訪者映像が出画され、居住者はその映像を見ながら応答する事ができる。
【0018】
また、防犯設定ボタンが操作されて防犯設定が成されると、異常検知センサ3のうちの防犯センサが能動となり、窓が開けられた等の異常を検知すると、親機CPU13(報知制御手段)の制御によりスピーカ2cから警報音が発報される。同時にインターネット網4上のサーバ5に異常発生信号が送信される。
尚、この防犯設定は居住者が外出する等留守にする際に設定される。また、火災検知センサやガス漏れ検知センサ等は常時能動状態にあり、異常を検知したらスピーカ2cから警報音が発報されるし、インターネット網4上のサーバ5に異常発生信号が送信される。
【0019】
異常発生信号を受信したサーバ5は、接続情報記憶部16の送信テーブルを参照して、信号に含まれるID情報を基に送信先を選択する。このとき、送信テーブルに複数の居室親機2が登録されている場合は、同時に登録された複数の居室親機2に対して異常発生信号が送信されるし、登録されていなければ、何れの居室親機2に対しても異常発生信号は送信されない。こうしてサーバ5から送信された異常発生信号を受信した居室親機2は、親機CPU13の制御によりスピーカ2cから警報音を発報すると同時に、信号に含まれるID情報を基にモニタ2dに信号送信元情報を表示する。
【0020】
例えば、図4に示すテーブルの設定状態において、親機Aの防犯設定ボタンが操作されて防犯設定状態になると、サーバ5は送信テーブル16aを参照して親機Bと親機Cに対して異常発生信号を送信するように制御を行おうとする。ところが、許可テーブル16bを参照すると、親機Bは親機Aと親機Cに対して接続許可を与えているが、親機Cは何れの親機にも接続許可を与えていない為、サーバ5は親機Aに対して接続許可を与えている親機Bのみを許可親機として異常発生信号を送信する。
こうして異常発生信号を受信した居室親機2(親機B)は、親機CPU13の制御により警報音が鳴動し、信号に含まれるID情報から特定した信号送信元親機の情報をモニタ2dに表示する。
【0021】
このように、自宅の異常検知センサが異常を検出したら、予め登録した近隣の住戸或いは親戚等に異常発生を通知できるので、他の住戸の居住者がそれを認識できる。よって、留守にしている時に自宅で異常が発生しても、適切に対応することが可能となる。
【0022】
一方、遠隔防犯設定ボタンによる防犯設定は次のように実施される。まず、タッチパネル7を操作して遠隔操作画面を表示し、設定先の居室親機2を選択する。このとき選択できる居室親機2は予め送信テーブル16aに登録された居室親機2が選択対象としてタッチパネル7に表示され、この中から1台の居室親機2が選択される。尚、登録されている居室親機が1台の場合は選択操作は必要ないし、1台も設定されていなければ表示される居室親機はない。
【0023】
設定対象を選択したのち遠隔防犯設定ボタンが操作されると、防犯制御手段としての親機CPU13の制御により防犯設定信号がインターネット網4を介してサーバ5に送信される。この時送信される防犯設定信号は、自身のID情報に加えて設定対象の居室親機IDも加えられて構成される。この防犯設定信号を受信したサーバ5のサーバCPU18(接続制御手段)は、受信した信号から設定対象の居室親機IDを読み出し、接続情報記憶部16の許可テーブルからその居室親機の接続許可親機情報を入手し、その許可親機に送信元の親機IDがあれば接続操作して防犯設定信号を送信する。
こうして、防犯設定信号を受信した居室親機2は、親機CPU13の制御で防犯設定が成され、異常検知センサ3である防犯センサが異常を検知したら、警報発報動作するし、サーバ5に対して異常発生信号が送信され、上述したように接続情報記憶部16の情報に従い他の居室親機2に異常発生信号が送信される。
【0024】
このように、外部のインターホン装置の居室親機から自宅のインターホン装置の防犯設定ができ、外出先から依頼して自宅の防犯設定を行う事ができ、わざわざ戻って設定する必要がなくなり利便性が高い。そして、通信管理サーバにおいて関連付けられていない居室親機は防犯設定操作できないので、勝手に防犯設定されることがない。
また、送信テーブルと許可テーブルを設けて接続制御が成され、防犯設定のような相手のインターホン装置に侵入するような場合は相手の許可が無ければ操作できないので、接続許可されていない第三者が居室親機と接続することはできない。従って、インターホンシステムをインターネットに接続してもセキュリティ性を維持できる。
そして、異常発生信号のような相手に侵入する必要がない信号の場合は、相手側の許可が無くても送信されるので、異常発生を確実に伝えることができる。
【0025】
尚、上記実施形態は、異常検知センサ3として居住者が不在時に能動とする防犯センサに加えて常時能動状態にある火災検知センサ等を居室親機2に接続したインターホンシステムを説明しているが、常時能動状態にある火災センサ等が接続されていないインターホンシステムであっても本発明は容易に適用できる。また、異常検知センサ3の動作による異常発生信号の送信も、遠隔防犯設定の場合のように、送信テーブル16aと許可テーブル16bの双方の情報を基にして相手側の許可が無ければ送信できない構成としても良い。更に、防犯設定だけではなく防犯センサを非能動とする防犯解除操作も外部のインターホン装置から可能としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係るインターホンシステムの実施形態の一例を示す構成図である。
【図2】居室親機のブロック図である。
【図3】通信管理サーバのブロック図である。
【図4】通信管理サーバに記憶された通信許可テーブルを示し、(a)は送信テーブル、(b)は許可テーブルである。
【符号の説明】
【0027】
1・・玄関子機、2・・居室親機、3・・異常検知センサ、4・・インターネット網、5・・サーバ(通信管理サーバ)、7・・タッチパネル(遠隔防犯設定部)、11・・ネットワーク接続回路、13・・親機CPU(報知制御手段、防犯制御手段)、16・・接続情報記憶部、18・・サーバCPU(接続制御手段)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
居住者を呼び出すための玄関子機と、居室の異常を検知する異常検知センサが接続されて発報動作すると共に前記玄関子機からの呼び出しに応答する機能を有する居室親機とを備えた複数のインターホン装置をインターネットに接続すると共に、インターネット上に前記インターホン装置間の通信を管理するための通信管理サーバを配置し、
前記通信管理サーバが、前記居室親機同士の接続許可情報を記憶する接続情報記憶部と、接続を制御する接続制御手段とを備える一方、前記居室親機は、前記異常検知センサの動作を受けて警報発報を制御すると共に異常発生信号を前記通信管理サーバに送信する報知制御手段を備え、
前記接続制御手段は、前記異常発生信号を受けて前記接続情報記憶部において送信元居室親機に関連付けられている他の住戸の居室親機に異常発生信号を送信し、異常発生信号を受けた居室親機の報知制御手段は、関連付けられている居室親機で異常が発生したことを報知制御することを特徴とするインターホンシステム。
【請求項2】
居室親機は他の住戸の異常検知センサを能動とするための防犯設定を行う遠隔防犯設定部及び防犯制御手段を有し、前記防犯制御手段は遠隔防犯設定操作を受けて前記通信管理サーバに防犯設定信号を送信し、前記通信管理サーバの接続制御手段は、前記接続情報記憶部において防犯設定対象の居室親機が設定操作を行った居室親機に関連付けられている場合は防犯設定信号を送信して防犯設定を可能としたことを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
【請求項3】
前記接続情報記憶部は、個々の居室親機に対して送信可能な相手の居室親機を登録した送信テーブルと、接続を許可した相手の居室親機を登録した許可テーブルとで構成され、前記接続制御手段は双方のテーブルを参照して居室親機同士の接続操作を行うことを特徴とする請求項2記載のインターホンシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−172348(P2008−172348A)
【公開日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−1675(P2007−1675)
【出願日】平成19年1月9日(2007.1.9)
【出願人】(000100908)アイホン株式会社 (777)
【Fターム(参考)】