説明

インダゾール誘導体

式(I)


[式中,RはCONR1a1b(式中、R1a及びR1bは,同一または異なって水素原子,低級アルキル,アリール,アラルキル,または複素環基を表すか,またはR1a及びR1bが隣接する窒素原子と一緒になって複素環基を形成する)等を,Rは水素原子,CONR2a2b(式中,R2a及びR2bは、上記R1a及びR1bと同一の定義)等を、NR2c2d(式中,R2c及びR2dは、同一または異なって水素原子,低級アルキル,低級アルカノイル,アロイル、ヘテロアロイル、アラルキル,アルキルスルホニル又はアリールスルホニルを表す)等を表す]であわらされるインダゾール誘導体又はその薬理学的に許容される塩等を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)

[式中、RはCONR1a1b(式中、R1a及びR1bは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキルまたは置換もしくは非置換の複素環基を表すか、またはR1a及びR1bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する)またはNR1c1d(式中、R1cは置換もしくは非置換の低級アルキルスルホニルまたは置換もしくは非置換のアリールスルホニルを表し、R1dは水素原子または置換もしくは非置換の低級アルキルを表す)を表し、
は水素原子、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アルコキシ、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、CONR2a2b(式中、R2a及びR2bは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキルまたは置換もしくは非置換の複素環基を表すか、またはR2a及びR2bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する)またはNR2c2d(式中、R2c及びR2dは、同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換のアロイル、置換もしくは非置換のヘテロアロイル、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換の低級アルキルスルホニルまたは置換もしくは非置換のアリールスルホニルを表す)を表す]で表されるインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項2】
がCONR1a1b(式中、R1a及びR1bは、それぞれ前記と同義である)であり、Rが水素原子または置換もしくは非置換の低級アルコキシである請求の範囲1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項3】
がNR1c1d(式中、R1c及びR1dは、それぞれ前記と同義である)であり、Rが置換もしくは非置換の低級アルコキシである請求の範囲1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項4】
がCONR1a1b(式中、R1a及びR1bは、それぞれ前記と同義である)であり、Rがハロゲンまたは置換もしくは非置換の低級アルキルである請求の範囲1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項5】
がNR1c1d(式中、R1c及びR1dは、それぞれ前記と同義である)であり、Rが水素原子である請求の範囲1記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項6】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬。
【請求項7】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する抗腫瘍剤。
【請求項8】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する造血器腫瘍治療剤。
【請求項9】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する白血病治療剤。
【請求項10】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する骨髄腫またはリンパ腫治療剤。
【請求項11】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する固形癌の治療剤。
【請求項12】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、胃癌、食道癌、肝癌、胆道癌、大腸癌、直腸癌、膵癌、肺癌、口頭頚部癌、骨肉腫、メラノーマまたは脳腫瘍による癌の治療剤。
【請求項13】
抗腫瘍剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
【請求項14】
造血器腫瘍治療剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
【請求項15】
白血病治療剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
【請求項16】
骨髄腫またはリンパ腫治療剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
【請求項17】
固形癌の治療剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
【請求項18】
乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、胃癌、食道癌、肝癌、胆道癌、大腸癌、直腸癌、膵癌、肺癌、口頭頚部癌、骨肉腫、メラノーマまたは脳腫瘍による癌の治療剤の製造のための、請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の使用。
【請求項19】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、腫瘍の治療方法。
【請求項20】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、造血器腫瘍の治療方法。
【請求項21】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、白血病の治療方法。
【請求項22】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、骨髄腫またはリンパ腫の治療方法。
【請求項23】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、固形癌の治療方法。
【請求項24】
請求の範囲1〜5のいずれかに記載のインダゾール誘導体またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、乳癌、子宮体癌、子宮頚癌、前立腺癌、膀胱癌、腎癌、胃癌、食道癌、肝癌、胆道癌、大腸癌、直腸癌、膵癌、肺癌、口頭頚部癌、骨肉腫、メラノーマまたは脳腫瘍による癌の治療方法。

【国際公開番号】WO2005/012257
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【発行日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−512586(P2005−512586)
【国際出願番号】PCT/JP2004/011287
【国際出願日】平成16年7月30日(2004.7.30)
【出願人】(000001029)協和醗酵工業株式会社 (276)
【Fターム(参考)】