説明

インテグリンαvβ3アンタゴニストの使用

本発明は、インテグリンαβのアンタゴニストを利用した、歯周疾患、ゴーラム−スタウト病、ウィルソン病、慢性中耳炎、肥大性肺性骨関節症若しくは関節置換(補綴)の無菌的弛緩又はそれに関連する症状を予防、治療、管理又は緩和する方法を提供する。本発明は、別の治療(例えば、別の予防薬又は治療薬)と組み合わせてインテグリンαβアンタゴニストを利用した、歯周疾患、ゴーラム−スタウト病、ウィルソン病、慢性中耳炎、肥大性肺性骨関節症若しくは関節置換(補綴)の無菌的弛緩又はそれに関連する状態を予防、治療、管理又は緩和する方法の使用を包含する。特に、本発明は、歯周疾患、ゴーラム−スタウト病、ウィルソン病、慢性中耳炎、肥大性肺性骨関節症若しくは関節置換(補綴)の無菌的弛緩又はそれに関連する症状を予防、治療、管理又は緩和する方法を提供し、この方法は、少なくとも1つのインテグリンαβのアンタゴニスト及び少なくとも1つの他の治療をそれを必要とする被験体に投与するステップを含む。本発明は、歯周疾患若しくは関節置換(補綴)の無菌的弛緩、ゴーラム−スタウト病、ウィルソン病、慢性中耳炎、肥大性肺性骨関節症又はそれに関連する状態を予防、治療、管理又は緩和する際に使用するための組成物及び製品を包含する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
疾患又はそれに関連する症候若しくは症状を治療、管理又は緩和する方法であって、それを必要とする被験体に有効量のインテグリンαβアンタゴニストを投与するステップを含み、前記疾患は、関節置換の無菌的弛緩、歯周疾患、ゴーラム−スタウト病、ウィルソン病、慢性中耳炎又は肥大性肺性骨関節症である、上記方法。
【請求項2】
疾患又はそれに関連する症候若しくは症状を治療、管理又は緩和する方法であって、
a)それを必要とする被験体に有効量のインテグリンαβアンタゴニストを投与するステップ;及び
b)治療有効量のインテグリンαβアンタゴニスト以外の治療剤を前記被験体に投与するステップ
を含み、前記疾患が、関節置換の無菌的弛緩、歯周疾患、ゴーラム−スタウト病、ウィルソン病、慢性中耳炎又は肥大性肺性骨関節症である、上記方法。
【請求項3】
前記疾患が関節置換の無菌的弛緩である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記疾患が関節置換の無菌的弛緩である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記疾患が歯周疾患である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記疾患が歯周疾患である、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記疾患がゴーラム−スタウト病である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記疾患がゴーラム−スタウト病である、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記疾患がウィルソン病である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記疾患がウィルソン病である、請求項2に記載の方法。
【請求項11】
前記疾患が慢性中耳炎である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記疾患が慢性中耳炎である、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
前記疾患が肥大性肺性骨関節症である、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記疾患が肥大性肺性骨関節症である、請求項2に記載の方法。
【請求項15】
前記被験体に対して手術を実施するステップをさらに含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項16】
前記被験体に対して歯科手術を実施するステップをさらに含む、請求項5又は6に記載の方法。
【請求項17】
前記治療剤が骨代謝調節剤である、請求項4、6、8、12又は14に記載の方法。
【請求項18】
前記骨代謝調節剤がビスホスフォネート又はビタミンD化合物である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記治療剤が、鎮痛剤、免疫調節剤又は抗炎症剤である、請求項2に記載の方法。
【請求項20】
前記鎮痛剤が、非ステロイド性抗炎症薬、サリチレート又はアセトミノフェンである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記治療剤が抗生物質である、請求項4、6、12又は14に記載の方法。
【請求項22】
前記抗生物質が、ペニシリン、テトラサイクリン、ストレプトマイシン、ゲンタマイシン又はネオマイシンである、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記治療剤が抗炎症剤である、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記抗炎症剤が非ステロイド性抗炎症薬である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記インテグリンαβアンタゴニストが非経口投与される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項26】
前記インテグリンαβアンタゴニストが経口投与又は局所投与される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項27】
前記インテグリンαβアンタゴニストが、練り歯磨き又は歯肉に塗布されるゲルとして投与される、請求項5又は6に記載の方法。
【請求項28】
前記歯周疾患が、歯肉炎、歯周炎又は歯周症である、請求項5又は6に記載の方法。
【請求項29】
前記インテグリンαβアンタゴニストが、インテグリンαβに免疫特異的に結合する抗体又は抗体フラグメントである、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項30】
前記インテグリンαβアンタゴニストが、治療部分に結合された抗体又は抗体フラグメントである、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項31】
前記インテグリンαβアンタゴニストが、VITAXINTM又はその抗原結合フラグメントである、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項32】
前記インテグリンαβアンタゴニストが、治療部分に結合されたVITAXINTM又はその抗原結合フラグメントである、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項33】
前記被験体がヒトである、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項34】
包装材料、前記包装材料内に含まれた指示書及びヒトへの投与に適した形態の医薬組成物を含む製品であって、前記医薬組成物はインテグリンαβアンタゴニスト及び薬学的に許容される担体を含み、前記指示書が、疾患又はそれに関連する症候若しくは症状の予防、治療、管理又は緩和のための投薬方法を示唆し、前記疾患が、関節置換の無菌的弛緩、歯周疾患、ゴーラム−スタウト病、ウィルソン病、慢性中耳炎又は肥大性肺性骨関節症である、上記製品。
【請求項35】
包装材料、前記包装材料内に含まれた指示書及びヒトへの投与に適した形態の2つの医薬組成物を含む製品であって、第1の医薬組成物はインテグリンαβアンタゴニスト及び薬学的に許容される担体を含み、第2の医薬組成物はインテグリンαβアンタゴニスト以外の予防薬又は治療薬及び薬学的に許容される担体を含み、前記指示書が、疾患又はそれに関連する症候若しくは症状の予防、治療、管理又は緩和のための投薬方法を示唆し、前記疾患が、関節置換の無菌的弛緩、歯周疾患、ゴーラム−スタウト病、ウィルソン病、慢性中耳炎又は肥大性肺性骨関節症である、上記製品。
【請求項36】
前記インテグリンαβアンタゴニストが、インテグリンαβに免疫特異的に結合する抗体又は抗体フラグメントである、請求項34又は35に記載の製品。
【請求項37】
前記抗体又は抗体フラグメントが治療部分に結合されている、請求項36に記載の製品。
【請求項38】
前記インテグリンαβアンタゴニストが、VITAXINTM又はその抗原結合フラグメントである、請求項34又は35に記載の製品。
【請求項39】
前記インテグリンαβアンタゴニストが、治療部分に結合されたVITAXINTM又はその抗原結合フラグメントである、請求項34又は35に記載の製品。
【請求項40】
インテグリンαβアンタゴニスト以外の前記予防薬又は治療薬が、鎮痛剤、抗炎症剤又は免疫調節剤である、請求項35に記載の製品。

【公表番号】特表2006−516635(P2006−516635A)
【公表日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−503198(P2006−503198)
【出願日】平成16年1月30日(2004.1.30)
【国際出願番号】PCT/US2004/002700
【国際公開番号】WO2004/066956
【国際公開日】平成16年8月12日(2004.8.12)
【出願人】(504333972)メディミューン,インコーポレーテッド (108)
【Fターム(参考)】