説明

インテリジェント交通システム

本発明は、インテリジェント交通システムを開示する。本システムは少なくとも、交通管理センターと、交通情報サービスセンターと、セル移動通信システムと、道路料金支払システムと、車載端末と、を含む。これらは有線通信システムで互いに接続される。車載端末は、セル移動通信システムによって、交通管理センター、道路料金支払システム、交通情報サービスセンターとそれぞれ交信する。さらに、本発明はインテリジェント交通システムで使用される車載端末、及びセル移動通信システムを使用するインテリジェント交通システムを実現する方法を開示する。インテリジェント交通システムを使用することによりその建設コストが非常に低減される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商用のセル移動通信システムを基礎として構築されるインテリジェント交通システムに関し、新しいデータ採集とデータサービスの手段と取り入れた自動車の交通システムに関する。
【背景技術】
【0002】
中国特許出願97195528.X号「車のナビゲートシステム」は、料金所の付近でイメージされる通行料金と車道選択掲示システムを公開した。
このシステムは料金所手前で、運転手に現在向かっている料金所において、料金を支払う能力が有るかどうかを提示して、さらに運転手それぞれが料金支払い方法を選択する際に、運転手に自動通り抜け料金支払いシステム、あるいは手渡しで料金を支払うかどうかの車道選択掲示情報を提供して、従来の料金所付近での渋滞状況を解消した。
【0003】
今世界中で、進化したGPS+GSMあるいはGPS+CDMAモデルの車載端末製品が漸次増加する。最近ヨーロッパで採用したデータ採集車に設置したのは、このようなタイプの車載端末である。ただこのような製品は変更する時間間隔によるだけではなくて、目標の車の軌道とスピードを反映することを目的として、セル通信ネットワークを通して、連続的にセンター中継点に向かって車の詳細情報を送り、車の盗難防止と渋滞を防ぐための調節として広範囲に使われている。
【0004】
あるインテリジェント交通システムの中核は情報採集、情報処理、情報提供、情報利用と自動通り抜け料金支払いシステムで料金を支払う機能を包含している。現在ある知能交通システムプログラムの中で情報採集、情報提供、自動通り抜けで料金を支払う機能及び収金管理などの機能を実現するには、異なる技術プラットフォームを採用する必要があり、システムの仕組みが複雑で分かりにくくなるため、建設コストが高くなり、情報採集手段と能力には限りがある。特に情報採集はインテリジェント交通システムの中のコストが一番高く、効率と希望値の間の大きな部分であるため、全体のシステムの価額と性能の比率が悪化した。
【発明の開示】
【0005】
本発明の目的は一つのインテリジェント交通システムを提供して、それは現有のセル移動通信システムネットワークを利用して、セル移動通信システムの単一技術プラットフォーム上で構成して、セル通信技術の特徴を利用し、新しい情報採集と情報サービス手段を手係りにして、ITSの各大切な機能の解決方法を実現している。
【0006】
インテリジェント交通システムによって、少なくとも道路システムと車載システムを含み、その中で道路システムは少なくとも交通管制センターを含み、セル通信システム、車載システムは一つ以上の車載端末を含み、その特徴は道路システムと車載端末の間で、現有のセル移動通信システムを採用して通信を打ち立て、情報の点と面を利用して車に対して情報採集と情報サービスを行って、それで自動通り抜け料金支払いシステムで支払う。
【0007】
上で述べたように情報の点と面の情報採集と情報サービス方法は、車が通る時の位置あるいは区域が交通管制センターの指定位置あるいは区域に置かれていた時は、この車の車載端末こそが交通管制センターが伝える位置あるいは区域に関係する指令の情報採集と情報サービスの形式を実行する。
【0008】
インテリジェント交通システムに関する車載端末を提供している。
車載端末は少なくとも一つのCPU、パラメーター入力モジュール、通信モジュール、メモリー、提示装置を含む。
パラメーター入力モジュール、通信モジュール、メモリー、入力/出力装置とCPUに関連して、その中のパラメーター入力モデルはGPSモジュールを含む。
通信モジュールはセル通信モジュールを含む。
入力/出力装置は言語合成装置を含んでいる。
【0009】
その特徴はGPSモジュールは衛星の定位信号受け取り、セル通信モジュールは車載端末と道路システム通信を立ち上げる時に使われている。
CPUはパラメーター入力モジュールの車両位置パラメーターを処理し、その位置のパラメーターは車が指令指定された位置あるいは区域に置かれた時、指令の要求を明示する。
そして通信のモジュールあるいは出入力装置の出力を命令の指定した情報をCPUの中から取り出している。
【0010】
特徴は、セル移動通信システムの単一技術をプラットフォーム上で、全てのインテリジェント交通システムを構築が可能であり、今の技術を完全に利用して統合技術を稼動させて、交通情報採集、交通情報サービス、自動通り抜け料金支払いシステム、車種識別、道路状況情報のナビゲーション、駐車場の予約と案内、商用と救急車両補助及び車の通信などの機能、それらが公認するITSシステムをより簡単、便利にした。
【0011】
本発明の有益な効果は、システムハードウェア設備の集中、システム構築スピード、アップグレードの便利さを保ち、システムのマクロ化と使用コストを大幅に減少し、あるいは避けて、システムの構築時間を短縮した。
車載端末プラットフォームを開放して、いろんな応用にアクセスすることが可能になった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に添付図面を参照して本発明の好適実施例を説明する。
本発明のシステムは図1に表示したとおり車載端末(1)の構成した車載システム、交通管理センターによって(2)、交通情報サービスセンター(3)、セル移動通信システム(4)、車両走行補助システム(5)、車両管理システム(6)有料道路システム(7)とで構成した道路システムを作り上げた。中で交通管理センター(2)、交通情報サービスセンター(3)、セル移動通信システム(4)、車両走行補助システム(5)車両管理システム(6)有料道路システム(7)との間で有線長距離デジタル通信回路を採用して情報を交信する。交通管理センター(2)、交通情報サービスセンター(3)、セル移動通信システム(4)、車両走行補助システム(5)、車両管理システム(6)有料道路システム(7)と同じ車載端末(1)間でセル移動通信システムを通して無線のデジタル通信の方式で情報を構成してお互いに交信する。
【0013】
次にシステムの各構成部分を紹介する。
交通管理センター(2)
図3(a)のように交通管理センター(2)は、大容量コンピュータ処理能力を持っているコンピュータシステムであって、インテリジェント交通システム応用ソフトとネットワークメモリー設備で構成されている。インテリジェント交通システム応用ソフトの中で、大容量のデータベースソフトが支えている。画面上に投影された本物の道路網システムのGIS道路網地図システム(23)は交通管理センター(2)がコンピュータシステムの力を借りて管轄区域の交通秩序の重要なツールと仕事のインターフェースを維持する。
【0014】
道路交通管制システム(211)は、交通情報によってシステム(212)が全体の管轄区域の道路網の道路状況の情報の採集に対する結果を収集することができ、またユーザーがナビゲートのサービスのデータを予約購入する際に、道路からのナビゲートシステム(311)を参考にして、車の補助システム(5)と有料道路システム(7)に情報を提供して、直に道路を通過する時、信号のコントロールシステム(23)を通して任意の交差点信号のコントロールの規程を修正して、それから交通信号を通じてコントロールネットワーク(24)をダウンロードして交通信号の装置を制御する。あるいはいくつかの交差点高速道路の区間に対して臨時監視処置を伝えて、そして情報点を設置して、道路状況情報提供システム(312)を通じて、関連地域の車両にラジオ放送により臨時管制措置を取る。
【0015】
道路交通取締りシステム(211)は、道路網交通規則を執行するシステムであり、道路交通臨時管制装置制定システムでもあり、および全体の道路網のシステム内の任意の道路標識を保存して場所、内容の設置を放置して、臨時に変動したデータベースを変更する。任意の交差点あるいは高速道路の区間の交通施設や管制規則が変化するとき、この変化は実施を許可される前に、道の交通管制システム(211)は記録の変更をすることができて、道路状況の情報提供システム(312)はすべての道路交通の利用者に1時間以内にこの施設あるいは規則の変化を知らせる。
【0016】
道路の交通管制システム(211)はまた高精度のGIS道路網地図システムと道順を計算するソフトを配置した、交通情報サービスセンター(3)、車両管理システム(6)、道路料金システム(7)と車両補助システム(5)からのグラフ線図座標の転換とルートの計算に関する計算の仕事を引き受ける。
【0017】
交通情報収集システム(212)は区域収集方法と情報拠点の収集方法を採用して、道路網全体の交通状況情報を収集している。情報を収集するのは即時対応を求められる道路に対して何台かの車速などパラメーター情報を収集することができ、また道路網全体のシステムにおける交通量の分布などのマクロ情報を採集することもできる。
【0018】
交通情報の収集内容は主として車の最新情報(132)を収集して、必要であれば車の車種情報(131)と一緒に合わせて収集することができる。車の最新情報の中から取り出した時刻とは、CPU(10)がGPSモジュールからグラフ線図座標を取り出したものである。交通情報収集システム(132)が車の最新情報を受け取った後で、DGPS装置(214)のところから同じ時刻のGPS座標精密度修正値を取り出すことができて、それでこの車の最新情報(132)の位置座標に対して修正している。修正の精密度は1メートル以内が可能である、予測できない道路交通状況に対して技術を提供することができる。
【0019】
交通情報サービスセンター(3)
図3が示しているように当センターは、同様に強大な計算能力と、強大なデータベースソフトウェアとネットワーク記憶装置を備えている(34)。同時にコールセンターのシステムのインターフェース(35)及びその他の緊密関連システムと通信のインターフェース(32)、(33)、(36)を備えている。
【0020】
交通情報サービスセンター(3)は、交通管理センター(2)からユーザーの必要な道路状況情報と道路交通管制情報を得て、道路料金システム(7)から通行料金の料金基準を作る。
【0021】
交通情報サービスシステムに属するコールセンターは、運転手からサービス請求を受けて、その後この請求をシステムに入力してから、交通情報サービスセンターのコンピュータシステムにより処理する。
【0022】
交通情報サービスの応用ソフトウェア(31)は、車両道路にあるナビゲーションシステム(311)、道路状況情報提供システム(312)、コールセンターシステム(313)を含めている。交通情報サービスセンターには、コンピュータソフトウェアとGIS道路網の地図システムを配置する必要はない。これは国家が高精密度の電子地図の管理に対して厳格な規定を設定しているため、それ故システムが完備した国防厳密の電子地図を交通管理センターの中に設置する必要がある。他の関連システムは、このようなデータを要求する時、交通管理センターのコンピュータシステムに請求することができる。
【0023】
コールセンターシステムは、音声あるいはデータ情報の方式でユーザーを誘導する時に生じた金額を受け取ることができる一つのサービス機構である。ユーザーはメールの形式のようなナビゲートで請求書を作って、セル移動通信ネットワーク(4)と交通情報サービスセンター(3)のインターフェースにより渡すことができる。
【0024】
交通情報サービスセンター(3)はセル移動通信システム(4)を通じて、と交通ラジオの付属チャンネルを利用することができて、情報サービス内容をデータの形式のように放送する。
【0025】
セル移動通信システム(4)
セル移動通信システム(4)の作業原理は既に周知の技術であり、ここでは詳細な説明を省く。
【0026】
ある車載の端末(1)は、セル境を越える際に、移動交換センター(40)がその車載端末(1)に基本データを有する中継点サービス区域で、既に設置したあらゆる情報拠点の情報にアクセスする。これらの情報拠点の情報は、バージョン番号の形式で管理している。その車両の車載端末(1)が基本データを有する中継点に確報を発送すると同時に、この車が獲得した情報のバージョン番号を発送する。これにより車両が基礎データを有する中継点に出入りする時の情報拠点の情報を繰り返し発送することを減少することができる。
【0027】
もし一つまたは一組の新しい設置した情報拠点の情報がある基本データを有する中継点サービス区を設置した時、移動交換センター(40)が交通管理センター(2)の指令にそって、あらゆるサービス区の中において、車両を情報拠点の情報の形式で報告することを採用して、あるいはその後で入った車両をラジオの方式で報告することを採用していて、これらの情報拠点の情報を交付する。
【0028】
あらゆる車両が車載端末(1)を配置していて、しかもセル移動通信システムのみが認識できる識別番号を電子ナンバープレートに搭載している。車両電子ナンバープレートとしての、セルと移動端末関連のユーザー識別番号(42)は、常に二つがあって:一つは移動端末ハードウェア機械番号(421)IMEIであり、もう一つはセル移動ユーザーコード(422)である。
この好適実施例はセル移動ユーザーコード(422)を車両の電子ナンバープレートとしている。
【0029】
セル移動ユーザーコード(422)は、セル移動通信システム(4)におけるもう一つの料金通帳番号である。この通帳番号は預金の形式を採用してもよく、また普通の移動通信ユーザーのような方式で車両の通路費用、違法罰金などの費用を月ごとに計算してもよい。
【0030】
車両走行補助システム(5)
図4(a)は車両走行補助システム(5)の仕組み図である。交通情報サービスセンター(3)の作用と同じなのは、車両走行補助システム(5)は専業あるいはビジネス車両で専門に交通情報サービスを提供する機構である。
【0031】
車両走行補助システム(5)は商用の車両補助システム(51)、緊急時車両補助システム(52)、公務車両補助システム(53)を含めている。これらのシステムはレンタルカー補助システム、トラック補助システム、救急車補助システム及び事務車両、軍用車両、警察用車両補助システムを含んでいる。様々な職業は、自身の職業の特徴によって交通管理センター(2)と交通情報サービスセンター(3)が提供した豊かな情報資源で、システムを利用して公開的あるいは授権のツールを持つことができて、自分の業界の車両補助システムを構築して、しかも交通管理センター(2)と車両管理システム(6)の授権の下で、一定的な権限で有償あるいは無償的にシステム資源を利用する。車両走行補助システム(5)はまた交通情報サービスセンター(3)からそのシステムの中の情報資源を利用することができる。
【0032】
車両管理システム(6)
図4(b)は車両管理システム(6)の構成図である。車両管理システム(6)は、現行車両管理システムのもとに構築されたものである。このシステムは、その他のシステムに車両登記情報を提供する責任を負う以外に、システム授権の元で道路料金センター(7)などに車両の物理ナンバープレートと電子ナンバープレートの対応関係の照合情況を提供して、同時にまた車両の料金を未払いにした車両を(過路費、保線料金と車舟税など税金)追跡し執行する機構である。
【0033】
車両管理システム(6)は車両と駐車場を同じ次元で管理を行うことができるが、この二者を区別する要点は、二者の命名の仕方である。車両管理システム(6)の中の車両と駐車場の番号を下記に記す。
【0034】
車両 駐車場
物理番号札 : 京 AE5XXX 1234−JEN
電子番号札 : 91012345678 90110123456
移動通信ユーザー番号: 91012345678 90110123456
セル移動通信システム 5350017370296xx 5350017370296yy
(4)識別番号(IMEI):
コンピュータシステムは、この相違について様々な交通対象の性質を識別する。コンピュータシステムの判定対象は、駐車場あるいはその他の交通施設である時、車両使用時の属性情報や最新情報の内容を使用すると、区別をして異なる処理を行う。
【0035】
車両の電子ナンバープレートが隠れれば、車両が隠れた状態の元で運行するようになる。ダウンロードすべき情報拠点の情報を正常にダウンロードができず、この車は、道路の料金所で料金を支払えないということになる。交通情報の収集システム(212)の情報を収集することの基準を失う。だから車両の電子ナンバープレートと物理のナンバープレートは、同様に厳格な法律管理を行うことを保証しなければならない。電子ナンバープレートを隠す車両と物理のナンバープレートを隠し失う車両は、処理する際に同様に厳重である。
【0036】
車両管理システム(6)はセル移動通信システムの助けを借りることができるが、移動端末の登録識別機能に対して、任意の車両の電子ナンバープレートの現状を監視する。もし一つ車両の車載端末(1)の電源が切断して、あるいはそのセル通信モジュールの作業が無効になれば、セル移動通信システム(4)がすぐユーザーシャットダウンし、あるいはサービス区にいないと言うことを検査する機能を利用して、車両の管理システムに報告する。当の車両の車載端末(1)が再び連絡を回復した後、セル移動通信システム(4)はすぐに車両の管理システム(6)を報告することが可能になる。このように、車両管理システム(6)が全体の道路網の内の車両の保有量を即時対応で認識することができ、しかも悪意に電子ナンバープレートを隠す行為を戒める。
【0037】
道路料金システム(7)
図5は道路料金システム(7)の枠組みの図である。道路料金システム(7)は、中心に位置して、その道路料金コンピュータとソフトウェアシステム(70)による道路料金決算システム(701)ソフトウェアを運用する。システムの他の部分は、それぞれの料金所とコンピュータシステム(72)が連動している料金所の専用ケーブルでデータ通信するネットワーク(71)、それぞれの料金所にあるコンピュータシステム(72)の構成及びその他の部分のシステムのインターフェース(74)、(75)と(76)を含む。
【0038】
異なる料金徴収システムを跨いで走行する場合は、料金所のイメージ識別システム装置(721)と料金所の画像識別ソフトウェア(722)を有している。それぞれの料金所が自分で料金所に合わせて画像識別カメラ(723)を設置して、車両の物理ナンバープレートを識別できて、それからその車両が通過した時刻を料金所のコンピュータシステム(72)によって、作成した当日の決算報告表を一斉に納入し、料金所の専用ケーブルデータ通信ネットワーク(71)を経て、道路料金コンピュータとソフトウェアシステム(70)に転送する。
【0039】
道路料金決算システム(701)が中心的存在である。決算の仕事はセル移動通信システム(4)に委託することもできる。その現行ユーザー料金の決算システムにより決済される。
【0040】
道路料金コンピュータとソフトウェアシステム(70)があらゆる料金所の合法料金の基準を保存する。そのシステムは一つの独立の金融決算会社であり、車両が料金所を通過する時に確認した料金情報を料金所コンピュータシステム(72)により決算報告書を照合することの責任を負う。もしある車両の確認した料金情報を受け取れば、しかも決算の報告表の中にもその車両のナンバープレートと通過した時刻も含め、道路料金コンピュータとソフトウェアシステム(70)はその車両の料金に対して、道路料金決算システム(701)に発送してから費用の清算を執行することを確認する。
【0041】
車両自体が発生した支払い額を納めたかどうかの確認を行う際は、車の現GPS座標、料金所のコード、電子ナンバープレート、運動方向と通過した時刻などを包括し検索する。
【0042】
車載端末(1)
図2は本発明の車載端末(1)の構成図です。図2(a)は一つの完全版の車載端末(1)である。完全版の車載端末(1)はCPU(10)が一つ、GPSモジュール(11)が一つ、DGPSモジュール(111)が一つ、セル通信モジュール(12)が一つ、FM付加チャンネル受信モジュール(121)が一つ、メモリ装置(13)、デジタル/アナログ音声モジュール(147)、入力/出力装置(14)、スピーカ(141)、受話器(142)、ディスプレイ(143)、音声誘導システム(144)、番号及び機能キーボート(145)と外部インターフェース(146)を含む。
【0043】
図2(b)は低コスト的な車載端末(1)の装置である。
GPSモジュール(11)は衛星からの信号を受け取り、この車のために位置の座標、走行スピードと走行方向のパラメーターなどを提供して、この車の最新情報を作る。位置の座標を得た後に、GPSモジュール(11)はそれをCPU(10)に出力する。CPU(10)はそれをメモリ(13)の中にシリーズの情報点の情報と関連しているグラフ座標値序列と対応する有効な範囲と比べている。この車の座標とある座標との間の直線の距離が有効な範囲の数値を下回る時、CPU(10)がその座標と対応した情報点の提示した情報をメモリ(13)から引き出して、しかもこの情報の性質について、入力/出力のユニット(14)までに転送する。
【0044】
もしこの座標値が対応した提示情報は文章形式の音声情報であれば、規範の音声モジュール(147)により転換した後、スピーカで音声の内容を放送する。もしその座標値が対応した提示情報が画像情報であれば、その情報が映像スクリーン(143)に至るまで直接転送されて、提示情報を表現する。もしその座標値が対応した提示情報が音声誘導番号に係る情報であれば、その情報が音声誘導システム(144)に至るまで直接転送される。音声誘導システム(144)は簡単な音信と照明が音声に代わって車を運転する人に対して簡単な提示情報を発信する。
【0045】
外部のインターフェース(146)は、車両運転者がいつも身につけている個人用携帯電話につながることができるし、又、外部記憶装置、あるいは、メモリ(13)に繋がって新しいデータの内容をアップロードすることができる。外部のインターフェース(146)は緊密に車の方向指示器に接続することができて、車両運転者が間違った方向に曲がっているかを監視し、そして早めに警告をする。前提は必ずナビゲート道標に従い走行しなければならない。
【0046】
外部のインターフェース(146)は外部記憶装置と繋がり、すべてのセル通信モジュール(12)とFM放送付加チャンネル受信モジュールを通じてダウンロードできる内容をアップロードできて、車載端末(1)情報初期化の経路となることができる。
【0047】
外部のインターフェース(146)を通じて繋がった携帯電話と番号と機能キーボード(145)の作用は類似している。もし車載端末(1)で配備番号と機能キーボード(145)がないと、車載端末(1)と接続した携帯電話は番号と機能キーボード(145)として使われる。しかしこの時、車両運転者は携帯電話に情報を設置して、その後、外部のインターフェース(146)を通じて記憶装置(13)の中へ転送する、これで車両運転者は自走ルートを設定することができる。
【0048】
車載端末(1)はセル通信モジュール(12)を通じて交通管理センター(2)の指令要求が当該車両のGPS座標に戻ったのを受信した時、CPU(10)は指令要求の時間によって、この車の動的情報(132)を取り出して、そしてすぐに交通管理センター(2)に戻って情報を作り、記憶装置(13)の中に保管する。車載端末(1)は発信した1時間以内で、セル通信モジュール(12)を通じてこの情報を交通の管理センター(2)に返送する。
【0049】
車載端末(1)はまた、警報を出して警報を解除するプッシュ・ボタンがある。プッシュ・ボタンは少なくとも交通の管理センター(2)と救急病院に警報を出す機能がある。再度これらのプッシュ・ボタンを押すと、警報は取り消される。警報が出す時、この車は自らの1つのGPS座標、物理ナンバー・プレートと車体の色情報を持っていて、警報を受け取る部門はこれで警報を出した車を探すことができる。
【0050】
DGPS(111)信号の源はFM放送付加チャンネルの中に挿入したディジタル情報放送である。このデジタル情報放送は、通常の交通道路状況情報放送の間にDGPS座標修正情報を挿入することができる。
【0051】
セル通信モジュール(12)は1つのセル通信システム移動端末ユーザー標識番号(42)を内蔵している。この番号は同時に1つの車両電子ナンバープレートの表現形式でもあり、車両管理システム(6)の中で、車両ナンバープレートの管理と使用などは物理車両ナンバープレートと同様である。
記憶装置(13)の中には当車の車両属性情報(131)と動的情報(132)が記憶される。
【0052】
当該車両属性情報(131)は以下のような内容を含む。
1.位置座標
2.車の電子ナンバープレート
3.その他選ぶことができる車の登録項目内容、例えば車体の色など
4.時刻を取り出す
5.車両型番コード
【0053】
当該車両動的情報(132)は以下のような内容を含む。
1.位置座標
2.走行スピード
3.走行方向
4.時刻を取り出す
5.車種コード
【0054】
上述の二種類の情報は、一種の五段階情報フォーマット形式を構成する。このフォーマット形式は、道路車通信の中で一種の標準的な情報フォーマットとして用いることができる。
【0055】
交通管理センター(2)は更にCPU(10)の関与の下で、指令によって、セル通信モジュール(12)と入力出力モジュール(14)、直接車載端末(1)、スピーカ(141)とマイクロフォン(142)を利用して一方或いは双方向の音声通話を行う。盗聴を防ぐ機能を搭載した車載端末(1)は、システムが登録した車両運転者の携帯電話と双方通話を行うことができて、モニタリングすることと呼びかけをすることで不法な活動を戒める。
【0056】
車載端末(1)にFM放送付加チャンネル受信モジュール(121)をインストールしてアップロードしたその土地の交通情報専門のラジオ放送局の公共放送周波数帯のデジタル放送情報を受信することができる。
【0057】
この発明システムの交通情報収集は区域収集法と情報点収集法を利用した二種類の方式で実現することができる。区域収集法とは一種の一次的収集指令で、主に収集局部と全体の交通量分布の情報を収集に使うことができる。区域収集法は、主に双定位精度3級のふるい分け法及びこの改良法を含めている。
【0058】
1.双定位精度3級のふるい分け法
この方法はすでに中国特許申請の02149001.5の中で論述したことがあるので、ここでは詳しい説明を省く。
情報収集区域以内で双定位精度3級のふるい分け法を採用すると、区域以内車両の情報を統計することができる。この方法は比較的突発性の渋滞情況の調査などに適用する。
【0059】
2.直接区域法
交通情報採集システム(212)は、更に一種の改良した双精度3級ふるい分け方法を採用することができる。
本物の道路ネットワークシステムを反映したGIS地図で、任意形で、情報の採集を必要としている区域を確定して、そしてこの区域を数学の形式で表わす。この中継点サービスエリア内のすべての車両にこのような数学の形式で表現している区域に送信する。そしてこの区域の数学表現形式で受け取る車載端末(1)に命令して、この車のGPS数値によって、当該車両が区域内に存在するかどうかを判断する。区域内に存在している車にはこの車の情報を返送し、一方区域内に存在しない場合には、システムは沈黙を守る。
【0060】
もし1つの区画区域に対して、その数学表現形式は、A(x1,y1,z)、B(x2,y2,z)、C(x3,y3,z)、D(x4,y4,z)である、数式のパラメーターは線形で、この数学表現形式は直線で表わす、上述の順序によって4つの座標点をつなぐと、すぐ指定の情報採集区域を再現できる。
【0061】
直接区域法はセルサービスエリア内で、反応する車両台数が最も少なく、後の処理作業量も最も少ないという長所がある。けれども、下に送る指定区域の数学表現形式は比較的に複雑になり、情報をダウンロードするのも最も長くなる。
【0062】
3.簡単な直接区域法
もう一つは改良した直接区域法と呼ぶ。同時に更に情報点の情報収集法に似ている。異なっているのは、1つの情報点情報収集法に対する収集指令は記憶装置(13)に長く滞まることができて、当該車両は決まった時間間隔の内でただ一回応答するだけで、その後この指令は依然として有効である。簡単な直接区域法と上述の区域収集法は1回限りで、収集指令を記憶装置(13)に保存する必要がない。
【0063】
目標を網羅した区域の中継点サービスエリア内で、一つの含まれている指定区域と最も簡単な数学形式で述べた1つの予め選定された区域に伝える。例えば一つの指定区域を網羅し、円形を表現形式とする予め選定された区域である。この区域の数学表現形式は情報点の定義方法と同じである。
方法はこの予め選定された区域が完全に指定区域を網羅することを要求する。予め選定された区域内の車載端末(1)は当該車両の情報を送り返し、それから再び交通情報収集システム(212)でどの車両が指定区域以内かを判断する。そして指定区域内における車両に対してさらなる処理統計業務を行う。つまり、指定区域こそが、システムが要求する本物の情報収集区である。
【0064】
改良した直接区域法は伝える区域を描き出す内容が簡単で、返送情報量と後の処理量も比較的に少ないという長所がある。
【0065】
情報点収集法は、何回も繰り返して使うことができる収集指令で、主に任意の交差点あるいは道路区間の車両の通行スピードなどを監視するのに使う。
【0066】
情報点情報法
情報点は、座標とその有効範囲で述べた位置である。情報点情報は1つの情報点と情報点操作内容の情報組合せである。車載端末(1)にとって、それは1つの実行指令である。車載端末(1)のGPSモジュール(11)が出力したこの車両座標が記憶装置(13)中のある情報点の有効範囲要求に入ると、CPU(10)はこの情報点に対応する操作内容を喚起する。
【0067】
情報点情報が含む内容を例を挙げると以下のようになる。
1.情報点座標
2.情報点の有効範囲
3.情報点で喚起する操作タイプ
4.情報点の情報内容
5.情報点内容操作時間
【0068】
道標は情報点の一種の表現形式である。この情報点が車両のナビゲートに使われる時、一連の情報点を順次に並べる必要がある。そのため、ナビゲートに応用するために使われる情報点を道標と称する。一つ一つの道標情報内容は次の道標の指導情報へ向かう。このようにして一つの走行路線に対応する道標序列を構成する。GIS応用上では直接走行ルートと称していて、それに運転手が交通情報サービスセンター(3)から予約購入してダウンロードすることができる。
【0069】
情報点の情報内容は、次に例を挙げるような形式の1つである。
1.出力はこの情報点から次の情報点の指導情報へ走る。例えば“左へ”、“右へ”あ るいは“直進する”
2.この情報点と関係ある流れをよくするために数々の走行路線ルートを選択して、現 有の走行路線ルート序列の中に挿入する
3.1つのこの情報点と関係ある道路の料金を徴収する提示情報を出力する
4.1つのMP3あるいはMPEGのマルチメディアのファイル
5.1つの該当する道路交通指示標識内容と同じ提示情報を出力する
6.1つの経由する貨物車両に通報する荷主の情報を出力する
7.1つのこの情報点と関係する当該車両の運転者が確定した音声提示情報を出力する
8.1つのこの情報点と関係する当該車両の運転者が確定した迂回走行路線を持ち出す
9.交通管理センター(2)が設置した情報点の要求によって指定した操作を喚起する
【0070】
車両が走行すると、すべての情報点の座標は1つのデータベースの中に移入されて、そして当該車両との距離が遠いか近いかの程度関係の順序によって並べる。CPU(10)は定期的にこのベース内の情報点座標の排列順序を更新する。ベース指針が適切な情報点の座標を指すと、当該車両は情報点と最も近づく。
上述の何種の情報収集方法によって、具体的な交通情報の収集過程の例を挙げると次の通りである。
【0071】
主動収集
交通管理者はGIS道路ネットワークの地図のインターフェースで、確定した交差点あるいは区間に合わせて、この交差点あるいはこの区間の道なりに走行することによって、一つの道幅と等しく距離を指定したこの交差点あるいはこの区間の外枠を指定して、それによって一つのこの交差点あるいは区間の外郭から見下ろした鳥瞰図が示す封鎖された領域が生じる。この封鎖された外枠が指定した情報収集区域である。
【0072】
この指定区域の交通情報に対して収集を行うことを確認する時、情報収集関連の指令は、この実際の交差点あるいはこの区間を網羅しているサービスエリアの中継点を経由して発令し、この中継点サービスエリア内のすべての車両の車載端末(1)すべてにこの指令を受信させる。この指令の中に時刻情報を含むことができ、この指令を受け取ったすべての車両の車載端末(1)は、指令中に指定した時間で当該車両の情報を取り出して、交通の管理センター(2)へ返送を要求する。
【0073】
双定位精度3級ふるい分け法を採用した採集情報の指令フォーマットを例を挙げると次の通りである。
【0074】
1.座標:(基地局番号)
2.有効範囲:0
3.操作タイプを喚起する:B(情報に戻る)
4.操作内容:(この車の属性情報あるいは動的情報)
5.操作時間:(YY/MM/DD)tt/mm/ss
【0075】
直接の区域法について、命令の方式は例を挙げると次の通りである。(ここで地区は一つの一台の車両も存在しない交差点の10のフォントの枠組みを述べている)
1.座標:(中継点の番号)
2.有効な範囲(方法のタイプ−−直接区域法、タイプにつながる−−直線につながって、x1,y1,z1;x2,y2,z2;x3,y3,z3;x4,y4,z4;x5,y5,z5;x6,y6,z6;x7,y7,z7;x8,y8,z8;x9,y9,z9;x10,y10,z10;x11,y11,z11;x12,y12,z12)
3.喚起操作するタイプ:B(情報を戻す)
4.操作内容:(車両のダイナミックの情報あるいは属性情報)
5.操作時刻:tt/mm/ss
【0076】
このような方式は渋滞状況を了解することに対して非常に有用であり、あるいは交通警察が現場に到着する前に、突発的事件が及ぼす道路交通への影響の程度を評価する。
【0077】
交通管理センター(2)が上述した返送する情報に対して処理を行う方式は以下の通りである。
1.返送するGPS座標によって、DGPS装置(214)を修正した後に、順々にどの車両が指定した区域内に位置するかを判断する
2.指定した区域内の車両に対して統計を行う
3.ある地区内の車両の車両型の3D模型を取り出すことを指定して確定する
4.これらの模型を車両が各自の位置と方向のデータ返送することによって、GIS地図の上で拡大した指定した地域の上で明示する
5.任意の視点によって、指定した区域の立方体投影図を指定して明確に変換する
【0078】
使役的に収集
収集交通情報の他の方式は、GIS道路網の地図の上で、指定した交差点、あるいは道路の交通情報の最もしやすい位置を指定して、1つの情報収集点を設ける。
情報収集点はまた情報点の一種の応用形式である。車両が円心座標を通過する時は(xxxx、yyy)で、半径がこの道の半分の広さの範囲より大きい時に、この位置点で、前もって車両の端末(1)内の情報操作にダウンロードして、喚起する。車両端末(1)のCPU(10)が直ちに情報点の操作内容によって、返送情報を作成し、情報管理センター(2)に送り返す。
【0079】
情報収集点の方式の例を以下に挙げる。
1.座標:xxxx,yyyy,zzzz(情報点位置)
2.有効範囲:20(範囲)
3.喚起操作タイプ:情報を送り返す(指令タイプを述べる)
4.内容操作:当車両の最新情報(情報内容)
5.操作時刻:0(時刻を戻す)
【0080】
交通管理センター(2)はこの情報を受け取った後で、この交差点あるいは道路の上で指定した位置で、車両の走行スピードを把握することができる。同様に車載端末(1)に十分に提供でき、あらゆる情報の収集を行う。
【0081】
この方法はセル移動通信システム(4)の中継点施設を利用することができて、思うままに情報収集点の位置を変えて設けることができて、超過の建設費を生む必要はなく、しかも収集する情報のタイプを豊富にすることができる。車載端末(1)で十分に情報を提供することができ、この方法と区域収集法を採用して収集を行うことができる。
【0082】
マクロ情報収集法:
もし同じ時刻に全体の管轄区域内の道路網システムの交通量分布の情報を得れば、全体の道路網内の交通の状況を理解して分布することによってより援助される。
【0083】
交通情報収集システム(212)は前もって、全体の道路網のあらゆる道路状況情報を収集することができて、一日の内に多数の収集の時間を設けて、前もってすべての車載端末(1)の記憶装置(13)に伝える。車両は道路網のシステムで走行する時、車載端末(1)は指定した時刻によって当該車両の情報を取り出し、しかもこれらの情報を情報で作成してから記憶装置(13)の中に保存する。セル移動通信システム(4)の通信業務が手の空いた時、交通管理センター(2)からすべての車載端末(1)の内に既存するすべての情報フレームを情報が送り返す過程をありありと行う。
【0084】
次に上述の実施例が備えた部分の機能と実施の方法に対して例を挙げて説明する。
図6は本発明のインテリジェント交通システムの1つの具体的な応用を示す。
図6は1つの道路網システムの局部で、車両(v)の運転者は持っている携帯電話を使って、交通情報のサービスセンター(3)の車両道路ナビゲートシステム(311)に、この車のナビゲートサービス情報を予約購入したことを報告する。そして、
1.当車両の物理ナンバープレートとパスワードを報告する。
2.出発点(F)と目的地(E)を報告する。
【0085】
交通情報サービスセンター(3)は運転者の報告によって、いくつかの推測のルートをあらかじめ選択するルートとし、そして予め選択されたルートごとに関連した交差点あるいは道路に対して情報の検索を行う。情報の検索結果をルートの属性として、予め選択されたルートの上で付け加えて、そして車載端末(1)にダウンロードする。運転者はルートの属性によって、その中の1本が実現可能な走行ルートとして、車載端末(1)がこの実現可能な走行ルートの番号を車両道路ナビゲートシステム(311)に送り返す。
【0086】
この走行ルートを閲覧する時、車載端末(1)の図形スクリーン(143)で図案の絵を示しているような図5(b)を例示した。走行ルートは一連の道路標識により構成する。ファイル型での示したスクリーンでこれらの道路標識は具体的に下記の表現形式を表す。
【0087】
交差点 方向
C1 左折
C2 右折

C5 直進
C6 直進
【0088】
これらの道路標識は車載端末(1)内に具体的に下記の表現形式を表す。
道路標識の番号 有効範囲 提示情報
901 16メートル 沿道で北向き
902 16メートル 前方の50メートルの交差点で左折
912 16メートル 前方の100メートルで目的地に到達
913 16メートル 目的地域到達
このルートの全体属性は次のようになる。
4Km、18min;有効時刻16:23−15:00;6つの交差点、一つの左折、1つの右折。
【0089】
もし詳しい道路の属性を知りたい場合、次の通りの情報を見ることができる。
道路 平均速度 信号の変換
C1の前 32Km/h C1信号は20secを待つ
C2−C1の間 33Km/h C2信号は0待つ
C6−C5の間にある 32Km/h C6信号は25secを待つ
C6の後 22Km/h
【0090】
車両(V)が選択した走行ルートによって出発した後に、交差点(C6)に車両交通事故で渋滞が起きた場合、交通管理センター(2)は直ちにこの道路状況の情報を出して交差点にある中継点へ基地(454)のサービスエリア(414)の周辺の中継点に送信する(中継点(453)も含む)。境界(443)と交差点(C6)は近すぎたため、中継点(452)もダウンロードするエリアに含む。
【0091】
この時、移動交換センター(40)の中継点を(452)の元に、すでに前もって交通の管理センター(2)の出す関連交差点(C6)の道路状況の情報を保存して内容を放送する。車両(V)は中継点(452)の登録が完了した後で、移動交換センター(40)は中継点(452)を通じて車両(V)の車載端末(1)にこの道路状況の情報をダウンロードする。
【0092】
個性化の交通情報サービスの中で、車両道路のナビゲートシステム(311)は交通管理センター(2)と接続する有線の通信回線を通じて、交差点(C6)の道路状況の情報を受け取った後で、直ちにナビゲートのルートを検索する。交差点(C6)を含まれているナビゲートのルートをふるい分けて、そして同時にこれらのナビゲートするルートを指定、車載端末(1)の移動通信システムユーザー番号(422)を提出する。この道路状況情報をこれらの移動通信システムユーザー番号(422)を代表した車載端末(1)に送り出し、音声方式で車両運転者に通知することができ、そして車両(V)のために走行ルートの変更提案を取り出して、ダウンロードした提案は迂回走行ルート次の通りである。
道路標識番号 有効範囲 提示情報
914 16メートル 前方40メートルの交差点は右折
915 12メートル 当交差点は右折を実行
916 12メートル 角を曲がって停止

【0093】
新しい走行ルートは道路標識(908)の後に挿入して、それによって車両(V)を誘導して二つの交差点を避けて新しいルートから目的地(E)に到着する。もし車両運転者は迂回方案に同意するならば、車載端末(1)の番号と機能キーボード(145)上の“#”のキーを押すことができて、迂回ルートはすぐ元に予約された走行ルートを生かして完成するべきで、そして道路標識(909)を使用した後の道路標識は無効にさせる。
【0094】
図6の中で、道路標識(905)の有効な範囲は16メートルで、細い線で円の形を表示した範囲を示す。車両(V)がこの円の所在地域に入る時、車載端末(1)を載せてすぐ車両(V)がすでに道路標識(905)に到着したと認識し、そして直ちに道路標識905の提示情報を出力する。
【0095】
交差点(C6)に1台の大型バスと前方の小型バスが追突する。2台の車両の車載端末(1)は、すべて各自の車両運転者に10秒以内に警報情報を出し、そして同時に警報の最初の15秒の内の走行座標とスピードなどの情報を保存する。車載端末(1)の上に同時に車両運転者に交通の管理センター(2)と救急病院の警報を出すかどうかを確認する。もしこの事故は車両運転者が怪我がなく、交通管理センター(2)の処理が必要になるだけで救急病院は必要がないときは、各自が救急病院の警報情報の通報をクリアし、交通の管理センター(2)の処理を待つことができる。
【0096】
交通の管理センター(2)が2台の車両の警報の情報を受け取った後、直ちに前方の車両の車載端末の通話機能を使用して、前方の車両運転者とマイクロフォン(142)を通じて通話して、交通事故の発生を確認する。交通管理センター(2)は、直ちに近くの交通警察に行く処理を通知する。
【0097】
交通管理センター(2)が2台の車載端末(1)警報前に情報を保留して今後の意外な証拠とする。同時に2台の車両の戻る座標値によって、DGPS装置(214)を通じて修正した後に、大きいスクリーンの上で2台の車両の車種と位置の関係の鳥瞰図を明示し、2台の車両の外郭線のフトントとリア部分が重なり合うことを発見する。重なり合う程度によってさらに車種資料を継続して使用し、確定後に車両の車両通行部分とエンジンは重なり合う部分があるかどうか、前方車両のエンジンがリアエンジンであるかどうか、前後の車両が損傷した後現場から自走でその場を十分に離れることができるかどうか、そして前後の車両の車両運転者が通話して確定した後に、車両を牽引するかどうかを決定する。あとで交通管理センター(2)は、交差点(C6)の所で簡単な区域収集法(81)を設け、この事故によって発生した渋滞状況を収集する。
【0098】
交差点(C6)の中央で、座標(81)を設置し、半径の500メートルで情報収集の範囲を確定する。この区域の車両が直ちに当車両の属性の情報(131)とダイナミック情報(132)を交通の管理センター(2)まで送る。交通管理センター(2)はすべての車両の座標の位置によって、DGPS装置(214)を通じて修正した後に、交差点(C6)の実際的な平面の形に対して、交差点(C6)の路面上のすべての車両位置をふるい分けて、そして当該車両の属性情報(131)によって、すべての車両の車種模型を移動させて、交通管理センター(2)の大きいスクリーンの上に表示した上に、この交差点(C6)の擬似立体画面に明示する。
【0099】
図6の中の交差点(C3)の所で、交通の管理センター(2)から有効情報点(83)を設置する。その有効範囲は50mであり、この情報点の設置された内容は一つの区間の交通量調査のためのものである。
1.X83,Y83,#; 情報点座標
2.15(m) 情報点の有効範囲
3.B(情報戻り) 情報点喚起操作タイプ
4.D(車両ダイナミック情報) 情報点情報内容
5.0(すぐ戻り) 情報点内容操作時間。
車両(V1)、(V2)は情報点(83)の要求により、各自の次の動的情報を返す。
【0100】
車両(V1)では以下の通りである。
1.Xv1,Yv1 位置
2.60(km/h) 走行スピード
3.179.5° 方向
4.10:00:00/04/13/2008 時間
5.VSVW03(大衆車両03型) 車種コード
【0101】
車両(V2)では以下の通りである。
1.Xv2,Yv2 位置
2.57(km/h) 走行スピード
3.180.5° 方向
4.10:00:01/04/13/2008 時間
5.VSAD02(AUDI車両02型) 車種コード
【0102】
情報点(83)の設置された内容はすでに中継点を通過する(452)及び隣の中継点(453)と(451)の途中にいる車両の車載端末(1)内にダウンロードされる。
図6で、交差点(C4)と交差点(C5)の間片車線に一つの長方形交通情報収集地区を設置し(D)、双定位精度3級ふるい分け方法を採用して走行可能な交差点(C6)を取り出す。さらに、これらの車両のナンバープレートによって車両に緊急予警情報を発する。
【0103】
図6で、交通管理センター(2)はまた交差点(C1)に一つの直接地区法を応用する複雑な形式の情報収集地区D0を設置した。この情報収集地区の数学描写を含んだ(45)或は(452)を、情報収集指令として車両(V3)の車載端末(1)の内にダウンロードする。車両(V3)がこの情報収集地区に着いた時、車両(V3)当車両の属性情報(131)と動的情報は交通管理センター(2)に転送される。プライバシー保護の法律条例によって、交通管理センター(2)はこの車両の物理ナンバープレートを取り出せない。車両(V3)の当該車両の属性情報(131)の中の車種型番のコードで、交通管理センター(2)は車両(V3)はこの時間帯にこの地区で走行を禁止された大型トラックであることを発見し、車両のナンバープレートによって直ちに車両管理システム(6)に報告する。車両管理システム(6)は当該車両の物理ナンバープレートを検索して、直ちに当該車両の法規違反記録にこれを記録する。
【0104】
図6の車両(V4)も大型トラックである。中継点(453)のサービス地域(413)に入る時、すでに中継点(453)から当地区の交通標識情報組をダウンロードした。当該車両V4が交差点(C4)に着いた時、車両(V4)はすでに情報点(82)を通過し、当情報点の有効範囲半径は10mである。この時車載端末(1)は「この交差点は大型トラックの右折禁止」と提示し、運転手に注意して車両(V4)の法規違反を免れる、情報点の情報収集方式は通過車両に臨時交差管制規定を守ることを提示することができる。
【0105】
車両(V4)が喚起した情報点の情報形式は下のように表示される。
情報点情報フォーマットの例:
1.X82,Y82,Z82 情報点座標
2.10 情報点有効範囲
3.Ii 情報点喚起操作タイプ
4.「この交差点は大型トラックの右折禁止」 情報点情報内容
5.(大型トラック) Ii指令パラメーター内容
その中において、“Ii”は情報個性化サービス指令であり、パラメーターは特に大型トラックを指す。このようにすると、小型車両が通過時、この情報を喚起しない。
【0106】
もし、このパラメーターが或る具体的な車両のナンバープレートを指定すると、当該車載端末(1)がこの情報点を喚起すれば、CPU(10)はまず指令要求によって、当該車両ナンバープレートと指令パラメーターの中に内容対比を取り出して当情報点の情報内容を放送するかどうかを決める。
【0107】
交通管理センター(2)はマクロ情報収集方法から指示された内容を前もって指令の形式で車両管理システム(6)に登録した全ての車両の車載端末(1)にダウンロードすることができる。指令形式は情報点情報のフォーマットを借りることができる。
指令フォーマットの例:
1.空白 情報点座標
2.空白 情報点有効範囲
3.BS 情報点喚起操作タイプ
4.D 情報点情報内容
5.8,9,10 情報点内容操作時刻
【0108】
その中で、情報点座標と有効範囲空白は、車載端末(1)に当指令はマクロ情報収集に属している可能性を表明する。喚起操作タイプは、送り返した情報がマクロ情報収集の“メモリー返し(BSで表す)”形式であることを表明する。情報収集時刻は当日の8時、9時、10時に決められている。一旦収集時刻になると、車載端末(1)は指定された当該車両の動的情報(132)を引き出し、メモリー(13)に保存する。
【0109】
交通管理センター(2)は処理を通じて、大きいサイズのスクリーンの上に図6に示した道路部分のバーチャル・リアリティーの光景を完全に再現できる。もし前述した10時の交通の道路状況の情報を取り出すと、図7に示した状況を見られる。
【0110】
図8である道路料金所がこの好適実施例を応用した後に、停車しなくて自動的に料金支払い過程を実行することを例示した。
【0111】
開放型の高速道路の料金所(S)が中継点(45)の業務のサービスエリア内にある。中継点のアンテナは隣の料金所の料金通過所の建築物の上に立っている。中継点の業務区は半径1キロメートル、時速140km/hの車両は25秒内この業務区から料金通過所のセンター・ライン(73)に到着することができる。料金通過所の交通量は片車線の8台/秒、4車線の情況で毎車両間距離が平均39メートル、各車両間に1秒の時間を設定する。
【0112】
車両(V5)が中継点と(45)隣接している中継点の業務区分界(44)を横切る前後、すでに道路の料金を徴収する情報をダウンロードする。
料金所に関連する情報は、片側車線の料金所の両側にそれぞれ情報収集区域(D1)と(D2)があり、1つは注意を提示する情報(8)、及び当該料金所が徴収している料金基準の情報がある。料金所手前の情報収集区域(D1)と料金所の後方の情報収集区域(D2)の形は料金両側の平面形に分別して、道路のセンター・ラインの片側、料金所センター・ライン(73)の両側に分布している。
【0113】
GPSモジュール(11)の出力周期が2回/秒だと仮定する。当該車両(V5)が情報点(8)に到達した時、車載端末(1)は“あなたがすでにXX高速道路の料金所に到着して、あなたの料金基準は15元です”と提示する。当該車両(V5)が料金所前のデータ収集区(D1)に到着した時、少なくとも(D1)で0.5秒以上停留する。これは(D1)尺度に対する要求である。この時CPU(10)は、道路の料金徴収過程を起動して、当該車両(V5)が区域(D1)に到着した時間を記録する。
【0114】
当該車両が料金支払い後にデータ収集区(D2)を通る時、距離経過区域(D1)は少なくとも1秒以上の時間が必要である。この車載端末(1)は次に経過する区域点(D2)の時間を記録する、そして“15元徴収したと確認する”と言う提示情報を選択して放送することができる。車載端末(1)はこれで車(V5)の現在位置がすでに料金所のセンター・ライン(73)を超えたことを判定して、料金を徴収確認済みのショートメッセージを道路の料金徴収決算システム(701)へ送る。
【0115】
この時、料金所に位置している料金所画像識別システム装置(721)は車両(V5)の前部と後部の画像を撮影し、そして1秒以内にこの車のナンバープレート番号を識別し出す。料金所コンピューターシステム(72)はこれらの車両ナンバープレートの情報により料金徴収報告表を作成して、料金所専用の有線データ通信線路(71)を通じて道路料金徴収決算システム(701)へ転送する。
【0116】
道路料金徴収決算システム(701)は有線データ通信回路(43)を通じて、当該車両が費用納入確認情報を受け取った後、当該車両のセル通信モジュール(12)の移動通信システムユーザーの番号(422)によって、有線データの通信線路(466)を通じて、車両管理システム(6)で当該車両の物理ナンバー・プレートを検索し出す、そして料金徴収報告表で当該車両の物理ナンバー・プレート情報を照合し、それから当該車両の移動通信システムユーザー料金徴収口座番号に納めた金額は15元だと記録する。当該車両のユーザーはプリペイド方式あるいは毎月決算する方式で、通行料を払う。
【0117】
以上のこの発明に対して好適実施例を選択して、機能実現過程の例を紹介したことで、この発明を採用したインテリジェント交通システムの枠組みを理解することができる。明らかに、この領域の技術者はこの発明精神と範囲を逸脱しない情況で、異なっている具体的枠組みを利用してこの発明を実現し、この発明の原理によって、多くの異なる応用形式、或いは情報採集と情報サービスの形式を創造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0118】
【図1】本発明による好適実施例のインテリジェント交通システムの構築図である。
【図2】(a)は本発明による車載パラメータの完全な構成図であり、(b)は本発明による車載パラメータの一つの簡略化した構成図である。
【図3】(a)交通管理システムの一つの例示図であり、(b)は交通情報サービスセンターの一つの例示図である。
【図4】(a)は車両走行補助システムの一つの例示図であり、(b)は車両管理システムの一つの例示図である。
【図5】(a)は有料道路システムの構成図であり、(b)は一つのナビゲートで修正した路線を車載端末の上で表した構成図である。
【図6】ある具体的区域内での本発明の応用形式を示す図である。
【図7】一つの情報によって得られる道路状況の情報を収集し、仮想的に表した画面図を示す図である。
【図8】自動通り抜け料金支払いシステムの一つの実現プロセスを説明する図である。
【符号の説明】
【0119】
1 車載端末
10 CPU
11 GPSモジュール
111 DGPSモジュール
12 セル通信モジュール
121 FM放送の付加チャンネルデジタル受信モジュール
13 メモリー装置
131 車両属性情報
132 車両動的情報
14 入力/出力装置
141 スピーカ
142 マイクロホン
143 ディスプレイ
144 音声誘導システム
145 番号及び機能キーボード
146 外部インタフェース
147 デジタル/アナログ音声モジュール
2 交通管理センター
20 コンピュータシステム
21 インテリジェント交通システム応用ソフト
22 セル移動通信ネットワークインターフェース
23 GIS道路ネットワークの地図システム
24 交通信号装置コントロールネットワーク
25 ネットワークメモリー設備
26 交通情報サービスセンターインターフェース
27 車両管理システムインターフェース
211 道路交通コントロールシステム
212 交通情報採集システム
213 道路信号コントロールシステム
214 DGPS装置
3 交通情報サービスセンター
30 コンピュータシステム
31 交通情報サービス応用ソフトシステム
311 道路ナビゲートシステム
312 道路状況情報を提供するシステム
313 コールセンターシステム
32 交通管理センターインターフェース
33 セル移動通信ネットワークインターフェース
34 ネットワークメモリー設備
35 コールセンターシステムインターフェース
36 道路料金システムインターフェース
4 セル移動通信システム
40 移動交換センター
41 セル
411〜414 セル
42 ユーザ見分け番号
421 セル移動端末機器番号
422 移動通信ユーザ番号
43 セル基地と移動交換センター間の中継線
431〜434 基地と移動交換センター間の中継線
44 セル境界
441〜443 セル間の境界
451〜454 基地
45 基地
46 有線データ通信回路
461〜466 システム各部分のコンピュータシステム間の有線データ通信線路
5 車両走行補助システム
50 車両走行コンピュータとソフトシステム
51 商用車補助システム
52 救急車補助システム
53 公用車補助システム
54 交通管理センターインターフェース
55 セル移動通信システムインターフェース
56 道路料金システムインターフェース
6 車両管理システム
60 車両管理コンピュータとソフトシステム
61 車両登録データベース
62 ネットワークメモリー設備
63 交通管理センターインターフェース
64 セル移動通信システムインターフェース
65 道路料金システムインターフェース
7 道路料金システム
70 道路料金コンピュータとソフトシステム
701 道路料金決算システム
71 料金所専用有線データ通信ネットワーク
72 料金所コンピュータシステム
721 料金所画像認識システム装置
722 料金所画像認識ソフト
723 画像認識カメラ
73 料金所センターライン
74 交通管理センターインターフェース
75 セル移動通信システムインターフェース
76 車両管理システムインターフェース
8 座標情報を提示する料金所
81 簡単の区域採集法による円形予選区域の中心
82 交通臨時管制のマークの座標
83 簡単直接区域法又は情報点採集データ区域
9 道標
901〜916 車両Vの予定走行路線における道標の組合せ
C 交差点
D 双精度三級ふるい分け法データ収集区域
D0 直接区域法でデータを収集する区域
D1、D3 料金所手前のデータ収集区域
D2、D4 料金所後方のデータ採集区域
E 目的地
F 出発点
S 料金所
V 車

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも交通管理センターとセル移動通信システムとを備える道路システムと、少なくとも一つの車載端末を備える車載システムと、を少なくとも備えるセル移動通信システムネットワーク及び車載端末技術に基づくインテリジェント交通システムであって、
前記道路システムと前記車載システムとの間で前記セル移動通信システムによって通信を構築し、
前記道路システムは、車載端末内に予め記憶されている又は随時ダウンロードされるコマンドの形で存在している情報点と情報面の方式を利用し、車両に対して情報収集と、情報サービスと、不停車料金徴収とを行い、
前記情報点と情報面における情報収集及び情報サービス方式では、車両は交通管理センターが指定した位置又はエリアを通過する際に、車両端末がこの位置又はエリアに関する車載端末内にコマンドの形で記憶された情報点又は情報面のコマンドを始動させることによって、当該コマンドから要求される少なくとも車載端末からの交通管理センターへの通信と運転手に送信される音声情報とのいずれか一つの動作を発生させ、
前記不停車料金徴収では、車両が道路料金所付近を通過する際に、車載端末がこの料金所に関する車載端末内にコマンドの形で記憶された料金徴収確認コマンドを始動させることによって、当該コマンドから要求される少なくとも車載端末からの交通管理センターへの通信と運転手に送信される音声情報とのいずれか一つの動作を発生させることを特徴とするインテリジェント交通システム。
【請求項2】
前記道路システムが、交通管理センターとセル移動通信システムと、に加えてさらに道路料金システムを備えるインテリジェント交通システムであって、
前記道路料金システムは、料金所と、料金センターとを備え、
前記料金センターは、料金所からの車両消費証拠情報と、車載端末から送信される料金徴収確認情報とをそれぞれに取得して、料金センターでチェックして料金徴収を行うことを特徴とする請求項1に記載のインテリジェント交通システム。
【請求項3】
前記料金センターの料金徴収操作は、道路料金システムで金額が指定され、車載端末の移動通信モジュールに固定されたセル移動通信システムのユーザ番号に基づいて、セル移動通信システムのユーザ料金徴収機構によって具体的に実行されることを特徴とする請求項2に記載のインテリジェント交通システム。
【請求項4】
少なくとも、中央処理装置と、情報入力装置と、情報出力装置と、メモリとこのメモリに記憶された車載端末コマンド処理システムと、交通管理センターから車載端末内にダウンロードされた又はユーザが自作したコマンド及びこれらの組合せと、を備えるインテリジェント交通システムの車載端末であって、
前記コマンドは、固定のフォーマットを有する長さが均等ではない中央処理装置で処理可能なコンピュータ操作コマンドであり、
そのコマンドフォーマット域には、少なくとも始動実行条件と、操作分類コードと、実行内容とのフォーマットコマンドが含まれ、
前記コマンドの始動実行条件は、全ての車載端末で処理可能なパラメータ形式又は可変及び不可変情報であり、
情報入力装置と、情報出力装置と、メモリとが前記中央処理装置に接続され、中央処理装置は、コマンド処理システムを利用してコマンドが集中されたコマンド毎に検索を行って、コマンドにおける始動実行条件と関連する情報入力装置から提供されたパラメータ値とを比較し、始動実行条件が満たされた場合、このコマンドが規定した操作分類コードに従って、コマンドが指定した内容を、指定された情報出力装置から出力させることを特徴とする車載端末。
【請求項5】
前記情報入力装置は、車両に配置可能な且つ車載端末の中央処理装置と接続する各種のアナログ量又はデジタル量の情報装置であり、その提供可能な情報には、少なくとも車両所在位置と、リアルタイム速度と、走行方向と、時刻とが含まれることを特徴とする請求項4に記載の車載端末。
【請求項6】
前記情報入力装置は、車両に配置可能な且つ車載端末の中央処理装置と接続する各種のアナログ量又はデジタル量の情報装置であり、その提供可能な情報には、少なくともセル移動通信システム基地局コードと、提供セル移動通信システムユーザ番号とが含まれることを特徴とする請求項4に記載の車載端末。
【請求項7】
前記情報入力装置は、車両に配置可能な且つ車載端末の中央処理装置と接続する各種のアナログ量又はデジタル量の情報装置であり、その提供可能な情報には、少なくとも車両内に配置されている機器のスイッチ量入力と、予め車載端末内部メモリに記憶された当該車両の種類及び型番と、当該車両の物理的ナンバープレート及び電子ナンバープレートと、車体色などの情報が含まれることを特徴とする請求項4に記載の車載端末。
【請求項8】
前記情報入力装置は、車両に配置可能な且つ車載端末の中央処理装置と接続する各種のアナログ量又はデジタル量の情報装置であり、その提供可能な情報に、少なくとも車両車体振動センサーのパラメータを含むことが可能な請求項4に記載の車載端末。
【請求項9】
前記情報出力装置は、車両に配置される全ての車載端末の中央処理装置と接続する情報装置であり、その提示可能な情報には、少なくともセンターに返信される一つの関連コマンドで指定された内容とフォーマットの情報と、運転手に出力される一つの関連コマンドで指定された内容とフォーマットの情報と、車両内に配置された機器に送出される一つの関連コマンドで指定された情報と、が含まれることを特徴とする請求項4に記載の車載端末。
【請求項10】
運転中の車両が交差点で曲がろうとする道が予め規定されたルートと矛盾する旨を、運転手に提示する装置であって、
少なくとも中央処理装置と、方向指示器のスイッチと、情報出力装置と、を含み、
所定の位置エリア又は交差点の付近に存在するときに、予めナビゲーションルートの転向要求が現時点の方向指示器の状態と一致していない場合、情報出力装置が運転手にナビゲーションルートの要求と合致していない旨を提示する情報を出力することを特徴とする装置。
【請求項11】
インテリジェント交通システムと車載端末に用いされるコマンドフォーマットであって、そのコマンドフォーマット域には、少なくともコマンドの始動実行条件と、コマンドの実行類型とコマンドの実行内容とが含まれるコマンドフォーマットにおいて、
前記コマンド毎の長さが不定であり、
前記コマンドの始動条件は、少なくとも一種のパラメータの数値又は論理値をコマンドが実行されるか否かを判断するための根拠として指定し、このパラメータが誤差又は離散性を有する可変数値情報である場合又は始動条件が地域性を持っている場合、必ずこのパラメータが有効となる数値範囲を伴い、
前記コマンドの実行類型は、コマンドが実行される出力方式及び関連機器を規定することを特徴とするコマンドフォーマット。
【請求項12】
道路情報の収集に用いられる方法であって、
予め一つの目標エリアをカバーする範囲を予選エリアとして確定し、収集を必要とする情報を指定情報とし、
予選エリア内の車両に、その位置情報が含まれた当該車両指定情報を返信する要求を送信し、
返信された情報内の位置情報に基づいて、目的エリア内に位置する車両を抽出し、
目的エリアに位置するこれらの車両の指定情報を、収集すべき目的情報とすることを特徴とする方法。
【請求項13】
車載端末コマンドシステムを利用して道路交通標識情報を運転手に提示する方法であって、
道路交通標識の提示対象をコマンドの始動条件とし、
道路交通標識の情報内容をコマンドの指定内容とし、
コマンドの出力方式を車内運転手が取得可能な出力方式として指定することを特徴とする方法。
【請求項14】
前記始動条件は、位置、エリア、スピード、走行方向及び車型のうち少なくとも一つであることを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記出力方式は、音声、テキスト及び画像、並びに信号及び照明のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項13に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2006−506715(P2006−506715A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−552354(P2004−552354)
【出願日】平成15年11月18日(2003.11.18)
【国際出願番号】PCT/CN2003/000978
【国際公開番号】WO2004/047044
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(505183299)
【Fターム(参考)】